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坐骨神経痛にロキソニンが効かない理由
神経が痛い原因の坐骨神経痛は、神経が異常に興奮しているために起こる痛みのため、ロキソニンの効果が得られません。炎症が原因の症状ではないため、効かない可能性が高いです。
ロキソニンは、炎症からくる腰痛などの痛みに対して効果があります。
以下のような疾患には、効果が高いです。
- ぎっくり腰
- 腰椎の骨折
- 打撲
- 捻挫 など
上記のような急性の怪我などであればロキソニンは効果が期待できますが、このようなケース以外の腰痛などでは、ロキソニンは効かず治らないことが多いです。
【ロキソニンとは?】
ロキソニンとは「非ステロイド性抗炎症薬」として、ステロイドが含まれな いタイプの薬品になります。
主な効果としては、炎症や発熱、痛みなどを軽減させる効果があり、炎症などを起こす原因物質であるプロスタグランジンが過剰に作られるのを抑える効果があるのです。
痛み止めとしてロキソニンは、医師から処方されることが多いですが、市販薬としても一般の方にも浸透している痛み止めの一つでもあります。
坐骨神経痛の原因
坐骨神経痛の原因については、複合的なケースもあるため、それぞれの特徴や症状があるのか押さえておきましょう。
- 腰部脊柱管狭窄症
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 腰椎分離症・腰椎分離すべり症
- 梨状筋症候群
その他にも、内臓疲労の原因による坐骨神経痛も挙げられます。暴飲暴食や睡眠不足、ストレスなどが原因で内臓疲労が起こることで、症状が悪化し引き起こすのです。また、内臓疲労が慢性化すると全身が冷えてしまい、血流の低下もにつながります。
坐骨神経痛の症状
坐骨神経は、お尻の筋肉である梨状筋(りじょうきん)抜け足へ向かう体の中で最も長い末梢神経。末梢神経は、主に3つの神経から構成されており、体を自由に動かしたり、温度を感じたりする伝導路の役割があります。
坐骨神経痛の主な症状は、座る、立つ、歩くなど、日常生活の動作で、坐骨神経に痛みを感じるつらい症状です。重症化すると、神経が圧迫され歩行障害などにつながるケースがあります。
坐骨神経痛の治療法・再発予防法
ここでは、坐骨神経痛の治療法や再発予防法について解説します。
治療法
坐骨神経痛の治療法には「保存療法」と「手術療法」の2つがあります。
保存療法は、薬物療法や神経ブロック療法、理学療法などがあり、発症から6~8週間程度、保存療法で治療を実施。症状が緩和されない状態が続く場合は、外科的な治療である手術療法を検討します。
高齢化に伴う脊椎変形で生じる坐骨神経痛の場合は、日常生活に重度な支障がない限り、保存的な治療を行います。
保存療法には以下のとおりです。
- 薬物療法
- 物理療法
- 運動療法
- 装具療法
- ブロック療法
保存療法で改善しない場合、すすめられることがある治療法が手術療法です。
担当医師と良く相談・診療し、適切な治療法で改善しましょう。
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再発予防法
坐骨神経痛の再発を防ぐには、次のような方法があります。
- 血行を良くする
- 冷やさない
- 無理をしない
- 運動療法
体の姿勢を維持する「インナーマッスル」を刺激するトレーニングや適度なウォーキングがおすすめです。
ロキソニンが効かない腰痛の場合
腰痛でロキソニンが効かない場合は以下のような可能性が考えられます。
- 飲み方が間違っている可能性
- 慢性腰痛の可能性
- 神経痛の可能性
飲み方が間違っている可能性
薬の飲み方・服用方法が間違っていると十分な効果が発揮されません。ロキソニンも同様に、間違った服用方法を行っていると効果が弱まる可能性があります。
具体的な服用方法は以下のとおりです。
【例】
ロキソニンの正しい服用方法(成人)
- ・空腹時を避け、1回1錠(60mg)服用する
- ・服用回数は原則1日2回まで ※症状がひどい場合は1日3回まで服用可能
- ・4時間以上間隔を空けて服用する
空腹時を避けるよう指定されている薬を空腹時で使用すると、正しい効果が得られない可能性があるのです。そのため、胃に負担がかかてしまうので、その場合は必ず何かを食べてから服用してましょう。
慢性腰痛の可能性
3ヶ月以上症状が続く慢性腰痛の場合、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの病気、または心理的要因が関わっているケースがあります。心理的要因とは、ストレスや疲労、睡眠不足などです。
ロキソニンを含む非ステロイド性抗炎症薬が効かないと、さらにストレスが溜まり悪化するという悪循環になってしまいます。
慢性化の腰痛は、ほかの治療薬が推奨されるため、病院で受診し適切な治療を受けましょう。
神経痛の可能性
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの疾患により坐骨神経痛を発症している場合、ロキソニンなどの非ステロイド性抗炎症薬では効果が期待できないケースがあります。
坐骨神経痛などの神経痛には、「神経障害性疼痛治療薬」がおすすめです。
足の痺れや違和感、力が入りにくいなどの場合は、まずは病院を受診し適切な診断を受けましょう。
効果のない薬を飲み続けるリスクとは?
薬を服用する際は、用法用量を間違えたり、長期間飲み続けると、副作用を含めたさまざまなリスクがあります。
- 副作用
- 必要な時に効果が得られなくなる
- 整体や鍼灸などの効果が出にくくなる
副作用
薬を長期間使用することで、副作用の症状がでるケースがあります。
たとえば、ボルタレンやロキソニンの場合、胃の炎症が起こってしまいます。胃薬と一緒に服用すると副作用を抑えられるでしょう。
坐骨神経痛に効果のあるリリカの場合、肝臓への障害などの重い副作用が出るケースもあります。
このように、薬の服用で痛めた腰以外に副作用が生じてしまい、特に内臓系が悪くなってしまうリスクがあるのです。
必要な時に効果が得られなくなる
痛み止めの薬が効果的である場合でも長期間服用してしまうと、必要な時に痛みが緩和される効果が得られなくなることが起こりがちです。
このような状況になると、さらに薬の量を増やしてしまい悪循環になってしまうケースが考えられます。
整体や鍼灸などの効果が出にくくなる
痛み止めの薬で腰痛などの痛みを緩和する効果が得られないため、整体や鍼灸などの効果を得るのに時間がかかってしまします。
痛み止めで効果を得られないため、整体や鍼灸にしても「私には整体も効かない」「鍼灸も効かない」となってしまいかねません。
腰痛などに痛み止めを使用する場合、長期間服用するのではなく、効果がないと感じたら他の方法を考えましょう。
坐骨神経痛におすすめの市販薬9選
坐骨神経痛などによる痛みを抑えたい人は、即効性のある内服薬や、消炎・鎮痛効果の高い外用剤を選ぶことをおすすめします。
また、慢性的な痛みを改善したい場合は、漢方薬を使用した体質の改善を行ったり、ビタミン剤などで症状の回復を期待するのもよいでしょう。
- すぐに痛みを抑えたい場合におすすめ3選
- ゆっくり改善していきたい場合におすすめ 3選
- 痛みに直接効かせたい場合におすすめ 3選
すぐに痛みを抑えたい場合におすすめ3選【市販薬】
頭痛や腰痛などの痛みを抑えるのに、一般的に使われるNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)と呼ばれる「イブプロフェン」や「ロキソプロフェン」などです。
神経が原因の痛みである坐骨神経痛などには、「リリカ」や「タリージェ」などの薬の有効性が確認されています。
一時的にすぐに痛みを抑えたい場合は、対処法として市販のNSAIDsでもできます。
また、NSAIDsより効果はおだやかであるものの、100年以上にわたって世界中で広く用いられている「アセトアミノフェン」も痛みの緩和に使用可能です。比較的副作用も少ないのが特徴といえます。
- 【第一三共ヘルスケア】ロキソニンSプラス 12錠
「ロキソニンSプラス」は、すぐにつらい痛みを抑えたい人や胃にやさしい痛み止めを探している人におすすめです。
【分類】第1類医薬品
【効能・効果】 【用法・用量】 症状があらわれた時、なるべく空腹時をさけて水又はぬるま湯で服用して下さい。 【有効成分】1錠中 【薬のタイプ】錠剤 【妊娠中・授乳中の使用】 【鎮痛成分】ロキソプロフェンナトリウム水和物 【眠くなる成分】× 【神経痛への効果】〇 |
- 【エスエス製薬】イブA錠EX 20錠
イブA錠EXは、小粒で飲みやすく、痛みを緩和したい薬を探している人におすすめです。
【分類】指定第2類医薬品
【効能・効果】 【用法・用量】 服用間隔は6時間以上おいてください。 【有効成分】2錠中 【薬のタイプ】錠剤 【妊娠中・授乳中の使用】 【鎮痛成分】イブプロフェン 【眠くなる成分】〇(アリルイソプロピルアセチル尿素) 【神経痛への効果】〇 |
- 【アリナミン製薬】タイレノールA 10錠
タイレノールAは、胃にやさしい痛み止めを探している人におすすめです。
【分類】指定第2類医薬品
【効能・効果】 【用法・用量】 服用間隔は4時間以上おいてください。 【有効成分】1錠中 【薬のタイプ】錠剤 【妊娠中・授乳中の使用】 【鎮痛成分】アセトアミノフェン 【眠くなる成分】× 【神経痛への効果】〇 |
ゆっくり改善していきたい場合におすすめ 3選【市販薬】
痛みをゆっくり治したい人には、漢方薬やビタミンB群を配合した薬がおすすめです。
漢方薬を使用する際は、個人の体質や痛みの症状に合わせて選びましょう。
坐骨神経痛などに効果的な漢方は、以下のとおりで継続的な服用で血行や冷えなどを改善し、痛みを和らげる働きがあります。
- 疎経活血湯(そけいかっけつとう)
- 桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)
- 牛車腎気丸(ごしゃじんきがん) など
ビタミンB群のなかでも末梢神経機能の回復に効果があるのは、ビタミンB12がよく使われますが、ビタミンB1やビタミンB6も神経機能をサポートする働きもあります。
- 【エーザイ】ナボリンEB錠 45錠
ナボリンEB錠は、末梢神経のダメージを改善したい人におすすめです。
【分類】第3類医薬品
【効能・効果】 【用法・用量】 【有効成分】1日量3錠中 【薬のタイプ】錠剤 【妊娠中・授乳中の使用】使用可能 【鎮痛成分】 【眠くなる成分】× 【神経痛への効果】〇 |
- 【ピップ】心龍 30包
心龍は、漢18種類の生薬を用いた独自の処方による漢方薬で体質改善したい人におすすめです。
【分類】第2類医薬品
【効能・効果】 【用法・用量】 【有効成分】1日量3錠中 【薬のタイプ】顆粒 【妊娠中・授乳中の使用】 【鎮痛成分】 【眠くなる成分】× 【神経痛への効果】〇 |
- 【佐藤製薬】ユンケル B12アクティブα 120錠
ビタミンB12でつらい神経痛を改善し、末梢神経機能を整えたい人におすすめです。
【分類】第3類医薬品
【効能・効果】 【用法・用量】 【有効成分】1日量6錠中 【薬のタイプ】錠剤 【妊娠中・授乳中の使用】使用可能 【鎮痛成分】 【眠くなる成分】× 【神経痛への効果】〇 |
痛みに直接効かせたい場合におすすめ 3選【市販薬】
痛みに直接効かせたい場合は、浸透性の高い湿布などを使うと効果が得られるでしょう。皮膚から有効成分を浸透させることで、痛みのもとに直接アプローチし鎮痛効果を発揮します。
とくに患部に腫れがあったり、熱を持っていたりする部分がある場合は冷感タイプがおすすめです。
- 【テイコクファルマケア】オムニードFBプラスターα 40枚
つらい痛みに直接浸透し、テープ剤で痛みに直接アプローチしたい人におすすめです。
【分類】第2類医薬品
【効能・効果】 【用法・用量】 【有効成分】膏体100g中 【薬のタイプ】テープ剤 【妊娠中・授乳中の使用】 【鎮痛成分】フェルビナク 【神経痛の効果】× 【かぶれやすさ】記載なし 【匂い】微香性 |
- 【第一三共ヘルスケア】ロキソニンSパップ 7枚
1日中フィットして密着し、効き目が長いパップ剤を探している人におすすめです。
【分類】第2類医薬品
【効能・効果】 【用法・用量】 【有効成分】膏体100g中 【薬のタイプ】パップ剤 【妊娠中・授乳中の使用】 【妊娠中:使用不可】 【鎮痛成分】ロキソプロフェンナトリウム水和物 【神経痛の効果】× 【かぶれやすさ】記載なし 【匂い】ハッカの香り |
- 【久光製薬】サロンパスローション 85mL
スーッと浸透し、外出先などでサッと塗りたい人におすすめです。
【分類】第3類医薬品
【効能・効果】 【用法・用量】 【有効成分】100g中 【薬のタイプ】ローション 【妊娠中・授乳中の使用】記載なし 【鎮痛成分】サリチル酸グリコール 【神経痛の効果】× 【かぶれやすさ】記載なし 【匂い】微香性 |
痛み止めの売れ筋ランキング
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坐骨神経痛によくある3つの質問
坐骨神経痛について、よくある3つの質問についてお答えします。
- 坐骨神経痛の治療はどのようなものがありますか?
- 坐骨神経痛の診断はどのようにするのですか?
- 坐骨神経痛の薬物療法とはどのような療法ですか?
坐骨神経痛の治療はどのようなものがありますか?
坐骨神経痛の治療には、保存的治療と外科的治療があります。
原則として、発症してから6~8週間程度は保存的治療を実施。保存的療法として、薬物療法や神経ブロック療法、理学療法などを並行し、症状を緩和させます。
症状が緩和されない場合、外科的治療(手術)に検討に入りますが、高齢による脊椎変形で生じる坐骨神経痛の場合は、日常生活に支障がない限り、保存的治療で緩和します。
坐骨神経痛の診断はどのようにするのですか?
病院で診断する場合、問診や診察、画像診断などを総合して診断。単純X線や造影検査、CT検査、MRIなどを症状に合わせて行います。
また、感染症や腫瘍による坐骨神経痛の鑑別が重要となり、さらに神経ブロックの効果の有無が診断につながる場合があります。
坐骨神経痛の薬物療法とはどのような療法ですか?
坐骨神経痛の薬物療法では、非ステロイド性鎮痛薬や抗うつ薬、抗けいれん薬、筋弛緩薬、オピオイドなどを使用し治療を行います。
非ステロイド性鎮痛薬の副作用としては、胃粘膜障害や腎機能障害などが懸念されます。そのため、使用する期間を短期間に留めるか、胃粘膜への作用が少ない鎮痛薬やアセトアミノフェンへの変更を検討しましょう。
また、薬物療法で使用する薬になかには、眠気やふらつき、吐き気、便秘などを生じるものがあるります。そのため、少量から眠る前に使用したり、吐き気止めや便秘の薬を併用したりするなどの工夫が必要です。
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まとめ
ロキソニンは、坐骨神経痛のように神経痛が原因の場合は痛みを止める効果は得られません。ロキソニンがの効果が期待できる腰痛は、ぎっくり腰や腰椎の骨折、打撲などが効果が得られます。
坐骨神経痛の痛みには、「リリカ」や「タリージェ」などの薬の有効性が確認されているので、服用する場合、成分をしっかり確認しましょう。
薬を服用する場合は、副作用も考えられるため、用法用量をよく守り長期間服用しないなど、注意する必要があります。。
坐骨神経痛におすすめの市販薬を参考にして、自分に合った市販薬を服用しましょう。
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