最終更新:2025.05.05

椎間板ヘルニアはどこが痛い ?症状と痛みの場所を部位別に徹底解説

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

椎間板ヘルニアでは、腰や下肢に痛みやしびれが広範囲に現れます。椎間板ヘルニアはどこが痛い か聞かれた場合、特に第4腰椎と第5腰椎の間(L4/5)では太ももの外側から足の親指にかけて、第5腰椎と仙骨の間(L5/S1)では腰の後ろ側から足の裏側にかけて痛みやしびれが生じてるケースがあります。ヘルニアの初期症状は強い腰痛ですが、進行すると下肢の痛みやしびれが主症状となります。症状が続く場合は専門医の診察が必要で、約80%の患者は保存的治療で改善が見られます。

椎間板ヘルニアとは?基本的な仕組み

椎間板ヘルニア どこが痛い

椎間板ヘルニアは、背骨(脊椎)の間にあるクッションの役割を果たす椎間板が変形して、中の髄核(ずいかく)が飛び出し、神経を圧迫することで痛みやしびれを引き起こす疾患です。

椎間板は以下の構造からなります:

– 髄核:中心部にあるゼリー状の柔らかい部分
– 線維輪:髄核を囲む丈夫な繊維質の層

年齢とともに椎間板は水分が減少して弾力性を失い、線維輪に亀裂が生じると中の髄核が飛び出してしまいます。この状態を椎間板ヘルニアと呼びます。特に腰椎(腰の部分の脊椎)に多く発生し、20〜40代の比較的若い年齢層でも見られます。

椎間板ヘルニアの主な症状

椎間板ヘルニアの症状は、ヘルニアの場所や程度によって異なりますが、主な症状は以下の通りです:

腰痛

椎間板ヘルニアの初期症状として、**強い腰痛**が最も頻繁に現れます。この痛みには以下の特徴があります:

– 数週間で落ち着くことが多いが、症状が続く場合は手術を検討する場合もある
– 腰を曲げると痛みが増す
– 咳やくしゃみをすると痛みが走る
– 座っている方が立っているよりも痛みが強くなることが多い

下肢の痛み・しびれ

髄核が神経を圧迫することで、下肢に様々な症状が現れます:

– お尻や太もも、ふくらはぎ、足などに痛みやしびれが出る
– 痛みは電気が走るような鋭い痛みであることが多い
– 特定の姿勢や動作で痛みが悪化する
– 坐骨神経痛と呼ばれる症状を伴うことが多い

その他の症状

症状が進行すると、以下のような症状が現れることもあります:

– 足に力が入らなくなる(筋力低下)
– 感覚が鈍くなる(知覚障害)
– 排尿障害などが起こることもある
– 長時間の歩行や立位が困難になる

ヘルニアの場所による痛みの違い

椎間板ヘルニアは発生する場所によって、痛みやしびれの出る部位が異なります。主な発生場所とその症状は以下の通りです:

L4/5(第4腰椎と第5腰椎の間)

L4/5は最も頻度の高いヘルニアの発生部位です。この部位でヘルニアが起こると:

– ふくらはぎの外側から足の親指にかけて痛みやしびれが出る
– 太ももの外側にも痛みが広がることがある
– 足の親指の筋力が低下することがある

L5/S1(第5腰椎と仙骨の間)

L5/S1も非常に一般的なヘルニアの部位です:

– 腰の後ろ側から足の裏側にかけて痛みやしびれが出る
– おしりの真ん中、太ももの裏、ふくらはぎ、かかとから足の小指に症状が出やすい
– アキレス腱の反射が弱くなり、つま先歩きができなくなることもある

L3/4(第3腰椎と第4腰椎の間)

– 太ももの前の部分が痛んだり、だるくなったり、しびれたりする
– 膝の曲げ伸ばしの力が弱くなることがある

 L2/3(第2腰椎と第3腰椎の間)

– 足の付け根やそけい部が痛んだり、だるくなったり、しびれたりする
– 太ももの内側に症状が出ることもある

L1/2(第1腰椎と第2腰椎の間)

– 腰の上あたりに痛みが出ることが多い
– 下腹部に痛みが広がることもある

椎間板ヘルニアの痛みが起こるメカニズム

椎間板ヘルニア どこが痛い

椎間板ヘルニアの痛みが発生するメカニズムには、主に以下の2つの要因があります:

 1. 機械的要因

物理的な圧迫によって痛みが生じます:

– 飛び出した髄核が直接神経根を圧迫する
– 神経が物理的に圧迫されることで痛みやしびれが発生
– 神経の伝達が阻害され、支配領域に症状が出る

2. 化学的要因

炎症反応によって痛みが生じます:

– 髄核には炎症を引き起こす物質が含まれている
– 髄核が飛び出すと、これらの物質が周囲の神経に影響を及ぼし、炎症や痛みを引き起こす
– 炎症によって神経の感受性が高まり、痛みを強く感じるようになる

進行すると症状も変化します:

– 初期段階:腰痛が主体
– 進行段階:神経に触れると下肢痛へと変わる
– 姿勢による変化:初期は前屈で痛み増強、進行すると後屈で痛み増強
– 日常生活への影響:立っているよりも座っている方が痛みが強くなる傾向

椎間板ヘルニアの診断方法

椎間板ヘルニア どこが痛い

椎間板ヘルニアの診断には、以下の方法が用いられます:

問診と身体診察

医師が症状を詳しく聞き取ります:

– 痛みの場所や種類、痛みが強まる姿勢や動作などを確認
– 神経学的検査(筋力、感覚、反射など)を行う
– 下肢伸展挙上検査(SLR)などの特殊検査を実施

画像診断

以下の検査で椎間板ヘルニアを確認します:

– MRI検査:最も有効な検査方法で、椎間板の状態や神経の圧迫の程度を詳細に観察できる
– CT検査:骨の状態を詳しく調べることができる
– レントゲン検査:基本的な骨の変形や狭窄を確認する

電気生理学的検査

神経の機能を評価する検査もあります:

– 神経伝導速度検査:神経の伝導速度を測定し、障害の程度を評価
– 筋電図:筋肉の電気的活動を記録し、神経障害による影響を評価

椎間板ヘルニアの治療法

椎間板ヘルニア どこが痛い

椎間板ヘルニアの治療法は、症状の程度によって異なります。一般的には以下の治療法があります:

保存療法(非手術的治療)

約80%の患者さんは保存療法で改善するとされています:

– 安静:急性期には安静にし、痛みを和らげる
– 薬物療法:
– 消炎鎮痛剤(NSAIDs):炎症と痛みを抑える
– 筋弛緩剤:筋肉の緊張を緩和する
– 神経障害性疼痛治療薬:神経の痛みを軽減する
– 神経ブロック療法:痛みの原因となっている神経に直接薬剤を注入
– 理学療法:
– 腰部の安定性を高める体操
– 姿勢改善の指導
– 牽引療法
– コルセット:腰部への負担を軽減するためのサポート

手術療法

保存療法で改善しない場合や、神経障害が進行する場合に検討されます:

-*顕微鏡下椎間板摘出術:最小限の切開で椎間板の一部を摘出
– 内視鏡下椎間板摘出術:より低侵襲な方法で椎間板を摘出
– レーザー治療(PLDD):レーザーを用いて髄核を蒸発させる
– 椎体間固定術:不安定になった椎間を固定する

手術の適応となる主な状況:
– 保存療法で3ヶ月以上改善が見られない
– 進行性の筋力低下がある
– 排尿障害などの重篤な症状がある

椎間板ヘルニアの予防法と日常生活の注意点

椎間板ヘルニア どこが痛い

椎間板ヘルニアを予防し、症状の悪化を防ぐための日常生活の注意点は以下の通りです:

 正しい姿勢と動作

日常生活での姿勢や動作に注意しましょう:

– 重いものを持ち上げる際:
– 膝を曲げ、背中をまっすぐに保つ
– 物を体に近づけて持つ
– 急に持ち上げず、ゆっくりと行う
– 長時間同じ姿勢を避ける:
– 1時間に1回は姿勢を変える
– 立ち仕事、座り仕事どちらも適度に休憩を取る
– 適切な睡眠環境:
– 適度な硬さのマットレスを使用する
– 横向きで寝る場合は膝の間に枕を挟む

体重管理

過度な体重は腰椎への負担を増加させるため、適正体重を維持しましょう。

 腰部の筋力強化

体幹の安定性を高める運動を定期的に行いましょう:

腰部の筋力強化

体幹の安定性を高める運動を定期的に行いましょう:

お尻上げ体操

  1. 仰向けで寝て、軽く両膝を曲げる
  2. 腰が反らない程度の高さまでお尻から順番に上体をゆっくり上げる
  3. 背中から順番にお尻までゆっくり下ろす
  4. 2,3を繰り返し10回、1日3セット行う

【腹横筋トレーニング動画】椎間板ヘルニアの腰痛改善エクササイズ

椎間板ヘルニアの改善に効果的な腹横筋を鍛えるトレーニングを理学療法士が解説。コルセットのような働きをする腹横筋を強化することで、椎間板への負担を軽減し、ヘルニアの症状改善につながります。テレビを見ながらでもできる簡単なエクササイズなので、ぜひ継続して取り組んでみましょう。

注意点:動画で紹介されているように、椎間板ヘルニアの改善には腹横筋のトレーニングが効果的です。腹横筋はコルセットのような働きをする重要な筋肉で、これを強化することで自分自身の筋肉で腰を支えられるようになります。ただし、急性期の強い痛みがある場合は無理をせず、専門医に相談してから開始しましょう。

  1. 仰向けになり、膝を曲げる
  2. お腹を凹ませるように腹筋に力を入れる
  3. 10秒間キープし、ゆっくり力を抜く
  4. 10回程度繰り返す

お尻上げ体操

1. 仰向けで寝て、軽く両膝を曲げる
2. 腰が反らない程度の高さまでお尻から順番に上体をゆっくり上げる
3. 背中から順番にお尻までゆっくり下ろす
4. 2,3を繰り返し10回、1日3セット行う

ドローイン

1. 仰向けになり、膝を曲げる
2. お腹を凹ませるように腹筋に力を入れる
3. 10秒間キープし、ゆっくり力を抜く
4. 10回程度繰り返す

生活習慣の改善

– 喫煙を避ける:喫煙は椎間板の栄養状態を悪化させる
– 適度な運動:ウォーキングや水泳などの低負荷の運動を継続的に行う
– 十分な睡眠と休息:回復のための時間を確保する
– 水分摂取:椎間板の水分量を保つために十分な水分を摂取する

よくある質問

椎間板ヘルニア どこが痛い

椎間板ヘルニアはどこが痛いですか?

椎間板ヘルニアでは、腰の痛みに加えて、おしりやふくらはぎなど、下肢の広い範囲に痛みやしびれが出るのが特徴です。特に、第4腰椎と第5腰椎の間(L4/5)のヘルニアでは、ふくらはぎの外側から足の親指にかけて痛みやしびれが出ます。第5腰椎と仙骨の間(L5/S1)のヘルニアでは、腰の後ろ側から足の裏側にかけて痛みやしびれが出ることが多いです。痛みは神経に沿って放散することが特徴的です。

ヘルニアの箇所とそれぞれの症状は?

ヘルニアの箇所によって症状が異なります。L1/2(第1腰椎と第2腰椎の間)では腰の上部に痛み、L2/3では足の付け根やそけい部の痛み、L3/4では太ももの前部の痛み、L4/5ではふくらはぎの外側から足の親指への痛み、L5/S1では腰の後ろ側から足の裏、小指への痛みが特徴的です。腰椎椎間板ヘルニアは腰椎の中央にある髄核が外に飛び出し、神経を刺激して痛みやしびれを引き起こします。症状は神経の圧迫度合いによって変化します。

椎間板ヘルニアの初期症状は?

椎間板ヘルニアの初期症状としては、腰痛が最も強く現れます。この痛みは数週間で落ち着くことが多いですが、症状が続く場合は手術を検討する場合もあります。腰を曲げると痛みが増すことが特徴的であり、咳やくしゃみで痛みが走ることもあります。進行すると、下肢の痛みやしびれが主な症状となり、神経圧迫の程度によっては足に力が入らなくなったり、感覚が鈍くなったりすることもあります。

椎間板ヘルニアは自然に治りますか?

椎間板ヘルニアは約80%の患者さんが保存療法で改善するとされています。一般的に、時間とともに炎症や腫れが引き、飛び出した髄核が吸収されることで症状が改善することがあります。ただし、神経障害が進行している場合や、保存療法で効果が見られない場合は、手術を検討する必要があります。初期対応として安静や適切な薬物療法、理学療法などの保存的治療が重要です。症状が3ヶ月以上続く場合は、専門医に相談することが推奨されます。

椎間板ヘルニアに効果的な体操は?

椎間板ヘルニアに効果的な体操としては、腰回りの筋肉を鍛え、体幹を安定させる運動が推奨されます。お尻上げ体操は、仰向けで寝て膝を曲げ、腰が反らない程度にお尻を持ち上げる運動で、体幹の安定性を高めます。また、ドローインは、お腹を凹ませるように腹筋に力を入れる運動で、腹横筋を鍛えられます。これらの運動は腹筋に力を入れ、腰が反らないことを意識することがポイントです。ただし、急性期の強い痛みがある場合は、専門医に相談してから開始するべきです。

椎間板ヘルニアと診断されたらどのような治療法がありますか?

椎間板ヘルニアの治療法には、保存療法と手術療法があります。保存療法には、安静、薬物療法(消炎鎮痛剤、筋弛緩剤など)、神経ブロック療法、理学療法、コルセットなどがあります。約80%の患者さんはこれらの保存療法で改善します。一方、保存療法で3ヶ月以上改善が見られない場合や、進行性の筋力低下がある場合、排尿障害などの重篤な症状がある場合は手術療法が検討されます。手術法には顕微鏡下椎間板摘出術、内視鏡下椎間板摘出術、椎体間固定術などがあります。治療法は症状の程度や患者さんの状態に応じて選択されます。

椎間板ヘルニアを悪化させる日常生活の習慣はありますか?

椎間板ヘルニアを悪化させる生活習慣には、不適切な姿勢での長時間の作業、重いものの持ち上げ方が悪い、過度な体重、喫煙、運動不足などがあります。特に前かがみの姿勢での長時間の作業や、腰を使った不適切な重量物の持ち上げは椎間板への負担が大きく、症状を悪化させる可能性があります。また、喫煙は椎間板への血流を悪化させ、回復を妨げることが知られています。日常生活では正しい姿勢を保ち、適切な重量物の持ち方を習得し、定期的な運動で体幹筋を強化することが重要です。

まとめ

椎間板ヘルニアは、椎間板の中の髄核が飛び出して神経を圧迫することで、腰痛や下肢の痛み、しびれなどの症状を引き起こす疾患です。特に腰椎の下部(L4/5、L5/S1)に多く発生し、ヘルニアの場所によって痛みやしびれの出る部位が異なります。

初期症状としては腰痛が中心ですが、進行すると下肢の痛みやしびれが主症状となります。多くの場合は保存療法で改善しますが、症状が続く場合は専門医に相談することが大切です。

日常生活では正しい姿勢や動作を心がけ、体幹の筋力を強化することで予防や再発防止につながります。適切な治療と生活習慣の改善により、多くの患者さんが症状の改善を実感しています。

自分の症状がどの部位のヘルニアに当てはまるのかを理解することで、適切な治療法を選択する一助となります。痛みの場所から推測できることもありますが、正確な診断には専門医の診察が必要です。

*この情報は医学的な助言を提供するものではありません。症状がある場合は、必ず医療専門家に相談してください。*

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関連記事:椎間板ヘルニア ストレッチ 悪化させない方法5選と避けるべき動き

関連記事:椎間板ヘルニアでトイレに行けない 程辛い時の対応方法|排尿障害・排便障害の症状と治療

参考:日本整形外科学会 – 椎間板ヘルニア

参考:National Library of Medicine – Herniated Disc

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

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    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
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スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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