最終更新:2025.06.02

変形性膝関節症の保険請求完全ガイド【2025年版】手術費用と申請方法

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

変形性膝関節症と診断されて「治療費はいくらかかるのか」「保険金は請求できるのか」と不安な方へ。変形性膝関節症の治療費は健康保険の適用範囲内で、手術や入院費用は3割負担で済み、高額療養費制度適用後は月額4万円~18万円程度に軽減される可能性があります。さらに人工関節置換術を受けた場合、障害年金3級(年額約60万円)の受給対象となる傾向があります。本記事では変形性膝関節症の保険請求で損をしないための完全ガイドを、専門家の知見と具体的な金額とともに解説します。

目次

変形性膝関節症の保険請求で知っておくべき基本知識

変形性膝関節症 保険請求

変形性膝関節症は、膝関節の軟骨が徐々にすり減り関節が変形する疾患で、加齢とともに発症する可能性が高くなります。国内では約1,000万人が罹患していると推定され、50歳以降の方に多く見られる傾向があります。

この膝の関節症において重要なのは、早期の適切な治療と経済的負担を軽減する制度の活用です。変形性膝関節症の治療には複数の保険制度が関わるため、それぞれの特徴を理解することが大切です。

変形性膝関節症の治療において最も重要なのは、早期の適切な治療と、患者さんの経済的負担を軽減する制度の活用です。

診断を受けた際に理解しておくべき保険の基本は以下の通りです:

保険の種類適用範囲自己負担割合特記事項
健康保険診察、検査、薬物療法、手術1-3割年齢により負担割合が変動
高額療養費制度月額上限額を超えた医療費所得に応じて設定限度額適用認定証の事前申請推奨
民間医療保険契約内容による既往症による制限の可能性あり

変形性膝関節症の保険請求における公的医療保険制度の詳細

変形性膝関節症 保険請求

健康保険の適用範囲と自己負担の仕組み

変形性膝関節症の治療は、基本的に全て健康保険の適用範囲内となる可能性があります。70歳未満の場合は3割負担、70歳以上は原則2割負担(現役並み所得者は3割)で治療を受けることが期待できます。

具体的な適用範囲は以下の通りです:

  • 初診・再診料
  • X線検査、MRI検査
  • 薬物療法(内服薬、湿布、注射)
  • 理学療法
  • 手術(関節鏡視下手術、高位脛骨骨切り術、人工関節置換術)
  • 入院費用(差額ベッド代除く)

一方で、厚生労働省の医療保険制度によると、保険適用外となる項目もあるため注意が必要です。

高額療養費制度の活用方法と限度額認定

手術を伴う治療では医療費が高額になる傾向があるため、高額療養費制度の活用が重要です。この制度により、年齢や所得に応じて1ヶ月の医療費上限が設定され、超過分は保険から支給される可能性があります

さらに、限度額適用認定証を事前に申請することで、窓口での支払い負担を軽減することが期待できます。

所得区分自己負担限度額多数回該当時
年収約1,160万円以上252,600円+(総医療費-842,000円)×1%140,100円
年収約770~1,160万円167,400円+(総医療費-558,000円)×1%93,000円
年収約370~770万円80,100円+(総医療費-267,000円)×1%44,400円
年収約370万円以下57,600円44,400円
住民税非課税世帯35,400円24,600円

【手術別】変形性膝関節症の保険請求における手術費用と自己負担額

変形性膝関節症 保険請求

変形性膝関節症の手術には複数の選択肢があり、それぞれ費用が異なる傾向があります。以下に主要な手術の費用を詳しく解説します。

関節鏡視下手術(内視鏡による膝関節手術)

関節鏡視下手術は、小さな切開で内視鏡を挿入し、関節内の清掃や軟骨の整形を行う手術です。比較的負担の少ない手術として選択される場合があります。

  • 総医療費:約15万円~25万円程度
  • 3割負担:約4万5千円~7万5千円程度
  • 入院期間:1~3日程度が一般的

高位脛骨骨切り術(HTO)による関節負荷軽減

脛骨を切って角度を調整し、膝関節の負荷バランスを改善する手術です。比較的若い方や関節の変形が軽度の場合に検討される可能性があります。

  • 総医療費:約80万円~120万円程度
  • 3割負担:約24万円~36万円程度
  • 高額療養費適用後:約4万円~18万円程度(所得により変動)
  • 入院期間:2~3週間程度が目安

人工関節置換術(全置換・部分置換)

最も一般的な手術の一つで、損傷した関節を人工関節に置き換える手術です。人工関節置換術の場合、3割負担で約43万8千円程度、1割負担で約14万6千円程度が目安となる傾向があります。

手術種類総医療費目安3割負担額高額療養費適用後(年収370万円以下)
人工関節全置換術約146万円約43万8千円約11万7千円
人工関節部分置換術約100万円約30万円約8万7千円

変形性膝関節症のステージ分類とは?【KL分類グレード0~4】症状・治療法を専門家が徹底解説

専門家が解説する手術選択のポイント

変形性膝関節症の手術選択においては、患者の年齢、活動レベル、関節の変形程度などを総合的に判断する必要があります。人工関節置換術は長期的な効果が期待できる一方で、関節鏡視下手術は低侵襲で回復が早い傾向があります。高位脛骨骨切り術は自分の関節を温存できる利点がありますが、適応となる症例は限られる可能性があります。最終的な術式の決定は、整形外科専門医との十分な相談の上で行うことが重要です。

民間の医療保険・共済は使える?変形性膝関節症の保険金請求のポイント

変形性膝関節症 保険請求

民間の医療保険や共済における変形性膝関節症の取り扱いは、保険会社や契約内容によって大きく異なる傾向があるため、個別の確認が必要です。

保険金支払いの可否判断基準と対象範囲

一般的に、以下のような基準で判断される場合が多いです:

  • 支払い対象となる可能性があるケース:
    • 手術給付金:人工関節置換術、高位脛骨骨切り術など
    • 入院給付金:手術に伴う入院
    • 通院給付金:手術後の通院(契約内容による)
  • 支払い対象外となる可能性があるケース:
    • 薬物療法のみの治療
    • 理学療法のみの治療
    • 既往症として除外されている場合

民間保険の請求においては、診断書の記載内容が重要になります。必ず保険会社の指定する診断書を使用し、正確な情報を記載してもらいましょう。

民間保険請求時の注意点と必要書類

民間保険の請求を行う際は、以下の点に注意が必要です。診断書は保険会社指定のものを使用し、治療の経緯や手術の詳細を正確に記載してもらうことが大切です。また、契約時期と初診日の関係、既往症の有無についても事前に確認しておく必要があります。

変形性膝関節症の保険請求と障害年金制度の活用方法

変形性膝関節症 保険請求

変形性膝関節症は障害年金の認定対象疾患とされています。人工関節を挿入した場合、原則として障害等級3級に認定される可能性があり、年間約60万円の受給が期待できます

障害年金受給の要件と申請手続き

障害年金を受給するためには、以下の3つの要件を満たす必要があります:

  1. 初診日要件:初診日に国民年金または厚生年金の被保険者であること
  2. 保険料納付要件:一定期間の保険料を納付していること
  3. 障害状態要件:法令で定められた障害の状態にあること

変形性膝関節症における障害等級認定の目安

障害等級認定基準年金額の目安
1級両下肢の全ての関節に高度の機能障害年額約97万円
2級両下肢に著しい機能障害年額約78万円
3級人工関節挿入、一下肢の著しい機能障害年額約59万円

さらに、障害年金の申請手続きについては専門的なサポートが重要です。

特殊ケース:労災保険と交通事故による変形性膝関節症の保険請求

変形性膝関節症 保険請求

労災保険の適用条件と給付内容

業務上の事故や災害が原因で変形性膝関節症を発症した場合、労災保険の適用を受けることができる可能性があります。労災保険が適用されると治療費は全額支給され、休業補償も受けることが期待できます

労災保険では、業務との因果関係が認められれば、治療費だけでなく休業給付、障害給付なども対象となる場合があります。申請には労働基準監督署での手続きが必要です。

交通事故による二次性変形性膝関節症の取り扱い

交通事故による膝の怪我から変形性膝関節症を発症した場合、特別な取り扱いがある可能性があります:

  • 事故の示談成立後でも追加の損害賠償請求ができる場合がある
  • 自賠責保険、任意保険からの補償の可能性
  • 後遺障害等級認定による一時金の支給の可能性

一方で、これらのケースでは交通事故による変形性膝関節症の専門相談も重要になります。

変形性膝関節症の保険請求に関する相談先と窓口情報

変形性膝関節症 保険請求

変形性膝関節症の保険請求で困った際の主な相談先をまとめました:

相談内容相談先連絡先・受付時間
高額療養費制度加入する健康保険組合平日9:00-17:00
障害年金年金事務所平日8:30-17:15
労災保険労働基準監督署平日8:30-17:15
民間保険各保険会社コールセンター24時間対応が多い
介護保険市区町村の福祉課平日8:30-17:15

無料相談を利用する際は、以下の書類を準備しておくとスムーズに進められる可能性があります:

  • 診断書または医師の意見書
  • 健康保険証
  • 医療費の領収書
  • 年金手帳(障害年金相談の場合)

変形性膝関節症の保険請求における注意点と対策

変形性膝関節症 保険請求

変形性膝関節症の保険請求を行う際は、以下の点に注意が必要です。まず、初診日の記録をしっかりと保管しておくことが重要です。障害年金の申請では初診日が基準となるため、カルテの保存期間中に手続きを進める必要があります。

また、複数の保険制度を組み合わせて活用することで、経済的負担をより軽減できる可能性があります。健康保険、高額療養費制度、民間保険、障害年金などを適切に活用することで、変形性膝関節症の治療における金銭的な負担を大幅に軽減することが期待できます。

まとめ:変形性膝関節症の保険請求で損をしないための重要ポイント

変形性膝関節症 保険請求

変形性膝関節症の保険請求において、知識があるかないかで経済的負担に大きな差が生まれる可能性があります。以下のポイントを押さえて、適切な制度活用と請求を行いましょう:

  1. 健康保険は適用される傾向:変形性膝関節症の標準的治療は保険適用の可能性が高い
  2. 高額療養費制度の活用:限度額適用認定証の事前申請で窓口負担を軽減できる可能性
  3. 人工関節挿入なら障害年金3級の可能性:年間約60万円の受給が期待できる
  4. 民間保険は個別確認が必須:契約内容により大きく異なる傾向
  5. 専門家への早期相談:制度の組み合わせで最大限の経済的サポートを獲得できる可能性

適切な制度活用により、変形性膝関節症の治療における経済的負担を大幅に軽減できる可能性があります。診断を受けた際は、まず医療機関のソーシャルワーカーや各制度の相談窓口に相談し、自分に適用される制度を確認することから始めることをおすすめします。

変形性膝関節症の保険請求に関するよくある質問

変形性膝関節症 保険請求

Q. 変形性膝関節症の治療費はいくらかかりますか?

A. 治療内容により大きく異なりますが、人工関節置換術の場合、総医療費は約146万円程度、3割負担で約43万8千円程度、高額療養費制度適用後は所得に応じて約4万円~18万円程度になる可能性があります。保存療法中心の場合は月数千円~数万円程度が目安です。

Q. 変形性膝関節症で健康保険は使えますか?

A. はい、変形性膝関節症の標準的な治療(診察、検査、薬物療法、手術、入院)は健康保険の適用範囲内となる可能性があります。年齢に応じて1~3割の自己負担で治療を受けることが期待できます。

Q. 高額療養費制度とは何ですか?

A. 1ヶ月の医療費が一定額を超えた場合、超過分が保険から支給される制度です。所得に応じて自己負担限度額が設定されており、手術を伴う治療では大幅な負担軽減が期待できます。事前に限度額適用認定証を申請することをおすすめします。

Q. 変形性膝関節症で障害年金は受給できますか?

A. はい、変形性膝関節症は障害年金の認定対象となる可能性があります。特に人工関節を挿入した場合、原則として障害等級3級に認定される傾向があり、年間約60万円の受給が期待できます。初診日や保険料納付などの要件を満たす必要があります。

Q. 労災保険は適用されますか?

A. 業務上の事故や災害が原因で変形性膝関節症を発症した場合、労災保険の適用を受けることができる可能性があります。労災保険が適用されると治療費は全額支給され、休業補償も受けることが期待できます。労働基準監督署にご相談ください。

Q. 交通事故が原因の場合の保険請求はどうなりますか?

A. 交通事故による膝の怪我から変形性膝関節症を発症した場合、示談成立後でも追加の損害賠償請求ができる場合があります。自賠責保険や任意保険からの補償、後遺障害等級認定による一時金の支給なども検討できる可能性があります。専門家にご相談ください。

Q. 民間の医療保険は使えますか?

A. 契約内容により大きく異なる傾向があります。一般的に手術給付金(人工関節置換術など)や入院給付金は対象となることが多いですが、薬物療法のみの治療や既往症として除外されている場合は対象外となる可能性があります。保険会社に個別確認が必要です。

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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