最終更新:2025.05.26

脊柱管狭窄症の再生医療とは?効果・費用・種類を専門家が解説

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

脊柱管狭窄症でお悩みの方に、再生医療という新たな選択肢があるのをご存知でしょうか?脊柱管狭窄症の再生医療は、損傷した組織や神経を修復し、症状の改善を促す可能性のある治療法です。従来の保存療法や手術とは異なるアプローチで、患者さん自身の細胞を活用する点が特徴です。

この記事では、脊柱管狭窄症に対する再生医療の種類、効果、メリット・デメリット、費用など、治療を検討する際に必要な情報を網羅的に解説します。医師との相談材料として、ぜひ参考にしてください。

※現時点では再生医療は確立された治療法ではなく、効果には個人差があることをご理解ください。

目次

脊柱管狭窄症とは?原因・症状・従来の治療法

脊柱管狭窄症 再生医療

まず、再生医療を理解するための基礎として、脊柱管狭窄症について簡単におさらいしましょう。

脊柱管狭窄症の基本的理解

脊柱管狭窄症は、脊柱管(脊髄神経が通る管)が狭くなることで神経を圧迫し、様々な症状を引き起こす疾患です。主に腰部(腰椎)と頸部(頸椎)に発症します。加齢による椎間板の変性や靭帯の肥厚、骨棘(こつきょく)の形成などが原因となります。

主な症状

  • 下肢のしびれや痛み
  • 間欠性跛行(歩行時の痛みやしびれ、休むと楽になる)
  • 腰痛
  • 立っている時や歩行時の症状悪化
  • 神経障害による排尿・排便障害(重症例)

従来の治療法

従来、脊柱管狭窄症の治療は以下のステップで行われてきました:

  1. 保存的治療:薬物療法(消炎鎮痛剤など)、リハビリテーション、ブロック注射など
  2. 手術治療:椎弓切除術、固定術など

しかし、保存的治療では十分な効果が得られないケースや、手術に抵抗感がある患者さんも多く、新たな治療アプローチとして再生医療が注目されています。

現在の手術治療法は、椎弓形成術のあとにヘルニアを取り除くだけのため、椎間板内部が空洞化して組織の再生が障害されています。手術後も痛みが残る場合が少なくありません。

脊柱管狭窄症のリハビリ:やってはいけない禁忌事項と安全に行う方法

脊柱管狭窄症における再生医療の可能性

脊柱管狭窄症 再生医療

再生医療は、損傷した組織や神経を修復し、症状の改善を促す治療法として注目されています。脊柱管狭窄症に対する再生医療は、従来の治療法では困難だった軟骨の再生による根本治療が可能となる可能性を秘めています。

なぜ再生医療が脊柱管狭窄症に注目されているのか?

脊柱管狭窄症の主な原因である椎間板の変性や軟骨の摩耗は、これまでの治療法では根本的に修復することが難しいとされてきました。再生医療は、損傷した組織そのものを再生させることで、根本的な治療を目指す新しいアプローチです。

特に高齢者やリスクの高い患者さんにとって、手術よりも低侵襲で体への負担が少ない治療法として期待されています。

治療法特徴侵襲性
保存的治療(薬物・リハビリ)症状の緩和が主目的、根本的な治療ではない
神経ブロック注射一時的な痛みの緩和、効果持続期間に限りがある
手術治療神経圧迫の直接的除去、入院・回復期間が必要
再生医療組織修復・再生を促進、根本的な改善の可能性低〜中

【種類別】脊柱管狭窄症の再生医療を徹底解説

脊柱管狭窄症 再生医療

脊柱管狭窄症に対する再生医療には、主に以下の種類があります。それぞれの特徴、効果、対象となる症例について解説します。

幹細胞治療とは?(仕組み・効果・対象者)

幹細胞治療は、患者さん自身の幹細胞を培養し、損傷部位に注入することで、組織の修復や再生を促す治療法です。

幹細胞治療の主なアプローチ

  • 間葉系幹細胞治療:骨髄や脂肪組織から採取した幹細胞を利用
  • 脊髄腔内ダイレクト注射療法:幹細胞を直接脊髄腔内に注入し神経再生を促進

従来の方法では、脊髄内へ多くの幹細胞を届けることができませんでした。脊髄腔内ダイレクト注射療法では、数多くの幹細胞で直接傷ついた神経を再生することが可能です。

効果と対象者

幹細胞治療は、特に以下のような方に検討される傾向があります:

  • 保存的治療で効果が不十分だが、手術は避けたい方
  • 手術後も症状が残っている方
  • 高齢や基礎疾患などで手術リスクが高い方

PRP療法とは?(仕組み・効果・対象者)

PRP(Platelet-Rich Plasma:多血小板血漿)療法は、患者さん自身の血液から血小板を濃縮し、成長因子を抽出して損傷部位に注入することで、組織の修復を促す治療法です。

PRPの働き

血小板には様々な成長因子が含まれており、これらが:

  • 組織の修復・再生を促進
  • 炎症を抑制
  • 痛みを緩和

などの効果をもたらします。

効果と対象者

PRP療法は比較的低侵襲で、幹細胞治療よりも手軽に受けられることが特徴です。以下のような方に検討される傾向があります:

  • 初期〜中期の脊柱管狭窄症の方
  • 日帰りでの治療を希望する方
  • 比較的低コストの治療を希望する方

幹細胞培養上清液治療とは

幹細胞培養上清液治療は、幹細胞を培養した際に分泌される成長因子や栄養因子を含む液体(上清液)を損傷部位に注入することで、組織の修復を促す治療法です。

上清液の働き

幹細胞培養上清液には:

  • 抗炎症作用
  • 組織修復促進因子
  • 血管新生因子

などが含まれており、これらが総合的に作用して組織修復を促進します。

効果と対象者

幹細胞そのものを使用しないため、幹細胞治療よりも安全性が高いとされることもあります。以下のような方に検討される傾向があります:

  • 幹細胞治療に抵抗がある方
  • 安全性をより重視したい方
  • 椎間板の変性が中心の脊柱管狭窄症の方

その他の再生医療アプローチ

DRT法(経皮的椎間板再生治療)

特殊な薬剤を椎間板に注入し、椎間板の修復と再生を促す治療法です。特に椎間板の変性が原因となっている脊柱管狭窄症に効果が期待されています。

レーザー椎間板減圧術

低出力レーザーを用いて椎間板内の圧力を減らし、組織の再生環境を整える治療法です。

再生医療のメリット・デメリットと手術との比較

脊柱管狭窄症 再生医療

脊柱管狭窄症の治療法を選択する際には、それぞれのメリット・デメリットを理解することが重要です。ここでは再生医療と従来の手術治療を比較します。

再生医療のメリット

  • 従来の治療法では困難だった軟骨の再生による根本治療が可能となる可能性がある
  • 自分の細胞を使用するため、拒絶反応が少ない
  • 体に負担が少ない治療法として注目されている
  • 損傷した神経の修復が期待できる
  • 症状の緩和、機能回復が期待できる
  • 日帰り治療が可能なケースが多い

再生医療のデメリット

  • 再生医療は確立した治療法ではない
  • 効果には個人差がある
  • 治療費用が高い(保険適用外の場合が多い)
  • 治療後の痛みや腫れなどの副作用が生じることがある
  • 複数回の治療が必要なケースもある
  • 症状や状態によっては効果が限定的なこともある

手術治療との比較

比較項目再生医療手術治療
侵襲性低〜中(注射が主)高(全身麻酔、切開が必要)
入院の有無通常は不要(日帰り可能)必要(数日〜2週間程度)
効果の発現徐々に(数週間〜数ヶ月)比較的早い(術後すぐ〜数週間)
根本治療としての可能性組織再生による根本改善の可能性あり圧迫解除が主目的、組織再生は期待できない
費用高額(保険適用外が多い)保険適用で比較的低コスト
治療実績・エビデンス比較的新しく、研究段階の側面も長年の実績とエビデンスあり

再生医療を受ける前に知っておきたいこと(費用・期間・リスク)

脊柱管狭窄症 再生医療

再生医療の費用相場

再生医療の費用は治療法や医療機関によって大きく異なります。また、保険適用外となることが多いため、全額自己負担となるケースがほとんどです。

治療法費用相場(1回あたり)保険適用
PRP療法10〜30万円原則として適用外
幹細胞培養上清液治療20〜50万円適用外
幹細胞治療50〜150万円適用外(一部臨床研究を除く)
DRT法30〜60万円適用外

※上記はあくまで目安であり、医療機関や治療内容、必要な回数などによって異なります。詳細は各医療機関にお問い合わせください。

治療期間と回復までの時間

再生医療は、効果が現れるまでに時間がかかる場合が多いことを理解しておく必要があります。

  • 治療時間:多くの場合、1回の治療は30分〜2時間程度
  • 通院回数:治療法や症状によって異なるが、複数回の治療が必要なケースも
  • 効果の発現
    • 早い場合:治療後数日〜2週間
    • 一般的:1〜3ヶ月かけて徐々に効果を実感するケースが多い
  • 最終的な効果判定:6ヶ月〜1年かけて評価することもある

想定されるリスクと副作用

再生医療は比較的安全性の高い治療法と言われていますが、以下のようなリスクや副作用が報告されています:

  • 注射部位の痛み・腫れ:一時的なものが多いが、数日間続くことも
  • 感染リスク:極めて稀だが、無菌操作が不十分な場合に発生の可能性
  • 神経損傷:注射の針が神経に触れることによる痛みや刺激(稀)
  • アレルギー反応:自己由来の細胞を使用するため少ないが、添加物などに反応する可能性
  • 期待した効果が得られないリスク:すべての患者さんに効果があるわけではない

信頼できる医療機関の選び方と相談のポイント

脊柱管狭窄症 再生医療

再生医療を受ける際は、信頼できる医療機関を選ぶことが非常に重要です。以下のポイントを参考にしてください。

医療機関選びの重要ポイント

  • 医師の専門性と経験:脊椎・脊髄の専門医(整形外科医、脳神経外科医など)が在籍しているか
  • 治療実績:どれくらいの症例数があるか、成功率や患者満足度はどうか
  • 設備:清潔な細胞培養設備やMRIなどの診断機器が整っているか
  • 説明の丁寧さ:治療内容やリスク、費用などを詳しく説明してくれるか
  • アフターケア:治療後のフォローアップ体制は整っているか

医師に相談する際のチェックポイント

再生医療を検討する際、医師との相談で以下の点を確認しましょう:

  • 自分の症状・状態に再生医療が適しているかどうか
  • 期待できる効果と限界
  • 治療の具体的な方法とプロセス
  • 必要な治療回数と通院期間
  • 起こりうる副作用とその対処法
  • 他の治療選択肢との比較
  • 具体的な費用と支払い方法

医師と相談し、患者の状況に合わせた最適な治療法を選択することが重要です。再生医療は確立した治療法ではないことを理解し、期待しすぎないようにしましょう。

脊柱管狭窄症の最新治療については日本整形外科学会のサイトも参考になります。

脊柱管狭窄症の再生医療に関するよくある質問

脊柱管狭窄症 再生医療

Q. 再生医療は脊柱管狭窄症を根本的に治すことができますか?

A. 再生医療は損傷した組織や神経の修復を促進する可能性がありますが、現時点では確立された治療法ではありません。完全に「治す」というよりも、症状の改善や進行の抑制が期待できる治療と考えるのが適切です。効果には個人差があり、症状や原因によっても結果は異なります。医師と十分に相談した上で、治療を検討することをおすすめします。

Q. 再生医療と従来の手術治療、どちらが良いのでしょうか?

A. どちらが良いかは患者さんの症状、年齢、全身状態、生活スタイルなどによって異なります。再生医療は低侵襲で日帰り可能なケースが多く、体への負担が少ないメリットがあります。一方、手術治療は即効性があり、重度の症状に対して効果的なケースもあります。両治療法のメリット・デメリットを理解し、専門医と相談して最適な選択をすることが重要です。

Q. 再生医療にはどのくらいの費用がかかりますか?保険は適用されますか?

A. 再生医療の費用は治療法によって大きく異なりますが、PRP療法で10〜30万円、幹細胞治療で50〜150万円程度が一般的です。現在のところ、ほとんどの再生医療は保険適用外となっており、全額自己負担となることが多いです。一部の医療機関では医療ローンや分割払いに対応しているケースもありますので、事前に確認することをおすすめします。

Q. 再生医療の効果はどのくらいの期間で実感できますか?

A. 効果の発現時期には個人差がありますが、一般的には治療後1〜3ヶ月かけて徐々に効果を実感するケースが多いです。早い方では数日〜2週間程度で症状の改善を感じる場合もあります。また、複数回の治療が必要なケースもあり、最終的な効果判定には6ヶ月〜1年程度かかることもあります。即効性を求める場合は、他の治療法も含めて医師と相談することをおすすめします。

Q. 再生医療は高齢者でも受けられますか?

A. 基本的に再生医療は年齢制限はなく、高齢の方でも受けることができる場合が多いです。むしろ、高齢などの理由で手術リスクが高い方にとって、再生医療は負担の少ない選択肢となりうります。ただし、基礎疾患や全身状態によっては適応外となるケースもありますので、詳しくは専門医にご相談ください。自己の細胞を使用する治療法の場合、年齢によって細胞の再生能力に差がある可能性も考慮する必要があります。

Q. 再生医療後のリハビリや生活上の注意点はありますか?

A. 再生医療後は、治療の種類や部位によって異なりますが、一般的には以下のような点に注意します:1) 治療直後は激しい運動や重労働を避ける(通常24〜48時間程度)、2) 医師の指示に従った適切なリハビリを行う、3) 治療効果を高めるために正しい姿勢や身体の使い方を心がける、4) 定期的な経過観察を受ける。具体的な注意事項やリハビリ方法は、担当医から説明を受けることをおすすめします。

Q. 脊柱管狭窄症以外の脊椎疾患にも再生医療は有効ですか?

A. はい、再生医療は脊柱管狭窄症以外にも、椎間板ヘルニア、変形性脊椎症、椎間関節症、靭帯損傷など、様々な脊椎疾患に応用されています。特に組織の変性や損傷が原因となっている疾患では、組織修復・再生を促進する再生医療のアプローチが有効な可能性があります。ただし、疾患の種類や状態によって適応や効果は異なりますので、専門医との相談が必要です。

まとめ:脊柱管狭窄症と再生医療の未来

脊柱管狭窄症 再生医療

脊柱管狭窄症に対する再生医療は、従来の治療法とは異なるアプローチで、組織の修復や再生を促進する可能性を秘めた治療法です。幹細胞治療やPRP療法など複数の選択肢があり、それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なります。

再生医療を検討する際の重要なポイントを改めてまとめます:

  • 再生医療は確立された治療法ではなく、効果には個人差があることを理解する
  • 医師と十分に相談し、自分の症状や状態に合った治療法を選択する
  • 費用、治療期間、期待できる効果、リスクなどを事前に把握しておく
  • 信頼できる医療機関を選ぶ
  • 必要に応じて複数の意見(セカンドオピニオン)を求める

脊柱管狭窄症の再生医療は日々研究が進んでおり、将来的にはさらに効果的な治療法が開発される可能性もあります。現時点での選択肢を理解した上で、専門家との相談を通じて、あなたに最適な治療法を見つけることをおすすめします。

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笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
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スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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