最終更新:2025.06.10

椎間板ヘルニアの激痛で動けないあなたへ|専門家が教える原因・対処法・治療法

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

椎間板ヘルニアの激痛で動けない状況は、多くの患者さんが経験する深刻な症状です。椎間板ヘルニアで激痛が生じ動けない場合、まずは適切な応急処置を行うことが重要です。背骨の間にあるクッション材の椎間板が飛び出し、神経を圧迫することで生じる腰痛や下肢痛は、日常生活に大きな影響を与える可能性があります。このような椎間板ヘルニアの激痛で動けない場合、まずは安静にして体を休ませることが最重要です。患部を冷やすと炎症が緩和し、痛みが和らぐ傾向があります。痛みが強い場合や症状が改善しない場合は、医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが大切です。本記事では、椎間板ヘルニアで動けないほどの激痛に悩むあなたに向けて、専門家の知見を基に原因から対処法、治療法まで詳しく解説します。

目次

椎間板ヘルニアとは|なぜ激痛で動けなくなるのか?

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椎間板ヘルニアは、背骨の間にあるクッションの役割を果たす椎間板が本来の位置から飛び出し、近くを通る神経を圧迫することで痛みやしびれが生じる可能性のある疾患です。特に腰椎椎間板ヘルニアは、腰痛の原因として非常に多く見られる病気のひとつとされています。

椎間板は線維輪と呼ばれる外側の部分と、髄核と呼ばれる内側のゼリー状の組織で構成されています。加齢や重い物の持ち上げ、不適切な姿勢などによって線維輪に亀裂が生じ、内側の髄核が飛び出すことでヘルニアが発生する傾向があります。

椎間板ヘルニアによる激痛は、神経の炎症反応によって引き起こされます。安静にすることで炎症が徐々に落ち着いてくることが期待できます。

症状の段階主な症状日常生活への影響
初期段階腰痛、お尻の痛み軽度の不快感、動作時の痛み
進行期下肢への放散痛、しびれ歩行困難、座位の困難
急性期激痛、筋力低下、感覚障害動けない、睡眠障害

動けないほどの激痛が生じる理由は、飛び出した椎間板が神経根を強く圧迫することで、激烈な炎症反応と神経の興奮状態が引き起こされる可能性があるため
です。この状態では、わずかな動作でも痛みが悪化し、患者さんは動くことができなくなる傾向があります。

椎間板ヘルニアの激痛で動けない時の症状チェックリスト

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椎間板ヘルニアによる激痛で動けない状態では、以下のような特徴的な症状が現れる可能性があります。これらの症状を理解することで、適切な対処法を選択することが可能になります。

主な症状の特徴

  • 腰痛:鋭い痛みや重苦しい痛みが腰部に生じる可能性
  • 下肢痛:太ももの後ろ、ふくらはぎ、すねの外側に電気が走るような痛み
  • しびれ:足指やふくらはぎの感覚が鈍くなる傾向
  • 筋力低下:足首や足指に力が入らない状態
  • 歩行困難:痛みで歩くことが困難になる可能性
  • 座位困難:座っていることで痛みが悪化する傾向

症状は多くの場合、片側の足に現れることが特徴的とされています。腰椎椎間板ヘルニアでは、腰痛よりも下肢の症状の方が強く現れることが一般的です。また、咳やくしゃみをすると痛みが増強することも重要な特徴のひとつです。

椎間板ヘルニア ストレッチ 悪化させない方法5選と避けるべき動き

激痛で動けない椎間板ヘルニア患者の緊急対処法

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椎間板ヘルニアで激痛が生じ、動けない状態になった場合、以下の応急処置を行うことで症状の緩和が期待できます。ただし、これらは一時的な対処法であり、医療機関での適切な治療が必要です。

安静の保持

痛みがひどい場合は、無理に動かずに安静にして体を休ませることが最も重要とされています。楽な姿勢を見つけて、以下のような体位を試してみてください。

  • 仰向けの姿勢:膝の下にクッションを置き、膝を軽く曲げる
  • 横向きの姿勢:痛みの少ない方を下にして、膝を軽く曲げる
  • 胎児のような姿勢:横向きで膝を胸に近づける

冷却療法

患部を冷やすことで、炎症が緩和し痛みが和らぐ可能性があります。アイスパックや冷湿布を使用し、1回15-20分程度、1日数回行うことが効果的とされています。

対処法方法注意点
安静楽な姿勢で横になる72時間以上の完全安静は避ける
冷却アイスパック15-20分直接肌に当てない
コルセット腰部サポーター着用長期使用は筋力低下の原因になる可能性

やってはいけないこと|症状を悪化させる行動

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椎間板ヘルニアで激痛がある時は、症状を悪化させる可能性のある以下の行動は避けることが重要です。腰痛予防ストレッチについても、痛みがない時期に行うことが推奨されています。

【動画まとめ】 椎間板ヘルニアに効くストレッチ動画 |自宅で簡単にできる改善法

  • 無理な運動やストレッチ:痛みがある状態での無理な動きは症状を悪化させる可能性
  • 重い物の持ち上げ:腰部に負担をかける動作は避ける
  • 長時間の座位:座っていることで椎間板への圧力が増加する傾向
  • 前かがみの姿勢:椎間板への負担が大きくなる可能性
  • マッサージや強い刺激:炎症がある状態では症状が悪化する可能性

数日経過しても痛みが強くて動けない場合は、他の疾患の可能性も考えられるため、必ず医療機関を受診することが大切です。

椎間板ヘルニアで動けない時の心構えと注意点

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椎間板ヘルニアによる激痛で動けない状況は、精神的にも大きな負担となる可能性があります。このような状況下では、適切な心構えと注意点を理解しておくことが重要です。

心理的なサポート

激痛による不安や恐怖は自然な反応です。症状は時間と共に改善する傾向があることを理解し、焦らずに治療に取り組むことが大切です。家族や友人のサポートを受けながら、前向きに治療に向き合うことをお勧めします。

椎間板ヘルニアの痛みは非常に辛いものですが、適切な治療により多くの場合で改善が期待できます。患者さんには希望を持って治療に取り組んでいただきたいと思います。

日常生活の工夫

動けない期間中も、可能な範囲で以下の工夫を行うことで、回復を促進できる可能性があります。

  • 適切な栄養摂取:炎症を抑える食品を摂取する
  • 十分な睡眠:体の自然治癒力を高める
  • ストレス管理:リラクゼーション技法の活用
  • 水分補給:椎間板の健康維持に重要

医療機関での検査と診断

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椎間板ヘルニアの確定診断には、医療機関での詳しい検査が必要です。整形外科やペインクリニックなどの専門医による診断を受けることが重要です。

腰が痛い!整形外科クリニック?それとも整体院?腰痛はどちらに行くのが正しいのか詳しく解説

主な検査方法

  • 問診・視診・触診:症状の詳細な聞き取りと身体の診察
  • 神経学的検査:反射や筋力、感覚の検査
  • 下肢伸展挙上試験(SLRテスト):神経根の圧迫を確認する検査
  • MRI検査:椎間板の状態や神経の圧迫程度を詳しく観察
  • X線検査:骨の異常や椎間板の狭小化を確認

MRI検査は椎間板ヘルニアの診断において最も重要な検査であり、ヘルニアの位置や大きさ、神経の圧迫程度を正確に把握することができるとされています。

椎間板ヘルニアの治療法

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椎間板ヘルニアの治療は、症状の程度や患者さんの状態に応じて選択される傾向があります。多くの場合、保存的治療から開始し、効果が不十分な場合に手術療法が検討されます。

保存的治療

  • 薬物療法:消炎鎮痛薬、筋弛緩薬、神経障害性疼痛治療薬
  • 物理療法:温熱療法、電気治療、牽引療法
  • 運動療法:適切なリハビリテーション
  • 装具療法:コルセットなどのサポーター使用

注射による治療

痛み止めや湿布で効果が不十分な場合、神経ブロック注射などの治療が行われる可能性があります。これらの治療法は、症状に合わせて専門医が選択します。

  • 硬膜外ブロック:脊髄周囲への薬剤注入
  • 神経根ブロック:神経根周囲への直接的な薬剤注入
  • 椎間板内注射:椎間板内への薬剤注入

手術療法

症状が重い場合や、保存療法で効果がみられない場合は、手術が必要になることもあります。手術は症状が重い場合や、保存療法で効果がみられない場合に検討される可能性があります。

  • 内視鏡下椎間板摘出術(MED法):小さな切開で行う低侵襲手術
  • 経皮的内視鏡下椎間板摘出術(PELD法):さらに小さな切開で行う手術
  • 顕微鏡下椎間板摘出術(MD法):顕微鏡を使用した精密な手術

椎間板ヘルニア治療の最新動向

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椎間板ヘルニアの治療法は近年大きく進歩しており、より効果的で侵襲の少ない治療法が開発されています。最新の治療動向について理解することで、より良い治療選択が可能になる可能性があります。

最新の治療技術

  • レーザー治療:椎間板内へのレーザー照射による低侵襲治療
  • オゾン治療:オゾンガス注入による椎間板縮小効果
  • 幹細胞治療:再生医療による椎間板修復の研究
  • AI診断支援:人工知能を活用した正確な診断

椎間板ヘルニアの詳しい医学的情報については、日本整形外科学会の公式ガイドラインもご参照ください。また、PubMedでは椎間板ヘルニアに関する最新の研究論文を確認できます。

予防法|再発を防ぐために

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椎間板ヘルニアは放置すると症状が悪化する可能性があるため、適切な予防法を実践することが重要です。日常生活の工夫により、再発のリスクを大幅に減らすことができる傾向があります。

専門家の見解

椎間板ヘルニアによる激痛で動けない状態は、適切な対応により症状の改善が期待できる疾患です。重要なのは、痛みの程度や期間を正確に把握し、必要に応じて速やかに医療機関を受診することです。また、予防的なアプローチとして日常生活での姿勢や動作に注意を払うことで、再発のリスクを大幅に軽減できる可能性があります。患者さんには焦らずに治療に取り組むことをお勧めしており、多くの場合で良好な経過が期待できます。急性期の激痛は通常2-3週間でピークを迎え、その後は段階的に改善する傾向が見られますが、個人差があることも理解しておくことが大切です。

日常生活での注意点

  • 正しい姿勢の維持:背筋を伸ばし、腰部への負担を軽減
  • 重い物の持ち方:膝を曲げて腰を落とし、物を体に近づけて持ち上げる
  • 適度な運動:腰周りの筋肉を強化し、椎間板への負担を軽減
  • 体重管理:適正体重を維持し、腰部への負担を減らす
  • 喫煙の禁止:タバコは椎間板の血流を悪化させる可能性

効果的な予防ストレッチ

痛みがない時期に行う予防的なストレッチは、椎間板ヘルニアの再発予防に効果が期待できます。

ストレッチ名方法期待される効果
膝抱えストレッチ仰向けで両膝を胸に抱える腰部の筋肉をほぐす可能性
キャット&カウ四つん這いで背中を丸めて反らす脊椎の柔軟性向上が期待
ハムストリングストレッチ仰向けで片足を胸に引き寄せる太ももの柔軟性向上が期待

いつ医療機関を受診すべきか

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椎間板ヘルニアで激痛がある場合、以下のような症状が現れた時は、緊急に医療機関を受診する必要があります。

  • 膀胱直腸障害:排尿や排便のコントロールができない
  • 下肢の完全麻痺:足に全く力が入らない
  • 激痛が3日以上続く:安静にしても痛みが改善しない
  • 発熱を伴う腰痛:感染症の可能性がある
  • 急激な筋力低下:短時間で症状が悪化する

無理に体を動かさずに、医療機関を受診しましょう。整形外科、ペインクリニック、リハビリテーション施設など、椎間板ヘルニアの専門的な治療を受けられる医療機関を選択することが重要です。

椎間板ヘルニアに関するよくある質問

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Q. 椎間板ヘルニアで動けないほどの激痛がある時、どのような応急処置をすれば良いですか?

A. 激痛で動けない場合は、まず安静にして体を休ませることが最重要です。楽な姿勢(仰向けで膝下にクッション、横向きで膝を曲げるなど)を見つけて横になってください。患部を冷やすと炎症が緩和し、痛みが和らぐ可能性があります。ただし、これらは一時的な対処法であり、痛みが強い場合は医療機関を受診することが大切です。

Q. 椎間板ヘルニアによる激痛はどのくらいの期間続きますか?

A. 急性期の激痛は一般的に2〜3週間でピークを迎えることが多く、その後は徐々に改善する傾向があります。ただし、個人差があり、適切な治療を受けることで症状の改善が期待できます。3日以上激痛が続く場合は、医療機関での診察を受けることをお勧めします。

Q. 椎間板ヘルニアで動けない時、やってはいけないことはありますか?

A. 激痛がある状態では、無理な運動やストレッチ、重い物の持ち上げ、長時間の座位、前かがみの姿勢は避けてください。また、炎症がある状態でのマッサージや強い刺激も症状を悪化させる可能性があります。痛みがある間は無理をせず、安静を保つことが重要です。

Q. 椎間板ヘルニアの診断にはどのような検査が必要ですか?

A. 椎間板ヘルニアの診断には、問診・視診・触診に加えて、神経学的検査、下肢伸展挙上試験(SLRテスト)が行われます。確定診断にはMRI検査が最も重要で、椎間板の状態や神経の圧迫程度を詳しく観察できます。必要に応じてX線検査も行われることがあります。

Q. 椎間板ヘルニアの治療法にはどのようなものがありますか?

A. 椎間板ヘルニアの治療は、まず保存的治療(薬物療法、物理療法、運動療法、装具療法)から開始します。効果が不十分な場合は、神経ブロック注射などの注射治療が検討されます。症状が重い場合や保存療法で効果がみられない場合は、内視鏡下手術などの手術療法が必要になることもあります。

Q. 椎間板ヘルニアを予防するためにはどうすれば良いですか?

A. 椎間板ヘルニアの予防には、正しい姿勢の維持、重い物を持つ時の正しい方法(膝を曲げて腰を落とす)、適度な運動による腰周りの筋肉強化、適正体重の維持、禁煙が効果的とされています。また、痛みがない時期に予防的なストレッチを行うことも再発防止に役立つ可能性があります。

Q. どのような症状が現れた時に緊急受診が必要ですか?

A. 膀胱直腸障害(排尿・排便のコントロールができない)、下肢の完全麻痺、激痛が3日以上続く場合、発熱を伴う腰痛、急激な筋力低下などの症状が現れた時は、緊急に医療機関を受診する必要があります。これらの症状は重篤な神経障害を示唆する可能性があります。

まとめ

椎間板ヘルニア 激痛 動けない

椎間板ヘルニアによる激痛で動けない状況は、多くの患者さんが経験する深刻な症状です。まずは安静を保ち、患部を冷やすなどの応急処置を行いながら、早期に医療機関を受診することが重要です。

適切な診断と治療により、多くの場合で症状の改善が期待できます。保存的治療から開始し、必要に応じて注射治療や手術療法が検討される可能性があります。また、日常生活の工夫や予防的なストレッチにより、再発のリスクを大幅に減らすことが可能です。

痛みが強い場合や症状が改善しない場合は、無理に体を動かさずに、整形外科やペインクリニックなどの専門医による適切な診断と治療を受けることをお勧めします。早期の適切な対応により、日常生活への復帰が期待できます。椎間板ヘルニアの激痛で動けない状況でも、適切な知識と対処法を身につけることで、症状の改善と再発予防につながる可能性があります。

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
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スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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