最終更新:2025.05.26

脊柱管狭窄症の杖選び方完全ガイド|専門家が教える種類・ポイント・使用法

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

脊柱管狭窄症の方が杖を選ぶ際、適切な選び方を知ることで歩行時の痛みを軽減し、安定した歩行を取り戻すことができます。しかし、「どんな杖を選べばいいのか」「正しい使い方は?」と悩まれる方も多いでしょう。この記事では、脊柱管狭窄症の方に適した杖の種類や選び方のポイント、正しい使用法を専門家の視点から解説します。あなたの症状や体型に合った杖を見つけて、日常生活の質を向上させましょう。

「脊柱管狭窄症の方が杖を使用する最大のメリットは、前かがみの姿勢を自然にサポートし、脊椎への負担を軽減できる点です。適切な長さと握りやすいグリップの杖を選ぶことで、歩行時の安定感が格段に向上します。」

目次

脊柱管狭窄症と杖の必要性(なぜ杖が有効なのか)

脊柱管狭窄症 杖 選び方

脊柱管狭窄症は、脊柱管が狭くなることで神経が圧迫され、腰痛やしびれなどの症状を引き起こす疾患です。この症状がある方にとって、歩行は大きな負担となります。特に腰を反らした姿勢で痛みが強くなるため、前かがみの姿勢が自然と多くなります。詳しい症状については脊柱管狭窄症の症状と原因をご覧ください。

杖を使用することにより、以下のようなメリットが期待できます

  • 歩行の安定をサポートし、転倒リスクを軽減
  • 体重の一部を杖に預けることで足腰への負担を軽減
  • 前かがみ姿勢をサポートし、脊椎への圧迫を和らげる
  • 歩行時の安心感を得られ、活動範囲の拡大につながる

脊柱管狭窄症の方は、杖を使用することで歩行距離が約1.5〜2倍に延びる可能性があるという研究結果も報告されています。適切な杖を選び、正しく使うことで、日常生活の質を大きく向上させることが可能です。

【種類別】脊柱管狭窄症に適した杖の選び方と特徴比較

脊柱管狭窄症 杖 選び方

杖にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。脊柱管狭窄症の症状や状態に合わせて選ぶことが重要です。

T字杖(一本杖)

最も一般的な杖で、グリップがT字型になっているタイプです。

  • メリット:軽量で持ち運びやすい、価格が比較的安い、操作が簡単
  • デメリット:安定性はやや低め
  • おすすめの方:軽度〜中度の症状で、握力がある程度ある方

ロフストランドクラッチ(前腕支持型杖、医療現場では前腕杖とも呼ばれます)

グリップに加えて前腕を支えるカフがついた杖です。

  • メリット:前腕全体で体重を支えるため握力が弱い方でも使いやすい、安定性が高い
  • デメリット:T字杖より少し重い、慣れるまで時間がかかる
  • おすすめの方:握力が弱い方、片麻痺の方、より安定性を求める方

多点杖(3点杖・4点杖)

杖の先端が複数の脚に分かれているタイプです。

  • メリット:非常に安定性が高い、しっかりと体重をかけられる
  • デメリット:やや重い、操作がやや難しい、歩行速度が遅くなる
  • おすすめの方:バランスに不安のある方、安定性を最も重視する方

折りたたみ杖・伸縮杖

折りたたんだり伸縮できたりする携帯性に優れた杖です。

  • メリット:持ち運びに便利、収納しやすい、長さの調節が可能なものも多い
  • デメリット:固定タイプより少し安定性が劣ることも
  • おすすめの方:外出時に杖を使いたい方、複数の場面で使い分けたい方
杖のタイプ安定性重量操作性脊柱管狭窄症への適性
T字杖★★☆★★★★★★★★☆
ロフストランドクラッチ★★★★★☆★★☆★★★
多点杖(4点杖)★★★★☆☆★☆☆★★☆
折りたたみ・伸縮杖★★☆★★★★★★★★★

脊柱管狭窄症の方には、前かがみの姿勢をサポートできる点と、体への負担軽減の観点から、伸縮式の杖やロフストランドクラッチが特におすすめです。症状が重い場合や、安定性を特に重視する場合は、多点杖も選択肢に入れると良いでしょう。

このように杖の種類は様々ですが、次に実際の選び方の重要ポイントについて詳しく見ていきましょう。

専門家が教える!脊柱管狭窄症の杖選び方3つの重要ポイント

脊柱管狭窄症 杖 選び方

ポイント1:適切な長さを選ぶ

杖の長さは最も重要な要素の一つです。基本的に「身長の半分+2~3cm」を目安にしますが、脊柱管狭窄症の場合は特に注意が必要です。

  • 腰が反ってしまう場合は、少し短めの杖を選び、前かがみ姿勢をとると良いでしょう
  • 長すぎると肩が上がり、肩こりの原因になります
  • 短すぎると前傾姿勢になり、腰に負担がかかります

長さを調節できる伸縮式の杖も非常におすすめです。状況に応じて長さを調整できる柔軟性があります。

ポイント2:握りやすいグリップを選ぶ

腕を垂直に下ろしたとき、グリップが手首の位置にくるようにすると良いでしょう。また、グリップは握った時に肘が少し曲がる程度が理想的です。

  • 腰が曲がった方は、曲がった状態で合わせます
  • グリップの形状や素材も重要です(丸型、T字型、解剖学的形状など)
  • 手にしっくりくるものを選びましょう

ポイント3:適切な重さを選ぶ

杖は軽いほど使いやすいです。ただし、丈夫さとのバランスも大切です。

  • 長時間の使用や長距離歩行の際には軽量タイプが疲れにくいです
  • カーボンファイバー製は最も軽量で丈夫です
  • アルミ製も軽量で人気があります
  • 木製は重めですが、安定感があり、握り心地が良い場合があります

重いと感じる場合は、軽量タイプの杖を選ぶと良いでしょう。特に脊柱管狭窄症の方は、長時間の使用になることも多いため、できるだけ軽いものを選ぶことをおすすめします。

【図解】正しい杖の使い方と高さ調整(脊柱管狭窄症の方向け)

脊柱管狭窄症 杖 選び方

基本的な持ち方

杖の基本的な持ち方は以下の通りです:

  1. 杖は健康な方の手で持ちます(例:右足が痛い場合は左手で杖を持つ)
  2. 杖と反対側の足から一緒に出して歩きます
  3. 杖の先端は同側の足先から約15~20cm離れた位置に置きます

脊柱管狭窄症の場合、特に以下の点に注意しましょう:

  • 腰を反らした姿勢で痛みが強くなる場合は、杖を少し短めに調節し、前かがみ姿勢をサポートします
  • 杖に体重をかけることで、腰や足への負担を軽減します
  • 「杖→反対側の足→もう片方の足」のリズムで歩くと安定します

杖の高さ調整方法

理想的な杖の高さは、次のように確認できます:

  1. 直立姿勢で腕を自然に下げた状態で杖を持ちます
  2. 肘が約20~30度曲がる高さが適切です
  3. 手首に無理な力がかからないよう注意しましょう

脊柱管狭窄症の方は、杖の高さを少し短めに調節することで、自然と前かがみの姿勢をとりやすくなり、症状が軽減することがあります。

杖の使用時の注意点

  • 杖の先端のゴムが摩耗していないか定期的に確認しましょう
  • 濡れた路面や階段では特に注意が必要です
  • 杖を握る手に痛みが出ないか確認し、必要に応じてグリップカバーなどを使用しましょう
  • 長時間使用する場合は、時々休憩を取りましょう

坐骨神経痛による鼠径部・股関節の痛みと原因を専門医が徹底解説!症状改善のための治療法とおすすめ予防メニュー

安全に使うために知っておきたい!杖の注意点とメンテナンス

脊柱管狭窄症 杖 選び方

適切なメンテナンスの重要性

杖を安全に長く使用するためには、適切なメンテナンスが欠かせません:

  • 先端ゴムの点検:摩耗や亀裂がないか定期的に確認し、必要に応じて交換しましょう
  • 杖の清掃:特にグリップ部分は汗や汚れが溜まりやすいので、定期的に拭き取りましょう
  • ネジの確認:伸縮式やフォールディング式の杖は、ネジや接続部分に緩みがないか確認しましょう
  • 杖の保管:使わないときは倒れにくい場所に立てかけるか、専用のホルダーを使用しましょう

使用時の注意点

安全に杖を使用するための注意点も覚えておきましょう:

  • 滑りやすい場所での使用:雨の日や床が濡れている場所では特に注意が必要です
  • 階段の上り下り:「上りは健側から、下りは患側から」が基本です
  • 急な方向転換を避ける:バランスを崩しやすくなるため、ゆっくり向きを変えましょう
  • 複数の杖の使い分け:状況によって適した杖を使い分けると効果的です

杖の先端ゴムは安全の要です。摩耗したままにすると滑りやすくなり危険ですので、3~6ヶ月に一度は点検することをおすすめします。

杖のレンタル・購入ガイド(介護保険の活用法)

脊柱管狭窄症 杖 選び方

購入とレンタル、どちらがおすすめ?

杖の入手方法は主に「購入」と「レンタル」の2つがあります:

  • 購入のメリット:自分専用になる、好みのデザインや機能を選べる、比較的安価な杖なら購入がおすすめ
  • レンタルのメリット:介護保険が適用できる場合がある、メンテナンスが不要、試しに使ってから決められる

介護保険を利用した杖の入手方法

要支援・要介護認定を受けている方は、介護保険を利用して杖をレンタルしたり購入費用の一部を補助してもらえる場合があります:

  1. 担当のケアマネジャーに相談する
  2. 福祉用具専門相談員と一緒に適切な杖を選ぶ
  3. レンタルの場合は月額利用料の1割〜3割を負担(所得に応じて異なる)
  4. 購入の場合は、「特定福祉用具購入費」として年間10万円まで9割〜7割が支給される

介護保険を利用する場合は、必ず事前に手続きを行い、指定の事業者から購入・レンタルすることが条件です。

どこで購入・レンタルできる?

  • 福祉用具専門店:専門的なアドバイスを受けながら選べます
  • 医療機器店:病院の近くに多く、専門知識のあるスタッフがいます
  • ドラッグストア:簡易的な杖なら入手しやすいです
  • インターネット通販:豊富な種類から選べますが、実際に試せないデメリットもあります

特に初めて杖を使う方は、専門店で相談しながら選ぶことをおすすめします。杖の正しい選び方について、より詳しく知りたい方は厚生労働省福祉用具選定ガイドライン日本理学療法士協会の公式情報も参考になります。

まとめ:あなたに最適な杖を見つけて快適な歩行を

脊柱管狭窄症 杖 選び方

脊柱管狭窄症の方にとって、適切な杖の選び方を知ることは歩行の安定性を高め、症状の緩和に役立ちます。この記事のポイントをまとめると:

  • 杖の長さは「身長の半分+2~3cm」が基本だが、脊柱管狭窄症の場合は少し短めに調整して前かがみ姿勢をサポートするのが効果的
  • グリップは握りやすく、肘が少し曲がる程度の高さが理想的
  • 軽量タイプの杖は長時間の使用でも疲れにくい
  • 症状や状況に応じて、T字杖、ロフストランドクラッチ、多点杖、伸縮杖などから最適なものを選ぶ
  • 介護保険を利用すれば、杖のレンタルや購入費用の補助を受けられる場合がある

自分に合った杖を選び、正しく使用することで、脊柱管狭窄症の方でも安全に、そして快適に歩行を続けることができます。不安なことがあれば、医師や理学療法士、福祉用具専門相談員に相談しながら、あなたに最適な杖を見つけてください。

脊柱管狭窄症のリハビリ:やってはいけない禁忌事項と安全に行う方法

【専門家監修】脊柱管狭窄症でも安全なスクワットの正しいやり方と効果

脊柱管狭窄症の杖選び方に関するよくある質問

脊柱管狭窄症 杖 選び方

Q. 脊柱管狭窄症には、どのような杖が最も適していますか?

A. 脊柱管狭窄症には、前かがみの姿勢をサポートできる杖が適しています。具体的には、長さを調節できる伸縮式の杖や、前腕全体で体重を支えられるロフストランドクラッチがおすすめです。症状が重い場合は、安定性の高い多点杖(3点杖・4点杖)も選択肢に入れましょう。また、軽量で持ち運びやすい杖だと長時間の使用でも疲れにくいため、カーボンファイバー製やアルミ製の軽い素材のものが良いでしょう。

Q. 杖の長さはどのように調整すればいいですか?

A. 基本的に杖の長さは「身長の半分+2~3cm」が目安ですが、脊柱管狭窄症の場合は特に注意が必要です。腰を反らした姿勢で痛みが強くなる方は、杖を少し短めに調節し、自然と前かがみ姿勢がとれるようにすると良いでしょう。直立した状態で杖を持ったとき、肘が約20~30度曲がる高さが理想的です。伸縮式の杖を選べば、状況に応じて微調整ができるため便利です。

Q. 介護保険で杖のレンタルや購入はできますか?

A. はい、要支援・要介護認定を受けている方は介護保険を利用して杖をレンタルしたり、購入費用の一部を補助してもらえる場合があります。レンタルの場合は月額利用料の1割〜3割を負担(所得に応じて異なる)、購入の場合は「特定福祉用具購入費」として年間10万円まで9割〜7割が支給されます。ただし、必ず事前に手続きを行い、指定の事業者から購入・レンタルすることが条件です。詳しくは担当のケアマネジャーや福祉用具専門相談員に相談してください。

Q. 杖はどちらの手で持つのが正しいですか?

A. 基本的には「健康な方の手」で杖を持ちます。例えば、右足が痛い場合は左手で杖を持ちます。そして杖と反対側の足から一緒に出して歩きます(左手に杖を持った場合は右足から)。これにより、体重を分散させ、痛みのある足への負担を軽減できます。ただし、両側に症状がある場合や、特に指示がある場合は医師や理学療法士に確認してください。

Q. 杖の先端のゴムはどのくらいの頻度で交換すべきですか?

A. 杖の先端ゴムは安全に使用するための重要なパーツで、摩耗や亀裂があると滑りやすくなり危険です。使用頻度によって異なりますが、一般的に3~6ヶ月に一度は点検し、摩耗が見られたら交換することをおすすめします。特に屋外での使用が多い場合や、雨の日に頻繁に使用する場合は、より頻繁に確認する必要があります。先端ゴムは福祉用具店やドラッグストアで購入でき、比較的安価で交換できます。

Q. 一本杖と多点杖はどちらを選べばいいですか?

A. 選択は症状や安定性の必要度によって異なります。一本杖(T字杖)は軽量で持ち運びやすく、操作も簡単ですが、安定性はやや低めです。軽度〜中度の症状で、握力があり、比較的バランスに自信がある方に適しています。一方、多点杖(3点杖・4点杖)は非常に安定性が高く、しっかりと体重をかけられますが、やや重く、操作がやや難しいというデメリットがあります。バランスに不安のある方や、安定性を最も重視する方におすすめです。迷う場合は、専門家に相談するか、可能であれば実際に試してみることをおすすめします。

Q. 杖を使うと依存してしまうのではないかと心配です。どう考えればいいですか?

A. この心配は理解できますが、適切に杖を使用することは依存ではなく、むしろ自立を助ける手段と考えると良いでしょう。杖を使用することで歩行の安定性が増し、痛みが軽減されれば、活動範囲が広がり、筋力低下を防ぐことにもつながります。また、転倒リスクを減らすことで、怪我による長期的な身体機能の低下を予防できます。医師や理学療法士と相談しながら、状況に応じて使用し、同時にリハビリや適切な運動を続けることで、筋力維持と症状改善を目指しましょう。

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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