最終更新:2025.05.20

【専門家監修】ヘルニアでお風呂に入るべき?避けるべき?症状を悪化させない入浴法

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

ヘルニアを抱えている方の多くが「お風呂に入っても大丈夫?」「湯船につかると症状が悪化する?」といった疑問や不安を持っています。結論から言うと、ヘルニアの症状時期によってお風呂の入り方は大きく異なります。急性期(発症直後〜3日間)はお風呂を避けるべきですが、慢性期では適切な方法で入浴することで痛みの緩和や筋肉のリラックス効果が期待できる可能性があります。この記事では、症状別のお風呂の入り方や注意点、専門家のアドバイスを詳しく解説します。

ヘルニアと診断される方は非常に多いわけなんですけれども、こうやっちゃいけないということがまずあります。それは何かというとストレッチだけっていうこと。ストレッチをして良くするってことはあまりよくない。

理学療法士 笹川先生(動画 00:00:20)

目次

ヘルニアの時、お風呂はOK?NG?症状別の基本的な考え方

ヘルニア お風呂

ヘルニアとお風呂の関係は、症状の状態によって大きく異なります。急性期と慢性期では、適切な入浴方法に違いがあることを理解しましょう。

急性期(発症直後〜3日間):お風呂は避け、シャワーを推奨

椎間板ヘルニアの急性期(発症直後〜最初の3日間程度)は、湯船につかることを避け、シャワーのみにすることが推奨されます。この時期は炎症が強く、患部を温めることで血流が増加し、炎症が悪化する可能性があるためです。

急性期の特徴:

  • 強い痛みやしびれがある
  • 神経が圧迫されて炎症が起きている
  • 動くと痛みが増す
  • 安静にしていても痛みが続く

慢性期(急性期を過ぎた後):適切な方法での入浴が効果的

急性期を過ぎると、適切な温度と時間での入浴が症状の緩和に効果的になる可能性があります。ぬるめのお湯(38〜40℃)に短時間(15〜20分程度)浸かることで、筋肉のリラックス効果や血行改善が期待できる可能性があります。

慢性期の特徴:

  • 急性の激しい痛みは落ち着いている
  • 動作によって痛みやしびれが出る
  • 神経への圧迫が継続的に起きている
  • 筋肉の緊張や疲労が症状を悪化させている場合が多い

症状別(急性期・慢性期)お風呂の入り方と注意点

ヘルニア お風呂

急性期のシャワーの浴び方

急性期は湯船に浸かるのを避けるべきですが、シャワーを浴びる際も注意点があります:

  • ぬるめのお湯を使用する(熱すぎると炎症を悪化させる可能性がある)
  • 患部に直接強い水圧をかけない
  • 無理な姿勢を取らず、必要に応じてシャワーチェアを使用
  • シャワー後はすぐに体を拭き、体が冷えないようにする

慢性期の入浴方法

慢性期には、適切な方法での入浴が筋肉のリラックスや痛みの緩和に役立つ可能性があります:

入浴のポイント推奨される方法避けるべきこと
湯温38〜40℃のぬるめのお湯42℃以上の熱いお湯
入浴時間15〜20分程度30分以上の長時間入浴
入浴姿勢背筋を伸ばし、腰に負担がかからない姿勢前かがみや無理な姿勢
入浴頻度1日1回程度1日に何度も入浴する
入浴環境浴槽の縁に座れるよう小さな椅子を準備滑りやすい環境、急な温度変化

ヘルニアの種類別(腰椎・頚椎)お風呂のポイント

ヘルニア お風呂

腰椎椎間板ヘルニアと入浴

腰椎椎間板ヘルニアの場合、腰への負担を最小限に抑えることが重要です:

  • 腰を反らせる動作を避ける
  • 浴槽に出入りする際は慎重に行い、滑らないよう注意
  • 湯船の中では腰を安定させる姿勢を保つ
  • 必要に応じて浴槽の縁に座って足だけを浸す「足湯スタイル」も効果的な場合があります

頚椎ヘルニアと入浴

頚椎ヘルニアの場合は、首や肩の負担に注意が必要です:

  • 首を長時間同じ方向に向けない
  • お湯に肩まで浸かる場合は、首に負担がかからないよう注意
  • シャワーを浴びる際は、首を過度に曲げない
  • 入浴後は首や肩を冷やさないよう注意する

ヘルニアに効果的なお風呂の入り方(温度・時間・姿勢)

ヘルニア お風呂

最適な湯温は?

ヘルニアの症状がある場合、38〜40℃程度のぬるめのお湯が効果的である可能性があります。熱すぎるお湯(42℃以上)は血行を急激に促進させ、炎症を悪化させる可能性があります。ぬるめのお湯でゆっくりと体を温めることで、筋肉の緊張をほぐし、リラックス効果を得られる可能性があります。

理想的な入浴時間

入浴時間は15〜20分程度が適切とされています。長時間の入浴は体力を消耗させ、かえって症状を悪化させる可能性があります。短時間でも効果的に筋肉をリラックスさせることができる場合が多いです。

正しい入浴姿勢

入浴中は背筋を伸ばし、腰に負担がかからないようにしましょう。浴槽の縁に座るか、小さな椅子を入れて座るのが良いでしょう。前かがみや無理な姿勢は避けてください。

ストレッチの前に運動っていうのも入れていただくとより効果が出るようになります。

理学療法士 笹川先生(動画 01:06)

お風呂で痛みを和らげる!おすすめストレッチ&マッサージ

ヘルニア お風呂

入浴後は体が温まっている状態なので、軽いストレッチやマッサージを行うのに適しています。ただし、ストレッチだけでなく適切な運動も組み合わせることが重要です。以下のストレッチや体操は、専門家が推奨するものです。

カエル足ストレッチ(腰椎ヘルニアに効果的な可能性があるもの)

このストレッチは、腰椎ヘルニアによる足のしびれや痛みの改善に効果的である可能性があります:

  1. 仰向けになり、膝を立てる
  2. 足の裏を合わせ、カエルの足のような形にする
  3. つま先を上に向ける
  4. この状態で膝を曲げ伸ばしする(10回程度)
  5. つま先を外側に向けて10秒間保持し、次に内側に向けて10秒間保持する(これを2〜3セット)

このストレッチを行う際は、腰が浮き上がらないように注意しましょう。腰が床から離れすぎると腰に負担がかかる可能性があります。

脇腹ストレッチ

脇腹のストレッチも効果的な場合があります:

  1. 立った状態で片方の手を頭に乗せる
  2. もう片方の手のひらは外側に向ける
  3. 体を手を上げた方向に傾け、脇腹を伸ばす
  4. 10秒間保持し、反対側も同様に行う

お尻のストレッチ

お尻の筋肉をストレッチすることで、股関節の柔軟性が向上し、腰への負担が軽減される可能性があります:

  1. 足を組んで座る
  2. 体を前に倒してお尻を伸ばす
  3. 20秒間保持し、反対側も同様に行う

股関節が柔軟になると、ヘルニアの症状が出にくくなる可能性があります。ヘルニアとストレッチの関係について詳しくは、椎間板ヘルニアに効果的なストレッチ方法を参考にしてください。

入浴剤や温泉はヘルニアに効果的?

ヘルニア お風呂

入浴剤の選び方とおすすめタイプ

入浴剤はヘルニアの症状緩和に役立つ可能性があります。ただし、個人差がありますので、医師に相談の上お試しください:

  • 炭酸入浴剤:血行を促進し、筋肉の緊張をほぐす効果が期待できる場合があります
  • エプソムソルト:筋肉痛の緩和や炎症の軽減に効果があるとされています
  • 生薬系入浴剤:温熱効果を高め、血行を促進する可能性があります

ただし、香りが強すぎるものやスクラブ入りのものは刺激が強いため、症状が強い場合は避けたほうが良いでしょう。

温泉の効果と注意点

温泉には様々な種類があり、それぞれに異なる効果がある可能性があります:

温泉の種類効果ヘルニアへの適応
単純温泉(無色透明)温熱効果、リラックス効果基本的に適している可能性があります
炭酸泉血行促進、筋肉の緊張緩和慢性期に適している可能性があります
硫黄泉抗炎症作用、血行促進症状が落ち着いてきた時期に適している場合があります
塩化物泉保温効果、血行促進慢性期に適している可能性があります

温泉を利用する際は以下の点に注意しましょう:

  • 熱すぎる温泉は避け、ぬるめのものを選ぶ
  • 長時間の入浴は避け、様子を見ながら入る
  • 療養目的で温泉を利用する場合は、事前に医師に相談する
  • 急性期には温泉も避けたほうが良い場合が多い

温泉療法の効果については、ヘルニア患者の入浴効果に関する研究で、適切な温度での温泉入浴が慢性腰痛の管理に有効である可能性が示唆されています。

お風呂で症状が悪化した場合の対処法

ヘルニア お風呂

入浴後に症状が悪化した場合の適切な対処法を知っておくことも重要です:

入浴中に痛みが増した場合

  • すぐにお風呂から出る
  • 無理な動きを避け、ゆっくりと体を拭く
  • 体を冷やさないよう注意しながら、患部を安静にする

入浴後に症状が悪化した場合

  • 横になるか、楽な姿勢をとる
  • 必要に応じて医師から処方された薬を服用する
  • 患部を冷やす(急性期・炎症が強い場合)
  • 安静にし、無理な動きを避ける

症状が継続して悪化する場合や、強い痛みやしびれがある場合は、必ず医師に相談してください。自己判断で対処を続けると、症状が長引く原因になることがあります。

ヘルニアの症状管理のさらなる情報については、ヘルニア予防と日常生活での注意点も参考にしてみてください。

ヘルニアとお風呂に関するよくある質問

ヘルニア お風呂

Q. ヘルニアでもお風呂に入るときのポイントは?

A. ヘルニアでお風呂に入る際のポイントは主に5つあります。①発症直後は避け、炎症が落ち着いてから入浴する、②ぬるめのお湯(38〜40℃)を使用する、③入浴時間は15〜20分程度に抑える、④入浴中は背筋を伸ばし腰に負担をかけない姿勢を保つ、⑤入浴後は体を冷やさないようにすることです。症状が強い場合はシャワーのみにするなど、状況に合わせた調整も重要です。

Q. 急性期のヘルニアでも湯船に浸かっても良いの?

A. 急性期(発症から約3日間)のヘルニアでは、湯船に浸かることは避け、シャワーのみにすることが推奨されます。この時期は炎症が強く、患部を温めることで血流が増加し、炎症が悪化する可能性があるからです。どうしても入浴したい場合は、短時間(5分程度)のぬるめのお湯で、医師に相談した上で判断してください。

Q. ヘルニアの症状改善にお風呂は効果的?

A. 慢性期のヘルニアであれば、適切な方法での入浴は症状改善に効果的な場合があります。ぬるめのお湯(38〜40℃)に短時間浸かることで、筋肉の緊張がほぐれ、血行が促進されて痛みの緩和につながる可能性があります。ただし、入浴だけで症状を改善するのは難しく、適切な運動療法や専門家の指導を受けることが重要です。

Q. お風呂上がりのストレッチは効果的?

A. お風呂上がりは体が温まっているため、軽いストレッチを行うのに適した時間です。ただし、専門家が指摘するように「ストレッチだけ」で改善を期待するのではなく、適切な運動も組み合わせることが重要です。カエル足ストレッチや脇腹ストレッチなどが効果的な可能性がありますが、痛みを感じる場合はすぐに中止し、無理をしないでください。

Q. 足のしびれがある場合のお風呂の入り方は?

A. 足のしびれがあるヘルニアの場合、浴槽の出入りに特に注意が必要です。滑り止めマットを使用し、手すりなどにつかまりながら安全に出入りしましょう。また、しびれの程度によっては、椅子に座った状態でシャワーを浴びるか、足だけを浸す「足湯」から始めるのも良い方法です。しびれが強い場合は、医師に相談して適切な入浴方法を確認してください。

Q. 入浴後の湯冷めはヘルニアに悪影響?

A. 入浴後の湯冷めはヘルニアの症状を悪化させる可能性があります。湯冷めによって筋肉が緊張し、痛みやしびれが増すことがあるためです。入浴後は素早く体を拭き、温かい服装に着替えるようにしましょう。特に寒い季節は、脱衣所を暖かくしておくなどの工夫も効果的です。

Q. お風呂に入っても症状が改善しない場合は?

A. お風呂に入っても症状が改善しない場合や、入浴後に症状が悪化する場合は、入浴方法が適切でないか、ヘルニアの状態が変化している可能性があります。まずは入浴の温度や時間、方法を見直してみましょう。それでも改善が見られない場合は、医師や専門家に相談することをおすすめします。症状に合わせた治療法や運動療法が必要かもしれません。

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笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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