最終更新:2025.06.26

【専門家監修】脊柱管狭窄症に効く!お灸とツボで実践する自宅セルフケアガイド

この記事は「セルフケア整体 院長・森下 信英(NOBU先生)」の監修のもと作成されています。

脊柱管狭窄症でお悩みの方に朗報です。適切なツボへのお灸や指圧が、腰や足の痛みやしびれの緩和に効果が期待できます。本記事では、脊柱管狭窄症に効果的なお灸とツボの正しい方法を詳しく解説します。背骨周辺の血流を促進し、神経への圧迫を和らげるセルフケアを、ご自宅で安全に実践するためのガイドです。鍼灸の専門家監修のもと、具体的なツボの位置や押し方、お灸のコツまで、初心者でも分かりやすく紹介していきます。

脊柱管狭窄症に効果のあるお灸やツボとしては、「然谷(ねんこく)」や「承扶(しょうふ)」などが挙げられます。これらのツボをお灸で刺激することで、血行の促進や神経圧迫の軽減が期待でき、疼痛緩和に繋がる可能性があります。

目次

脊柱管狭窄症とは?症状と原因を理解しよう

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脊柱管狭窄症は、背骨の中を通る神経(脊髄や馬尾神経)が、何らかの原因で圧迫されることで発症する疾患です。高齢者に多く見られ、主な症状としては以下が挙げられます:

  • 腰痛
  • 足のしびれや痛み
  • 歩行時の痛み(間欠性跛行)
  • 長時間立っていられない
  • 前かがみになると楽になる

原因としては、加齢による脊椎の変形、椎間板ヘルニア、骨棘(こつきょく)の形成、靭帯の肥厚など、様々な要素が考えられます。これらにより脊柱管が狭くなり、中を通る神経が圧迫されることで症状が現れます。

なぜお灸とツボ刺激が脊柱管狭窄症に効果が期待できるのか?

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東洋医学では、体の不調は「気・血・水」の流れの滞りが原因と考えます。脊柱管狭窄症においても、以下のような効果が期待されています:

期待される効果メカニズム
血流促進お灸の熱や指圧により血管が拡張し、圧迫部位の血流が改善する可能性があり、炎症や腫れの軽減につながる場合があります
筋肉の緊張緩和腰部や臀部の筋緊張を和らげることで、神経への間接的な圧迫を軽減できる可能性があります
神経機能の改善神経の通り道となる経絡を刺激することで、神経伝達機能の改善が期待できる場合があります
鎮痛効果体内の鎮痛物質(エンドルフィンなど)の分泌を促進し、痛みを和らげる効果が期待できるとされています

ただし、お灸やツボ刺激は対症療法であり、根本的な治療法ではないとされています。症状の一時的な緩和や、日常生活の質の向上を目的としています。

【厳選】脊柱管狭窄症に効果が期待できる5つの重要ツボ

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脊柱管狭窄症の症状緩和に役立つとされるツボを、専門家の意見を基に厳選して紹介します。それぞれの位置と、効果、刺激方法を詳しく解説します。

1. 然谷(ねんこく):深層筋へのアプローチ

然谷は、深層筋をほぐす効果が期待できるツボです。

  • 位置:足の親指と人差し指の間の窪み、足の甲側
  • 見つけ方:股関節、膝関節を曲げ伸ばし、スクワットをすることで、体の上下動がスムーズになっているか確認し、左右の足底アーチを意識してツボの位置を確認します
  • 期待できる効果:深層筋をほぐす効果、腰部の筋肉緩和
  • 刺激方法:親指で5秒ほど押し、3秒離す動作を5回程度繰り返す

2. 承扶(しょうふ):坐骨神経痛の緩和に

承扶は、臀部(おしり)の横ジワの中央に位置します。

  • 位置:臀溝(おしりの横ジワ)の中央
  • 見つけ方:坐骨神経が骨盤から外へ出てくる通過点であり、このツボを刺激することで坐骨神経痛の緩和に効果が期待できる可能性があります
  • 期待できる効果:坐骨神経痛の緩和、下肢のしびれ改善
  • 刺激方法:指の腹を使って円を描くように優しくマッサージする

3. 夾脊(きょうせき):背骨に沿ったツボ

夾脊は、背骨の際にあるツボです。

  • 位置:背骨の両脇0.5〜1cm程度の位置、背骨に沿って多数存在
  • 見つけ方:背骨に沿って指で触れると、少し凹んだ場所として感じられます
  • 期待できる効果:狭窄により圧迫を受けている箇所の血流を促進し、症状の緩和につながる可能性があります
  • 刺激方法:指圧の場合は腰椎部分の夾脊を中心に、優しく3秒押して1秒離す動作を繰り返す

4. 環跳(かんちょう):おしりの外側の筋肉をほぐす

環跳は、おしりの外側、大殿筋にあるツボです。

  • 位置:おしりの外側、大殿筋にあるツボで、坐った状態で手を後ろについた時に、人差し指と中指の間にくる位置
  • 見つけ方:横向きに寝て、上側の足を軽く曲げた状態で、大転子(太ももの骨の出っ張り)の後ろ側に位置しています
  • 期待できる効果:おしりの筋肉をほぐす効果、柔軟性を高める効果が期待できると言われています
  • 刺激方法:親指でやや強めに押し、円を描くようにマッサージする

5. 委中(いちゅう):ふくらはぎの症状に

委中は、膝の裏側の中央にあるツボです。

  • 位置:膝裏のしわの中央
  • 見つけ方:膝を軽く曲げた状態で、膝裏のしわの中央に触れると見つかります
  • 期待できる効果:下肢のしびれや痛み、特にふくらはぎの症状に効果が期待できる場合があります
  • 刺激方法:親指で優しく押す。強く押しすぎないように注意

これらのツボは、個人でも安全に刺激できる部位ですが、強く押しすぎないよう注意しましょう。痛みがある場合は無理に刺激せず、専門家に相談することをおすすめします。

自宅でできる!安全なお灸のやり方ステップガイド

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お灸は、熱による刺激でツボを活性化させる効果的な方法です。自宅でも安全に行えるよう、基本的な手順を解説します。

準備するもの

  • せんねん灸(初心者には台座付きのものがおすすめ)
  • ライターやマッチ
  • 火消し用の水を入れた小さな容器
  • タオル(熱さ調整用)

お灸の基本的な手順

  1. 刺激したいツボを確認し、清潔にしておく
  2. せんねん灸を台座に取り付ける(台座付きの場合)
  3. せんねん灸に火をつける
  4. ツボの上に直接置く(直接灸の場合)か、台座を肌の上に置く(間接灸の場合)
  5. 熱さを感じたら取り除く(特に初心者は低温タイプから始めるとよい)
  6. 1つのツボに対して2〜3壮を目安に行う

初めてお灸を行う方は、必ず低温タイプ(せんねん灸ソフトきゅう等)から始め、火傷に十分注意しましょう。敏感な部位や、皮膚が薄い部位には特に注意が必要です。

お灸を行う際の注意点

  • お灸は、熱が強いので、皮膚に火傷をしないように注意が必要です
  • 症状によっては、お灸が合わない場合もあります
  • 以下の部位や状態の方はお灸を避けましょう:
    • 顔や粘膜近く
    • 皮膚の薄い部分
    • 妊娠中の腹部や腰部
    • 糖尿病などで感覚が鈍い方
    • 高熱がある時

ツボを効果的に刺激するセルフケア方法(お灸以外も含む)

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お灸以外にも、様々な方法でツボを刺激することができます。自分に合った方法を見つけてみましょう。脊柱管狭窄症の症状改善には、継続的なケアが大切です。

指圧のコツ

指圧は最も手軽にできるツボ刺激法です。以下のコツを参考にしてください:

  • 力加減は「気持ち良い」と感じる程度に
  • 呼吸を意識し、吐く息に合わせて押す
  • 1つのツボに対して3〜5秒押し、1〜2秒休む、というリズムで5回程度繰り返す
  • 円を描くように、回転させながら押すのも効果的
刺激方法特徴おすすめの場面
指圧手軽にできる、道具不要日常的なケア、オフィスでも可能
お灸熱刺激で深部まで効果症状が強い時、自宅でのリラックス時
マッサージ器具手が届きにくい場所にも使える背中や腰のツボ刺激
ツボ押しグッズ専用の形状で効率的継続的なケア、精度が必要な場合

ストレッチとの組み合わせ

ツボ刺激とストレッチを組み合わせると、より効果的です:

  1. 腰部のストレッチ: 猫のポーズなど、背骨を柔軟にするストレッチを行った後、夾脊のツボを刺激する
  2. 股関節のストレッチ: 足を組んで前かがみになるストレッチ後、承扶や環跳のツボを刺激する
  3. ふくらはぎのストレッチ: 壁に手をついて行うストレッチ後、委中のツボを刺激する

ストレッチで筋肉をほぐした後にツボを刺激することで、より深部まで効果が期待できる可能性があります。脊柱管狭窄症の痛みやしびれの緩和には、こうした複合的なアプローチが有効とされています。

お灸とツボ療法を続ける上でのポイントと期待できること

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セルフケアを継続するためのポイントと、期待できる効果について解説します。

継続のポイント

  • 毎日の習慣に: 入浴後など、リラックスした時間に組み込む
  • 無理のない範囲で: 1日に全てのツボを刺激する必要はなく、症状に合わせて選択
  • 記録をつける: 症状の変化や、効果のあったツボを記録しておく
  • 姿勢の見直し: 日常生活での姿勢改善も同時に行う

期待できる変化

  • 短期的効果: 一時的な痛みやしびれの緩和、血行促進による温感
  • 中長期的効果: 筋肉の柔軟性向上、姿勢の改善、QOL向上

脊柱管狭窄症は、神経が圧迫されて症状が出現しているため、根本的な原因を取り除くには手術が必要とされる場合が多いです。お灸やツボ刺激は症状の緩和や血行促進に効果が期待できる可能性がありますが、症状が重い場合は医師の診断を受けることをおすすめします。

専門家(鍼灸院など)に相談する目安

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セルフケアだけでは対応が難しい場合、専門家への相談をおすすめします。以下のような場合は、鍼灸師などの専門家に相談しましょう:

  • 症状が徐々に悪化している
  • 排尿や排便に問題が生じている
  • 足の感覚が急に鈍くなった
  • 自己判断でのツボ刺激に不安がある
  • 自分に合ったツボやお灸の方法を知りたい

鍼灸治療は、症状の緩和や血行促進に効果が期待できるとされていますが、症状によっては医師による診察が必要な場合もあります。痛みがある場合は、無理にツボを刺激したり、温めすぎたりしないように注意が必要です。

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脊柱管狭窄症のお灸とツボに関するよくある質問

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Q. お灸は毎日行っても大丈夫ですか?

A. お灸は基本的に毎日行っても問題ありませんが、同じツボに対しては1日1回程度に留め、皮膚の状態を見ながら行うことをおすすめします。熱さを感じにくい方や高齢の方は特に注意が必要です。また、体調不良時や発熱時は避けましょう。

Q. 脊柱管狭窄症にはどのツボが最も効果的ですか?

A. 個人の症状や体質によって効果的なツボは異なりますが、一般的には「夾脊(きょうせき)」や「承扶(しょうふ)」が脊柱管狭窄症の症状緩和に効果が期待できるとされています。夾脊は背骨の両側にあり、神経が通る部分の血流を改善する効果が、承扶は坐骨神経痛の緩和に効果が期待できる可能性があります。しかし、最適なツボは個人差があるため、専門家に相談することをおすすめします。

Q. お灸をしても効果を感じない場合はどうすればいいですか?

A. お灸の効果は個人差があり、即効性を感じにくい場合もあります。1〜2週間ほど継続してみて、それでも効果を感じない場合は、ツボの位置が正確でない可能性や、別のアプローチが必要な可能性があります。鍼灸師などの専門家に相談して、適切なツボや刺激方法のアドバイスを受けることをおすすめします。

Q. 脊柱管狭窄症の痛みを和らげるために、ツボ押しとストレッチはどのように組み合わせるのが効果的ですか?

A. 最も効果的な組み合わせは、まずストレッチで筋肉をほぐしてから、ツボ押しを行うことです。例えば、腰部の前屈・後屈ストレッチを行った後に夾脊のツボを刺激したり、膝を胸に引き寄せるストレッチの後に承扶や環跳のツボを押したりするとよいでしょう。ストレッチで血流が促進され、筋肉も柔らかくなるため、その後のツボ刺激がより深部まで届きやすくなる可能性があります。

Q. お灸の熱さが心配です。火傷を防ぐコツはありますか?

A. お灸による火傷を防ぐコツとしては、初心者は必ず台座付きの間接灸や低温タイプのせんねん灸から始めること、熱さを感じたらすぐに取り除くこと、同じ場所に連続して行わないことが挙げられます。また、お灸の前に皮膚の状態を確認し、敏感な部位や皮膚が薄い部位には特に注意が必要です。不安がある場合は、専門家のもとで正しい方法を学んでから自宅で行うことをおすすめします。

Q. 脊柱管狭窄症は完全に治りますか?

A. 脊柱管狭窄症は、加齢などによる脊柱管の変形が原因となっている場合が多く、完全に元の状態に戻ることは難しいとされています。しかし、お灸やツボ押しなどのセルフケア、適切な運動療法、必要に応じた医療機関での治療を組み合わせることで、症状の緩和や日常生活の質の向上が期待できる場合があります。症状の進行を遅らせ、痛みやしびれを管理することが治療の主な目標となることが多いです。重症の場合は手術が検討されることもあります。

Q. ツボ押しで脊柱管狭窄症の歩行時の痛みは改善しますか?

A. ツボ押しにより、歩行時の痛み(間欠性跛行)が軽減する可能性はあります。特に「委中(いちゅう)」や「環跳(かんちょう)」などのツボは、下肢の血流改善や筋肉の緊張緩和に関連していると言われています。しかし、効果には個人差があり、継続的なケアが必要です。また、ツボ押しは補助的な対処法であり、医師の診断と治療を受けることも重要です。症状が重い場合は、専門家の指導のもとでセルフケアを行うことをおすすめします。


森下 信英(NOBU先生)

この記事の監修者

森下 信英(NOBU先生)

セルフケア整体 院長

柔道整復師・鍼灸師。「ズボラ筋®」セルフケア考案者。YouTubeチャンネル登録者148万人超。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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