「激しい腰の痛みをどうにかしたい」
「腰痛に効くツボを知りたい」
「そもそもツボとはなんのことなのか知りたい」
腰痛は日本人の4人に1人がなる疾患と言われており、多くの人が腰に関する悩みを抱えています。
時には激しい痛みで歩けなくなったり、朝起きたらぎっくり腰で動けなくなったという方もいるのではないでしょうか。
病院へ行きたくてもあまりの痛さに動くことができず、つらい経験をしたことがあるという方も多くいらっしゃいます。
しかし、身体の至る所に存在しているツボを押すことで腰痛を改善したり、軽減させることが可能です。
この記事ではそんなツボの効果やそもそもツボとはなんなのか、ツボ押しをするときの注意点まで網羅的に解説しています。
ぜひ最後まで、ご覧ください。
ツボとは?
まず初めに「ツボ」という言葉にはどんな意味があるのか、そして「ツボ」とはなんのことを指すのかツボの定義から解説します。
ツボという単語の意味
整体や整骨院に行くと、「肩こりのツボ」や、「足ツボ」のように痛みに効く場所へ使われることが多くあります。
また、ツボという単語は日常生活でも、
「私は笑いのツボが浅い。」
「ツボにはまる。」
といったように様々な使われ方をしています。
しかし、実際に意味を理解して使っている人は少ないのではないでしょうか。
ツボの意味をインターネットで調べてみると、
- 物事の大事なところ。急所。要所。
- ここと見込んだところ
- 灸や鍼で効果のある、人体の定まった位置
と出てきます。
引用:
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E5%A3%BA_%28%E3%81%A4%E3%81%BC%29/
すなわち、医学的に表すツボという単語の意味は、「痛みや体の不調に対して、特定の場所に位置している効果的な場所」ということになります。
しかし、言葉の意味は理解出来ても、そもそもツボがどう言ったものなのかよく分かってない人も多いのでは無いでしょうか。
次にツボの概念やどういったものなのかについて触れていきます。
そもそもツボとは?
ツボは、伝統的な中国の東洋医学に起源を持ち、「気」の概念に基づくもので又の名を「経穴(けいけつ)」といいます。
「気」とは生命エネルギーを表したものであり、生きていくうえで欠かせない重要な働きがあります。
そんな「気」の出入りする点を一般的には「ツボ」といいます。
ツボは体の特定の点であり、刺激することでさまざまな効果があるとされています。
世界保健機関(WHO)によって認識されているツボは361点あります。
これらの点は、体内の生命エネルギーの流れを調節し、健康を維持すると信じられています
ツボの効果
ツボ押しには様々な効果があります。
今回はその効果をいくつか紹介します。
- 自律神経の調整
- 筋肉の緊張緩和
- 内臓機能の改善
- 血行促進
- ストレスや疲労の解消
- 肌荒れの改善
自律神経の調整
ツボ押しには自律神経を整える効果があります。
自律神経とは、自分の意思に関係なく体の中で調整されている神経のことです。
自律神経には交感神経と副交感神経の2種類が存在します。
興奮している時には交感神経が優位になり、リラックスしている時には副交感神経が優位になります。
自律神経にはこの2つをバランス良く調整してくれる機能があります。
自律神経が乱れてしまうと、夜眠れなくなったり、頭痛やめまいなど自律神経失調症という症状として現れます。
上述したように、自律神経は自分でコントロールすることができないため、症状を改善するには時間がかかることもしばしばあります。
しかし、ツボ押しを行うことで自律神経の調子を整えることが可能です。
ポイントを抑え、ツボを刺激することで、自律神経の調整が期待できます。
筋肉の緊張緩和
ツボ押しは筋肉の緊張緩和にも効果があると言われています。
上述したように、ツボとは「気」が出入りするポイントのことを指します。
「気」の出入りが滞ったり、逆行したりすると筋肉が緊張してしまい、痛みの原因になることがあります。
例えば、腰にズーンとくる腰痛や、ゴリゴリする肩こり、さらにはズキズキする膝痛などは筋肉が緊張してしまうことで痛みとして現れています。
しかし、腰や肩に効くツボを抑えることで、「気」の流れが改善され、筋肉の緊張緩和へと繋がります。
筋肉が緊張していると感じる方は、ツボを刺激して緊張緩和の効果を実感してみましょう。
内臓機能の改善
ツボ押しには内臓機能の改善にも効果があります。
例えば胃の調子を整えたい時には、脾兪(ひゆ)というツボを押すことで改善が見込めます。
また、下痢や便秘で悩んでいる方は大腸兪(だいちょうゆ)というツボが効果的です。
しかし、ツボ押しで内臓機能が改善しても、腸内環境が悪ければ症状は繰り返されます。
まずは腸内環境の改善や生活習慣の見直しから始めてみましょう。
血行促進
ツボ押しは血行促進に効果的です。
血行促進に効果があると言われているツボは、手の親指と人差し指の間にある合谷(ごうこく)や、手指の間にある指間穴(しかんけつ)などがあります。
血行が促進されると、老廃物を排出させることができ、顔や足のむくみを改善することができます。
ストレスや疲労の解消
ツボ押しをするとストレスや疲労の解消に繋がります。
ツボ押しのような指圧はリラックス効果があり、ストレス解消物質であるエンドルフィンが分泌されます。
また、上記でも示したようにツボ押しは自律神経を調整する効果があります。
自律神経の調子が整うと、交感神経と副交感神経のバランスが取れるため、ストレス軽減に繋がります。
日常生活でストレスや精神的な疲労を感じている時は、ツボを押してリフレッシュしましょう。
肌荒れの改善
ツボを押すことで肌荒れを改善することがあります。
上記でも示したように、ツボ押しには血行改善の効果があります。
血行が改善すると新陳代謝が高まり、肌荒れの改善につながります。
また、肌荒れはストレスが原因であることもあります。
ツボ押しにはストレス軽減の効果もあるため、結果として肌荒れ改善の効果があります。
腰痛に効くツボ10選
この章では、腰痛に効果のあると言われているツボを10個ほど紹介します。
腰の痛みで悩まれている方は場所を確認しながら、実際に押してみましょう。
しかし、初心者の人にとってツボをピンポイントで触診するのは難しいことと思います。
ツボの位置がいまいち分からないという人は、自分が心地良いと思える場所を押せていれば大丈夫です。
おおよその位置で自分が効果を感じられる場所を見つけましょう。
命門(めいもん)
1つ目に紹介する腰痛に効くツボは命門と呼ばれるツボです。
命門は腰のあたりに位置しており、おへその真後ろ、第二腰椎〜第三腰椎の間にあります。
背中側から見た時は腎臓の真ん中に存在しています。
効果としてはぎっくり腰などの急性腰痛に効果があると言われています。
他にも、頭痛や腎炎、さらには耳鳴りなどにも効果があります。
また、命門には美容効果もあると言われており、血行促進や老廃物の排出を促し、顔全体のリフトアップやデトックス効果が期待されます。
命門を刺激する方法としては、おへその真裏に親指をおいて、気持ちいいと感じる程度まで軽く指圧します。
お灸やホットパックなどで温めた後に行うとより効果的です。
大腸愈(だいちょうゆ)
次に紹介するツボは大腸兪になります。
大腸兪は、腰の痛みだけでなく大腸の調子を整えるのに効果的と言われており、便秘や下痢の改善に役立ちます。
ツボの位置としては、第4~第5腰椎の間の高さに存在しており、脊柱起立筋と呼ばれる筋肉の上にあります。
ポイントとしては、ベルトを締めるラインの1番高いところで体の中心に向かって心地よいと感じる強さで押しましょう。
腎兪(じんゆ)
次に紹介するツボは腎兪というツボになります。
ツボの場所は命門、大腸兪と同じく背中に存在しており、命門の両隣、大腸兪の上にあります。
腎兪の効果としては、腰痛はもちろん便秘や下痢などへの効果もあります。
また、腎兪は骨盤近くに位置しているため、自力で押すのが難しい方はカイロや腹巻きで温めてあげるのも効果的です。
志室(ししつ)
志室も腰にあるツボの1つになります。
このツボも腰痛改善に効き目ががあると言われており、特に婦人系の疾患に効果があります。
「生理になると腰が痛い」
「生理中はいつも腰が重い気がする」
このように腰痛を伴う生理で悩まれている方は志室を刺激してみましょう。
志室は腎兪の外側に位置しており、背骨から約3横指分離れた場所に存在しています。
生理痛を緩和するツボは志室の他に、三陰交(さんいんこう)、血海(けっかい)、だん中(だんちゅう)と呼ばれるツボがあります。
三陰交と血海はホルモンバランスを整えてくれるツボになるため、生理中の腰痛に悩まれている方はこれらのツボも一緒に刺激してみてください。
次髎(じりょう)
次髎は、お尻の真ん中にある「仙骨」という骨の2番目のくぼみに存在しています。
こちらのツボも腰痛改善に効果があります。
次髎を刺激することで、腰回りの血行改善が期待でき、冷えからくる腰痛を改善することができます。
その他には、頭痛や肩こり、女性の方は月経前症候群(PMS)への効果も期待できます。
次髎は骨盤内臓器を調整する効果があり、子宮や卵巣の機能を手助けしてくれます。
腰痛でお悩みの方はもちろん、生理前の不快な症状で悩まれている女性の方も、次髎を刺激して症状改善に努めましょう。
太衝(たいしょう)
太衝も腰痛に効果のあるツボになります。
しかし、今まで紹介したツボとは大きく異なる点があります。
その違いは背中やお尻ではなく、ツボが両足の甲に存在しているということです。
足のツボを刺激することは、冷えからくる腰痛を改善する効果があります。
体が冷えると血管は収縮し、血の巡りが悪くなります。
すると筋肉へ栄養が行き渡らなくなり、腰痛や筋肉の強張りなどの症状が出現します。
足のツボを刺激してまずは体の冷えを解消しましょう。
冷えを改善することが、結果的に腰痛改善や腰痛予防に繋がります。
太衝は足の甲に存在しており、親指の骨と人差し指の骨が交差するところにあります。
体が冷えやすい人は、太衝を刺激して腰の痛みを改善しましょう。
委中(いちゅう)
委中も太衝と同様、足に存在しているツボになります。
太衝は足の甲にありましたが、委中は膝にある膝蓋骨の後ろ側、左右中央あたりにあります。
腰痛や膝痛がある人は押すと痛みを感じるかもしれません。
委中の特徴としては、腰に存在するツボではないため、ぎっくり腰などの急性腰痛の際にも使えるツボになります。
また、委中は腰痛の改善のみならず血流改善にも効果があります。
そのため、体の中にある無駄な老廃物を排出してくれるため、足のむくみ改善が期待できます。
膝の裏に存在しているため、無理なく刺激することができ、簡単にツボを押すことができます。
腰痛で悩まれている方は、まずは委中を刺激してみてはいかがでしょうか。
照海(しょうかい)
照海も太衝や委中と同じく足に存在する腰痛効果のあるツボになります。
照海は内くるぶしの下に存在しており、腰痛改善のみならず、むくみや月経不順、さらには美肌効果やシミの改善など美容効果もある万能なツボです。
また、太衝と同じく足に存在するツボになるため、照海を刺激すると全身の血のめぐりが改善し、冷えによる腰痛を改善してくれます。
多くの症状に対応できる照海を刺激して健康な体を手に入れましょう。
復溜(ふくりゅう)
復溜は照海と同様、足の内くるぶしに存在しているツボになります。
照海は内くるぶしの下ですが、復溜は内くるぶしから指3本分上に上がったところにあります。
復溜の効果としては、冷えの解消や自律神経の調整に効果があると言われています。
上記でも示したとおり、体が冷えやすい人は、血管が収縮してしまい血液が全身へ行き渡らなくなってしまいます。
血液は栄養などの要素を運ぶ役割をしているため、腰周辺の筋肉へ栄養が行き渡らないと腰痛として症状を発生させます。
体が冷えやすい方は復溜を刺激して血流改善、腰痛軽減を目指しましょう。
腰腿点(ようたいてん)
次に紹介するツボは腰腿点です。
腰腿点は腰痛に対して効果を発揮すると言われていますが、他にも生理痛や便秘などにも効果的です。
ツボの場所は両手の甲側にあり、薬指と小指の骨が交わる所と、人差し指と中指の骨が交わる所の2箇所にあります。
腰腿点は腰から離れた場所に存在しているため、ぎっくり腰などで、腰のツボを強く刺激できない時に有効です。
ツボ押しの効果を高める方法4選
ツボを押すことは腰痛改善に繋がったり、体の不調が良くなったり、様々な症状の改善に効果的です。
この章では、その効果を最大限に引き出すための方法を4つほど紹介します。
ツボ押しの効果をより感じたいという方は、次に紹介する4つを組み合わせながら行ってみましょう。
ツボ押しをするときはリラックスした状態で行う
ツボ押しを行う際は心身ともにリラックスした状態で行いましょう。
リラックスするオススメの方法として深呼吸があります。
深呼吸をすることで副交感神経を刺激し、体をリラックスさせることができます。
ストレッチをしてからツボ押しを行う
ストレッチをしてからツボ押しをすることで相乗効果が期待できます。
ストレッチによって筋肉が伸ばされると血流やリンパの流れが促進されます。
伸ばした筋肉に対してツボ押しをすることで、さらなる血行促進が期待できます。
また、血行が促進されると老廃物を排泄しやすくなるため、足や顔のむくみを解消することができます。
ツボ押しの効果を高めたいという人はまずストレッチを行ってみましょう。
ヨガをしてからツボ押しを行う
ヨガをしてからツボ押しをすることで、より大きな効果を得ることができます。
ヨガとは呼吸や姿勢の組み合わせにより、心身を整えることを目的としています。
ストレッチとの違いは、呼吸を意識して行うところです。
自身の呼吸をコントロールすることで、心が静まるのを感じリラックス効果をもたらします。
心も体もリラックスした状態は自律神経のバランスを整えてくれるため、ツボ押しの効果を高めてくれます。
リンパマッサージを行う
リンパマッサージを行うことでツボ押しの効果を高めることができます。
リンパマッサージの主な効果は、老廃物の排出を促すことです。
人間の体の中にはリンパが張り巡らされており、余分な水分や老廃物を含んだリンパがその中を流れています。
デスクワークで同じ姿勢を長時間している方や、立ち仕事をしている方はリンパの流れが悪くなり老廃物が滞ってしまう傾向があります。
そこで、リンパマッサージやリンパドレナージュを行うことで老廃物の排出を促し、ツボ押しの効果をより高めることができます。
ツボ押しでやってはいけないこと
ツボを押すことで腰痛の改善や自律神経の調整など、多くのメリットがあることがわかりました。
しかし、ツボ押しをすることでかえって体にリスクになるケースもあります。
自分の状態と比較しながら、安全にツボ押しを行いましょう。
妊娠中のツボ押し
妊娠中の方はツボ押しを控えるようにしましょう。
特に足裏のツボには生殖器を刺激するツボが存在します。
足裏のツボを押すことで、体調が悪化したり、お腹の中にいる赤ちゃんへ影響を与えてしまうことがあります。
妊娠中の体は普段よりも体調の変化に敏感であるため、お腹に赤ちゃんがいる妊婦さんはツボ押しを控えるようにしましょう。
飲酒後のツボ押し
お酒を飲んだ後のツボ押しも体へ悪影響をもたらします。
上述で示したように、ツボ押しは血行を促進させる効果があります。
アルコールが体内に入った状態でツボ押しをすると血行が促進され、さらに酔いが回ってしまいます。
ツボ押しをする際は直前の飲酒は避けましょう。
食後すぐのツボ押し
飲酒と同様、食後すぐのツボ押しも避けるようにしましょう。
最低でも30分の間隔を空けてからがおすすめです。
人は食事を摂取すると、食べ物の消化が開始されます。
消化をするためには血液が必要となり、食べ物を摂取すると胃や腸など、体の消化器へ体内の血液が集結します。
しかし、食後すぐにツボ押しをしてしまうと血流が良くなり、消化のために必要な血液が全身へ巡ってしまいます。
従って、食べ物の消化が妨げられ、胃もたれや体調不良に繋がってしまいます。
刺激が強すぎるツボ押し
ツボ押しをする際は、自分が気持ちいいと感じる強さでゆっくり行うようにしましょう。
特に足裏への刺激が強すぎるツボ押しは、逆効果になってしまいます。
足裏は普段、刺激が入らないポイントであり、蹴り出しや衝撃吸収の際にバネのような役割を担っている部分です。
そのため、足裏への力任せの強いツボ押しは体にとって逆効果を招いてしまいます。
ツボを押す際は、クリームなどを使って優しく行うようにしましょう。
ツボ以外で腰痛を和らげる方法
ツボ押し以外にも腰痛を和らげる方法はいくつかあります。
自分の症状に合わせて、やり方を変えたりツボ押しと組み合わせて行ってみましょう。
運動やストレッチ
腰が痛いからといって長い期間安静にしておくのは、かえって悪影響を及ぼします。
安静にする期間は最長でも2日間とし、ウォーキングなどの有酸素運動を行いましょう。
痛みを抑える物質が脳から分泌され、腰痛改善に繋がります。
姿勢を改善する
人の背骨は通常S字カーブを描いており、姿勢が悪くなるとこのカーブが崩れてしまいます。
それに伴い、腰へのストレスが増え、腰痛へと繋がってしまいます。
インナーマッスルを鍛えたり、股関節周囲筋の柔軟性を獲得し、適切な姿勢を維持できるようにしましょう。
RICE処置を行う
RICE処置というワードを初めて聞いた方も多いのではないでしょうか。
RICE処置とは、Rest(休息)、Ice(冷却)、compression(圧迫)、Elevation(挙上)の頭文字をとった単語になります。
急性腰痛にはRICE処置を行い、痛みが落ち着いてきたタイミングで、医療機関を受診しましょう。
電気治療
低周波治療器や経皮的電気神経刺激(TENS)、高電圧電気刺激両方のような電気を用いた治療は、慢性腰痛に対して有効な結果をもたらすとの報告があります。
電気を当てることで筋肉の収縮を促し、血流を改善し腰痛を改善するメカニズムになります。
しかし、長期間の慢性腰痛には電気治療だけで完治できないケースもあります。
何年もの間、腰の痛みに悩まされている方は当院へお越しください。
セルフケア整体で施術することで一生腰痛に悩まされない体を手に入れましょう。
予約・お問い合わせはこちらから。
リハビリテーション
リハビリテーションとは理学療法士や作業療法士のサポートを受け、心身機能の回復や強化を目的とした治療になります。
ストレッチや運動療法と組み合わせながら、姿勢の改善や日常生活の基本動作獲得へ向けた治療が行われます。
腰回りを中心とした運動や、有酸素運動を組み合わせることにより、慢性的な腰痛への効果が認められています。
また、理学療法士のもとでリハビリテーションを受けることで、正しい治療を受けることができます。
薬物療法
腰痛に効果のある薬物として、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)があります。
非ステロイド性抗炎症薬は疼痛部位の炎症を抑え、痛みの改善に効果的です。
また、筋肉が緊張して疼痛を発生させている場合には、筋弛緩薬の使用が勧められます。
筋弛緩薬を使用することで、筋肉の緊張を和らげ、腰痛を改善する効果があります。
さらに腰痛改善には薬物療法と、上記で示したリハビリテーションを組み合わせることでより大きな効果が期待できます。
しかし、薬物療法は腰痛改善に効果がある一方で副作用にも注意が必要です。
薬物療法希望する場合は、専門の医師と相談しながら治療を進めていくことが大切です。
マインドフルネス
腰痛改善のためにはマインドフルネスがおすすめです。
マインドフルネスとは目の前で起こっている現実に意識を向けることを言います。
つまり、「今、ここ」に意識を向けることで、ストレスを軽減したり、集中力を向上させたりする効果があります。
「腰の痛みはもう治らない」
「この痛みが一生続いたらどうしよう」
腰痛を患っている患者さんの多くはこのような思考に陥ったことがあるのではないでしょうか。
実は腰の痛みは体の問題だけでなく、心も大きく関わっています。
ストレスが多い環境だと、腰の痛みも普段より増幅してしまいます。
そこで、マインドフルネスを取り入れることで腰痛の改善に期待できます。
マインドフルネスは、ヨガと組み合わせることでより大きな効果を得ることができます。
「今」この瞬間に意識を向け、心と体をリフレッシュさせることで腰痛の改善に努めましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
人の体には数多くのツボが存在しており、腰痛に効くツボもたくさんあります。
また、
さらに、ツボ押しには疼痛の軽減だけでなく、自律神経の調整や、ストレス軽減など様々な効果をもたらしてくれます。
しかし、ツボを強く押したり、お酒を飲んだ状態でのツボ押しは体に悪影響を及ぼすリスクがあります。
強い腰痛に悩まされている方は、まずは医療機関に相談し、検査や適切な治療を受けてからツボ押しをするようにしましょう。