最終更新:2025.03.20

階段上り時に感じる膝の痛み―その原因と膝に負担をかけない上り下りの方法や痛めない工夫を紹介

日常生活の中で、階段の上り下りは意外にも膝に大きな負担をかけ、痛みや違和感を引き起こすことがあります。膝痛は、単に「痛い」と感じるだけではなく、その痛む部位や症状によって原因が異なるため、正しい知識と対策が必要です。

この記事では、膝の内側・外側・上部・下部・裏側それぞれに現れる痛みの原因や特徴、さらに自宅でできる簡単なストレッチやリハビリ、また整形外科での治療や診断方法について詳しく解説します。これからご紹介する内容を参考に、膝痛の原因を理解し、早期改善へとつなげていただければと思います。


 階段動作がもたらす膝への負担

膝痛 階段上り

階段を上る動作は、膝関節に大きな衝撃と負荷を与えます。特に上り動作では、大腿四頭筋や膝蓋大腿関節へのストレスが高まります。これにより、膝の各部位に微細なダメージが蓄積し、痛みが発生する可能性があります。また、バランスの崩れや体重の偏りも、膝痛を悪化させる要因となります。

さらに、階段の下り時には、重力による圧迫力が膝にかかるため、内側や外側の靭帯、半月板に負担が集中しやすくなります。これらの動作は、普段の歩行や運動では感じにくい痛みを引き起こすため、注意が必要です。

膝関節は負担がかかりやすい

私たちの体重は、膝関節だけでなく股関節や足の関節にも支えられています。下半身のこうした関節のなかでも膝関節は他と違う構造をしています。股関節や足の関節はグルグルといろんな方向に動かせるように、関節のつなぎ目が安定したものになっていますが、膝関節は球状の太ももの骨を受ける脛骨がほぼ平面になっています。このため、曲げ伸ばし時には、太ももの骨と脛骨の間に転がり運動、すべり運動や捻じれ運動が同時に起きて、滑らかな動きが実現します。

膝は毎日、私たちの体重を支えながら曲げ伸ばしを繰り返します。それに対応できる構造とはいえ、体重以外にも軟骨には転がり運動やすべり運動による負荷がかかっている状態です。こうした大きな荷重を点で受けている膝には、普通の速さで歩行するのに体重の2倍の重さ、階段を上がり下りのときには6~7倍もの重さがのしかかります。

また、本来よく動く股関節や足の関節が、何らかの原因で動きにくくなっていくと、隣接関節である膝にどうしても負担が過剰にかかってしまいます。膝の負担を減らすためには、膝だけではなく各関節の柔軟性を維持することも大切です。


 膝痛の原因と症状の種類

膝痛 階段上り

膝痛の原因は多岐にわたり、痛む部位によってその背景が異なります。ここでは、主要な原因と症状をいくつかご紹介します。

1. 膝の内側の痛み

膝の内側に痛みを感じる場合、以下のような原因が考えられます。

  • 鵞足炎(がそくえん)
    鵞足炎は、膝の内側にある複数の腱が炎症を起こす状態です。特に階段の上りで筋肉が収縮する際に痛みが強くなる傾向があります。

  • 変形性膝関節症
    長年の摩耗や加齢、過剰な体重が原因で関節軟骨がすり減り、内側に痛みを感じるケースもあります。症状が進むと、階段上りでの衝撃により痛みが顕著になります。

  • 内側半月板損傷
    半月板は膝関節のクッションとして働いていますが、急激な動作や負荷がかかると損傷し、内側に痛みや違和感が出ることがあります。

2. 膝の外側の痛み

膝の外側の痛みには、次のような原因が関与している場合が多いです。

  • 腸脛靭帯炎(ランナー膝)
    長時間の運動や階段の下り動作で腸脛靭帯が過度に引っ張られ、炎症を起こすと痛みが発生します。特に外側の痛みが目立つ場合、この症状が疑われます。

  • 外側半月板損傷
    半月板の外側部分が損傷することで、歩行時や階段を使用する際に痛みが出やすくなります。

3. 膝上・膝下の痛み

膝上の痛みは大腿四頭筋腱炎や膝蓋大腿関節症が原因となることが多く、階段の上り時に痛みが増強される傾向があります。逆に、膝下の痛みは膝蓋靭帯炎(ジャンパー膝)やオスグッド病などが関与しており、これらは主に下り動作時に顕著に感じられます。

4. 膝の裏の痛み

膝の裏側に痛みが生じる場合、ベーカー嚢腫や関節リウマチといった疾患が原因となることがあります。これらの症状は、階段動作に伴う膝への圧迫が引き金となり、痛みや腫れを引き起こすケースが多いです。


 自宅でできる対処法とストレッチ

膝痛 階段上り

膝痛が軽度の場合、自宅で行える対処法やストレッチが症状改善に効果的です。以下は、日常生活に取り入れやすい方法です。

1. 冷却・温熱療法

膝の痛みを和らげるためには、「冷却療法」と「温熱療法」を使い分けることが効果的です。これらは痛みの原因や症状に応じて適切に使うことで、回復を助け、膝の負担を軽減します。

【冷却療法】

膝の痛みについてはほとんどが保温第一です。

しかし、膝が熱っぽい、腫れているときには、温める前に冷やしましょう。長時間の歩行やスポーツなどで急性の痛みや炎症を起こすことがあり、熱感や腫れがあるのは、その証拠です。市販の保冷剤でもよいです。または、氷をビニール袋に入れたものをタオルに包み、患部に当てることで炎症を抑え、痛みの緩和が期待できます。氷をあてるのは1回10~15分くらい、1日2~3回がよいでしょう。感覚がなくなるほど長時間の冷やしっぱなしは、凍傷の恐れがあるため避けてください。

炎症は大体5日ほどで治まります。腫れや熱感がない場合は、冷やすのはいけません。症状をかえって悪化してしまうこともあるため注意してください。

温熱療法

一方、慢性的な筋肉のこわばりや血行不良が疑われる場合は、温熱療法を取り入れると、筋肉の緊張をほぐし、柔軟性が向上します。

入浴が一番の温熱療法です。1日1回。できれば1日2回お風呂につかり、じっくりと膝を温めましょう。そのときに、筋肉がいつもより柔らかくなっているため可動域を広げるためにストレッチをしてあげるとよいです。膝の曲げ伸ばしや、足首の曲げ伸ばしなど反動をつけすにゆっくりと行いましょう。

入浴できないときなどは、ホットタオルで膝を温めましょう。熱めのお湯にタオルをつけて絞るか、濡らしたタオルを電子レンジで加熱して作ります。保温効果を維持するために、何回かタオルを取り替える必要があります。タオルの上からラップをするのもよいでしょう。ほか、市販のホットパックや、温湿布、使い捨てカイロでも構いません。カイロは、便利ですが長時間当て続けると低温やけどを起こすことがあります。気をつけてください。

2. サポーターやテーピングの活用

膝にかかる負荷を軽減するために、サポーターやテーピングを使用するのも有効です。これらは、膝関節の安定性を高め、無理な動作による痛みの悪化を防ぎます。特に階段上りの際に使用することで、膝への負担を分散させる効果が期待できます。

3. ストレッチとエクササイズ

膝痛改善のためには、膝周辺の筋肉や腱を柔軟に保つことが重要です。以下のストレッチを日常的に行うことをおすすめします。

  • 大腿四頭筋のストレッチ
    椅子に座り、片足を前に伸ばして膝を曲げ、反対の足で固定する方法。太ももの前面の緊張をほぐし、膝への負担を軽減します。

  • 腸脛靭帯のストレッチ
    立った状態で片側の脚を後ろに引き、体を反対側に傾けると、膝外側や太ももの外側の筋肉が伸びます。特にランナー膝の改善に効果的です。

  • 膝周りの軽いエクササイズ
    階段を利用したウォーキングや、軽いスクワット運動は、膝関節の可動域を広げ、筋力を維持するのに役立ちます。ただし、無理な負荷をかけないよう注意が必要です。


膝に負担をかけない階段の上り下り

1段ごとに両脚を揃える

階段の上り下りは膝に痛みがある多くの方がつらいと思っています。エレベーターやエスカレーターが見つからず、やむを得ない状況もあるため、膝に負担をかけない方法を覚えておきましょう。大事なのは、「痛い方の膝をあまり曲げない」ことです。

【上り方】

➀手すりにつかまり、痛みの軽い脚から上がります。

②手すりにつかまりながら1段上り、痛い脚を揃える。

【下り方】

➀手すりにつかまり、体重を支えながら痛い脚から下りる。

②痛みの軽い脚を下ろして、両足を揃える。

手すりを上手く活用する

 手すりがあれば、積極的に利用しましょう。左右についている場合、「痛みがない側の手すり」につかまりましょう。


専門医による診断と治療の重要性

膝痛 階段上り

自宅でのケアやストレッチで改善が見られない場合、または痛みが強く長引く場合は、整形外科やリハビリテーション科の専門医の診察を受けることが大切です。医師は、X線やMRIなどの検査を用いて正確な原因を特定し、適切な治療方法を提案してくれます。たとえば、変形性膝関節症や半月板損傷などの場合、保存療法だけでなく、必要に応じて注射治療や手術を検討するケースもあります。

また、専門医による診断は、膝の痛みが他の疾患(関節リウマチやベーカー嚢腫など)によるものであるかどうかを判断するためにも重要です。早期発見・早期治療により、後遺症の予防や生活の質の向上が期待できます。


 生活習慣と予防対策

膝痛 階段上り

膝痛の改善・予防には、日々の生活習慣の見直しも欠かせません。以下の点を意識することで、膝への負担を軽減できる可能性があります。

  • 適切な体重管理
    適切な体重管理は、膝にかかる負担を減らすための基本的な対処法です。過剰な体重は膝関節に大きな圧力をかけ、軟骨や周囲の組織に無理な負荷を与えるため、痛みや炎症を引き起こす原因となります。理想的な体重を維持することで、膝への衝撃が軽減され、日常生活や運動時の負担が緩和されます。

  • また、バランスの取れた食事と適度な運動を組み合わせることで、筋力の強化や関節の柔軟性向上が期待でき、膝を支える筋肉がしっかりと保護機能を果たします。無理なダイエットは健康を損ねる可能性があるため、栄養バランスに配慮した食事や、ウォーキングやストレッチなどの低負荷運動を継続することが大切です。さらに、定期的な健康チェックや専門家のアドバイスを受けながら、段階的に体重を調整することで、膝痛の予防や改善に繋がり、全体的な生活の質が向上します。適切な体重管理は、膝の健康だけでなく、全身の健康維持にも寄与するため、日々の生活習慣として意識することが重要です。

  • 正しい姿勢と歩行
    正しい姿勢と歩行は、膝痛の予防と改善において非常に重要な要素です。まず、正しい姿勢を保つことで、体全体のバランスが整い、膝にかかる負担が均等に分散されます。

  • 具体的には、頭部を前に出しすぎず、肩の力を抜いて背筋を伸ばし、骨盤を正しい位置に保つことが求められます。このような姿勢は、膝関節に過剰なストレスを与えず、軟骨や靭帯への負担を軽減する効果があります。次に、歩行時にも注意が必要です。

  • 歩行中は、着地の際に膝が急激に曲がらないよう、足裏全体で衝撃を吸収することが大切です。また、歩幅が広すぎると膝に不自然な力がかかるため、自然な範囲で一定のリズムを保つことが望ましいです。さらに、正しい歩行姿勢は、足首や股関節の動きにも良い影響を及ぼし、全体の運動効率を高めるとともに、膝周辺の筋肉を強化します。日々の生活の中で、意識して正しい姿勢と歩行を実践することで、膝痛の発生を抑え、痛みの軽減や機能の向上が期待できるのです。また、日常の小さな動作にも注意を払い、階段の昇降や立ち上がりの際にも正しいフォームを心がけることで、膝への負担を最小限に抑えることが可能となります。

  • 定期的な運動と筋力トレーニング
    膝を支える筋肉(大腿四頭筋、ハムストリングスなど)を強化することで、膝関節への負担を減らすことができます。ウォーキングや水中運動、軽い筋力トレーニングは、膝にやさしい運動としておすすめです。

  • 適切なシューズの選択
    クッション性の高い靴や、歩行サポート機能のあるシューズは、階段の上り下り時に膝への衝撃を緩和する役割を果たします。足元のケアにも注意を払い、快適な環境を整えましょう。


まとめ―早期対策で膝痛を克服しよう

膝痛 階段上り

膝の痛みは、階段を上るたびに感じる不快な症状として、日常生活に大きな影響を与える可能性があります。内側や外側、膝上・膝下、さらには裏側にまで及ぶ痛みの原因は多様であり、症状に応じた適切な対処法が必要です。自宅での冷却療法や温熱療法、サポーター・テーピングの活用、そして効果的なストレッチやエクササイズは、痛みの緩和と改善に大きな役割を果たします。

しかし、症状が長期間続く場合や激しい痛みがある場合には、早めに専門医の診察を受け、正確な原因の特定と適切な治療を行うことが重要です。整形外科やリハビリテーション科での診断を通じ、必要に応じた治療法を選択することで、膝痛を根本から改善することが可能になります。

また、日常生活における姿勢の改善や体重管理、適切な運動習慣、そしてシューズ選びなど、生活全般での予防対策も膝への負担を減らすためには欠かせません。階段の上り下りだけでなく、普段の動作全般で膝のケアを意識することが、長期的な健康維持に繋がります。

最終的には、膝痛の改善は「早期発見・早期治療」が鍵となります。自身の症状に合った対策を講じると同時に、定期的な健康チェックや専門家との相談を通じて、無理のない生活を送ることが大切です。膝の痛みが改善されることで、階段の上り下りがストレスではなく、日常の一部として快適に感じられるようになるでしょう。

これから膝痛に悩む方々は、この記事で紹介した知識や対処法を実践し、生活の質の向上を目指してください。膝の痛みを軽減するための具体的な方法や治療法について、さらに詳しい情報は各クリニックの診療内容やリハビリテーションプログラムを参考にすることもおすすめです。自分自身の体と向き合い、適切なケアを行うことで、健康な膝を維持し、より充実した生活を手に入れましょう。

当院(セルフケア整体 新宿店)では、膝の痛みを軽減し、これ以上悪化しないために膝の安定性を高めるセルフケアと筋肉トレーニングの指導をおこなっています。一時的ではない、5年後10年後の身体も健康でいるために自分で何かしたいという方は、ぜひご相談ください。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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