最終更新:2025.06.02

変形性膝関節症の飲み薬完全ガイド|NSAIDs・副作用・選び方【専門家監修

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

変形性膝関節症の治療において、飲み薬は痛みや炎症を抑える重要な治療選択肢の一つです。しかし、「どんな種類があるのか」「自分に合った薬はどれか」「副作用は大丈夫か」といった疑問をお持ちの方も多いでしょう。

この記事では、変形性膝関節症で使用される飲み薬の種類から効果、副作用、正しい服用方法まで、専門医の監修のもと分かりやすく解説します。適切な薬物療法により、膝関節の痛みや炎症を効果的に軽減し、日常生活の質の向上が期待できます。

変形性膝関節症の治療法には、物理療法、薬物療法、インソール、手術、運動の5つがあります。このうち薬物療法では、痛み止めの内服薬やヒアルロン酸注射などが用いられます。

理学療法士 笹川先生(動画 00:02:13)

変形性膝関節症の痛みと炎症:なぜ飲み薬が必要なのか?

変形性膝関節症 飲み薬

変形性膝関節症は、膝関節の軟骨が摩耗し、関節内で炎症が起こることで痛みが生じる病気です。患者数は2000人から3000人に1人と言われており、60歳以降では半数以上の方が変形性膝関節症になる可能性があると報告されています

主な症状として、長時間座った後の立ち上がり時の痛み、階段昇降時(特に降りる時)の痛み、正座ができなくなるといった症状が現れます。多くの方が膝の内側に痛みを感じることが特徴的です。

この痛みや炎症を効果的に抑制するために、飲み薬による薬物療法が重要な役割を果たします。適切な変形性膝関節症の飲み薬の使用により、痛みの軽減だけでなく、関節内の炎症を抑えることで、日常生活動作の改善や運動療法の継続が可能となります。

変形性膝関節症の飲み薬:主な種類と特徴

変形性膝関節症 飲み薬

変形性膝関節症の治療で使用される飲み薬は、その作用機序や効果により複数の種類に分類されます。患者さんの症状や体質、他の病気の有無などを考慮して、最適な薬剤が選択されます。

非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs):効果と副作用

NSAIDsは変形性膝関節症の治療で最も頻繁に処方される飲み薬です。痛みを抑える鎮痛効果と炎症を軽減する抗炎症効果の両方を持っています

薬剤名(一般名)主な商品名特徴適応症状
ロキソプロフェンロキソニンなど効果が強く、胃腸への負担が比較的少ない中等度から強度の痛み・炎症
ジクロフェナクボルタレンなど強力な抗炎症効果、重症例に使用強度の痛み・急性期の炎症
セレコキシブセレコックスなどCOX-2選択的阻害薬、胃腸障害リスクが低い慢性的な痛み・長期治療

NSAIDsの主な副作用には、胃腸障害(胃痛、胃潰瘍)、腎機能への影響、心血管系への影響があります。特に長期間の服用では定期的な検査が必要となり、医師による慎重な管理が求められます。

アセトアミノフェン:NSAIDsとの違いと注意点

アセトアミノフェンは鎮痛効果が期待できる薬剤で、NSAIDsが使用できない患者さんの第一選択となることが多い薬です。抗炎症効果は限定的ですが、胃腸への負担が少なく、比較的安全性が高いという特徴があります。

ただし、肝機能に影響を与える可能性があるため、アルコールとの併用や長期大量服用は避ける必要があります。1日の最大用量は4000mgまでとされており、必ず医師の指示に従って服用することが重要です。高齢者や肝機能障害のある方では、より慎重な用量調整が必要となります。

弱オピオイド鎮痛薬:適応とリスク管理

NSAIDsやアセトアミノフェンで十分な鎮痛効果が得られない場合に、弱オピオイド鎮痛薬が検討されます。強力な鎮痛効果があり、痛みが激しい場合に用いられます

代表的な薬剤にはトラマドール(商品名:トラマールなど)やコデインなどがあります。しかし、便秘、眠気、依存性のリスクがあるため、医師による慎重な管理のもとで使用される必要があります。服用開始時は少量から始め、効果と副作用を確認しながら調整することが一般的です。

その他の飲み薬(漢方薬、サプリメントの位置づけなど)

変形性膝関節症の治療には、西洋薬以外にも漢方薬が用いられることもあります。防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)や疎経活血湯(ソケイカッケツトウ)などが、変形性膝関節症の症状緩和に用いられる代表的な漢方薬です。体質診断(証)に基づいて適切な処方が選択されます。

また、コンドロイチンやグルコサミンなどのサプリメントについては、軟骨の成分で、関節痛の緩和に期待できるとされていますが、医薬品ではないため効果には個人差があります。これらのサプリメントは、医師に相談の上で補助的な治療として使用することが推奨されます。

変形性膝関節症の飲み薬選択における医師との相談ポイント

変形性膝関節症 飲み薬

変形性膝関節症の飲み薬選択では、患者さんの年齢、他の病気の有無、現在服用中の薬、痛みの程度などを総合的に判断する必要があります。医師との相談で特に重要なポイントをご紹介します。

既往歴と現在の健康状態:胃潰瘍の既往がある方や胃腸が弱い方では、NSAIDsの使用に注意が必要で、胃薬との併用や別の薬剤への変更が検討されます。また、心疾患や腎疾患がある場合は、薬剤選択により慎重な配慮が必要です。

併用薬との相互作用:血液をサラサラにする薬(抗凝固薬)、血圧の薬、糖尿病の薬などとの飲み合わせに注意が必要です。薬剤師と連携して、お薬手帳を活用した総合的な薬物管理が重要となります。

ライフスタイルと治療目標:日常生活での活動レベルや痛みの改善目標を明確にし、それに応じた治療計画を立てることが大切です。

飲み薬の副作用:知っておくべきことと対処法

変形性膝関節症 飲み薬

変形性膝関節症の飲み薬による副作用とその対処法について、薬剤別に詳しく解説します。副作用の早期発見と適切な対処により、安全な治療継続が可能となります。

薬剤系統主な副作用対処法・注意点モニタリング
NSAIDs胃腸障害、腎機能障害、心血管系リスク胃薬併用、定期検査、長期使用注意3-6か月ごとの血液検査
アセトアミノフェン肝機能障害アルコール制限、用量遵守定期的な肝機能検査
弱オピオイド便秘、眠気、依存性下剤併用、運転注意、段階的減量依存性評価、効果判定

内服薬は、長期間の服用は副作用の可能性があるので、医師と相談しながら使用を検討することが重要です。副作用が出た場合は、自己判断で中止せず、すぐに医師に相談することが大切です。

長期間の服用は大丈夫?飲み薬との上手な付き合い方

変形性膝関節症 飲み薬

変形性膝関節症は慢性疾患であるため、飲み薬との長期的な付き合いが必要になることがあります。安全で効果的な長期治療のためのポイントをご説明します。

定期的な検査とモニタリング:NSAIDsを長期服用する場合は、3~6か月に1回程度、血液検査により肝機能・腎機能・血液像をチェックします。アセトアミノフェンの場合も定期的な肝機能検査が推奨されます。

必要最小限の使用原則:痛みがコントロールされている場合は、薬剤の減量や休薬を検討します。変形性膝関節症の運動療法やリハビリテーションと組み合わせることで、薬剤依存度を下げることが可能です。

症状に応じた柔軟な調整:季節や天候、活動量により痛みの程度は変化します。医師と相談しながら、必要に応じて薬剤の種類や量を調整することが重要です。

薬剤師との連携:お薬手帳を活用し、薬剤師と定期的に服薬状況や副作用について相談することで、より安全な薬物治療が実現できます。

市販薬と処方薬の違い:自己判断の危険性

変形性膝関節症 飲み薬

変形性膝関節症の痛みに対して、市販薬を使用される方も多くいらっしゃいます。しかし、市販薬と処方薬には重要な違いがあり、適切な使い分けが必要です。

市販薬の特徴と限界:ドラッグストアで購入できる手軽さがありますが、成分の濃度が処方薬より低く設定されていることが多く、十分な効果が得られない場合があります。また、薬剤師による詳細な服薬指導を受ける機会が限られる可能性があります。

処方薬の優位性:医師による診断のもと、患者さんの状態に最も適した薬剤と用量が選択されます。副作用のモニタリングも行われるため、より安全で効果的な治療が期待できます。

薬の服用や外用薬の使用については、必ず医師や薬剤師に相談することが重要です。自己判断による治療は、症状の悪化や副作用のリスクを高める可能性があります。

飲み薬以外の治療法との組み合わせと選択肢

変形性膝関節症 飲み薬

変形性膝関節症の治療は、飲み薬だけでなく、複数の治療法を組み合わせることでより効果的になります。総合的な治療アプローチについて解説します。

段階的治療アプローチ:症状が軽い場合は、装具や外用薬(湿布薬や塗り薬)から始めるのが一般的です。湿布薬もNSAIDs成分が含まれており、患部に貼ることで痛みや炎症を抑えます。皮膚が過敏な場合は注意が必要です。

関節内注射との併用:痛みが強く、内服薬でも改善しない場合は、関節内注射が検討されます。関節機能改善剤(ヒアルロン酸)は関節の機能を改善する効果が期待でき、ステロイド注射は炎症を抑える効果が強く、一時的な痛みや炎症の緩和に有効です。

手術適応の検討:重症の場合は、手術が必要になることがあります。人工膝関節置換術により、破壊された関節を金属に取り替える治療法もあります。手術適応については、患者さんの年齢、活動レベル、症状の程度を総合的に判断して決定されます。

運動療法との相乗効果:最も重要な治療法の一つで、特に大腿四頭筋や内転筋を鍛える運動が効果的とされています。薬物療法により痛みを軽減することで、運動療法を継続しやすくなり、相乗効果が期待できます。

詳しい医学的情報については、日本整形外科学会厚生労働省の公式ガイドラインもご参照ください。また、最新の治療情報については、変形性膝関節症ガイドラインも合わせてご確認いただくことをお勧めします。

変形性膝関節症の飲み薬に関するよくある質問

変形性膝関節症 飲み薬

Q. NSAIDsはどのくらいの期間服用できますか?

A. NSAIDsの服用期間は個人の状態により異なりますが、長期服用の場合は定期的な血液検査が必要です。胃腸や腎機能に問題がなければ、医師の管理のもと継続使用が可能ですが、3~6か月ごとの検査が推奨されます。症状が安定している場合は、定期的に減量や休薬を検討することも重要です。

Q. アセトアミノフェンは鎮痛効果が期待できますか?

A. アセトアミノフェンは鎮痛効果が期待できる薬剤ですが、抗炎症効果は限定的です。NSAIDsが使用できない方や、軽度から中等度の痛みに対して有効とされています。効果には個人差がありますが、胃腸への負担が少ないため、長期使用により適している場合があります。

Q. 強力な鎮痛効果があるオピオイドはどんな時に使われますか?

A. オピオイドは強力な鎮痛効果があり、痛みが激しい場合に用いられますが、便秘や依存性のリスクがあるため、医師による慎重な管理が必要です。通常、他の治療法で効果が不十分な場合の選択肢となり、使用期間や用量について十分な説明を受けてから開始します。

Q. 漢方薬は変形性膝関節症に効果がありますか?

A. 防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)や疎経活血湯(ソケイカッケツトウ)などが、変形性膝関節症の症状緩和に用いられることがあります。体質や症状に応じて処方されますが、効果には個人差があります。西洋薬との併用も可能ですが、必ず医師に相談してください。

Q. 市販薬と処方薬の違いは何ですか?

A. 市販薬は手軽に購入できますが、成分濃度が処方薬より低く設定されていることが多いです。処方薬は医師による診断のもと、患者さんの状態に最適な薬剤と用量が選択され、副作用のモニタリングも行われるため、より安全で効果的です。重症度に応じた適切な選択が重要です。

Q. 飲み薬以外の治療法との併用は可能ですか?

A. はい、飲み薬は他の治療法と併用することでより効果的になります。湿布薬、関節内注射、運動療法、リハビリテーションなどと組み合わせることで、相乗効果が期待できます。医師と相談して最適な治療プランを立てることが重要です。

Q. 副作用が出た場合はどうすればよいですか?

A. 胃腸障害などの副作用が出た場合は、すぐに医師に相談しましょう。薬剤の変更や胃薬の併用、用量調整などにより対処します。重篤な副作用を防ぐため、自己判断で継続せず、必ず医療機関を受診してください。お薬手帳を持参し、詳細な症状を伝えることが大切です。

まとめ:医師と相談し、自分に合った飲み薬治療を

変形性膝関節症 飲み薬

変形性膝関節症の飲み薬治療では、NSAIDs、アセトアミノフェン、弱オピオイド、漢方薬など様々な選択肢があります。それぞれに異なる効果と副作用があるため、患者さんの年齢、症状の程度、他の病気の有無、現在服用中の薬などを総合的に考慮して、最適な薬剤を選択することが重要です。

薬物療法の効果を最大限に引き出すためには、適切な服用方法の遵守と定期的なモニタリングが不可欠です。また、薬物療法は変形性膝関節症の治療において重要な役割を果たしますが、運動療法やリハビリテーションとの組み合わせがより効果的であることを理解しておくことが大切です。

自己判断による治療は避け、必ず医師や薬剤師に相談しながら、安全で効果的な治療を続けていくことが、症状の改善と生活の質の向上につながります。定期的な検査と適切な服薬管理により、副作用を最小限に抑えながら、痛みのない快適な日常生活を送ることが可能です。

変形性膝関節症でお悩みの方は、まずは整形外科を受診し、専門医と十分に相談の上、自分に最適な治療法を見つけていきましょう。早期の適切な治療により、症状の進行を遅らせ、長期にわたって活動的な生活を維持することが期待できます。

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笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
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