最終更新:2024.08.20

【妊婦さん要注意】妊娠中に腰やお尻が痛い!坐骨神経痛の原因と対処とは?

妊娠中は、体の変化などにより坐骨神経痛に悩まされる方も多いですが、治療はどのようになされるのでしょうか。妊婦さんが坐骨神経痛になった場合には、どのように対処し、どこに注意すべきでしょうか。

今回は、妊婦さんの坐骨神経痛とその治療法などについて、紹介します。

坐骨神経痛とは

坐骨神経痛 ストレッチ 妊婦

坐骨神経痛は、坐骨神経の圧迫や炎症によって生じる痛みやしびれの症状を指します。坐骨神経は人体で最も太く、腰部から始まり、臀部を通って脚の後ろ側に伸びています。

この神経が圧迫されると、痛みやしびれが腰から臀部、さらには足先にまで広がることがあります。

【原因】

坐骨神経痛の主な原因には以下のものがあります。

椎間板ヘルニア

腰椎の椎間板が外に飛び出し、神経を圧迫します。

脊柱管狭窄症

脊柱管が狭くなり、菅の中の神経を圧迫します。

筋肉の緊張

梨状筋などの臀部の筋肉が硬直し、神経を圧迫します。

骨の変形

加齢や外傷により骨が変形して神経を圧迫します。

【症状】

坐骨神経痛の症状は以下の通りです。

腰から臀部、足にかけての鋭い痛み

足や足先のしびれやチクチク感

筋力低下や歩行困難

【診断】

医師は患者の症状を確認し、身体検査や画像検査(X線、MRIなど)を用いて診断を行います。神経の圧迫が確認されれば、適切な治療が選択されます。

【治療】

坐骨神経痛の治療法は症状や原因によりますが、一般的には以下の方法があります:

薬物療法

鎮痛剤や抗炎症薬が使用されます。

理学療法

ストレッチや筋力強化運動が推奨されます。

注射療法

神経周囲にステロイド注射を行い、炎症を抑えます。

手術

重度の場合や他の治療が効果を示さない場合、手術が考慮されます。

【予防】

坐骨神経痛の予防には、適切な姿勢の保持や定期的な運動が重要です。特に腰部の筋肉を強化することが推奨されます。

また、重いものを持ち上げる際には正しい持ち方を心掛けることが重要です。

妊婦さんの坐骨神経痛とは

坐骨神経痛 ストレッチ 妊婦

【原因】

妊婦さんの坐骨神経痛は、妊娠初期から中期にかけて発症することが多いです。妊娠中の坐骨神経痛の主な原因は、体の変化による骨盤周辺や腰部への圧迫や負荷の増加です。

赤ちゃんの成長に伴い腰痛や足の付け根の痛みが増し、左右どちらかに痛みが出ることもあります。以下に、具体的な原因を説明します。

体重増加

妊娠中に体重が増加すると、腰や骨盤にかかる負荷が増えます。これにより、坐骨神経が圧迫されやすくなります。

ホルモンの変化

妊娠中にはリラキシンというホルモンが分泌され、関節や靭帯が柔軟になります。この変化は骨盤が出産に備えて広がるために必要ですが、同時に骨盤の安定性が低下し、神経が圧迫されやすくなる原因となります。

子宮の拡大

妊娠が進むにつれて、子宮が大きくなり、周囲の臓器や組織を圧迫します。特に妊娠後期では、子宮の圧迫が坐骨神経に影響を与えることがあります。

姿勢の変化

お腹が大きくなると、重心が前方に移動し、姿勢が変わります。このため、腰部の筋肉や関節に負担がかかり、坐骨神経痛を引き起こす可能性があります。

筋力の低下

妊娠中は運動量が減少しがちで、腰部や骨盤周囲の筋力が低下することがあります。これにより、神経の圧迫が起こりやすくなります。

胎児の位置

胎児の位置や動きも坐骨神経痛に影響を与えることがあります。特に胎児が腰の近くに位置すると、神経を圧迫することがあります。

これらの要因が組み合わさることで、妊娠中の女性は坐骨神経痛を経験することが多いです。痛みの強さや頻度は個人差があり、妊娠の進行状況や体調によって異なります。

適切な対策を講じることで、症状を軽減することが可能です。

【症状】

妊娠中の坐骨神経痛の症状は、一般的な坐骨神経痛と類似していますが、妊婦特有の体の変化に伴う症状もあります。腰やお尻の痛みが強く、時には足の方まで広がることがあります。

痛みがつらいと、日常生活に支障をきたし、不安を感じることもあるでしょう。肩こりや首の痛みが同時に起こることもあり、妊婦さんの悩みは深まります。

以下に具体的な症状を説明します。

腰から臀部、太もも、ふくらはぎにかけて痛い

妊婦さんの坐骨神経痛は、腰部から臀部、太もも、ふくらはぎ、さらには足の指先にかけて広がることがあります。痛みは鋭く、刺すような感覚や電気が走るような感覚として感じられます。

しびれやチクチク感

足や足先にかけて、しびれやチクチク感が現れることがあります。これらの感覚は、一時的なものから持続的なものまでさまざまです。

動作時の痛み

特定の動作や姿勢によって痛みが悪化することがあります。例えば、立ち上がる、座る、歩く、寝返りを打つなどの日常動作で痛みが増すことがあります。

筋力低下

坐骨神経の圧迫により、脚や足の筋力が低下することがあります。これは、歩行が困難になったり、バランスを崩しやすくなる原因となります。

夜間の痛み

妊娠中は夜間に痛みが強くなることがあり、睡眠の質が低下することがあります。これは、横になる姿勢が神経を圧迫しやすいためです。

歩行時の困難

痛みやしびれが強くなると、歩行が困難になることがあります。特に長時間の歩行や立ち仕事が難しくなることがあります。

症状の変動

痛みやしびれの強さや頻度は日によって異なることがあります。これは、胎児の位置や活動、母体の体調変化によるものです。

妊娠中の坐骨神経痛は、母体の体重増加や姿勢の変化、ホルモンの影響などにより、症状が増悪することが多いです。これらの症状は、日常生活に大きな影響を与えることがあり、早めの対策や治療が求められます。

【治療法】

妊婦さんの坐骨神経痛の治療法は、妊娠中という特別な状況を考慮し、安全かつ効果的な方法を選択する必要があります。治療法にはいくつかの対処法がありますが、まずは、かかりつけの産婦人科や病院での診察を受け、適切な治療を受けることが重要です。

次に、自宅でできる対処法としては、骨盤矯正や入浴による血行促進があります。マタニティヨガや軽い運動も効果的です。

また、腰痛対策として、反り腰や猫背を意識して改善することも大切です。以下で、妊娠中の坐骨神経痛に対する主な治療法を説明します。

適度な運動

適度な運動は筋力を維持し、坐骨神経痛の軽減に役立ちます。特にウォーキングや妊婦向けのヨガ、ストレッチングが効果的です。

運動は血流を改善し、筋肉の柔軟性を保つのに役立ちます。

姿勢の改善

正しい姿勢を保つことは坐骨神経痛の軽減に役立ちます。座るときは腰にクッションを入れてサポートし、立つときは重心を均等に保つようにします。

長時間同じ姿勢を避け、適度に休憩を挟むことも大切です。

温熱療法と冷却療法

温熱療法(ホットパック)や冷却療法(アイスパック)を用いることで、痛みや炎症を緩和することができます。これらの方法は血流を改善し、筋肉の緊張を和らげるのに有効です。

温熱療法と冷却療法とでは、どちらも効果は同じなので、好みの方法を選ぶとよいです。

マッサージ

専門家による妊婦向けのマッサージは、筋肉の緊張をほぐし、坐骨神経痛の症状を和らげるのに役立ちます。ただし、妊娠中は敏感な部位も多いため、専門的な知識を持ったマッサージセラピストに依頼することが重要です。

物理療法

理学療法士による指導のもと、適切なエクササイズやストレッチを行うことで、痛みを軽減し、筋力を維持することができます。特に骨盤底筋や腹筋の強化が効果的です。

薬物療法

妊娠中の薬物使用は慎重に行う必要があります。痛みが強い場合は、医師の指示に従い、胎児に安全な範囲での鎮痛剤を使用することができます。

サポートグッズの使用

骨盤ベルトや妊婦用のマタニティサポートバンドを使用することで、腰や骨盤をサポートし、痛みを軽減することができます。

休息とリラクゼーション

十分な休息を取り、ストレスを軽減することも重要です。リラクゼーションテクニックや深呼吸、瞑想などを取り入れることで、全身の緊張を和らげることができます。

【注意点】

妊娠中は、通常の治療法が適用できない場合がありますので、必ず医師の監修の下で行うようにしましょう。また、痛みが戻る場合やさらに悪化する場合は、再度医師に相談することが大切です。

妊娠中の坐骨神経痛の治療は、個々の状況に応じてカスタマイズされるべきです。医師や理学療法士と相談しながら、自分に合った治療法を見つけることが重要です。

坐骨神経痛の妊婦さんの座り方・寝方

坐骨神経痛 ストレッチ 妊婦

 

坐骨神経痛の妊婦さんの座り方および寝方は、以下の方法が推奨されます。

座り方

妊婦さんが坐骨神経痛を和らげるためには、正しい座り方が重要です。以下に、具体的な座り方のポイントを説明します。

椅子を選ぶ

腰をしっかりサポートする椅子を選びましょう。背もたれがしっかりとあり、腰にフィットする椅子が理想的です。

座面は適度なクッション性があり、硬すぎず柔らかすぎないものが良いです。

クッションを使用する

クッションや腰枕を使用して、腰をサポートします。特に、腰の部分に小さなクッションを置くことで、自然なS字カーブを維持しやすくなります。

また、尾骨にかかる圧力を軽減するためにドーナツ型のクッションを使用することも効果的です。

座る姿勢

椅子に深く腰掛け、背中を背もたれにぴったりとつけます。背筋を伸ばし、肩をリラックスさせましょう。足は床に平行に置き、膝が腰の高さと同じか少し高くなるようにします。

足を組むことは避け、膝を軽く開いて自然な姿勢を保ちます。

足の位置

足元にはフットレストを置き、足を少し高くすることで腰への負担を減らすことができます。これは特に長時間座る場合に有効です。

定期的な休憩

長時間座り続けることは避け、定期的に立ち上がってストレッチを行いましょう。30分から1時間ごとに休憩を取り、軽い運動をすることで血流を促進し、筋肉の緊張を和らげることができます。

バランスボールの使用

バランスボールを椅子の代わりに使用することで、自然に良い姿勢を保ち、筋肉のバランスを取るのに役立ちます。これにより、坐骨神経への圧迫が軽減されることがあります。

適度な動き

座っている間も、軽い腰の動きを取り入れることで、筋肉の硬直を防ぎます。腰を軽く回すような動きや、骨盤を前後に動かすエクササイズを取り入れましょう。

妊婦さんが坐骨神経痛を軽減するためには、正しい座り方を実践し、腰への負担を最小限に抑えることが重要です。適切な腰へのサポートを得るために、座る環境を整えることが大切です。

寝方

坐骨神経痛を持つ妊婦さんにとって、適切な寝方を見つけることは、痛みを軽減し、快適な睡眠を得るために非常に重要です。以下に、妊婦さんにおすすめの寝方について説明します。

横向き寝(サイドスリープ)

妊娠中は左側を下にして横向きに寝ることが推奨されます。左側を下にすると、子宮が右側にある肝臓を圧迫することが少なくなるため良いとされています。

また、子宮への血流が改善され、胎児に十分な酸素と栄養が届きやすくなります。横向き寝は腰への負担を減らし、坐骨神経への圧迫を和らげる効果があります。

枕の使用

横向き寝の際には、複数の枕を使用して体をサポートするとよいです。特に、膝の間に枕を挟むことで骨盤の位置が安定し、腰への負担が軽減されます。

また、腹部をサポートするために、腹部の下に薄い枕やクッションを置くことも有効です。

抱き枕(ボディピロー)の利用

抱き枕を使用することで、全身をサポートし、快適な寝姿勢を維持することができます。抱き枕を体に沿わせて抱えるように使うことで、腰や骨盤の安定性が向上し、坐骨神経痛の症状を緩和することができます。

マットレスの選び方

マットレスは、硬すぎず柔らかすぎない適度な硬さのものを選びましょう。妊娠中は体重が増加するため、体をしっかり支えることができるマットレスが必要です。

もしマットレスが柔らかすぎる場合は、上に硬めのパッド(トッパー)を敷くことで調整できます。

起き上がり方

寝起きの際には、急に起き上がらず、まず膝を曲げて体を横に向け、腕で支えながらゆっくりと起き上がるようにしましょう。これにより、腰への急な負担を避けることができます。

姿勢の調整

寝ている間に痛みを感じた場合は、寝姿勢を少し変えてみるとよいです。背中や腰に違和感を感じたら、クッションや枕の位置を調整し、体が楽な姿勢を見つけるようにしましょう。

リラックス法

寝る前にリラックスするためのルーティンを取り入れることで、より良い睡眠が得られます。軽いストレッチや深呼吸、温かいシャワーを浴びるなどの方法を試してみてください。

妊婦さんが坐骨神経痛を軽減するためには、適切な寝方を見つけることが不可欠です。体をサポートし、痛みを和らげるために、枕やマットレスの選び方に注意し、快適な寝姿勢を保つよう心掛けましょう。

坐骨神経痛の妊婦さんが注意すべき7つのこと

坐骨神経痛 ストレッチ 妊婦

坐骨神経痛を持つ妊婦さんが注意すべきことは、多くの側面にわたります。適切な生活習慣とケアを心がけることで、痛みを軽減し、快適な妊娠期間を過ごすことができます。

以下に、注意すべきポイントを詳しく説明します。

1. 正しい姿勢の保持

妊娠中は体のバランスが変わりやすいため、正しい姿勢を維持することが重要です。立っている時は、両足を肩幅に開き、重心を均等に保つよう心がけます。

座る時は、深く腰掛けて背筋を伸ばし、腰にクッションを使ってサポートします。長時間同じ姿勢を続けないようにし、こまめに姿勢を変えることも大切です。

2. 適度な運動

適度な運動は、筋力を維持し、坐骨神経痛の緩和に役立ちます。ウォーキングや妊婦向けのヨガ、軽いストレッチなどが推奨されます。

ただし、無理な運動は避け、医師と相談しながら行うようにしましょう。

3. 正しい持ち上げ方

重い物を持ち上げる時は、膝を曲げて腰を使わずに持ち上げるように注意します。背筋をまっすぐに保ち、物を体に近づけて持つことで、腰への負担を軽減できます。

4. サポートグッズの使用

骨盤ベルトマタニティサポートバンドを使用することで、腰や骨盤をしっかりサポートし、痛みを和らげることができます。また、寝る時には抱き枕を使って体をサポートし、快適な姿勢を保つようにしましょう。

5. 休息とリラクゼーション

十分な休息を取ることが重要です。痛みが強い時や疲れを感じた時は、無理をせず横になって休むようにします。

また、リラクゼーション法を取り入れることで、体の緊張を和らげ、痛みを軽減できます。深呼吸や瞑想、温かいシャワーを浴びるなどの方法を試してみてください。

6. 適切な医療機関の利用

痛みが続く場合や強くなる場合は、早めに医師に相談することが重要です。医師は、適切な治療法やエクササイズを指導してくれます。自己判断で薬を使用することは避け、必ず医師の指示に従いましょう。

7. 栄養バランスの取れた食事

栄養バランスの取れた食事は、妊娠中の体調管理に不可欠です。カルシウムやマグネシウムなど、骨や筋肉の健康に良い栄養素を積極的に摂取しましょう。

坐骨神経痛の妊婦さんのためのストレッチやマッサージ

 

坐骨神経痛 ストレッチ 妊婦

ストレッチ

妊婦さんの坐骨神経痛を軽減するためには、適切なストレッチが非常に有効です。以下に、妊婦さんにおすすめのストレッチを説明します。

猫のポーズ(キャットアンドカウ)

四つん這いになり、手と膝を肩幅に広げます。

息を吸いながら背中を反らし、尾骨を上げ、頭を上げます(カウポーズ)。

息を吐きながら背中を丸め、尾骨を下げ、顎を胸に近づけます(キャットポーズ)。

これを数回繰り返すことで、背骨を柔軟にし、腰部の緊張を緩和します。

ハムストリングストレッチ

椅子に浅く腰掛け、一方の足を前に伸ばします。

背筋を伸ばしたまま、体を前に倒し、伸ばした足のつま先を引き寄せます。

ハムストリングの伸びを感じたら、その姿勢を15~30秒保持します。

反対側も同様に行います。

梨状筋ストレッチ

床に座り、片足を他方の太ももの上に乗せ、足首を膝の外側に置きます。

背筋を伸ばし、前に倒れながら膝を軽く押し下げます。

深く息を吸いながら、梨状筋の伸びを感じる位置で姿勢を保持します。

反対側も同様に行います。

梨状筋は、骨盤にある坐骨神経の周囲にある筋肉です。

骨盤傾斜運動

仰向けに寝て、膝を曲げて足を床に置きます。

息を吐きながら、骨盤を軽く上に持ち上げ、腰を床に押し付けます。

息を吸いながら元の位置に戻ります。

これを数回繰り返し、骨盤周辺の筋肉を柔らかく保ちます。

お腹を支えるストレッチ

横向きに寝て、膝を軽く曲げます。

上になっている足を前に出し、軽く股関節を伸ばします。

抱き枕を使ってお腹を支えると楽に行えます。

これは、骨盤と股関節のバランスを整え、坐骨神経痛の症状を和らげます。

お尻の筋肉をほぐすストレッチ

仰向けに寝て、一方の膝を胸に引き寄せます。

反対の足は床にまっすぐ伸ばします。

これは、お尻の筋肉を伸ばし、坐骨神経の圧迫を軽減します。

これらのストレッチを日常的に行うことで、坐骨神経への圧迫を軽減し、痛みを和らげることができます。ストレッチを行う際は、痛みを感じたら無理せず中止し、必ず医師に相談することが重要です。
また、普段の姿勢や座り方にも注意し、腰やお腹に負担がかからないようにしましょう。快適な妊娠生活を過ごすために、専門家によるアドバイスや定期的なチェックを受けることもおすすめです。

マッサージ

妊婦さんの坐骨神経痛を和らげるためには、適切なマッサージが効果的です。以下に、妊婦さん向けのマッサージ方法を説明します。

腰部のマッサージ

妊婦さんは横向きに寝て、膝を軽く曲げてリラックスします。

マッサージを行う人は、手のひらで腰部を優しく円を描くようにマッサージします。

腰部の筋肉をほぐすことで、坐骨神経への圧迫を和らげます。

梨状筋のマッサージ

痛み痺れのある場所を確認します。

仰向けに寝転び初めに確認した場所に硬く結んだタオル、もしくはテニスボールを当てます。

そのまま痛みのある方の脚を脱力し、タオルかボールの上に乗ります。この時反対側の膝は立てておきます。

痛みがあるところの力を完全に抜いたまま、膝を立てている方の足で床をけり、さらに体重を乗せていきます。この時の加減は痛気持ちいい感覚を目安にし15秒キープしてください。

足のマッサージ

妊婦さんはリクライニングチェアなどでリラックスして座ります。

マッサージを行う人は、足の裏やふくらはぎを指で優しく押し、上下に動かしながらマッサージします。

特にふくらはぎの筋肉をほぐすことで、血流が良くなり、坐骨神経の痛みが軽減されます。

腹部周辺のマッサージ

妊婦さんは仰向けになり、膝を曲げてリラックスします。

マッサージを行う人は、腹部の下から側面にかけて、手のひらで優しく円を描くようにマッサージします。

これにより、腹部の緊張が和らぎ、腰部への負担が減ります。

温湿布の使用

温湿布を腰部や臀部に当てて、筋肉を温めます。

温かさが筋肉の緊張をほぐし、痛みを和らげます。

温湿布を使用する前に、必ず妊婦さんの肌に異常がないか確認しましょう。

妊婦さん向けのマッサージは、優しく行うことが重要です。無理な力を加えず、リラックスできる環境で行うようにしましょう。

また、妊娠中のマッサージは専門のマッサージセラピストによる施術を受けることが推奨されます。

坐骨神経痛の妊婦さんの整骨院・整体院での治療法8選

坐骨神経痛 ストレッチ 妊婦

妊婦さんの坐骨神経痛の治療において、整骨院や整体院での治療は、痛みの軽減と身体のバランスを整えるために有効です。以下に、整骨院や整体院での一般的な治療法を説明します。

1. トリガーポイント療法

筋肉内の痛みの原因となるトリガーポイントに対して、手技や鍼を用いて治療を行います。これにより、痛みの根本原因を解消し、坐骨神経痛の症状を緩和します。

トリガーポイントとは、圧迫や針の刺入、加熱または冷却などによって関連域に関連痛を引き起こす体表上の部位のことです。

2. ソフトな脊椎矯正

妊婦さんのために、安全でソフトな脊椎矯正が行われます。脊椎や骨盤の歪みを整えることで、坐骨神経への圧迫を軽減し、痛みを和らげます。

特に骨盤の位置を調整することで、腰や臀部の負担を減少させます。

3. 筋肉の緩和

整骨院や整体院では、手技や器具を用いて筋肉をほぐします。特に梨状筋や腰部の筋肉にアプローチし、筋肉の緊張を和らげることで、神経の圧迫を減少させます。

マッサージや指圧がこれに含まれます。

4. 温熱療法

温熱パックや温灸を使用して、患部を温めることで血流を改善し、筋肉の緊張をほぐします。温熱療法は、痛みの緩和やリラクゼーションに効果的です。

5. テーピング療法

腰や骨盤周りにテーピングを施すことで、関節の安定性を向上させ、痛みを軽減します。テーピングは、筋肉や関節をサポートし、妊娠中の身体の変化に対応するのに役立ちます。

6. 姿勢指導

日常生活での正しい姿勢や動作について指導が行われます。特に、立ち方、座り方、歩き方など、腰に負担をかけない動作を身につけることで、坐骨神経痛の予防や改善につながります。

7. エクササイズ指導

個々の状態に合わせたエクササイズプログラムが提供されます。妊婦さんに適した安全なエクササイズを通じて、筋力を維持し、腰や骨盤周りの安定性を高めます。

8. ストレッチ指導

整体師や整骨師による妊婦向けのストレッチ指導が行われます。妊婦さんの体に負担をかけずに行えるストレッチを教え、日常生活での実践を促します。

これにより、柔軟性を高め、筋肉の緊張を防ぐことができます。

まとめ

坐骨神経痛 ストレッチ 妊婦

妊娠中は、体重増加、ホルモンの変化、子宮の拡大などにより坐骨神経痛に悩まされる方も多いです。治療にあたっては、妊娠中という特別な状況を考慮し、安全かつ効果的な方法を選択する必要があります。

また、坐骨神経痛の妊婦さんは、座り方や寝方を工夫することで、痛みを和らげることができます。ストレッチやマッサージも効果的です。

坐骨神経痛の妊婦さんは、整骨院や整体院で治療してもらうことで、痛みの軽減や身体のバランスの調整ができます。

最新の記事はこちら

よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

近くの店舗を探す
24時間スマホで簡単に予約可能 さっそく予約する