最終更新:2025.06.25

【首の痛みに効く漢方薬4選】症状や体質に合わせた選び方を解説

この記事は「セルフケア整体 院長・森下 信英(NOBU先生)」の監修のもと作成されています。

スマートフォンやパソコン作業の増加により、現代人の多くが悩む首の痛み。その対処法として漢方薬が注目されています。首の痛みに効果が期待できる漢方薬としては、葛根湯、独活葛根湯、二冲湯、麻杏甘草湯などが挙げられます。特に、風邪邪による首のこりには葛根湯、筋肉の緊張による首の痛みには独活葛根湯、乾燥による首の痛みやしびれには二冲湯、湿邪による首の痛みには麻杏甘草湯が適しているとされています。首の痛みには、漢方医学の考え方に基づき、症状や体質に合わせて適切な漢方薬を選ぶことが重要です。本記事では首の痛みを和らげる漢方薬の選び方と、それぞれの効果について詳しく解説します。

漢方では首の痛みの原因を「気・血・水」の流れの滞りと考え、原因別に処方を選びます。身体全体のバランスを整えることで症状の改善を目指します。

目次

首の痛みはなぜ起こる?漢方医学的な考え方

首痛 漢方薬

首の痛みは現代人に多い悩みの一つです。長時間のデスクワークやスマートフォンの使用による「ストレートネック」、寝違えなどが主な原因として挙げられます。漢方医学では、首の痛みの原因をどのように考えるのでしょうか。東洋医学の観点から見ると、首の痛みは単なる症状ではなく、身体全体のバランスの乱れを示すサインとされています。漢方薬による治療は、このバランスを整えることで根本的な改善を目指します。

漢方医学から見た首の痛みの原因

漢方医学では、首の痛みは主に以下のような原因で起こると考えられています。これらは「証(しょう)」と呼ばれる体質や症状のパターンに基づいて分類されます。首の痛みに効く漢方薬を選ぶ際には、自分の証に合った処方を選ぶことが重要です。適切な漢方薬は症状の緩和だけでなく、体質改善にも役立つ可能性があります。

原因漢方的解釈主な症状
風邪(ふうじゃ)外部からの冷気や風が体内に侵入首のこわばり、頭痛、悪寒
瘀血(おけつ)血液の流れが滞っている状態慢性的な首の痛み、しこり
乾燥(かんそう)体内の水分バランスの乱れ首の乾燥感、こわばり
湿邪(しつじゃ)体内に余分な水分が溜まった状態首のだるさ、重だるさ、むくみ

漢方医学では、これらの原因に応じて適切な処方を選ぶことが重要です。西洋医学のように症状を抑えるだけでなく、根本的な原因を改善することを目指します。漢方薬は生薬成分の組み合わせによって血行促進や自律神経のバランス調整に働きかけることで、長期的な体質改善を促すと考えられています。

首の痛みの漢方医学的診断方法

首痛 漢方薬

漢方医学では、首の痛みを診断する際に「望・聞・問・切」という四診を用います。体質診断に基づいて、冷え性や筋緊張、ストレスなどの要因を総合的に判断し、最適な漢方薬を選定します。首の痛みと全身症状の関連性を重視するのが漢方医学の特徴です。漢方薬は体質や症状に合わせて選ぶことで、より効果的に首の痛みを改善できる可能性があります。

四診による漢方診断

漢方医学では以下の四診を用いて患者の状態を診断します:

  • 望診:顔色や舌の状態、姿勢などを観察
  • 聞診:声や呼吸音、咳などを聞く
  • 問診:症状の詳細や生活習慣などを質問
  • 切診:脈や腹部の状態を触診する

これらの診断方法を組み合わせることで、首の痛みの原因となる「証」を特定し、適切な漢方薬を処方します。免疫力の低下が首の痛みに関連している場合もあるため、全身状態の改善も重視します。漢方薬の選択は、このような総合的な診断に基づいて行われます。

首の痛みに効く漢方薬4選とその特徴

首痛 漢方薬

首の痛みに効果が期待できる代表的な漢方薬を4つ紹介します。それぞれの特徴と効果について詳しく解説します。漢方薬は東洋医学の考え方に基づいており、個々の体質に合わせた選択が重要です。日本東洋医学会の研究でも、これらの漢方薬の有効性が報告されています。首の痛みに悩む方は、自分の体質や症状に合った漢方薬を選ぶことをおすすめします。

1. 葛根湯(かっこんとう)- 風邪による首こりに

葛根湯は風邪のひき始めに用いられることが多い漢方薬ですが、首や肩のこりにも効果が期待できます。主に「風邪邪」によって引き起こされる首のこわばりや痛みに適しているとされています。漢方薬の中でも最も知られている処方の一つで、首の痛みだけでなく肩こりの改善にも役立つ可能性があります。

葛根湯の主な効果

葛根湯は、首筋から背中にかけての筋肉(僧帽筋)の血行を良くして温め、水の巡りを改善する効果が期待できるとされています。これにより、肩こりや首こりの症状が緩和される可能性があります。また、発汗作用により、体内の毒素排出を促進するとも考えられています。血行促進効果は首の痛みの緩和に重要な役割を果たします。

葛根湯の主な生薬成分

葛根湯は7種類の生薬からなる漢方薬です。それぞれの生薬には特有の効能があります:

  • 葛根(かっこん):筋肉の緊張を緩和し、血行を促進する効果が期待できる
  • 麻黄(まおう):発汗作用があり、体を温める効果が期待できる
  • 桂皮(けいひ):体を温め、血行を良くする効果が期待できる
  • 芍薬(しゃくやく):筋肉の痙攣を抑える効果が期待できる
  • 生姜(しょうきょう):体を温め、消化を助ける効果が期待できる
  • 大棗(たいそう):体力を回復する効果が期待できる
  • 甘草(かんぞう):他の生薬の働きを調和させる効果が期待できる

こんな人におすすめ

葛根湯は、比較的体力がある人で、風邪のひき始めや首・肩のこりがある人に適しています。特に、頭痛や発熱を伴う首の痛みに効果的な可能性があるとされています。自律神経の乱れからくる症状にも有用な場合があります。冷えやすい体質の方や、ストレスによる首の痛みがある方にもおすすめです。

2. 独活葛根湯(どっかつかっこんとう)- 慢性的な首の痛みに

独活葛根湯は葛根湯をベースに「独活」と「地黄」を加えた処方で、より慢性的な首や肩の痛みに効果が期待できます。特に四十肩・五十肩や寝違えなどの症状に適しているとされています。首の痛みが長期化している場合や、年齢とともに症状が現れた場合に考慮すべき漢方薬です。

独活葛根湯の主な効果

独活葛根湯は、葛根湯の効果に加えて、関節のこわばりによる血行不良を改善し、首や肩の痛みを緩和する効果が期待できるとされています。特に急性の肩の痛みやこわばりの症状に役立つ可能性があります。ストレス緩和にも寄与する場合があり、首の痛みに伴う精神的な不調の改善にも役立つことがあります。

独活葛根湯の主な生薬成分

独活葛根湯は葛根湯の7種類の生薬に、以下の2種類が追加されています:

  • 独活(どっかつ):関節や筋肉の痛みを緩和する効果が期待できる
  • 地黄(じおう):血を補い、栄養を与える効果が期待できる

こんな人におすすめ

独活葛根湯は、体力が中等度またはやや虚弱な人で、首や肩に慢性的な痛みがある人に適しています。特に、四十肩・五十肩や寝違えによる首の痛みに効果的な可能性があるとされています。加齢に伴う筋肉の衰えによる症状にも役立つことがあります。日常的な冷えや疲労感がある方にも検討の価値があります。

3. 二冲湯(にちゅうとう)- 乾燥による首の痛みに

二冲湯は乾燥による首の痛みやしびれに効果が期待できる漢方薬です。特に乾燥による水分代謝の乱れを改善し、首や肩の筋肉の硬さを和らげる作用があるとされています。複数の臨床研究でも、その水分代謝改善効果について報告されています。首の痛みの中でも特に乾燥が原因と考えられる場合に適した漢方薬です。

二冲湯の主な効果

二冲湯は、乾燥による首の痛みやしびれに効果があり、身体の水分代謝を改善し、筋肉の硬さを和らげる作用が期待できるとされています。特に乾燥しやすい体質の人に適しているとされています。冷え性がある方にも効果的な場合があり、全身の水分バランスを整えることで首の痛みの緩和につながる可能性があります。

二冲湯の主な生薬成分

二冲湯には以下のような生薬が含まれています:

  • 蒼朮(そうじゅつ):水分代謝を促進する効果が期待できる
  • 白朮(びゃくじゅつ):水分バランスを整える効果が期待できる
  • 当帰(とうき):血行を促進する効果が期待できる
  • 川芎(せんきゅう):血行を促進し、痛みを緩和する効果が期待できる
  • 芍薬(しゃくやく):筋肉の痙攣を抑える効果が期待できる
  • 生姜(しょうきょう):体を温め、消化を助ける効果が期待できる

こんな人におすすめ

二冲湯は、乾燥しやすい体質の人で、首や肩の痛みやしびれがある人に適しています。特に、水分バランスの乱れによる首の痛みや、冷えによる首のこりに効果的な可能性があるとされています。体質改善を目指す方にもおすすめです。季節の変わり目に症状が悪化する方や、空調の影響で乾燥を感じやすい方にも適しています。

4. 麻杏甘草湯(まきょうかんぞうとう)- 湿邪による首の痛みに

麻杏甘草湯は湿邪による首の痛みやしびれに効果が期待できる漢方薬です。特に湿気による首や筋肉の硬さを和らげる効果があるとされています。日本の湿度の高い環境で生活する方に適した処方と考えられています。首の痛みに加えて、むくみや重だるさを感じる方に適している可能性があります。

麻杏甘草湯の主な効果

麻杏甘草湯は、湿邪による首の痛みやしびれに効果があり、関節や筋肉の硬さを和らげ、痛みを緩和する作用が期待できるとされています。特に湿気の多い環境で症状が悪化する人に適しているとされています。余分な水分を排出する効果も期待され、むくみの改善にも役立つ可能性があります。

麻杏甘草湯の主な生薬成分

麻杏甘草湯には以下のような生薬が含まれています:

  • 麻黄(まおう):発汗作用があり、体を温める効果が期待できる
  • 杏仁(きょうにん):痰を除去する効果が期待できる
  • 甘草(かんぞう):他の生薬の働きを調和させる効果が期待できる

こんな人におすすめ

麻杏甘草湯は、湿気の多い環境で症状が悪化する人に適しています。特に、関節や筋肉の硬さを伴う首の痛みや、湿気による痛みに効果的な可能性があるとされています。梅雨時期など湿度が高くなる季節に症状が悪化する方や、むくみを伴う首の痛みに悩む方にもおすすめです。体内の水分代謝が気になる方にも適しています。

漢方薬の服用タイミングと期間

漢方薬は一般的に食前または食間(食事と食事の間)に服用することが推奨されています。食前であれば30分前、食間であれば食後2時間程度経ってから次の食事の30分前までの間が良いとされています。効果は個人差がありますが、通常2週間から1ヶ月程度の継続服用で効果が現れることが多いとされています。漢方薬は即効性というよりも徐々に体質を改善していくものなので、根気よく続けることが大切です。

漢方薬と西洋薬の併用について

漢方薬と西洋薬は基本的に併用可能ですが、相互作用が起こる可能性もあります。特に血液をサラサラにする薬(抗凝固薬)や糖尿病薬との併用は注意が必要です。併用する場合は、必ず医師や薬剤師に相談することをおすすめします。漢方医学と西洋医学の長所を組み合わせることで、より効果的な治療ができる場合があります。首の痛みに対しても、西洋薬の即効性と漢方薬の体質改善効果を上手に組み合わせることで、短期的にも長期的にも効果が期待できます。

漢方薬を選ぶ際の注意点

首痛 漢方薬

漢方薬は体質や症状に合わせて選ぶことが重要です。以下の点に注意して、自分に合った漢方薬を選びましょう。厚生労働省の調査によると、適切に選択された漢方薬は、副作用が少なく効果的な治療法として認められています。首の痛みに悩む方は、漢方薬の選び方について専門家に相談することをおすすめします。

体質や症状に合わせた選び方

漢方薬は「証(しょう)」と呼ばれる体質や症状のパターンに基づいて選びます。体質診断を受けることで、自分の体質や症状に合った漢方薬を選ぶことができ、より効果的に首の痛みを改善できる可能性が高まります。自己判断での選択は効果を得られないことがあるため、専門家の診断を受けることが大切です。

専門家に相談する

漢方薬は専門家に相談して選ぶことをおすすめします。漢方専門医や漢方に詳しい薬剤師に相談することで、自分に合った漢方薬を見つけることができます。自己判断での選択は効果を得られない場合があります。また、症状の変化に応じて処方を見直すこともあるため、定期的な相談が重要です。

自己判断での服用は避ける

漢方薬は天然の生薬を使用していますが、副作用や相互作用のリスクがあります。自己判断での服用は避け、必ず専門家に相談してから服用するようにしましょう。特に持病がある方や他の薬を服用している方は注意が必要です。漢方薬も医薬品であるという認識を持ち、正しい知識に基づいて使用することが大切です。

漢方薬の副作用と注意点

漢方薬は天然の生薬を使用していますが、以下のような副作用や注意点があります。適切な用法用量を守り、体調の変化に注意しながら服用することが大切です。以下の症状が現れた場合は服用を中止し、医師に相談しましょう。

  • 胃腸の不調(胃もたれ、食欲不振など)が生じる可能性がある
  • アレルギー反応(発疹、かゆみなど)が起こることがある
  • 他の薬との相互作用に注意が必要
  • 妊娠中や授乳中の服用には特に注意が必要
  • 甘草を含む漢方薬の長期服用で低カリウム血症のリスクがある

これらの副作用や注意点を理解した上で、適切に漢方薬を服用することが重要です。少しでも異常を感じたら服用を中止し、医師に相談しましょう。特に長期服用する場合は、定期的な健康チェックを受けることをおすすめします。

首の痛みを和らげる日常生活の工夫

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漢方薬の服用と併せて、日常生活での工夫も首の痛みを和らげるのに効果的です。ストレス緩和や適度な運動も症状改善に役立ちます。首の痛みは生活習慣と密接に関連しているため、包括的なアプローチが重要です。

姿勢の改善

長時間のデスクワークやスマートフォンの使用による姿勢の悪化は、首の痛みの大きな原因となります。以下のポイントに注意して、姿勢を改善しましょう。自律神経のバランスを整えることも大切です。正しい姿勢は首の痛みの予防にも効果的です。

  • モニターの高さを目線の高さに合わせる
  • デスクワーク中は定期的に休憩を取り、首を動かす(50分作業したら10分休憩など)
  • スマートフォンの使用時は目線を下げすぎない(スマホを持ち上げるよう意識する)
  • 適切な枕を使用し、睡眠時の姿勢を改善する(高すぎず低すぎない枕を選ぶ)
  • 座っているときは背筋を伸ばし、肩の力を抜くよう意識する

ストレッチと温め

首のストレッチや温めることは、血行促進に役立ち、首の痛みを和らげるのに効果的です。冷え性の改善にも繋がります。日常的に取り入れることで、首の筋肉の緊張を緩和し、漢方薬の効果を高める可能性もあります。

首のストレッチ

以下のようなストレッチを1日数回行うことで、首の筋肉の緊張を緩和することができます。筋緊張の緩和は血行を促進し、痛みの軽減に繋がります。ストレッチは無理のない範囲で行い、痛みを感じたら中止しましょう。

  1. ゆっくりと首を前後左右に倒す(各方向に10秒ずつキープ)
  2. 首を回すように動かす(左右各5回ずつ、ゆっくりと)
  3. 肩をすくめて5秒キープし、力を抜く(5回繰り返す)
  4. 腕を後ろに回し、肩甲骨を寄せる(10秒キープして5回繰り返す)
  5. 胸を開くようにストレッチし、肩甲骨を寄せる(10秒キープ)

温める

首や肩を温めることで、血行が促進され、痛みが緩和される可能性があります。特に冷え性の方には効果的です。以下の方法を試してみましょう。温めることで筋肉の緊張がほぐれ、首の痛みが和らぐことがあります。

  • 入浴時に首や肩を温める(38〜40度のぬるめのお湯に15分程度浸かる)
  • ホットタオルや蒸しタオルを首に当てる(10分程度が目安)
  • カイロや湯たんぽを使用する(直接肌に当てないよう注意)
  • 首や肩を温める専用のグッズを活用する(肩当てなど)
  • 生姜湯などの温かい飲み物で体の内側から温める

首の痛みと漢方薬に関するよくある質問

首痛 漢方薬

Q. 漢方薬はどのくらいの期間飲めば効果が出ますか?

A. 漢方薬の効果は個人差がありますが、一般的には2週間から1ヶ月程度の継続した服用で効果が現れることが多いです。ただし、症状や体質によっては効果が出るまでに時間がかかる場合もあります。1ヶ月以上服用しても効果が現れない場合は、漢方専門医や薬剤師に相談することをおすすめします。漢方薬は体質改善を目的としているため、即効性よりも継続することが重要です。

Q. 漢方薬と西洋薬を併用しても大丈夫ですか?

A. 基本的には併用可能ですが、漢方薬と西洋薬の間で相互作用が起こる可能性があります。必ず医師や薬剤師に相談の上、併用するようにしましょう。特に、血液をサラサラにする薬(抗凝固薬)や糖尿病の薬との併用は注意が必要です。服用中の薬(処方薬・市販薬)をすべて医師・薬剤師に伝えることが大切です。相互作用によって副作用が強まったり、効果が弱まったりする場合があります。

Q. 首の痛みが慢性化している場合、漢方薬は効果がありますか?

A. 慢性化した首の痛みにも漢方薬は効果が期待できます。ただし、急性の痛みに比べて効果が現れるまでに時間がかかる場合があります。また、漢方薬単独での治療よりも、マッサージやストレッチなどの物理療法と併用することで、より効果的に症状を改善できることが多いです。慢性的な首の痛みには、体質改善を目指した長期的なアプローチが効果的で、漢方薬はそのサポートとなる可能性があります。体質や症状に合った漢方薬を選ぶことが重要です。

Q. 葛根湯と独活葛根湯の違いは何ですか?

A. 葛根湯は主に風邪のひき始めや首・肩のこりに効果が期待できる漢方薬で、7種類の生薬で構成されています。一方、独活葛根湯は葛根湯に「独活」と「地黄」を加えた処方で、より慢性的な首や肩の痛み、特に四十肩・五十肩や寝違えなどの症状に効果が期待できます。体質的には、葛根湯は比較的体力のある人、独活葛根湯は体力が中等度またはやや虚弱な人に適しています。独活は関節痛に、地黄は血液循環の改善に効果があるとされており、より強い鎮痛効果を期待できる処方となっています。

Q. 二冲湯は市販されていますか?

A. 二冲湯は一般的な市販の漢方薬としては販売されていない場合が多いです。主に医療用漢方製剤として処方されるか、漢方専門の薬局で調剤される場合があります。二冲湯を試してみたい場合は、漢方専門医や漢方に詳しい薬剤師に相談することをおすすめします。処方箋がなくても漢方専門の薬局では相談に応じてくれることがありますが、専門医の診断を受けた上で適切な処方を選ぶことが望ましいでしょう。自分の体質や症状に合った漢方薬を選ぶことが重要です。

Q. 首の痛みが頭痛を引き起こしている場合、どの漢方薬が効果的ですか?

A. 首の痛みが原因で頭痛がある場合、葛根湯が効果的なことが多いです。葛根湯には首筋の血行を良くする効果があり、それによって頭痛も緩和されることがあります。ただし、頭痛の種類や原因によって適した漢方薬は異なりますので、症状に合わせて専門家に相談することをおすすめします。首のこりからくる緊張型頭痛には葛根湯が、血行不良からくる頭痛には桂枝茯苓丸などが検討されることもあります。自律神経の乱れからくる頭痛には、加味逍遙散などの処方も考慮されることがあります。

Q. 漢方薬を服用する際の食事との関係はどうなっていますか?

A. 漢方薬は一般的に食前または食間(食事と食事の間)に服用することが推奨されています。食前であれば30分前、食間であれば食後2時間程度経ってから次の食事の30分前までの間が良いとされています。ただし、漢方薬の種類や製剤によっては服用タイミングが異なる場合もあるので、付属の説明書や薬剤師の指示に従ってください。胃腸が弱い方は食後に服用する方が良い場合もあります。服用時は冷たい水ではなく、常温または白湯で飲むことが推奨されています。

Q. 子どもや妊婦でも漢方薬は安全に服用できますか?

A. 子どもや妊婦の漢方薬服用については、必ず専門医に相談してください。一般的に漢方薬は体質や症状に合わせて処方されるため、子どもや妊婦でも服用できる漢方薬はありますが、年齢や妊娠状態に応じて用量調整や禁忌となる漢方薬もあります。自己判断での服用は避け、専門家のアドバイスを受けることが重要です。子どもの場合は年齢や体重に応じた用量調整が必要で、妊婦の場合は特に初期の3ヶ月間は注意が必要です。安全性が確立されていない漢方薬もあるため、専門医の指導のもとで服用することが大切です。

Q. 漢方薬を長期間服用することによるリスクはありますか?

A. 漢方薬は適切に処方されれば比較的安全に長期服用できるとされていますが、一部の漢方薬には長期服用による副作用のリスクがあります。例えば、甘草を含む漢方薬の長期服用により、低カリウム血症や高血圧などが生じる可能性があります。定期的に医師の診察を受け、血液検査などで体の状態をチェックしながら服用することをお勧めします。また、症状が改善したり変化したりした場合は、処方の見直しが必要な場合もあります。長期服用する場合は、3〜6ヶ月に一度は漢方専門医に相談することが望ましいでしょう。

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森下 信英(NOBU先生)

この記事の監修者

森下 信英(NOBU先生)

セルフケア整体 院長

柔道整復師・鍼灸師。「ズボラ筋®」セルフケア考案者。YouTubeチャンネル登録者148万人超。

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よくある質問

  • Q

    1回で状態を把握して、全部教えてもらえませんか?

    A

    A:お気持ちはよく分かります。動画を見て「今すぐ全部知りたい」と思われるのは当然です。 しかし、申し訳ございません。それは危険であり、効果的ではありません。

    【なぜ1回では無理なのか】

    セルフケアは単なるストレッチではなく、ズボラ筋の筋力トレーニングです。 例えるなら、運動不足の人がいきなりフルマラソンを走るようなもの。

    実際、優しくやっても翌日筋肉痛になる方がほとんどです。 いきなり全身14箇所やると、翌日動けなくなることも。

    【段階的に進める5つの理由】

    1:安全性の確保

    特に高齢の方や筋力が弱い方は、順番を間違えると怪我のリスク

    2:痛い箇所は最初触れない

    筋肉に裂傷がある場合、直接触ると悪化

    関連する別のズボラ筋から段階的にアプローチ

    3:原因は複数箇所の連動

    腰痛の原因が実は足首だったり、肩こりの原因が手首だったり

    全身14箇所のズボラ筋を連動させて初めて根本改善

    4:フォームの調整が必要

    筋肉が働き始めると、負荷量やフォームを変える必要があります

    間違ったフォームは逆効果に

    5:指導責任

    私たちには責任があります

    適当な形で伝えて効果が出なくなることは絶対に避けたい

    【改善までの現実的な流れ】

    初回〜1ヶ月目

    • 週1回または2週に1回ペース
    • 痛みの原因を特定、安全な箇所から開始
    • 姿勢や歩き方に変化を実感

    2〜3ヶ月目

    • 2週間に1回ペース
    • ズボラ筋が働き始め、日常が楽に
    • 痛みを忘れる時間が増える

    3〜6ヶ月目

    • あなたのペースで継続
    • 全身のバランスが整い始める
    • 痛みレベル10が2〜3まで改善

    6ヶ月以降

    • 月1回のメンテナンス
    • セルフケア(毎日)+プロのチェック(月1回)で良い状態をキープ

    【さらに上を目指すなら】

    関節トレーニングで痛みが改善したら、マンツーマンピラティスを追加することも可能です。

    ズボラ筋が働いた状態でのピラティスは、通常の3倍以上の効果が期待できます。

    • 痛みを取る(マイナス→ゼロ)から
    • 理想の健康体へ(ゼロ→プラス100)

    初回では、あなたの体の状態を詳しく検査し:

    • どこから始めるべきか
    • どのペースが最適か
    • どのくらいの期間で変化が期待できるか

    これらを明確にお伝えします。

    焦る必要はありません。 段階的に、確実に、あなたの体は変わります。

    1回で全部は無理ですが、6ヶ月後には「自分で健康を管理できる力」が身につきます。 それは一生の財産になります。

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    A: セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることに特化してわざと身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を狙って、活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより手術が必要と言われた人でも改善されていき、一時的ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    【他の整体とセルフケア整体の決定的な違い】

    一般的な整体
    痛い場所を揉む・緩める → 一時的に楽になる → また痛くなる(エンドレス)

    セルフケア整体の流れ
    1. ズボラ筋を段階的に活性化(関節トレーニング)
    2. ガンバリ筋の負担が減り、痛みが根本改善
    3. セルフケアを習得し、自分でも管理できるように
    4. さらにピラティスで理想の健康体へ(オプション)

    この「痛みを取る→健康を維持→さらに向上」という段階的なアプローチが、他では絶対に真似できない当院独自の強みです。

    【お客様の変化の道のり】

    初回〜1ヶ月目:原因の特定と安全なスタート
    動画だけでは分からない、あなたの筋肉量に合った適切な負荷量、安全なセルフケアの順番を個別に設定。痛すぎる箇所は触らず、関連するズボラ筋から開始。

    2〜3ヶ月目:痛みが波打つように改善
    ズボラ筋が少しずつ働き始め、ガンバリ筋の負担が減少。日常生活が楽になり、痛みを忘れる時間が増えていきます。

    3〜6ヶ月目:セルフケアマスターへ
    全身14箇所のズボラ筋が連動し、身体全体のバランスが整う。オーダーメイドの動画教材で、自宅でもセルフケアを実践。

    この過程で多くの方が予想外の変化を実感:
    – ぽっこりお腹がへこんだ
    – 夜間頻尿が改善
    – 睡眠の質が向上
    – むくみが取れて引き締まった
    – 姿勢が美しくなった

    6ヶ月以降:健康維持から理想の体へ
    月1回のメンテナンスで良い状態をキープ。
    ここで多くの方が気づきます。「痛みがないだけじゃ物足りない」と。

    【ピラティスという選択肢】

    痛みが改善し、ズボラ筋が働くようになった体は、実は「最高のスタートライン」に立っています。

    なぜ当院のピラティスは効果が違うのか?

    一般的なピラティス:
    – ズボラ筋が働いていない状態で行う
    – ガンバリ筋だけを酷使
    – 効果が限定的

    当院のピラティス:
    – ズボラ筋が働いている状態で行う
    – 全身の筋肉が正しく連動
    – 通常の3倍以上の効果

    関節トレーニングで土台を作った後のピラティスだから:
    – 体幹がさらに強化
    – 代謝が劇的にアップ
    – 美しいボディラインへ
    – 運動パフォーマンスが別次元に
    – 自律神経が整い、心身ともに健康

    つまり、痛みを取る(マイナス→ゼロ)だけでなく、理想の健康体(ゼロ→プラス100)まで導けるのが、セルフケア整体の本当の価値です。

    【なぜ継続的なアプローチが必要なのか】

    運動療法と聞くと不安を感じるかもしれませんが、お一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めます。

    筋肉が正しく機能するまで2〜3ヶ月、その後ガンバリ筋の負担が減ることで徐々に痛みが改善。この流れに時間が必要ですが、確実に変化していきます。

    セルフケアを習得した後も、月1回のメンテナンスで:
    – フォームの修正
    – 新たな不調の早期発見
    – モチベーションの維持

    さらにピラティスを追加することで、「健康を維持」から「健康を向上」へシフトできます。

    【私たちのビジョン】

    この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へ広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。

    「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」だけでなく、「年齢を重ねるごとに、より健康になる」ことも可能です。

    セルフケア整体は、あなたの痛みを取るだけでなく、理想の健康体へと導くパートナーです。

    ぜひ私たちとともに、本当の健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    A: はい、10年、20年以上悩んでいる方でも根本改善が可能です。
    実際に多くの方が、今まで誰も気づかなかった「真の原因」への対処で改善されています。

    【当院の実績】

    20年以上の慢性痛から解放(山田様・40代)
    20代から腰痛と肩こりに悩み、電車で1時間立つと歩けないほどの痛み。
    →1ヶ月過ぎから電車で立っていられるように
    →3ヶ月で肩こりがほぼゼロに。頭痛も完全消失

    手術宣告から階段昇降可能に(片桐様・61歳)
    変形性膝関節症で「即手術レベル」と診断。週3〜4回整体通い。
    →3ヶ月で駅の階段も普通に昇降
    →「手術しない」と決断できるまでに改善

    50歳過ぎから悪化した全身の痛み(土屋様・57歳)
    毎日薬とシップ、映画も座って見られない状態。
    →1ヶ月半で肩甲骨の変化を実感
    →朝の痛みなく起床、首が上を向けるように

    これらの方々に共通するのは、「ズボラ筋」へのアプローチで初めて改善したことです。

    【なぜ今まで治らなかったのか】

    どこに行っても再発する理由は明確です。
    従来の治療は「痛い場所」ばかりケアして、「サボっている筋肉(ズボラ筋)」を完全に見落としていたからです。

    当院の関節トレーニングは、痛みを取ることに特化し、「ズボラ筋のみ」を狙って働かせます。
    こういう整体は他に一切ありません。

    【2人の専門家が辿り着いた同じ答え】

    院長NOBU先生(YouTube登録者148万人)
    高校相撲での怪我以来、10年以上腰と膝の痛みに苦しむ。
    柔道整復師・鍼灸師の国家資格を取得しても、自分の体だけは治せなかった。
    関節トレーニングとの出会いで、ようやく改善。

    理事 笹川先生(特許発明者・TEDx登壇)
    理学療法士として12年間、3,000名以上の治療に携わる。
    従来のリハビリの限界を感じ、「ズボラ筋理論」を確立。
    特許取得(第7534009号)の科学的メソッドを開発。

    異なる道を歩んだ2人が、同じ「ズボラ筋」という答えに辿り着きました。
    SNS総フォロワー240万人という実績が、この方法の確かさを証明しています。

    【重要:改善過程で知っておいてほしいこと】

    特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなることがあります。

    これは悪化ではありません。
    弱った筋肉(ズボラ筋)が目覚め始め、今まで酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)の負担が変化している証拠です。

    実際、多くの方が「1ヶ月〜1ヶ月半で変化を実感」と言われます。
    痛みは波打つように、確実に治まっていきます。

    【当院独自のアプローチ】

    痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく:
    1. 痛みの少ない部位から開始
    2. 適切な負荷量と順序で段階的に
    3. 全身14箇所のズボラ筋を連動させる

    施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めるので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    【なぜ関節トレーニングは痛み改善に特化できるのか】

    一般的な運動療法:全身をバランスよく鍛える
    → 痛みがある状態では逆効果になることも

    当院の関節トレーニング:ズボラ筋「だけ」を狙う
    → 無駄なことをしないから、最短で効果が出る
    → 手術宣告を受けた方も普通に歩けるように

    この「あえてズボラ筋のみ」という選択が、当院独自の特徴であり、他では得られない結果を生み出します。

    【改善の目安】

    軽度〜中程度の痛み
    2〜3ヶ月で日常生活が楽に

    重度・慢性痛(10年以上)
    3〜6ヶ月で大幅改善
    ※山田様のように20年以上の慢性痛でも、3ヶ月で劇的改善

    通うペース
    最初の2ヶ月:週1回または2週に1回
    3ヶ月目以降:2〜3週に1回
    ※筋肉の状態により個人差があります

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出します。

    無理をせず一歩ずつ、確実に。
    長年の苦しみから解放される日は、必ず来ます。

    多くの方が「もっと早く来ればよかった」と言われます。
    一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    A:何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実は、これまでの整体で改善しなかったのには明確な理由があります。

    【なぜ今までの整体では戻ってしまったのか】

    一般的な整体は「痛い場所を揉む・緩める」アプローチです。これでは一時的に楽になっても、根本原因が解決されていないため、必ず痛みが戻ってきます。

    真の原因は「サボっている筋肉(ズボラ筋)」にあります。ズボラ筋が働かないことで、他の筋肉(ガンバリ筋)が過剰に働き、限界まで酷使されて痛みを生み出しているのです。

    【セルフケア整体の根本的アプローチ】

    当院では、初回90分かけて身体全体の筋肉バランスを徹底的に分析し、14箇所あるズボラ筋のどこが働いていないかを特定します。そして、以下の段階的アプローチで根本改善を実現します:

    初回〜1ヶ月目:安全なスタート

    • ✅あなたの筋力に合った適切な負荷量を設定
    • ✅痛すぎる箇所は触らず、関連するズボラ筋から開始
    • ✅施術前後で姿勢や歩き方の変化を写真・動画で確認

    2〜3ヶ月目:波状の改善

    • ✅ズボラ筋が徐々に働き始め、ガンバリ筋の負担が減少
    • ✅痛みレベルが10→5→3と段階的に改善
    • ✅日常生活で「痛みを忘れる時間」が増えていく

    3〜6ヶ月目:根本改善の定着

    • ✅全身14箇所のズボラ筋が連動し、身体全体のバランスが整う
    • ✅セルフケアも習得し、自分で体をメンテナンスできるように
    • ✅多くの方が痛みレベル0〜2まで改善

    【なぜ「健康貯金」が積み上がるのか】

    筋肉が正しく機能するまでには2〜3ヶ月必要です。この期間、適切な施術とセルフケアを継続することで、身体は「痛みが出にくい状態」を記憶していきます。これが「健康貯金」です。

    6ヶ月以降は月1回のメンテナンス(8,000円)で良い状態をキープでき、さらにピラティスを追加することで、痛みのない体から「理想の健康体」へステップアップも可能です。

    【施術への不安を解消する3つの約束】

    1. 科学的根拠に基づく施術
      • ✅特許取得の「ズボラ筋理論」(特許第7534009号)
      • ✅14年間で5,000名以上の改善実績
    2. 段階的で安全なアプローチ
      • ✅筋肉に裂傷がある場合は無理をしない
      • ✅一人ひとりの状態に合わせた負荷量と順番
    3. 透明性のある施術
      • ✅なぜその施術が必要か、すべて説明します
      • ✅改善の過程を数値と映像で可視化

    セルフケア整体は、あなたに施術を「任せる」のではなく、一緒に「健康を作り上げていく」パートナーです。不安なことは何でもご相談ください。初回カウンセリングで、あなたの身体がなぜ今まで改善しなかったのか、どうすれば改善するのかを明確にお伝えします。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    A:初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約90分のお時間をいただいています。

    2回目以降は、お選びいただくプランによって異なります:

    • 施術中心プラン:30〜40分
    • セルフケア習得プラン:60分程度

    【なぜ初回に90分必要なのか】

    初回では以下の3つのステップで、あなたの痛みの真因を特定します:

    1. カウンセリング(約30分)

    • ✅痛みの履歴と生活習慣の詳細確認
    • ✅過去の治療歴と効果の検証
    • ✅あなたが目指す理想の状態の明確化

    2. 身体検査と施術(約40分)

    • ✅全身14箇所のズボラ筋の働きをチェック
    • ✅姿勢分析と動作確認(写真・動画撮影)
    • ✅あなたに最適な負荷量での初回施術

    3. アフターカウンセリング(約20分)

    • ✅施術前後の変化を映像で確認
    • ✅あなた専用の改善プログラムの説明
    • ✅今後の通院ペースと期待できる変化の説明

    【時間をかける理由】

    多くの整体院では「とりあえず痛い場所を揉む」という対症療法的なアプローチですが、当院では根本原因である「ズボラ筋」を特定し、段階的な改善計画を立てます。

    例えば、膝の痛みでも原因は:

    • ✅股関節のズボラ筋の機能低下
    • ✅足首の可動域制限
    • ✅体幹の筋力バランスの崩れ

    など、複数の要因が絡み合っていることがほとんどです。

    【期待できる変化のタイムライン】

    初回で多くの方が実感される変化:

    • ✅姿勢の明らかな改善(写真で確認)
    • ✅歩き方が軽くなる(動画で比較)
    • ✅痛みレベルが10段階で平均2〜3ポイント改善

    ただし、筋肉に裂傷がある場合や慢性化が著しい場合は、初回では大きな変化を感じにくいこともあります。そのような方こそ、段階的なアプローチが必要です。

    【2回目以降の施術について】

    2回目以降は、初回の検査結果とあなたの目標に基づいて最適なプランをご提案します:

    施術中心プラン(30〜40分)

    • ✅まずは身体の変化を実感したい方向け
    • ✅症状別(膝・腰・肩など)に特化したアプローチ
    • ✅あなたのペースで通いながら、段階的に改善
    • ✅多くの方が2〜3ヶ月で「日常が楽になった」と実感

    セルフケア習得プラン(60分)

    • ✅根本改善と「自分で治せる力」を身につけたい方向け
    • ✅全身14箇所のズボラ筋を段階的に活性化
    • ✅あなた専用のセルフケア動画で自宅でも実践
    • ✅3〜6ヶ月で痛みレベルが大幅に改善

    その後のメンテナンス

    • ✅月1〜2回の定期ケアで良い状態をキープ
    • ✅ピラティスを追加して更なる健康増進も可能

    初回で「長期間通うのは…」と感じる方も、実際に身体が変化していくのを体感すると、自然と「もっと良くなりたい」という気持ちになります。

    私たちは回数や期間を押し付けるのではなく、あなたの身体の状態と生活スタイルに合わせて、最適なペースをご提案します。大切なのは「健康貯金」を着実に積み重ねていくことです。

    時間をかけてでも「一生モノの健康な身体」を手に入れたい方のために、私たちは妥協のない施術を提供しています。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    A: お客様の目的と状態により異なりますが、多くの方が以下のような変化を実感されています。

    【初回〜1ヶ月目】
    姿勢や動きの変化を実感
    ※筋肉に裂傷がある方や重度の慢性痛の方は、変化がゆっくりなこともあります

    【2〜3ヶ月目】
    ズボラ筋が働き始め、日常生活が楽に
    痛みを忘れる時間が増えてきます
    ※週1回ペースで通われる方が、最も早く効果を実感

    【3〜6ヶ月目】
    ズボラ筋が定着し、ガンバリ筋の負担が減ることで痛みが大幅に改善
    セルフケアも身につき、自分で体をコントロールできるように
    ※2週間に1回ペースで約6ヶ月、全身14箇所のズボラ筋をマスター

    【6ヶ月〜1年】
    快活な身体が定着し、写真のような健康的な状態に
    ※セルフケアを毎日実践+月1回のメンテナンス(8,000円)で良い状態をキープ

    【より早く、より高い目標を達成したい方へ】

    関節トレーニングで痛みが改善してきたら、
    オプションとして「マンツーマンピラティス」を追加することで:

    ・姿勢がさらに美しくなる
    ・代謝が上がりダイエット効果も
    ・体幹が強化され運動パフォーマンスUP
    ・自律神経が整い睡眠の質も向上

    ズボラ筋が働いた状態でピラティスを行うと、
    通常の3倍以上の効果が期待できます。

    痛みを取る(マイナス→ゼロ)だけでなく、
    より健康で美しい体(ゼロ→プラス100)を目指せます。

    【重要】なぜこの期間が必要なのか?

    ズボラ筋は「長年サボっていた筋肉」です。
    筋肉が正しく機能するまで2〜3ヶ月かかり、
    その後、ガンバリ筋の負担が減ることで
    徐々に痛みが改善していきます。

    筋肉が働く → ガンバリ筋の負担減 → 痛み改善
    この流れに時間が必要なのです。

    【セルフケアを覚えた後のメンテナンスについて】

    セルフケアをマスターすれば、
    毎日自分でズボラ筋を働かせることができます。

    ただし、月1回のメンテナンス(8,000円)は重要です:
    ・セルフケアのフォームチェックと修正
    ・新たな不調の早期発見
    ・より効果的な方法へのアップデート
    ・モチベーションの維持

    「セルフケア(毎日)+プロのチェック(月1回)」
    この組み合わせが、良い状態を長期間キープする秘訣です。

    【さらに上を目指すなら】
    マンツーマンピラティスを追加(月1〜2回選択可)
    – 月1回コース:8,000円
    – 月2回コース:16,000円

    メンテナンスと組み合わせることで、
    現状維持だけでなく、より健康的で美しい体へ進化できます。

    多くの方が
    「月1回のメンテナンスで痛みは安心」
    「ピラティスも加えたら若い頃より調子がいい」
    と喜ばれています。

    【あなたに最適なペースをご提案】

    初回で身体の状態を詳しく検査し、
    ・どこのズボラ筋が働いていないか
    ・どの順番でアプローチすべきか
    ・どのくらいの期間が必要か
    ・ピラティスを始める最適なタイミング
    を明確にお伝えします。

    単なる一時的な改善ではなく、
    「痛みのない体」から「理想の体」へ。
    段階的に「健康貯金」を積み重ねることが、
    私たちの目標です。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    A: 多くの関節痛や身体の不調に効果的ですが、正直にお伝えすると、以下の場合は改善が難しい、または通常より長期間必要になります。

    【別の治療が必要なケース】
    – リウマチによる痛み
    →専門医での治療と並行して行う必要があります

    – 急性の外傷(捻挫、靱帯損傷など)で腫れがひどい場合
    →まず腫れが引くのを待つ必要があります(1〜2週間程度)

    【通常より長期間かかるケース】
    – 五十肩などの関節拘縮
    →筋肉が線維化しているため、通常の倍以上の期間(6ヶ月〜)が必要です

    – 常時しびれがある(寝ている時も続く)
    →神経が傷ついている可能性があり、まず病院での検査をお勧めします
    →痛みは改善できますが、しびれ自体の改善は難しい場合があります
    →筋力が著しく低下しているため、改善まで4〜6ヶ月必要です

    – 骨の変形が著しく進行している
    →変形自体は戻せませんが、痛みの軽減は可能です
    →場合によっては手術も選択肢として検討が必要です

    これらに該当する方も、まずは一度ご相談ください。
    現状を正確に把握し、最適な選択肢をご提案いたします。

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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