最終更新:2025.05.09

肩鎖関節亜脱臼のテーピング方法|痛みを緩和する正しい巻き方と固定技術

この記事は「セルフケア整体 院長・森下 信英(NOBU先生)」の監修のもと作成されています。

肩鎖関節亜脱臼のテーピングは、鎖骨外端と肩峰をキネシオテープとホワイトテープで適切に固定することで痛みを軽減し、回復をサポートするケア方法です。

このページでは専門家の指導に基づいた正しいテーピング方法を写真付きで解説します。

上腕を少し前に出した状態で、まず肩鎖関節部分に向けて30-50%の強さで引っ張りながらテープを貼り、クロスするように固定します。
テーピングの効果を高めるためには、肩を動かしすぎないよう注意し、炎症が落ち着くまで通常2-3日程度は固定を維持することが望ましいとされています。

症状により個人差があるため、医師の指示に従うことをおすすめします。
ただし、Grade III以上の重度の脱臼の場合は必ず医療機関を受診してください。

この記事では、肩鎖関節亜脱臼の症状から、自宅でできるテーピング方法、再発防止法まで詳しく解説します。

目次

肩鎖関節亜脱臼のテーピングが必要な症状と自己診断の方法

肩鎖関節亜脱臼 テーピング

 

肩鎖関節亜脱臼は、肩の上部にある鎖骨と肩甲骨の連結部が部分的に外れた状態です。この関節は靭帯によって安定性が保たれていますが、スポーツや転倒などで肩に強い衝撃が加わると損傷することがあります。肩鎖関節亜脱臼の症状については、[[内部リンク_肩の痛み]]の記事も参考にしてください。

肩鎖関節は上腕の動きに非常に重要な役割を担っています。この関節が損傷すると、肩を上げる動作や腕を回す動きに支障をきたします。

セルフケア教室(動画 00:01:23)

肩鎖関節亜脱臼の主な症状

肩鎖関節亜脱臼を発症すると、以下のような特徴的な症状が現れることがあります:

  • 肩の前上部に鋭い痛みがある
  • 肩を動かすと痛みが増す(特に腕を上げる動作や肩を回す動き)
  • 肩鎖関節部分(鎖骨の外端)に腫れや変形がある
  • 触ると痛みを感じる
  • 重度の場合、鎖骨の端が突出して見える

スポーツでの接触や転倒での肩への直接的な衝撃が原因となることが多く、特に柔道、ラグビー、アメリカンフットボールなどのコンタクトスポーツ、またはバイク・自転車事故で発生しやすい傷害です。肩鎖関節亜脱臼の詳細な医学情報は[[外部リンク_日本整形外科学会]]のガイドラインを参照してください。

肩鎖関節亜脱臼の重症度分類

グレード状態治療法
Grade I(捻挫)肩鎖靭帯の部分的損傷。関節のずれはない。テーピング、固定、安静
Grade II(亜脱臼)肩鎖靭帯が断裂し、烏口鎖骨靭帯は部分損傷。鎖骨が少し浮き上がる。三角巾固定、テーピング、リハビリ
Grade III(完全脱臼)肩鎖靭帯と烏口鎖骨靭帯が完全断裂。鎖骨が明らかに突出する。固定装具、場合によっては手術
Grade IV-VIより重度の脱臼で、鎖骨が大きく変位。筋肉も損傷。手術による修復が必要

自己判断が難しい場合や、明らかな変形がある場合は、整形外科を受診することが推奨されます。重度の脱臼では手術が必要になることもあります。

肩鎖関節の機能と投球動作への影響

肩鎖関節は肩の可動域を確保する重要な役割を担っています。特に投球動作のように腕を大きく動かすスポーツでは、肩鎖関節の安定性が重要です。適切なテーピングによって肩鎖関節を安定させることで、投球フォームの改善や肩の機能回復にもつながる可能性があります。

肩鎖関節亜脱臼のテーピング方法は?正しい巻き方を解説

肩鎖関節亜脱臼 テーピング

肩鎖関節亜脱臼の軽度(Grade I-II)のケースでは、適切なテーピングによって痛みの軽減と回復のサポートが期待できます。ここでは、自宅でもできる効果的なテーピング方法を紹介します。テーピングの基本テクニックについては[[内部リンク_スポーツテーピング基礎]]で詳しく解説しています。

必要な準備物

テーピングを始める前に、以下のものを用意してください:

  • キネシオテープ(50mm幅)
  • ホワイトテープ(38mm幅)
  • はさみ
  • 皮膚の汚れを取るアルコール綿など

テープを貼る前に、汗や皮脂、汚れをふき取っておくと粘着力が高まり、テープが剥がれにくくなります。

肩鎖関節亜脱臼のテーピングが効果的な場面

肩鎖関節亜脱臼のテーピングは特に急性期に重要です。適切なタイミングでのテーピングが症状の緩和と回復を促進する可能性があります。

肩鎖関節亜脱臼のテーピング手順

以下の手順で肩鎖関節亜脱臼のテーピングを行いましょう:

1. 基本的なサポートテーピング

  1. 患者は手を腰に当てた姿勢をとります
  2. ホワイトテープを30cmほどにカットし、肩鎖関節から斜めに肩鎖関節を抑えるように貼ります
  3. 2本目のテープで肩鎖関節部分にクロスするように圧迫しながら貼ります
  4. クロスしたテープの中心で肩鎖関節を圧迫するように3本目のテープを貼ります
  5. キネシオテープを30cmほどの長さにカットし、ホワイトテープを覆うように同じルートで貼ります
  6. 三角筋を保護するように、三角筋のラインに合わせてテーピングを追加します

テーピングの効果を最大限に引き出すためには、テープの両端3-5cmは引っ張らずに貼り、中央部分のみ30-50%の強さで引っ張ることが重要です。過度な引っ張りは皮膚の炎症を引き起こす可能性があります。

2. 肩外転・外旋の制限テーピング

肩鎖関節亜脱臼では、肩関節の不安定性も生じることがあります。特に前方への脱臼を防ぐために、以下のテーピングも効果的です:

  1. 上腕部中央から始め、上腕部内側を通り、後ろから前へテープを貼ります
  2. 肩峰(肩鎖関節)の下を通り、そのまま胸の方向へテープを持っていきます
  3. 胸の中央(胸骨)付近まで引っ張ってテープを貼り、完成です

このテーピングにより、腕を外側に挙げる動き(外転)と外側に回す動き(外旋)が制限され、再脱臼のリスクを軽減できる可能性があります。

テーピング時の注意点

  • テープを貼る前に皮膚をきれいに洗い、汚れや皮脂、ローションなどを落とす
  • テープの粘着面に手を触れないように注意する
  • テープの両端3-5cmは引っ張らない(はがれやすくなるため)
  • 全体的に引っ張りすぎないよう注意する
  • 運動の60分くらい前に貼ることで最適な接着力を得られる
  • 体毛が濃い場合は処理することで粘着力が高まる

テーピングを行っても痛みが強い場合や明らかな変形がある場合は、医療機関を受診してください。

肩鎖関節亜脱臼の回復期間とRICE処置の重要性

肩鎖関節亜脱臼 テーピング

肩鎖関節亜脱臼からの回復には、適切な初期対応と継続的なケアが欠かせません。特に受傷直後のRICE処置は、症状の悪化を防ぎ、回復をサポートする可能性があります。RICE処置の詳細については[[外部リンク_スポーツ医学会]]の情報が参考になります。

RICE処置による初期対応

項目内容効果
Rest(安静)肩をなるべく動かさない。三角巾や固定具で固定する。損傷部位への負担を減らし、炎症を抑える
Ice(冷却)氷や氷水を使用して患部を15-20分間冷やす(2-3時間ごと)毛細血管を収縮させ、内出血と腫れを抑制する
Compression(圧迫)テーピングや包帯で患部を適度に圧迫する腫れや内出血を抑える効果が期待できる
Elevation(挙上)可能な限り患部を心臓より高い位置に保つ血液やリンパ液の流れを促進し、腫れを軽減する

受傷後48時間は特に重要で、この間に適切なRICE処置を行うことで、炎症の程度に影響を与える可能性があります。冷却は1日に数回、15-20分ずつ行うことが一般的です。

肩鎖関節亜脱臼の一般的な回復期間

肩鎖関節亜脱臼の回復期間は、損傷の程度によって異なると考えられています:

  • Grade I(捻挫):一般的に約2-4週間
  • Grade II(亜脱臼):約4-8週間程度
  • Grade III(完全脱臼):約8-12週間(保存療法の場合)
  • Grade IV-VI:手術後の場合、3-6ヶ月の回復期間が必要とされることがあります

回復期間中は、医師やセラピストの指示に従い、適切なタイミングでリハビリテーションを始めることが重要です。早すぎるスポーツ復帰は再発のリスクを高める可能性があるため注意が必要です。リハビリテーションの詳細については[[内部リンク_スポーツ障害リハビリ]]をご覧ください。

専門家によるアドバイス:肩鎖関節亜脱臼の再発を防ぐ方法

肩鎖関節亜脱臼 テーピング

肩鎖関節亜脱臼は一度発症すると再発しやすいケガとされています。特にスポーツ選手にとって、再発防止は非常に重要なテーマとなります。ここでは、再発を防ぐための専門家のアドバイスを紹介します。

肩周りの筋力強化トレーニング

肩周りの筋肉、特に三角筋、僧帽筋、ローテーターカフの強化は、肩鎖関節の安定性を高めるのに効果的と考えられています。以下のようなトレーニングが一般的に推奨されています:

  • ローテーターカフ強化:チューブや軽いダンベルを使った内旋・外旋トレーニング
  • 肩甲骨安定化エクササイズ:プッシュアップ+、Y-T-I エクササイズ
  • 三角筋強化:サイドレイズ、フロントレイズ(軽い負荷から始める)
  • 僧帽筋強化:シュラッグ、ローイングエクササイズ

これらのエクササイズは、回復期に入ってから医師やセラピストの指導のもとで行うことをおすすめします。

前鋸筋の強化エクササイズ

投球動作や肩の使用で痛みを感じる場合、前鋸筋(ぜんきょきん)の弱化が原因の一つである可能性があります。YouTubeの動画で紹介されているように、この筋肉を強化することで肩甲骨の動きが改善し、投球時の肩の痛みを軽減できる可能性があります。

前鋸筋を鍛えるセルフケアエクササイズの手順:

  1. ひじを90度曲げて、肘の角度を少し緩めます
  2. 親指を下に向け、手のひらを前に向けます
  3. 手首を手の甲の方向に曲げます
  4. 反対の手のひらの硬い部分(手刀)で、腕をグッと押しながら抵抗します
  5. この状態で10秒間キープし、3セット行います

このエクササイズで前鋸筋が活性化し、肩甲骨の動きが改善される可能性があります。特に野球などの投球動作で肩に痛みを感じる方に試していただけるエクササイズです。

予防的テーピングの活用

スポーツ復帰後も、特に競技中は予防的なテーピングを活用することで再発リスクを軽減できる可能性があります。肩関節の動きを極端に制限せず、適度なサポートを提供するキネシオテーピングが一般的に使用されています。

肩鎖関節は腕を後ろに伸ばした状態から外側に捻ることで外れやすくなると言われています。日常生活ではなるべくこの動作は避けるように気をつけることも大切です。

スポーツ時の保護具の使用

コンタクトスポーツに参加する場合は、肩部分にパッドが入ったプロテクターの着用を検討することも一つの方法です。特にラグビー、アメリカンフットボール、柔道などのスポーツでは有効かもしれません。

適切な装備とテクニックを身につけることで、肩への直接的な衝撃を軽減することができる可能性があります。

肩鎖関節亜脱臼のテーピングはいつまで続ける?継続期間の目安

肩鎖関節亜脱臼 テーピング

肩鎖関節亜脱臼のテーピングを継続する期間は、症状の重症度や回復状況によって異なります。適切な期間テーピングを続けることで、回復をサポートできる可能性があります。

症状別のテーピング継続期間の目安

重症度固定期間予防的テーピング期間
Grade I(捻挫)一般的に1-2週間程度スポーツ復帰時に2-4週間程度が目安
Grade II(亜脱臼)2-3週間程度が一般的スポーツ復帰時に4-8週間程度が目安
Grade III(完全脱臼)医師の指示に従う(通常3-6週間程度)スポーツ復帰時に8-12週間、またはそれ以上

テーピングは毎日交換するのが理想的です。特に運動後や入浴後は、テープの粘着力が低下している可能性があるため、再度貼り直すことをおすすめします。

テーピングから段階的なリハビリへの移行

テーピングによる固定期間が終わったら、段階的にリハビリテーションに移行することが一般的に推奨されています:

  1. 初期(固定期):テーピングや三角巾による完全固定
  2. 中期(可動域回復期):テーピングをしながら、少しずつ可動域訓練を開始
  3. 後期(筋力回復期):予防的テーピングを行いながら、筋力トレーニングを実施
  4. 最終期(スポーツ復帰期):競技特異的な動きの練習と予防的テーピングの継続

リハビリの進行は個人差がありますので、医師やセラピストの指導のもとで行うことをおすすめします。痛みがある場合は無理をせず、回復を優先することが大切です。

肩鎖関節亜脱臼は病院で診てもらうべき?セルフケアとの判断基準

肩鎖関節亜脱臼 テーピング

肩鎖関節に痛みや違和感がある場合、セルフケアで対応するか病院を受診するか判断に迷うことがあります。以下の基準を参考に適切な対応を選択しましょう。

病院を受診すべき症状

以下のような症状がある場合は、整形外科を受診することが望ましいとされています:

  • 鎖骨の端が明らかに突出している
  • 肩を動かすことができない、または著しく制限されている
  • 強い痛みが24時間以上続く
  • 腕の感覚に異常(しびれ、感覚鈍麻など)がある
  • 受傷時に「ポキッ」という音がした
  • 肩鎖関節部分に明らかな変形や大きな腫れがある
  • 以前に肩鎖関節脱臼の既往歴がある

医療機関では、視診・触診のほか、必要に応じてX線検査やMRI検査を行い、正確な診断と適切な治療方針を立てることができます。

セルフケアで対応可能なケース

以下のような軽度の症状の場合は、まずセルフケアから始めることを検討してもよいかもしれません:

  • 軽い痛みで、肩の動きにほとんど制限がない
  • 明らかな変形がない
  • RICE処置で痛みが軽減する
  • 過去に同様の症状を経験し、自己管理で改善した経験がある

ただし、セルフケアを行っても3日程度で症状の改善が見られない場合は、医療機関を受診することをおすすめします。特にスポーツ活動への早期復帰を目指す場合は、専門家の診断を受けることが重要です。

肩鎖関節亜脱臼に効果的なテーピング製品の選び方

肩鎖関節亜脱臼 テーピング

肩鎖関節亜脱臼のテーピングに使用する製品選びは、効果的な固定と回復をサポートする上で重要な要素です。目的に応じた適切なテープを選ぶポイントを解説します。

肩鎖関節亜脱臼に適したテープの種類

テープの種類特徴使用場面
非伸縮性ホワイトテープ強い固定力があり、関節の動きを制限できる急性期の固定、スポーツ中の予防
キネシオテープ伸縮性があり、皮膚と筋肉の動きをサポート回復期、リハビリ中のサポート
弾性バンデージ圧迫効果があり、幅広くサポートできる腫れの軽減、軽度の固定
スポーツテープ強度があり、防水性のあるものもスポーツ復帰時、競技中の保護

初期の固定には非伸縮性のホワイトテープを使用し、回復が進むにつれてキネシオテープに移行するという組み合わせが一般的に用いられています。

テープ選びで押さえるべきポイント

  • :肩鎖関節のテーピングには、主に38mm〜50mm幅のテープが適しているとされています
  • 粘着力:特に汗をかきやすい方や長時間の固定には、粘着力の強いテープを選ぶことが望ましいでしょう
  • 肌への優しさ:敏感肌の方は、低刺激性や通気性の良いテープを選ぶことが重要です
  • 耐水性:入浴や水泳を行う場合は、防水性のあるテープを検討されることをおすすめします
  • 使い勝手:切りやすさや手で裂けるタイプなど、使用しやすいものを選ぶと便利です

必要に応じて、肌にやさしいアンダーラップテープを下地に使用することで、かぶれや皮膚トラブルを防ぐことができる場合があります。特に長期間のテーピングを行う場合は検討されるとよいでしょう。

肩鎖関節亜脱臼のテーピングに関するよくある質問

肩鎖関節亜脱臼 テーピング

 

Q. 肩鎖関節亜脱臼のテーピングはどれくらいの期間続ければ良いですか?
A. テーピングの継続期間は症状の重症度によって異なります。Grade I(捻挫)では1-2週間、Grade II(亜脱臼)では2-3週間が一般的な目安とされています。ただし、個人差があるため、痛みや不快感がある場合は医師の指示に従うことが望ましいでしょう。予防的なテーピングは、スポーツ復帰後も継続することで再発防止に役立つ可能性があります。

 

Q. 肩鎖関節亜脱臼のテーピングを自分で行う際の注意点はありますか?
A. 自分でテーピングを行う際は、まず清潔な肌に貼ること、テープの両端は引っ張らずに貼ること、全体的に引っ張りすぎないことが重要とされています。また、テープを貼った後に痺れや循環不良の症状(指先の色が変わるなど)が出た場合は、すぐにテープを緩めるか外すことをおすすめします。重度の症状や明らかな変形がある場合は、医療機関を受診することが望ましいでしょう。

 

Q. 投球動作で肩が痛む場合、肩鎖関節亜脱臼が原因でしょうか?
A. 投球動作での肩の痛みには、肩鎖関節亜脱臼以外にも、ローテーターカフの損傷、インピンジメント症候群、野球肩などさまざまな原因が考えられます。動画で紹介されているように、前鋸筋の弱化による肩甲骨の動きの問題が原因の場合もあります。正確な診断のために、痛みが継続する場合は整形外科医の診察を受けることをおすすめします。

 

Q. テーピングだけで肩鎖関節亜脱臼は治りますか?
A. 軽度の肩鎖関節亜脱臼(Grade I-II)では、適切なテーピングと安静、リハビリテーションの組み合わせで回復することが多いとされています。しかし、テーピングはあくまでも補助的な治療法であり、特にGrade III以上の重度の脱臼では、テーピングだけでは不十分で、医師による適切な治療(固定装具の使用や手術など)が必要になる場合があります。

 

Q. スポーツ復帰のタイミングはどのように判断すればよいですか?
A. スポーツ復帰のタイミングは、痛みがなくなり、肩の可動域が正常に戻り、筋力が回復してからが基本とされています。軽度の場合で2-4週間、中等度では4-8週間程度が目安ですが、個人差があります。リハビリテーションプログラムを完了し、医師やセラピストの許可を得てから段階的に復帰することが推奨されています。早すぎる復帰は再発のリスクを高める可能性があるため注意が必要です。

 

Q. 肩鎖関節亜脱臼後にテーピングで固定しても改善しない場合はどうすればよいですか?
A. テーピングで固定しても1週間程度で改善が見られない場合や、症状が悪化する場合は、整形外科を受診することをおすすめします。より重度の損傷があり、適切な医学的治療(装具による固定や手術など)が必要な可能性があります。セルフケアには限界があるため、専門家の診断を受けることが大切です。

 

Q. 肩鎖関節亜脱臼のテーピング中に入浴はできますか?
A. 標準的なテーピングは水に弱く、入浴で剥がれたり効果が低下したりする可能性があります。入浴時はテープを外し、入浴後に新しく貼り直すことをおすすめします。防水性のテープを使用する場合でも、長時間の浸水は避け、お風呂から上がったらよく乾かすことが重要です。入浴できるかどうか不安な場合は、医師または理学療法士に相談されることをおすすめします。

参考サイト・関連記事

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肩こりの悩みは自身でも改善できます!セルフケア整体 新宿本店 nobu先生流エクササイズ

肩こりの原因や対処法について詳しく解説しています。

 

「肩を回すと「ゴリゴリ」鳴る…それ、放っておいて大丈夫?」ゴリゴリ音の正体と自宅でできる改善法を解説!

肩関節の音鳴りの原因と対処法について解説しています。

 

肩こりは触ってわかる?自分で簡単に確認できる痛みのポイントとデスクワークに最適なセルフケアを解説

肩こりのセルフチェック方法と簡単なエクササイズを紹介しています。

 

詳しくはセルフケア整体公式サイトをご覧ください。

森下 信英(NOBU先生)

この記事の監修者

森下 信英(NOBU先生)

セルフケア整体 院長

柔道整復師・鍼灸師。「ズボラ筋®」セルフケア考案者。YouTubeチャンネル登録者148万人超。

最新の記事はこちら

よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

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