最終更新:2025.05.23

脊柱管狭窄症の方におすすめのダイエット方法|効果的な運動と食事制限の実践法

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

脊柱管狭窄症の方にとってダイエットは、症状の改善や予防に有効な手段である可能性があります。肥満は腰椎や椎間板への負担を増やし、症状を悪化させる原因となることが示唆されています。適切なダイエットを通して、体重をコントロールし、腰への負担を減らすことで症状緩和が期待できます。本記事では、脊柱管狭窄症の方が安全に実践できるダイエット方法と、症状緩和に効果的な運動法について医学的根拠に基づき詳しく解説します。

「腰のつらさを解消するためにも、ストレッチのほかに筋肉を働かせることを頭に入れてやっていただければと思います」

理学療法士 笹川先生(動画 00:01:09)

脊柱管狭窄症とは?症状と原因について

脊柱管狭窄症 ダイエット

脊柱管狭窄症は、背骨の中を通る神経の通り道(脊柱管)が狭くなり、神経が圧迫されることで腰や足に痛みやしびれが生じる疾患です。主な症状には、以下のようなものがあります:

  • 腰痛やお尻、太ももの痛み
  • 足のしびれや痺れ感
  • 長時間歩くと症状が悪化する間欠性跛行
  • 前かがみになると症状が軽減する
  • 重症化すると排尿・排便障害が出現することも

脊柱管狭窄症の主な原因としては、加齢による骨や靭帯の変性、椎間板の変性、過度な負荷などが挙げられます。特に肥満は腰への負担が増大するため、脊柱管狭窄症の症状を悪化させる重要な要因となることが考えられます。

【専門家監修】脊柱管狭窄症にウォーターベッドは効果的?期待できる3つの効果

脊柱管狭窄症におけるダイエットの必要性

脊柱管狭窄症 ダイエット

体重過多は脊椎にかかる負担を増加させ、脊柱管狭窄症の症状を悪化させる可能性があります。

ダイエットの効果詳細説明
腰椎への負担軽減体重が減少することで、腰椎や椎間板にかかる圧力が軽減され、神経の圧迫が緩和される可能性があります
姿勢の改善お腹周りの脂肪が減少すると、前かがみの姿勢が改善され、腰への負担が減少する傾向にあります
炎症の軽減適切な食事制限により体内の炎症を抑え、神経の圧迫による症状が緩和される可能性があります
活動性の向上体重減少により活動性が向上し、筋力アップや柔軟性の向上につながる場合があります
症状の進行抑制長期的な体重管理により、脊柱管狭窄症の進行が抑制される可能性が指摘されています

脊柱管狭窄症の方に適した食事制限のポイント

脊柱管狭窄症 ダイエット

脊柱管狭窄症の方にとって、適切な食事制限は体重管理だけでなく、炎症の抑制にも効果的である可能性があります。ただし、急激な食事制限は筋肉量の減少につながり、腰回りのサポート力が低下する可能性があるため注意が必要です。

カロリー制限の基本方針

一日の摂取カロリーを適切に管理することが重要と考えられています。活動量の少ない成人女性で1400-2000kcal、男性では2200±200kcalを目安として、徐々に調整していくことが推奨されています。例えば、ラーメン(470kcal)、カレーライス(859kcal)、カツ丼(922kcal)、ショートケーキ(366kcal)などの高カロリー食品の摂取頻度を減らすことが効果的でしょう。

また、健康的なダイエットの基本知識を押さえることで、より効率的に体重管理を進めることができます。

抗炎症作用のある食事の取り入れ方

炎症を抑える食事は腰痛に効果的である可能性があることが、複数の研究で示唆されています。以下のような食品を積極的に取り入れることが推奨されています:

  • オメガ3脂肪酸:サケやイワシなどの脂肪の多い魚、クルミ、亜麻仁、チアシードに含まれ、脊柱管の炎症を軽減する抗炎症作用がある可能性があります
  • 抗酸化物質:果物や野菜(特にベリー類、葉物野菜、カラフルな品種)は、体内の酸化ストレスや炎症を軽減するのに役立つとされています
  • カルシウム:乳製品、葉物野菜(ケールやブロッコリー)、強化食品(豆腐やシリアル)は骨の健康をサポートし、骨粗鬆症を予防する可能性があります
  • マグネシウム:ナッツ、種子、豆類、葉物野菜、全粒穀物に含まれ、筋肉の弛緩と神経機能をサポートする効果が期待されています

さらに、ビタミンDは魚類、干ししいたけ、きくらげに多く含まれ、カルシウムの吸収を助けます。適度な日光浴(30分程度)もビタミンDの産生を促進すると考えられています。また、ビタミンKは緑黄色野菜、キムチ、納豆に多く含まれ、骨の健康維持に役立つ可能性があります。

避けるべき食品と代替案

脊柱管狭窄症の症状を悪化させる可能性のある食品には以下のようなものがあります:

  • 高脂肪食品(揚げ物、ファストフードなど)→ 代替:蒸し料理、グリル料理
  • 加工食品(添加物の多い食品)→ 代替:新鮮な自然食品
  • 砂糖の摂取が多い食品(菓子類、清涼飲料水など)→ 代替:果物、無糖ヨーグルト
  • アルコール(特に大量摂取)→ 代替:ハーブティー、水
  • カフェインの過剰摂取 → 代替:カフェインレスコーヒー、ルイボスティー

脊柱管狭窄症の症状を悪化させないダイエット運動法

脊柱管狭窄症 ダイエット

脊柱管狭窄症の方の運動は、症状を悪化させないよう、負担の少ない方法を選ぶことが重要と考えられています。

特に、腰への負担が少なく効果的な運動方法を取り入れることで、症状の緩和と体重管理の両方につながる可能性があります。

以下に効果的な運動方法を紹介します。

低負荷の有酸素運動

以下のような低負荷の有酸素運動は、脊柱管狭窄症の方でも比較的安全に行える可能性があります:

  • 水泳やアクアエクササイズ:水中では浮力によって脊椎への負担が軽減されるとされています
  • 自転車やエアロバイク:前傾姿勢が取れるため、脊柱管が広がりやすく症状が出にくいことが示唆されています
  • 短時間のウォーキング:症状が出ない範囲で行い、徐々に時間を延ばしていくことが推奨されています

「自転車やエアロバイクを漕ぐと、腰の深部にある筋肉や大ももの筋肉を鍛えることができます。前かがみの姿勢も、腰を反らせるのが苦手な方にとって良い姿勢です」

理学療法士 笹川先生(動画 00:06:42)

このように、前傾姿勢を取れる運動は脊柱管狭窄症の方に適している傾向があります。

【専門家監修】ヘルニアでも安心して行えるヨガ:効果的なポーズと注意点

筋力トレーニングの基本

腰回りの筋肉を強化することで、脊柱の安定性を高められる可能性があります。特に、以下の筋トレが効果的と考えられています:

  • 腹横筋トレーニング(ドローイング):椎骨を支える腹横筋を鍛え、コルセットのような役割を果たすことが期待できます
  • インナーマッスルトレーニング:腹筋と背筋の中でも、姿勢を保つ筋肉を強化することが推奨されています
  • スクワット:腰への負担の少ない方法で行い、下半身全体の筋力を向上させる効果が期待できます

笹川理学療法士の動画では、股関節のインナーマッスルである腸腰筋を鍛えるトレーニングが紹介されています。仰向けになり、股関節を開いてつま先を天井に向け、膝の曲げ伸ばしを10〜20回行うトレーニングが推奨されています。

姿勢を意識した運動の実践法

脊柱管狭窄症の方は、運動中に正しい姿勢を保つことが非常に重要だと考えられています。姿勢を正しく保つことで、腰への負担を軽減し、症状の悪化を防げる可能性があります。

したがって、笹川理学療法士は、脊柱管狭窄症の方に対して以下のような姿勢のポイントを挙げています:

  • 腰を反らせる姿勢は避け、むしろ腰を少し丸める姿勢を意識する
  • 運動中は腹部に力を入れ、腰への負担を減らす
  • 座っている時間が長い場合は、定期的に姿勢を変える

個人の症状や体力に合わせたプログラムは、より効果的な改善につながる可能性があります。

立ったままできるストレッチガイド完全版! 坐骨神経痛の原因と対策・予防策をプロが徹底解説

脊柱管狭窄症患者のためのダイエット成功のポイント

脊柱管狭窄症 ダイエット

無理のない範囲で継続する方法

ダイエットは、無理なく続けられることが大切と考えられています。急激な食事制限や過度な運動は、体に負担をかけてしまう可能性があります。そのため、自分のペースで少しずつ進めていくことが推奨されています。

継続のコツとしては、以下のような方法が挙げられます:

  • 小さな目標を設定する(例:1週間で500gの減量)
  • 食事日記をつけて摂取カロリーを意識する
  • 同じ悩みを持つ仲間と一緒に取り組む
  • 定期的に体重や体調の変化をチェックする

専門家への相談と医学的サポート

医師や栄養士など、専門家に相談し、個別の状況に合わせたアドバイスを受けることが大切です。特に、持病がある方や高齢の方は、必ず医師に相談してから始めることが推奨されています。

定期的な診察を受けることで、症状の変化を適切に評価し、ダイエットプランを調整することができます。

【最新版】腰痛専門のクリニックで治療で失敗しない選び方!東京都などのおすすめ病院を紹介

長期的な視点での体重管理

ダイエットは、継続することが大切と考えられています。短期間で成果を出すのではなく、少しずつ体重を減らすことを目標にすることが望ましいでしょう。無理のないペースで続けることが、長期的な効果につながる可能性があります。

脊柱管狭窄症の症状は、体重増加とともに悪化する傾向があるため、ダイエット後も適正体重を維持することが症状管理において重要だと考えられています。生活習慣を根本から見直し、持続可能な食生活と運動習慣を身につけることが理想的です。

脊柱管狭窄症とダイエットに関するよくある質問

脊柱管狭窄症 ダイエット

Q. 脊柱管狭窄症の方にダイエットは必要ですか?

A. 脊柱管狭窄症の方にとって、適切な体重維持は症状の改善や予防に有効である可能性があります。肥満は腰椎や椎間板への負担を増大させ、神経の圧迫を悪化させる原因となる可能性があります。特に腹部の脂肪が増えると反り腰になりやすく、脊柱管を狭める姿勢につながる傾向があるため、適切なダイエットが推奨される場合が多いです。

Q. 脊柱管狭窄症の方が避けるべき食品はありますか?

A. 高脂肪食品、加工食品、砂糖の多い食品は、体内の炎症を促進し症状を悪化させる可能性があるため控えめにすることが望ましいと考えられています。代わりに抗炎症作用がある可能性のあるオメガ3脂肪酸(青魚など)、抗酸化物質(カラフルな野菜や果物)、カルシウムやマグネシウムを多く含む食品を摂取することが推奨される傾向にあります。

Q. 脊柱管狭窄症があっても安全に行える運動はありますか?

A. 水泳やアクアエクササイズ、自転車やエアロバイク、短時間のウォーキングなどは比較的安全に行える可能性がある運動です。腰を反らせる姿勢は避け、むしろ軽く前傾する姿勢の運動が推奨される傾向にあります。また、腹横筋や腸腰筋などのインナーマッスルを鍛えるトレーニングも効果的と考えられています。いずれの運動も痛みが出たら中止し、専門家の指導を受けることが重要です。

Q. ダイエットによって脊柱管狭窄症の症状は改善しますか?

A. 適切なダイエットにより体重が減少すると、腰椎への負担が軽減され、症状の改善が期待できる場合があります。特に腹部の脂肪が減ることで姿勢が改善し、脊柱管への圧迫が緩和される可能性があります。また、炎症を抑える食事を摂ることで、神経の圧迫による痛みやしびれが軽減するケースもあります。ただし、ダイエットだけで完治するわけではなく、適切な運動療法や医学的治療と組み合わせることが重要と考えられています。

Q. 急激なダイエットは脊柱管狭窄症に悪影響がありますか?

A. 急激なダイエットや極端な食事制限は筋肉量の低下を招き、腰回りのサポート力が弱まる可能性があるため、脊柱管狭窄症の方には推奨されない傾向にあります。筋肉は脊柱を支え、安定させる重要な役割を果たしているため、筋肉量を維持しながら緩やかに体重を減らすことが理想的と考えられています。1週間に0.5〜1kg程度の減量ペースを目標に、バランスの良い食事と適切な運動を組み合わせたダイエットが望ましいでしょう。

Q. 脊柱管狭窄症とダイエットに関する最新の研究はありますか?

A. 最近の研究では、抗炎症作用のある食事(地中海式ダイエットなど)が脊柱管狭窄症を含む腰痛症状の緩和に有効である可能性が示唆されています。また、適度な運動と組み合わせた体重管理プログラムが、手術なしで症状を改善できる可能性についても研究が進んでいます。ただし、これらの研究結果はまだ初期段階のものも多く、個人の状態に合わせた医師の指導のもとで取り組むことが重要です。

Q. 脊柱管狭窄症のある高齢者でも安全にダイエットできますか?

A. 高齢者の脊柱管狭窄症患者でも、適切な方法で行えばダイエットは安全に実施できる可能性があります。ただし、高齢者は筋肉量が減少しやすいため、タンパク質の摂取を十分に確保し、適度な筋力トレーニングを取り入れることが特に重要です。また、骨密度低下のリスクもあるため、カルシウムやビタミンDの摂取にも注意が必要です。必ず医師や栄養士などの専門家と相談しながら、無理のないペースで進めることが推奨されています。

まとめ:脊柱管狭窄症とダイエットの関係性と実践ポイント

脊柱管狭窄症 ダイエット

脊柱管狭窄症の方にとって、適切なダイエットは症状の改善や予防に有効な手段である可能性があります。本記事でご紹介したポイントを要約すると:

  1. 脊柱管狭窄症では肥満が症状を悪化させる可能性があり、適切な体重管理が重要
  2. 抗炎症作用のある食品(オメガ3脂肪酸、抗酸化物質を含む食品)を積極的に摂取
  3. 高脂肪食品、加工食品、砂糖の多い食品は控えめに
  4. 水泳、自転車、短時間のウォーキングなど、腰への負担が少ない運動を選択
  5. インナーマッスルを鍛え、脊柱の安定性を高める
  6. 無理のないペースで継続し、専門家のサポートを受けながら進める

食事制限、運動、正しい姿勢の維持など、様々な対策を組み合わせることで、腰への負担を減らし、快適な生活を送ることができる可能性が高まります。個人の症状や体力に合わせたアプローチが最も効果的ですので、必要に応じて医師や理学療法士などの専門家に相談することをお勧めします。

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

最新の記事はこちら

よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

近くの店舗を探す
24時間スマホで簡単に予約可能 さっそく予約する