最終更新:2025.06.05

五十肩なのに手首も痛い?考えられる原因と正しい対処法を徹底解説

この記事は「セルフケア整体 院長・森下 信英(NOBU先生)」の監修のもと作成されています。

五十肩で手首が痛い原因は主に3つあります。

①肩関節の炎症による関連痛・放散痛、

②肩をかばうことで手首に過度な負担がかかる代償動作、

③手根管症候群や腱鞘炎など別の疾患の併発です。

五十肩の症状では、肩の痛みと共に腕や手首にも痛みが広がることがあり、特に肩の動きが悪くなると手首や指の動きも制限されてしまいます。原因としては、肩関節周囲の炎症や筋肉・腱の炎症、神経の圧迫などが考えられ、適切な診断と治療により症状の改善が期待できます。

目次

五十肩とは?まず知っておきたい肩関節周囲炎の基本

五十肩 手首が痛い

五十肩(肩関節周囲炎)は、40歳以降に多く見られる肩関節の疾患で、肩関節を取り囲む組織に炎症が起こることで痛みや動きの制限が生じます。正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれ、肩関節の周囲にある筋肉、腱、関節包などの軟部組織に炎症が生じる状態を指します。整形外科での診断により、適切な治療方針が決定されます。

五十肩の主な症状と病気の進行

  • 肩の痛み: 夜間痛が特徴的で、寝返りを打つ際に強い痛みを感じることが多い
  • 関節の動きの制限: 肩関節の可動域が狭くなり、腕を上げたり後ろに回したりする動作が困難になる
  • 筋肉の緊張と状態の悪化: 肩周囲の筋肉が硬くなり、触れると圧痛を感じる
  • 炎症による腫れ: 関節周囲の炎症により、局所的な腫れが生じることがある

五十肩の症状は段階的に進行し、急性期では強い炎症と痛みが生じ、慢性期では可動域制限が主な問題となります。治療においては、各段階に応じた適切なアプローチが重要で、専門医による診断と継続的な治療が症状の改善につながります。

五十肩に伴う手首の痛みは、肩関節周囲の炎症が神経を通じて広がることで生じる関連痛が主な原因です。適切な診断により原因を特定し、段階的な治療を行うことで症状の改善が期待できます。

なぜ?五十肩なのに手首まで痛くなる主な原因

五十肩 手首が痛い

五十肩に伴って手首に痛みが生じる原因は複数考えられます。これらの原因を理解することで、適切な対処法を選択することが可能になり、症状の改善につながる可能性があります。

原因1:関連痛・放散痛による手首の痛み

肩関節の炎症による痛みが神経を通じて手首や腕に伝わる現象が関連痛です。肩関節周囲の神経と手首の神経は密接に関連しており、肩の炎症が手首の神経にも影響を与えることがあります。特に頚椎から出る神経が肩と手首の両方に分布しているため、神経の圧迫や炎症により広範囲に痛みが生じる可能性があります。この症状は整形外科での詳しい検査により診断が可能です。

原因2:肩をかばうことによる手首への負担

五十肩の痛みで肩の動きが制限されると、日常動作において手首に過度な負担がかかります。通常は肩関節が担うべき動作を手首で代償することにより、手首周囲の筋肉や腱に疲労が蓄積し、炎症や痛みを引き起こす状態となります。

日常動作通常の関節の動き五十肩時の代償動作手首への影響と症状
物を取る動作肩関節主体の動き手首の過度な背屈手首の腱や関節への負担増
着替えの動作肩の回旋運動手首のひねり動作増加手首周囲の筋肉疲労
洗髪動作肩の挙上と外転手首での無理な角度調整手根管への圧迫増加
重い物を持つ動作肩と腕の協調動作手首での支持力増強腱鞘への過度な負荷

原因3:五十肩とは別の手首の疾患が隠れている可能性

五十肩と同時期に発症しやすい手首の病気として、以下のような疾患があります。これらの症状は五十肩とは独立して発生することが多く、専門医による診断が重要です:

  • 手根管症候群: 手首の神経圧迫による痛みやしびれが生じる病気
  • 腱鞘炎: 手首の腱の炎症による痛みが特徴的な疾患
  • 関節リウマチ: 複数の関節に炎症が起こる自己免疫疾患
  • 変形性関節症: 手首関節の変形による痛みと動きの制限

要注意!五十肩と間違えやすい手首の痛みを伴う他の病気

五十肩 手首が痛い

手首の痛みが五十肩と直接関係ない場合もあります。以下の疾患は五十肩と同様の症状を示すことがあるため、整形外科での専門的な診断による鑑別が重要です。適切な検査により、症状の原因を特定し、効果的な治療を受けることができます。

頚椎症(首の骨の変形による神経圧迫)

頚椎の変形により神経が圧迫され、肩から手首にかけて痛みやしびれが生じる疾患です。五十肩と異なり、首の動きによって症状が変化するのが特徴です。頚椎症による神経の圧迫は、肩や腕、手首に広範囲な痛みを引き起こすことがあり、MRI検査などによる詳しい診断が必要となります。

胸郭出口症候群

首と胸の境界部分で神経や血管が圧迫される疾患で、肩や腕、手首に痛みやしびれが生じます。特定の姿勢で症状が悪化するのが特徴的で、腕を上げる動作や重いものを持つ際に症状が増強することがあります。この病気も整形外科での専門的な検査により診断されます。

腱板断裂

肩の腱板(回旋筋腱板)の断裂により、五十肩と似た症状が現れます。MRI検査により鑑別が可能で、治療法も五十肩とは異なるため、正確な診断が重要です。手術が必要な場合もあり、専門医による適切な治療方針の決定が症状の改善につながります。

【セルフチェック】あなたの手首の痛みは五十肩と関係ある?

五十肩 手首が痛い

以下のチェック項目で、手首の痛みが五十肩と関連している可能性を確認できます。複数の項目に該当する場合は、早期に整形外科を受診し、専門医による診断を受けることをお勧めします:

五十肩関連の可能性が高い症状

  • □ 肩の痛みと同時期に手首の痛みが始まった
  • □ 肩を動かすと手首の痛みも強くなる状態
  • □ 夜間に肩と手首の両方が痛む症状
  • □ 肩をかばうような動作で手首を多用している
  • □ 肩関節の可動域制限と同時に手首の動きも悪くなった

別の疾患の可能性が高い症状

  • □ 手首だけに限局した痛みやしびれ
  • □ 指先のしびれや感覚の異常
  • □ 首を動かすと症状が変化する
  • □ 朝のこわばりが手首に強く現れる
  • □ 手首の腫れや変形が見られる

五十肩と手首の痛みを和らげるセルフケアと対処法

五十肩 手首が痛い

五十肩に伴う手首の痛みに対する対処法は、症状の時期や状態により異なります。適切なセルフケアにより症状の改善が期待できますが、痛みが続く場合は医療機関での治療を検討することが重要です。

急性期(炎症が強い時期)の対処法

安静と固定: 痛みが強い場合は、無理な動作を避けて肩と手首を安静に保ちます。三角巾や肩の固定具を使用することで、関節への負担を軽減できる可能性があります。炎症が強い時期には、患部への過度な刺激を避けることが症状の改善につながります。

冷却療法(アイシング): 炎症が強い急性期には、アイスパックを15-20分間、患部に当てることで炎症の軽減が期待できます。直接肌に当てず、タオルなどで包んで使用し、1日に数回実施することで効果が高まる可能性があります。

慢性期(痛みが和らいだ時期)の対処法

温熱療法: 慢性期には温めることで血行を改善し、筋肉の緊張を和らげることができる可能性があります。入浴時の温水シャワーや温湿布が効果的な場合があり、関節の可動域改善にも寄与します。

関節可動域を広げるストレッチ: 肩と手首の可動域を維持・改善するための軽いストレッチを行います。無理をせず、痛みの範囲内で実施することが大切で、継続的に行うことで症状の改善が期待できます。

ストレッチ方法具体的な動作回数・時間症状改善への効果
肩の振り子運動椅子に手をつき、腕を自然に垂らして前後左右に振る各方向10回×3セット肩関節の可動域改善
手首のストレッチ腕を前に伸ばし、反対の手で手首を優しく背屈15-30秒間保持手首の筋肉緊張緩和
肩甲骨を寄せる運動両手を後ろで組み、肩甲骨を寄せる5秒間保持×10回姿勢改善と筋力強化
指の屈伸運動手を開いたり握ったりを繰り返す20回×3セット血行促進と筋力維持

専門家によるアプローチ:医療機関での検査と治療

五十肩 手首が痛い

五十肩と手首の痛みに対する専門的な治療は、整形外科での詳しい診断に基づいて行われます。適切な検査により症状の原因を特定し、個人の状態に応じた治療方針が決定されます。

診断のための検査方法

理学的検査: 専門医による肩関節と手首の動きの評価、圧痛点の確認を行います。関節可動域測定や特殊テストにより、症状の原因を特定し、適切な治療方針の決定につながります。

画像検査(X線・MRI): X線検査、MRI検査により、骨や軟部組織の状態を詳しく調べます。五十肩と他の疾患の鑑別に重要な役割を果たし、治療方針の決定に不可欠な検査です。炎症の程度や関節の状態も詳しく評価できます。

神経伝導検査: 手首の痛みが神経の圧迫によるものかを調べるために実施する場合があります。手根管症候群や頚椎症などの神経障害の診断に有用で、症状の原因となる病気の特定に役立ちます。

医療機関での治療法と改善アプローチ

薬物療法: 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)により痛みと炎症を軽減する可能性があります。湿布薬や塗り薬も併用されることがあり、症状に応じて処方されます。痛み止めの効果により、日常生活の質の改善が期待できます。

注射療法: 炎症が強い場合はステロイド注射により痛みを効果的に軽減できる可能性があります。肩関節内注射やトリガーポイント注射など、症状に応じて選択され、専門医による適切な手技により安全に実施されます。

理学療法(リハビリテーション): 理学療法士による専門的な運動療法により、関節の可動域改善と筋力強化を図ります。個人の症状に合わせたプログラムが作成され、継続的な治療により機能回復を目指します。

専門家の見解:五十肩と手首の痛みの関連性について

整形外科専門医によると、五十肩患者の約30-40%に手首や腕の痛みが併発するとされています。これは肩関節周囲の炎症により、頚椎から出る神経根が刺激を受け、その支配領域である手首や指に関連痛が生じるためです。特に夜間痛が強い患者では、この傾向が顕著に見られます。適切な診断により原因を特定し、肩関節の治療と並行して手首のケアを行うことで、症状の早期改善が期待できるとの見解が示されています。治療においては、患者の症状の段階を正確に把握し、急性期から慢性期まで一貫したアプローチを取ることが重要です。

日常生活で気をつけるべきことと再発予防

五十肩 手首が痛い

五十肩と手首の痛みがある場合、日常生活での工夫により症状の改善と再発予防が期待できます。適切な生活習慣の維持により、症状の悪化を防ぎ、より快適な生活を送ることができる可能性があります。

日常動作の工夫と姿勢改善

作業環境の最適化: デスクワークでは、肘と手首を適切な角度に保てるよう、椅子の高さやキーボードの位置を調整します。長時間の同一姿勢を避け、定期的に休憩を取ることも大切で、筋肉の緊張予防につながります。

重い物の持ち方の改善: 片手での重量物の持ち上げを避け、両手を使って体に近づけて持つようにします。買い物かごやバッグも軽量化を心がけ、肩や手首への負担を軽減することが症状の予防に役立ちます。

睡眠時の姿勢調整: 痛みのある側を下にして寝ることを避け、抱き枕などを使用して肩と腕をサポートします。適切な枕の高さも症状軽減に役立ち、質の良い睡眠により症状の改善が期待できます。

再発予防のための生活習慣と運動

定期的な運動と可動域維持: 肩と手首の柔軟性を維持するため、軽いストレッチや体操を継続的に行います。水泳やウォーキングなどの全身運動も効果的で、関節の健康維持に寄与します。

正しい姿勢の維持: 猫背などの悪い姿勢は肩関節に負担をかけるため、正しい姿勢を意識することが大切です。デスクワーク時の姿勢や歩行時の姿勢に注意し、筋肉バランスの改善を心がけましょう。

ストレス管理と生活リズム: 精神的なストレスは筋肉の緊張を高めるため、適切なストレス管理を心がけます。リラクゼーション法や趣味の時間を大切にし、規則正しい生活リズムの維持により症状の安定が期待できます。

まとめ:五十肩と手首の痛みの関連性を理解し、適切な対処を

五十肩 手首が痛い

五十肩に伴う手首の痛みは、関連痛、代償動作による負担、または別の疾患の併発など、複数の原因が考えられます。自己判断せずに整形外科の専門医による適切な診断を受けることが、効果的な治療への第一歩となります。

セルフケアと専門的な治療を組み合わせることで、多くの場合、症状の改善が期待できます。痛みが続く場合や日常生活に支障をきたす場合は、早期に整形外科を受診し、適切な検査と治療を受けることをお勧めします。症状の状態により手術が必要な場合もありますが、多くのケースでは保存的治療により改善が見込まれます。

また、神経の圧迫による関連痛や腱鞘炎との鑑別診断も重要であり、頚椎症による放散痛の可能性も含めて総合的な評価が必要です。適切な治療により、肩関節の機能回復とともに手首の症状も改善する可能性があり、専門医との連携により最適な治療方針を決定することが重要です。病気の進行を防ぎ、より良い生活の質を維持するためにも、早期の受診と継続的な治療をお勧めします。

五十肩のお灸治療は効果あり?自宅でできる5つのツボと正しいやり方を徹底解説

五十肩ブロック注射の効果はいつから?持続期間と副作用も徹底解説

専門的な情報については、日本整形外科学会での最新情報もご確認いただけます。

五十肩と手首の痛みに関するよくある質問

五十肩 手首が痛い

Q. 五十肩なのに手首まで痛むのは普通ですか?

A. はい、五十肩に伴って手首に痛みが生じることは珍しくありません。肩関節の炎症による関連痛や、肩をかばうことによる手首への負担増加が主な原因として考えられます。ただし、手根管症候群や腱鞘炎など別の疾患の可能性もあるため、整形外科の専門医による診断を受けることをお勧めします。

Q. 五十肩で手首が痛い時、どのような対処法が効果的ですか?

A. 急性期は安静と冷却療法を、慢性期は温熱療法と軽いストレッチが効果的な場合があります。また、肩をかばう動作を減らし、日常動作を工夫することで手首への負担を軽減できる可能性があります。症状が2週間以上続く場合は医療機関での治療を検討してください。

Q. 五十肩で手や指の痺れが出ることはありますか?

A. 可能性があります。五十肩の炎症により神経が圧迫されると、手や指にしびれが生じることがあります。ただし、頚椎症や胸郭出口症候群、手根管症候群など他の疾患による症状の可能性も考えられるため、しびれが続く場合は専門医による詳しい検査を受けることが重要です。

Q. 五十肩の治療で注射療法は効果がありますか?

A. ステロイド注射は炎症が強い五十肩に対して効果的な治療法の一つです。肩関節内注射により痛みの軽減と可動域の改善が期待できる場合があります。ただし、注射の効果や回数は個人差があるため、整形外科の専門医と相談の上、適切な治療方針を決定することが大切です。

Q. 五十肩で手首が痛い時、温めるべきか冷やすべきですか?

A. 症状の時期により対処法が異なります。急性期で炎症が強く、熱感や腫れがある場合は冷却療法(アイシング)を行います。慢性期で炎症が落ち着いている場合は温熱療法が効果的です。判断に迷う場合は、整形外科を受診して適切な指導を受けることをお勧めします。

Q. 五十肩と手首の痛みはどのくらいで治りますか?

A. 五十肩は一般的に1~2年で自然に改善することが多いですが、適切な治療により期間を短縮できる可能性があります。手首の痛みが関連痛の場合は五十肩の改善と共に軽減する傾向がありますが、別の疾患が原因の場合は個別の治療が必要です。症状の改善には個人差があるため、継続的な治療が重要です。

Q. いつ医療機関を受診すべきですか?

A. 痛みが2週間以上続く場合、日常生活に支障をきたす場合、手首にしびれや感覚異常がある場合は、早期に整形外科を受診することをお勧めします。また、夜間痛が強い場合や症状が悪化している場合も、専門医による適切な診断により効果的な治療を受けることができる可能性があります。

森下 信英(NOBU先生)

この記事の監修者

森下 信英(NOBU先生)

セルフケア整体 院長

柔道整復師・鍼灸師。「ズボラ筋®」セルフケア考案者。YouTubeチャンネル登録者148万人超。

最新の記事はこちら

よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

近くの店舗を探す
24時間スマホで簡単に予約可能 さっそく予約する