最終更新:2025.06.13

椎間板ヘルニア 足裏痛み:L5/S1神経圧迫の原因と治療法完全ガイド

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

椎間板ヘルニアによる足裏痛みは、L5/S1(第5腰椎と第1仙骨間)の神経根圧迫が主要な原因となります。坐骨神経が圧迫されることで、腰部から臀部、太もも、ふくらはぎを経て足裏まで痛みが放散する症状です。この記事では、椎間板ヘルニアによる足裏痛みの発症メカニズム、症状の特徴、診断プロセス、治療選択肢、日常生活での注意点、効果的なセルフケア方法まで、専門家の知見に基づいて包括的に解説します。適切な知識と対処法により、症状の改善と再発予防を目指していきましょう。

椎間板ヘルニアが原因で坐骨神経が圧迫されると、腰から足裏まで痛みが広がる可能性があります。特にL5/S1レベルでは足裏の症状が強く現れる傾向があります。

目次

椎間板ヘルニアによる足裏痛みのメカニズム

椎間板ヘルニア 足裏痛み

椎間板ヘルニアは、背骨の椎骨間にある椎間板が変形し、中の髄核が飛び出して神経根を圧迫する疾患です。

椎間板ヘルニアが足裏痛みを引き起こす主な原因は、L5/S1レベルでの神経根圧迫により坐骨神経の伝導路が障害されることです

足裏痛み発症の4段階プロセス

  1. 椎間板の変性・突出:加齢や外力により椎間板が変形し、髄核が後方に突出
  2. 神経根の直接圧迫:突出した髄核がL5またはS1神経根を機械的に圧迫
  3. 炎症反応の惹起:圧迫により神経周囲に炎症性物質が放出される
  4. 痛みの放散経路:炎症により坐骨神経に沿って足裏まで痛みが伝達される

足裏痛みを引き起こす椎間板ヘルニアの箇所と症状

椎間板ヘルニア 足裏痛み

椎間板ヘルニアの発生箇所により、足裏への症状の現れ方が異なることが知られています。

L4/L5椎間板ヘルニアによる症状

第4腰椎と第5腰椎間でのヘルニアでは、L5神経根が圧迫され、ふくらはぎの外側から足の親指方向への痛みやしびれが主体となります。足裏への影響は比較的軽度な場合が多いとされています。

L5/S1椎間板ヘルニアによる足裏痛み

第5腰椎と仙骨間でのヘルニアでは、S1神経根圧迫により臀部中央、太もも後面、ふくらはぎ、踵から足裏、足小指にかけて強い痛みやしびれが出現します

この部位のヘルニアでは、アキレス腱反射の減弱やつま先立ち動作の困難が併発することもあります。

ヘルニア箇所圧迫神経根主要症状部位足裏への影響度
L4/L5L5神経根ふくらはぎ外側〜足親指軽度
L5/S1S1神経根臀部〜太もも後面〜足裏全体強度(痛み・しびれ)

椎間板ヘルニア 足裏痛みの症状と特徴

椎間板ヘルニア 足裏痛み

痛みの性質と現れ方

  • 電撃様疼痛:電気が走るような鋭い痛み
  • 持続性鈍痛:継続的な重苦しい痛み
  • しびれ感:ピリピリとした異常感覚
  • 感覚鈍麻:触覚や温度感覚の低下

症状の出現パターン

椎間板ヘルニアによる足裏痛みは、多くの場合片側性に出現します。症状は太もも後面からふくらはぎ、下腿外側を経て足裏に至る坐骨神経の走行に沿って現れます。

重症例では筋力低下により歩行困難や日常生活動作に支障をきたす可能性があります

随伴症状

足裏痛み以外にも、腰痛、臀部痛、下肢のしびれ、歩行時の跛行、長時間座位での症状増悪などが併発することがあります。

椎間板ヘルニア 足裏痛みのセルフチェック法

椎間板ヘルニア 足裏痛み

以下の簡易検査法により、足裏痛みと椎間板ヘルニアとの関連性を評価できます:

1. 下肢伸展挙上テスト(SLRテスト)

  • 仰臥位で膝関節伸展位のまま下肢を挙上
  • 足裏や下肢に放散痛が出現する角度を確認
  • 通常70度以下で陽性とされる

2. 足裏感覚検査

  • 足裏全体を軽く触診し感覚異常の有無を確認
  • 左右差の比較評価
  • 特に踵部と足趾部の感覚を重点的にチェック

3. 筋力評価テスト

  • つま先立ち動作の可否
  • 足関節底屈筋力の左右差
  • アキレス腱反射の評価

重要な注意事項

  • 足裏痛みは椎間板ヘルニア以外の疾患でも出現する可能性があります
  • 症状の個人差が大きく、自己診断には限界があります
  • 持続する症状や悪化傾向がある場合は専門医への相談が必要です

医療機関での診断プロセスと検査法

椎間板ヘルニア 足裏痛み

椎間板ヘルニアによる足裏痛みの確定診断には、整形外科での専門的な評価が不可欠です。

初診時の評価項目

  1. 詳細な病歴聴取
    • 症状の発症時期と経過
    • 痛みの性質と増悪・軽快因子
    • 既往歴と職業歴の確認
  2. 理学的検査
    • 神経学的検査(筋力・反射・感覚テスト)
    • SLRテスト、ラセーグ徴候の評価
    • 脊椎可動域の測定

画像診断検査

  • MRI検査:椎間板の状態と神経圧迫の程度を詳細に評価
  • CT検査:骨構造の詳細な観察と骨棘の有無を確認
  • X線検査:脊椎全体のアライメントと骨変化を評価

専門医による総合診断

臨床症状と画像所見を総合的に判断し、治療方針を決定します。他の疾患との鑑別診断も重要な要素となります。

椎間板ヘルニア 足裏痛みの治療選択肢

椎間板ヘルニア 足裏痛み

椎間板ヘルニアの治療法は、症状の重症度と患者の状況に応じて選択されます。

保存的治療法

薬物療法

  • 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs):痛みと炎症の軽減
  • 神経ブロック注射:局所麻酔薬とステロイドによる神経根ブロック
  • 筋弛緩薬:筋緊張の緩和
  • 神経障害性疼痛治療薬:プレガバリンなどによる神経痛治療

理学療法とリハビリテーション

  • 専門理学療法士による運動療法指導
  • ストレッチングと筋力強化訓練
  • 姿勢改善と日常生活動作指導
  • 物理療法(温熱・電気刺激療法)

手術治療

保存療法で改善が見られない場合、または重篤な神経症状がある場合に検討されます:

  • 内視鏡下椎間板摘出術:低侵襲手術による椎間板除去
  • 顕微鏡下椎間板摘出術:精密な椎間板部分切除
  • 椎間固定術:不安定性を伴う場合の固定手術

足裏痛み悪化予防のための日常生活管理

椎間板ヘルニア 足裏痛み

椎間板ヘルニアによる足裏痛みの悪化を防ぐため、以下の生活習慣の改善が重要です:

姿勢管理と動作指導

長時間の同一姿勢保持を避け、定期的な体位変換により脊椎への負荷を分散することが症状悪化予防の基本となります

  • 正しい座位姿勢の維持(腰部のサポート使用)
  • 重量物挙上時の適切な動作(膝関節屈曲位での挙上)
  • 寝具の選択(適度な硬さのマットレス使用)

運動療法と体重管理

  • 有酸素運動による全身持久力の向上
  • 体幹筋群の強化エクササイズ
  • 柔軟性維持のためのストレッチング
  • 適正体重の維持による脊椎負荷軽減

効果的なセルフケア方法

椎間板ヘルニア 足裏痛み

専門家指導のもとで実施可能な自宅でのケア方法をご紹介します:

ストレッチング法

  1. ハムストリング伸張
    • 仰臥位で膝関節伸展位のまま下肢挙上
    • 大腿後面の筋群を30秒間伸張
    • 痛みの範囲内で実施
  2. 梨状筋ストレッチ
    • 座位で片側下肢を対側膝上に配置
    • 体幹前屈により臀部筋群を伸張
    • 坐骨神経の柔軟性改善効果

温熱・寒冷療法

  • 温熱療法:入浴や温湿布による血行促進
  • 寒冷療法:急性期炎症に対する冷却処置
  • 交代浴:温冷刺激による循環改善

セルフマッサージ

  • 臀部から下肢にかけての軽度なマッサージ
  • 筋緊張緩和を目的とした優しい刺激
  • 過度な圧迫は避けて実施

より詳細なケア方法については、専門家による個別指導を受けることを推奨します。

椎間板ヘルニア以外の足裏痛み原因疾患

椎間板ヘルニア 足裏痛み

足裏痛みは椎間板ヘルニア以外の疾患でも出現するため、適切な鑑別診断が必要です:

主要な鑑別疾患

  • 腰部脊柱管狭窄症:歩行により症状悪化、休息で改善する間欠跛行
  • 足底筋膜炎:足底部の限局性疼痛、起床時痛が特徴
  • 糖尿病性神経症:両側性・対称性の感覚障害
  • 変形性膝関節症:膝痛に併発する足部症状
  • 末梢動脈疾患:血行障害による足部痛

専門医による鑑別診断の重要性

これらの疾患は症状が類似する場合があり、専門医による詳細な検査と診断が不可欠です。適切な診断により、最適な治療法を選択することができます。

緊急受診が必要な足裏痛みの危険信号

椎間板ヘルニア 足裏痛み

以下の症状が出現した場合は、重篤な神経障害の可能性があるため、緊急の専門医受診が必要です:

  • 運動麻痺:足関節の背屈・底屈不能
  • 高度の歩行障害:自立歩行が困難
  • 膀胱直腸障害:排尿・排便のコントロール不能
  • 急激な症状悪化:短時間での著明な症状進行
  • 両側性症状:両足同時の症状出現

これらの症状は馬尾症候群などの重篤な合併症を示唆する可能性があり、緊急手術の適応となる場合があります

専門家の見解:椎間板ヘルニア 足裏痛みの予後と管理

椎間板ヘルニア 足裏痛み

椎間板ヘルニアによる足裏痛みは、早期診断と適切な治療により良好な予後が期待できます。症状が軽微な段階での専門家への相談により、個々の患者に最適化された治療プランの立案が可能となります。また、日常生活での姿勢管理や運動習慣の改善により、症状の進行抑制と再発予防を図ることができます。痛みを我慢することなく、専門家の指導のもとで計画的なケアを継続することが、長期的な症状改善につながります。

椎間板ヘルニア 足裏痛みに関するよくある質問

椎間板ヘルニア 足裏痛み

Q. 椎間板ヘルニアで足裏の痛みは坐骨神経痛の症状ですか?

A. はい、椎間板ヘルニアによる足裏痛みは典型的な坐骨神経痛の症状です。特にL5/S1レベルのヘルニアでは、坐骨神経が圧迫され、腰部から臀部、太もも、ふくらはぎを経て足裏まで痛みが放散する可能性があります。

Q. どの椎間板レベルのヘルニアが足裏痛みの原因となりますか?

A. 足裏痛みを引き起こしやすいのは、第5腰椎と仙骨の間(L5/S1)の椎間板ヘルニアです。この部位ではS1神経根が圧迫されやすく、足裏全体への強い痛みやしびれが出現する傾向があります。

Q. 足裏痛みの改善にセルフケアは効果的ですか?

A. 軽症例では、適切なストレッチングや姿勢改善により症状緩和が期待できます。ただし、根本的な治療には専門医による診断と治療が必要です。症状が持続または悪化する場合は、早期の医療機関受診をお勧めします。

Q. 足裏痛みが出現したら即座に手術が必要ですか?

A. 大多数のケースでは、まず保存的治療(薬物療法、理学療法、神経ブロック等)から開始します。手術は保存療法で改善が見られない場合や、重篤な神経症状(運動麻痺、膀胱直腸障害等)を呈する場合に検討されます。

Q. 日常生活で特に注意すべき動作はありますか?

A. 長時間の同一姿勢保持を避ける、重量物挙上時は膝を曲げて腰への負荷を軽減する、適度な運動により体幹筋力を維持する、適正体重を保持するなどが重要です。症状を悪化させる特定の動作は個人により異なるため避けることが大切です。

Q. 緊急受診が必要となる危険な症状はありますか?

A. 足の運動麻痺、高度の歩行障害、膀胱直腸障害、急激な症状悪化、両側性症状の出現などは、馬尾症候群などの重篤な合併症を示唆する可能性があるため、緊急の専門医受診が必要です。

Q. 椎間板ヘルニア以外で足裏が痛む疾患にはどのようなものがありますか?

A. 腰部脊柱管狭窄症、足底筋膜炎、糖尿病性神経症、変形性膝関節症、末梢動脈疾患などが挙げられます。これらの疾患は症状が類似する場合があるため、専門医による詳細な検査と鑑別診断が重要となります。

https://selfcareseitai.com/blog/herniated-disc/

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笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

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    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

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    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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