最終更新:2025.04.29

親指が痛むときには冷やすことで炎症を和らげる~外反母趾での湿布の正しい貼り方と対処法

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

外反母趾は、親指が内側に曲がり、付け根部分に痛みや変形が生じる足のトラブルです。長時間の歩行や不適切な靴選び、加齢などが原因となり、足全体のアーチにも悪影響を及ぼすことがあります。今回は、外反母趾の症状を和らげるための湿布の貼り方とテーピングの効果的な使い方について詳しく解説します。

外反母趾とは?原因と症状

外反母趾 湿布 貼り方

外反母趾は、足の構造のゆがみが原因で発生する病態で、主に以下の症状が見られます。

  • 痛み
    親指の付け根や足の指に鋭い痛みが走ることが多く、歩行時の負担が大きくなります。特に、初期段階では痛みが出やすく、放置すると慢性的な症状に発展することがあります。

  • 変形
    長期間にわたって外反母趾が進行すると、親指が内側に傾き、付け根部分に突出が見られます。この変形は、靴の選び方や歩行姿勢にも影響し、さらに症状を悪化させる原因となります。

  • 足全体への影響
    足のアーチが低下し、内反や偏平足の状態が加わると、全体のバランスが崩れ、他の関節にも負担がかかります。早期に対策を講じることが重要です。

外反母趾の原因としては、遺伝的要素や加齢、運動不足、不適切な靴の使用などが挙げられます。自分に合ったケア方法を見つけることが、症状の改善に直結します。

湿布の役割とその効果

外反母趾 湿布 貼り方

湿布は、外反母趾による親指やその付け根の痛み・炎症を和らげるために有効です。抗炎症成分や鎮痛成分を含む薬剤が皮膚に直接作用します。以下に、湿布が担う役割とその効果を詳しく説明します。


1. 痛みの緩和と抗炎症作用

  • 鎮痛効果
    多くの湿布には、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)などの鎮痛成分が含まれており、患部に直接作用します。これにより、炎症に伴う痛みを局所的に軽減する効果が期待できます。外反母趾による親指付け根のジンジンとした痛みや、歩行時の負担感を和らげることで、日常生活の質を向上させます。

  • 即効性
    痛みが激しい部分に貼ることで、素早く鎮痛効果が現れるため、急な痛みにも対応できます
  • 局所治療
    全身投薬ではなく、患部に直接アプローチできるため、副作用が少なく安全性が高いとされています。

  • 抗炎症作用
    外反母趾の症状では、関節周辺に炎症が起こり、赤みや腫れが生じることがあります。湿布に含まれる抗炎症成分は、炎症の原因となる物質(例:プロスタグランジン)の生成を抑制することで、腫れや赤みを軽減し、炎症の進行を防ぐ役割を果たします


2. 痛むときには局所冷却し炎症をとめる

  • 冷却効果
    冷感タイプの湿布は、局所の温度を下げることで、炎症や腫れを一時的に抑える働きがあります。冷却効果は、急性の痛みや炎症が強いときに、神経の刺激を抑え、痛みの感覚を鈍らせる効果があります


3. 筋肉のリラックスと副次的効果

  • 局所刺激による自然治癒力の向上
    湿布が与える適度な刺激は、患部への意識を高めると同時に、体の自然治癒力を活性化する効果も期待できます。定期的に使用することで、痛みや炎症が続く状態からの回復をサポートします


4. 使用上の注意点

  • 一時的な対症療法
    湿布は、あくまで症状を一時的に和らげる対症療法であり、外反母趾の根本的な治療法ではありません。正しい靴選びや、ストレッチ、適切な治療(場合によっては手術療法)と併用して使用することが重要です。

  • 皮膚への影響
    湿布は皮膚に直接貼るため、敏感肌の方は低刺激性のものを選ぶか、使用前にパッチテストを行うことが望まれます。また、長期間の連続使用は、皮膚のかぶれや炎症を引き起こす可能性があるため、使用期間や頻度は製品の指示や医師のアドバイスに従いましょう。

  • 正しい貼付方法
    湿布は、痛みや炎症がある部分にしっかりと貼付し、外部からの刺激や摩擦を防ぐようにします。正しい位置に貼ることで、成分が効率的に吸収され、効果が最大限に発揮されます。

このように、湿布は外反母趾による痛みや炎症を和らげる補助的な役割を担いつつ、患者さんの快適な日常生活をサポートする大切な治療アイテムとして位置づけられています。

正しい湿布の貼り方:基本のポイント

外反母趾 湿布 貼り方

外反母趾の痛みを軽減するためには、正しい湿布の貼り方を身につけることが大切です。以下に、基本的な手順と注意点をまとめました。

1. 清潔な状態で準備する

湿布を貼る前に、患部となる親指や足全体をしっかり洗い、清潔な状態にします。汗や皮脂、汚れがあると、湿布の接着力が低下するため、アルコールなどで軽く拭いてから行うと良いでしょう。

2. 適切な位置に密着するように貼る

外反母趾の痛みの原因となるのは、主に親指の付け根や、痛みが集中する部分です。これらの部位に合わせて湿布を貼ることで、薬剤が直接患部に行き渡り、効果的に痛みを和らげることができます。足や指の形に合わせて湿布に切れ目を入れて、痛む部分にしっかり密着させます。

3.痛む部分に熱感がある場合はアイシング

子供用の冷却シートや、保冷剤をタオルでくるんだもの、袋に氷を入れてタオルでくるんだもの等、家ですぐ準備できるものを使いましょう。15~20分程度冷やします。

冷却シート

アイスノン

4. 貼る時間と頻度を守る

湿布は長時間貼り続けると皮膚に負担がかかるため、医師や薬剤師の指示や使用法に基づいて、適切な時間で交換することが必要です。通常、1日1~2回程度の使用が推奨されますが、症状に応じて調整してください。

5. 併用するセルフケア

湿布だけでなく、外反母趾の改善にはテーピングやマッサージで患部の負担を減らすことが効果的です。湿布で痛みを一時的に和らげた後、テーピングで足の指や親指の位置を補正し、アーチを再生することで正しい姿勢をサポートし、再発防止にもつながります。テーピングは、外反母趾の角度を調整し、足全体のバランスを整えるために用いられ、湿布との併用が高い相乗効果を発揮します。

外反母趾により負担がかかる部位にも湿布を貼る

外反母趾 湿布 貼り方

外反母趾の直接の痛みが強い部位以外にも、歩行や姿勢の変化でほかの部分に負担がかかることがあります。冷湿布はそのような部位の炎症や筋肉の緊張を緩和するために効果的です。以下に、冷湿布を貼ると効果が期待できる代表的な場所とその理由を説明します。


1. 足首周辺

  • 理由
    外反母趾の影響で、歩行時に足のバランスが崩れると、足首に過度な負担がかかることがあります。足首周辺の筋肉や関節が疲労し、炎症や痛みが生じる場合、冷湿布を貼ることで局所の血流が改善され、炎症が抑えられる可能性があります。

  • 効果
    冷却による炎症抑制と、痛みの軽減効果が期待でき、結果として足全体の負担を和らげる助けとなります。


2. ふくらはぎ

  • 理由
    外反母趾によって歩行パターンが変わると、ふくらはぎの筋肉にも無理な負担がかかることがあります。特に、歩行時の衝撃を吸収する役割を担う筋肉が硬直すると、さらに足全体のバランスが悪化することも。

  • 効果
    冷湿布をふくらはぎに貼ることで、筋肉の緊張をほぐし、炎症を軽減する効果が期待されます。これにより、歩行時の負担が和らぎ、疲労感の軽減にもつながります。


3. 足裏

  • 理由
    外反母趾の影響で足のアーチに負担がかかると、足裏の筋肉や組織にも炎症が生じることがあります。特に、歩行時にかかる圧力が偏ることで、足裏全体の血流が悪くなりがちです。

  • 効果
    足裏に冷湿布を貼ることで、局所的な炎症の抑制や血行促進が期待でき、足裏の疲労や痛みの緩和につながります。


このように、外反母趾の直接の痛み以外にも、足首、ふくらはぎ、足裏といった周辺部位に冷湿布を貼ることで、歩行時の衝撃や姿勢の変化から生じる二次的な痛みや炎症の緩和に役立つ可能性があります。全体的なケアの一環として、冷湿布を適切に活用し、日常の負担を少しでも軽減できるよう心がけるとよいでしょう。

テーピングのポイントとセルフケアの方法

外反母趾 湿布 貼り方

外反母趾のセルフケアとして、正しいテーピングも非常に重要です。テーピングは、足の指や親指の付け根を固定し、過度な動きを抑えることで、痛みの軽減と症状の進行抑制に寄与します。基本的なテーピング方法としては、以下の手順が参考になります。

  • 患部の固定
    親指と隣接する指を、無理のない範囲でしっかりと固定することで、外反母趾の角度を緩和します。テープは、伸縮性のあるものを使用し、肌に負担をかけないように注意してください。

  • アーチのサポート
    足の内側のアーチ部分にもテープを貼り、全体のバランスを整えることが大切です。これにより、歩行時の衝撃を分散させ、慢性的な痛みの予防につながります。

テーピング用テープ

  • 日常生活でのケア
    靴選びにも注意が必要です。幅広く、柔らかい素材の靴を選ぶことで、テーピングと湿布の効果がより高まります。また、定期的な足裏やふくらはぎのストレッチ、マッサージを行い、血行を促進することも重要です。

外反母趾のズキズキする痛みを和らげる。どんな時でも安心で効果的な応急処置と予防法。

最後に

外反母趾 湿布 貼り方

外反母趾は、初期段階で適切なケアを行うことが、将来的な手術や大きな痛みの予防につながります。湿布の正しい貼り方やテーピングの併用は、セルフケアの基本として非常に効果的です。この記事で紹介した方法を参考に、日々のケアを実践してみてください。また、症状が改善しない場合は、早めに専門の医療機関を受診することをおすすめします。

足や指、親指の痛みや変形は生活の質に大きな影響を与えます。自分に合ったケア方法を見つけ、無理のない範囲で続けることが大切です。正しい知識と方法で、外反母趾の悩みを解消し、快適な毎日を取り戻しましょう。

この記事が、外反母趾に悩む方々の一助となり、適切な湿布の貼り方やテーピングの方法の理解に役立てば幸いです。今後も、足の健康に関する情報を分かりやすくお伝えしていきますので、ぜひご参考にしてください。

 

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

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    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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