最終更新:2025.06.11

椎間板ヘルニアでも安心!腰痛を防ぐ正しい座り方とNG姿勢を専門家が徹底解説

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

椎間板ヘルニアで悩む方にとって、日常の座り方は症状を左右する重要な要素です。正しい座り方を身につけることで腰への負担を大幅に軽減でき、痛みの改善や悪化防止につながります。この記事では、専門家の知見をもとに、椎間板ヘルニアの方が実践すべき座り方のポイントから避けるべきNG姿勢まで、具体的な方法を詳しく解説します。

骨盤を後傾に意識し、背骨の自然なS字カーブを保つ椅子を選び、長時間じっと座らず、こまめに立ち上がったり、足踏みをしたりするなど、体を動かすことが大切です。また、炎症がひどい場合はアイシングも効果的とされています。

目次

椎間板ヘルニアと座り方:なぜ座り方が重要なのか?

椎間板ヘルニア 座り方

椎間板ヘルニアは、背骨の椎骨と椎骨の間にある椎間板が飛び出し、神経を圧迫することで痛みや痺れを引き起こす可能性がある疾患です。座る姿勢は立っている時よりも椎間板にかかる圧力が約1.4倍も高くなるため、正しい座り方を身につけることは椎間板ヘルニアの症状改善において極めて重要なのです。

間違った座り方を続けると、椎間板への圧迫が増し、ヘルニアの悪化や新たな神経症状の出現リスクが高まる可能性があります。一方で、適切な座り方を実践することで、腰部への負担を軽減し、痛みの緩和や症状の安定化が期待できます。

コルセットをずっとしていると自分の筋肉を使わなくなってしまいます。痛くないのであればコルセットしなくて大丈夫です。しない方がいいです。

理学療法士 笹川先生(動画 00:04:18)

椎間板への圧力変化を理解する

姿勢椎間板への圧力ヘルニアへの影響
立位(正しい姿勢)100%(基準)負担が最も少ない
座位(正しい姿勢)140%適度な負担
猫背座り180%症状悪化のリスク大
前屈み作業200%最も危険

【危険!】椎間板ヘルニアを悪化させるNGな座り方ワースト5選

椎間板ヘルニア 座り方

椎間板ヘルニアの症状を悪化させる可能性が高い座り方を、専門家の見解とともに詳しく解説します。これらの座り方は無意識に行いがちですが、意識的に避けることが重要です。

1. 猫背座り

背中を丸めて座る猫背姿勢は、椎間板への圧力を著しく増加させます。猫背では椎間板の前方部分に過度な圧迫がかかり、ヘルニアの突出が促進される可能性があります。

特にパソコン作業や読書の際に起こりやすく、長時間続けると腰部の筋肉も緊張し、痛みが増強する傾向があります。

2. 浅く腰かける「ずっこけ座り」

椅子に浅く座り、背もたれに寄りかかる姿勢は、骨盤が後傾し腰椎のカーブが失われます。この状態では椎間板の後方(神経側)への圧力が高まり、ヘルニアによる神経圧迫が悪化する可能性があります。

3. 足組み座り

足を組んで座ると骨盤が傾き、左右の筋肉バランスが崩れます。これにより椎間板への圧力が不均等になり、片側の椎間板に過度な負担をかけ、症状の非対称性や悪化を招く恐れがあります。

4. 前かがみの長時間作業

デスクが低すぎる環境での作業や、書類を見るために常に前かがみになる姿勢は、椎間板への前方圧迫を継続的に与えます。この姿勢は立位時の約2倍の圧力を椎間板にかけるため、避けるべき姿勢です。

5. 床座りでの長時間あぐら

床に直接あぐらをかいて座ると、骨盤が後傾し腰椎の自然なカーブが失われます。さらに、立ち上がる際に腰部への急激な負荷がかかるため、椎間板ヘルニアの方には特に危険な座り方です。

座っている時に症状が強い場合は、背筋が弱い可能性が非常に高いです。座っている状態になると、腰を反らせる筋肉は余計に使いにくくなってしまいます。

理学療法士 笹川先生(動画 00:11:45)

腰に優しい!椎間板ヘルニアのための正しい椅子の座り方【基本編】

椎間板ヘルニア 座り方

椎間板ヘルニアの方が実践すべき、腰への負担を最小限に抑える正しい座り方の基本ポイントを詳しく解説します。

1. 骨盤を後傾に意識する

骨盤を軽く後ろに傾け、背骨の自然なS字カーブを保つ椅子を選ぶことが最も重要です。骨盤を立てることで、腰椎への圧迫を軽減し、椎間板の負担を和らげることができます。

2. 腰部をしっかり支える

椅子に深く腰かけ、腰と太もも、太ももと膝がほぼ直角を保ちます。背もたれに腰部をしっかりと密着させ、腰椎の自然なカーブをサポートします。

3. 足裏を均等に地面に着ける

両足を地面にしっかりと付け、足裏全体で体重を支えます。足が床に届かない場合は、足台を使用して適切な高さに調整します。

4. 上半身を伸ばす

胸を軽く張り、肩の力を抜いて自然な状態を保ちます。頭は背骨の延長線上に位置させ、前に突き出さないよう注意します。

5. 座面の調整

座面と膝裏の間に握りこぶし1つ分程度の余裕を保ちます。これにより、血流を妨げず、長時間の座位でも快適に過ごせます。

身体部位正しいポジション注意点
骨盤軽く後傾、自然な立位前傾や過度な後傾は避ける
腰椎自然なS字カーブ背もたれでサポート
股関節・膝約90度の角度血流を妨げない
足裏全体を床に浮き足は避ける

シーン別・椎間板ヘルニアに優しい正しい座り方のポイント(デスクワーク・床座・運転中)

椎間板ヘルニア 座り方

日常生活の様々なシーンで実践できる、椎間板ヘルニアに配慮した座り方を具体的に解説します。

デスクワーク・パソコン作業時の椎間板ヘルニア対策

デスクワークでは長時間同じ姿勢を続けがちです。しかし、1時間に1回は立ち上がり、軽いストレッチを行うことが椎間板ヘルニアの症状悪化を防ぐために重要です。

理想的なデスク環境の設定:

  • モニターの上端が目線の高さになるよう調整
  • キーボードは肘が90度になる高さに配置
  • マウスはキーボードと同じ高さで操作
  • 足台を使用して適切な膝角度を維持

【デスクワークの腰痛対策や痛みの原因について】椅子の選び方や正しい座り方で予防しよう

床座り・和室での椎間板ヘルニア配慮の座り方

床に座る際は、クッションや座布団を効果的に活用します。正座を意識し、難しい場合はクッションや座布団を利用して、腰への負担を軽減しましょう。

床座りのコツ:

  • 厚めのクッションで骨盤の位置を高くする
  • 背中にクッションを当てて腰椎をサポート
  • 長時間は避け、定期的に姿勢を変える
  • 立ち上がる時は膝をついてゆっくりと

車の運転中の椎間板ヘルニア対策

運転席では振動や急ブレーキによる衝撃も椎間板に影響するため、特に注意が必要です。

運転時の座り方:

  • シートを前寄りに調整し、膝が軽く曲がる状態に
  • ランバーサポートを使用して腰椎を支える
  • ヘッドレストは頭の重心と同じ高さに調整
  • 長距離運転では1時間ごとに休憩を取る

椎間板ヘルニアの負担を軽減する椅子の選び方と調整のコツ

椎間板ヘルニア 座り方

椎間板ヘルニアの方にとって、椅子選びは症状管理の重要な要素です。適切な椅子を選び、正しく調整することで、日常の腰部負担を大幅に軽減できます。

椎間板ヘルニアに理想的な椅子の特徴

1. ランバーサポート機能
腰椎の自然なカーブをサポートする機能は必須です。調整可能なランバーサポートがあれば、個人の体型に合わせて最適な位置に設定できます。

2. 高さ調整機能
座面の高さを調整し、股関節と膝関節が90度になるよう設定します。足裏全体が床につく高さが理想的です。

3. アームレスト
肘掛けがあることで、上半身の重量を分散し、腰部への負担を軽減します。デスクの高さと合わせて調整可能なタイプが理想的です。

椅子の調整方法

調整項目設定方法効果
座面の高さ膝が90度になる高さ血流改善、圧迫軽減
背もたれの角度100-110度に設定椎間板圧力軽減
ランバーサポート腰椎の自然なカーブに合わせる腰部安定性向上
アームレスト肘が90度になる高さ上半身の負担分散

【グッズ活用術】クッションやタオルで座り心地を改善する方法

椎間板ヘルニア 座り方

専用の椅子がない環境でも、身近なグッズを活用することで椎間板ヘルニアに優しい座り環境を整えることができます。

ランバーサポートクッション

市販のランバーサポートクッションは、既存の椅子を椎間板ヘルニア対応に改善する最も効果的な方法です。腰椎の生理的前彎を保持し、椎間板への圧力を大幅に軽減できます。

タオルを使った簡易サポート

出先や家庭で簡単にできる方法として、バスタオルを丸めて腰部に当てる方法があります。厚さを調整することで、個人に最適なサポートを作ることができます。

座面クッション

硬すぎる椅子や沈み込みすぎるソファには、適度な硬さの座面クッションを使用します。特に低反発と高反発を組み合わせたタイプは、圧力分散と安定性を両立できます。

足台(フットレスト)

デスクの高さに対して椅子が低い場合、足台を使用して膝角度を調整します。足台の使用により、股関節の屈曲角度を適切に保ち、骨盤の安定性を向上させることができます。

【動画まとめ】 椎間板ヘルニアに効くストレッチ動画 |自宅で簡単にできる改善法

長時間座っても大丈夫!作業中の休憩と簡単ストレッチ

椎間板ヘルニア 座り方

椎間板ヘルニアの方が長時間の座位作業を行う際は、定期的な休憩と簡単なストレッチが症状の悪化を防ぐ重要な要素となります。

理想的な休憩スケジュール

30分ルール: 30分に1回は背筋を伸ばしたり、軽く体を動かす
1時間ルール: 1時間に1回は立ち上がり、2-3分間の軽い歩行
2時間ルール: 2時間に1回は5-10分の本格的な休憩とストレッチ

椅子に座ったままできるストレッチ

腰椎伸展ストレッチ:

  1. 椅子に深く座り、背もたれに背中を密着
  2. 両手を腰に当て、ゆっくりと胸を張る
  3. 5秒間キープし、3-5回繰り返す

骨盤傾斜運動:

  1. 座位で両手を膝に置く
  2. 骨盤を前後にゆっくりと傾ける
  3. 各方向5秒間キープし、5回繰り返す

長時間のランニングや前傾姿勢のキープに耐えられる筋力をつけた方がいいということになります。その動きに耐える筋力や支える力をつけないと、またスポーツをしたら痛いということが起きます。

理学療法士 笹川先生(動画 00:07:29)

立位で行う簡単ストレッチ

腰部回旋ストレッチ:

  1. 立位で足を肩幅に開く
  2. 手を腰に当て、上体をゆっくりと左右に回転
  3. 無理のない範囲で各方向5回ずつ

股関節ストレッチ:

  1. 椅子に手をついて立つ
  2. 片足を後ろに下げ、股関節前面を伸ばす
  3. 15秒キープし、左右交互に行う

座り方だけじゃない!椎間板ヘルニアの腰痛を和らげる日常生活のヒント

椎間板ヘルニア 座り方

椎間板ヘルニアの症状改善には、座り方以外の日常生活の工夫も重要です。総合的なアプローチで症状の軽減を目指しましょう。

睡眠環境の改善

マットレスの選択: 適度な硬さで腰部をサポートするマットレスを選択
枕の高さ調整: 首の自然なカーブを保つ高さに調整
寝姿勢の工夫: 横向き寝の際は膝の間にクッションを挟む

運動療法の実践

痛みのない範囲で適度な運動を継続することが症状改善の鍵となります。

推奨される運動:

  • ウォーキング(1日20-30分)
  • 水中ウォーキング(浮力を利用した負荷軽減)
  • ヨガ・ピラティス(専門指導下で実施)
  • 筋力トレーニング(体幹強化中心)

膝の痛みを軽減し、膝の変形を止める!筋トレとストレッチで健康な脚を手に入れる方法をご紹介。

日常動作の改善

立ち上がり方: 膝をついてゆっくりと立ち上がる
物の持ち上げ方: 膝を曲げて腰を落として持ち上げる
靴の選択: クッション性の良い靴を選択し、ヒールは避ける

ストレス管理

慢性的な痛みはストレスと密接に関係している可能性があるため、リラクゼーション法や趣味活動を通じたストレス軽減も重要です。

専門家が教える!椎間板ヘルニアの座り方改善とケア

椎間板ヘルニア 座り方

椎間板ヘルニアの座り方改善には、専門家の知見を活用することが効果的です。理学療法士や整体師などの専門家が推奨する具体的なアプローチを紹介します。

専門家による姿勢評価

専門家による姿勢評価では、個人の体型や症状に合わせた最適な座り方をアドバイスします。骨盤の傾き、脊柱のカーブ、筋力バランスなどを総合的に評価し、個別の改善プランを提案します。

理学療法でのアプローチ

運動療法指導: 体幹筋強化や柔軟性改善のための個別運動プログラム
姿勢指導: 日常生活での正しい姿勢の習得と維持方法
動作指導: 腰部に負担をかけない動作パターンの学習

整体・カイロプラクティックでのケア

関節調整: 椎間関節の可動性改善と圧迫軽減
筋膜リリース: 腰部周辺の筋緊張の緩和
生活指導: 日常生活での注意点と予防法の指導

足首なども悪くないかチェックしてほしいですね。足首の筋肉や指の筋肉がしっかり働く状態でないと、そもそも体幹の筋肉も働きにくいので。

理学療法士 笹川先生(動画 00:12:53)

セルフケアの重要性

専門家の指導を受けながらも、日常的なセルフケアの継続が症状改善の鍵となります。正しい知識に基づいた自己管理能力を身につけることで、長期的な症状コントロールが可能になります。

厚生労働省_腰痛対策

日本整形外科学会_椎間板ヘルニア

まとめ:今日から始める!椎間板ヘルニアと上手に付き合う座り方

椎間板ヘルニア 座り方

椎間板ヘルニアによる腰痛は、正しい座り方の習得と継続的な実践により大幅に改善することが期待できます。骨盤を後傾に意識し、背骨の自然なS字カーブを保つことを基本として、個人の症状や環境に合わせた調整を行うことが重要です。

今日から実践できる重要ポイント:

  1. 基本姿勢の徹底: 骨盤を立て、腰椎の自然なカーブを保持
  2. 定期的な体位変換: 30分~1時間ごとの休憩と軽い運動
  3. 環境の最適化: 椅子の調整とサポートグッズの活用
  4. NGな座り方の回避: 猫背、足組み、浅座りを意識的に避ける
  5. 総合的なケア: 座り方改善と併せた運動療法の実践

椎間板ヘルニアは適切な管理により症状をコントロールできる可能性がある疾患です。専門家の指導を受けながら、日常生活での座り方改善を継続することで、質の高い生活を送ることができるでしょう。症状が悪化する場合や改善が見られない場合は、早めに医療機関での相談をお勧めします。

椎間板ヘルニアの座り方に関するよくある質問

椎間板ヘルニア 座り方

Q. 椎間板ヘルニアで楽に座るためには、骨盤をどのように意識すればよいですか?

A. 骨盤を後傾に意識し、背骨の自然なS字カーブを保つ椅子を選ぶことが重要です。骨盤を軽く後ろに傾けることで、椎間板への圧力を軽減し、腰部の負担を和らげることができます。

Q. 長時間座る場合の注意点は何ですか?

A. 長時間じっと座らず、こまめに立ち上がったり、足踏みをしたりするなど、体を動かすことが大切です。30分に1回は軽く体を動かし、1時間に1回は立ち上がることを心がけましょう。

Q. 炎症がひどい場合の対処法はありますか?

A. 炎症がひどい場合はアイシングが効果的とされています。15-20分程度の冷却を1日数回行うことで、炎症の軽減が期待できます。ただし、症状が続く場合は専門家への相談が必要です。

Q. コルセットはいつまで使用すべきですか?

A. 痛みがない状況であれば、コルセットは使用しない方が良いとされています。コルセットに頼りすぎると筋力が低下するため、痛みがある時のみの使用に留め、徐々に自分の筋力で支えられるよう運動療法を行うことが重要です。

Q. デスクワークでの最適な環境設定を教えてください

A. モニターの上端が目線の高さになるよう調整し、キーボードは肘が90度になる高さに配置します。足台を使用して膝角度を90度に保ち、ランバーサポートで腰椎をサポートすることが理想的です。

Q. 床座りをする際の注意点はありますか?

A. 床座りは体勢が崩れやすく、ヘルニアを悪化させる可能性があるため、正座を意識することが重要です。難しい場合はクッションや座布団を利用して腰への負担を軽減し、長時間は避けて定期的に姿勢を変えましょう。

Q. 症状が強い場合はいつ専門家を受診すべきですか?

A. 坐骨神経痛の症状が強い場合は、早めに専門家での受診をお勧めします。特に足の痺れや筋力低下、歩行困難などの症状が現れた場合は、迅速な評価と適切な治療が必要です。

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
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スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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