最終更新:2025.06.11

【2025年最新版】椎間板ヘルニア後遺症とは?原因・症状から治療法まで専門家が徹底解説

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

椎間板ヘルニア後遺症は、神経障害による症状が長期間残る状態です。具体的には、足のしびれや痛み、筋力低下などが代表的な症状として挙げられます。

そのため、手術後もこれらの椎間板ヘルニア後遺症が改善しない場合があります。また、症状が再発することもあるため、適切な知識と対処法の理解が重要です。

本記事では、椎間板ヘルニア後遺症について詳しく解説します。まず、原因となるメカニズムを説明し、次に具体的な症状を紹介します。さらに、最新の治療法や後遺障害認定のポイントまで、専門家の見解を交えて包括的にお伝えします。

したがって、椎間板ヘルニア後遺症でお悩みの方やご家族の方に、希望を持っていただける実用的な情報を提供いたします。

椎間板ヘルニアの症状は個人差が大きく、治療後の経過も様々な要因により左右される

目次

椎間板ヘルニア後遺症とは?基本知識と発生メカニズム

椎間板ヘルニア 後遺症

椎間板ヘルニア後遺症とは、椎間板の異常によって生じた神経損傷が完全に回復せず、長期間症状が継続する状態を指します。

椎間板ヘルニアは背骨の間にあるクッション(椎間板)が飛び出す病気です。そのため、周囲の神経を圧迫し、様々な症状を引き起こします。

多くの患者では保存療法や手術により症状が改善します。しかし、神経の損傷が不可逆的な場合、椎間板ヘルニア後遺症として残存します。

研究によると、椎間板ヘルニア後遺症の発生率は全患者の5~15%程度と報告されています。また、腰椎椎間板ヘルニアと頚椎椎間板ヘルニアの両方で発生する可能性があります。

特に以下の場合、椎間板ヘルニア後遺症のリスクが高まります:

  • 診断や治療開始の遅れ
  • 重症度が高い症例
  • 手術による合併症の発生
  • 高齢者や基礎疾患を有する患者

なぜ起こる?椎間板ヘルニア後遺症の主な原因と発生要因

椎間板ヘルニア 後遺症

椎間板ヘルニア後遺症が発生する原因は複数存在します。そのため、以下の主要なメカニズムを理解することが重要です。

神経の不可逆的損傷による後遺症

最も重要な原因は、長期間の神経圧迫による不可逆的損傷です。

神経は重篤な損傷を受けると完全な修復が困難になります。また、機能の一部が永続的に失われる可能性があります。特に脊髄や神経根の損傷は回復が限定的です。

手術による医原性合併症

手術治療においても稀に神経根や脊髄の損傷が生じます。その結果、術中の直接的損傷や術後の瘢痕組織形成が神経機能に影響を与えます。

現代の手術技術では合併症率は1-3%程度ですが、完全にゼロにはできません。

中枢神経の再生能力限界

脊髄や神経根は末梢神経と比較して再生能力が限定的です。特に中枢神経系の損傷では自然回復が期待できません。

これが椎間板ヘルニア後遺症の主要因となっています。

椎間板ヘルニア後遺症の原因発生メカニズム予防・対策方法
長期神経圧迫ヘルニアによる持続的圧迫早期診断・早期治療開始
手術合併症術中・術後の神経損傷経験豊富な専門家による手術
瘢痕組織形成術後癒着による神経圧迫適切な術後リハビリ管理
神経再生限界中枢神経の限定的再生能力再生医療技術の活用検討

椎間板ヘルニア後遺症の代表的症状(腰椎・頚椎別詳細解説)

椎間板ヘルニア 後遺症

椎間板ヘルニア後遺症は発生部位によって症状が異なります。そのため、腰椎と頚椎それぞれの特徴的な症状について詳しく解説します。

腰椎椎間板ヘルニア後遺症の主要症状

腰椎椎間板ヘルニア後遺症で最も頻度が高いのは下肢の痛みとしびれです。

坐骨神経痛として知られる症状が代表的です。また、腰から足先まで放散する痛みやしびれが慢性的に継続します。

具体的な症状一覧:

  • 足のしびれや痛み(坐骨神経痛)
  • 下肢の筋力低下と歩行障害
  • 感覚異常(触覚・温度感覚の鈍化)
  • 足関節の動きの制限
  • 膀胱・直腸機能障害(重症例のみ)

頚椎椎間板ヘルニア後遺症の特徴的症状

頚椎椎間板ヘルニアでは主に上肢に症状が現れます。その結果、首から肩、腕、手指にかけての多様な症状が特徴的です。

主要症状の詳細:

  • 上肢の痛みとしびれ(神経根症状)
  • 手指の巧緻運動障害と握力低下
  • 肩こりや首の強い痛み
  • 頭痛やめまい(稀な症状)
  • 上肢の筋萎縮(進行例)

手術後も続く椎間板ヘルニア後遺症の原因と対処法

椎間板ヘルニア 後遺症

手術を受けても痛みやしびれが続く場合があります。これは患者や家族にとって大きな不安となります。しかし、術後症状が必ずしも手術失敗を意味するわけではありません

手術後のリハビリテーションは症状の軽減に重要な役割を果たしている

術後に椎間板ヘルニア後遺症が残る理由

手術後も症状が継続する主な理由:

  1. 神経回復の時間的要因:損傷神経の回復には数か月から数年が必要
  2. 術前からの不可逆的損傷:手術前にすでに永続的な神経損傷が存在
  3. 術後炎症反応:手術による組織炎症が一時的に症状を悪化
  4. 隣接セグメント病変:手術部位周辺の新たな椎間板問題

椎間板ヘルニア後遺症に対する効果的な対処法

術後症状への治療選択肢:

  • 薬物療法:神経障害性疼痛治療薬の適切な使用
  • 理学療法:段階的な運動療法とリハビリテーション
  • 神経ブロック療法:局所麻酔薬による痛み緩和注射
  • 認知行動療法:慢性痛に対する心理的支援アプローチ

椎間板ヘルニア後遺症の最新治療法と選択肢

椎間板ヘルニア 後遺症

椎間板ヘルニア後遺症に対する治療選択肢は年々拡大しています。従来の保存療法から最新の再生医療まで多岐にわたる治療法が利用可能です。

患者の症状や病態に応じて最適な治療法を選択することが重要です。

保存療法による椎間板ヘルニア後遺症治療

基本的な保存療法の選択肢:

  • 薬物療法:NSAIDs、神経障害性疼痛治療薬、筋弛緩薬の併用
  • 理学療法:ストレッチング、筋力強化、姿勢矯正訓練
  • 物理療法:温熱療法、電気刺激療法、超音波治療
  • 装具療法:腰痛ベルト、頚椎カラーによる患部固定

侵襲的治療による椎間板ヘルニア後遺症改善

保存療法で効果不十分な場合の治療選択肢:

  • 神経ブロック注射:硬膜外ブロック、選択的神経根ブロック
  • 高周波熱凝固術:痛み伝達神経の部分的焼灼治療
  • 脊髄刺激療法:電気刺激による痛み緩和システム
  • 椎間板内酵素注入療法:ヘルニア縮小を目的とした治療

最新の再生医療技術による治療

再生医療技術により、神経の修復が期待できる可能性がある

注目される先進的な再生医療:

  • 幹細胞治療:自己骨髄由来幹細胞による神経修復促進
  • PRP(多血小板血漿)療法:血小板濃縮血漿による組織修復
  • 神経成長因子療法:神経再生促進因子の局所投与
  • エクソソーム治療:細胞外小胞による組織再生促進

椎間板ヘルニア後遺症との上手な付き合い方|日常生活の工夫

椎間板ヘルニア 後遺症

椎間板ヘルニア後遺症がある場合、適切な日常生活の工夫とリハビリテーションが症状管理の鍵となります。

椎間板ヘルニア後遺症悪化を防ぐ日常生活のポイント

症状悪化を防ぐための重要な注意点:

  • 正しい姿勢維持:座位・立位・歩行時の脊椎アライメント保持
  • 重量物取扱い注意:膝屈曲での持ち上げ、体幹近位保持
  • 同一姿勢回避:定期的な体位変換と適度な休憩
  • 適度な運動継続:専門家指導下での安全な運動プログラム
  • 体重適正管理:脊椎負荷軽減のための体重コントロール

椎間板ヘルニア後遺症改善のためのリハビリテーション

効果的なリハビリテーションプログラム:

  1. 筋力強化訓練:体幹筋・下肢筋の段階的強化トレーニング
  2. 柔軟性向上:関節可動域維持・改善のためのストレッチ
  3. バランス訓練:転倒予防と動的安定性向上プログラム
  4. 歩行訓練:正常歩行パターンの再学習と定着
  5. 職業復帰訓練:作業動作の安全な実行方法習得

椎間板ヘルニア後遺症の後遺障害認定|申請のポイントと等級

椎間板ヘルニア 後遺症

交通事故等が原因で椎間板ヘルニアが発症し後遺症が残存した場合、適切な後遺障害認定により必要な補償を受けることが可能です。

椎間板ヘルニア後遺症の後遺障害認定等級

主要な認定等級と基準:

  • 12級13号:局部に頑固な神経症状を残すもの(他覚所見必要)
  • 14級9号:局部に神経症状を残すもの(自覚症状中心)
  • 9級10号:神経系統機能障害により労務制限があるもの
  • 7級4号:神経系統機能に障害を残し軽易な労務以外不能

椎間板ヘルニア後遺症認定の重要ポイント

認定獲得のための必須要件:

  1. 客観的医学所見:MRI・CTなどの画像診断による明確な所見
  2. 神経学的検査:反射・筋力・感覚検査の詳細な記録
  3. 症状の一貫性:事故発生から現在まで一貫した症状経過
  4. 治療継続性:適切な医療機関での継続的治療実績
  5. 日常生活支障:具体的な生活支障の詳細な記録
等級認定基準慰謝料目安労働能力喪失率
12級13号頑固な神経症状290万円14%
14級9号局部神経症状110万円5%
9級10号神経系統機能障害690万円35%
7級4号高度神経系統機能障害1,000万円56%

椎間板ヘルニア後遺症の実際の改善事例|患者体験談

椎間板ヘルニア 後遺症

実際に椎間板ヘルニア後遺症に悩まされながらも、適切な治療により改善を実現した事例をご紹介します。

事例1:腰椎椎間板ヘルニア術後の慢性下肢痛改善ケース

50代建設業男性のケース。L4/5椎間板ヘルニアの内視鏡手術後、左下肢の激しい痛みとしびれが6か月間持続しました。

治療経過:神経ブロック注射(月2回)と集中的理学療法の併用により、3か月後に疼痛が70%軽減しました。現在は軽度の症状は残存するものの、職場復帰を果たしています。

事例2:頚椎椎間板ヘルニアによる上肢機能障害改善例

40代事務職女性のケース。C5/6椎間板ヘルニアによる右上肢の痛み・しびれ・握力低下が1年間継続しました。

治療アプローチ:薬物療法(プレガバリン)、作業療法、認知行動療法の集学的治療により段階的改善を認めました。6か月後に事務作業への完全復帰を達成しています。

事例3:再生医療による椎間板ヘルニア後遺症治療例

35代スポーツインストラクター男性。L5/S1椎間板ヘルニア後の慢性腰痛に対してPRP療法を実施しました。

その結果、3回の治療により疼痛スケールが8/10から3/10まで改善し、スポーツ活動への段階的復帰が可能となりました。

信頼できる専門家の選び方|椎間板ヘルニア後遺症治療

椎間板ヘルニア 後遺症

椎間板ヘルニア後遺症の適切な治療には、経験豊富な専門家と質の高い医療機関を選択することが極めて重要です。

医療機関選択の重要ポイント

  • 専門性:脊椎脊髄外科専門医・ペインクリニック専門医の在籍
  • 設備充実度:最新MRI・CT・手術設備の完備
  • チーム医療体制:多職種連携による包括的治療システム
  • 治療実績:椎間板ヘルニア治療の豊富な経験と成功率
  • セカンドオピニオン対応:他医療機関との連携体制

椎間板ヘルニア後遺症専門家への相談準備

効果的な相談のための事前準備:

  1. 発症から現在までの詳細な症状経過記録
  2. 過去の検査結果(MRI・CT・レントゲン)と画像データ
  3. これまでの治療内容と各治療法の効果評価
  4. 現在の症状と日常生活への具体的影響
  5. 治療に対する希望・不安・質問事項のリスト

早期の専門家相談により適切な診断と最適な治療方針決定が可能になります。

椎間板ヘルニア後遺症の予防と最新研究動向

椎間板ヘルニア 後遺症

椎間板ヘルニア後遺症の発生予防は患者のQOL維持において極めて重要です。また、最新の研究により新たな治療選択肢も見えてきています。

椎間板ヘルニア後遺症の効果的予防法

後遺症発生リスクを最小限に抑える方法:

  • 早期診断・早期治療:症状出現後48時間以内の専門医受診
  • 適切な保存療法:段階的治療プロトコールの遵守
  • 手術適応判断:保存療法限界の適切な見極め
  • 術後管理徹底:計画的リハビリテーションの実施
  • 生活習慣改善:脊椎負荷軽減のための日常生活指導

椎間板ヘルニア後遺症に関する最新研究成果

2025年の注目すべき研究動向:

  • バイオマーカー研究:後遺症発生予測因子の特定
  • 遺伝子治療:神経再生促進遺伝子の導入研究
  • 人工知能診断:AI活用による精密診断システム
  • ナノ医療技術:標的部位への薬剤送達システム

椎間板ヘルニア後遺症に関するよくある質問

椎間板ヘルニア 後遺症

Q. 椎間板ヘルニア後遺症とは具体的にどのような症状ですか?

A. 椎間板ヘルニア後遺症として最も多いのは、足のしびれや痛み、筋力低下です。神経が圧迫されることで感覚異常や歩行障害が生じる場合もあり、重症例では日常生活に支障をきたすことがあります。症状は個人差が大きく、軽度のしびれから重篤な麻痺まで様々です。早期の専門家への相談が重要です。

Q. 手術後も痛みやしびれが残るのはなぜですか?

A. 手術でヘルニアを取り除いても、すでに損傷を受けた神経の回復には時間がかかるため、一時的に症状が残る場合があります。また、手術による周辺組織への影響で新たな症状が現れることもあります。神経の回復には数か月から数年かかることもあり、根気強いリハビリテーションと継続的な治療が重要です。

Q. 椎間板ヘルニア後遺症に対する効果的な治療法はありますか?

A. リハビリテーション、神経ブロック注射、薬物療法、腰痛ベルトの使用などが主な治療法です。最近では再生医療による治療も研究が進んでおり、幹細胞治療やPRP療法などの新たな選択肢として注目されています。患者の症状や病態に応じて、複数の治療法を組み合わせることで効果的な改善が期待できます。

Q. 後遺症が残った場合、後遺障害として認定されますか?

A. 交通事故が原因で椎間板ヘルニアが発症し、後遺症が残った場合、適切な手続きにより後遺障害として認定される可能性があります。認定を受けることで適切な損害賠償を受けることができます。認定には客観的な医学的所見や症状の一貫性が重要で、12級13号や14級9号などの等級があります。専門家への相談をお勧めします。

Q. 椎間板ヘルニアの手術を受ける前に注意すべき点は何ですか?

A. 手術には神経損傷のリスクがあるため、経験豊富な専門家との十分な相談が必要です。セカンドオピニオンを求めることも重要で、手術以外の治療選択肢についても検討することをお勧めします。また、手術の必要性、期待される効果、リスクについて十分に理解した上で決断することが大切です。術後のリハビリ計画も事前に確認しましょう。

Q. 後遺症があっても日常生活を改善する方法はありますか?

A. 正しい姿勢の維持、適度な運動、体重管理などの生活習慣の改善が重要です。また、理学療法士による指導のもとでのリハビリテーション、必要に応じた装具の使用、職場や家庭環境の調整なども効果的です。症状と上手に付き合いながら、生活の質を向上させることは十分可能です。専門家と連携した包括的なケアが鍵となります。

Q. 再生医療は椎間板ヘルニア後遺症に効果がありますか?

A. 再生医療は椎間板ヘルニア後遺症に対する新しい治療選択肢として期待されています。幹細胞治療やPRP療法などにより、損傷した神経の修復や炎症の抑制が期待できる可能性があります。ただし、まだ研究段階の部分もあり、適応や効果については専門家との十分な相談が必要です。保険適用外の治療が多いため、費用面も含めて検討しましょう。

椎間板ヘルニア後遺症は適切な知識と治療により症状改善や生活の質向上が期待できます。そのため、専門家への早期相談と患者自身の積極的な取り組みが重要です。

関連記事

椎間板ヘルニアでトイレに行けない 程辛い時の対応方法|排尿障害・排便障害の症状と治療

最新の治療情報については、日本脊椎脊髄病学会日本整形外科学会厚生労働省_腰痛対策でも確認できます。

まとめとして、椎間板ヘルニア後遺症は決して諦める必要のない症状です。適切な診断・治療・リハビリテーションにより、多くの患者で症状改善が期待できます。まずは信頼できる専門家への相談から始めましょう。

椎間板ヘルニアはどこが痛い?痛みの特徴と場所別症状を徹底解説

 

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
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スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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