最終更新:2025.05.01

坐骨神経痛 タリージェ リリカ効かない、投薬以外の治療法や対処法も

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

坐骨神経痛にタリージェ(ミロガバリン)が効かない場合、神経痛だけでなく筋肉や関節の問題が併存している可能性があります。また、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの原因疾患が影響していることも考えられます。効果を得るには通常1週間以上の服用継続が必要で、徐々に量を調整していくことが重要です。効果が不十分な場合、リハビリテーション、物理療法、神経ブロック注射、漢方薬など他の治療法を検討する価値があります。正確な原因特定のためにMRI検査などを受け、整形外科や神経内科などの専門医に相談して適切な治療方針を立てることが大切です。

神経痛のうち坐骨神経痛の原因や症状はどのようなものでしょうか。また、坐骨神経痛の治療法やよく使われる飲み薬には、どのようなものがあるでしょうか。タリージェは、神経障害性疼痛の治療薬であり、梨状筋症候群による痛みに効果が期待できる場合があります。

以下で、これらについて解説します。

神経痛について

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神経痛とは、末梢神経が何らかの原因で刺激を受け、痛みやしびれなどの症状が現れる病態です。神経は全身に張り巡らされているため、症状は体のあらゆる部位で起こりえます。

【主な原因】

神経の圧迫

椎間板ヘルニアや腫瘍などによって神経が圧迫される。

神経の炎症

帯状疱疹や糖尿病性神経障害などによる神経の炎症。糖尿病性神経障害とは、糖尿病で高血糖の状態が長く持続すると、神経(運動神経・知覚神経・自律神経)に障害が及ぶことです。

外傷

事故や手術などによる神経の損傷

薬剤

抗がん剤などの副作用により神経障害が起こることがあります。

栄養不足

ビタミンB12欠乏症などによる神経障害

遺伝

三叉神経痛など、遺伝的な要因が関与していると考えられる神経痛があります。

【症状】

痛み

鋭い痛み、ズキズキする痛み、焼けつくような痛みなど、様々な種類の痛みが出現します。

しびれ

ピリピリ感、チクチク感、違和感など、様々な種類がしびれが出現します。

その他

筋肉のけいれん、脱力感、ほてりなど、様々な症状が現れることもあります。

【治療法】

原因療法と対症療法の二つがあります。

原因療法

原因となっている病気を治療することで、神経痛の症状を改善します。痛みの原因を取り除くことを目的とし、内服薬を飲んだり、手術などを行います。

対症療法

痛みやしびれなどの症状を和らげるための治療法です。薬物療法、理学療法、神経ブロック療法などが行われます。
対症療法は、痛みの軽減を目指し、痛み止めを飲むなどの方法によります。

回復までの時間には個人差がありますが、通常、どちらの療法も効果的です。

坐骨神経痛について

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坐骨神経痛は、坐骨神経と呼ばれる、腰から足にかけて伸びる太い神経が圧迫や刺激を受けることによって起こる痛みやしびれなどの症状です。

【主な原因】

腰部脊柱管狭窄症

脊柱管が腰の部分で狭くなり、脊柱管の中の坐骨神経が圧迫される病気です。

椎間板ヘルニア

背骨の間にある椎間板が飛び出し、坐骨神経を圧迫する病気です。

梨状筋症候群

梨状筋というお尻の筋肉が緊張・収縮し、坐骨神経を圧迫する病気です。

変形性腰椎症

背骨の骨が変形し、坐骨神経を圧迫する病気です。

【症状】

おしりから足にかけての痛みやしびれ

痛みは鋭い痛み、ズキズキする痛み、焼けつくような痛みなど、様々な種類の痛みが出現します。しびれはピリピリ感、チクチク感、違和感など、様々な種類があります。

歩行困難

痛みが強いため、歩行が困難になることがあります。

筋力低下

痛みのある側の足に筋力低下が現れることがあります。

【日常生活でできる対策】

適度な運動

ウォーキングやストレッチなど、適度な運動をすることで、血行を促進し、筋肉の緊張をほぐすことができます。

姿勢の改善

猫背などの悪い姿勢は、腰に負担をかけ、坐骨神経痛の症状を悪化させる可能性があります。

体重管理

肥満は腰に負担をかけ、坐骨神経痛の症状を悪化させる可能性があります。

禁煙

喫煙は血行を悪化させ、坐骨神経痛の症状を悪化させる可能性があります。

坐骨神経痛は、早めに治療を受けることで、症状を改善することができます。おしりや足に痛みやしびれがある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

坐骨神経痛の原因は?おしりから痛みが出る原因や腰痛の症状を解説!セルフチェック方法・予防方法・治療改善まで紹介

坐骨神経痛の治療法

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坐骨神経痛の治療法は、原因療法と対症療法の二つがあります。

【原因療法】

原因となっている病気を治療することで、坐骨神経痛の症状を改善します。坐骨神経痛の原因別の治療法は以下のとおりです。

・腰部脊柱管狭窄症~手術療法、薬物療法

・椎間板ヘルニア~手術療法、薬物療法

・梨状筋症候群~理学療法、注射療法

・変形性腰椎症~理学療法、薬物療法

【対症療法】

痛みやしびれなどの症状を和らげるための治療法です。対症療法には以下のようなものがあります。

・薬物療法

痛み止めの薬、抗炎症薬、神経ブロック薬など

・理学療法

温熱療法、マッサージ、電気療法など

・神経ブロック療法

痛みを感じる神経をブロックする注射療法

また、日常生活での注意点には以下のようなものがあります。

・長時間の立ち仕事や座り仕事は避ける

・重い物を持ち上げない

・冷えに注意する

・禁煙する

・ストレスを溜めない

坐骨神経痛の薬物療法

坐骨神経痛の薬物療法は、原因療法でも対症療法でも行われます。医師は、患者の症状や原因に合わせて、適切な薬剤を選択・処方します。

使用される主な薬剤は以下の通りです。

痛み止め

アセトアミノフェン、ロキソプロフェン、ナプロキセンなど

抗炎症薬

ロキソプロフェン、ナプロキセン、セレコキシブなど

神経ブロック薬

プレガバリン、ガバペンチン、ラモトリジンなど

筋弛緩薬

シクロベンチザミン、エペリゾンなど

抗うつ薬

抗うつ薬は、神経障害性疼痛に対する有効性が高いです。

ノルトリプチリン、デュロキセチンなど

薬物療法の効果は、個人差が大きいため、複数の薬剤を組み合わせたり、量を調整したりしながら、最適な治療法を見つける必要があります。また、薬剤によっては眠気、めまい、ふらつき、胃腸障害などといった副作用が現れる場合があります。

副作用が出現した場合は、医師に相談しましょう。

【腰痛と太もも裏の痛みやしびれ】坐骨神経痛の原因・症状・治療法・予防法を紹介

神経ブロック療法

神経ブロック療法は、痛みを感じる神経をブロックすることで、痛みやしびれなどの症状を和らげる治療法です。主に、坐骨神経ブロック硬膜外ブロックの2種類があります。

【坐骨神経ブロック】

坐骨神経の周辺に局所麻酔薬やステロイド薬を注射することで、神経をブロックします。効果は数時間から数日間持続し、強い痛みに対して有効です。

【硬膜外ブロック】

脊髄の硬膜外腔に局所麻酔薬やステロイド薬を注射することで、坐骨神経を含む腰部の神経をブロックします。効果は数時間から数日間持続し、広範囲の痛みに対して有効です。

神経ブロック療法は、侵襲性の低い治療法ですが、まれに副作用が現れる場合があります。主な副作用としては、頭痛、めまい、吐き気、しびれなどが挙げられます。

また、効果が持続しない場合もあります。

神経ブロック療法は、薬物療法で効果が十分得られない場合に検討されることが多い治療法です。

各種コルセット・サポーター

各種コルセット・サポーターは、腰部を固定し、神経の圧迫を軽減することで、痛みやしびれなどの症状を和らげる補助的な治療法です。主に、腰椎コルセット骨盤ベルトの2種類があります。

【腰椎コルセット】

腰椎を固定することで、腰への負担を軽減し、痛みやしびれを和らげます。急性期の痛みに効果的です。

【骨盤ベルト】

骨盤を固定することで、腰椎への負担を軽減し、痛みやしびれを和らげます。慢性期の痛みに効果的です。

コルセット・サポーターは、症状や体型に合ったものを選ぶことが重要です。また、長時間着用し続けると、筋肉が弱化してしまう可能性があるため、医師や理学療法士の指導のもとに適切に使用する必要があります。

コルセット・サポーターは、単独で坐骨神経痛を治すことはできませんが、他の治療法と併用することで、症状を改善する効果が期待できます。

飲み薬での治療

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坐骨神経痛の薬物療法でよく使われる飲み薬には、以下のようなものがあります。

プレガバリン(商品名:リリカ)、ミロガバリン(商品名:タリージェ)

作用機序

痛みを感じる神経の興奮を抑えることで、痛みやしびれを和らげます。

効果

他の鎮痛薬に比べ、神経痛による痛みやしびれに効果的です。特に、夜間の痛みに効果があるとされています。

副作用

眠気、めまい、ふらつき、頭痛、便秘、体重増加など。眠気は特に多く報告されており、運転や機械操作には注意が必要です。

ビタミンB12(商品名:メチコバール、メコバラミン)

作用機序

神経細胞の修復や維持に重要な役割を果たすビタミンB12は、神経痛の症状改善に効果があると考えられています。ビタミンB12欠乏症が坐骨神経痛の原因となっている場合にも有効です。

効果

痛みやしびれを和らげるだけでなく、神経機能の改善にも効果が期待できます。

副作用

ほとんどありませんが、まれにアレルギー反応が起こる場合があります。

注意点

注射と内服薬の2種類があり、症状や体質に合わせて選択されます。糖尿病の薬を服用している方は、ビタミンB12の吸収が阻害される可能性があるため、医師に相談する必要があります。

NSAIDS(商品名:ロキソニン、ボルタレン、セレコックス、SG顆粒など)

作用機序

炎症や痛みのもととなる物質の生成を抑制することで、炎症による痛みやしびれを和らげます。

効果

急性の坐骨神経痛による炎症や痛みに効果的です。

副作用

胃腸障害(胃痛、胃潰瘍、下痢など)、腎機能障害、肝機能障害など。特に、胃腸が弱い方は注意が必要です。

注意点

長期服用は避け、症状が改善したら服用を中止する必要があります。また、高齢者や腎機能・肝機能が低下している方は、慎重に服用する必要があります。

デュロキセチン(商品名:サインバルタ)

作用機序

脳内の神経伝達物質であるセロトニンとノルアドレナリンの働きを強め、痛みを感じる神経の興奮を抑えることで、痛みやしびれを和らげます。

効果

抗うつ薬ですが、神経痛による痛みやしびれにも効果があります。特に、抗炎症薬やプレガバリンやミロガバリンで効果が不十分な場合に有効とされています。

副作用

眠気、めまい、ふらつき、頭痛、便秘、尿路障害など。抗うつ薬であるため、うつ状態や自殺念慮などの精神症状が現れる可能性もあります。

注意点

高齢者や肝機能・腎機能が低下している方は、慎重に服用する必要があります。また、他の薬を服用している方は、相互作用の可能性があるため、医師に相談する必要があります。

トラマドール(商品名:トラムセット)

作用機序

脳内のアヘン受容体とノルアドレナリン受容体に作用することで、痛みを抑制します。

効果

強い痛みに効果的な麻薬性鎮痛薬です。他の鎮痛薬で効果が不十分な場合に処方されます。

副作用

眠気、めまい、ふらつき、便秘、悪心、嘔吐、呼吸抑制など。麻薬性鎮痛薬であるため、依存性や乱用のリスクがあります。

注意点

運転や機械操作は避け、慎重に服用する必要があります。また、妊娠中・授乳中の方や呼吸器疾患のある方は服用できません。

プロスタグランジン製剤(商品名:オパルモン、リマプロストアルファデクス)

作用機序

プロスタグランジン製剤は、プロスタグランジンという生理活性物質を体内に補充することで、様々な症状を改善する薬剤です。坐骨神経痛を含む痛み、血栓、発熱、子宮収縮など、幅広い作用を持っています。

種類としては、主に以下の2種類があります。

【天然プロスタグランジン製剤】

天然のプロスタグランジンをそのまま製剤化したものです。代表的な薬剤は、プロスタグランジンE1(オパルモン)、プロスタグランジンF2α(リマプロストアルファデクス)があります。

【プロスタグランジン誘導体】

天然のプロスタグランジンを化学的に修飾したものです。代表的な薬剤は、ミソプロストール(アルタセ)、ジルプロストロン(プロスタンディンX)があります。

効果

血管拡張作用や神経伝達物質の放出を促進することで、痛みを和らげます。その他、血栓形成を予防・溶解、発熱促進、子宮収縮などの作用があります。

副作用

消化器症状~吐き気、嘔吐、腹痛、下痢など

循環器症状~血圧降下、頻脈、動悸など

呼吸器症状~気管支喘息発作、呼吸困難など

その他~発熱、頭痛、めまい、不正出血など

注意点

妊娠中・授乳中の女性は、胎児・乳児への影響がある可能性があるため、服用前に医師に相談する必要があります。また、喘息などの呼吸器疾患のある方は、呼吸困難などの副作用が出やすいので、注意が必要です。

消化器疾患のある方は、消化器症状が悪化する可能性があるため、注意が必要です。その他の薬を服用している方でも相互作用が起こる可能性があるため、医師に相談する必要があります。

漢方薬「痛散湯」

痛散湯は、麻杏薏甘湯(マキョウヨクカントウ)を処方の由来としており、これに、痛みの改善を目的として「利水消腫」の効能を持つ防已(ボウイ)が加えられた独自の処方です。

【構成生薬と効能】

麻黄(マオウ)~気道拡張作用、発汗作用、解熱作用

杏仁(キョウニン)~鎮咳作用、去痰作用

薏苡仁(ヨクイニン)~利水作用、浮腫軽減作用

甘草(カンゾウ)~鎮咳作用、解毒作用、緩和作用

防已(ボウイ)~利水消腫作用、鎮痛作用

【適応症】

坐骨神経痛などの神経痛

肩こり

腰痛

関節痛

頭痛

めまい

むくみ

冷え

痛散湯は、血行を促進し、筋肉のコリをほぐすことで、痛みやしびれを和らげる効果があります。また、利水作用によって、むくみを改善する効果もあります。

服用方法としては、煎じ薬と顆粒の2種類があります。

【副作用】

胃腸障害や発疹などが起こる場合があります。

【注意点】

以下のような方は服用を控える必要があります。

・妊娠中・授乳中の方

・体虚のある方

・胃腸が弱い方

・薬剤アレルギーのある方

痛散湯は、慢性的な痛みやしびれに効果的な漢方薬ですが、体質や症状によっては効果がない場合もあります。服用前に医師に相談し、適切な服用方法を守ることが重要です。

坐骨神経痛の薬物治療に関するよくある質問

タリージェとプレガバリン(リリカ)の違いは何ですか?

タリージェ(ミロガバリン)とプレガバリン(リリカ)はどちらも神経障害性疼痛治療薬ですが、分子構造や薬理学的特性に違いがあります。タリージェはカルシウムチャネルに対する選択性が高く、効果の持続時間が長いという特徴があります。また、タリージェは1日2回の服用で済むため服薬コンプライアンスが向上しやすく、副作用プロファイルも若干異なります。プレガバリンで十分な効果が得られなかった患者でもタリージェが効果を示すケースや、逆にタリージェが効かない場合にプレガバリンが効果的なケースもあります。どちらの薬も眠気やめまいなどの副作用があるため、医師の指導のもとで適切に使用することが重要です。

タリージェの副作用にはどのようなものがありますか?

タリージェ(ミロガバリン)の主な副作用には、眠気・めまい・ふらつきなどの中枢神経系の症状が最も多く報告されています。その他に、口渇、便秘、吐き気、体重増加、末梢性浮腫(手足のむくみ)、視力障害、注意力・集中力の低下などが生じることがあります。これらの副作用は通常、服用開始時や増量時に現れやすく、時間の経過とともに軽減することが多いです。特に高齢者では副作用が強く出る傾向があります。運転や機械操作など危険を伴う作業は避け、アルコールと併用すると中枢神経抑制作用が増強されるため注意が必要です。副作用が強い場合は自己判断で中止せず、医師に相談することが重要です。

坐骨神経痛の痛みを和らげるための日常生活での工夫はありますか?

坐骨神経痛の痛みを和らげるための日常生活での工夫としては、まず姿勢の改善が重要です。長時間の座位や立位を避け、定期的に姿勢を変えましょう。座る際は硬めの椅子を選び、腰を支えるクッションを使用するとよいでしょう。適度な運動(ウォーキングや水泳など)は筋肉を強化し血行を促進するため効果的です。一方で、重い物の持ち上げや急な動きは避けるべきです。温熱療法(入浴や温湿布)も血行促進に役立ちます。十分な睡眠と適切なマットレスの使用も重要で、横向きに寝る際は膝の間に枕を挟むと腰への負担が軽減します。ストレス管理も痛みの軽減に役立つため、リラクゼーション技法を取り入れることも検討してください。

神経ブロック注射はどのような場合に検討すべきですか?

神経ブロック注射は、経口薬物療法で十分な効果が得られない場合や、副作用により薬物療法を継続できない場合に検討すべき治療法です。特に急性の強い痛みがある場合や、痛みが特定の神経領域に限局している場合に効果的です。注射には局所麻酔薬やステロイド薬が使用され、痛みを伝える神経の働きを一時的に遮断することで即効性のある痛みの緩和が期待できます。ただし、効果の持続期間は個人差があり、通常数時間から数週間程度です。神経ブロック注射は専門的な技術を要するため、経験豊富な医師によって行われるべきであり、施術前には詳細な診断と説明を受けることが重要です。稀に感染や出血などの合併症のリスクもあるため、メリットとリスクを十分に理解した上で検討する必要があります。

 

まとめ

坐骨神経痛 タリージェ 効かない

神経痛は、末梢神経が何らかの原因で刺激を受け、痛みやしびれなどの症状が現れる病態です。そのうち腰から足にかけて伸びる太い神経である坐骨神経が痛むものが、坐骨神経痛です。

坐骨神経痛の治療法には、薬物療法、神経ブロック療法、コルセットやサポーターによる治療などがあります。薬物療法はよく用いられますが、様々なの飲み薬があり、また、漢方薬もよく用いられます。

坐骨神経痛の薬物療法は、疼痛を抑え、悩みを軽減するために非常に重要です。整形外科やクリニックで診断を受けた後、適切な薬が処方されます。
適切な薬を飲むことで下肢や関節に生じる痛みを抑えることが可能で、徐々に楽になることを感じる人が多いです。坐骨神経痛の治療は、医療機関へのアクセスが大切で、同じような症状に悩む人々にとって適切な診断と治療が不可欠です。

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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