最終更新:2025.05.26

【効果検証】脊柱管狭窄症に効く足つぼ7選:専門家が教える自分でできる痛み緩和の正しい押し方

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

脊柱管狭窄症でお悩みの方は、腰の痛みや足のしびれに日常生活で苦労されていることでしょう。このページでは、そんな脊柱管狭窄症の症状緩和に役立つ「足つぼ療法」について詳しく解説します。足の甲、足首、ふくらはぎなど、血行を良くし、筋肉の緊張を和らげる効果が期待できる特定のツボを知ることで、自宅でのセルフケアが可能になります。正しい押し方、効果を高めるコツ、注意点まで、専門家の知見も交えて網羅的にご紹介していきます。

脊柱管狭窄症では、血行不良による神経圧迫が痛みの大きな原因となります。足つぼ刺激は血行促進に有効であり、特に足の甲の「太白」は足底アーチのバランスを整える効果が期待できます。

目次

脊柱管狭窄症とは?症状と原因を理解しよう

脊柱管狭窄症 足つぼ

脊柱管狭窄症とは、脊椎の変形や加齢などによって脊柱管(背骨の中を通る神経の通り道)が狭くなり、神経が圧迫される状態です。主な症状には、腰痛、足のしびれや痛み、長時間歩けないなどがあります。厚生労働省の調査によると、60歳以上の約20%がこの症状を持つとされています。

脊柱管狭窄症の主な症状は?

脊柱管狭窄症になると、以下のような症状が現れることが多いです:

  • 腰や背中の痛み
  • 足のしびれや痛み(特に立っている時や歩いている時)
  • 間欠性跛行(しばらく歩くと痛みが出て、休むと楽になる症状)
  • 足の力が入りにくい
  • 排尿障害(重症の場合)

なぜ足つぼが脊柱管狭窄症に効果的なの?

足つぼ療法は、東洋医学に基づいた治療法の一つです。足の特定のポイント(ツボ)を刺激することで、体内の気や血の流れを改善し、症状の緩和を目指します。

脊柱管狭窄症の場合、特に以下の効果が期待できます:

  • 血行改善による神経圧迫の緩和
  • 筋肉の緊張緩和
  • 痛みの軽減
  • 姿勢やバランスの改善
症状効果が期待できる足つぼ主な効果
腰痛太白、承山血行促進、筋肉の緊張緩和
足のしびれ然谷、太白神経の圧迫緩和、血行促進
歩行困難承山、然谷筋肉の緊張緩和、足の疲れ改善
姿勢の悪化太白、肩や腰のツボとの併用体全体のバランス調整

脊柱管狭窄症に効く!7つの重要な足つぼとその効果

脊柱管狭窄症 足つぼ

脊柱管狭窄症の症状緩和に特に効果が期待できる7つの主な足つぼを紹介します。これらのツボは、血行を良くし、筋肉の緊張を和らげる効果があります。

1. 足の甲のツボ「太白(たいはく)」

太白は、足の甲、親指と人差し指の付け根にあるツボです。足底アーチのバランスを整える効果が期待できます。このツボは特に腰痛や坐骨神経痛に効果的と言われています。指圧する際は、親指の腹を使って約3秒間押し、これを3回繰り返すのが効果的です。

2. 足首のツボ「然谷(ぜんこく)」

然谷は、足首、アキレス腱の付け根にあるツボです。足の痙れや痛みに効果があると言われています。このツボは脊柱管狭窄症による下肢のしびれや痛みの緩和に役立つとされています。内くるぶしの下、くぼみの部分を見つけ、そこを刺激します。

3. ふくらはぎのツボ「承山(しょうざん)」

承山は、ふくらはぎの筋肉の中央、膝から少し下にあるツボです。血行を良くし、筋肉の緊張を和らげる効果が期待できます。長時間の立ち仕事や歩行後の疲労感の緩和にも効果的です。ふくらはぎの最も膨らんだところの中央を押すと良いでしょう。

4. くるぶしのツボ「崑崙(こんろん)」

崑崙は、外くるぶしの後ろにあるくぼみにあるツボです。坐骨神経痛や足首の痛みの緩和に効果的とされています。外くるぶしとアキレス腱の間にあるくぼみを見つけ、そこを刺激します。

5. 膝のツボ「足三里(あしさんり)」

足三里は、膝の外側、すねの骨の下あたりにあるツボです。全身の調子を整える効果があるとされています。膝の下、指4本分外側の位置にあり、足の疲れやむくみの解消にも効果的です。

6. 膝裏のツボ「委中(いちゅう)」

委中は、膝の裏側の中央にあるくぼみに位置するツボです。腰痛や坐骨神経痛の緩和に効果的とされています。膝を軽く曲げた状態で、膝裏の中央のくぼみを見つけ、そこを優しく押します。

7. 土踏まずの「湧泉(ゆうせん)」

湧泉は、足の裏、土踏まずの前方3分の1の位置にあるツボです。全身の気を整え、疲労回復や精神安定に効果があるとされています。足の指を曲げた時にできるくぼみを見つけ、そこを刺激します。

正しい足つぼの刺激方法とセルフケアのポイント

脊柱管狭窄症 足つぼ

足つぼを効果的に刺激するためには、正しい方法と適切な強さで行うことが重要です。ここでは、自宅で簡単にできる足つぼ刺激の方法と、効果を高めるためのポイントを紹介します。

基本的な刺激方法:指圧のステップバイステップ

  1. リラックスした状態で座るか横になります
  2. 刺激するツボを見つけます
  3. 親指の腹でツボを押したり、揉んだりします
  4. 痛気持ちいい程度の刺激を3秒間保ちます
  5. いったん力を緩め、再度押します
  6. 一つのツボにつき3〜5回繰り返します

力加減は強すぎず弱すぎず、心地よい圧力を維持することが効果を高めるポイントです。初めは軽く押し、徐々に強さを調整していくと良いでしょう。

足つぼを効果的に刺激するためのセルフケアの5つのコツ

  1. 体を温めてから行う:入浴後など体が温まっている時に行うと効果的です。血行が良くなっている状態でツボを刺激することで、効果が高まります。
  2. 使う手を温めてから行う:冷たい手で刺激すると、逆効果になることもあります。手をこすり合わせるなどして温めてから行いましょう。
  3. リラックスした状態で行う:緊張していると効果が半減します。深呼吸をしながら、リラックスした状態で行うことが大切です。
  4. 呼吸を意識する:息を吐きながらツボを押すと、より効果的です。呼吸と動作を連動させることで、体の緊張がほぐれやすくなります。
  5. つぼ押し後は水分補給する:老廃物の排出を促進します。ミネラルウォーターや白湯など、カフェインを含まない飲み物がおすすめです。

セルフケア用のツールを活用しよう

手で押すだけでなく、以下のような道具を使うとより効果的に刺激できることがあります:

  • 足つぼマット:凹凸のあるマットの上を歩くことで、足の裏全体のツボを刺激できます
  • 足つぼローラー:足の裏を転がすことで、手が届きにくい部分も刺激できます
  • マッサージボール:足の裏に置いて転がすことで、ピンポイントでツボを刺激できます
  • つぼ押し棒:先端が丸くなった専用の棒で、力を調整しやすいのが特徴です

せんねん灸を使った刺激方法

ツボにせんねん灸をすえることで、温熱効果によるさらなる血行促進が期待できます。火傷に注意して、医師や専門家に相談してから行うのがおすすめです。初めての方は、専門家の指導の下で試すと安全です。

刺激方法メリットデメリット最適な頻度
指圧道具不要、強さ調整可能手が疲れる、届きにくい場所がある毎日〜2日に1回
足つぼマット多くのツボを同時刺激、手軽強さ調整困難、個別のツボに集中できない毎日5〜10分
せんねん灸温熱効果で血行促進、持続効果火傷リスク、準備に時間がかかる週2〜3回
マッサージボールピンポイント刺激、持ち運び便利正確なツボ位置が見つけにくい毎日〜3日に1回

脊柱管狭窄症に効果的な足つぼと併用したいストレッチ

脊柱管狭窄症 足つぼ

足つぼ刺激と併せて行うことで、より効果的に症状を緩和できるストレッチを紹介します。これらのストレッチは、筋肉の柔軟性を高め、血行を促進する効果があります。

足裏ストレッチの正しいやり方

足の裏にタオルをかけ、両端を左右の手で持ち、タオルを体に引き寄せてふくらはぎや太ももの裏を伸ばすストレッチも有効です。これにより、足の筋肉の緊張が緩和され、血行が促進されます。以下の手順で行いましょう:

  1. 仰向けに寝て、両膝を軽く曲げます
  2. 片足を上げ、足の裏にタオルを掛けます
  3. タオルの両端を手で持ち、足を伸ばしながら体に引き寄せます
  4. 心地よく伸びを感じる位置で15〜30秒キープします
  5. 反対の足も同様に行います
  6. 左右3セットずつ繰り返します

猫のポーズで背骨の柔軟性を高める

四つん這いになり、息を吐きながら背中を丸め、吸いながら背中を反らすストレッチです。腰の柔軟性を高め、背骨全体の動きを改善します。以下の手順で行いましょう:

  1. 四つん這いの姿勢になります(手は肩幅、膝は腰幅に開く)
  2. 息を吐きながら、背中を天井に向かって丸めます
  3. あごを胸に引き寄せ、お腹を引き締めます
  4. 息を吸いながら、ゆっくりと背中を反らせます
  5. 視線を前方に向け、お腹を床に向かって緩めます
  6. この動きを10回ほど繰り返します

骨盤回しストレッチで腰の柔軟性を向上

仰向けに寝て膝を立て、左右に倒す動きを繰り返します。骨盤と腰の柔軟性を高め、腰回りの血行を促進します。以下の手順で行いましょう:

  1. 仰向けに寝て、両膝を曲げ、足裏を床につけます
  2. 両膝をそろえたまま、ゆっくりと左側に倒します
  3. 無理のない範囲で3〜5秒キープします
  4. 元の位置に戻し、今度は右側に倒します
  5. 左右交互に5回ずつ繰り返します
  6. 痛みを感じたら無理をせず、動きを小さくします

肩や腰のツボも重要:体全体のバランスを整える

脊柱管狭窄症 足つぼ

脊柱管狭窄症は体全体のバランスが崩れると症状が悪化することがあります。肩や腰のツボも刺激することで、体全体の調子を整えることができます。

肩のツボを押して上半身の緊張を緩和

  • 肩井(けんせい):肩の上部、首の付け根と肩先を結ぶ線の中間点。肩こりの緩和に効果的。この部分は日常的に緊張しやすいため、優しく押すだけでも効果が感じられることが多いです。
  • 肩外兪(けんがいゆ):肩甲骨の外側。肩こりや腕の痛みに効果的。肩甲骨の外側の縁に沿って、指を滑らせていくと圧痛点が見つかることが多いです。

腰のツボを刺激して下半身との連携を改善

  • 腎兪(じんゆ):腰の第2腰椎の高さ、背骨から指2本分外側。腰痛の緩和に効果的。「腎」の働きを活性化させるとされ、疲労回復にも役立つと言われています。
  • 大腸兪(だいちょうゆ):腰の第4腰椎の高さ、背骨から指2本分外側。腰痛や便秘の改善に効果的。腸の働きを助けるツボとしても知られています。

体全体のバランスを整えることが脊柱管狭窄症の症状改善には不可欠です。足つぼだけでなく、肩や腰のツボも適切に刺激することで、より効果的な症状緩和が期待できます。特に足のツボと背中のツボを組み合わせることで、脊柱への血流が改善される可能性が高まります。

脊柱管狭窄症と足つぼ療法の注意点

脊柱管狭窄症 足つぼ

足つぼ療法は多くの方に効果が期待できますが、いくつかの注意点があります。適切に行うことで、より安全に効果を得ることができます。

過度な刺激は避ける:適切な強さとは?

脊柱管狭窄症の方は、過度な刺激で症状が悪化する可能性があるので、注意が必要です。痛みを感じた場合はすぐに中止し、専門家に相談しましょう。適切な強さの目安は以下の通りです:

  • 「痛気持ちいい」と感じる程度の強さ
  • 押したあとに赤みが残るが、すぐに消える程度
  • 押しているときに「息を止めてしまう」ほど強くない
  • 刺激後に疲労感ではなく、軽さや温かさを感じる

専門家への相談:どんな場合に医師の診察が必要?

ツボ刺激は、あくまで補助的な手段です。症状が改善しない場合は、医師や専門家に相談し、適切な治療を受けることが大切です。特に以下のような場合は早めに医療機関を受診しましょう:

  • 症状が急に悪化した場合
  • 足の感覚が著しく鈍くなった場合
  • 排尿や排便に問題が生じた場合
  • 足に力が入りにくくなった場合
  • 夜間の痛みで眠れない場合
  • 2週間以上セルフケアを続けても改善が見られない場合

足つぼマッサージの7つの禁忌

  • 一度に長時間行わない:10〜15分程度を目安にし、体に負担をかけないようにします
  • 力を強く入れすぎない:特に初めての方や高齢の方は、優しく押すことから始めましょう
  • 食後30分はつぼ押しを行わない:消化活動中の体に負担をかけないようにします
  • お酒に酔っているときはつぼ押しを行わない:痛みの感覚が鈍り、過度な刺激になる可能性があります
  • 怪我や疾患のある部位には行わない:皮膚炎、静脈瘤、傷などがある場合は避けましょう
  • 妊娠中の方は専門家に相談してから行う:特定のツボは子宮を刺激する可能性があります
  • 抗凝固剤を服用中の方は慎重に:内出血しやすいため、非常に優しく押すか、医師に相談しましょう

日常生活での脊柱管狭窄症予防とケア

脊柱管狭窄症 足つぼ

足つぼ療法と併せて、日常生活でも脊柱管狭窄症の症状を悪化させないための工夫が大切です。以下のポイントを意識して生活しましょう。

正しい姿勢を身につける:デスクワークの方必見

正しい姿勢を心がけることで、脊柱への負担を減らすことができます。特にデスクワークが長い方は、以下のポイントを意識しましょう:

  • 椅子に深く腰掛け、背もたれに背中をつける
  • 画面は目線よりやや下に設置する
  • 肘は90度に曲げ、肩の力を抜く
  • 足は床にしっかりつけ、足を組まない
  • 30分に1回は立ち上がり、軽くストレッチする

腰に負担をかけない生活習慣の工夫

日常生活の中で、腰への負担を減らす工夫をすることも重要です:

  • 重いものを持つときは膝を曲げ、腰を落として持ち上げる
  • 荷物は両手に分散して持つ
  • 長時間同じ姿勢を続けない
  • 高すぎる枕は避け、体に合ったマットレスを使用する
  • 腹筋と背筋のバランスを整えるエクササイズを取り入れる

適度な運動で筋力と柔軟性を維持

適度な運動は、背骨を支える筋肉を強化し、症状の悪化を防ぐのに役立ちます:

  • ウォーキング:無理のないペースで、徐々に距離を伸ばす
  • 水中歩行・水泳:水の浮力で関節への負担が軽減される
  • ピラティス:インナーマッスルを強化し、姿勢を改善する
  • 太極拳:ゆっくりとした動きでバランス感覚を養う
  • コアトレーニング:体幹を鍛え、脊柱を安定させる

適正体重の維持と栄養バランス

過度な体重は脊柱への負担となります。適正体重を維持するとともに、骨や筋肉の健康を支える栄養素を意識的に摂りましょう:

  • カルシウム:骨の健康をサポート(乳製品、小魚、緑黄色野菜など)
  • ビタミンD:カルシウムの吸収を助ける(日光浴、きのこ類、魚など)
  • タンパク質:筋肉の維持・修復に必要(肉、魚、豆腐、卵など)
  • 抗酸化物質:炎症を抑える助けになる(色とりどりの野菜や果物)
  • オメガ3脂肪酸:抗炎症作用がある(青魚、アマニ油など)

専門家による脊柱管狭窄症の治療:最新動向

脊柱管狭窄症 足つぼ

セルフケアだけでは症状が改善しない場合は、専門家による治療を検討しましょう。脊柱管狭窄症に対しては、以下のような治療法があります。

保存的治療:手術以外の選択肢

  • 理学療法:専門的なストレッチや筋力トレーニングを行い、背骨を支える筋肉を強化します。特にインナーマッスルの強化が重要とされています。
  • 薬物療法:消炎鎮痛剤、筋弛緩剤などを使用して痛みや炎症を抑えます。ただし、副作用の可能性もあるため、医師の指導のもとで使用することが重要です。
  • ブロック注射:痛みの原因となる神経の周囲に局所麻酔薬やステロイド剤を注射します。一時的な症状緩和が期待できますが、効果の持続期間には個人差があります。
  • 鍼灸治療:東洋医学的アプローチで、気血の流れを改善し、痛みや不快感を軽減します。足つぼマッサージと併用することでより効果的な場合があります。
  • 整体・カイロプラクティック:骨格の歪みを調整し、神経圧迫を緩和します。ただし、施術者の技術や経験によって効果に差があります。

手術療法:どんな場合に検討する?

保存的治療で改善が見られない場合や、症状が重い場合は手術が検討されることもあります。手術方法には様々な種類があり、症状や状態に応じて適切な方法が選択されます。

  • 椎弓切除術:神経を圧迫している椎弓の一部を取り除く手術
  • 椎間板ヘルニア摘出術:飛び出した椎間板を取り除く手術
  • 脊椎固定術:不安定な脊椎を安定させるための手術
  • 顕微鏡下手術:顕微鏡を使用した低侵襲手術
  • 内視鏡手術:小さな切開で行う低侵襲手術

専門家による治療を受ける際は、自分が行っている足つぼ療法などのセルフケアについても伝え、総合的な治療計画に組み込んでもらうとよいでしょう。

日本整形外科学会:脊柱管狭窄症について詳しく知る

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脊柱管狭窄症の再生医療とは?効果・費用・種類を専門家が解説

在宅ワーク・テレワークで腰が痛くなる人増えている?その理由と自宅で行える腰痛改善と予防をご紹介

 

脊柱管狭窄症と足つぼに関するよくある質問

脊柱管狭窄症 足つぼ

Q. 脊柱管狭窄症に足つぼマッサージは本当に効果がありますか?

A. 足つぼマッサージは、脊柱管狭窄症そのものを治すわけではありませんが、血行促進や筋肉の緊張緩和によって症状の緩和が期待できます。特に「太白」「然谷」「承山」などのツボは、腰痛や足のしびれ改善に効果が期待されています。ただし、効果には個人差があり、あくまで補助的な手段として捉え、必要に応じて専門医の診察も受けることをおすすめします。

Q. 足つぼマッサージはどのくらいの頻度で行うべきですか?

A. 一般的には、毎日または2~3日に1回程度が適切と言われています。1回のセッションは5~15分程度を目安にしましょう。ただし、強い痛みを感じたり、マッサージ後に症状が悪化する場合は、頻度や強さを調整するか、一時中止して専門家に相談することをおすすめします。体調や反応を見ながら、自分に合った頻度を見つけることが重要です。

Q. 足つぼマッサージと医療機関での治療は併用できますか?

A. 多くの場合、足つぼマッサージは医療機関での治療と併用することができます。むしろ、足つぼを含むセルフケアと専門的な医療を組み合わせることで、より効果的な症状管理ができる可能性があります。ただし、特定の薬を服用中の方や、手術直後の方は注意が必要です。担当医に足つぼをしていることを伝え、問題ないか確認することをおすすめします。

Q. 足つぼマッサージでかえって痛みが増す場合はどうすればいいですか?

A. 足つぼマッサージ後に痛みが増す場合は、以下の対処を検討してください:1) 直ちにマッサージを中止する、2) 刺激の強さを弱める、3) 頻度を減らす、4) 別のツボを試す、5) 専門家(医師、鍼灸師、マッサージ師など)に相談する。脊柱管狭窄症の状態は人それぞれ異なるため、自分の体に合った方法を見つけることが大切です。症状が悪化する場合は、自己判断せず専門医の診察を受けることをおすすめします。

Q. 足つぼ以外に家でできるセルフケアはありますか?

A. 足つぼ以外にも家でできるセルフケアとしては、適度なストレッチ(特に骨盤周りや背中)、温熱療法(お風呂やホットパックで温める)、姿勢の改善(座り方や寝方の工夫)、軽い有酸素運動(ウォーキングなど)、体重管理などがあります。また、腰や背中への負担を減らすための生活習慣の見直し(重いものを持たない、急な動きを避けるなど)も重要です。これらのケアを組み合わせることで、症状改善に繋がる可能性があります。

Q. どのような場合に足つぼマッサージを避けるべきですか?

A. 以下のような場合は、足つぼマッサージを避けるか、専門家に相談してから行うべきです:1) 足に傷や炎症、皮膚疾患がある場合、2) 静脈瘤や血栓症がある場合、3) 糖尿病による末梢神経障害がある場合、4) 妊娠中(特に初期)、5) 足や脚に手術を受けて間もない場合、6) 重度の骨粗しょう症がある場合、7) 抗凝固剤を服用している場合。また、足つぼマッサージ中に強い痛みや不快感を感じた場合は、すぐに中止するべきです。

Q. 市販の足つぼマット・ローラーは効果がありますか?

A. 市販の足つぼマットやローラーは、手で行う足つぼマッサージを補完するツールとして効果が期待できます。特に自分の指だけでは十分な圧がかけられない場合や、定期的に刺激を与えたい場合に便利です。ただし、商品によって刺激の強さが異なるため、自分の体調や好みに合ったものを選ぶことが重要です。また、道具に頼りすぎず、手による丁寧なマッサージと併用するとより効果的でしょう。使用前には必ず説明書を読み、適切な使用方法で行ってください。

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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