最終更新:2024.06.26

【簡単】腰痛に効く足ツボマッサージを解説!足裏の意外な秘密とは?

「腰が痛くて歩くのがつらい」

「デスクワークで腰が痛くなる」

「朝起きると腰が重い」

このように腰の痛みに悩んでいませんか。

つらい腰痛を放っておくと、症状が悪化したり、膝や背中などにまで痛みが出たりするかもしれません。

今回は、腰痛に効く足ツボマッサージについて以下の項目ごとに詳しく解説します。

・腰痛に効く足のツボ9選

・足ツボマッサージのために準備すること

・実際に足ツボマッサージでセルフケアをする際のコツ

・足ツボマッサージをする際の注意点

足ツボマッサージを活かしたセルフケアによって腰痛を予防・緩和する効果が期待できます。ぜひ最後まで読み、参考にしてください。

目次

知識編!腰痛を足裏のツボで軽減! 不思議な関係性とは

腰痛 ツボ 足裏

腰痛に悩んでいる方には、足裏や足にあるツボを刺激するマッサージがおすすめです。足裏のツボは、腰をはじめとする全身の器官や臓器と繋がっています。ツボへの刺激が腰に作用したり、血行を促進したりすることで痛みの軽減に繋がる場合が多いのです。

腰痛に効く足裏のツボを知れば、腰痛を軽減するセルフケアが簡単にできます。まずはツボや足ツボマッサージ、リフレクソロジーとの違いについて詳しく解説します。

そもそも「ツボ」って何? 基本の知識

「ツボ」は人の全身に存在し、関連するポイントの刺激によって体の各部の不調を改善できる箇所のことです。東洋医学に基づくツボ療法はWHO(世界保健機関)にもその効果を認められています。

ツボの歴史は古く、なんと約5000年前のエジプトの壁画にもツボを押す人の絵が描かれています。日本には約1800年前の飛鳥時代に伝来してきて以来、ツボを刺激したり、温めた手を不調のある部位に当てたりといった健康法が現代まで続いてきました。

現在では、WHOがツボの位置と名称を系統立てて定めており、その数は全身361箇所にのぼります。そのうち足裏にただ一つ定められている「湧泉(ゆうせん)」というツボこそが、腰痛に効果のあるツボだと言われます。

ツボ療法が持つ力

WHOが統一して定める箇所以外にも、ツボは体中に存在します。それらのツボを適度な力で刺激するツボ療法の活用によって体の不調を改善できるのです。

ツボは「経穴(けいけつ)」とも呼ばれ、内側で全身の神経と繋がっている「経絡(けいらく)」というエネルギーの通り道に沿って並んでいます。ツボへの刺激が体のいたるところに伝わることによって、痛みなどの不調を取り除いていきます。足裏のツボを刺激して、離れた位置にある腰の痛みが軽減するのはこのためです。

ツボ療法には主に以下のような効果があります。

・痛み緩和

・不調改善

・血行促進

・睡眠の質向上

・冷え性の改善

・自律神経の調子を整える

中国を始め、多くの国でツボ療法、足ツボマッサージは取り入れられています。

リフレクソロジーとの共通点・違い

ツボというポイント(反射点)に刺激を与える足ツボマッサージに対し、エリア(反射区)を刺激して体や心の調子を整えるリフレクソロジーという健康法もあります。足ツボマッサージとリフレクソロジーの主な特徴は以下の通りです。

足ツボマッサージリフレクソロジー
場所ツボ(ポイント)エリア
強さ痛気持ちいい強さなでるように押す
効果体の不調改善

痛み軽減

血行促進

体の不調改善

リラックス効果

ストレス解消

体の不調を改善するという効果は、足ツボマッサージとリフレクソロジーに共通しています。一方で、刺激の強さや、付随する効果には違いがあります。つらい腰痛に悩んでいて体のケアに力を入れたい方には、血行促進効果のある足ツボマッサージがおすすめです。

腰痛に効く足のツボ9選

腰痛 ツボ 足裏

ここからは、つらい腰痛を軽減する効果があるおすすめの足のツボを9つ紹介します。

 ①湧泉(ゆうせん)

 ②失眠(しつみん)

 ③金門(きんもん)

 ④京骨(けいこつ)

 ⑤太衝(たいしょう)

 ⑥足臨泣(あしりんきゅう)

 ⑦崑崙(こんろん)

 ⑧中封(ちゅうほう)

 ⑨照海(しょうかい)

名前は難しくて覚えにくいかもしれませんが、場所と効果を詳しく解説しますのでぜひ参考にしてみてください。

①湧泉(ゆうせん)

場所:足裏の中央より少し指側

効果:腰痛緩和、全身の疲労回復、冷え性改善、ストレス緩和

湧泉は足の指をグーにしたときにできるくぼみのところにあります。足裏の中央より少し指側のあたりです。湧泉を刺激することで、腰痛だけでなく全身の疲労回復にも効果があります。

「万能のツボ」とも呼ばれる湧泉は、WHOが統一した361箇所のツボのうち、足裏にある唯一のツボです。湧泉を刺激することで多くの効果が期待されます。

・腰痛緩和

・疲労回復

・冷え性改善

・ストレス緩和

・更年期障害、生理痛の緩和

「湧泉」は、その名の通り体中のエネルギーが「湧き出る泉」のようなツボなのです。

②失眠(しつみん)

場所:かかとの足裏側中央にあるくぼみ

効果:睡眠の質の向上

腰痛の原因の一つである睡眠不足や不眠に効果があるツボが失眠です。かかとの足裏側、中心部に位置しています。失眠への刺激は、神経の緊張を和らげて、睡眠の質を高める効果があります。かかとを湯たんぽにのせて軽く温めるのもおすすめです。

③金門(きんもん)

場所:足の外側、出っ張った骨の後ろ側のくぼみ

効果:急激な痛みを和らげる

金門は急激な痛みの治療に用いられる「げき穴(けつ)」と呼ばれるツボのひとつです。主に下肢の症状に効果があり、腰痛や坐骨神経痛による痛みやしびれを和らげてくれるでしょう。また、足をつった時の改善にも効果を発揮します。

④京骨(けいこつ)

場所:足の外側、出っ張った骨の前側のくぼみ

効果:腰痛、膝の痛み、肩こり、頭痛、目まいなどの改善

京骨は「原穴(げんけつ)」と呼ばれる、高い効果を発揮するツボのひとつです。足や腰から頭にも繋がる経絡にあるため、腰痛以外にも、頭痛や目まいといった症状にも効果を発揮します。

この京骨と③の金門は近い位置にあります。足の外側で、小指とかかとの中間付近にある出っ張った骨の前側にあるのが京骨、後ろ側が金門です。

⑤太衝(たいしょう)

場所:足の甲、親指と人差し指の骨が交わる場所のくぼみ

効果:血流改善、体の冷えを改善、ストレス緩和

太衝は足の甲にあるツボです。足の親指と人差し指の間から、足首方向に指3本分ほどのぼり、骨がV字に交差している部分のくぼみにあります。太衝は血流を改善するツボで、腰痛の原因となる体の冷えに対して効果を発揮します。ストレス緩和にもおすすめのツボです。

⑥足臨泣(あしりんきゅう)

場所:足の甲、小指と薬指の骨が交わる場所のくぼみ

効果:腰痛・肩こり・頭痛の緩和、目まい改善

「泣」という名前のとおり、押すととても痛いと感じるツボです。足臨泣は下肢から脇腹、肩、頭まで繋がる経絡上にあり、腰痛や肩こり、頭痛を緩和させる働きをします。押したときの強い痛みを、眠気覚ましに活用するという人もいるそうです。

⑦崑崙(こんろん)

場所:外くるぶしとアキレス腱の間のくぼみ

効果:腰痛・坐骨神経痛を緩和、頭痛・目まい改善

崑崙はギックリ腰の急性期など腰痛の初期症状に効果があるツボとされています。外くるぶしとアキレス腱の間のくぼみにありますが、腰痛がひどい場合には崑崙自体が腫れることもあります。

また、足首に痛みを抱えている人が、不自然な姿勢をとった結果腰痛を引き起こす場合があります。「崑崙」は、そんな足首の痛みにも有効です。

⑧中封(ちゅうほう)

場所:内くるぶしと足首前面の太い腱の中間にあるくぼみ

効果:背中の痛みや腰痛を緩和

前屈したとき背中の真ん中あたりが痛む場合や、ギックリ腰になってしまった場合におすすめのツボが中封です。下腹部の痛みや血流改善にも有効なツボです。つま先を上に向けると、内くるぶしの前側に太い腱が見えます。この腱と内くるぶしの間のくぼみが、中封の位置です。

⑨照海(しょうかい)

場所:内くるぶしから指1本分下のくぼみ

効果:慢性化した腰痛の改善、月経不順の改善

照海は内くるぶしの真下にあるツボです。場所がわかりやすいためセルフケアにおすすめです。照海の刺激によって、慢性化した腰痛を改善する効果が期待できます。また、泌尿器・生殖器の不調にも有効であり、月経不順やむくみに悩む女性にもおすすめのツボです。

準備編!腰痛に効く足ツボマッサージの効果を上げる5つのポイント

腰痛 ツボ 足裏

ここからは腰痛に効く足ツボマッサージの効果を、さらに高めるポイントを5つご紹介します。

①体を温める

②マッサージ前に手を温める

③クリームやオイルで肌を守る

④手の爪を手入れする

⑤お好みでツボ押しグッズを揃える

すべてを実施する必要はありませんが、これらの準備をして足ツボマッサージをおこなえば、つらい腰痛をより効果的に改善することができるでしょう。

それぞれ詳しく解説します。

①身体を温める

足ツボマッサージを始める前に、身体を温めましょう。身体を温めると血行が良くなり、筋肉のコリも柔らかくなるからです。

マッサージ前にはゆっくり目の入浴がおすすめです。身体を温めるだけでなく、入浴自体のリラックス効果も期待できます。時間がない場合は、お湯を入れたペットボトルや足湯でツボ付近を温めるだけでも効果を得られます。

身体を温めると血行が促進され、足ツボの刺激が腰に伝わりやすくなります。心身ともにリラックスして、足ツボマッサージの効果を高めましょう。

②マッサージ前に手を温める

ツボを刺激する直前に、マッサージに使う手を温めるとより効果的です。温めた手がツボ付近の血行を促進するため、ツボから腰へとマッサージの効果をさらに高く伝えられます。

理想は少し熱めの42~43℃くらいのお湯で両手を温めることです。マッサージ直前に手を10分ほどつけておけば、十分に温まるでしょう。腰の痛みを感じたときには、休憩を兼ねて手を温めてからツボを押してみてください。気軽にマッサージの効果を高められるためおすすめです。

③クリームやオイルで肌を守る

ツボ押しマッサージをする前に、ボディクリームやオイルを塗って肌を守りましょう。すべりが良くなり、手指とツボ付近の肌の両方を保護できます。クリームやオイルには保湿成分が含まれていることも多く、肌を守るだけでなくその後の乾燥を防ぐのにも役立ちます。香りの好みがある方は、お気に入りの香りのものを用意すればリラックス効果も得られてなおよいでしょう。

この方法は肌のお手入れにもなるため、乾燥肌や肌荒れが気になる人に特におすすめです。

④手の爪を手入れする

足ツボマッサージの前には、手の爪を手入れすることが重要です。爪が長いままツボを刺激しようとすると、爪が当たって肌を傷つけたり、爪が割れたりする原因になります。

腰痛を改善しようとして、別の部分を傷つけてしまうのは避けたいところです。ピカピカに爪を磨く必要はありませんが、足ツボマッサージの前には必ず爪の長さを確認し、伸びていたらカットしましょう。

⑤お好みでツボ押しグッズを使う

お好みでツボ押しグッズを使ってみるのもおすすめです。ツボ押しを続けているうちに指や腕が疲れてしまう場合があります。そのようなときにはツボ押しグッズを使ってみましょう。

特に足裏のツボを刺激する際には、無理な姿勢になりがちです。普段腰痛に悩んでいる人にとって、グッズの活用はかなり有効だと言えます。

足ツボマッサージ専用グッズを揃えてもよいですし、身近な道具で代用してみてもかまいません。ツボ押しグッズを使うと、少ない力で楽にツボを刺激できます。あなた好みのツボ押しグッズを検索してみてください。

足ツボマッサージ専用グッズ一覧

代表的な足ツボマッサージ専用グッズを3つ紹介します。

・足ツボマット

板に足裏のツボの位置に合わせた突起物がついていて、その上に体重をかけて足裏のツボを刺激します。

中にはツボや反射区の位置が書いてある商品もあります。

左右の足裏全体を一度に刺激できるため、手軽に足ツボマッサージをしたい方におすすめです。

・足ツボローラー

突起がついた円筒形のローラーに足を乗せて、前後にコロコロ転がしながら足裏のツボを刺激します。

ピンポイントで狙ったツボを刺激するのは難しいですが、テレビを見たり、デスクワークをしたりしながら流れ作業で手軽にセルフケアができるのが特徴です。

・足裏マッサージ棒

ピンポイントでツボを刺激できるグッズで、細長い棒状のものや、T字型で持ちやすくなっているものなどさまざまな形状の商品があります。

足裏だけでなく膝裏やふくらはぎのツボを押すのにも役立ちます。コンパクトなので持ち運びも可能です。

身近な道具を代用してもOK

専用のグッズを揃えなくても、身近な道具での代用もできます。

・ペン

ペン先でツボを押してみましょう。指で押すよりも少ない力で楽にツボを刺激できます。仕事や家事のすき間時間でサッと足ツボマッサージを行いたい方におすすめです。

・ゴルフボール

ゴルフボールの上に足を乗せて、心地良いポイントを探しながら転がしてつぼを刺激する方法もあります。ストッキングに入れるなど、ボールが遠くに転がっていかないように工夫するとよいでしょう。

・お湯を入れたペットボトル

ペットボトルも利用できます。ツボ周辺に当てて温めるだけでも効果があります。ただし、ヤケドには気をつけましょう。

実践編! 足ツボマッサージで腰痛のセルフケアをする5ステップ

腰痛 ツボ 足裏

いよいよ足ツボマッサージの実践に挑戦してみましょう。腰痛のセルフケアをするための5つのステップをご紹介します。

①入浴後や寝る前のリラックスタイムにおこなう

②ツボの位置を探す

③親指の腹を使って垂直に押す

④「痛気持ちいい」程度の力で押す

⑤マッサージ後には水分補給をする

難しそうに思うかもしれませんが、意外と簡単に自分でもできるのが、足ツボマッサージのいいところです。ぜひ以下の手順でセルフケアに挑戦してみてください。

①入浴後などのリラックスタイムにおこなう

足ツボマッサージによるセルフケアにおすすめのタイミングは、入浴後や帰宅後のリラックスタイムです。リラックスした状態だと、筋肉が緩み、血行が良くなるため、ツボへの刺激の効果が最大限に引き出されます。

ゆっくりお風呂に入り、一日の疲れを取った後におこなうと良いでしょう。身体を温められることによる相乗効果もあります。

足ツボマッサージは睡眠の質を高める効果も期待できますが、一方で身体から老廃物を排出しようとする働きもあります。そのため、夜中にトイレに行きたくなり起きてしまう人もいるようです。足ツボマッサージは寝る直前ではなく、就寝2時間前までにするのがおすすめです。

リラックスして足ツボマッサージをする際には、心地良い音楽やアロマテラピーを取り入れるとより効果がアップします。

②ツボの位置を探す

マッサージで刺激するツボの位置を指や手のひらで探してみましょう。ツボは骨や筋肉、腱の周りにあるくぼみにあります。見た目ではわからなくても、押してみるとへこんだり、圧迫感や痛みがあったりする箇所がツボの位置です。

この記事でも腰痛に効くおすすめ足ツボの情報を9つ紹介していますが、実際の場所には個人差があります。同じ人であってもその日の体調によってツボの位置は変わることがあります。

足ツボマッサージをする際にはよく見て、触って、痛みを感じるツボの位置を確かめてみてください。

なお、ツボの位置がピンポイントでわからなくても安心してください。押してみて心地良いポイントを目安にして周辺を刺激するだけでも効果は期待できます。

③親指の腹を使って垂直に押す

ツボの位置を見つけたら、親指の腹を使って垂直に押しましょう。垂直に押すのは、ツボを奥深くまで刺激できることや、指の圧力が均等にかかるため痛みを感じにくくなることなどの利点があるからです。

5秒ほどかけて息をゆっくり吐きながら、ツボを押しましょう。息を吐くと余分な力が抜け、適度な力で刺激しやすくなります。ツボの周りを円を描くように刺激するのもおすすめです。

親指の腹で押しづらい場合は下記のやり方も試してみましょう。

・人差し指や中指で押す

・もう片方の手で裏側から支える

自分の押しやすいやり方で、気持ちいいと感じる部分を押すように意識してみてください。

④「痛気持ちいい」程度の力で押す

足ツボマッサージでは「痛気持ちいい」程度の強さで押すのが理想です。いちがいに強ければいいというものではありません。

弱すぎると効果を感じられず、強すぎるとただ痛いだけですぐにやめたくなってしまうでしょう。いずれにせよ十分な効果を得られなくなってしまうのです。

腰痛に効くツボ付近がかたいと感じる場合は、1回3〜5秒で何度か押してみて、コリをほぐしてみましょう。

ポイントは適切な力でマッサージを行うことです。強く押せば効果があるわけではありません。力が強すぎるともみ返しが起こり、かえって痛む部分を増やしてしまいます。押す力を少しずつ強めていき、痛みを感じるけれど気持ちいい程度の「痛気持ちいい」強さで足ツボを押しましょう。

押しているときに感じる痛みは、足ツボマッサージが終わると、腰痛とともに軽くなります。何度かマッサージをおこない、最も効果的な力の強さを把握していきましょう。

⑤マッサージ後には水分補給をする

足ツボマッサージが終わったら、必ず水分補給をしましょう。マッサージ後は代謝が促進されて、老廃物が汗や尿として排出されやすくなるからです。

摂取する水分としては、人肌ほどの温度の白湯やハーブティーがおすすめです。温かい飲み物は血行を促進させ、マッサージの効果をより高めてくれます。

用意がなければ常温の水を飲んでもかまいません。冷たい飲み物は体を冷やし、消化機能を低下させてしまうので避けてください。

マッサージ後にはゆっくりと時間をかけて水分補給し、溜まっていた老廃物を排出しましょう。温かい飲み物を摂取することで、足ツボマッサージ後のリラックス効果もより長く持続できるでしょう。

腰痛に効く足ツボマッサージをおこなう際の注意点

腰痛 ツボ 足裏

腰痛に効く足ツボマッサージをおこなう際は下記のポイントに注意しましょう。

・心疾患・脳血管疾患・腎臓疾患がある人はNG

・満腹時・極度の空腹時・飲酒後は避ける

・体調不良時にはおこなわない

・妊娠中の足ツボマッサージは危険

・力を入れ過ぎない

・一度に長時間やり過ぎない

・足を怪我している時にはおこなわない

・激しい痛みや長期的な痛みは我慢せずプロに頼る

それぞれ詳細に解説します。

・心疾患・脳血管疾患・腎臓疾患がある人はNG

心疾患や脳血管疾患、腎臓疾患がある人は、足ツボマッサージをおこなわないでください。足ツボマッサージは血行を促進させるため、症状を悪化させてしまうリスクがあるからです。

そのため過去に診断を受けた方や、病気の恐れがある方は、足ツボマッサージは避けましょう。どうしても足ツボマッサージに興味がある場合は、自己判断ではおこなわず、必ずかかりつけの先生のアドバイスを受けるようにしてください。

・満腹時・極度の空腹時・飲酒後は避ける

満腹時や極度の空腹時、飲酒後には足ツボマッサージは避けましょう。ツボへの刺激は全身の血行を促進するため、満腹時や空腹時におこなうと、消化不良や低血糖といった健康トラブルを引き起こす危険性があります。

また、飲酒後に刺激すると酔いがまわってしまい、予期せぬ影響がでてしまうこともあるでしょう。

食後は消化器官の働きを妨げないように、30分以上は時間を空けるのがおすすめです。足ツボマッサージは気軽に実施できる腰痛対策ではありますが、適切なタイミングにしっかりおこなうことが大切です。

・体調不良時にはおこなわない

風邪や発熱といった体調不良の時には足ツボマッサージをおこなわないようにしましょう。体調不良から回復しようと、体力が消耗しているからです。

体調不良時には免疫力が低下していることが多く、足ツボマッサージの刺激によって身体に余計な負担をかけると回復が遅くなる場合があります。また、発熱時に血行が促進されると、体温がさらに上昇してしまうため症状の悪化や不快感の増加を招く恐れもあります。

体調不良の時は足ツボマッサージを控え、身体が十分に回復するまで休息を取ることを最優先にしましょう。

・妊娠中の足ツボマッサージは危険

妊娠中の足ツボマッサージはたいへん危険ですので避けてください。足裏には生殖器に繋がるツボもあり、刺激が伝わって体調が悪化する場合があるためです。強い刺激が子宮収縮を引き起こす恐れもあり、流産や早産のリスクが高まる危険性も考えられます。

妊娠中はホルモンバランスの変化や体重の増加、免疫力の低下など母体に多くの負担がかかっているので、足ツボマッサージが逆に悪影響を与えるかもしれません。

妊娠中はアロマテラピーなどを活用し、リラックスして安静に過ごしましょう。足ツボマッサージは避けるべきですが、どうしてもマッサージを受けたい場合は、医師に相談し監修を受けてください。

・力を入れ過ぎない

足つぼマッサージをおこなう際には、力の入れ過ぎに注意が必要です。強すぎる刺激によって皮膚や筋肉などの組織を傷つけたり、もみ返しを起こしたりと逆効果になることもあるからです。

ツボへのマッサージに限らず「痛いほうが効いている」と考えるのは誤りです。あまりに強すぎる刺激は、ひどい場合だと神経にダメージを与えてしまい、かえって腰痛を悪化させる恐れもあります。

足ツボマッサージをするときには、様子を見ながら過度に力を入れ過ぎないように気を付けてください。理想は「痛気持ちいい」と感じる程度の強さです。自分なりの「痛気持ちいい」強さを見つけてツボを刺激できれば、リラックス効果も高まるでしょう。

・一度に長時間やり過ぎない

足ツボマッサージが心地良いからといって、一度に長時間やり過ぎないように注意しましょう。長時間力をかけ続けると、筋肉や神経に過度な負担がかかり、痛みを増してしまう原因になります。1箇所を集中して刺激し続けるとあざになったり、炎症を起こしたりする場合もあります。

足ツボマッサージは1日5分ほどの短時間でも効果が得られるセルフケアです。休憩中や入浴後などすき間時間にツボを押すとよいでしょう。継続しておこなえばより腰の痛みが軽減しやすくなります。

1つのツボを刺激する時間は3~5分程度が目安です。いくつかの腰痛に効くツボを少しずつ刺激するなど、セルフケアをおこなう際には長時間やり過ぎないように注意してください。

・足を怪我している時にはおこなわない

足を怪我しているときの足ツボマッサージは避けましょう。怪我の部分や周辺を刺激すると、血行が促進されて痛みが増したり、怪我による炎症を悪化させたりする恐れがあるからです。

見た目では怪我をしていないように見えても注意が必要です。軽く押すだけでも強い痛みを感じる場合や、押す前から痛みを感じる場合は、炎症を起こしている恐れがあるため、足ツボマッサージは控えた方が無難です。

足を怪我している場合には、まず回復させるために適切な治療と安静が必要です。まずは怪我を治してから、心置きなく足ツボマッサージをしましょう。

・激しい痛みや長期的な痛みは我慢せずプロに頼る

激しい痛みや長期的な痛みがある場合、ぎっくり腰や骨盤のトラブルなど疾患の可能性があります。セルフケアで軽減しようとしたり我慢したりせずに、病院や整体院、鍼灸院などの予約をしましょう。

このような痛みはすぐに治療をしたほうがよい危険な状態のサインです。足ツボマッサージでは症状が改善しないばかりか、症状を大きく悪化させてしまうかもしれません。

医師や整体師、鍼灸師といった専門家に委ねれば、腰痛になる原因や理由を特定して、最適な治療法を見つけられます。また、正しいストレッチ法や運動などのセルフケアも学べて、長期的な健康維持にも役立つでしょう。

セルフケア整体院では腰痛を改善する施術を行うだけでなく、施術後も腰痛で悩まずに過ごせるセルフケアの方法をお客さま一人ひとりにお伝えしています。ぜひサイトからご連絡ください。

足ツボマッサージを行っても症状が改善しない場合や、痛みが長く続く場合は専門機関に相談して適切な診断と処置を受けてください。

まとめ:足ツボマッサージを活用して腰痛に悩まされない生活を

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腰痛を改善する手軽なセルフケアとして、足ツボマッサージは効果的です。この記事では、腰痛に効く足のツボ9選と、足ツボマッサージによるセルフケアの準備とやり方、注意点について解説しました。

足ツボマッサージでツボを刺激することで下記のようなさまざまな効果を得られます。

・腰痛緩和

・血行促進

・睡眠の質向上

・ストレスの緩和

ただし、症状が改善しなかったり、強い痛みがあったりする場合には専門的な診断を受けたほうがよいので、我慢せずに医療機関や整体院などに相談してください。

腰の痛みが気になる方はこの記事の内容を参考に、セルフケアに足ツボマッサージを活用して、腰痛の悩みから解放されましょう。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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