最終更新:2025.04.30

坐骨神経痛は足首に痛みが出る?足腰以外に痛みが出る原因・症状、予防法・治療法まで解説

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

坐骨神経痛は、お尻や腰から足首に至る痛みが引き起こることがありますが、その影響は時に予期せぬ部位に及ぶこともあります。

特に、五十肩と呼ばれる肩関節の痛みや運動制限も、坐骨神経痛の一環として起こり得ることがあります。

このような症状は、正しい診断と治療計画が重要です。

日常生活で足裏をほぐしたり、姿勢を見直すことで症状の改善が期待できます。

今回は、坐骨神経痛が腰から足や足首に及ぼす影響や、その原因、予防法について詳しく説明します。

足首が痛いけど坐骨神経痛かも?その症状と原因を解説!

坐骨神経痛 足首

坐骨神経痛を持っている方で足首に痛みがあるのはなぜでしょうか?

実は、坐骨神経痛と足首の痛みには関係があります。

なぜなら、立ち方と重心の位置が非常に関係しているからです。

例えば、片足に体重をかける癖があると、その足の足首に過度の負担がかかります。

このような立ち方が続くと、足首に痛みが出てきます。坐骨神経痛の影響で姿勢が歪むと、重心が偏りやすくなります。

また、痛みを避けるために無意識に片側に体重をかけることがあります。

これが足首に負担をかけ、痛みを引き起こすことにつながるのです。

これらの要因により、坐骨神経痛を持っている方は足首にも痛みを感じることがあるでしょう。

坐骨神経の基礎知識:その位置と役割を解説

坐骨神経痛 足首

お尻の筋肉「梨状筋(りじょうきん)」を通り抜けて足まで伸びる、非常に重要な神経が坐骨神経です。

末梢神経の一部であり、末梢神経は中枢神経(脳と脊髄)と体の各部をつないでいます。

この神経のおかげで、体を自由に動かしたり、温度を感じたりすることができます。

 

末梢神経は主に3つの神経で構成されています。

 

  • ・運動神経: 脳からの指令を体の各部分に伝え、動きをコントロールする
  • ・知覚神経: 痛みや温度などの感覚を皮膚や筋肉、関節を通じて中枢に伝える
  • ・自律神経: 意志とは関係なく、内臓や血管、腺などの機能を調整する

 

私たちが下肢を自由に動かせたり、バランスよく歩けるのは、坐骨神経がしっかり働いているからです。

例えば、坐骨神経が正しく働いていると、足を持ち上げて階段を一段ずつスムーズに上ることができます。

坐骨神経が正常に機能しないと、足が思うように動かず、つまずいたり転倒するリスクが高まります。

このように、坐骨神経が正常に働いていることで、日常生活や運動がスムーズに行え、生活の質が向上します。

坐骨神経痛の原因とは?主な原因と予防法を解説

坐骨神経痛 足首

 

坐骨神経痛にはいくつかの異なる症状があり、お尻だけが痛む場合や、腰から足にかけて痛みが広がる場合があります。

腰痛の症状によって原因が違うため、事前に理解することが大切です。

ここからは、坐骨神経痛の主な原因について詳しく説明します。

腰部脊柱管狭窄症が引き起こす坐骨神経痛

腰部脊柱管狭窄症が進行すると、神経根や脊髄が圧迫され、腰や足に痛みやしびれが現れます。

腰部脊柱管狭窄症は、脊柱管(脊椎の骨と椎間板で形成された、脊髄や神経根が通る管)が狭くなる状態です。

例えば、重い物を持ち上げる動作を繰り返すと、脊柱管の狭窄が進行しやすくなったり、正しい持ち方をせずに無理な姿勢で持ち上げたりすると症状が悪化することがあります。

しかし、特定の姿勢や動作で症状が変わることがあるのです。

例えば、前かがみになると脊柱管の圧迫が和らぎ、痛みやしびれが一時的に軽減されるのが特徴です。

腰部脊柱管狭窄症の予防方法

腰を反らせると坐骨神経に圧迫がかかりやすく、痛みが増すことがあります。

予防方法の具体的な例としては、以下のようなことが挙げられます。

 

  • ・日常の活動を少し前かがみの姿勢で行う
  • ・洗濯物を干すときは、低い位置で作業する
  • ・荷物を持ち上げる際は、腰を落としてから行う
  • ・背もたれのある椅子を使用し、背中をしっかりと支える
  • ・床に物を取りに行くときは、膝を曲げて腰を保護しながら動く

 

これらの簡単な工夫をすることで、坐骨神経痛の症状を軽減し、日常生活のストレスを軽減することが可能です。

そのため、日常生活で少し前かがみの姿勢を取ることで、神経の圧迫を軽減し、生活を快適に過ごすことができるでしょう。

腰椎椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛の症状

腰椎椎間板ヘルニアが原因で坐骨神経痛が生じることがあります。

腰椎椎間板ヘルニアは、脊椎の椎間板が突出し、内部のゼリー状の核が飛び出した状態です。

この部分が坐骨神経を圧迫して、痛みやしびれの原因となります。

例えば、重い物を急に持ち上げた際に、椎間板が圧迫され、内部の核が飛び出して神経を圧迫します。

これにより、腰の強い痛みが始まり、その後、お尻から足にかけての痛みやしびれが続きやすくなるのです。

また、急に姿勢を変えることで椎間板に負荷がかかり、ヘルニアが悪化することがあります。

腰椎椎間板ヘルニアの診断には、MRI検査が必要ですが、レントゲン検査では椎間板が映らないため、専門医による適切な診断が重要です。

腰椎椎間板ヘルニアの予防法

前かがみの姿勢は椎間板に負担をかけやすく、坐骨神経痛の症状を悪化させる可能性があります。

以下は、前かがみの姿勢を避けるための具体的な工夫です。

 

  • ・腰がしっかり支えられるソファーやマットレスを選ぶ
  • ・車の運転時には、背もたれと腰のサポートを確保する
  • ・台所で食器を洗う際や洗面台で顔を洗う際は、腰に負担をかけずに姿勢を保つ
  • ・地面に物を拾う時には、腰を使わずに膝を曲げて姿勢を低く保つ
  • ・デスクでの作業中は、正しい姿勢を保つために机と椅子の高さを調整する

 

これらの工夫を通じて、日常生活での姿勢の改善を図り、坐骨神経痛の症状を和らげることができます。

梨状筋症候群と坐骨神経痛の関係性

梨状筋症候群は、臀部(お尻)にある梨状筋が坐骨神経を圧迫することで発生します。

梨状筋は臀部の深層に位置しており、炎症や収縮によって坐骨神経に圧力を加える状態が続くと、痛みやしびれを引き起こすことになります。

梨状筋の柔軟性が低下していると、神経への圧迫が生じやすくなるのが特徴です。

梨状筋症候群の予防法

梨状筋症候群の対策としては、梨状筋を伸ばすストレッチを定期的に行い、筋肉の柔軟性を保つことが重要です。

さらにマッサージを加えると筋肉の緊張を緩和し、血流を改善することができ効果的です。

日常生活では長時間同じ姿勢を保つことを避け、定期的に体を動かすことで、梨状筋への負荷を減らしましょう。

 

  • 木のポーズ
  • ①両足を揃えてまっすぐ立つ
  • ②手を腰に当て、右脚に体重をかける
  • ③左脚を浮かせ、かかとを右脚につける
  • ④左足を手で持ち上げ、足の裏を右太ももの内側につける
  • ⑤手の平を合わせて押し合う
  • ⑥同様に、足裏と太ももも押し合う
  • ⑦息を吸いながら、合わせた手を上に上げる

 

木のポーズは、立ったまま行うヨガストレッチで、脚力を強化し、左右のバランスを整えるのに効果的です。

このポーズは集中力を高め、同時にリラックス効果も期待できます。

バランスが難しい場合は、曲げている方の膝を壁につけると安定しやすくなります。

 

  • 前屈のポーズストレッチ
  • ①脚を腰の幅に広げて立つ
  • ②膝を少し曲げ、太ももを後ろに引く
  • ③骨盤を前に傾け、体を前屈させる
  • ④ 膝を少し曲げ、太ももを外転させる

 

前屈のポーズは梨状筋の負担を軽減するのに効果的です。

同時に太ももの筋肉にも効果的なストレッチで、椅子を使用して立ったまま行うことができます。

 

  • 鳩のポーズストレッチ
  • ①床に座り、右の足を手前に曲げる
  • ②右足を曲げたまま、左脚を後ろに伸ばす
  • ③左の膝を曲げ、足を肘にかけます。
  • ④頭の後ろで両手の指を組み、深呼吸します。胸を張り、視線を上に向ける

 

鳩のポーズは、座ったままできるストレッチで、体幹を強化し肩こりやむくみを改善する効果があります。

難易度が高いポーズですが、練習することで徐々に慣れていきましょう。

坐骨神経痛の症状

坐骨神経痛 足首

坐骨神経痛の症状は、お尻から足にかけての痛みやしびれが主な特徴です。

ほとんどの場合、片側の足に症状が出ますが、両側に現れることもあります。

 

  • ・立ち続けると痛みが増し、足が重く感じる
  • ・腰を曲げたり、前かがみになると痛みやしびれを感じる
  • ・歩くと足にしびれや痛みが増し、休むと症状が軽減する
  • ・体を前かがみにすると、痛みが増して動きが制限されやすい
  • ・お尻や太ももの後ろ、ふくらはぎ、足に痛みやしびれを感じる

 

坐骨神経痛の症状の中でも注意すべき症状は2つあります。

 

  • ・排尿障害:トイレで尿が漏れたり、頻繁にトイレに行きたくなる
  • ・会陰部の異常感覚:会陰部(おしりと性器の間の部分)がしびれたり、ほてる

 

これらの症状が一つでも当てはまる場合は、坐骨神経痛の可能性が考えられます。

特に排尿障害や会陰部の異常感覚がある場合は、深刻な腰椎の問題が疑われるため、早めに医師の診察を受けることが重要です。

坐骨神経痛に効果的な保存療法とは?

坐骨神経痛 足首

坐骨神経痛を治療するためには、いくつかの物理療法があります。

これらの治療法は、症状のタイプや進行具合に応じて選ばれます。以下では、それぞれの治療法について詳しく説明します。

薬物療法

坐骨神経痛の薬物療法では、非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)や神経障害性疼痛治療薬が使われます。

例えば、痛みと炎症を抑えるためにイブプロフェンやナプロキセンが処方されます。

また、症状によって筋緊張弛緩剤や血管拡張薬も使用され、症状の管理を助けます。

これらの薬は炎症を抑えたり、神経の痛みに対応したりするのに効果的です。

理学療法

理学療法は、坐骨神経痛の管理において重要な役割を果たします。

主な方法としては、ストレッチや筋力トレーニングがあります。

これにより、筋肉の柔軟性を高め、体のバランスや姿勢を改善できる治療法です。

さらにマニュアルセラピーを用いて筋肉や関節の調整を行い、神経への圧迫を緩和します。

これにより、筋肉の柔軟性を高め、体のバランスや姿勢の改善に効果的です。

痛みを止める注射治療

神経ブロック療法は、局所麻酔薬を使用して坐骨神経の痛みを一時的に和らげる方法です。

例えば、坐骨神経の根元での局所麻酔の注入が行われます。

この治療は、急性の痛みを軽減したり、他の治療法で効果が不十分な場合に有効です。

支えとなる器具を使った治療

装具療法は、コルセットなどの装具を使用して腰椎や仙腸関節を支える治療法です。

腰椎や仙腸関節の安定性を高めるために、長時間の立ち仕事や重い物の持ち上げ時に使用されます。

これにより、坐骨神経痛に伴う痛みや圧迫感を軽減し、日常生活の活動性を回復させる効果が期待されます。

認知行動療法

認知行動療法では、痛みに対する誤った考え方や行動パターンを修正し、日常生活の質を向上させることを目指します。

例えば、「痛みが永遠に続く」という考え方を、「痛みは時間と共に軽減する可能性がある」という現実的な見方に変えるプロセスがあります。

このように痛みに対する誤った考え方や不安を改善するために、患者との対話を通じて肯定的な見方を促します。

脊髄刺激療法

脊髄刺激療法は、慢性的な坐骨神経痛の管理に有効な治療法です。

電極を脊髄近くに埋め込み、定期的に調整される電気刺激を用いて痛みを制御します。

このように電極を調整して痛みを管理し、患者の日常生活の質を向上させます。

外科的治療

最後に、外科的治療は他の治療法が不十分な場合や、症状が進行している場合に考慮されます。

脊椎手術や神経の圧迫を解消する手術などがありこの治療法は、個々の症状や患者の状態に応じて選択され、症状の管理や生活の質の向上を目指す治療法です。

例えば、脊椎の腫瘍摘出手術や脊髄の圧迫緩和手術があります。

適切な治療法は医師との相談に基づいて決定されるべきです。

足首の痛みによる坐骨神経痛の予防法

坐骨神経痛 足首

足首の痛みを伴う坐骨神経痛は、自宅でケアすることができます。

ここからは、手軽にできる予防法について紹介します。

禁煙をする

禁煙は坐骨神経痛の改善に非常に効果的です。

タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、血液の流れを妨げられ椎間板の問題が悪化しやすくなります。

禁煙をすることで血管が収縮しなくなり、血液の流れもスムーズになります。

その結果、椎間板に必要な栄養や酸素が適切に供給されることで、再生力が高まるのです。

禁煙によって血流が改善され、筋肉のこわばりがほぐれ、痛みの軽減につながるでしょう。

歩きにくい靴は選ばない

腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛の方にとって、靴の選び方は非常に重要です。

軽量な靴は歩行時の負担が少なく、長時間の使用でも疲れにくくなります。

また、衝撃を吸収するクッション性の高い靴底を選ぶと足裏からの負担が軽減され、脊椎にかかる負担も減少します。

デザインも重視するのはもちろんですが、まずは機能性と快適性を優先して選ぶことが大切です。

自宅でのストレッチやお風呂上りに足首を回す

自宅でできる簡単なケアとして、ストレッチがあります。

お風呂上りに足首を回すことで、筋肉がほぐれ、血行が良くなります。

例えば、アキレス腱と足首の間に指をあてて、優しく回すと効果的です。

また、ふくらはぎを伸ばすストレッチも併せて行うと、全体的な筋肉の緊張を緩和できます。

足つぼグッズで足の裏をほぐす

足裏の外側にある小趾外転筋のツボを刺激することも、足首の安定性向上に役立ちます。

特に小趾外転筋を鍛えることは、足首の安定性を高めてスポーツパフォーマンスを向上させるだけでなく、足首の捻挫などの怪我を予防するのに効果的です。

この筋肉は足の外側にあり、足首を外側に引き上げる働きをします。

具体的には、親指の平らな部分でツボを押し、気持ちよい程度の強さで約3秒間押し続け、同じくらいの時間をかけて元に戻します。

この方法で、筋肉の血流が促進され、筋力の向上につながります。

事前にテーピングを巻いておく

痛みが出やすい時や長時間の立ち仕事が予想される場合、事前にテーピングを巻いておくとサポートになります。

例えば、足首に適切にテーピングを巻くことで、関節を安定させ、痛みの発生を予防できます。

特にスポーツやイベントスタッフなど、長時間の立ち仕事が続く場合に有効です。

自分自身の重心を知る

自分の重心がどこにあるかを把握することが重要です。

例えば、片側に重心がかかりすぎていると、その足の足首に負担が集中します。

長時間同じ姿勢でいることを避け、1時間に1回は重心を変えることで、筋肉や関節の負担を軽減できます。

ただし、重心を意識しすぎると逆に痛みが出ることがあるので、適度に気をつけましょう。

長時間同じ姿勢で立たない

同じ姿勢で長時間立っていると、特定の筋肉にばかり負担がかかり、痛みや疲労が蓄積します。

例えば、レジでの仕事や立ちっぱなしのイベントスタッフなどでは、こまめに姿勢を変えることが大切です。

1時間に1回は意識的に重心を変えたり、数分間歩き回るなどして、負担を分散させましょう。

重心を反対側の足にかける

痛みが出た場合、重心を反対側の足にかけることが有効です。

例えば、片足立ちで反対側の足を前後に動かしたり、膝を曲げ伸ばしすることで、関節の可動域を広げることができます。

この際、痛みが出た足の関節を伸ばして緩めるようにしましょう。

まとめ:坐骨神経痛と足首の痛みは整形外科での診断が重要!

坐骨神経痛 足首

今回は、坐骨神経痛が腰から足や足首に及ぼす影響や、その原因、予防法について紹介しました。

坐骨神経痛と足首の関係は非常に重要です。

坐骨神経痛が悪化すると、足首に強く痛みが出たりしびれを引き起こしたりすることがあります。

例えば、歩行時に坐骨神経痛の症状をかばうために、足首に余計な負荷がかかることがあります。

このような症状が現れたら、病院での診断と治療を早急に受けることが重要です。

また、日常生活での動作が困難になったり、足首の痛みが増したり、足首の可動域が制限されることで、日常の活動に支障をきたしてしまう人もいるでしょう。

もしスネや足首の痛みが坐骨神経痛から来る可能性が低い場合でも、他に深刻な原因が潜んでいることがあります。

そのため、しっかりとした検査を受けて原因を確認することが重要です。

痛みが軽度であっても、放置すると回復に時間がかかる場合があります。

「何だか違和感があるな」と感じたら、早めに専門家に質問や相談することが大切です。

坐骨神経痛の治療を受ける際には、治療内容や通ったりしやすい場所を選ぶようにしましょう。

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

最新の記事はこちら

よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

近くの店舗を探す
24時間スマホで簡単に予約可能 さっそく予約する