最終更新:2025.05.13

すべり症でやってはいけない運動とは?医師が解説する安全な対処法

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

腰椎すべり症と診断されると、「どんな運動を避けるべきか」「日常生活で注意すべき動作は何か」と不安になりますよね。

すべり症の方は、腰に過度な負担をかける激しいスポーツや特定の動作を避ける必要があります。本記事では医師監修のもと、すべり症でやってはいけない5つの運動と安全な対処法を具体的に解説します。具体的には、サッカーやバスケットボールなどの激しい運動、腰を反らす・ひねる動作、重いものを持ち上げる行為、長時間同じ姿勢でいることなどが症状を悪化させる可能性があります。

腰椎すべり症の方は、腰に大きな負担がかかる激しい運動や、腰を後ろに反らしたりひねったりする動作は控える必要があります。
具体的には、バスケットボールやテニス、サッカーなど、急な動きや強い衝撃が伴うスポーツは避けましょう。
さらに、重たいものを無理に持ち上げたり、長時間同じ姿勢を続けたりすることも、症状の悪化につながるため注意が必要です。

腰痛とか膝の痛みがあって、ウォーキングなどの運動ができない方でも、簡単なトレーニングで内臓脂肪を燃焼させることができます。腰椎すべり症の方は、腰に負担をかけずに体の循環を良くすることが大切です。

目次

腰椎すべり症とは何か?症状と原因を詳しく解説

すべり症 やってはいけない運動

腰椎すべり症は、背骨(腰椎)の一つが前方または後方にずれてしまう状態です。このずれによって神経が圧迫され、腰痛やしびれなどの症状が現れます。症状が進行すると、立ったり歩いたりする日常動作で痛みが強くなり、生活に支障をきたすようになります。

すべり症には主に2つのタイプがあります:

種類主な特徴発症年齢
分離すべり症背骨の一部が疲労骨折して分離し、すべりが生じる10代〜20代の若年層(特にスポーツ選手に多い)
変性すべり症椎間板や関節の加齢変性によりすべりが生じる40代以上の中高年層(特に女性に多い)

すべり症の主な症状には以下のようなものがあります:

  • 腰痛(特に腰を反らせると痛みが強くなる)
  • お尻や太ももの痛みやしびれ
  • 間欠性跛行(少し歩くと脚が痛くなり、休むとまた歩ける状態)
  • 長時間同じ姿勢でいると痛みが増す

すべり症でやってはいけない運動とは?医師が警告する5つの危険な動作

すべり症 やってはいけない運動

腰椎すべり症の方は、症状を悪化させないために避けるべき運動や動作があります。特に注意が必要なのは以下の5つです:

1. 激しいスポーツ活動を控えるべきなのはなぜ?

バスケットボール、テニス、サッカー、ラグビーなど、腰に負担のかかるスポーツは避けるようにしましょう。これらのスポーツは急な方向転換や衝撃が多く、腰椎に大きな負担をかけます。特に分離すべり症の場合、若年層のスポーツ選手に多く見られるため、無理な運動は症状を悪化させる可能性があります。

2. 腰を反らす動作が危険な理由

ヨガのポーズやストレッチなどで、腰を反らす動作は避けるべきです。すべり症の多くは椎体が前方にずれている前方すべりのため、腰を反らすとずれが悪化する可能性があります。特に「うつ伏せで上体を反らす」「後ろに反り返る」といった動作は避けるべきとされています。日本脊椎脊髄病学会の見解によれば、これらの動作は腰椎に過度な負担をかけるとされています。

3. 腰をひねる動きはなぜ避けるべき?

スポーツやストレッチなどで、腰をひねる動作も避けるべきです。ゴルフのスイングや腰をひねるストレッチは、腰椎に余計な負担をかけ、症状を悪化させる可能性があります。急な腰のひねり動作は特に危険です。腰椎すべり症の方がゴルフを楽しむ場合は、スイング動作を修正するか、医師に相談してから適切な範囲で行うことが重要です。

4. 重いものを持ち上げるとどうなる?

腰椎すべり症の方は、重いものを持ち上げる動作で症状が悪化する可能性があります。日常生活では、荷物は分けて運ぶ、膝を曲げてしゃがんで持ち上げるなど、腰への負担を軽減する工夫が必要です。特に前かがみで重いものを持ち上げることは絶対に避けましょう。買い物や家事の際にも、一度に多くの荷物を持たず、複数回に分けて運ぶなどの配慮が重要です。

5. 長時間同じ姿勢を続けるリスク

座りっぱなしや立ちっぱなしなど、長時間同じ姿勢を続けることも腰椎への負担となります。特にあぐらをかいて座る姿勢や、中腰姿勢は腰への負担が大きいため避けるべきです。30分に1回は姿勢を変える、立ち上がって少し歩くなどの工夫が必要です。デスクワークが多い方は、定期的に立ち上がってストレッチを行うことで、腰椎への負担を軽減できます。

日常生活での注意点:すべり症を悪化させないために

すべり症 やってはいけない運動

すべり症の方が日常生活で気をつけるべきポイントをまとめました。これらの注意点を守ることで、症状の悪化を防ぎ、痛みを軽減できる可能性があります。

正しい姿勢で座るにはどうすればいい?

椅子に座るときは、深く腰掛けて背もたれにもたれかかり、腰が丸まらないようにしましょう。骨盤を立てて座ることで、腰への負担を軽減できます。また、長時間座り続けないよう、30分ごとに立ち上がって軽く動くことも大切です。オフィスチェアは、腰をサポートする機能があるものを選ぶと良いでしょう。

寝具・寝方の工夫とは?

寝るときは、硬すぎず柔らかすぎないマットレスを選びましょう。横向きに寝るときは、膝の間に枕やクッションを挟むと腰への負担が軽減されます。仰向けに寝るときは、膝の下に薄い枕を入れると腰が反りすぎるのを防げます。良質な睡眠は痛みの緩和にも効果があるため、快適な睡眠環境を整えることが重要です。

適切な体重管理の重要性

過剰な体重は腰への負担となります。適切な体重を維持することで、腰椎への圧力を軽減できます。食事管理と共に、腰に負担のかからない適度な運動を心がけましょう。肥満は腰椎すべり症の悪化因子の一つとされているため、BMIが25以上の方は特に注意が必要です。

専門家による指導のもとでの運動の効果

すべり症の方でも、適切な指導のもとで行う運動は症状改善に役立ちます。理学療法士や専門医の指導を受けながら、腹筋や背筋など体幹の筋肉を強化する運動を行いましょう。詳しくは腰痛改善ストレッチのページもご参照ください。

立ったままできるストレッチガイド完全版! 坐骨神経痛の原因と対策・予防策をプロが徹底解説

すべり症の方におすすめのストレッチと筋力トレーニング

すべり症 やってはいけない運動

腰椎すべり症の方でも安全に行える、症状改善に役立つストレッチと筋力トレーニングをご紹介します。添付動画でも解説されているように、これらは腰への負担を最小限に抑えながら、サポート筋を強化するのに役立ちます。動画と合わせてぜひ実践してみてください。

腰椎や周囲の筋肉を伸ばす安全なストレッチ法

仰向けで両膝を曲げて胸に引き寄せるストレッチは、腰椎周りの筋肉をほぐすのに効果的です。20〜30秒ほど保持し、1日3回程度行いましょう。痛みを感じる場合は無理をせず、気持ちいいと感じる範囲で行うことが大切です。このストレッチは腰椎の周囲の筋肉の緊張を和らげ、血流を促進する効果があります。

インナーマッスルを鍛えるトレーニングの具体例

腰椎すべり症の改善には、インナーマッスル(特に腹横筋)を鍛えることが重要です。以下のようなトレーニングが効果的です:

トレーニング方法効果
ドローイン仰向けで膝を曲げ、お腹をへこませる動作を10秒間キープし10回繰り返す腹横筋を鍛え、腰椎を安定させる
腸腰筋トレーニング壁に寄りかかり、片足のつま先を横に向けたまま膝の曲げ伸ばしを10回行う股関節の安定性を高め、腰痛予防に効果的
ブリッジ仰向けで膝を曲げ、お尻を持ち上げる動作を10回繰り返す背筋と臀筋を鍛え、腰椎のサポート力を高める

10秒間力を入れるだけ、10秒間を10セット行えば十分効果を得られます。インナーマッスルをうまく働かせるトレーニングですので、手軽にできて痛みがある人でも実践できる内容になっています。

専門家の見解:すべり症治療の最新アプローチ

すべり症 やってはいけない運動

腰椎すべり症の治療アプローチは大きく分けて、保存療法と手術療法があります。最新の研究や臨床知見に基づき、医師たちはより効果的で患者の負担が少ない治療法を模索しています。

東京大学医学部附属病院整形外科の研究によると、軽度から中等度のすべり症の場合、適切な運動療法とライフスタイルの調整で症状改善が期待できるとのことです。運動療法では特に腹横筋や腸腰筋といったインナーマッスルの強化が重要です。

これらの筋肉をたった10秒間力を入れるだけの簡単なトレーニングでも効果が得られるそうです。インナーマッスルをうまく働かせるトレーニングは手軽にでき、腰痛がある人でも安全に実践できます。

また、最新の治療法として、椎間板の変性が原因のすべり症に対しては「セルゲル法」や「ディスクシール治療」などのメスを使わない治療法も注目されています。椎間板のひび割れ部分を埋める薬剤を注射し、それがゲル状になってひび割れを補綴することで、症状の改善が期待できるとされています。ただし、効果には個人差があるため、専門医との相談が重要です。

運動の面では、すべり症の方は激しい運動を避け、インナーマッスルを鍛える低負荷の運動に焦点を当てるべきというのが専門家の共通見解です。特に腰椎すべり症は、無理な運動で症状が悪化する可能性があるため、自己判断せずに専門家の指導のもとで適切な運動を行うことが大切です。

まとめ:すべり症の正しい管理と予防

すべり症 やってはいけない運動

腰椎すべり症の方は、症状を悪化させないために以下の5つを避けることが重要です:

  1. バスケットボール、テニス、サッカーなどの激しいスポーツ
  2. 腰を反らす動作
  3. 腰をひねる動き
  4. 重いものを持ち上げる行為
  5. 長時間同じ姿勢でいること

また、日常生活では正しい姿勢を保ち、適切な体重管理を行い、腰に負担のかからない生活習慣を心がけましょう。インナーマッスルを鍛える適切なトレーニングは、すべり症の症状改善に効果が期待できます。

腰椎すべり症は自然に治ることは少ないですが、適切な管理と予防策を講じることで、症状を軽減し、日常生活の質を向上させることが可能です。症状が気になる場合は、早めに専門医に相談し、自分に合った治療法を見つけることをおすすめします。

なお、本記事の内容はあくまで一般的な情報提供を目的としています。実際の治療や運動の実施については、必ず医師や理学療法士など専門家の指導を受けてください。詳しい情報は日本脊椎脊髄病学会日本整形外科学会のウェブサイトでもご確認いただけます。

よくある質問

すべり症 やってはいけない運動

Q. すべり症でやってはいけない運動は?

A. 腰椎すべり症の方は、腰を反らせる動作、腰をひねる動作、激しいスポーツ(サッカー、バスケットボールなど)、重いものを持ち上げる行為、長時間の座りっぱなしなどを避けるべきです。これらの動作は腰椎に過度な負担をかけ、症状を悪化させる可能性があります。

Q. すべり症でやってはいけないストレッチとは?

A. すべり症の方は、腰を反らすストレッチ(うつ伏せで上体を反らす動作など)、テニスボールやストレッチポールを腰に当てて行うストレッチ、腰をひねるストレッチなどは避けるべきです。これらのストレッチは腰椎のズレを悪化させ、症状を増悪させる可能性があります。

Q. 腰椎すべり症の方におすすめの安全な運動は?

A. 腰椎すべり症の方には、ウォーキング(負担がなければ)、水中運動、ドローインなどの腹筋運動、専門家の指導のもとでの軽いピラティスなどがおすすめです。特にインナーマッスル(腹横筋や腸腰筋)を鍛える運動は、腰椎の安定性を高めるのに効果的です。ただし、運動を始める前に必ず専門医に相談してください。”
腰椎すべり症の方には、ウォーキング(負担がなければ)、水中運動、ドローインなどの腹筋運動、専門家の指導のもとでの軽いピラティスなどがおすすめです。特にインナーマッスル(腹横筋や腸腰筋)を鍛える運動は、腰椎の安定性を高めるのに効果的です。ただし、運動を始める前に必ず専門医に相談してください。

Q. すべり症の症状を和らげる日常生活の工夫は?

A. すべり症の症状を和らげるためには、正しい姿勢で座る(深く腰掛け、背もたれを使う)、適切な寝具を使用する、30分ごとに姿勢を変える、重いものを持つときは膝を曲げて持ち上げる、適切な体重を維持するなどの工夫が効果的です。また、冷えは症状を悪化させることがあるため、体を冷やさないよう注意しましょう。

Q. 腰椎すべり症は手術しか治療法がないの?

A. いいえ、多くの腰椎すべり症は保存療法(薬物療法、理学療法、コルセットの装着など)で症状が改善します。手術が検討されるのは、保存療法で十分な効果が得られない場合や、神経症状が進行する場合などです。近年では「セルゲル法」「ディスクシール治療」などのメスを使わない治療法も選択肢として増えています。治療法の選択は症状の程度や病態によって異なるため、専門医との相談が重要です。

Q. すべり症の方が運動するときの注意点は?

A. すべり症の方が運動するときは、無理をしない、痛みが出たらすぐに中止する、専門家(医師や理学療法士)の指導のもとで行う、腰に急激な負荷がかかる動きを避ける、ウォームアップとクールダウンを十分に行う、などの注意が必要です。また、運動の強度は徐々に上げていき、体の反応を見ながら調整することが大切です。

Q. 腰椎すべり症は完全に治る?

A. 腰椎すべり症は、一度生じたズレが完全に元に戻ることは少ないですが、適切な治療や管理によって症状をコントロールし、日常生活に支障なく過ごすことが可能です。特に若年層の分離すべり症では、早期発見と適切な管理により骨癒合が期待できる場合もあります。重要なのは、専門医の指導のもとで適切な治療を継続し、生活習慣の改善を図ることです。

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

最新の記事はこちら

よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

近くの店舗を探す
24時間スマホで簡単に予約可能 さっそく予約する