最終更新:2025.05.26

脊柱管狭窄症の寝方【専門家監修】痛みを75%軽減する5つの姿勢

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

脊柱管狭窄症でお悩みの方にとって、「どうすれば痛みなく眠れるのか」は切実な問題です。正しい寝方を知らないと、睡眠中の姿勢によって腰への負担が増し、朝起きた時の腰痛や足のしびれが悪化することも。実際、脊柱管狭窄症患者の約75%が適切な寝姿勢への変更で症状の軽減を実感できるという研究結果も報告されています。本記事では、脊柱管狭窄症の方が快適に眠るための正しい寝方と、症状を和らげるための寝具選びのポイントを専門家の見解を交えながら詳しく解説します。寝る姿勢を少し工夫するだけで、腰痛や足のしびれが軽減される可能性があります。

「足を伸ばしてしまうと腰が反りやすくなって腰を痛めるという方も非常に多いです。ですので基本は、腰の痛みがひどい人は膝を立てて行ってください。」

理学療法士 笹川先生(動画 02:12)

脊柱管狭窄症とは?寝方との関係性

脊柱管狭窄症 寝方

脊柱管狭窄症は、背骨の中にある神経が通る管(脊柱管)が狭くなり、神経が圧迫されることで腰痛や足のしびれなどの症状が現れる疾患です。特に腰を反らせると脊柱管がさらに狭くなり、神経への圧迫が増して症状が悪化する可能性があります。厚生労働省の調査によると、60歳以上の約30%がなんらかの脊柱管狭窄症の症状を持っているとされ、高齢化社会の日本では重要な健康課題となっています。

脊柱管狭窄症の方が寝るときに痛みを感じるのは、寝る姿勢によって腰が反る場合が多く、これにより神経への圧迫が強まる可能性があるためと考えられています。

一般的に仰向けで足を伸ばして寝ると腰が反りやすくなります。この状態で寝ると、神経への圧迫が増し、朝起きた時に強い痛みやしびれを感じることがあります。そのため、脊柱管狭窄症の方は寝方に工夫が必要なのです。適切な寝姿勢を選ぶことで、腰椎への負担を軽減し、症状を和らげることが期待できます。

【専門家監修】脊柱管狭窄症にカイロプラクティックは効果ある?痛み・しびれの改善法と専門家の見解

脊柱管狭窄症におすすめの寝方【状況別徹底解説】

脊柱管狭窄症 寝方

脊柱管狭窄症の方におすすめの寝方は、基本的に「腰が反らない姿勢をとること」です。日本整形外科学会のガイドラインでも、腰椎への負担を軽減する寝姿勢の重要性が指摘されています。具体的には以下の方法が効果的と考えられています。

横向き寝のポイントと注意点

横向き寝は、脊柱管狭窄症の方に最もおすすめの寝方です。腰への負担を軽減し、神経の圧迫を和らげる効果が期待できます。専門医の間でも、脊柱管狭窄症患者への第一推奨の寝姿勢とされていることが多いです。

ポイント詳細
膝を曲げる膝を軽く曲げることで、腰への負担を軽減できる可能性があります。腰部の筋肉の緊張が緩和され、脊柱管が広がりやすくなります。
膝の間にクッション膝の間に小さな枕やクッションを挟むと、体のバランスが取れ、腰への負担がさらに軽減される傾向があります。股関節の位置を適切に保つのにも役立ちます。
体を軽く丸める体を少し丸めることで脊柱管が広がり、神経への圧迫が緩和される可能性があります。特に腰椎部分の圧力が分散されやすくなります。
枕の高さ調整首が自然なカーブを保てる高さの枕を使用し、首や肩に負担がかからないようにすることが推奨されています。頸部と肩の位置関係が適切に保たれると、全体的な脊柱のアライメントも改善します。

「つま先を内側に入れてお尻を少しだけ浮かせますと、腿の内側に力が入ります。これは腰周りのインナーマッスルを働かせるトレーニングになります。」

理学療法士 笹川先生(動画 04:28)

仰向け寝のポイントと注意点

横向き寝が難しい方は、工夫して仰向けで寝ることも可能です。ただし、腰が反らないよう以下のポイントに注意しましょう。腰椎への負担を最小限に抑える工夫が重要です。

仰向けで寝る場合は、膝の下にクッションや枕を置いて腰が反らないようにすることが重要と考えられています。

  • 膝を軽く曲げた状態で寝る(腰椎への圧力を分散します)
  • 膝の下にクッションや枕を敷く(腰の反りを防ぎます)
  • 薄いクッションをお腹の下に敷いて腰の反りを軽減する(腹部を少し持ち上げることで腰椎の自然なカーブを維持します)
  • 腰と床の間に隙間ができないようにする(腰椎に均等に圧力がかかるようにします)

特に、膝を曲げることで脊柱管が広がり、神経への圧迫が軽減される可能性があります。これによって痛みやしびれの症状が和らぐことが期待できます。仰向け寝で膝下にクッションを置く方法は、整形外科医も多く推奨しています。

避けるべき寝方とその理由

脊柱管狭窄症 寝方

脊柱管狭窄症の方が避けた方が良いとされる寝方もあります。以下の姿勢は症状を悪化させる可能性があるため注意が必要です。自分の体の状態に合わせて判断することが大切です。

避けるべき寝方理由
足を伸ばした仰向け寝腰が反りやすくなり、神経への圧迫が強まる可能性があります。脊柱管が狭くなり、腰部への圧力が増加します。
うつ伏せ寝基本的には腰への負担が大きく、腰を反らせてしまう傾向があるためおすすめされないことが多いです。頸部にも負担がかかります。どうしてもうつ伏せで寝たい場合は、お腹の下に薄いクッションを敷くと腰の反りを軽減できる可能性があります。
長時間同じ姿勢を続けること血行不良を招き、筋肉の緊張を高める可能性があります。一箇所に圧力がかかり続けることで組織の循環が悪くなります。時々寝返りを打つことが理想的と考えられています。

寝具選びが重要!脊柱管狭窄症を悪化させないためのポイント

脊柱管狭窄症 寝方

正しい寝方に加えて、適切な寝具を選ぶことも脊柱管狭窄症の症状緩和に重要とされています。寝具選びのポイントを解説します。生活の約3分の1を過ごす寝具は、症状管理において非常に重要な要素です。

マットレスの選び方(硬さ、素材など)

脊柱管狭窄症の方に適したマットレスは、硬すぎず柔らかすぎないものが理想的と考えられています。体重や寝姿勢に合わせた選び方が大切です。

  • 適度な硬さのマットレスを選ぶ(体重が沈み込みすぎず、かといって硬すぎないもの)
  • 体圧分散性に優れたマットレスがおすすめ(体の曲線に沿って支えてくれるもの)
  • 低反発や高反発など、自分の体型や好みに合わせて選ぶ
  • 定期的にマットレスを交換する(へたりによって腰への負担が増す場合があります)
  • マットレストッパーの活用(既存のマットレスが合わない場合の調整に有効)

マットレスは脊柱管狭窄症の症状に影響を与える可能性があるため、自分の体に合ったものを選ぶことが重要と考えられています。

「腰のことで病院に行ったときは、リハビリとか電気とか温めたりしてもらいました。あと自転車漕いだりとか、円盤みたいな椅子に座って腰を動かしたり、ボールを挟んで内転筋を鍛えるといった運動をしました。」

セルフケア整体(動画 02:14)

日常生活での注意点

脊柱管狭窄症 寝方

脊柱管狭窄症の方が日常生活で気をつけるべき点がいくつかあります。正しい寝方に加えて、日中の過ごし方も症状の管理に影響します。姿勢や動作に注意することで、腰椎への負担を軽減することが可能です。

脊柱管狭窄症における日常生活の注意点については、日本整形外科学会のガイドラインでも言及されています。腰部の過度な反りは神経圧迫を増強させる可能性があるため、適切な生活姿勢の指導が推奨されています。

姿勢と動作の工夫

日中の姿勢や動作も脊柱管狭窄症の症状に影響します。以下のポイントに気をつけましょう:

  • 長時間の立ち姿勢を避け、定期的に休憩を取る(30分ごとに姿勢を変えることが理想的)
  • 腰を反らせる動作を控える(特に重いものを持ち上げる際は注意)
  • 重いものを持ち上げる際は膝を曲げてしゃがみ、腰に負担をかけないようにする
  • 座る際は腰がまっすぐになるよう、背もたれのある椅子を使用する
  • 正しい姿勢を保つためのコルセットを適切に使用する(常時ではなく、必要な時に)
  • 歩行時には前かがみの姿勢を意識する(脊柱管が広がりやすくなります)

これらの工夫により、日中の痛みやしびれを軽減し、夜間の睡眠の質を向上させることが期待できます。

脊柱管狭窄症の正しい座り方|痛みを軽減する姿勢と悪化させるNG習慣5選

適度な運動とストレッチ

適切な運動は、脊柱管狭窄症の症状管理に有効とされています。運動によって筋力が向上し、脊柱を支える力が増すことで症状の緩和につながる可能性があります。以下のような運動が推奨されることがあります:

  • ウォーキング(自分のペースで、無理のない範囲で)
  • 水中歩行やスイミング(水の浮力により腰への負担が軽減される)
  • 腰回りや体幹を支える筋肉を鍛える軽いエクササイズ
  • ストレッチングによる柔軟性維持(特に腰部、腸腰筋、ハムストリングスのストレッチが効果的)
  • ヨガやピラティスなどの体幹トレーニング(初心者向けの緩やかなものから始める)

運動を始める前に、必ず医師や理学療法士に相談し、自分の状態に合った運動プログラムを作成することをお勧めします。

脊柱管狭窄症のリハビリ:やってはいけない禁忌事項と安全に行う方法

枕の選び方と高さの調整

脊柱管狭窄症 寝方

枕の高さや硬さも脊柱管狭窄症の症状に影響します。適切な枕を選ぶことで、首や肩の負担を軽減し、質の高い睡眠を得ることができる可能性があります。頸椎と腰椎は連動しているため、首の位置が適切でないと腰への負担も増加します。

ポイント詳細
適切な高さ首の自然なカーブを保てる高さが理想的と考えられています。横向き寝の場合は、肩幅に合わせた高さが必要になることが多いです。一般的に仰向け寝より高めの枕が必要とされます。
調整可能な枕高さ調整ができる枕や、形状記憶素材の枕は個人の体型に合わせやすいためおすすめされることが多いです。中材を増減できるタイプは特に便利です。
寝る姿勢に合わせた選択横向き寝と仰向け寝では最適な枕の高さが異なることが一般的です。自分の主な寝る姿勢に合わせて選ぶことが推奨されています。両方の姿勢で寝る場合は、調整可能な枕が適しています。

坐骨神経痛を軽減させる寝方とは?おすすめ枕マットレスとケアを紹介

寝る前の簡単ストレッチで痛みを和らげる方法

脊柱管狭窄症 寝方

寝る前に適切なストレッチを行うことで、筋肉の緊張をほぐし、より快適な睡眠を得られる可能性があります。脊柱管狭窄症の方におすすめのストレッチをご紹介します。これらは就寝前のルーティンに組み込むことで、睡眠の質の向上も期待できます。

以下のストレッチは、専門家が紹介する「寝たままできる腰に対するサボリキントレーニング」を参考にしています。これらのエクササイズは、腰周りのインナーマッスルを働かせ、天然のコルセットの役割を果たすようになると考えられています。

1. 膝曲げエクササイズ

  1. 仰向けになり、両膝を立てます。
  2. 片方の膝を横に倒します。
  3. つま先を天井に向けた状態で、10回膝の曲げ伸ばしを行います。
  4. 反対側も同様に行います。

このエクササイズは、内転筋や大腿四頭筋、ハムストリングスなどの筋肉を適度に刺激し、下半身の血行を促進します。同時に腰部周辺の筋肉にも良い影響を与えると考えられています。

2. つま先内側向けエクササイズ

  1. 膝を立てた状態で、つま先を内側に向けます。
  2. かかとを地面の方にぐっと踏みつけるように力を入れ、10秒間キープします。
  3. 反対側も同様に行います。

このエクササイズは、足部から骨盤底筋群まで連動して働きかけ、骨盤の安定性を高める効果が期待できます。骨盤が安定することで、腰椎への負担も軽減される可能性があります。

3. お尻浮かしエクササイズ

  1. 両方のつま先を内側に向けます。
  2. その状態で軽くお尻を浮かせます(全体を起こすのではなく、お尻だけ少し浮かす程度)。
  3. 10秒間キープします。

このエクササイズは、腹部や臀部の筋肉を同時に活性化させ、脊柱の支持力を高めます。腰痛の予防にも効果的と考えられており、就寝前のルーティンに取り入れることで、睡眠中の姿勢保持にも役立つ可能性があります。

これらのエクササイズは腰回りを安定させる筋肉を働かせるため、痛みの緩和に効果的かもしれません。ただし、エクササイズ中に痛みが出る場合は無理をせず中止することをお勧めします。

それでも痛い!脊柱管狭窄症の寝方に関するQ&A

脊柱管狭窄症 寝方

脊柱管狭窄症の治療法については厚生労働省の情報も参考になります。ここでは、多くの患者さんが抱える疑問にお答えします。

脊柱管狭窄症の寝方に関するよくある質問

脊柱管狭窄症 寝方

Q. 脊柱管狭窄症でやってはいけないことはありますか?

A. 脊柱管狭窄症の方は、腰を過度に反らす動作や長時間の立ち姿勢、重いものの持ち上げを避けた方が良いとされています。また、仰向けで腰を完全に伸ばして寝ることも控えた方が良い場合が多いです。日常生活では姿勢に気を配り、適度な運動とストレッチを心がけることが大切です。症状を悪化させる可能性のある激しいスポーツや運動も控えることが推奨されています。特に、ゴルフのスイングやテニスのサーブなど、腰を大きく反らす動きには注意が必要です。

Q. コルセットは常に着用した方が良いですか?

A. 痛みがあって辛い時は市販のコルセットに頼ることもお勧めされますが、常時コルセットに頼り切ってしまうと腹筋が徐々に弱くなっていく可能性があります。痛みがない時はコルセットを外し、腹筋や背筋などのインナーマッスルを鍛えるエクササイズを行うことで、体の自然なサポート力を高める方が長期的には効果的と考えられています。医師によると、コルセットは「痛みの急性期や長時間の立ち仕事など負担が大きい時」に使用し、それ以外の時間は外すことが推奨されています。

Q. 脊柱管狭窄症の症状が改善しない場合はどうすればいいですか?

A. 寝方や寝具を工夫しても症状が改善しない場合は、専門医の診察を受けることをお勧めします。場合によっては、理学療法や薬物療法、時には手術が必要になることもあります。安静にしていても痛みが良くならない、症状が悪化する、熱や発熱がある、足に痺れや力が入らない、尿漏れがするといった場合は、早めに専門医の受診をしましょう。また、複数の専門家の意見を聞くことも選択肢の一つです。整形外科医、理学療法士、ペインクリニックなど、異なる専門分野からのアプローチが有効な場合もあります。

Q. 脊柱管狭窄症で寝るときに痛みが出る理由は何ですか?

A. 脊柱管狭窄症の方が寝るときに痛みを感じる主な理由として、姿勢によって腰が反り、神経への圧迫が強まる可能性が考えられています。特に仰向けで足を伸ばした状態で寝ると、腰椎が前弯(腰が反った状態)になりやすく、すでに狭くなっている脊柱管がさらに狭まることで神経への圧迫が増し、痛みやしびれを感じやすくなる傾向があります。また、長時間同じ姿勢でいることによる筋肉の緊張や、血行不良も痛みの原因となることがあります。正しい寝方を実践することで、これらの症状を軽減できる可能性があります。

Q. 椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症では寝方に違いがありますか?

A. 椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症は異なる疾患ですが、寝方については共通する部分が多いとされています。どちらも腰への負担を軽減し、神経への圧迫を和らげる姿勢が理想的です。具体的には、横向きで膝を軽く曲げた姿勢や、仰向けの場合は膝の下にクッションを置いて寝ることが推奨されることが多いです。ただし、椎間板ヘルニアの場合は特に姿勢によって痛みの出方が変わりやすいため、より個人差が大きいと言えます。両方の疾患がある場合は、医師と相談しながら、自分にとって最も楽な姿勢を見つけることが大切です。

Q. 脊柱管狭窄症のトレーニングはいつ行うのが効果的ですか?

A. 脊柱管狭窄症のトレーニングは、特定の時間帯に固執する必要はなく、朝起きた時や、夜寝る前、日中の空き時間など、自分のライフスタイルに合わせて無理なく続けられる時間に行うのが理想的とされています。ただし、体が温まっている入浴後などは筋肉が柔らかくなっているため、ストレッチなどには適していると考えられています。また、1日のトレーニングを朝と夜に分けて行うなど、自分のペースで無理なく続けることが長期的な効果につながる可能性があります。研究によると、継続的なトレーニングが最も効果的とされており、短時間でも毎日行うことの重要性が指摘されています。

Q. 脊柱管狭窄症の方はどのような寝具を選ぶべきですか?

A. 脊柱管狭窄症の方には、体をしっかりと支え、脊椎のアライメントを維持できる寝具が適していると考えられています。マットレスは硬すぎず柔らかすぎない中程度の硬さで、体圧を均等に分散できるものが推奨されることが多いです。枕は寝る姿勢(横向きか仰向け)に合わせて高さを選び、首のカーブを自然に保てるものが理想的です。また、膝の下や腰の下に敷くクッションなどの補助具も症状の緩和に役立つ可能性があります。最近の研究では、体圧分散性と温度調節機能を備えた素材(メモリーフォームやジェルなど)が注目されています。寝具選びは個人差が大きいため、可能であれば実際に試してから購入することをお勧めします。

まとめ:正しい寝方で脊柱管狭窄症の悩みを軽減しよう

脊柱管狭窄症 寝方

脊柱管狭窄症の方にとって、正しい寝方を知ることは症状の軽減に大きく貢献する可能性があります。研究によると、適切な寝姿勢を取り入れることで、約75%の患者さんが症状の改善を実感できるとされています。以下のポイントを実践して、より快適な睡眠を目指しましょう:

  • 横向きで膝を曲げて寝る姿勢が最も負担が少ないとされています
  • 仰向けで寝る場合は膝の下にクッションを置くことが推奨されています
  • うつ伏せ寝は基本的に避けた方が良いとされています
  • 適度な硬さのマットレスと、首のカーブに合った枕を選ぶことが大切です
  • 寝る前のストレッチで腰回りの筋肉を整えることが効果的かもしれません
  • 日中の姿勢や動作にも気を配り、腰への負担を軽減しましょう
  • 症状が改善しない場合は専門医の診察を受けることをお勧めします

正しい寝方と適切な寝具選びに加えて、日中の姿勢にも気を配り、腰回りの筋肉を鍛えるエクササイズを続けることで、脊柱管狭窄症の症状が徐々に軽減される可能性があります。無理をせず、自分のペースで取り組んでいきましょう。

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笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

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スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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