最終更新:2025.04.29

生理中の女性が右側だけ腰痛がある場合に考えられる病気とは

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

女性の体は妊娠・出産のために、男性よりも複雑になっています。そのため、原因のわからない腰痛で悩まされることも少なくありません。特に生理中はその傾向が顕著になりますが、右側だけ腰痛がある場合は、どんな病気の可能性があるのでしょうか。本記事では、右側だけ腰痛がある場合の原因と対処法を解説します。

右側だけ腰痛は子宮内膜症の可能性

腰痛 右側 女性 生理中

生理と腰痛の関連は、まだ明確にわかっていない部分もあります。しかし、生理中に右の腰だけ痛い場合は、生理が原因かもしれませんが、別の病気のせいで、右側だけあるいは左側だけ腰が痛むこともあります。女性の場合は、ホルモンバランスの乱れなど、女性特有の症状が原因で、腰痛が起こることもあるので注意しなければなりません。

特に右側だけ強い痛みがある場合は、子宮内膜症の可能性があるので、医師に相談することも考えましょう。腰痛の中には、エクササイズやストレッチ等で治るような軽い症状もありますが、子宮内膜症のような内臓の病気の可能性がある場合は、早めに産婦人科を受診する必要があります。

子宮内膜症は、腰の片側だけに痛みが起こるのが特徴です。そのため、重い荷物を運んだあとに腰痛になると、「右手で重い荷物を持ったから右腰が痛くなった」と、勝手に理由をつけて、単なる腰椎の痛みで片付けてしまうことがあります。

しかし、いつまでたっても腰痛が治らず日常生活にも支障が出るので、クリニックを受診したところ、やっと子宮内膜症であることがわかったというケースもあります。他に情報もないため、単なる腰痛と子宮内膜症による腰痛を、自分で判別するのは難しいのですが、いつまでも腰痛が続くようなら、子宮内膜症を疑ったほうがいいでしょう。

子宮内膜症による腰痛の特徴

子宮内膜症は、子宮の内側を覆っている膜が、子宮の内側以外の場所に広がるために起こります。子宮以外の卵巣や卵管、腸膜、腸などに広がるケースが報告されており、安静にしていても痛みを感じるのが特徴です。通常の腰痛は、体を動かした場合に、腰に痛みを感じることが多いので、この点が子宮内膜症とは異なります。

通常の腰痛は、エクササイズなどで緩和されたり、姿勢に気をつければ痛みが軽減されたりしますが、子宮内膜症の場合は横になっていても痛みが治まりません。もし子宮内膜症であれば、腰痛のほかに下腹部の痛みや違和感が伴うケースが多いので、症状を見分けることが大切です。

紛らわしいケースもある

もともと、腰痛と子宮内膜症による腰の痛みは見分けにくいのに、さらに見分けにくくなるケースがあります。それは、普通の腰痛と子宮内膜症による腰の痛みが、ほとんど同時期に起きる場合です。パソコンで仕事をしている人は、長時間座りっぱななしなので、どうしても腰に負担がかかってしまい、そのことが原因で健康を害することもあります。

そのため、腰痛を起こすケースが多いのですが、これらの単純な腰痛と子宮内膜症による腰の痛みが重なると、見分けがつかなくなります。子宮内膜症の場合は、腰以外の部分にも痛みが出ることがありますが、そのような場合でも、「運動不足だから腰痛の範囲が広がったのかな」などと考えてしまいがちです。

また、安静にしていても痛みが出るのは、腰痛が悪化したためだろうと、あくまでも単なる腰痛と思い込んでしまいます。このように思い込みが強くなると、生理の前に出血が混じったり、下腹部に痛みが生じても、「仕事のストレスのせいでは」などと、さらに思い込みが重なってしまいます。

こういった状態になると、子宮内膜症だった場合に発見が遅れてしまうので、つらい腰痛が続くようなら思い込みを捨てて、手遅れにならない内に病院で検査を受けることが大切です。

子宮内膜症の可能性のある症状

腰痛だけでなく、生理痛や下腹部にも痛みがあれば、子宮内膜症の可能性が高まります。子宮内膜症の痛みは腰痛のように単純な痛みではなく、複数箇所に痛みが出るので、自分の症状をよく観察してみましょう。

体を動かすと痛いだけでなく、横になっても痛みが治まらず、徐々に悪化するのが子宮内膜症の特徴です。過去の経験から、少しでも生理痛と異なる痛みがあれば注意しましょう。

さらに、以下のような症状があれば、子宮内膜症の疑いが濃くなります。

・生理痛がひどくなっていく
・生理中以外にも下腹部に痛みがある
・不正出血がある
・生理の出血量が多い
・排便時に肛門が痛む
・性交時に痛みがある
・腹部が膨らんだ感じがする
・骨盤付近にも痛みがある

生理中は、何らかの異常があることが多いものです。だから、「いつものこと」とか「大したことない」と思って我慢していると、受診するのが遅れてしまいます。

受診が遅れると、症状が悪化してから治療することになりますが、それでは完治までに時間がかかります。そこで、気になる症状があれば、早めに婦人科を受診するのが賢い方法です。

子宮内膜症の具体的な症状

腰痛 右側 女性 生理中

右側だけ腰痛がある場合は、子宮内膜症の可能性が疑われます。子宮内膜症にかかっても、それほど重篤な状態にはなりませんが、下腹部の痛みや違和感が続くので、早めに治療することが望まれます。人によっては、生理痛がひどくなって仕事を休まざるを得なくなったり、体調の悪い日が続くこともあるので、甘く見てはいけません。

また、子宮内膜症が不妊の原因になることもあるので、家庭生活や夫婦生活に影響が出る場合もあります。いずれにせよ、子宮内膜症にかかると、「生活の質」が低下する傾向にあるので、子宮内膜症と分かったら早めに改善したいものです。

子宮内膜症は完治が難しいので、早期発見して症状が軽いうちに、治療することをおすすめします。子宮内膜症は、子宮の内側を覆っている膜が子宮以外に広がる病気です。本来の子宮内膜は、子宮の中で増殖と出血を繰り返しますが、出血した血液は子宮から膣を通って流れていきます。

これがいわゆる月経なのですが、子宮以外に広がった部分から出血すると、月経のように外に出すことができません。そのため、出血した血液がその部位に溜まるために、痛みや違和感などさまざまな障害を引き起こすことになります。

妊娠への影響

子宮内膜症にかかると、妊娠しにくくなる傾向があります。実際に、子宮内膜症の患者の約2割~3割の女性が、不妊を訴えています。また、逆に不妊で悩む女性の4割~5割に、子宮内膜症が見られるというのも事実です。もちろん、不妊の原因は子宮内膜症だけではありませんが、子宮内膜症が妊娠に悪影響を及ぼしているのは間違いありません。

子宮内膜症になったために妊娠しにくくなるのは、子どもが欲しい夫婦にとっては深刻な問題です。このことが原因で、夫婦間にトラブルが生じるおそれもあるので、注意しなければなりません。子宮内膜症にかかるのは、主に20代~40代の女性です。ちょうど女性に生理がある年代と重なっているために、不妊にもつながりやすいのです。

生理痛の可能性

腰痛 右側 女性 生理中

生理前に腰が痛む場合は、生理が原因で起こる腰痛の可能性があります。では、生理前に腰が痛むのは、体がどんなサインを出しているのでしょうか。女性の体は男性に比べてかなりデリケートで、特に生理前になるとその傾向が顕著になります。そのため、普段とは違うさまざまな症状が表れるのですが、生理前の腰痛もその1つです。

では、生理前に起こる腰痛の原因は何なのでしょうか。生理前に腰痛を訴える女性は少なくないのですが、その原因の1つとして女性ホルモンの影響が考えられます。生理前になると、女性の体の中でプロスタグランジンという、生理活性物質の分泌量が増えます。プロスタグランジンは経血を排出するために、子宮の収縮を促す作用をする物質です。

このプロスタグランジンの分泌量が多すぎると、必要以上に血管を収縮させ、子宮やその周辺の血流を悪化させるので痛みが生じます。これが、生理前に起こる腰痛の原因です。この症状を緩和するには、食事や睡眠、運動などの生活習慣を見直すことで、プロスタグランジンの分泌量がある程度抑えられるようになります。

なぜ腰痛が起こるのか

男女を問わず、腰痛で悩む人は多いのですが、ではなぜ腰痛が起こるのでしょうか。腰痛の原因は、人類が二足歩行を始めたことによると言われています。四足歩行だった人類が、二本の足で歩くようになったために、頭と内臓の重量をすべて腰で支えなくてはならなくなりました。

そのため、腰には常時大きな負担がかかるようになり、四足歩行の頃には起きなかった腰痛が、起きるようになったということです。しかし、腰痛の根本要因は二足歩行にあるとはいえ、個人個人の腰痛の症状は、実にさまざまな原因で起きています。

生理前に左の腰が痛む病気

女性の腰痛は、子宮や卵巣の異常が原因で起こる場合があります。その中でも、左側に腰痛があれば、卵巣捻転(らんそうねんてん)という病気の可能性があります。卵巣捻転は下腹部の激痛や腰痛、吐き気や嘔吐を伴う病気です。

卵巣捻転は左側に腰痛が起こるので、左の腰が痛む場合は卵巣捻転を疑いましょう。ただし、膵臓や左側の腎臓に異常がある場合も、左の腰に痛みが生じるので注意が必要です。

生理前に右の腰が痛む病気

生理前に右の腰に痛みがある場合は、子宮内膜症のほかに子宮筋腫の可能性もあります。子宮筋腫はそれほど珍しい病気ではなく、20〜50代女性の4人に1人は子宮筋腫があるといわれるほどです。

子宮筋腫は女性ホルモンが原因となって、子宮の筋層の中に塊ができる病気です。この筋腫で周囲が圧迫されるために、腰痛や頻尿などの症状が表れます。

生理で生じる腰痛の対処法

生理の痛みには個人差があります。もし生理時の腰痛がひどい場合は、無理をしないで仕事を休んだり、鎮痛薬を飲んで静かに過ごしましょう。生理痛は温めると痛みが軽減するので、部屋を暖かくして過ごすことをおすすめします。

もし体を休めても鎮痛剤を飲んでも、生理痛からくる腰の痛みが改善しない場合は、子宮内膜症などの病気の可能性があるので、婦人科を受診しましょう。子宮内膜症は早期発見早期治療が大切です。

右側だけ腰が痛くなる理由

腰痛 右側 女性 生理中

腰痛を訴える人はかなりの数にのぼりますが、ひと口に腰痛と言っても、痛みを感じる場所も痛みの程度もさまざまです。また、腰痛は腰全体に生じる場合もありますが、右側だけあるいは左側だけに発生することもあります。この中で、右の腰に痛みが偏る場合は、重篤な病気が潜んでいる可能性があるので注意が必要です。

右の腰だけ痛む病気とは

右の腰だけ痛む場合は、「どんな時に痛むのか」「痛み以外の症状があるか」の2つがポイントになります。右の腰だけ痛む場合は、普段の生活で右の腰に負担がかかっている可能性があります。たとえば、右肩ばかりにカバンをかけるとか、仕事で右の腰に負担がかかる姿勢が続くといったことがあると、ある日突然右の腰が痛くなることがあります。

また、内臓に原因があって右の腰が痛むこともありますが、この場合は内臓に疾患があるので事態は深刻です。内臓に原因がある場合は、じっとしているときに痛みが出やすいので、痛みの症状を観察する必要があります。

腎臓は腹部の左右にありますが、このうち右側の腎臓に異変があると、右の腰が痛くなります。病気ではなくても、右の腎臓に結石ができると右腰が痛みます。また、肝臓は体の右側にあるので、肝臓に異変があると同様に右腰が痛くなるので、注意しなければなりません。

一般的な腰痛の原因

腰痛 右側 女性 生理中

内臓疾患が原因で起こる腰痛は別として、一般的な腰痛は以下のような原因で起こります。

椎間板ヘルニア

背骨は、骨と骨が椎間板と呼ばれる組織でつながっています。つまり、椎間板がクッションの役割を果たして、下からの突き上げに対して、頭を守る働きをしているのです。この椎間板は加齢とともに劣化していくので、やがてクッション性が失われて腰に痛みが出るようになります。

筋肉の劣化

筋肉は柔らかくて弾力性がありますが、加齢とともに硬くなり弾力性も失われていきます。腰の周りには多くの筋肉があり、腰を保護する働きをしていますが、加齢とともに筋肉が衰えると、腰を保護しきれなくなって腰痛が起こります。

運動不足が筋肉の劣化を早める

年齢を重ねると筋肉量が減っていきますが、それに加えて筋肉が硬くなるために、さらに腰痛を引き起こしやすくなります。これに運動不足が重なると、さらに筋肉が落ちてしかも硬くなるので、なおさら腰痛を悪化することになります。

若い頃は運動していた人でも、年齢を重ねるごとに体を動かす機会も減っていきます。そうなると、さらに状況が悪化するので、ジョギングなどの軽めの運動から始めて、常時体を動かす習慣をつけたいものです。

姿勢が悪いために起こる腰痛

腰に負担がかかる姿勢を続けていると、腰痛が起こりやすくなります。腰痛を発症しないために、以下のような姿勢に注意しましょう。

・ずっこけ座り

椅子に浅く腰かけ、上半身を背もたれにもたれさせる座り方を、「ずっこけ座り」といいます。ずっこけ座りはお尻の奥の仙骨を傷めやすく、背中が丸まりやすいので腰に負担がかかります。ずっこけ座りを長期間続けていると、腰に疲労が蓄積されるので、腰痛を引き起こす可能性が高くなります。

そこで、ずっこけ座りをしている人は、すぐにやめて正しい座り方に直しましょう。ずっこけ座りをするのは若い人に多いのですが、若いうちは筋肉もしっかりしているので何の問題もありません。ところが、年齢を重ねて筋肉が衰えてくると、ずっこけ座りによって長年蓄積された疲労が原因となって、腰痛を起こしてしまうので注意しましょう。

・首を前に出す姿勢

若い人のなかには、首を前に出す姿勢の人が多く見受けられます。特に、スマホやパソコンを長時間見続けていると、首を前に出す姿勢になりがちです。通常、頭は体全体で支えていますが、首を前に出す姿勢では、首だけで頭を支えることになります。

この状態が続くと首に負担がかかるので、首回りが凝りやすくなります。体のどこかが凝るのは、体がアンバランスになっている証拠なので、首回りの凝りも腰に負担がかかる要因になります。

・足を組んで座ることによる弊害

足を組んで座る癖のある人は、常に同じ足を上に組んで座る傾向があります。両足を交互に組めばまだいいのですが、片方の足だけを上に組む姿勢を続けていると、腰にゆがみが生じます。

このように、足を組んで座ると体にゆがみが生じますが、体がゆがんでいるから足を組んで座りたくなるという側面もあります。つまり、もともと体がゆがんでいるので、普通の姿勢で座ることが難しいのです。

足を組んで座る癖がついていると、骨盤にゆがみが生じることがありますが、こちらも同様に、もともと骨盤がゆがんでいるために、足を組んで座ることもあります。いずれにせよ、いつも同じ足を上に組んで座っていると、腰周りに負担がかかるので、体のゆがみがさらにひどくなる可能性があり、腰痛の原因になりやすいので注意しましょう。

腰痛の改善方法

腰痛 右側 女性 生理中

腰痛を改善する方法には、筋トレやストレッチなどがありますが、どちらも継続して行うのは難しいようです。そもそも、運動不足のために筋肉が衰え、腰痛を引き起こした人に筋トレやストレッチをすすめても、長続きするはずがありません。そこで、ここではもっと手軽に、腰痛改善ができる方法をご紹介します。

低周波治療

低周波治療とは、経皮的電気刺激(TENS)によるマッサージのことです。TENSは、痛みのある部位に電極を貼り、微弱な電流を流して痛みを改善する治療法です。微弱な電流によって患部の緊張をほぐしたり、痛みの伝達をブロックして痛みを軽減します。

わずかな時間で効果が現われ、終了後もしばらく鎮痛効果が続きます。電極を貼って、一定時間じっとしているだけで効果が得られるので、筋トレやストレッチが長続きしない人でも続けられます。

マッサージによる改善

マッサージをすることにより、血行を促進して痛みを改善する方法です。筋肉が硬くなると血行が悪くなるので、酸素や栄養が行き渡らなくなるため、そこから新たな痛みが生じることがあります。痛みが生じなくても、血行不良になると体の各部位に悪影響を及ぼすので、マッサージで血行を促進するのは非常に大切なことです。

血行が改善され、体全体に酸素と栄養が行き渡るようになると、腰の痛みも改善していきます。マッサージは、ある程度まではセルフでもできますが、もっと本格的に行う場合は施術院に通う必要があります。

ツボ押しによる腰痛改善

「ツボ」とは、東洋医学で使われる用語です。東洋医学では、人体には「気」と「血」がめぐる「経絡」があると考えられており、経絡の要所に「経穴」と呼ばれるツボがあるとされています。

このツボは、体の各器官や臓器とつながっているため、ツボを刺激することにより、そのツボとつながる部位の痛みなどが緩和されるといいます。腰痛に効くツボには、「腰腿点(ようたいてん)」、委中(いちゅう)、太衝(たいしょう)の3つがあります。

・腰腿点

手の甲の2箇所にあるツボです。人差し指と中指の骨が接合する手前のくぼみを第一腰腿点、中指と薬指の骨が接合する手前にあるくぼみが第二腰腿点です。親指の腹を使って、5〜10回ほど強めに押しましょう。

・委中

ひざの裏の中央あたりにあるツボで、ひざを両手でつかんで、両手の中指を使って5〜10回ほど押します。

・太衝

足の親指と人差し指の間の、骨が接合している部分にあるツボです。親指の腹を使って強めに5〜10回ほど刺激します。

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

最新の記事はこちら

よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

近くの店舗を探す
24時間スマホで簡単に予約可能 さっそく予約する