最終更新:2025.05.21

【専門家監修】ヘルニアでも安心して行えるヨガ:効果的なポーズと注意点

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

ヘルニアをお持ちで、痛みや不快感に悩まされていませんか?ヨガは正しく行えばヘルニアの症状緩和に効果が期待できる一方、間違ったポーズや方法では症状を悪化させるリスクもあります。この記事では、ヘルニアの方が安全に実践できるヨガポーズと注意点を専門家の見解も交えながら徹底解説します。腰椎椎間板ヘルニアや頸椎ヘルニアなど、ヘルニアのタイプ別にも適切なアプローチを紹介していますので、痛みの軽減と日常生活の質向上にお役立てください。

ヘルニアの患者さんにヨガを指導する際に最も重要なのは、「無理をしない」という原則です。痛みを感じるポーズは即座に中止し、常に自分の身体の声に耳を傾けることが回復への第一歩となります。

目次

ヘルニアとヨガの基礎知識:まず知っておきたいこと

ヘルニア ヨガ

ヘルニアは、椎間板の内部にある髄核が外に飛び出し、神経を圧迫することで痛みやしびれなどの症状を引き起こす状態です。特に腰椎椎間板ヘルニアは腰痛の主な原因の一つとされ、多くの方が日常生活に支障をきたしています。

ヘルニアの症状についてさらに詳しく知りたい方は、ヘルニアの症状と初期対応の記事もご参照ください。

ヘルニアの主な症状とは?

ヘルニアの症状は発生部位によって異なりますが、一般的には以下のような症状がみられます:

  • 腰痛や首の痛み
  • 足や腕のしびれや痛み(坐骨神経痛など)
  • 筋力低下
  • 姿勢の変化
  • 歩行困難

ヘルニアの種類について

ヘルニアには主に以下の種類があります:

ヘルニアの種類主な症状要注意のヨガポーズ
腰椎椎間板ヘルニア腰痛、下肢のしびれや痛み、坐骨神経痛前屈、腰を反らすポーズ
頸椎椎間板ヘルニア首の痛み、上肢のしびれや痛み、頭痛逆立ちなど頭に負担がかかるポーズ
胸椎椎間板ヘルニア背中の痛み、胸の締め付け感強い捻りや側屈

ヘルニアにヨガは効果的?期待できるメリットと科学的根拠

ヘルニア ヨガ

適切に行われるヨガは、ヘルニアの症状管理において様々な利点をもたらす可能性があります。日本ペインクリニック学会の研究によると、慢性腰痛患者におけるヨガの実践は、痛みの軽減とQOL(生活の質)の向上に寄与することが報告されています。

筋力強化とサポート

ヨガは腹筋や背筋など体幹の筋肉を強化し、脊椎をサポートする効果があります。強い体幹は椎間板への負担を減らし、ヘルニアの症状緩和に役立つ可能性があります。特にコア(体幹)筋肉の強化は、長期的な姿勢の改善と痛みの軽減に繋がるとされています。

柔軟性の向上

適度なストレッチにより、硬くなった筋肉の柔軟性を高めることができます。特に、腰周りの柔軟性が向上すると、動きがスムーズになり、日常生活の負担が軽減されることが期待できます。ヨガのゆったりとした動きは、急激な負荷をかけずに筋肉や関節の可動域を広げるのに適しています。

姿勢の改善

ヨガは正しい姿勢を維持するための意識を高め、悪い姿勢によって生じる椎間板への不均等な圧力を減少させる効果があります。長時間のデスクワークなどで姿勢が悪化している方に特に有効と考えられています。

ストレス軽減と全身の血行促進

ヨガの呼吸法や瞑想的要素は、ストレスを軽減し、全身の血行を促進します。これによって、痛みの感覚が緩和されるとともに、筋肉の緊張がほぐれる効果も期待できます。ストレスホルモンの減少は、慢性疼痛の管理において重要な要素です。

ヨガ以外の運動療法については、腰痛に効果的な運動療法の記事もご参照ください。

【重要】ヘルニアの方がヨガを行う上での注意点と禁忌事項

ヘルニア ヨガ

ヘルニアをお持ちの方がヨガを実践する際は、以下の点に特に注意が必要です。

避けるべきヨガポーズと動き

ヘルニアの種類によって異なりますが、一般的に避けるべきポーズには以下が含まれます:

  • 前屈(腰を深く曲げるポーズ):特に腰椎ヘルニアの方は、椎間板への圧力が増加する可能性があります
  • 強い後屈(背中を大きく反らすポーズ):腰椎に過度な圧力がかかることがあります
  • 強い捻り:椎間板に横方向のストレスを与える恐れがあります
  • 長時間の立位ポーズ:腰への負担が増加する傾向があります
  • 逆立ちなどの倒立ポーズ:特に頸椎ヘルニアの方は避けた方が良いでしょう

痛みが出た場合の対処法

痛みやしびれが増す、または新たに出現した場合は、すぐにポーズを中止してください。「痛みを我慢して続ける」ことは状態を悪化させる可能性があります。正しいヨガの実践においては、痛みは「警告信号」として受け止めるべきです。

医師や専門家への相談の重要性

ヨガを始める前に、必ず医師や理学療法士などの専門家に相談し、自分の状態に合ったプログラムを設計してもらうことをお勧めします。特に症状が重い場合や、手術後の場合は専門的なアドバイスが不可欠です。専門家の指導を受けることで、安全かつ効果的にヨガを取り入れることができます。

ヘルニアの方向け:症状緩和と予防のための安全なヨガポーズ5選

ヘルニア ヨガ

以下は、ヘルニアの方でも比較的安全に行えるヨガポーズです。ただし、個人の症状によって適不適がありますので、必ず専門家と相談した上で実践してください。症状を悪化させないためにも、無理のない範囲で行うことが重要です。

1. 骨盤傾斜(ペルビックティルト)

仰向けに寝て膝を立て、腰を床に押し付けるようにして骨盤を前後に動かすシンプルなエクササイズです。腰椎の可動性を高め、腹筋を強化する効果があります。特に腰椎ヘルニアの方にとって基本となるポーズで、毎日5分間行うことで腰部の安定性が向上する可能性があります。

2. 猫と牛のポーズ(キャットアンドカウ)

四つん這いになり、息を吐きながら背中を丸め(猫)、息を吸いながら背中をやさしく反らす(牛)動作を繰り返します。脊椎全体の柔軟性を高める効果があります。脊椎をセグメント単位で動かすため、神経の圧迫を最小限に抑えながら可動性を改善できる優れたポーズです。

3. 子供のポーズ(バラーサナ)

膝をついて座り、上体を前に倒して休息するポーズです。背中の筋肉をリラックスさせ、腰への負担を軽減します。特に、活動的なポーズの合間やセッション終了時に取り入れることで、脊椎の自然なアライメントを促進します。

4. 壁に足をのせるポーズ(ヴィパリタ・カラニ)

仰向けになり、足を壁にかけて休息するポーズです。下半身の循環を促進し、腰への負担を軽減します。重力の影響を受けにくいポジションで腰部の筋肉をリラックスさせながら、下肢のむくみも改善できる一石二鳥のポーズです。

5. 優しいツイスト(スプタ・マツヤサナの変形)

仰向けになり、膝を立てた状態でゆっくりと片側に倒します。強く捻らず、心地よいと感じる範囲で行いましょう。背中の筋肉の緊張をほぐし、腰痛の緩和に役立つ可能性があります。

ポーズ名効果特に適したヘルニアのタイプ
骨盤傾斜体幹強化、腰椎の可動性向上腰椎椎間板ヘルニア
猫と牛のポーズ脊椎の柔軟性向上、背中の筋肉のリラックス腰椎・頸椎ヘルニア
子供のポーズ腰のリラックス、ストレス軽減腰椎ヘルニア
壁に足をのせるポーズ循環促進、腰の負担軽減腰椎ヘルニア、脊柱管狭窄症
優しいツイスト背中の筋肉のリラックス、柔軟性向上軽度の腰椎ヘルニア

ヘルニアの患者さんにとって、猫と牛のポーズは特に効果的です。脊椎を動かす範囲が小さく、自分でコントロールしやすいため、痛みを避けながら柔軟性を高めることができます。

ヨガと合わせて行いたい!ヘルニア改善のための日常生活のポイント

ヘルニア ヨガ

ヨガの効果を最大限に引き出すためには、日常生活でも注意すべき点があります。これらの小さな習慣の変化が、長期的なヘルニア症状の管理において大きな違いをもたらすことがあります。

正しい姿勢の維持

デスクワークや長時間の立ち仕事など、日常的な姿勢が椎間板への負担に大きく影響します。背筋を伸ばし、骨盤を適切な位置に保つことを意識しましょう。エルゴノミクスを考慮した椅子や、時折立ち仕事に切り替えられるスタンディングデスクの利用も効果的です。

適切な持ち上げ方

重いものを持ち上げる際は、腰ではなく膝を曲げて足の力を使うようにします。腰への負担を減らすこの動作は、ヘルニアの予防と悪化防止に重要です。また、どうしても持ち上げられない重さのものは、無理をせず人の助けを借りることも大切です。

定期的な休息と体位変換

長時間同じ姿勢でいることは避け、1時間ごとに短い休憩と軽いストレッチを行うことをお勧めします。特にデスクワークの方は、立ち上がって体を動かす習慣をつけましょう。スマートフォンの姿勢アプリなどを活用して、定期的に姿勢を確認することも効果的です。

適切な睡眠環境

マットレスは硬すぎず柔らかすぎないものを選び、横向きに寝る場合は膝の間に枕を挟むことで腰への負担を軽減できます。質の高い睡眠は、体の回復と痛みの管理において重要な役割を果たします。

健康的な睡眠環境の詳細については、腰痛改善のための正しい寝方をご覧ください。

専門家に聞く!ヘルニアとヨガに関するQ&A

ヘルニア ヨガ

ヘルニアとヨガに関してよく寄せられる質問にお答えします。これらの質問は、患者さんからの実際の疑問に基づいています。

Q: ヘルニアがあっても毎日ヨガを行っても大丈夫ですか?

A: 症状や状態によりますが、軽めのヨガであれば毎日行うことも可能です。ただし、特に始めたばかりの頃は隔日で行い、身体の反応を見ながら徐々に頻度を増やすことをお勧めします。痛みが出た場合は必ず休息を取りましょう。体の回復に必要な時間を確保することも、長期的な改善のためには重要です。

Q: ヨガを始めたばかりですが、痛みが増しています。どうすべきですか?

A: 痛みが増す場合は、すぐにヨガを中止し、医師や専門家に相談してください。使用しているポーズが適切でないか、実施方法に問題がある可能性があります。決して痛みを我慢してヨガを続けないでください。適切なガイダンスを受けることで、安全に再開できるでしょう。

Q: ヘルニアの手術後、どのくらいでヨガを再開できますか?

A: 手術の種類や個人の回復状況によって異なります。一般的には、医師からの許可が出てから、非常に優しいポーズから始めることをお勧めします。通常、手術後6週間から3ヶ月は強度の高いヨガは避けるべきです。リハビリテーションの一環として、理学療法士の指導のもとで適切なプログラムを設計してもらうことが理想的です。

ヘルニアとヨガに関するよくある質問

Q. ヘルニアの症状があるときにヨガをしても安全ですか?

A. ヘルニアの症状がある場合でも、適切なポーズを選び、正しく実践すれば安全にヨガを行うことは可能です。ただし、急性期の強い痛みがある場合は休息が優先されるべきであり、症状が落ち着いてから医師の許可を得た上で始めることをお勧めします。特に、ポーズによって負担がかかる場所が異なるため、自分のヘルニアの種類(腰椎、頸椎など)に適したプログラムを専門家と相談して設計することが重要です。

Q. ヘルニアに効果的なヨガポーズはどれですか?

A. ヘルニアに効果的なヨガポーズとしては、骨盤傾斜(ペルビックティルト)、猫と牛のポーズ(キャットアンドカウ)、子供のポーズ(バラーサナ)、壁に足をのせるポーズ(ヴィパリタ・カラニ)などが挙げられます。これらのポーズは脊椎への負担が少なく、体幹の筋肉を強化したり、脊椎の柔軟性を高めたりする効果があります。ただし、個人の症状や状態によって適不適がありますので、専門家の指導のもとで行うことが望ましいです。

Q. ヘルニアがある場合、避けるべきヨガポーズはありますか?

A. ヘルニアがある場合、避けるべきヨガポーズには以下のようなものがあります:深い前屈(椎間板への圧力増加)、強い後屈(特に腰椎ヘルニアの場合)、強い捻りのポーズ(椎間板に横方向のストレス)、長時間の立位ポーズ(腰への負担増加)、逆立ちなどの倒立ポーズ(特に頸椎ヘルニアの場合)。これらのポーズは椎間板への圧力を増加させたり、神経への圧迫を悪化させたりする可能性があります。症状が悪化する場合は、すぐにポーズを中止し、より優しいバリエーションに変更することが重要です。

Q. ヨガはヘルニアを完治させることができますか?

A. ヨガ単体でヘルニアを完全に治癒させることは難しいですが、適切に行えば症状の緩和や進行の抑制に役立つ可能性があります。ヨガは脊椎をサポートする筋肉を強化し、姿勢を改善し、柔軟性を高めることで、椎間板への負担を軽減します。これにより、痛みやしびれなどの症状が改善し、日常生活の質が向上することが期待できます。ただし、ヘルニアの治療は総合的なアプローチが必要であり、医師の診断や治療計画に従いながら、ヨガをその一部として取り入れることが重要です。

Q. ヘルニア向けのヨガを始める前に医師の許可は必要ですか?

A. はい、ヘルニアをお持ちの方がヨガを始める前には、医師の許可を得ることが強く推奨されます。医師は個人の症状の重症度や状態を評価し、ヨガが適切かどうか、また特に避けるべき動作があるかどうかをアドバイスできます。特に症状が重い場合や、手術後の回復期にある場合は、専門的な指導が不可欠です。医師の許可を得た後も、ヘルニアの知識を持つヨガインストラクターを選ぶか、理学療法士と協力してプログラムを設計することで、より安全に効果的にヨガを実践できます。

Q. ヘルニアの方がヨガをする際の頻度と時間はどれくらいが適切ですか?

A. ヘルニアの方がヨガを行う際の適切な頻度と時間は、個人の状態や症状の重症度によって異なります。一般的には、初心者は週に2〜3回、1回あたり15〜30分程度から始めることが推奨されます。身体の反応を見ながら徐々に頻度や時間を増やしていくことが大切です。毎日行う場合は、強度の低いセッションにとどめ、疲労感や痛みが残る場合は必ず休息日を設けてください。いずれの場合も、「無理をしない」ことが最も重要な原則です。セッション中に痛みが増す場合は、すぐに中止し、必要に応じて専門家に相談しましょう。

Q. ヘルニアの症状がある時、ヨガ以外にどのような運動が適していますか?

A. ヘルニアの症状がある場合、ヨガ以外にも以下のような低衝撃の運動が適しています:水中エクササイズ(水泳、アクアエアロビクス)は浮力によって脊椎への負担が軽減されるため特におすすめです。また、適切な姿勢での歩行、専門的に設計されたピラティス(特に機器を使用するもの)、特定の筋肉強化のための理学療法エクササイズなども効果的です。一方、ジョギング、重量挙げ、接触スポーツ、高強度のエアロビクスなど、脊椎に衝撃や圧力がかかる運動は避けるべきです。どのような運動を選択する場合も、事前に医師や理学療法士に相談し、適切な指導を受けることが重要です。

まとめ:ヘルニアと上手に付き合いながらヨガを続けるために

ヘルニアとヨガの関係についてご紹介してきましたが、最も重要なポイントは「自分の身体の声に耳を傾ける」ことです。痛みを感じたら無理をせず、専門家のアドバイスを受けながら、自分に合ったペースでヨガを実践しましょう。

ヘルニアの症状があっても、適切なポーズを選び、正しい方法で行えば、ヨガは筋力強化、柔軟性向上、姿勢改善、ストレス軽減などの効果をもたらし、痛みの軽減や日常生活の質向上に貢献する可能性があります。

特に、骨盤傾斜や猫と牛のポーズなど、安全なポーズから始め、徐々に体を慣らしていくこと、そして日常生活でも正しい姿勢や動作を心がけることが大切です。また、定期的な医師とのフォローアップも忘れないようにしましょう。

ヘルニアは一朝一夕で改善するものではありませんが、継続的なケアと適切なヨガの実践によって、症状の管理と生活の質の向上が期待できます。ヘルニアの症状と上手に付き合いながら、長期的な健康維持を目指して、ヨガを生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

これは情報提供のみを目的としています。医学的なアドバイスや診断については、専門家にご相談ください。当記事の内容は、一般的な情報提供を目的としており、個々の症状に対する具体的な治療法を保証するものではありません。

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
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スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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