最終更新:2025.05.07

椎間板ヘルニアで飲酒すると症状が悪化 ?症状悪化のリスクと正しい対処法

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

椎間板ヘルニアの治療中や症状がある場合、飲酒はできるだけ控えることが望ましいとされています。アルコールには筋肉を緩ませて姿勢を悪くし、腰椎への負担を増やす作用があるため、ヘルニアの症状を悪化させる可能性があります。 [椎間板ヘルニアで飲酒すると症状が悪化]するのは、特に急性期や痛みが強い時期は完全に避けるべきですが、慢性期で症状が安定している場合は少量なら許容される場合もあります。しかし、アルコールの利尿作用による脱水リスクや、血流への影響、神経刺激など複数の要因で腰痛を悪化させる可能性があるため注意が必要です。この記事では、椎間板ヘルニアと飲酒の関係性や適切な対応方法について詳しく解説します。

目次

なぜ椎間板ヘルニアで飲酒すると症状が悪化するのか?

椎間板ヘルニア 飲酒 悪化

椎間板ヘルニアの症状がある場合、なぜ飲酒が悪影響を及ぼす可能性があるのでしょうか。アルコールが椎間板ヘルニアの症状を悪化させる主な理由について解説します。

筋肉の緊張低下と姿勢の悪化

アルコールには筋肉を緩める作用があり、飲酒すると体の筋肉が緩んで姿勢が崩れやすくなります。腰椎を支える背筋や腹筋の緊張が低下すると、腰椎への負担が増加し、椎間板へのストレスが高まります。これにより腰痛が悪化し、日常生活に支障をきたす可能性があります。特に姿勢が崩れると、すでに飛び出ている椎間板の髄核が神経を圧迫する度合いが増し、痛みやしびれが悪化することが考えられます。

脱水症状による影響

アルコールには強い利尿作用があり、体内の水分が失われやすくなります。椎間板は水分を多く含む組織であり、体が脱水状態になると椎間板の水分も減少します。水分が減少した椎間板はクッション性が低下し、衝撃吸収能力が落ちることで腰痛が悪化することがあります。また、脱水により筋肉が硬くなり、これも腰痛の悪化要因となります。

血流への影響

飲酒すると一時的に血流が促進されますが、長期的には血行不良を引き起こすことがあります。特に大量飲酒を続けると、血液がドロドロになり流れにくくなります。血流が悪化すると、椎間板や周囲の組織に十分な栄養や酸素が届かず、回復が遅れる可能性があります。また、アルコールの分解にはビタミンB1が必要となり、これが不足すると筋肉疲労から血行不良につながることもあります。

神経刺激作用

アルコールが体内で分解される際に生成されるアセトアルデヒドには、神経を刺激する作用があります。椎間板ヘルニアですでに神経が圧迫されている状態で、さらに神経が刺激されると、痛みやしびれといった症状が増強される可能性があります。

アルコールの影響椎間板ヘルニアへの影響注意すべき点
筋肉の緊張低下姿勢悪化で腰椎負担増加飲酒中・後も姿勢に注意する
利尿作用による脱水椎間板の水分減少とクッション性低下水分を十分に摂取する
血流への影響組織の回復遅延大量飲酒を避ける
アセトアルデヒドの生成神経刺激による痛みの増強急性期は特に注意

椎間板ヘルニアの診断や治療については、[[厚生労働省]]や[[日本整形外科学会]]の情報も参考にしてください。

椎間板ヘルニアの危険サインとは?すぐに受診すべき症状

椎間板ヘルニア 飲酒 悪化

椎間板ヘルニアっていうのは腰痛だけじゃなくて、基本的には腰痛なんですけども、腰痛にもやばい症状というのがあるわけです。足が動かなくなる、これは運動麻痺と言います。次にしびれ、しびれがどんどん強くなっていって触られている感覚がわからなくなったりとか。そして膀胱直腸障害といって、おしっこが出にくかったりとかおしっこしたとしてもなんかおしっこが残ってるなぁというような感覚になったりとかする。

笹川先生(動画 11:16

椎間板ヘルニアには単なる腰痛以上に重篤な症状が現れることがあります。以下のような症状が出た場合は、飲酒を避けるだけでなく、すぐに整形外科を受診することが重要です。

運動麻痺(足が動かなくなる危険な症状)

椎間板ヘルニアが悪化すると、神経が強く圧迫されて足首が上がらなくなるなどの運動麻痺が起きることがあります。歩行時につまずきやすくなったり、足に力が入らなくなったりする場合は、すぐに整形外科を受診しましょう。特に高齢者の場合、転倒して骨折するリスクも高まります。

しびれの悪化

足のしびれが強くなり、触っている感覚がわからなくなるなど感覚が鈍くなる場合も危険なサインです。神経が圧迫されて機能が低下している状態であり、早期の治療が必要です。しびれは一度発生すると、手術で圧迫を取り除いても完全に回復しない場合もあるため、初期症状の段階で適切な対応が重要です。

膀胱直腸障害

おしっこが出にくくなったり、排尿後も尿が残っている感覚があったりする場合は、膀胱直腸障害の疑いがあります。これは神経が重度に圧迫されている可能性があり、緊急手術が必要になるケースもある重要な症状と考えられます。このような症状を感じたら、すぐに医療機関を受診することが非常に重要です

椎間板ヘルニアと飲酒:症状別の対応方法

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椎間板ヘルニアの症状の段階によって、飲酒に対する対応も変わってきます。ここでは症状別の適切な対応方法について解説します。

急性期(強い痛みがある時期)の対応

椎間板ヘルニアの急性期、つまり症状が出始めて強い痛みがある時期は、飲酒を完全に避けることが望ましいでしょう。この時期はヘルニア部分に炎症が起きており、アルコールによって血流が促進されると炎症が悪化する可能性があります。また、痛み止めの薬を服用している場合は、アルコールとの併用で薬の効果が弱まったり、副作用が強まったりする恐れもあります。

慢性期(症状が安定している時期)の対応

急性期を過ぎて症状が安定している慢性期であれば、少量の飲酒は許容される場合もあります。ただし、「少量」とは一般的に男性ではビール中瓶1本程度、または日本酒1合程度とされています。アルコールに弱い方はさらに少量にすべきでしょう。飲酒する際は以下の点に注意しましょう:

  • 水分をこまめに補給し、脱水を防ぐ
  • 姿勢に気をつけ、長時間同じ姿勢でいない
  • 飲酒後の無理な動きを避ける
  • 体調が優れない日は控える

リハビリ中の対応

椎間板ヘルニアの治療でリハビリを行っている場合、リハビリの効果を最大限に引き出すためにも飲酒は控えめにすることが望ましいです。特に手術後のリハビリ期間中は、再発リスクを減らすために医師の指示に従いましょう。腰を支える筋肉を効果的に鍛えるためにも、アルコールによる筋肉への悪影響は避けるべきです。

手術してすぐに強い運動を行うと再発するリスクが非常に高いんですよ。なぜかというと一度このヘルニアがビューと出ると、この通り道みたいなのが出来上がっちゃうんですよね。

笹川先生(動画 10:09

専門家の見解:椎間板ヘルニアと飲酒について

椎間板ヘルニア 飲酒 悪化

本記事の医学的知見は、整形外科専門医の笹川先生による解説に基づいています。笹川先生は椎間板ヘルニアの診断・治療に豊富な経験を持つ専門家です。

椎間板ヘルニアの重篤な症状として運動麻痺、しびれ、膀胱直腸障害の3つが挙げられています。これらの症状が現れた場合は、飲酒の可否を考える以前に、すぐに整形外科を受診する必要があります。特に足が動かなくなるなどの運動麻痺や、おしっこが出にくいなどの膀胱直腸障害は、神経が強く圧迫されている可能性があり、手術が必要になるケースも考えられます。また、治療後のリハビリでは腰を支える筋肉(特に腹横筋など)を鍛えることが重要で、アルコールはこれらの筋肉機能に悪影響を与える可能性があるため、回復期にも飲酒は控えめにすべきとされています。

椎間板ヘルニアの予防と回復のための生活習慣

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椎間板ヘルニアの予防や回復を促進するためには、飲酒を控える以外にも、日常生活で気をつけるべきポイントがあります。

適切な姿勢と動作

日常生活での姿勢や動作に気をつけることで、腰への負担を減らすことができます。

  • 重いものを持つ際は膝を曲げてしゃがみ、背筋を伸ばした状態で持ち上げる
  • 長時間同じ姿勢でいることを避け、定期的に姿勢を変える
  • 座る際は深く腰掛け、背もたれにしっかり背中をつける
  • 高いところのものを取る際は脚立を使い、無理な姿勢を避ける

椎間板ヘルニアで注意すべき飲酒の影響

  • アルコールは筋肉の緊張を低下させ、腰椎の安定性を損なう可能性がある
  • 利尿作用による脱水は椎間板の水分含有量を減少させ、クッション性を低下させる
  • 大量飲酒は血流を悪化させ、炎症部位の回復を遅らせることがある
  • 飲酒後の不安定な姿勢や無理な動きは症状を悪化させるリスクがある
  • 薬物療法中の飲酒は薬の効果を減弱させたり、副作用を増強させたりする可能性がある

筋力トレーニング

腰を支える筋肉(特にインナーマッスルや腹横筋)を鍛えることで、椎間板への負担を減らし、ヘルニアの予防や回復に役立ちます。

  • 腹筋・背筋を中心としたコアマッスルのトレーニング
  • ストレッチによる柔軟性の維持
  • 医師や理学療法士の指導のもとでの適切な運動
  • 無理のない範囲で徐々に筋力を向上させる段階的なアプローチ

適切な水分摂取

椎間板は水分を多く含む組織であり、適切な水分摂取は椎間板の健康維持に重要です。飲酒時はもちろん、日常的にも十分な水分を摂取しましょう。

禁煙

喫煙は血流を悪くし、椎間板への栄養供給を妨げます。椎間板ヘルニアの予防や回復のためにも禁煙が推奨されます。

適切な体重管理

過度な体重は腰への負担となります。適切な体重を維持することで、椎間板への負担を減らすことができます。

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よくある質問

椎間板ヘルニア 飲酒 悪化

Q. 椎間板ヘルニアで飲酒すると症状は悪化しますか?完全に禁止すべきですか?

症状の程度によります。急性期で強い痛みがある場合や、運動麻痺、強いしびれ、膀胱直腸障害などの症状がある場合は完全に禁止すべきです。症状が安定している慢性期では、少量(ビール中瓶1本程度)なら許容される場合もありますが、医師に相談することをお勧めします。

Q. 椎間板ヘルニアで足が動かなくなることがありますか?

はい、ヘルニアが神経を強く圧迫すると、足首が上がらなくなるなどの運動麻痺が起こることがあります。これは重篤な症状であり、すぐに整形外科を受診する必要があります。放置すると歩行困難になったり、つまずいて転倒するリスクが高まります。

Q. 椎間板ヘルニアの手術後、いつから飲酒できますか?

手術後の飲酒再開時期は、手術の種類や回復状況によって異なります。一般的には医師の許可が出るまでは控えるべきです。手術後はヘルニアが再発するリスクがあるため、特に早期の大量飲酒は避けるべきです。回復期のリハビリ効果を最大化するためにも、医師の指示に従いましょう。

Q. 飲酒後に腰痛が悪化した場合、どうすれば良いですか?

まずは安静にして、痛みのある部位を冷やすことが効果的です。水分を十分に摂取して脱水状態を改善することも重要です。痛みが強い場合や、しびれ、足の動きに異常を感じる場合は医師に相談してください。次回からは飲酒量を減らすか、症状が落ち着くまで禁酒することをお勧めします。

Q. 椎間板ヘルニアで膀胱の問題が起こることはあるのですか?

はい、重度の椎間板ヘルニアでは膀胱直腸障害が起こることがあります。おしっこが出にくい、尿が残っている感覚がある、排尿コントロールが難しいなどの症状が現れる場合は、神経が重度に圧迫されている可能性があり、緊急で医療機関を受診する必要があります。これは手術が必要になる可能性が高い症状です。

Q. 椎間板ヘルニアのリハビリ中に効果的な運動は何ですか?

腰椎を支える筋肉を強化する運動が効果的です。特に腹横筋やインナーマッスルと呼ばれる深層の筋肉を鍛えることが重要です。ただし、運動内容は症状や回復段階によって異なるため、必ず医師や理学療法士の指導のもとで行うようにしましょう。無理な運動は症状を悪化させる可能性があります。

Q. 飲酒時に腰への負担を減らすコツはありますか?

飲酒する際は、姿勢に気をつけ、水分をこまめに摂取して脱水を防ぐことが重要です。長時間同じ姿勢で座らず、適度に体を動かしましょう。また、アルコールの量を控えめにし、アルコール度数の低いものを選ぶのも一つの方法です。飲酒後の無理な動きや運動は避け、十分な休息を取ることも大切です。

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

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    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

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    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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