最終更新:2025.05.21

ヘルニアは温める?冷やす?症状別の正しい対処法と専門家が教える判断基準

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

ヘルニアによる痛みやしびれに悩まされていませんか?多くの方が「温めるべきか、冷やすべきか」と迷われます。結論からいうと、ヘルニアの場合、痛みが強い初期には患部を冷やし、炎症を抑えるのが基本です。症状が改善し、痛みが落ち着いてきたら、温めることで血行を促進し、筋肉の緊張を和らげるのも効果的です。

この記事では、ヘルニアの症状別・時期別の正しい温熱療法と冷却療法の選び方、具体的な方法、そして専門家の見解をご紹介します。ヘルニアの痛みを効果的に緩和し、日常生活への復帰を早めるための正しい知識を身につけましょう。

ヘルニアの急性期には冷やすことが基本です。炎症が起きていると、その部分に熱がこもり余計に痛みが増していきます。まずは患部の熱を取り除くことが大切です。

目次

ヘルニアとは?炎症と痛みのメカニズム

ヘルニア 温め 冷やす

ヘルニアとは、椎間板の中心部分(髄核)が外側に飛び出し、神経を圧迫することで痛みやしびれを引き起こす状態です。主に腰椎椎間板ヘルニアと頚椎ヘルニアがあり、特に腰椎ヘルニアは腰痛や坐骨神経痛の主な原因となります。

腰椎椎間板ヘルニアとは?見分ける方法や原因・症状・診断検査方法を知り改善していこう

ヘルニアの主な症状

ヘルニアになると、以下のような症状が現れることが多いです:

  • 腰の痛み・重い感じ
  • 足のしびれや痺れ(坐骨神経痛)
  • 神経が圧迫される感覚
  • 長時間同じ姿勢を続けると痛みが増す
  • 咳やくしゃみで痛みが強くなる

なぜ炎症が起きるのか?

ヘルニアでは、飛び出した髄核が周囲の組織や神経を刺激することで炎症反応が起こります。炎症には熱感、腫れ、痛みなどの症状が伴い、これが患部の熱を生み出す原因になります。この炎症状態をどう扱うかが、温めるか冷やすかの判断の重要なポイントになります。

ヘルニアは温めるべき?冷やすべき?判断のポイント

ヘルニア 温め 冷やす

症状の時期(急性期か慢性期か)と炎症の有無によって、ヘルニアを温めるか冷やすかを判断しましょう。以下の基準を参考にしてヘルニアの温め方と冷やし方を選択してください。

状態推奨される対処法理由
急性期(発症から72時間以内)
・強い痛みがある
・熱感がある
・炎症症状が明らか
冷やす炎症を抑え、痛みを和らげる
血管を収縮させ、腫れを軽減する
慢性期(急性期を過ぎた後)
・痛みが落ち着いてきた
・炎症症状が軽減した
・筋肉の緊張が主な原因
温める血行を促進し、栄養を届ける
筋肉の緊張をほぐす
組織の柔軟性を高める
慢性的な腰痛で炎症がない場合温める血流改善による痛みの緩和
筋肉のこわばりを取り除く
運動後の予防的ケア冷やす → 温めるまず炎症を予防し、その後筋肉をリラックスさせる

症状の判断が難しい場合は?

もし「急性期か慢性期か」「炎症があるのかないのか」の判断が難しい場合は、以下の基準を参考にしてください:

  • 痛みが強く、安静にしていても痛む → 冷やすことを試してみる
  • 患部に触れると熱感がある → 冷やす
  • 動き始めの痛みが主で、動くと徐々に楽になる → 温めることを試してみる
  • 寒くなると痛みが増す → 温める

どちらの方法を試しても痛みが悪化する場合は、すぐに中止し、医療機関での診察を受けることをおすすめします。

【冷やすケース】効果と正しいアイシング方法

ヘルニア 温め 冷やす

冷やすことの効果

ヘルニアの急性期に冷やすことには、以下のような効果が期待できる可能性があります

  • 炎症反応の抑制
  • 血管の収縮による腫れの軽減
  • 神経の興奮を鎮め、痛みを和らげる
  • 組織の代謝を遅らせ、炎症物質の産生を抑える

正しい冷やし方(アイシング方法)

効果的に冷やすためには、正しい方法で行うことが重要です:

  1. 準備するもの: 氷嚢や保冷剤、タオル
  2. 冷やす時間: 1回につき10~20分程度
  3. 冷やす頻度: 症状が出始めてから最初の3日間は、1~2時間おきに繰り返す
  4. 保護方法: 凍傷を防ぐため、氷嚢や保冷剤を直接肌に当てず、タオルで包んでから使用する
  5. 冷やす強さ: 「気持ち良い冷たさ」を感じる程度に調整する

冷やす際の注意点

以下の点に注意して冷やすことで、より効果的かつ安全にケアできます:

  • 冷やしすぎると血流が悪くなりすぎて回復を遅らせることがあるため、20分以上の長時間冷やし続けないこと
  • 皮膚が敏感な方は、タオルを厚めに巻いて調整する
  • 冷やしている間に痛みが増したり、しびれが強くなったりした場合はすぐに中止する
  • 心臓病や循環器系の疾患、感覚障害のある方は医師に相談してから行う

【温めるケース】効果と正しい温め方

ヘルニア 温め 冷やす

温めることの効果

ヘルニアの慢性期や炎症が落ち着いた段階で温めることには、以下のような効果が期待できる可能性があります:

  • 血行促進による栄養供給の増加
  • 筋肉の緊張緩和
  • 組織の柔軟性向上
  • 痛みの緩和
  • 動きやすさの改善

正しい温め方

効果的に温めるためには、以下の方法が推奨されます:

  1. 準備するもの: 温湿布、カイロ、温タオルなど
  2. 温める時間: 1回につき15~20分程度
  3. 温める頻度: 1日2~3回
  4. 適切な温度: 低温やけどを避けるため、熱すぎない程度(40~42度程度)に調整する

温める際の注意点

温める際は以下の点に注意しましょう:

  • 急性期(症状が出始めてから72時間以内)は温めないこと
  • 炎症がある場合は温めると症状が悪化する可能性があると考えられています
  • 温めすぎると皮膚の炎症や低温やけどを起こす恐れがあるため、適度な温度に保つ
  • 就寝中など長時間の使用は避ける
  • 温めた後に痛みが増したり、症状が悪化したりした場合はすぐに中止する

ヘルニアの時にやってはいけないこと

ヘルニア 温め 冷やす

ヘルニアの症状を悪化させないために、以下のような行動は避けるべきです:

急性期にやってはいけないこと

  • 患部を温めること: 炎症を悪化させる可能性がある
  • 激しい運動や負担のかかる動き: 症状を悪化させる
  • 長時間の同じ姿勢: 特に前かがみの姿勢は椎間板への負担が大きい
  • 重いものを持つこと: 腰への負担が増加する
  • 症状があるのに我慢して活動を続けること: 炎症を悪化させる

慢性期に注意すべきこと

  • 過度な安静: 筋力低下を招き、回復を遅らせる可能性がある
  • 適切なケアなしでのスポーツ復帰: 再発のリスクが高まる
  • 姿勢の悪さを放置すること: 椎間板への不均等な圧力がかかる
  • 腹筋や背筋の筋力低下: 腰椎の安定性が失われる

症状別の対処法

ヘルニア 温め 冷やす

急性期の強い痛みがある場合

発症直後や痛みが強い急性期には、以下の対処を行いましょう:

  • 安静にする: 特に最初の24~72時間は安静が重要
  • 冷やす: 1~2時間おきに10~20分程度のアイシング
  • 痛みのない姿勢を見つける: 横向きに寝て膝を軽く曲げる姿勢が良いことが多い
  • 適切な姿勢を保つ: 腰をサポートするクッションやコルセットを活用
  • 医療機関の受診: 痛みが強い場合は早めに受診する

炎症が落ち着いた慢性期の場合

炎症が落ち着き、急性期を過ぎた段階では:

  • 温める: 血流改善と筋肉の緊張緩和のために温める
  • 軽いストレッチと適度な運動: 筋力維持と血行促進のため
  • 正しい姿勢の維持: 日常生活での姿勢に注意する
  • 定期的な休息: 同じ姿勢が長時間続かないようにする
  • 体重管理: 腰への負担を減らすために適正体重を維持する

坐骨神経痛を伴う場合

足にしびれや痛みが放散する坐骨神経痛の症状がある場合:

  • 神経の通り道を圧迫しない姿勢を取る
  • 急性期は冷やす: 特に痛みの強い部分をアイシングする
  • 慢性期は温める: 筋肉の緊張を和らげる
  • 神経の滑走性を改善するストレッチ: 医師や理学療法士の指導のもとで行う

自宅でできるセルフケア

ヘルニア 温め 冷やす

専門家による治療と並行して、自宅でも以下のようなセルフケアを行うことで症状の改善を促進できる可能性があります:

日常生活での姿勢管理

  • 座る時の姿勢: 腰が丸まらないよう、背もたれにしっかり寄りかかる
  • 立つ時の姿勢: 片足に体重をかけず、両足に均等に分散させる
  • 寝る時の姿勢: 仰向けで膝の下にクッションを置く、または横向きで膝を軽く曲げる
  • 長時間同じ姿勢を避ける: 30分ごとに姿勢を変える、または軽く体を動かす

安全なストレッチ(医師に相談してから)

医師や理学療法士に確認してから、以下のようなストレッチを行うと効果的と考えられています:

  • 膝抱え運動: 仰向けに寝て、片膝ずつ胸に向かって軽く引き寄せる
  • 骨盤傾斜運動: 仰向けに寝て、骨盤を前後に傾ける
  • 猫のポーズ: 四つん這いになり、背中を丸めたり反らしたりする

※ストレッチは痛みが出ない範囲で行い、痛みを感じたらすぐに中止してください。

生活習慣の改善

  • 適正体重の維持: 腰への負担を減らす
  • 喫煙の回避: 血流を悪化させ、椎間板の栄養供給を妨げる
  • 水分摂取: 椎間板の水分保持を助ける
  • 腹筋・背筋の強化: 腰のサポート力を高める(医師の許可を得てから)

椎間板ヘルニア ストレッチ 悪化させない方法5選と避けるべき動き

専門家に相談するタイミング

ヘルニア 温め 冷やす

以下のような症状がある場合は、すぐに医療機関を受診しましょう:

  • 安静にしていても強い痛みがある
  • 足の痺れや筋力低下が進行している
  • 排尿や排便に問題が生じた
  • 発熱を伴う腰痛がある
  • 転倒や事故の後に腰痛が生じた
  • 3週間以上症状が改善しない

どのような医療機関を受診するべきか

  • 整形外科: 診断と薬物療法、注射、手術適応の判断など
  • ペインクリニック: 痛みの管理(ブロック注射など)
  • 理学療法科: リハビリテーション
  • 整骨院・鍼灸院: 補完的な治療(医師の診断後に)

受診する際は、症状の発症時期や変化、どのような時に痛みが強くなるかなど、詳しい情報を伝えるようにしましょう。

腰痛における牽引療法の効果とは?整形外科やクリニックの選び方

まとめ:ヘルニアの温め・冷やしの基本原則

ヘルニア 温め 冷やす

ヘルニアの痛みに対する温熱療法と冷却療法の選択は、症状の時期や状態によって大きく異なります。以下が基本的な原則です:

  • 急性期(発症から72時間以内): 冷やす – 炎症を抑え、痛みを和らげる
  • 慢性期(炎症が落ち着いた後): 温める – 血行を促進し、筋肉の緊張を緩和する
  • 症状が悪化する場合: すぐに医療機関を受診する
  • 自己判断が難しい場合: 専門家に相談する

ヘルニアは適切なケアと生活習慣の改善によって、多くの場合症状を緩和できる可能性があるとされています。正しい知識を身につけ、自分の状態に合った対処法を選択することで、痛みのない快適な生活を取り戻しましょう。今日から正しいケアを始めて、ヘルニアの痛みから解放されましょう!

ヘルニアの温め方・冷やし方に関するよくある質問

ヘルニア 温め 冷やす

Q. ヘルニアの場合、温めると痛みが悪化することがあるのはなぜですか?

A. ヘルニアの急性期には炎症が起きており、その部分にはすでに熱がこもっています。この状態で温めると、炎症反応がさらに活発になり、腫れや痛みが増加する可能性があります。また、温めることで血流が増加し、炎症部位の腫れが悪化することもあります。そのため、急性期(特に最初の72時間)は温めずに冷やすことが推奨されています。

Q. ヘルニアの初期に冷やす場合、何日くらい続けるべきですか?

A. 一般的に、症状が出始めてから最初の3日間(72時間)は冷やすことが推奨されています。この期間は炎症反応が最も活発な時期と考えられています。3日経過後も強い痛みや熱感が続く場合は、さらに冷やし続けることもありますが、症状が和らいできたら温熱療法に切り替えることを検討しましょう。判断に迷う場合は、医師や理学療法士などの専門家に相談することをおすすめします。

Q. 温めると気持ちいいと感じる場合でも、急性期なら冷やすべきですか?

A. はい、急性期(発症から72時間以内)は、温めると気持ちよく感じたとしても、基本的には冷やすことが推奨されます。温めると一時的に気持ちよく感じることがありますが、炎症を悪化させる可能性があると考えられています。炎症が強まると、その後さらに痛みが増す恐れがあります。特に熱感や強い痛みがある場合は、気持ちよさよりも医学的な原則に従って冷やすことを優先しましょう。

Q. 慢性的な腰痛とヘルニアの痛みを見分ける方法はありますか?

A. 慢性的な腰痛とヘルニアの痛みは、症状の現れ方に違いがあります。ヘルニアの場合は、腰痛に加えて足へのしびれや痛みが放散することが多く、特定の姿勢(前かがみなど)で痛みが悪化する傾向があります。また、咳やくしゃみで痛みが増すこともヘルニアの特徴です。一方、単純な筋肉性の慢性腰痛は、主に腰部に限局し、動作による痛みの変化が少ないことがあります。正確な判断には医師による診察が必要です。

Q. 冷やす時と温める時の具体的な目安の時間はどれくらいですか?

A. 冷やす場合は、1回につき10~20分程度が目安です。急性期(最初の72時間)は1~2時間おきにこの時間冷やすと効果的と考えられています。20分以上の長時間冷やし続けると、逆に血流が悪くなりすぎて回復を遅らせる可能性があります。一方、温める場合は、15~20分程度を1日に2~3回行うのが適切とされています。どちらの場合も、不快感を感じたらすぐに中止してください。また、就寝中など長時間の使用は避けましょう。

Q. ヘルニアの痛みがある時にお風呂に入っても大丈夫ですか?

A. 急性期(発症から72時間以内)は、お風呂でからだ全体を温めることで、炎症部位の血流が増加し、症状が悪化する可能性があるため、シャワーで体を清潔に保つ程度にとどめることをおすすめします。急性期を過ぎ、炎症が落ち着いてきたら、ぬるめのお風呂(38~40度程度)に短時間(10~15分程度)入ることで、筋肉の緊張緩和や血行促進の効果が期待できる可能性があります。ただし、熱いお風呂や長湯は避け、入浴後に症状が悪化する場合はすぐに医師に相談してください。

Q. 市販の温湿布と冷湿布はどのように使い分ければよいですか?

A. 市販の温湿布と冷湿布は、ヘルニアの症状の時期に合わせて使い分けます。急性期(発症から72時間以内)で炎症症状が強い時は冷湿布を使用し、炎症を抑え、痛みを和らげられる可能性があります。急性期を過ぎ、炎症が落ち着いてきたら温湿布に切り替え、血行を促進し、筋肉の緊張を緩和する効果を得ることができると考えられています。どちらを使用する場合も、指示された使用時間を守り、就寝中など長時間の連続使用は避けてください。また、温湿布で痛みが増す場合は使用を中止し、冷湿布に戻すか医師に相談しましょう。

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
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スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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