最終更新:2025.06.02

変形性膝関節症で床に座る時の注意点|膝に優しい座り方と立ち上がり方

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

変形性膝関節症の方は、床に座ることで膝に負担がかかり、痛みを悪化させる可能性があります。できるだけ椅子やソファーを利用し、床に座る際は膝を深く曲げない姿勢を心がけるようにしましょう。

この記事では、変形性膝関節症の方が「変形性膝関節症 床に座る」というお悩みに対して、床に座る際の具体的なリスクから膝に優しい座り方と立ち上がり方まで、専門家の知見をもとに詳しく解説します。また、適切な対策を知ることで、膝の痛みを軽減し、生活の質を向上させることができます。

目次

変形性膝関節症の方が床に座る時の基本的な注意点とリスク

変形性膝関節症の患者にとって、床に直接座る行為は膝関節に負担をかける可能性があります。さらに、正座やあぐらなどの膝を深く曲げる姿勢は、関節内の圧力を高め、軟骨の摩耗を進行させる原因となる傾向があります。

普通に座っていても両膝が痛いです。しゃがむことは3月からまったくしておらず、正座ももちろんできません。

理学療法士 笹川先生(動画 01:04)

そのため、変形性膝関節症の方が床に座ることで生じる膝への負担は以下のような影響が考えられます:

  • 膝関節の屈曲角度が大きくなり、関節内圧が上昇する可能性
  • 軟骨同士の接触面積が増加し、摩擦が増大する傾向
  • 膝周囲の筋肉や靭帯に過度なストレスがかかる恐れ
  • 長時間の同一姿勢により血流が悪化し、炎症が悪化する可能性
  • 立ち上がり時の急激な負荷増加による痛みの増強

【危険度別】変形性膝関節症で避けるべき5つの床での座り方

変形性膝関節症 床に座る

変形性膝関節症の方が特に避けるべき座り方について、危険度順に具体的に解説します。さらに、これらの姿勢は膝関節に過度な負担をかけ、症状の悪化を招く可能性があります。

1. 正座(危険度:最高レベル)

正座は膝を最大限に屈曲させる姿勢で、変形性膝関節症の方には最も避けていただきたい座り方の可能性があります。また、膝関節内の圧力が著しく上昇し、軟骨への負担が極めて大きくなる傾向にあります。

2. あぐら(危険度:高レベル)

あぐらは正座ほどではありませんが、やはり膝を深く曲げる姿勢のため、関節への負担が大きくなる可能性があります。特に前かがみの胡坐は、膝だけでなく腰への負担も増加させる恐れがあります。

3. 横座り・ペタン座り(危険度:高レベル)

膝下を左右両側にずらしてお尻が床につく横座り(女の子座り)は、膝関節に余計な負担をかける可能性があります。この姿勢は膝の靭帯にも不自然なストレスを与える傾向があるため、避けることが重要です。

4. 長時間の同一姿勢維持(危険度:中レベル)

どのような座り方であっても、長時間同じ姿勢を続けることは血流悪化や関節の硬直を招く可能性があります。そのため、30分程度を目安に姿勢を変えることが推奨されます。

5. 和式トイレでのしゃがみ込み(危険度:高レベル)

和式トイレの使用は膝を深く曲げる必要があり、変形性膝関節症の症状悪化につながる可能性があります。洋式トイレの利用が望ましいとされています。

座り方膝への負担レベル注意点と対策推奨度
正座★★★★★(最危険)膝関節内圧が最大になる可能性。完全に避ける×
あぐら★★★★☆(高負担)膝の屈曲が強く、長時間は避ける傾向
横座り(ペタン座り)★★★★☆(高負担)靭帯への不自然なストレスが発生する可能性
片膝立て座り★★☆☆☆(中負担)比較的負担が少ない代替案として推奨
座椅子使用★☆☆☆☆(低負担)膝の屈曲角度を軽減。最も推奨される方法

床に座らざるを得ない場合の変形性膝関節症に優しい工夫方法

変形性膝関節症 床に座る

日本の住環境では、完全に床生活を避けることが困難な場合もあります。しかし、以下の工夫により膝への負担を軽減することが期待できます。

座椅子やクッションの効果的な活用方法

床に座る際は、座椅子を利用することで膝への負担を軽減できる可能性があります。また、背もたれがあることで姿勢が安定し、膝の屈曲角度も浅くなる傾向があります。さらに、厚手のクッションを使用することも効果的とされています。

壁を背にした安全な座り方のコツ

壁にもたれかかって座ることで、上半身の重量が膝にかかる負担を分散できる可能性があります。この際、可能な限り足を前に伸ばした姿勢を保つことが重要です。

片膝を立てた姿勢の実践方法

膝の痛みが強い場合は、痛む方の足を立てて片足の姿勢で座ることが推奨されます。この姿勢により、痛みのある膝への負担を最小限に抑えることが期待できます。

時間制限と定期的な姿勢変換の重要性

どのような座り方であっても、長時間同じ姿勢を続けることは避けましょう。そのため、30分程度を目安に立ち上がったり、姿勢を変えたりすることで、血流の改善と関節の負担軽減が期待できます。

【実践ガイド】変形性膝関節症の方向け床からの安全な4ステップ立ち上がり方法

変形性膝関節症 床に座る

床からの立ち上がりは、変形性膝関節症の方にとって最も困難な動作の一つです。しかし、適切な方法を身につけることで、膝への負担を最小限に抑えながら安全に立ち上がることが可能になります。

基本的な立ち上がり方の詳細4ステップ

  1. 準備姿勢を整える:四つ這いの姿勢になり、両手をしっかりと床につけて安定させる
  2. 片膝を立てる:痛みの少ない方の膝から立て、足裏全体を床にしっかりとつける
  3. 手の力を最大限活用:テーブルや椅子、壁などを利用して腕の力も使って体重を支える
  4. 段階的にゆっくりと立ち上がる:急激な動作は避け、3段階に分けて体重移動を行う

立ち上がりを楽にする補助具の種類と使用方法

立ち上がり動作を補助する道具の使用も効果的とされています:

  • 立ち上がり補助手すり:床置きタイプで移動可能
  • 床からの立ち上がり用クッション:高さを調整できるタイプが理想的
  • 移動式の手すり:キャスター付きで場所を選ばない
  • 電動昇降座椅子:予算に余裕がある場合の最適解

立ち上がりの際、座る際に膝の痛みを訴える方がとても多いのが現状です。適切な筋力トレーニングにより、1週間から3週間で大幅な改善が期待できます。

理学療法士 笹川先生(動画 04:17)

床生活の長期的リスクと洋式生活への段階的移行メリット

変形性膝関節症 床に座る

変形性膝関節症の進行を予防するためには、洋式の生活スタイルを取り入れることが強く推奨されています。

床生活が与える長期的なリスクと症状悪化要因

継続的な床生活は以下のようなリスクを伴う可能性があります:

  • 膝関節の変形進行の加速化による歩行困難の可能性
  • 筋力低下による膝の不安定性増加の傾向
  • 日常生活動作の制限拡大による生活の質の低下
  • 転倒リスクの増加と骨折などの二次的な怪我の危険性
  • 社会参加の機会減少による精神的な影響

洋式生活への段階的移行の具体的ステップ

以下の順序で段階的に洋式生活に移行することが推奨されます:

  • 第1段階:椅子やソファの導入:リビングでの過ごし方を椅子中心に変更
  • 第2段階:ベッドの導入:布団からベッドへの段階的切り替え検討
  • 第3段階:洋式トイレの完全移行:和式トイレの使用を完全に避ける
  • 第4段階:ダイニング環境の改善:座卓から高さのあるテーブルと椅子のセットに変更

【2025年最新】変形性膝関節症でもステッパー運動は安全?効果的な使い方と5つの注意点を専門家が解説

変形性膝関節症の症状改善に期待できる運動療法とストレッチ

変形性膝関節症 床に座る

適切な運動やストレッチは、変形性膝関節症の症状改善に効果が期待できます。また、特に膝周囲の筋力強化は、関節の安定性向上に重要な役割を果たす可能性があります。

内転筋強化の重要性と膝痛改善への効果

専門家によると、膝の痛みの多くは筋力不足、特に内転筋の弱化が原因とされています。さらに、内転筋を鍛えることで、膝関節の安定性が向上し、痛みの軽減が期待できます。

膝の痛みの原因は、単純に筋力がないために起こっています。特にこの内転筋という太ももの内側の筋肉のバランスが悪いことが原因です。

理学療法士 笹川先生(動画 04:14)

変形性膝関節症に推奨される効果的な運動療法

以下の運動が症状改善に効果的とされており、理学療法の観点からも推奨されています:

  • 大腿四頭筋の段階的強化:椅子に座った状態での足上げ運動(10秒キープ×10回)
  • 内転筋トレーニング:両膝でクッションを挟む運動(5秒キープ×15回)
  • ハムストリングストレッチ:太ももの裏側の柔軟性向上(30秒キープ×3セット)
  • 軽いウォーキング:関節可動域の維持と筋力向上(1日20-30分)
  • 水中歩行:膝への負担を軽減した有酸素運動(週2-3回)
  • 膝関節の可動域改善運動:座位での膝の曲げ伸ばし運動

絶対に避けるべき運動と注意すべきポイント

以下の運動は膝への負担が大きいため避けることが強く推奨されます:

  • 急激な動きを伴うスポーツ(バスケットボール、テニスなど)
  • 深いスクワット動作や膝を深く曲げる運動
  • ジャンプ運動や激しい有酸素運動
  • 階段の昇降(特に下り)の過度な実施
  • 長距離ランニングやマラソン

専門医への相談が必要な症状と最新の治療選択肢

変形性膝関節症 床に座る

以下の症状がある場合は、整形外科などの専門医への早期相談が必要とされています:

  • 膝の痛みが日常生活に大きな支障をきたしている状態
  • 痛みが徐々に悪化し、改善の兆しが見られない傾向
  • 膝の腫れや熱感が持続し、炎症が治まらない状況
  • 歩行が困難になり、移動に介助が必要な状態
  • 夜間の安静時も痛みがあり、睡眠が妨げられる症状
  • 膝の可動域が著しく制限されている状況

変形性膝関節症の最新治療選択肢と効果

現在の医療では、症状の程度に応じて以下のような治療選択肢があります:

  • 保存的治療:理学療法、薬物療法、生活指導
  • ヒアルロン酸注射:関節内の潤滑改善と痛み軽減
  • 再生医療:PRP療法や幹細胞治療などの先進的治療
  • 装具療法:膝サポーターや足底板による負担軽減
  • 手術療法:関節鏡手術や人工膝関節置換術

詳細な医学的情報については日本整形外科学会変形性膝関節症診断ガイドラインをご参照ください。

まとめ:変形性膝関節症と床生活の適切な付き合い方

変形性膝関節症 床に座る

変形性膝関節症の方にとって、床に座る行為は膝関節に負担をかける可能性があります。しかし、適切な知識と工夫により、その負担を最小限に抑えることは十分に期待できます。

重要なポイントを改めてまとめると以下の通りです:

  • 座り方の工夫:正座やあぐらなど、膝を深く曲げる座り方は避ける
  • 補助具の活用:座椅子やクッションを効果的に活用して膝への負担を軽減
  • 立ち上がり方法:段階的な立ち上がりを実践し、補助具も効果的に活用する
  • 生活環境の改善:可能な限り洋式生活への移行を段階的に検討する
  • 運動療法の実践:適切な運動で膝周囲の筋力を維持・向上させる
  • 早期相談の重要性:症状が悪化した場合は早期に専門医に相談する
  • 継続的なケア:日々の生活習慣の見直しを継続的に行う

日々の生活習慣の見直しと適切な対処により、変形性膝関節症による痛みを軽減し、より快適な生活を送ることが十分に期待できます。また、症状の改善には個人差がありますので、専門医と相談しながら自分に最適な方法を見つけることが最も重要です。

変形性膝関節症と床に座ることに関するよくある質問

変形性膝関節症 床に座る

Q. 変形性膝関節症の人は床に座ってはいけないのですか?

A. 完全に禁止ではありませんが、膝への負担を考慮して避けることが強く推奨されます。どうしても床に座る必要がある場合は、座椅子を使用したり、片足を立てた姿勢で座るなどの工夫をしましょう。長時間の同一姿勢は避け、30分程度を目安に定期的に姿勢を変えることが重要です。

Q. 床に座る際に膝の負担を軽減する具体的な方法はありますか?

A. はい、複数の効果的な方法があります。座椅子やクッションを使用する、壁にもたれかかる、膝を深く曲げない姿勢を意識する、長時間同じ姿勢を避けるなどが効果的です。特に座椅子の使用は膝の屈曲角度を浅くし、負担軽減に大きく役立ちます。また、片膝を立てた姿勢も推奨されます。

Q. 正座はどれくらい膝に負担をかけるのですか?

A. 正座は膝関節を最大限に屈曲させる姿勢で、変形性膝関節症の方には最も避けていただきたい座り方です。膝関節内の圧力が著しく上昇し、軟骨への負担が極めて大きくなる可能性があります。短時間であっても痛みの悪化につながる恐れがあるため、完全に避けることが推奨されます。

Q. 床からの立ち上がりが辛いのですが、安全な方法はありますか?

A. 4段階の段階的な立ち上がりが効果的です。まず四つ這いになり、片膝ずつ立て、テーブルや椅子などを利用して腕の力も使って立ち上がります。立ち上がり補助手すりや専用クッション、電動昇降座椅子などの補助具の使用も非常におすすめします。急激な動作は避け、ゆっくりと段階的に行うことが最も重要です。

Q. 洋式生活への移行で最も重要な注意点は何ですか?

A. 段階的な移行が最も重要です。第1段階でリビングでの椅子やソファの利用から始め、第2段階で布団からベッドへの切り替え、第3段階で洋式トイレへの完全移行、第4段階で座卓からダイニングテーブルへの変更という順序で進めます。急激な環境変化は身体的・精神的負担となるため、無理のないペースで移行することが大切です。

Q. 膝の痛みを改善する運動で最も効果的なものは何ですか?

A. 内転筋と大腿四頭筋の強化が特に効果的です。椅子に座った状態での足上げ運動(10秒キープ×10回)や、両膝でクッションを挟む運動(5秒キープ×15回)などが推奨されます。理学療法士の指導によると、適切な運動により1から3週間で症状の大幅な改善が期待できますが、急激な動きや深いスクワットなどは絶対に避けましょう。

Q. どのような症状があれば専門医に相談すべきですか?

A. 膝の痛みが日常生活に支障をきたしている、痛みが徐々に悪化している、膝の腫れや熱感が持続している、歩行が困難になっている、夜間安静時も痛みがある、膝の可動域が著しく制限されている場合は専門医への早期相談が必要です。早期の適切な治療により、症状の進行を抑制し、生活の質を維持できる可能性が高まります。

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笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

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    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

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    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

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    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
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スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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