最終更新:2025.05.20

痛風で首が痛む?その原因は偽痛風(頸椎偽痛風)かもしれません

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

急に首が痛くなり、まったく動かせなくなった経験はありませんか?多くの方は「寝違え」と自己判断しますが、特に高齢者の場合、それは「偽痛風(頸椎偽痛風)」という疾患の可能性があります。偽痛風は痛風と名前が似ていますが、原因となる結晶が異なる別の病気です。実は一般的な痛風(尿酸の結晶が溜まる病気)では首の痛みはほとんど起こりません。首に激しい痛みを引き起こすのは「偽痛風」、特に頸椎に発症する「頸椎偽痛風(Crowned dens syndrome)」である可能性が高いのです。本記事では、首の痛みと偽痛風の関係、症状、診断方法、治療法について詳しく解説します。

高齢者に突然生じる強い首の痛みと動きの制限は、単なる寝違えだと思われがちですが、CTスキャンでなければ確定診断できない頸椎偽痛風の可能性を常に考慮すべきです。特に70代以上の方で、首がまったく回らず発熱を伴う場合は要注意です。

痛風で首が痛くなることはあるのか?

痛風 首痛

結論から言うと、一般的な「痛風」が原因で首に強い痛みが生じることは非常にまれです。通常、痛風は足の親指の付け根など下肢の関節に痛みを引き起こします。首の激しい痛みの場合、考えられるのは「偽痛風(特に頸椎偽痛風)」という別の疾患である可能性が高いのです。

痛風と偽痛風は以下の点で大きく異なります:

比較項目痛風偽痛風(頸椎偽痛風含む)
原因となる結晶尿酸ピロリン酸カルシウム
主な発症部位足の親指の付け根、足首、膝など下肢に多い手首、膝、首(頸椎)など様々な関節
発症年齢40〜50代の男性に多い70代以上の高齢者(特に女性)に多い
首の痛みの有無ほとんど見られない頸椎偽痛風では強い首の痛みが特徴
炎症マーカーCRP、白血球数上昇CRP、白血球数著明上昇
治療薬尿酸降下薬、コルヒチン、NSAIDsNSAIDs、ステロイド薬

首の痛みを引き起こす可能性のある『偽痛風(頸椎偽痛風)』とは?

痛風 首痛

偽痛風(pseudogout)は、関節内にピロリン酸カルシウム結晶が沈着することで起こる炎症性疾患です。その中でも、特に頸椎(首の骨)に発症するものを「頸椎偽痛風」または「Crowned dens syndrome(CDS)」と呼びます。日本リウマチ学会によると、関節へのピロリン酸カルシウム沈着症(CPPD)の一種として分類されています。

「Crowned dens syndrome」という名前は、第二頸椎(歯突起)の周囲にピロリン酸カルシウム結晶が沈着し、CTで見ると王冠(crown)のように見えることに由来しています。この結晶沈着が急性の強い炎症反応を引き起こし、激しい首の痛みや動きの制限などの症状が生じる可能性があるとされています。

頸椎偽痛風は比較的まれな疾患ですが、特に70代以上の高齢者に多く見られ、女性の方が男性より発症しやすい傾向があります。

偽痛風(頸椎偽痛風)の主な症状

痛風 首痛

頸椎偽痛風の典型的な症状には以下のようなものがあります:

  • 激しい首の痛み:突然発症する強い痛みが特徴です
  • 首の動きの著しい制限:特に回旋(首を左右に回す動き)が困難になります
  • 発熱:軽度から中等度の発熱を伴うことがあります
  • 炎症反応の上昇:血液検査でCRPや白血球が上昇します
  • 頭痛:頸部の痛みに伴って頭痛が生じることもあります

これらの症状は、突然発症し、「まるで寝違えのような症状だが、通常の寝違えよりもはるかに痛みが強い」と表現されることが多いです。特徴的なのは、首をほとんど動かせないほどの激しい痛みと可動域制限です。

また、痛みは首の後ろ側(後頸部)から頭の付け根にかけて広がることが多く、時に肩こりのような症状を伴うこともあります。重要なのは、手足のしびれや麻痺などの神経症状は通常見られないという点です。

頸椎偽痛風と痛風の違いをより詳しく理解する

痛風 首痛

「痛風」と「偽痛風(頸椎偽痛風)」は名前が似ていますが、病態生理学的には大きく異なります。痛風は高尿酸血症が原因で尿酸結晶が関節に沈着するのに対し、偽痛風はピロリン酸カルシウム結晶の沈着が原因です。また発症年齢や好発部位も大きく異なります。

痛風の場合、足の親指や足首、膝などの下肢に多く発症し、40~50代の男性に多い傾向があります。一方、頸椎偽痛風は70代以上の高齢者、特に女性に多く見られ、頸椎の関節に症状が出現します。

治療法においても、痛風は尿酸値を下げる薬物療法が中心となりますが、頸椎偽痛風は主に炎症を抑える治療が行われます。これらの違いを理解することで、適切な診断・治療につながります。

偽痛風(頸椎偽痛風)の原因とメカニズム

痛風 首痛

頸椎偽痛風の主な原因は、ピロリン酸カルシウム結晶が頸椎、特に第1頸椎と第2頸椎の間の関節(環軸関節)に沈着することです。この部分は首を回転させる重要な役割を担っています。

なぜピロリン酸カルシウムが蓄積するのかについては、以下のような要因が考えられています:

  • 加齢:年齢とともに発症リスクが高まります
  • 遺伝的要因:家族歴がある場合はリスクが上昇する可能性があります
  • 代謝疾患:甲状腺機能低下症、副甲状腺機能亢進症などの代謝疾患
  • 電解質異常:カルシウムやマグネシウムのバランス異常
  • 関節の変性:加齢による関節軟骨の変性

結晶が沈着した状態自体は無症状のことも多いのですが、何らかのきっかけ(軽微な外傷、感染症など)で急激に炎症反応が起こり、激しい症状を引き起こすことがあります。この急性発作が「頸椎偽痛風発作」と呼ばれるものです。

偽痛風(頸椎偽痛風)の診断方法(CT検査など)

痛風 首痛

頸椎偽痛風の診断は、症状、身体所見、画像検査、血液検査などを総合的に評価して行われます。特に重要なのが画像検査です。日本医学放射線学会によれば、CT検査が最も有効な診断法とされています。

検査方法有用性注意点
CT検査最も有効。歯突起周囲の石灰化(王冠状の石灰沈着)を確認できるレントゲンでは診断できないことが多い
血液検査炎症マーカー(CRP、白血球数)の上昇が見られる他の炎症性疾患でも上昇するため、特異的ではない
MRI検査軟部組織の炎症を評価できる石灰化の検出にはCTほど有効ではない
関節液検査ピロリン酸カルシウム結晶の直接確認が可能頸椎では実施が困難なため、他の関節で同様の症状がある場合に行う

頸椎偽痛風の診断においては、CT検査が最も重要です。通常のレントゲン検査では石灰化を見逃すことが多いため、強い首の痛みがある高齢者では、CTによる評価が推奨されています。

また、血液検査では炎症マーカーであるCRP(C反応性タンパク)や白血球数の上昇が見られますが、これらは他の炎症性疾患でも上昇するため、確定診断にはCT所見とあわせて判断することが重要です。

どのような時に頸椎偽痛風を疑うべきか?

痛風 首痛

頸椎偽痛風を疑うべき状況には以下のようなものがあります:

  • 高齢者(特に70代以上)で突然の強い首の痛みが発生した場合
  • 首の可動域が著しく制限されている(特に回旋運動が困難)
  • 発熱や全身倦怠感を伴う首の痛み
  • 通常の鎮痛薬で改善しない首の痛み
  • 血液検査で炎症マーカー(CRPや白血球)の上昇がある
  • 症状が寝違えとしては重症すぎる場合

このような症状がある場合、一般的な寝違えや筋肉痛ではなく、頸椎偽痛風の可能性を考慮する必要があります。特に高齢の方で、これらの症状が揃っている場合は、早めに専門医を受診し、適切な検査(特にCT検査)を受けることをお勧めします。

偽痛風(頸椎偽痛風)の治療法とセルフケア

痛風 首痛

頸椎偽痛風の治療は、主に以下のアプローチで行われます:

医学的治療

  • 消炎鎮痛剤(NSAIDs):ロキソニンなどの非ステロイド性抗炎症薬が第一選択です
  • ステロイド薬:NSAIDsで効果が不十分な場合や、NSAIDsが使用できない場合に検討されます
  • コルヒチン:発作の初期に使用されることがあります
  • 安静:急性期には首の安静が重要です

治療開始後、多くの場合は症状が改善し始める傾向がありますが、完全に治まるまでには2〜3週間程度かかる場合もあるようです。適切な治療を行えば、ほとんどの場合は後遺症なく回復する可能性が高いとされています

セルフケアと日常生活での注意点

  • 安静:急性期には過度な首の動きを避け、安静にすることが重要です
  • 温熱療法:痛みが落ち着いてきたら、温かいタオルなどで温めると血行が良くなり痛みの緩和に役立つことがあります
  • 姿勢の改善:回復後は、日常的に良い姿勢を心がけ、首への負担を減らしましょう
  • 定期的なストレッチ:医師の指導のもと、首のストレッチを行うことで再発予防につながります
  • 水分摂取:十分な水分摂取が結晶沈着のリスクを下げる可能性があります

頸椎偽痛風は適切な治療を行えば、3週間程度で改善することが多い疾患です。しかし、単なる寝違えと自己判断して適切な診断・治療が遅れると、長引くことがあります。高齢者で強い首の痛みが出た場合は、早めに専門医を受診することをお勧めします。

石灰沈着性頸長筋腱炎との違い

痛風 首痛

首の痛みを引き起こす疾患の中で、頸椎偽痛風と混同されやすいのが「石灰沈着性頸長筋腱炎」です。この疾患は、頸長筋(首の前方にある筋肉)の腱にハイドロキシアパタイトという結晶が沈着することで炎症を引き起こします。

両者の重要な違いは以下の点です:

比較項目頸椎偽痛風石灰沈着性頸長筋腱炎
沈着する結晶ピロリン酸カルシウムハイドロキシアパタイト
沈着部位環軸関節(第1-2頸椎間)頸長筋(首の前方の筋肉)
特徴的な症状首の後方の痛み、回旋困難首の前方の痛み、嚥下痛、咽頭痛
CTでの特徴歯突起周囲の王冠状石灰化頸長筋内の石灰沈着

石灰沈着性頸長筋腱炎では、頸椎偽痛風とは異なり、嚥下痛や咽頭痛を伴うことが特徴的です。また、痛みの部位も首の前方に感じることが多いとされています。どちらの疾患も、CT検査で特徴的な石灰化像が見られますが、石灰化の部位が異なります。治療法は両疾患とも非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)やステロイド薬が中心となりますが、正確な診断を行うことで、より適切な治療計画を立てることができます。

痛風と間違えやすい他の首の痛みの原因疾患

痛風 首痛

首の痛みには、偽痛風以外にも様々な原因があります。症状や年齢によって考えられる疾患は異なります。

疾患名特徴的な症状年齢層・特徴
頸椎症慢性的な首の痛み、腕のしびれ中高年に多い、徐々に進行
頸椎椎間板ヘルニア首の痛み、腕のしびれや脱力30〜50代に多い
頸椎捻挫(「寝違え」)首の痛み、動きの制限偽痛風より痛みが軽度で発熱はない
リウマチ性多発筋痛症首、肩、腰の痛み、朝のこわばり50歳以上、特に女性に多い
化膿性脊椎炎強い首の痛み、高熱、全身倦怠感免疫抑制状態、糖尿病患者に多い
頸椎脊柱管狭窄症首の痛み、手足のしびれ、歩行障害高齢者に多い、慢性的に進行

これらの疾患は症状が類似していることも多く、専門医による適切な診断が重要です。特に「石灰沈着性頸長筋腱炎」という疾患も首の痛みを引き起こす可能性があります。この疾患は頸長筋という筋肉にハイドロキシアパタイトという結晶が沈着することで炎症を起こし、嚥下痛や咽頭痛を伴う特徴があります。偽痛風と症状が似ていますが、沈着部位や結晶の種類が異なります。

神経を圧迫する疾患では、首の痛みだけでなく腕や手のしびれなどの神経症状を伴うことが多いため、これらの症状がある場合は早めに専門医を受診することが重要です。

首の痛みがある場合の受診の目安と診療科

痛風 首痛

首の痛みがある場合、どのようなタイミングで、どの診療科を受診すべきでしょうか?

受診を検討すべき症状

  • 急激に発症した強い首の痛み(特に高齢者の場合)
  • 首がほとんど動かせないほどの可動域制限
  • 発熱を伴う首の痛み
  • 手足のしびれや脱力を伴う場合(緊急性あり)
  • 外傷後の首の痛み(緊急性あり)
  • 頭痛や吐き気を伴う強い首の痛み(緊急性あり)

受診すべき診療科

首の痛みの原因によって、適切な診療科は異なります。しかし、初診では以下の診療科を受診することが一般的です:

  • 整形外科:首の骨や関節、筋肉の問題を専門とします。頸椎偽痛風などの診断と治療に適しています。
  • 脳神経外科:神経症状を伴う首の痛みの場合に適しています。
  • 神経内科(脳神経内科):神経症状を伴う場合や、特殊な疾患が疑われる場合。
  • リウマチ科:関節の炎症性疾患が疑われる場合。

頸椎偽痛風の場合は、整形外科や脳神経外科を受診することが多いです。急性で強い症状がある場合は、早めに医療機関を受診することをお勧めします。

まとめ:痛風と首の痛みの関係

痛風 首痛

本記事で解説したポイントをまとめます:

  • 一般的な痛風(尿酸結晶による関節炎)が首の痛みを引き起こすことはまれです。
  • 首の激しい痛みの原因として考えられるのは、「偽痛風(頸椎偽痛風)」という別の疾患の可能性が高いです。
  • 偽痛風は、ピロリン酸カルシウム結晶が関節に沈着することで起こる炎症性疾患です。
  • 頸椎偽痛風の主な症状は、突然発症する強い首の痛み、動きの制限、発熱などです。
  • 診断には、CT検査が最も有効です(レントゲンでは見つけにくいとされています)。
  • 治療は、消炎鎮痛剤やステロイド薬、安静などが中心となります。
  • 高齢者で急激な首の痛みがある場合は、単なる寝違えと自己判断せず、専門医を受診することが重要です。

首の痛みには様々な原因があり、自己判断は危険な場合もあります。特に高齢者で急激に強い首の痛みが生じた場合は、早めに医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることをお勧めします。

痛風と首の痛みに関するよくある質問

痛風 首痛

Q. 痛風で首が痛くなることはありますか?

A. 一般的な痛風(尿酸結晶が原因の関節炎)では、首が痛くなることは非常にまれです。痛風は主に足の親指や足首、膝などの下肢の関節に症状が出ることが多いです。首の強い痛みがある場合は、「偽痛風(頸椎偽痛風)」という別の疾患である可能性が高いでしょう。偽痛風はピロリン酸カルシウム結晶が原因で、高齢者に多く見られます。

Q. 頸椎偽痛風と普通の寝違えはどう見分けられますか?

A. 頸椎偽痛風は、通常の寝違えよりも症状が重く、以下の特徴があります:(1)非常に強い痛みで首をほとんど動かせない(2)発熱を伴うことが多い(3)70代以上の高齢者(特に女性)に多い(4)血液検査で炎症反応(CRP、白血球)が上昇している。これらの症状がある場合は、単なる寝違えではなく頸椎偽痛風の可能性を考慮し、医療機関を受診することをお勧めします。

Q. 頸椎偽痛風の診断にはなぜCT検査が必要なのですか?

A. 頸椎偽痛風の診断には、第1頸椎と第2頸椎の間(環軸関節)におけるピロリン酸カルシウム結晶の沈着(石灰化)を確認する必要があります。この石灰化は通常のレントゲン検査では見つけにくく、CTスキャンによって明確に確認できることが多いためです。CTでは「王冠(crown)」のような特徴的な石灰化像が見られ、これが「Crowned dens syndrome(頸椎偽痛風)」の名前の由来にもなっています。

Q. 頸椎偽痛風は治りますか?治療期間はどのくらいですか?

A. 頸椎偽痛風は適切な治療を行えば、多くの場合後遺症なく回復する可能性が高いとされています。症状の改善は治療開始後数日で始まることが多いですが、完全に治まるまでには2〜3週間程度かかる場合もあるようです。再発する可能性もありますが、適切な診断と治療が行われれば予後は一般的に良好とされています。

Q. 偽痛風と石灰沈着性頸長筋腱炎の違いは何ですか?

A. どちらも頸部に結晶が沈着して炎症を起こす疾患ですが、主な違いは以下の通りです:(1)沈着する結晶の種類:偽痛風はピロリン酸カルシウム、石灰沈着性頸長筋腱炎はハイドロキシアパタイト(2)沈着部位:偽痛風は環軸関節(第1-2頸椎間)、石灰沈着性頸長筋腱炎は頸長筋という筋肉(3)症状:石灰沈着性頸長筋腱炎では嚥下痛や咽頭痛を伴うことが特徴的。どちらも治療法は類似していますが、正確な診断のためにはCT検査が重要です。

Q. 首の痛みがある場合、いつ病院を受診すべきですか?

A. 以下のような症状がある場合は、早めに医療機関を受診することをお勧めします:(1)急激に発症した強い首の痛み(特に高齢者の場合)(2)首がほとんど動かせないほどの可動域制限(3)発熱を伴う首の痛み(4)手足のしびれや脱力を伴う場合(緊急性あり)(5)外傷後の首の痛み(緊急性あり)(6)頭痛や吐き気を伴う強い首の痛み(緊急性あり)。特に4〜6の症状がある場合は、重大な疾患の可能性があるため、速やかに受診してください。

Q. 頸椎偽痛風は再発することがありますか?

A. はい、頸椎偽痛風は再発する可能性があります。一度発症した方は、同じ部位に再び結晶が沈着して炎症を起こすことがあります。再発リスクを下げるためには、医師の指示に従った治療を完了すること、定期的な健康診断を受けること、適切な水分摂取を心がけること、そして首に過度な負担をかけないように注意することが大切です。再発の兆候(首の痛みの再燃など)を感じた場合は、早めに医師に相談することをお勧めします。

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笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

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    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

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    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
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スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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