最終更新:2025.06.02

【2025年最新】変形性膝関節症によるむくみの原因と対処法|専門家が解説する完全ガイド

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

変形性膝関節症に伴う膝や足のむくみは、関節の炎症が強くなることで関節液が増加し、膝が腫れてしまうことが主な原因です。このむくみは膝の曲げ伸ばしがしにくくなったり、歩行時に痛みを感じたりする原因にもなります。

変形性膝関節症のむくみでお悩みの方に向けて、本記事では変形性膝関節症によるむくみのメカニズムから、自分でできる効果的なセルフケア、医療機関での治療法まで、専門家の知見を交えて詳しく解説いたします。適切な対処法を知ることで、むくみの症状を改善し、より快適な日常生活を送ることが可能になります。まずは簡単なセルフチェックから始めてみましょう。

目次

変形性膝関節症とは?基本的な症状とむくみとの関係性

変形性膝関節症 むくみ

変形性膝関節症は、加齢や肥満、運動不足などによって膝関節の軟骨がすり減り、炎症や痛みが生じる病気です。この疾患は関節の構造的な変化を伴い、様々な症状を引き起こします。

変形性膝関節症の主な症状には以下があります:

  • 膝の痛み(特に動き始めや階段昇降時)
  • 関節の腫れや熱感
  • 膝の曲げ伸ばしの制限
  • 膝周辺や足のむくみ
  • 歩行時の不安定感
  • 膝のこわばり(特に朝方)

変形性膝関節症におけるむくみは、単なる水分の停滞ではありません。関節炎の症状として現れるむくみは、病気の進行度を示す重要な指標でもあります。

実際の治療現場では、むくみの程度と膝の機能障害の間に強い相関関係が認められており、早期の対処が症状改善に重要な役割を果たします。

かなり膝が痛い状態です。腫れもありますね。正座などはもうずっとできていないんですか?できないですね。

理学療法士 笹川先生(動画 00:03:16)

なぜ変形性膝関節症でむくみが起こるのか?主な原因とメカニズム

変形性膝関節症 むくみ

変形性膝関節症によるむくみの発生には、複数のメカニズムが関与しています。これらの原因を理解することで、適切な対処法を選択することができます。

1. 炎症による関節液の増加

軟骨や半月板などの関節組織がすり減ると、炎症が起こり、関節液が過剰に分泌されて膝に水が溜まります。これが膝の腫れとむくみの直接的な原因となります。

関節液は通常、関節の潤滑と栄養供給の役割を果たしますが、炎症状態では過剰に産生され、関節包内の圧力が上昇します。この圧力上昇が周囲組織への血流やリンパの流れを阻害することで、むくみが生じるのです。

2. 静脈還流障害

膝の関節が痛くなると、十分に歩行できずふくらはぎの筋肉が弱くなります。その結果、血液が心臓に送り返されにくくなり、静脈圧が上昇してむくみが生じます。

ふくらはぎの筋肉は「第二の心臓」と呼ばれ、血液循環において重要な役割を担っています。変形性膝関節症により歩行能力が低下すると、この筋ポンプ機能が十分に働かなくなり、下肢全体のむくみにつながります。

3. リンパの流れの悪化

膝の炎症や腫れによって、リンパの流れが阻害され、むくみを悪化させることがあります。リンパ系は体内の余分な水分や老廃物の排出を担っているため、その機能低下は深刻な問題となります。

リンパ管は血管よりも薄い壁構造を持つため、周囲の圧力変化や炎症の影響を受けやすく、変形性膝関節症の進行とともにリンパ循環障害も悪化する傾向があります。

4. 薬剤性むくみ

変形性膝関節症の治療に使用される一部の薬剤や、併存疾患の治療薬がむくみを引き起こす場合があります。特に前立腺がんの治療薬などでむくみが生じるケースが報告されています。

原因メカニズム症状の特徴対処の緊急度
炎症性むくみ関節液の過剰分泌膝の腫れ、熱感
静脈還流障害血液循環の悪化足全体のむくみ
リンパ流障害リンパ液の停滞持続的なむくみ
薬剤性むくみ薬剤の副作用全身性むくみ

むくみを伴う変形性膝関節症の段階別症状と進行パターン

変形性膝関節症 むくみ

変形性膝関節症は進行性の疾患であり、段階に応じてむくみの程度や症状が変化します。早期発見と適切な治療により、症状の進行を遅らせることが重要です。

初期段階(グレード1-2)

軽度のこわばりと軽微なむくみが特徴です。朝起きた時や長時間座った後に症状が現れやすくなります。この段階では、適切なセルフケアにより症状の改善が期待できます。

初期段階での早期対応が、その後の病気の進行を大きく左右するため、軽微な症状であっても軽視せず、適切な対処を行うことが重要です。

中期段階(グレード3)

膝の痛みが強くなり、むくみも目立つようになります。階段の昇降や長時間の歩行が困難になってきます。医療機関での専門的な治療が必要となる段階です。

この段階では、関節の構造的変化が進行し始め、保存療法と外科的治療の選択肢を検討する必要があります。

末期段階(グレード4)

関節の変形が進行し、慢性的なむくみと強い痛みが持続します。日常生活に大きな支障をきたし、手術治療の検討が必要になる場合があります。

膝を伸ばすこともできなくて、曲げることもできませんでした。すでにしゃがむことができない状態で、右膝が全く曲がらず、90度くらいまでしか曲がらないのでしゃがめません。歩くのも困難で、引きずりながら歩くような状態でした。

セルフケア整体(動画 00:01:10)

自分でできる変形性膝関節症によるむくみのセルフケア【完全版】

変形性膝関節症 むくみ

変形性膝関節症によるむくみは、適切なセルフケアによって改善が期待できます。以下に効果的な方法を段階的にご紹介します。

基本的なセルフケア

安静と膝の保護

膝に負担をかけないよう、適度な安静を心がけましょう。ただし、完全な安静は筋力低下を招くため、適度な活動は継続することが重要です。膝サポーターの使用も効果的です。

患部の挙上(足上げ)

膝を心臓より高い位置にすることで、重力を利用してむくみを軽減できます。座っている時や横になっている時は、膝下にクッションを置いて足を上げるようにしましょう。

運動療法とストレッチ

有酸素運動

血行を促進するため、無理のない範囲で以下の運動を行いましょう:

  • ウォーキング(1日30分程度)
  • 水中ウォーキング(関節への負担が最小)
  • エアロバイク(膝への衝撃が少ない)
  • 椅子に座ったままの足踏み運動

ストレッチと筋力強化

  • 足首の背屈・底屈運動
  • ふくらはぎのストレッチ
  • 大腿四頭筋の等尺性収縮
  • ハムストリングスのストレッチ

マッサージとリンパドレナージュ

リンパドレナージュのマッサージを受けることで、リンパの流れを改善できます。セルフマッサージでも一定の効果が期待できます。

セルフマッサージの方法

  • 膝周辺を優しく円を描くようにマッサージ(5分間)
  • ふくらはぎを下から上に向かってマッサージ(各5分間)
  • 太ももの内側と外側をマッサージ(各3分間)
  • 足首を回す運動(左右各10回×3セット)

マッサージの際は、強すぎる圧力は避け、皮膚表面を優しく撫でるような軽い圧力で行うことが重要です。

物理療法

温熱療法

温めることで血行が促進され、むくみの改善が期待できます。入浴時の温浴や、ホットパックの使用が効果的です。

弾性ストッキングの活用

弾性ストッキングを着用することで、静脈還流を助けることができます。医療用の段階圧迫ストッキングが最も効果的とされています。

専門家による革新的治療法:足首ケアの重要性

変形性膝関節症 むくみ

変形性膝関節症の治療において、多くの方が見落としがちなのが足首の動きの重要性です。

専門家による実際の治療事例では、足首のセルフケアを重点的に行うことで、膝のむくみと痛みが大幅に改善されたケースが数多く報告されています。

特に注目すべきは、61歳の女性患者の事例です。長年にわたる整体通いと週3-4回の治療でも改善されなかった変形性膝関節症の症状が、適切な足首のセルフケアと筋力トレーニングにより、わずか6回の治療でスムーズに歩行できるまでに回復しました。

この成功事例は、従来の対症療法ではなく、根本的な機能改善に焦点を当てたアプローチの有効性を示しています。膝関節のリハビリテーションにおいても、足首の機能改善は重要な要素となります。

変形性膝関節症にピラティス|専門家が解説する効果と改善方法

足首ケアが膝のむくみに与える影響

足首の可動域制限は、ふくらはぎの筋ポンプ機能を低下させ、静脈還流障害を引き起こします。適切な足首ケアにより、この悪循環を断ち切ることが可能です。

医療機関での専門的検査と治療選択肢

変形性膝関節症 むくみ

セルフケアで改善されない場合や症状が重い場合は、医療機関での専門的な治療が必要です。適切な診断と治療により、症状の改善が期待できます。

詳細な診断プロセス

医師による診断では以下の検査が段階的に行われます:

第一段階:基本検査

  • 詳細な問診(症状の経過、既往歴、薬歴)
  • 身体検査(関節可動域、腫脹、圧痛の評価)
  • 歩行分析(歩容の観察、バランステスト)

第二段階:画像診断

  • X線検査(関節の変形、軟骨の状態を確認)
  • MRI検査(軟骨、靭帯、半月板の詳細評価)
  • 超音波検査(関節液の量、滑膜の状態)

第三段階:特殊検査

  • 関節液検査(炎症マーカー、感染の有無)
  • 血液検査(全身状態、炎症反応の評価)
  • 骨密度測定(骨粗鬆症の評価)

段階的治療アプローチ

治療法適用段階期待効果治療期間
薬物療法(NSAIDs)初期〜中期痛みと炎症の軽減2-4週間
ヒアルロン酸注射初期〜中期関節の潤滑改善5回連続投与
関節水腫の穿刺急性期即座の腫れ軽減1回
理学療法全段階機能改善と筋力強化3-6ヶ月
PRP治療中期組織再生促進3-4回
手術治療末期根本的な機能回復入院期間2週間

治療法の選択は、患者の年齢、症状の程度、生活スタイル、併存疾患などを総合的に考慮して決定されます。厚生労働省:変形性膝関節症についてでは、詳細な治療ガイドラインが公開されています。

変形性膝関節症のむくみを悪化させる要因と対策

変形性膝関節症 むくみ

日常生活でむくみを悪化させる要因を理解し、適切な対策を講じることが重要です。

生活習慣上の注意点

避けるべき行動

  • 長時間の立ち続けや座り続け(1時間以上)
  • 膝への過度な負荷をかける運動(ジョギング、重量挙げ)
  • 塩分の過剰摂取(1日10g以上)
  • アルコールの大量摂取(日本酒換算で3合以上)
  • きつい靴や靴下の着用
  • 膝を曲げたままの長時間作業

推奨される生活習慣

  • 適度な水分摂取(1日1.5-2L)
  • バランスの取れた食事(減塩・低脂肪)
  • 規則正しい睡眠(7-8時間)
  • ストレス管理(瞑想、深呼吸法)
  • 適正体重の維持(BMI 18.5-24.9)
  • 禁煙(血管機能改善のため)

環境要因への対策

職場環境の改善

デスクワークが多い方は、足台の使用や定期的な立ち上がりを心がけましょう。また、膝下に余裕のある机の選択も重要です。

住環境の配慮

階段の昇降を減らすため、日常よく使用するものは手の届きやすい場所に配置しましょう。住環境の改善について詳しくは専門家にご相談ください。

医療機関受診の判断基準と緊急性の評価

変形性膝関節症 むくみ

以下のような症状がある場合は、専門医の診断を受けることが重要です。

緊急度:高(即座に受診)

  • 発熱を伴う急激な膝の腫れ
  • 膝に激しい痛みと熱感がある場合
  • 歩行が全くできない状態
  • 膝の著明な変形や不安定性
  • 皮膚の色調変化(青紫色、赤黒色)

緊急度:中(1週間以内に受診)

  • むくみが強い場合や急にむくみが出現した場合
  • セルフケアを2週間続けても改善されない場合
  • 日常生活に支障をきたすほどの症状
  • 夜間痛で睡眠が妨げられる場合

緊急度:低(1ヶ月以内に受診)

  • 軽度のむくみが持続している場合
  • 階段昇降時の軽い痛み
  • 朝のこわばり感
  • 予防的な相談やセカンドオピニオン

むくみの原因には、心不全、腎臓病、静脈血栓症、深部静脈血栓症などの重大な疾患が隠れている場合もあるため、自己判断せずに専門医に相談しましょう。

膝痛の診断と治療について詳しく知りたい方は、整形外科専門医にご相談ください。また、日本整形外科学会では、信頼できる医療機関の検索が可能です。

むくみを防ぐ変形性膝関節症の包括的予防戦略

変形性膝関節症 むくみ

変形性膝関節症の発症や進行、それに伴うむくみを予防するために、包括的なアプローチが重要です。

運動療法による予防

膝に負担をかけすぎない適度な運動を継続することが重要です:

有酸素運動プログラム

  • ウォーキング(週5回、各30分、歩数8000-10000歩)
  • 水中運動(週2-3回、各45分)
  • サイクリング(週2回、各60分)
  • 太極拳やヨガ(週1-2回、各60分)

筋力強化プログラム

  • 大腿四頭筋強化(週3回、各セット10-15回×3セット)
  • ハムストリングス強化(週2回、各セット8-12回×3セット)
  • 臀筋群強化(週2回、各セット10-15回×2セット)
  • ふくらはぎ筋力強化(毎日、各セット15-20回×2セット)

栄養管理による予防

抗炎症作用のある食品

オメガ3脂肪酸を含む魚類(サケ、サバ、イワシ)、抗酸化物質を含む野菜(ブロッコリー、ほうれん草)や果物(ブルーベリー、さくらんぼ)を積極的に摂取しましょう。

体重管理

体重の増加は膝関節への負担を増加させます。BMIを18.5-24.9の範囲内に維持することが推奨されています。体重1kg減少により、膝関節への負担は歩行時に約3kg軽減されます。

姿勢とバイオメカニクス

正しい歩行パターン

日常生活での姿勢や歩き方を意識することで、膝への負担を軽減できます。専門家による歩行指導を受けることも有効です。

靴選びの重要性

適切な靴選びは膝関節の負担軽減に重要です。クッション性が高く、足部の安定性を保てる靴を選択しましょう。

最新の研究動向と治療技術

変形性膝関節症 むくみ

変形性膝関節症の治療分野では、近年多くの革新的な治療法が開発されています。

再生医療

幹細胞療法やPRP(多血小板血漿)治療など、組織再生を促進する治療法が注目されています。これらの治療は、従来の治療では改善困難な症例に対しても効果が期待されています。

テレヘルス・デジタルヘルス

スマートフォンアプリを活用した運動指導や症状管理が普及しており、自宅での継続的なケアが可能になっています。

最新の研究情報については、医学専門誌や学会発表を通じて随時更新されています。

変形性膝関節症のむくみに関するよくある質問

変形性膝関節症 むくみ

Q. 変形性膝関節症でなぜむくみが起こるのですか?

A. 主な原因は膝の炎症が強くなることで関節液が増加し、膝が腫れてしまうためです。また、十分に歩けなくなることでふくらはぎの筋肉が弱くなり、静脈圧が上昇してむくみが生じることもあります。リンパの流れの悪化も要因の一つです。

Q. むくみの対策として自分でできることはありますか?

A. 安静を心がけ、膝を高い位置に上げる、適度な運動とストレッチを行う、マッサージやリンパドレナージュを実施する、弾性ストッキングを着用するなどの方法があります。ただし、症状が重い場合は専門医にご相談ください。

Q. 専門医の診断を受ける目安はありますか?

A. むくみが強い場合、セルフケアを続けても改善されない場合、日常生活に支障をきたす症状がある場合、発熱や関節の熱感を伴う場合は、専門医の診断を受けることが重要です。他の疾患が隠れている可能性もあります。

Q. むくみと膝の痛みの関係はありますか?

A. はい、密接な関係があります。関節の炎症により関節液が増加すると膝が腫れ、これがむくみと痛みの両方を引き起こします。また、痛みで動きが制限されると血行が悪くなり、さらにむくみが悪化する悪循環が生じることがあります。

Q. リンパドレナージュは効果がありますか?

A. リンパドレナージュのマッサージを受けることで、リンパの流れを良くすることができ、むくみの改善が期待できます。専門家による施術だけでなく、正しい方法でのセルフマッサージでも一定の効果が期待できます。

Q. 変形性膝関節症のむくみは完治しますか?

A. 変形性膝関節症は進行性の疾患ですが、適切な治療とセルフケアにより症状の改善は期待できます。早期発見・早期治療により、むくみの症状を大幅に軽減し、日常生活の質を向上させることが可能です。継続的なケアが重要です。

Q. 薬の副作用でむくみが悪化することはありますか?

A. はい、一部の薬剤の副作用としてむくみが現れることがあります。例えば、前立腺がんの治療薬などでむくみが生じる場合があります。現在服用中の薬剤がある場合は、医師にむくみの症状について相談することをお勧めします。

まとめ:変形性膝関節症のむくみ改善への総合的アプローチ

変形性膝関節症 むくみ

変形性膝関節症によるむくみは、関節の炎症による関節液の増加、静脈還流障害、リンパの流れの悪化など、複数の要因によって起こる複雑な症状です。

適切なセルフケアと専門医による治療を組み合わせることで、症状の改善が期待できます。

特に重要なポイントとして、足首の動きとセルフケアが膝のむくみ改善に大きく関わることが専門家の治療実績からも明らかになっています。従来の対症療法だけでなく、根本的な機能改善に焦点を当てたアプローチが有効です。

また、前立腺がんの薬など、他の薬剤の副作用でむくみが悪化する場合もあるため、総合的な健康管理と医師との密な連携が必要です。

症状が重い場合や改善されない場合は、迷わず医療機関を受診し、専門医による適切な診断と治療を受けることが大切です。早期の対応により、より良い予後が期待できます。

日常生活では、適度な運動、体重管理、正しい姿勢を心がけ、変形性膝関節症の進行とむくみの悪化を予防することが重要です。継続的なセルフケアと専門医との連携により、快適な日常生活を維持することができます。

変形性膝関節症のむくみは決して諦める必要のない症状です。適切な知識と継続的なケアにより、症状の改善と生活の質の向上を目指しましょう。

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

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