最終更新:2025.04.27

虫歯と肩こり、痛みの意外な関連性 – 原因と症状から適切な対処法まで

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

虫歯と肩こり、痛みの意外な関連性 – 原因と症状から適切な対処法まで

虫歯と肩こりは一見すると関係がないように思えますが、実は両者には密接な関連性があります。虫歯による歯の痛みが肩こりを引き起こしたり、逆に肩こりが歯の痛みの原因になったりすることがあるのです。この記事では、虫歯と肩こりの関連性やメカニズム、そして効果的な対処法と予防法について詳しく解説します。

虫歯と肩こりの意外な関連性

歯の痛みと肩こりは、体の異なる部位の症状ですが、神経系のつながりや筋肉のバランスを通じて相互に影響し合います。その主な理由をいくつか見ていきましょう。

1. 片側での噛み癖が筋肉バランスを崩す

虫歯になっている歯があると、その痛みを避けるために無意識のうちに健康な側の歯だけで食べ物を噛むようになります。このような「片噛み」が習慣化すると、顎や首、肩の筋肉に不均衡が生じ、肩こりの原因となります。

特に奥歯に虫歯がある場合は、噛む力が大きいため、片側への負担がさらに増加します。この状態が長く続くと、首から肩にかけての筋肉が緊張し、血行不良を起こして肩こりが悪化するのです。

噛み合わせのバランスが崩れると、次第に姿勢にも影響が出てきます。頭の位置が変わり、首や肩の筋肉に過度な負担がかかるようになります。このような悪循環により、肩こりは慢性化しやすくなります。

2. 虫歯による神経の炎症が広がる

虫歯が進行して神経に達すると、歯髄炎という炎症が起こります。この炎症は歯の神経だけでなく、周囲の組織や神経にも影響を与えることがあります。

人間の神経系は複雑につながっており、顔面の三叉神経は頭部や首の神経と関連しています。そのため、歯の神経の炎症が進むと、その刺激が顎関節周りの筋肉やリンパにまで広がり、結果として肩こりを引き起こす可能性があるのです。

特に上の奥歯の虫歯は、副鼻腔に近いため、炎症が広がりやすく、頭痛や肩こりにつながるリスクが高いといえます。

3. 痛みに対する緊張姿勢と食いしばり

虫歯の痛みがある場合、無意識のうちに体が緊張し、特定の姿勢をとるようになります。例えば、歯の痛みを和らげようとして首や肩に力が入ったり、食いしばりが増加したりすることがあります。

食いしばりは、歯の痛みをこらえるときに特に起こりやすい反応です。熱いものや冷たいものを摂取したときに虫歯が痛むと、反射的に顎に力が入り、その緊張が首や肩の筋肉にまで波及します。

このように長時間姿勢が偏ったり、筋肉が緊張したりすると、首や肩の筋肉が過剰に緊張して血流が悪くなり、肩こりの症状が現れます。特に慢性的な虫歯の痛みがある場合、この緊張状態が続くため、肩こりも慢性化しやすくなります。

肩こりが原因で歯が痛む場合もある

興味深いことに、逆のケース、つまり肩こりが原因で歯の痛みが生じることもあります。その主なメカニズムは以下の通りです。

1. 関連痛(連関痛)のメカニズム

関連痛とは、実際に痛みが生じている場所とは別の場所に痛みを感じる現象です。肩こりが慢性化すると、首から肩にかけての筋肉の緊張が神経を圧迫し、その刺激が脳内で誤って解釈されて歯の痛みとして認識されることがあります。

例えば、アイスクリームを食べたときに頭が痛くなる「アイスクリーム頭痛」と同様のメカニズムで、肩の痛みが歯の痛みとして感じられることがあるのです。

歯科医院で診てもらっても特に異常が見つからない歯の痛みがある場合、この関連痛の可能性を考慮する必要があります。このようなケースでは、肩こりの治療が歯の痛みの解消につながることもあります。

2. 姿勢の悪化による噛み合わせの変化

肩こりは姿勢の悪化を招きます。特に首が前に出る「ストレートネック」や「猫背」になると、頭の位置も前方に移動し、これにより下顎の位置も変わってしまいます。

下顎の位置が変わると、歯の噛み合わせにも影響が出て、特定の歯に過剰な負担がかかるようになります。このような状態が続くと、本来は健康な歯でも痛みを感じるようになるのです。

また、肩こりによる筋肉の緊張は、顎関節の周りの筋肉にも影響を与え、顎関節症の原因になることもあります。顎関節症になると、顎を動かすときの痛みだけでなく、歯の痛みにつながることもあるのです。

3. 肩こりによるストレスと歯ぎしり

肩こりが慢性化すると、常に不快感を感じるため、ストレスレベルが上昇します。ストレスは夜間の歯ぎしりや食いしばりを増加させる要因となり、これらが歯の痛みを引き起こすこともあります。

歯ぎしりや食いしばりは、歯に過度な力をかけるため、歯の摩耗や亀裂、さらには歯周組織へのダメージを招きます。その結果、歯が痛むようになり、さらに噛み合わせのバランスが崩れて肩こりが悪化するという悪循環に陥ることもあります。

虫歯による頭痛のリスク

虫歯と肩こりの関連性に加えて、虫歯は頭痛の原因にもなり得ます。主に以下のような形で発症します。

1. 緊張性頭痛

虫歯の痛みによる筋肉の緊張が、首から頭部にかけての筋肉の緊張を引き起こし、頭痛につながることがあります。これは最も一般的なタイプの頭痛で、後頭部からこめかみにかけての鈍い痛みが特徴です。

緊張性頭痛は、肩こりを伴うことが多く、虫歯の痛みによるストレスや筋肉の緊張が複合的に影響して発症します。また、虫歯の痛みを避けるために姿勢が悪くなることでも、頭痛のリスクが高まります。

2. 歯性上顎洞炎(副鼻腔炎)

上の奥歯の虫歯が進行すると、その細菌が上顎洞(副鼻腔の一部)に侵入し、炎症を起こすことがあります。この状態を歯性上顎洞炎と呼び、頬の痛みだけでなく額や目の周りの痛み、頭痛などの症状を引き起こします。

この症状は通常の蓄膿症と似ていますが、原因が虫歯にあるため、抗生物質の投与だけでなく、虫歯の治療が必要になります。放置すると、炎症が拡大して慢性化する恐れがあるため、早期の治療が重要です。

3. 歯髄炎による拍動性の頭痛

虫歯が進行して歯髄(神経や血管が集まっている部分)まで達すると、歯髄炎が起きます。歯髄炎では、炎症部位の血流が増加し、神経が圧迫されるため、脈拍に合わせてズキズキとした痛みを感じます。

この痛みは歯だけでなく、頭部にまで広がり、拍動性の頭痛として感じられることがあります。特に熱いものを摂取したときや横になったときに痛みが増すのが特徴です。

虫歯と肩こりに関する早期治療の重要性

虫歯による肩こりや頭痛は、適切な対処をしないとさらに症状が悪化する可能性があります。以下のような理由から、早期治療が重要です。

1. 全身疾患のリスク

虫歯を放置すると、口腔内の細菌が血流に乗って全身に広がり、さまざまな疾患を引き起こす危険性があります。

  • 心臓疾患: 細菌が心臓弁に付着して炎症を起こし、心内膜炎などの原因となることがあります。
  • 肺炎: 口腔内の細菌が肺に入り込み、特に高齢者では誤嚥性肺炎のリスクが高まります。
  • 糖尿病: 歯周病と糖尿病は相互に影響し、症状を悪化させる可能性があります。
  • 脳血管疾患: 口腔内の炎症は動脈硬化を促進し、脳梗塞などのリスクを高める可能性があります。

2. 治療の難易度と費用

虫歯は進行するほど治療が複雑になり、費用も高くなります。初期段階では簡単な詰め物で済むケースでも、放置すると根管治療(神経を除去する治療)や抜歯が必要になる場合もあります。

また、肩こりや頭痛が慢性化すると、それらの治療にも時間と費用がかかります。整体やマッサージ、痛み止めの常用など、追加の医療費が発生することも考えられます。

3. 生活の質の低下

虫歯の痛みと肩こりが長期間続くと、日常生活に大きな支障をきたします。食事を楽しむことができなくなったり、睡眠の質が低下したり、仕事や勉強に集中できなくなったりといった問題が生じます。

特に痛みがひどい場合は、精神的なストレスも大きく、うつ症状を引き起こすリスクも高まります。これらの問題を防ぐためにも、早期発見・早期治療が重要です。

虫歯と肩こりの対処法と予防策

虫歯と肩こりの関係を理解したうえで、適切な対処法と予防策を考えましょう。

虫歯による肩こりの対処法

1. 歯科医院での適切な治療

虫歯が原因の肩こりを改善するには、まず原因となっている虫歯の治療が不可欠です。痛みを感じたら早めに歯科医院を受診しましょう。

治療内容は虫歯の進行度によって異なりますが、初期段階であれば比較的簡単な処置で済みます。また、噛み合わせに問題がある場合は、噛み合わせの調整や矯正治療なども検討する必要があります。

虫歯治療の方法としては、以下のようなものがあります:

  • 初期の虫歯: 削って詰め物をする(コンポジットレジン修復など)
  • 中程度の虫歯: インレーやクラウン(被せ物)による修復
  • 進行した虫歯: 根管治療(神経を除去して薬を詰める治療)
  • 重度の虫歯: 抜歯が必要になることも

2. 応急処置と自己ケア

歯科医院を受診するまでの間、以下のような応急処置が役立ちます。

  • 適切な鎮痛剤の服用: ロキソプロフェンやイブプロフェンなどの抗炎症作用のある鎮痛剤が効果的です。ただし、一時的な対処法に過ぎないことを理解しましょう。
  • 熱いお風呂は避ける: 肩こりには温浴が有効とされていますが、虫歯が原因の場合は、熱いお風呂に入ると血流が増加して痛みが強くなることがあります。ぬるめのお風呂がおすすめです。
  • 関連するツボの刺激: 肩こりに効くツボを刺激することで、一時的な緩和が期待できます。例えば、首の付け根にある「天柱」や、親指と人差し指の付け根にある「合谷」などが知られています。
  • 冷却: 虫歯の痛みが強い場合は、患部を冷やすと一時的に痛みが和らぐことがあります。ただし、長時間の冷却は避けましょう。

肩こりによる歯痛の対処法

1. 姿勢の改善

デスクワークなどで同じ姿勢を長時間続けることは、肩こりの大きな原因です。以下のポイントに注意しましょう。

  • 定期的に姿勢を変え、適度に休憩を取る(50分作業したら10分休憩など)
  • モニターの高さを目線と同じくらいに調整する
  • 猫背にならないように背筋を伸ばす
  • 首を前に出さない(ストレートネックの予防)
  • オフィスチェアは体に合ったものを選び、適切な高さに調整する
  • 立ち仕事の場合は、片足を少し台の上に乗せるなど、姿勢を工夫する

2. ストレッチと運動

首や肩の筋肉をほぐすストレッチを日常的に行うことで、肩こりの予防・改善につながります。

  • 首を前後左右にゆっくり動かす
  • 肩を上下に動かしたり、回したりする
  • 胸を開くように腕を後ろに引く
  • 肩甲骨を意識して動かす
  • 壁に背中をつけて立ち、腕を壁に沿って上下に動かす「壁のぼり運動」

また、有酸素運動も血流を改善し、肩こりの改善に効果的です。ウォーキングや水泳など、全身を使う運動を週に2〜3回、30分程度行うといいでしょう。

3. マッサージと温熱療法

肩こりがひどい場合は、マッサージや温熱療法も効果的です。

  • 肩周りの筋肉を優しくマッサージする
  • 温かいタオルやカイロを肩に当てる
  • 入浴時に肩を温める(虫歯がある場合はぬるめに)
  • ホットパックやストレッチポールを使用する
  • 専門のマッサージやリラクゼーション施設を利用する

4. ストレス管理

ストレスは肩こりや歯ぎしりを悪化させる要因になります。ストレスを管理するための方法を取り入れましょう。

  • 深呼吸やメディテーション
  • 趣味や好きな活動に時間を割く
  • 十分な睡眠を取る
  • カフェインや刺激物の摂取を控える
  • 必要に応じてカウンセリングを受ける

予防のための日常習慣

1. 口腔ケアの徹底

虫歯予防の基本は、毎日の丁寧な歯磨きです。

  • 1日3回、食後に歯磨きをする
  • フロスや歯間ブラシで歯と歯の間も清潔に保つ
  • 定期的な歯科検診を受ける(半年に1回程度)
  • フッ素入り歯磨き粉を使用する
  • 砂糖の多い食品や飲料の摂取を控える
  • 唾液の分泌を促すために、よく噛む食事を心がける
  • 必要に応じてフッ素塗布やシーラント(溝埋め)などの予防処置を受ける

2. インプラントやブリッジによる咬合の回復

虫歯で抜歯した場合、その部分を放置すると噛み合わせのバランスが崩れ、肩こりのリスクが高まります。インプラントやブリッジなどで失った歯を補い、咬合のバランスを回復することが重要です。

特に奥歯は噛む力の大部分を担っているため、奥歯を失った場合は早めに補綴治療を検討しましょう。

3. 咬み合わせチェックとナイトガード

歯ぎしりや食いしばりがある場合は、噛み合わせのチェックを受け、必要に応じてナイトガード(マウスピース)を使用することも有効です。ナイトガードは、夜間の歯ぎしりによる歯や顎関節への負担を軽減し、結果的に肩こりの予防にもつながります。

4. 姿勢と運動習慣の改善

肩こり予防のためには、日常生活での姿勢に気を配り、適度な運動習慣を身につけることが大切です。

  • 長時間同じ姿勢を続けない
  • デスクワーク中は1時間に1回は立ち上がり、軽いストレッチをする
  • 適度な有酸素運動(ウォーキングなど)を取り入れる
  • 睡眠時の枕の高さや硬さを適切に調整する
  • 肩こり予防の体操を日課にする
  • 筋力トレーニングで首や肩周りの筋肉を強化する

5. バランスの取れた食生活

栄養バランスの良い食事は、全身の健康だけでなく、歯の健康にも重要です。

  • カルシウムやビタミンDを含む食品(乳製品、小魚、緑黄色野菜など)
  • 抗酸化作用のある食品(野菜、果物、緑茶など)
  • 良質なタンパク質(魚、肉、豆類など)
  • ミネラルを含む食品(ナッツ、種子類など)

また、十分な水分摂取も唾液の分泌を促し、虫歯予防に役立ちます。

まとめ

虫歯と肩こりは、一見無関係に思えますが、実は密接に関連しています。虫歯による痛みが肩こりを引き起こすことも、逆に肩こりが歯痛の原因となることもあります。どちらの場合も、根本的な原因を特定し、適切な治療を受けることが重要です。

虫歯の症状を感じたら早めに歯科医院を受診し、日常的な口腔ケアと姿勢の改善を心がけましょう。また、慢性的な肩こりがある場合は、姿勢の改善やストレッチ、適度な運動を取り入れることで症状の緩和が期待できます。

健康な歯と肩の状態を維持することは、全身の健康にもつながります。虫歯と肩こりの関連性を理解し、適切なケアと予防を実践することで、快適な日常生活を送りましょう。

歯の痛みや肩こりが続く場合は、自己判断で対処せず、歯科医院や整形外科などの専門機関に相談することをおすすめします。特に、虫歯が原因と思われる肩こりがある場合は、まず歯科医院で虫歯の治療を受けることが、肩こりの改善にもつながるでしょう。

定期的な健康チェックと予防ケアを通じて、虫歯も肩こりも未然に防ぎ、健康的な生活を維持していきましょう。

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

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    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

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    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

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  • Q

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    A

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  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

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    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
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