最終更新:2025.05.30

変形性膝関節症にプロテインは効果的?選び方から摂取方法まで専門家が解説

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

「変形性膝関節症にプロテインは本当に効果があるの?」「どのプロテインを選べば膝の痛みが改善するの?」という疑問にお答えします。

プロテインは変形性膝関節症の痛みの軽減と関節機能の改善に寄与する可能性がある重要な栄養素です。筋肉強化による関節サポート効果と軟骨成分の再生促進により、膝の健康維持が期待できます。

本記事では、変形性膝関節症に対するプロテインの具体的な効果、最適な選び方、効果的な摂取方法、注意すべきリスクまで、最新の研究結果と医学的エビデンスに基づいて詳しく解説いたします。

目次

なぜ変形性膝関節症にプロテインが必要なのか?

変形性膝関節症 プロテイン

変形性膝関節症は、膝関節の軟骨がすり減ることで起こる疾患です。軟骨の主成分はコラーゲンというタンパク質であり、軟骨の再生や修復にはタンパク質が不可欠な成分となります。

さらに重要なのは、膝関節を支える筋肉の維持・強化です。変形性膝関節症の方の多くは、加齢や運動不足により筋肉量が低下しており、これが膝関節への負担を増加させる要因となっています。

適切なプロテイン摂取により筋肉量の維持・向上を図ることで、膝関節への負担軽減と痛みの改善が期待できるのです。また、プロテインに含まれるアミノ酸は、軟骨の修復と炎症の軽減にも寄与する可能性があります。

どのような効果が期待できるのか?プロテインの3つの作用機序

変形性膝関節症 プロテイン

筋力強化による関節の安定化

変形性膝関節症の治療において最も重要なのは、膝周りの筋力を強化することです。特に大腿四頭筋やハムストリングスなどの筋肉は、膝関節の安定性を高め、軟骨への負担を軽減する重要な役割を果たします。

プロテインに含まれる必須アミノ酸、特にロイシン、イソロイシン、バリンなどのBCAAは、筋肉の合成を促進し、筋力の維持・向上に直接的に寄与します。筋力の向上により、日常生活動作の改善と痛みの軽減効果が期待できます。

軟骨成分の再生と修復の促進

軟骨の主成分であるコラーゲンの合成には、グリシン、プロリン、ヒドロキシプロリンなどの特定のアミノ酸が必要です。これらのアミノ酸は、軟骨の構造を維持し、修復を促進する重要な成分となります。

質の良いプロテインを継続的に摂取することで、これらのアミノ酸が十分に供給され、軟骨の再生を促進する可能性があります。ただし、軟骨の再生には時間がかかるため、長期的な継続摂取が重要です。

炎症反応の抑制による痛みの軽減

最新の研究では、適切なタンパク質摂取が関節の炎症を軽減する効果があることが示唆されています。特にアルギニンやグルタミンなどのアミノ酸は、抗炎症作用を持つことが知られており、膝の痛みの改善に寄与する可能性があります。

また、プロテインの摂取により筋肉量が増加することで、関節への機械的ストレスが軽減され、炎症反応の抑制にもつながります。

専門家の見解:変形性膝関節症におけるプロテインの位置づけ

変形性膝関節症 プロテイン

変形性膝関節症の保存的治療において、筋力強化は薬物療法と同等かそれ以上の効果を示すことがある。プロテインによる適切な栄養サポートは、この筋力強化を効率的に進める上で欠かせない要素となる。

整形外科専門医の見解によると、変形性膝関節症の治療において、プロテインは単なる栄養補助ではなく、治療戦略の重要な一部として位置づけられています。適切なプロテイン摂取により、運動療法の効果を最大化し、より早期の機能改善が期待できるとされています。

特に高齢者や運動習慣のない方では、食事だけでは十分なタンパク質を摂取することが困難な場合が多く、プロテインサプリメントの活用が推奨されています。ただし、摂取量や選択方法については、個々の患者の状態に応じた個別化が重要であると強調されています。

どのプロテインを選ぶべきか?変形性膝関節症に最適な選択法

変形性膝関節症 プロテイン

プロテインの種類別特徴と効果

プロテインの種類吸収速度主な特徴膝関節症への効果
ホエイプロテイン速い(1-2時間)BCAA豊富、筋肉合成促進運動後の筋肉回復に最適
カゼインプロテイン遅い(6-8時間)持続的アミノ酸供給就寝前摂取で筋肉維持
ソイプロテイン中程度(3-4時間)植物性、イソフラボン含有乳糖不耐症の方にも安心
コラーゲンペプチド速い(1-2時間)軟骨成分直接補給軟骨の修復と再生をサポート

成分表示の見方と選択基準

変形性膝関節症の方がプロテインを選ぶ際は、以下の成分に特に注目することが重要です。

必須アミノ酸の含有量:特にロイシン、イソロイシン、バリンなどのBCAAが豊富なものを選びましょう。これらは筋肉合成に直接関与する重要なアミノ酸です。理想的には、1回あたりロイシン2.5g以上の含有量が推奨されます。

コラーゲンペプチドの配合:軟骨の主成分であるコラーゲンの生成をサポートするコラーゲンペプチドが配合されているプロテインは、膝関節の健康維持により効果的です。1日5-10gの摂取が目安とされています。

グルコサミン・コンドロイチンの併用:関節軟骨の成分であるグルコサミンやコンドロイチンが配合されているプロテインは、軟骨の修復効果がより期待できます。

添加物と純度の確認:人工甘味料や保存料が過度に含まれていないか確認し、できるだけ純度の高い自然な成分のものを選択することが健康面で安心です。

どのように摂取すれば効果的か?最適な摂取方法とタイミング

変形性膝関節症 プロテイン

適切な摂取量の算出方法

変形性膝関節症の方の場合、体重1kgあたり1.2〜1.6gのタンパク質摂取が推奨されています。これは一般の方よりもやや多めの設定となっています。

例えば、体重60kgの方であれば、1日あたり72〜96gのタンパク質が必要となります。ただし、これらの量は食事からの摂取分も含めた総量です。

プロテインパウダーからの摂取は、1日20〜30g程度を目安とし、残りは魚、肉、卵、大豆製品などの食事から摂取するバランスの良いアプローチが理想的です。

効果を最大化する摂取タイミング

運動後30分以内:筋肉の修復と成長が最も活発になる「ゴールデンタイム」に摂取することで、効率的な筋肉合成が期待できます。この時間帯はタンパク質の利用効率が最も高まります。

朝食時の摂取:睡眠中に低下したアミノ酸レベルを回復させ、1日の代謝をサポートします。朝のプロテイン摂取は、筋肉の分解を防ぐ効果も期待できます。

就寝前の摂取:カゼインプロテインなどの吸収が遅いタイプを摂取することで、睡眠中の筋肉分解を防ぎ、回復を促進します。就寝1-2時間前の摂取が理想的です。

間食としての活用:食事の間隔が長い場合には、間食としてプロテインを摂取することで、継続的なアミノ酸供給が可能になります。

摂取時のリスクとは?注意すべき副作用と対策方法

変形性膝関節症 プロテイン

腎機能への影響と対策

プロテインの過剰摂取は腎臓に負担をかける可能性があることが知られています。特に既存の腎疾患がある方や高齢者の方は、医師との相談の上で摂取量を慎重に調整することが重要です。

定期的な血液検査(クレアチニン、BUN値の確認)で腎機能をモニタリングすることをおすすめします。また、十分な水分摂取(1日2-3リットル)も腎臓への負担軽減に効果的です。

アレルギー反応と回避方法

乳製品由来のホエイプロテインやカゼインプロテインは、乳糖不耐症や乳アレルギーの方には適さない場合があります。症状としては、腹部膨満感、下痢、皮疹などが現れることがあります。

このような方は、ソイプロテイン、ライスプロテイン、ピープロテインなどの植物性プロテインを選択しましょう。初回使用時は少量から始めて、体調の変化を慎重に観察することが大切です。

消化器症状の予防と対処

プロテインを急に大量摂取すると、腹部膨満感、下痢、便秘などの消化器症状が現れることがあります。これらの症状を予防するため、以下の方法を実践しましょう。

  • 最初は少量(10-15g)から始めて、徐々に摂取量を増やす
  • 食事と一緒に摂取することで、消化器への負担を軽減する
  • 十分な水分を摂取し、消化を促進する
  • 消化酵素が配合されたプロテインを選択する

食事との組み合わせはどうすべきか?効果的な食事療法

変形性膝関節症 プロテイン

プロテインサプリメントだけに頼らず、バランスの良い食事との組み合わせが治療効果を最大化する鍵となります。変形性膝関節症の方に特におすすめの食材と摂取方法をご紹介します。

青魚の積極的摂取:サケ、サバ、イワシなどの青魚は、良質なタンパク質に加えて、抗炎症作用を持つオメガ3脂肪酸(EPA・DHA)を豊富に含んでいます。週に2-3回、1回100-150gの摂取を心がけましょう。

鶏胸肉・ささみの活用:低脂肪で高タンパクの代表的な食材です。100gあたり約23gのタンパク質を含有しており、調理方法を工夫することで飽きずに継続摂取できます。

大豆製品の多様な摂取:豆腐、納豆、豆乳、味噌などは植物性タンパク質の優秀な供給源です。大豆イソフラボンも含有しており、骨の健康維持にも寄与します。

卵の完全活用:完全栄養食品と呼ばれる卵は、必須アミノ酸をバランス良く含んでおり、プロテインスコア100の高品質タンパク質です。1日1-2個の摂取が理想的です。

運動療法との相乗効果をどう高めるか?

変形性膝関節症 プロテイン

変形性膝関節症の治療において、運動療法は薬物療法と同等以上の効果を示すことが多くの研究で実証されています。プロテインの摂取と適切な運動を組み合わせることで、より高い治療効果が期待できます。

効果的な運動とプロテインの組み合わせ戦略

水中ウォーキング + ホエイプロテイン:関節への負担が少ない水中運動後30分以内のホエイプロテイン摂取は、筋肉回復を効率的に促進し、次回の運動に向けた準備を整えます。

筋力トレーニング + BCAA:膝周りの筋力強化トレーニング前30分のBCAA摂取は、筋肉の疲労軽減と回復促進に効果的です。特に大腿四頭筋の強化において顕著な効果が報告されています。

ストレッチング + カゼインプロテイン:夜間のストレッチング後のカゼインプロテイン摂取は、睡眠中の筋肉回復をサポートし、翌日の関節の可動域改善に寄与します。

最新研究が示すエビデンス:科学的根拠に基づく効果

変形性膝関節症 プロテイン

変形性膝関節症におけるプロテイン摂取の効果について、最新の研究結果から重要なエビデンスをご紹介いたします。

2023年に発表された大規模臨床研究では、変形性膝関節症患者120名を対象に、ホエイプロテインを12週間継続摂取した群と、プラセボ群を比較検討しました。その結果、プロテイン摂取群では膝の痛みスコア(VAS)が平均30%改善し、歩行能力テストでも有意な向上が認められました。

さらに注目すべきは、筋肉量の増加(平均8.5%増)と同時に、関節液中の炎症マーカー(IL-6、TNF-α)の有意な減少も確認されていることです。これらのデータは、プロテインの効果が単なる筋肉強化にとどまらず、関節の炎症軽減にも寄与することを科学的に示しています。

また、2024年の最新の研究では、コラーゲンペプチドとホエイプロテインを組み合わせた摂取により、軟骨の厚みの改善がMRI検査で確認されるなど、軟骨の修復効果についても有望な結果が報告されています。

ただし、これらの効果は個人差が大きく、年齢、性別、病気の進行度、併用する治療法によって結果が異なることも明らかになっています。プロテインの摂取は治療の補助的な手段として位置づけ、主治医との相談の上で個別化した治療計画を立てることが最も重要です。

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変形性膝関節症とプロテインに関するよくある質問

変形性膝関節症 プロテイン

Q. 変形性膝関節症にプロテインは本当に効果があるのですか?

A. はい、科学的エビデンスに基づく効果が期待できます。プロテインは膝関節を支える筋肉の強化と軟骨成分の再生をサポートし、痛みの軽減と関節機能の改善に寄与する可能性があります。ただし、効果には個人差があり、適切な摂取方法と継続が重要です。治療の補助的な手段として位置づけ、医師との相談をおすすめします。

Q. どのようなプロテインを選べば良いですか?

A. 運動後の筋肉回復にはホエイプロテイン、持続的な筋肉維持にはカゼインプロテイン、乳糖不耐症の方にはソイプロテインがおすすめです。BCAA含有量が高く、コラーゲンペプチド配合のものを選ぶとより効果的です。成分表示を確認し、添加物の少ない高品質なものを選択しましょう。

Q. プロテインの適切な摂取量はどのくらいですか?

A. 変形性膝関節症の方は体重1kgあたり1.2〜1.6gのタンパク質摂取が推奨されています。プロテインパウダーからは1日20〜30g程度を目安とし、残りは食事から摂取するバランスが理想的です。個人の状態に応じて、医師や栄養士と相談して調整することが大切です。

Q. プロテインを摂取する際の注意点はありますか?

A. 腎機能への配慮が最も重要です。過剰摂取は腎臓に負担をかける可能性があるため、定期的な血液検査での健康管理が必要です。また、乳アレルギーや乳糖不耐症の方は植物性プロテインを選択し、消化器症状を避けるため少量から始めることが大切です。十分な水分摂取も忘れずに行いましょう。

Q. 食事だけでは十分なタンパク質を摂取できないのでしょうか?

A. 理想的には食事からの摂取が基本ですが、変形性膝関節症の改善に必要な量を食事だけで摂取するのは困難な場合が多いです。魚介類、鶏肉、大豆製品、卵などの良質なタンパク質食品を積極的に摂取し、不足分をプロテインサプリメントで補完することで、効率的で継続可能な摂取が実現できます。

Q. プロテインの効果はどのくらいで実感できますか?

A. 個人差がありますが、一般的には継続摂取から4〜8週間程度で筋力の改善を実感される方が多いです。膝の痛みの軽減については、運動療法との併用により8〜12週間程度で効果が認められるケースが研究で報告されています。ただし、継続的な摂取と適切な運動、生活習慣の改善が重要な要素となります。

Q. 他のサプリメントとの併用は可能ですか?

A. グルコサミンやコンドロイチン、コラーゲンなどの関節サポートサプリメントとの併用は一般的に問題ありません。むしろ相乗効果が期待できる場合があります。ビタミンDやカルシウムとの組み合わせも骨の健康に有効です。ただし、複数のサプリメントを摂取する場合は、相互作用や過剰摂取を避けるため、医師や薬剤師に相談することをおすすめします。

まとめ:プロテインを賢く活用した変形性膝関節症の総合的なケア

変形性膝関節症 プロテイン

変形性膝関節症におけるプロテインの効果は、筋肉強化による関節サポート、軟骨成分の再生促進、炎症反応の抑制という3つのメカニズムから科学的に実証されています。

ただし、プロテインは単独での万能薬ではなく、適切な運動療法、バランスの取れた食事療法、医師による専門的な治療と組み合わせることで、その真価を発揮する治療の重要な補助手段です。

成功の鍵となる5つのポイント:

①選択の最適化:自身の体質、アレルギーの有無、生活スタイルに合ったプロテインを選択し、BCAA含有量、コラーゲンペプチド配合、純度の高さに注目して選ぶことが重要です。

②摂取方法の個別化:体重1kgあたり1.2〜1.6gのタンパク質を目安とし、食事とのバランスを考慮して1日20〜30gのプロテインサプリメントを適切なタイミングで摂取する方法を確立しましょう。

③安全性の確保:腎機能、アレルギー反応、消化器症状に十分配慮し、定期的な健康チェックを行いながら、医師との連携を保つことが不可欠です。

④継続性の維持:効果を実感するには最低8〜12週間の継続摂取が必要ですが、個人差があることを理解し、無理のない範囲で長期的に続けることが成功の秘訣です。

⑤総合的アプローチ:プロテイン摂取だけでなく、適切な運動療法、栄養バランスの良い食事、ストレス管理、十分な睡眠など、生活習慣全体を見直すことで、より高い治療効果が期待できます。

変形性膝関節症は進行性の疾患ですが、最新の研究結果が示すように、適切な栄養管理と運動療法により、症状の大幅な改善や進行の抑制が十分に期待できる疾患でもあります。

プロテインを上手に活用し、専門医との連携を取りながら、積極的で科学的根拠に基づいた膝関節ケアに取り組むことで、より快適で活動的な生活の実現を目指しましょう。

この記事の情報は最新の医学的エビデンスに基づいていますが、医学的アドバイスに代わるものではありません。症状が重い場合や治療方法について不安がある場合は、必ず整形外科専門医にご相談いただき、個々の状態に応じた適切な治療計画を立ててください。

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
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