最終更新:2024.06.26

ぎっくり腰手前の腰痛を察知するには?病院に行くかどうかの見極めも解説

ぎっくり腰は突然激痛がして、動けなくなる腰痛の一種です。ぎっくり腰になると日常生活や仕事などに支障をきたすので、発症した際の対処法や予防法などを知っておきたいものです。

本記事ではぎっくり腰の症状や、治療法、予防法などについて詳しく解説します。また、ぎっくり腰になった場合に、病院を受診すべきかどうかの見極めや、痛みを軽減するエクササイズもご紹介します。

ぎっくり腰とは

腰痛 ぎっくり腰手前

重い物を持った時など、何かの拍子に突然腰に激痛が走るのがぎっくり腰です。多くの場合、あまりの激痛にその場で動けなくなってしまいます。ぎっくり腰は、1週間から2週間くらい時間がたてば自然に治ることが多いのですが、いつまでたっても治らない、あるいは痛みのほかに痺れもあるようなら、椎間板ヘルニアなど他の病気の可能性もあるので、注意しなければなりません。

これといった原因がない場合もある

ぎっくり腰は重い物を持ち上げた時になりやすいのですが、軽くお辞儀をしたり、何か取ろうとして手を伸ばしただけで起こることもあります。お辞儀のような軽い動作でも起こるということは、いつでもどこでも起こる可能性があるということです。軽い動作でも起こるのですから、気をつけようがないとも言えるでしょう。

だから、ぎっくり腰は厄介なのです。防ぐのが難しいのに、発症したら激痛が走るのですから、できるだけかかりたくない病気です。ぎっくり腰は、なぜ起こるのかもハッキリしていませんが、ぎっくり腰が起きたときに、体の中でどういう変化が起きているのかもわかっていません。

わからないことが多いために、椎間板ヘルニアや圧迫骨折の痛みを、ぎっくり腰と間違えることもあるようです。このように、ぎっくり腰は多くの場合原因もわからず、これといった治療法もないのが現状です。

体操やストレッチをしてもかまわない?

普通に考えて、腰に激しい痛みがある状態で、体操やストレッチ等は絶対にやってはいけないように思えます。もしやったとしたら、確実に症状が悪化すると誰もが考えるでしょう。しかし、実際はそうとも限りません。ぎっくり腰を発症した直後なら、ストレッチや体操を行っても行わなくても、ほとんど問題がないのです。

つまり、ストレッチをしたからといって今以上に悪くなるわけではないので、ストレッチをすると痛みが楽になるのであれば、ストレッチをしたほうがいいでしょう。しかし、ストレッチをして痛みが出たり、あとで痛みが強くなるようなら控えるべきです。

ぎっくり腰になってから1カ月くらいたつと、症状も落ち着いてくるので、少しずつ体操やストレッチをすると、早く良い状態になるのでおすすめです。ただし、体操やストレッチにもいろいろあるので、どれがいいかについては、個人個人で違うので、理学療法士のような専門家に相談するようにしましょう。

どんなときに発症する?

腰痛 ぎっくり腰手前

ぎっくり腰は洗面所で顔を洗っていたり、くしゃみをしただけで発症することがあります。ぎっくり腰になると激痛に襲われて動けなくなり、声も出せなかったり呼吸をするのも辛いというほど、ひどい状態になることもあるようです。発症すると、これほど甚大な被害を及ぼすぎっくり腰ですが、現在のところ医学的にはほとんど解明されていません。

そのため、多くの場合ぎっくり腰は原因もわからないのです。一説には、ぎっくり腰の20%はストレスによるもので、あとの80%は原因不明だとも言われています。つまり、多くの場合ぎっくり腰は原因のわからないまま、対症療法による治療が行われているケースも少なくないのです。こんな話を聞くと不安になる人もいるかもしれませんが、これが現状なのです。

現代医学の進歩には目覚ましいものがあり、不治の病と言われていた癌でさえも、発見が早ければかなりの確率で完治できるようになりました。その現代医学でも、ぎっくり腰の詳細についてはほとんどわかっていないのです。

しかし、ある程度はぎっくり腰の原因がわかっています。その中でも代表的なものが、以下に紹介する3つです。代表的な原因を知っていれば、ぎっくり腰になってもある程度対処することが可能で、ぎっくり腰にならないための予防策を立てることもできます。

椎間板への過度の負荷

椎間板は脊椎の24個の骨の間にあって、クッションの役割をしています。椎間板があるから、脊椎で頭や上半身の重さを支えることができるのです。さらに、高い所から飛び降りた際などに、足からの衝撃を吸収して、脳へのダメージを抑えるのも、椎間板の大事な役目です。

脊椎で、クッションの役割を果たしている椎間板は、かなりの重さを受けるので丈夫にできていますが、意外にデリケートな面もあります。そのため、椎間板ヘルニアという症状を引き起こすことがあります。腰椎椎間板ヘルニアは、椎間板の中にある髄核という物質が、椎間板の外に飛び出てしまう病気です。

この飛び出した髄核が、脊髄神経に触れると激痛が起こりますが、激痛が起こるほどではなくても、髄核が出ている状態が続くと椎間板に負荷がかかります。この症状が腰椎で起こると、何かの拍子に腰に激痛が走る場合があり、これがぎっくり腰の一因となるケースもあります。

慢性的な腰への負担

現代社会では、どこに行くにも乗り物を使います。江戸時代など、現代のような交通機関がなかった時代には、どこに行くにも歩くしか方法がありませんでした。しかし、現代では車などを使って移動するケースが多くなり、現代人はすっかり歩く距離が短くなってしまいました。

アフリカなどに住む狩猟民族は、狩りのために1日に数十キロ歩くのは普通のことのようですから、いかに先進国の人々が歩かなくなったかがわかります。先進国の人々が歩かなくなったのは、文明が進歩した証とも言えるでしょう。

文明の進歩により、交通機関が発達したために、歩かなくて済むようになったのです。しかし、これが腰痛を生む原因となりました。人類は四つ足歩行から二足歩行に変わり、文明が発展してきましたが、二本足で歩くメカニズムは、かなり複雑なものだと言われています。

人類の最大の特徴は直立二足歩行ですが、二足歩行を獲得した人類は、実は歩くことによって体のバランスを保ってきたのです。つまり、文明人が昔と比べて歩かなくなったことが、腰痛の原因だと言うのです。二足歩行すると、嫌でも腰に負担がかかります。

この適度な腰への負担が、人体のバランスを取る上で重要なのですが、文明国に住む現代人は、歩かなくなったために、自分からバランスを崩しているのです。足は2本しかないので、歩けば歩くほど左右の足にかかる負荷が平均化し、バランスが取れるようになっています。

しかし、現代人は歩かなくなったため、体がアンバランスなままの状態で、生活している人が多いのです。これが腰痛や、ぎっくり腰の一因となっています。

骨格の歪み

「骨格の歪み」とは、しばしば耳にするフレーズですが、では骨格の歪みとは具体的に、どんな状態を指すのでしょうか。他人の後ろ姿を見ると、骨格の歪みはよくわかります。しかし、自分の骨格の歪みは、ほとんどの場合わかりません。

背骨がねじれていたり、骨盤の左右の位置が違うなど、体の中でも大きな骨がねじれたり歪んでいると、さまざまな健康障害を引き起こします。実際に、骨格の歪みを調整しただけで、内臓系の疾患が改善する例も珍しくありません。

ではなぜ、骨格が歪むのでしょうか。前述しましたように、現代人は歩行量が減少しているために、左右の足に均等に体重を乗せることができなくなっています。人が歩くと、足やひざ、股関節、骨盤などに、地面から押す力がかかります。

骨盤には、仙腸関節という関節が左右にありますが、この関節の左右の位置に違いがあると、骨格が歪んでくるので注意しなければなりません。

ぎっくり腰手前の症状

腰痛 ぎっくり腰手前

ぎっくり腰は、普段の何気ない動作で腰に激痛が走り、動けなくなってしまう病気です。突然腰が痛くなるので、これから出かけるところだったり、仕事中だったりすることもあるでしょう。そこで、ぎっくり腰が起こる手前で、異変を察知できればいいのですが、それは可能なのでしょうか。

ぎっくり腰の前兆

結論から言いますと、ぎっくり腰にハッキリした前兆はありません。ぎっくり腰は、普段の何気ない動作で起こる症状ですから、前兆をつかむのは非常に困難です。しかし、何度もぎっくり腰を経験している人は、「またやりそう」とか「嫌な予感がする」といった、前兆ともとれる感覚を覚えることがあるといいます。

ただし、これは前兆というほどのものではなく、過去の経験から何となく気づいているだけでしかありません。しかも、その人が独自の感覚で察知できるだけですから、他の人の参考にはならないでしょう。

ぎっくり腰は予防できる

腰痛 ぎっくり腰手前

ぎっくり腰は、ある程度予防することができます。前述しました通り、ぎっくり腰は軽く会釈した程度でも起こることがあるので、完全に予防するのは不可能です。しかし、以下のポイントに注意して生活することにより、かなりの確率で予防することができます。

なるべく同じ姿勢を続けない

ぎっくり腰は、長時間同じ姿勢を続けたあとに、起きやすいことがわかっています。長時間同じ姿勢で座っていたり、立ちっぱなしの状態が続くと、「腰が硬くなる感じ」や「腰が重たくなる感じ」などの異変を感じたあとに、ぎっくり腰を起こすケースが見受けられます。

これは、長時間同じ姿勢を続けたために、腰や臀部の筋肉が硬くなり、血液が循環しにくくなるために起こるものです。このような状態が続くと、ちょっとした動作がきっかけとなって、ぎっくり腰を起こします。

ぎっくり腰は、何でもない動作でも起きることがありますが、その前段階として、腰に負担がかかるような姿勢を取った結果、ぎっくり腰になった可能性もあります。予防法としては、長時間同じ姿勢を続けたら、風呂で体を温めるのが有効です。

また、腰部のストレッチをするなどして、血液の循環を良くすることで、ある程度予防することができます。ただし、長時間同じ姿勢を続けたあとに、冷湿布やアイシングをすると、逆効果ですから注意しましょう。

腰痛の予防には、冷湿布やアイシングが効果があると一般的に言われていますが、ぎっくり腰の予防には、腰を温めることが大切です。

寝返りしにくい

腰周辺の筋肉が疲労すると、ベッドで睡眠中に同じ姿勢が続いた場合に、筋肉が硬くなって動きにくくなります。腰の状態が悪くなると、同じ姿勢を続けることがマイナスに働いて、寝返りが打ちにくくなります。

ぎっくり腰になった人の中には、寝ているときに腰に違和感を覚えたという人も多いようです。もし寝返りが打ちにくい状態が続いているなら、ぎっくり腰になる可能性があるので注意しましょう。

床の物が取りにくい

床に落ちた、片手で拾えるくらいのものを拾おうとした際に、取りにくいと感じたらぎっくり腰の前兆かもしれません。

床の物が拾えないということは、腰がスムーズに曲げられないということですから、腰に何らかの異常があることが考えられます。
この場合の原因には、2つの可能性があります。

まず1つ目は骨盤の歪みです。毎日長時間同じ姿勢を続けたり、日常的に腰に無理な力が加わるようなことをしていると、骨盤に小さな歪みが生じます。この歪みが徐々に積み重なって、ぎっくり腰の原因になる場合があります。

2つ目は、腰にできたトリガーポイントです。トリガーポイントとは、血行が悪くなった筋肉にできる痛みの元で、一度トリガーポイントができると、治癒するのは難しいので、たびたびそこが原因となって腰痛が起こります。もしも、トリガーポイントができてしまったら、施術して治すことを考えましょう。

筋膜性腰痛との違い

腰痛 ぎっくり腰手前

筋膜性腰痛とは、筋肉を覆っている筋膜が、何らかの原因で損傷して腰に生じる痛みのことです。筋膜性腰痛を発症するケースは意外に多く、しかも激しい痛みを伴うので、ぎっくり腰と誤認されることがあります。

筋膜性腰痛は、腰に負担がかかることで発症するので、スポーツや仕事で腰に過剰な負担がかかると、痛みを発する可能性があります。筋膜性腰痛は重い物を持ったり、長時間同じ姿勢を続けるなど、日常生活の中で起きるケースが多いので、なおさらぎっくり腰と間違えやすいのです。

ちなみに、急性の筋膜性腰痛は、肉離れや腰椎捻挫を伴うことが多いので、ぎっくり腰と区別しやすいのが特徴です。一方、慢性の筋膜性腰痛は、座りっぱなしや姿勢の悪さ、長時間同じ姿勢で過ごすなど、腰に負担をかけすぎた結果、腰の筋肉に疲労が溜まって発症します。

筋膜性腰痛を発症すると、激しい痛みのために日常生活もままならなくなりますが、骨や神経が損傷しているわけではありません。そのため、脊椎分離症や椎間板ヘルニアのような、下半身のしびれといった症状を起こさないのが特徴です。

筋膜性腰痛は、X線検査やMRI検査などの画像検査をしても、何の異常も見つからないので、原因がわからないままになってしまいます。筋膜性腰痛は、強い痛みがあっても数日で和らぐことが多く、1カ月もたてばほとんど完治します。ただし、腰に負担がかかるような生活を続けていると、再発するケースも多いので注意しなければなりません。

受診が必要かどうかの見極め

腰痛 ぎっくり腰手前

ぎっくり腰は患部に炎症を起こした状態ですが、軽い場合はじっとしていれば治ることもあります。軽い症状の場合は、少し痛みがある程度なので、動けるなら痛みが出ないように注意しながら過ごせば、普段通りに生活できます。症状が軽ければ、通常は1週間~2週間程度で回復していきます。どうしても気になるようでしたら、電話で予約の確認を取って診療を受けるとよいでしょう。

中程度の痛みの場合は、日常生活に支障をきたすことが多くなるので、慎重に過ごさなければなりません。重度になると、激痛のために立ったり座ったりする動作や、歩行もままならなくなります。クリニックや病院などの受診が必要なのは、重度の場合なので、その見極め方について解説します。

ぎっくり腰になっても、「こうすると楽」という姿勢があるなら、急いで受診する必要はありません。腰痛が楽になる姿勢がある場合は、軽度から中程度の症状と見ていいでしょう。また、軽くエクササイズをしてみて、少しならできそうであれば、重症の可能性は低くなります。

しかし、激しい痛みが続いて、まったく体を動かせない状態であれば、明らかに重症ですから早めに医療機関を受診しましょう。ちなみに、楽になる姿勢がある場合は、ぎっくり腰の可能性が高いのですが、楽になる姿勢がなくずっと激痛が続く場合は、別の病気の可能性があります。

たとえば、骨折やがんの転移、感染性脊椎炎などの場合でも、ぎっくり腰と似たような痛みが生じることがあるので注意が必要です。

骨や神経の損傷はない

腰痛 ぎっくり腰手前

ぎっくり腰は、動くと痛いのでじっとして過ごすことが多いのですが、放置すると悪化するとか、痛み以外に何か起こるといったことはありません。そこで、ぎっくり腰はエクササイズや体操などを行って、体を動かしたほうが回復が早くなるのでおすすめです。

むしろ、腰をかばって動かさずにいると、腰や背中の筋肉が緊張して血流が悪くなり、発痛物質が増えるのでさらに痛みがひどくなります。ぎっくり腰は激痛がするので、「この状態で体を動かすともっと悪化する」と思ってしまう人も多いようですが、実際はその逆なので、なるべく体を動かすようにしましょう。

ぎっくり腰の後に「安静にした場合」と、「できる範囲で動いた場合」を比較した研究では、できる範囲で動いたほうが痛みが長引かず、ぎっくり腰の再発率も低いという結果が出ています。

レッグレイズがおすすめ

腰痛 ぎっくり腰手前

腰痛 ぎっくり腰手前

ぎっくり腰の症状を緩和するエクササイズとして、レッグレイズがおすすめです。レッグレイズを行うと、腹筋とインナーマッスル(腹横筋・腸腰筋など)が鍛えられるので、骨盤の歪みや姿勢が改善されるため、ぎっくり腰に効果があります。

レッグレイズのやり方

レッグレイズは、以下の手順で行います。

1.仰向けの状態になり、体の横に手を置きましょう。

2.足をそろえたまま、ゆっくりと両足を上げていきます。

3.両足が床と垂直になるくらいまで上がったら、ゆっくりと下ろしていきましょう。

4.足を床に着くギリギリのところまで下ろしたら、2.からの運動を繰り返し行います。

上記の運動を、10回3セットを目安に行ってください。

この動作がきついと感じたら、軽く膝を曲げ、お尻の下に両手を敷いて行うと楽にできます。

また、回数も10回3セットではなく、10回2セットまたは5回3セットでもかまいません。

最初は少ない回数から始めて、徐々に増やしていけばいいのです。

レッグレイズのポイント

おへそから5cmほど下の、いわゆる丹田を意識してレッグレイズを行いましょう。そうするとインナーマッスルの腹横筋や多裂筋が鍛えられ、アウターマッスルの脊柱起立筋が緩みます。

ぎっくり腰で痛むのは、アウターマッスルが緊張した状態になっていることが原因なので、丹田を意識してレッグレイズを行うことによって、アウターマッスルが緩むので痛みを和らげることができます。

心因性腰痛とは

腰痛 ぎっくり腰手前

ぎっくり腰は、ストレスが原因で起こることがあります。強いストレスが長く続くと、脳に変化が起こって、本来感じないはずの痛み(実際にはない痛み)を感じることがあります。また、ストレスは体を硬くするので、筋肉が緊張して血液の循環が悪くなり腰痛を発症することもあるようです。

痛みは3種類ある

ぶつけたり骨折するような痛みを「侵害受容性疼痛」と言い、神経に異常が発生して起こるのが「神経障害性疼痛」です。この2つは実際に痛みの原因があるために起こりますが、何の異常もないのに、脳の変化によって痛みが起こる「痛覚変調性疼痛」もあります。心因性腰痛によって起こるのは、痛覚変調性疼痛による痛みです。

心因性腰痛の見分け方

心因性腰痛は、患部に疾患や炎症があるわけではないので、はっきりしたことを診断するのは困難です。椎間板ヘルニアや圧迫骨折、筋肉のこわばりなどがないかを調べ、どれにも該当しなければ心因性腰痛の可能性が高くなります。そこで、次に心理的なテストを行って、腰痛の原因を突き止めていきます。

たとえば腰椎椎間板ヘルニアでは腰を曲げると痛くなり、脊柱管狭窄症は立ったり歩いていると症状が出てきますが、そういった理由もなく「とにかくずっと痛い」というのが心因性腰痛の特徴です。このように、痛みの実体がないだけに、心因性腰痛の原因を突き止めるのは難しいでしょう。

心因性腰痛が起こる要因

心因性腰痛の具体的な要因には、以下の3つがあります。

・身体化による血流不足

身体化により、腰の筋肉の血流が不足すると腰痛が起こります。ストレスが原因で脳機能に不具合が起きると、「身体化」という現象が起こることがあります。身体化とは、ストレスによって起こる反応のことで、動悸や胃腸の不調、睡眠障害などがその例です。

さらに、身体化によって筋肉の血流が不足するため、体内の細胞に酸素欠乏や老廃物の蓄積が起こり、痛みを発するようになります。この現象が腰の筋肉で起こると、腰に痛みが生じるために脳が腰痛と誤認してしまいます。

・脳の痛みを感じる機能の麻痺

ストレスが原因で、脳の痛みを感じる機能に不具合が生じてしまい、痛みを感じにくくするメカニズムが働かなくなるために、体に痛みがあると誤認することがあります。これが腰で起こると、常に腰痛があるかのような状態を、脳が勝手に作り出してしまます。

・心理的ストレスによる姿勢の崩れ

強い心理的ストレスを受けると、姿勢のバランスが崩れ、物を持ち上げたときなどに腰に痛みを生じることがあります。姿勢のバランスが崩れた状態とは、背中や腰を丸めたような猫背の姿勢です。猫背の状態で急に重い物を持つと、腰椎椎間板に予想外の負荷がかかるため、腰痛を起こしてしまいます。

心因性腰痛の治療法

心因性腰痛は、実際には痛みの原因がないので治療するのは困難です。まず患者本人が、医師の言う事をよく聞いて、心因性腰痛であることを認識することが大切です。その上で治療に入りますが、近年効果があると言われているのが、「認知行動療法」と呼ばれる心理療法です。認知行動療法によって患者が病気と向き合い、痛みと上手に付き合っていくコツを身に着けていきます。

ちなみに、適度な運動も心因性腰痛の改善に効果があります。ウォーキング程度でいいので、軽い有酸素運動を続けることによって、ある程度の効果を出すことが可能です。また、薬にも一定の効果があります。ロキソニンなどの、一般的な鎮痛剤はあまり効果がありませんが、抗うつ薬、抗てんかん薬などを使うことによって、脳の機能を回復させ、心因性腰痛の原因を取り除く効果が期待されます。

薬はあまり飲みたくないと言う人もいますが、これらの薬は医者の処方のもとで用法容量を守って飲めば問題はありません。心因性腰痛にはこのような対処法があるものの、「これをすれば確実によくなる」という決定的なものがないのも事実です。

定期的にぎっくり腰を繰り返す人の改善法

腰痛 ぎっくり腰手前

ぎっくり腰の原因はっきりしないので、断定的なことは言えませんが、以下のような場合にぎっくり腰を繰り返しやすくなるようです。

長時間同じ姿勢でいたあとの動き始め

長時間同じ姿勢でいると、血の巡りが悪くなって筋肉や関節が硬くなります。朝起きてすぐや長時間車を運転した直後などに、急に体を動かすと腰に負荷がかかって痛みが走ることがあります。

睡眠不足

人の体は、睡眠不足や疲れが溜まった状態では、正常な動きができない場合があります。そんなときに急に腰を曲げたりすると、腰に負担がかかるのでぎっくり腰を起こしやすくなります。

運動不足

普段から運動不足の人は、筋肉や関節が日常的に硬くなっているので、ちょっとしたきっかけでぎっくり腰を誘発します。日頃からラジオ体操などをして、体を動かすとある程度運動不足の解消になります。

コルセットは使ってよい?

腰痛 ぎっくり腰手前

ぎっくり腰の改善には、コルセットが役立ちます。ぎっくり腰になっても、普段通りの生活を続けるのがベストですから、コルセットをつけることによって患部が楽になり、普段の生活ができるのであれば有効と見ることができます。ただし、いつまでもコルセットに頼るのはおすすめできないので、あくまでも一時的な改善策として使うようにしましょう。

最新の記事はこちら

よくある質問

  • Q

    1回で状態を把握して、全部教えてもらえませんか?

    A

    A:お気持ちはよく分かります。動画を見て「今すぐ全部知りたい」と思われるのは当然です。 しかし、申し訳ございません。それは危険であり、効果的ではありません。

    【なぜ1回では無理なのか】

    セルフケアは単なるストレッチではなく、ズボラ筋の筋力トレーニングです。 例えるなら、運動不足の人がいきなりフルマラソンを走るようなもの。

    実際、優しくやっても翌日筋肉痛になる方がほとんどです。 いきなり全身14箇所やると、翌日動けなくなることも。

    【段階的に進める5つの理由】

    1:安全性の確保

    特に高齢の方や筋力が弱い方は、順番を間違えると怪我のリスク

    2:痛い箇所は最初触れない

    筋肉に裂傷がある場合、直接触ると悪化

    関連する別のズボラ筋から段階的にアプローチ

    3:原因は複数箇所の連動

    腰痛の原因が実は足首だったり、肩こりの原因が手首だったり

    全身14箇所のズボラ筋を連動させて初めて根本改善

    4:フォームの調整が必要

    筋肉が働き始めると、負荷量やフォームを変える必要があります

    間違ったフォームは逆効果に

    5:指導責任

    私たちには責任があります

    適当な形で伝えて効果が出なくなることは絶対に避けたい

    【改善までの現実的な流れ】

    初回〜1ヶ月目

    • 週1回または2週に1回ペース
    • 痛みの原因を特定、安全な箇所から開始
    • 姿勢や歩き方に変化を実感

    2〜3ヶ月目

    • 2週間に1回ペース
    • ズボラ筋が働き始め、日常が楽に
    • 痛みを忘れる時間が増える

    3〜6ヶ月目

    • あなたのペースで継続
    • 全身のバランスが整い始める
    • 痛みレベル10が2〜3まで改善

    6ヶ月以降

    • 月1回のメンテナンス
    • セルフケア(毎日)+プロのチェック(月1回)で良い状態をキープ

    【さらに上を目指すなら】

    関節トレーニングで痛みが改善したら、マンツーマンピラティスを追加することも可能です。

    ズボラ筋が働いた状態でのピラティスは、通常の3倍以上の効果が期待できます。

    • 痛みを取る(マイナス→ゼロ)から
    • 理想の健康体へ(ゼロ→プラス100)

    初回では、あなたの体の状態を詳しく検査し:

    • どこから始めるべきか
    • どのペースが最適か
    • どのくらいの期間で変化が期待できるか

    これらを明確にお伝えします。

    焦る必要はありません。 段階的に、確実に、あなたの体は変わります。

    1回で全部は無理ですが、6ヶ月後には「自分で健康を管理できる力」が身につきます。 それは一生の財産になります。

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    A: セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることに特化してわざと身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を狙って、活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより手術が必要と言われた人でも改善されていき、一時的ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    【他の整体とセルフケア整体の決定的な違い】

    一般的な整体
    痛い場所を揉む・緩める → 一時的に楽になる → また痛くなる(エンドレス)

    セルフケア整体の流れ
    1. ズボラ筋を段階的に活性化(関節トレーニング)
    2. ガンバリ筋の負担が減り、痛みが根本改善
    3. セルフケアを習得し、自分でも管理できるように
    4. さらにピラティスで理想の健康体へ(オプション)

    この「痛みを取る→健康を維持→さらに向上」という段階的なアプローチが、他では絶対に真似できない当院独自の強みです。

    【お客様の変化の道のり】

    初回〜1ヶ月目:原因の特定と安全なスタート
    動画だけでは分からない、あなたの筋肉量に合った適切な負荷量、安全なセルフケアの順番を個別に設定。痛すぎる箇所は触らず、関連するズボラ筋から開始。

    2〜3ヶ月目:痛みが波打つように改善
    ズボラ筋が少しずつ働き始め、ガンバリ筋の負担が減少。日常生活が楽になり、痛みを忘れる時間が増えていきます。

    3〜6ヶ月目:セルフケアマスターへ
    全身14箇所のズボラ筋が連動し、身体全体のバランスが整う。オーダーメイドの動画教材で、自宅でもセルフケアを実践。

    この過程で多くの方が予想外の変化を実感:
    – ぽっこりお腹がへこんだ
    – 夜間頻尿が改善
    – 睡眠の質が向上
    – むくみが取れて引き締まった
    – 姿勢が美しくなった

    6ヶ月以降:健康維持から理想の体へ
    月1回のメンテナンスで良い状態をキープ。
    ここで多くの方が気づきます。「痛みがないだけじゃ物足りない」と。

    【ピラティスという選択肢】

    痛みが改善し、ズボラ筋が働くようになった体は、実は「最高のスタートライン」に立っています。

    なぜ当院のピラティスは効果が違うのか?

    一般的なピラティス:
    – ズボラ筋が働いていない状態で行う
    – ガンバリ筋だけを酷使
    – 効果が限定的

    当院のピラティス:
    – ズボラ筋が働いている状態で行う
    – 全身の筋肉が正しく連動
    – 通常の3倍以上の効果

    関節トレーニングで土台を作った後のピラティスだから:
    – 体幹がさらに強化
    – 代謝が劇的にアップ
    – 美しいボディラインへ
    – 運動パフォーマンスが別次元に
    – 自律神経が整い、心身ともに健康

    つまり、痛みを取る(マイナス→ゼロ)だけでなく、理想の健康体(ゼロ→プラス100)まで導けるのが、セルフケア整体の本当の価値です。

    【なぜ継続的なアプローチが必要なのか】

    運動療法と聞くと不安を感じるかもしれませんが、お一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めます。

    筋肉が正しく機能するまで2〜3ヶ月、その後ガンバリ筋の負担が減ることで徐々に痛みが改善。この流れに時間が必要ですが、確実に変化していきます。

    セルフケアを習得した後も、月1回のメンテナンスで:
    – フォームの修正
    – 新たな不調の早期発見
    – モチベーションの維持

    さらにピラティスを追加することで、「健康を維持」から「健康を向上」へシフトできます。

    【私たちのビジョン】

    この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へ広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。

    「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」だけでなく、「年齢を重ねるごとに、より健康になる」ことも可能です。

    セルフケア整体は、あなたの痛みを取るだけでなく、理想の健康体へと導くパートナーです。

    ぜひ私たちとともに、本当の健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    A: はい、10年、20年以上悩んでいる方でも根本改善が可能です。
    実際に多くの方が、今まで誰も気づかなかった「真の原因」への対処で改善されています。

    【当院の実績】

    20年以上の慢性痛から解放(山田様・40代)
    20代から腰痛と肩こりに悩み、電車で1時間立つと歩けないほどの痛み。
    →1ヶ月過ぎから電車で立っていられるように
    →3ヶ月で肩こりがほぼゼロに。頭痛も完全消失

    手術宣告から階段昇降可能に(片桐様・61歳)
    変形性膝関節症で「即手術レベル」と診断。週3〜4回整体通い。
    →3ヶ月で駅の階段も普通に昇降
    →「手術しない」と決断できるまでに改善

    50歳過ぎから悪化した全身の痛み(土屋様・57歳)
    毎日薬とシップ、映画も座って見られない状態。
    →1ヶ月半で肩甲骨の変化を実感
    →朝の痛みなく起床、首が上を向けるように

    これらの方々に共通するのは、「ズボラ筋」へのアプローチで初めて改善したことです。

    【なぜ今まで治らなかったのか】

    どこに行っても再発する理由は明確です。
    従来の治療は「痛い場所」ばかりケアして、「サボっている筋肉(ズボラ筋)」を完全に見落としていたからです。

    当院の関節トレーニングは、痛みを取ることに特化し、「ズボラ筋のみ」を狙って働かせます。
    こういう整体は他に一切ありません。

    【2人の専門家が辿り着いた同じ答え】

    院長NOBU先生(YouTube登録者148万人)
    高校相撲での怪我以来、10年以上腰と膝の痛みに苦しむ。
    柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得しても、自分の体だけは治せなかった。
    関節トレーニングとの出会いで、ようやく改善。

    理事 笹川先生(特許発明者・TEDx登壇)
    理学療法士として12年間、3,000名以上の治療に携わる。
    従来のリハビリの限界を感じ、「ズボラ筋理論」を確立。
    特許取得(第7534009号)の科学的メソッドを開発。

    異なる道を歩んだ2人が、同じ「ズボラ筋」という答えに辿り着きました。
    SNS総フォロワー240万人という実績が、この方法の確かさを証明しています。

    【重要:改善過程で知っておいてほしいこと】

    特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなることがあります。

    これは悪化ではありません。
    弱った筋肉(ズボラ筋)が目覚め始め、今まで酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)の負担が変化している証拠です。

    実際、多くの方が「1ヶ月〜1ヶ月半で変化を実感」と言われます。
    痛みは波打つように、確実に治まっていきます。

    【当院独自のアプローチ】

    痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく:
    1. 痛みの少ない部位から開始
    2. 適切な負荷量と順序で段階的に
    3. 全身14箇所のズボラ筋を連動させる

    施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めるので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    【なぜ関節トレーニングは痛み改善に特化できるのか】

    一般的な運動療法:全身をバランスよく鍛える
    → 痛みがある状態では逆効果になることも

    当院の関節トレーニング:ズボラ筋「だけ」を狙う
    → 無駄なことをしないから、最短で効果が出る
    → 手術宣告を受けた方も普通に歩けるように

    この「あえてズボラ筋のみ」という選択が、当院独自の特徴であり、他では得られない結果を生み出します。

    【改善の目安】

    軽度〜中程度の痛み
    2〜3ヶ月で日常生活が楽に

    重度・慢性痛(10年以上)
    3〜6ヶ月で大幅改善
    ※山田様のように20年以上の慢性痛でも、3ヶ月で劇的改善

    通うペース
    最初の2ヶ月:週1回または2週に1回
    3ヶ月目以降:2〜3週に1回
    ※筋肉の状態により個人差があります

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出します。

    無理をせず一歩ずつ、確実に。
    長年の苦しみから解放される日は、必ず来ます。

    多くの方が「もっと早く来ればよかった」と言われます。
    一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    A:何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実は、これまでの整体で改善しなかったのには明確な理由があります。

    【なぜ今までの整体では戻ってしまったのか】

    一般的な整体は「痛い場所を揉む・緩める」アプローチです。これでは一時的に楽になっても、根本原因が解決されていないため、必ず痛みが戻ってきます。

    真の原因は「サボっている筋肉(ズボラ筋)」にあります。ズボラ筋が働かないことで、他の筋肉(ガンバリ筋)が過剰に働き、限界まで酷使されて痛みを生み出しているのです。

    【セルフケア整体の根本的アプローチ】

    当院では、初回90分かけて身体全体の筋肉バランスを徹底的に分析し、14箇所あるズボラ筋のどこが働いていないかを特定します。そして、以下の段階的アプローチで根本改善を実現します:

    初回〜1ヶ月目:安全なスタート

    • ✅あなたの筋力に合った適切な負荷量を設定
    • ✅痛すぎる箇所は触らず、関連するズボラ筋から開始
    • ✅施術前後で姿勢や歩き方の変化を写真・動画で確認

    2〜3ヶ月目:波状の改善

    • ✅ズボラ筋が徐々に働き始め、ガンバリ筋の負担が減少
    • ✅痛みレベルが10→5→3と段階的に改善
    • ✅日常生活で「痛みを忘れる時間」が増えていく

    3〜6ヶ月目:根本改善の定着

    • ✅全身14箇所のズボラ筋が連動し、身体全体のバランスが整う
    • ✅セルフケアも習得し、自分で体をメンテナンスできるように
    • ✅多くの方が痛みレベル0〜2まで改善

    【なぜ「健康貯金」が積み上がるのか】

    筋肉が正しく機能するまでには2〜3ヶ月必要です。この期間、適切な施術とセルフケアを継続することで、身体は「痛みが出にくい状態」を記憶していきます。これが「健康貯金」です。

    6ヶ月以降は月1回のメンテナンス(8,000円)で良い状態をキープでき、さらにピラティスを追加することで、痛みのない体から「理想の健康体」へステップアップも可能です。

    【施術への不安を解消する3つの約束】

    1. 科学的根拠に基づく施術
      • ✅特許取得の「ズボラ筋理論」(特許第7534009号)
      • ✅14年間で5,000名以上の改善実績
    2. 段階的で安全なアプローチ
      • ✅筋肉に裂傷がある場合は無理をしない
      • ✅一人ひとりの状態に合わせた負荷量と順番
    3. 透明性のある施術
      • ✅なぜその施術が必要か、すべて説明します
      • ✅改善の過程を数値と映像で可視化

    セルフケア整体は、あなたに施術を「任せる」のではなく、一緒に「健康を作り上げていく」パートナーです。不安なことは何でもご相談ください。初回カウンセリングで、あなたの身体がなぜ今まで改善しなかったのか、どうすれば改善するのかを明確にお伝えします。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    A:初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約90分のお時間をいただいています。

    2回目以降は、お選びいただくプランによって異なります:

    • 施術中心プラン:30〜40分
    • セルフケア習得プラン:60分程度

    【なぜ初回に90分必要なのか】

    初回では以下の3つのステップで、あなたの痛みの真因を特定します:

    1. カウンセリング(約30分)

    • ✅痛みの履歴と生活習慣の詳細確認
    • ✅過去の治療歴と効果の検証
    • ✅あなたが目指す理想の状態の明確化

    2. 身体検査と施術(約40分)

    • ✅全身14箇所のズボラ筋の働きをチェック
    • ✅姿勢分析と動作確認(写真・動画撮影)
    • ✅あなたに最適な負荷量での初回施術

    3. アフターカウンセリング(約20分)

    • ✅施術前後の変化を映像で確認
    • ✅あなた専用の改善プログラムの説明
    • ✅今後の通院ペースと期待できる変化の説明

    【時間をかける理由】

    多くの整体院では「とりあえず痛い場所を揉む」という対症療法的なアプローチですが、当院では根本原因である「ズボラ筋」を特定し、段階的な改善計画を立てます。

    例えば、膝の痛みでも原因は:

    • ✅股関節のズボラ筋の機能低下
    • ✅足首の可動域制限
    • ✅体幹の筋力バランスの崩れ

    など、複数の要因が絡み合っていることがほとんどです。

    【期待できる変化のタイムライン】

    初回で多くの方が実感される変化:

    • ✅姿勢の明らかな改善(写真で確認)
    • ✅歩き方が軽くなる(動画で比較)
    • ✅痛みレベルが10段階で平均2〜3ポイント改善

    ただし、筋肉に裂傷がある場合や慢性化が著しい場合は、初回では大きな変化を感じにくいこともあります。そのような方こそ、段階的なアプローチが必要です。

    【2回目以降の施術について】

    2回目以降は、初回の検査結果とあなたの目標に基づいて最適なプランをご提案します:

    施術中心プラン(30〜40分)

    • ✅まずは身体の変化を実感したい方向け
    • ✅症状別(膝・腰・肩など)に特化したアプローチ
    • ✅あなたのペースで通いながら、段階的に改善
    • ✅多くの方が2〜3ヶ月で「日常が楽になった」と実感

    セルフケア習得プラン(60分)

    • ✅根本改善と「自分で治せる力」を身につけたい方向け
    • ✅全身14箇所のズボラ筋を段階的に活性化
    • ✅あなた専用のセルフケア動画で自宅でも実践
    • ✅3〜6ヶ月で痛みレベルが大幅に改善

    その後のメンテナンス

    • ✅月1〜2回の定期ケアで良い状態をキープ
    • ✅ピラティスを追加して更なる健康増進も可能

    初回で「長期間通うのは…」と感じる方も、実際に身体が変化していくのを体感すると、自然と「もっと良くなりたい」という気持ちになります。

    私たちは回数や期間を押し付けるのではなく、あなたの身体の状態と生活スタイルに合わせて、最適なペースをご提案します。大切なのは「健康貯金」を着実に積み重ねていくことです。

    時間をかけてでも「一生モノの健康な身体」を手に入れたい方のために、私たちは妥協のない施術を提供しています。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    A: お客様の目的と状態により異なりますが、多くの方が以下のような変化を実感されています。

    【初回〜1ヶ月目】
    姿勢や動きの変化を実感
    ※筋肉に裂傷がある方や重度の慢性痛の方は、変化がゆっくりなこともあります

    【2〜3ヶ月目】
    ズボラ筋が働き始め、日常生活が楽に
    痛みを忘れる時間が増えてきます
    ※週1回ペースで通われる方が、最も早く効果を実感

    【3〜6ヶ月目】
    ズボラ筋が定着し、ガンバリ筋の負担が減ることで痛みが大幅に改善
    セルフケアも身につき、自分で体をコントロールできるように
    ※2週間に1回ペースで約6ヶ月、全身14箇所のズボラ筋をマスター

    【6ヶ月〜1年】
    快活な身体が定着し、写真のような健康的な状態に
    ※セルフケアを毎日実践+月1回のメンテナンス(8,000円)で良い状態をキープ

    【より早く、より高い目標を達成したい方へ】

    関節トレーニングで痛みが改善してきたら、
    オプションとして「マンツーマンピラティス」を追加することで:

    ・姿勢がさらに美しくなる
    ・代謝が上がりダイエット効果も
    ・体幹が強化され運動パフォーマンスUP
    ・自律神経が整い睡眠の質も向上

    ズボラ筋が働いた状態でピラティスを行うと、
    通常の3倍以上の効果が期待できます。

    痛みを取る(マイナス→ゼロ)だけでなく、
    より健康で美しい体(ゼロ→プラス100)を目指せます。

    【重要】なぜこの期間が必要なのか?

    ズボラ筋は「長年サボっていた筋肉」です。
    筋肉が正しく機能するまで2〜3ヶ月かかり、
    その後、ガンバリ筋の負担が減ることで
    徐々に痛みが改善していきます。

    筋肉が働く → ガンバリ筋の負担減 → 痛み改善
    この流れに時間が必要なのです。

    【セルフケアを覚えた後のメンテナンスについて】

    セルフケアをマスターすれば、
    毎日自分でズボラ筋を働かせることができます。

    ただし、月1回のメンテナンス(8,000円)は重要です:
    ・セルフケアのフォームチェックと修正
    ・新たな不調の早期発見
    ・より効果的な方法へのアップデート
    ・モチベーションの維持

    「セルフケア(毎日)+プロのチェック(月1回)」
    この組み合わせが、良い状態を長期間キープする秘訣です。

    【さらに上を目指すなら】
    マンツーマンピラティスを追加(月1〜2回選択可)
    – 月1回コース:8,000円
    – 月2回コース:16,000円

    メンテナンスと組み合わせることで、
    現状維持だけでなく、より健康的で美しい体へ進化できます。

    多くの方が
    「月1回のメンテナンスで痛みは安心」
    「ピラティスも加えたら若い頃より調子がいい」
    と喜ばれています。

    【あなたに最適なペースをご提案】

    初回で身体の状態を詳しく検査し、
    ・どこのズボラ筋が働いていないか
    ・どの順番でアプローチすべきか
    ・どのくらいの期間が必要か
    ・ピラティスを始める最適なタイミング
    を明確にお伝えします。

    単なる一時的な改善ではなく、
    「痛みのない体」から「理想の体」へ。
    段階的に「健康貯金」を積み重ねることが、
    私たちの目標です。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    A: 多くの関節痛や身体の不調に効果的ですが、正直にお伝えすると、以下の場合は改善が難しい、または通常より長期間必要になります。

    【別の治療が必要なケース】
    – リウマチによる痛み
    →専門医での治療と並行して行う必要があります

    – 急性の外傷(捻挫、靱帯損傷など)で腫れがひどい場合
    →まず腫れが引くのを待つ必要があります(1〜2週間程度)

    【通常より長期間かかるケース】
    – 五十肩などの関節拘縮
    →筋肉が線維化しているため、通常の倍以上の期間(6ヶ月〜)が必要です

    – 常時しびれがある(寝ている時も続く)
    →神経が傷ついている可能性があり、まず病院での検査をお勧めします
    →痛みは改善できますが、しびれ自体の改善は難しい場合があります
    →筋力が著しく低下しているため、改善まで4〜6ヶ月必要です

    – 骨の変形が著しく進行している
    →変形自体は戻せませんが、痛みの軽減は可能です
    →場合によっては手術も選択肢として検討が必要です

    これらに該当する方も、まずは一度ご相談ください。
    現状を正確に把握し、最適な選択肢をご提案いたします。

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

近くの店舗を探す
24時間スマホで簡単に予約可能 さっそく予約する