最終更新:2025.06.27

脊柱管狭窄症の注射治療|効果・種類・副作用を徹底解説【2025年最新】

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

脊柱管狭窄症の注射治療でお悩みの方にとって、ブロック注射やステロイド注射は痛みやしびれを軽減する効果が期待できる選択肢です。ブロック注射(神経ブロック、硬膜外ブロック)やステロイド注射など、症状や状態によって適した注射の種類は異なります。この記事では、脊柱管狭窄症に対する様々な注射治療の効果や副作用、費用について詳しく解説します。手術を検討する前に、まずは保存療法としての注射治療の可能性を理解しましょう。

目次

脊柱管狭窄症と注射治療の基本

脊柱管狭窄症 注射

脊柱管狭窄症とは、背骨の中を通る神経の通り道(脊柱管)が狭くなり、神経が圧迫されることで痛みやしびれなどの症状が現れる疾患です。加齢や変形などによって引き起こされることが多く、特に腰部脊柱管狭窄症は高齢者に多く見られます。

この状態では、神経の圧迫や炎症によって以下のような症状が現れます:

  • 腰痛や下肢の痛み
  • 足のしびれや感覚異常
  • 間欠性跛行(一定距離を歩くと痛みで歩けなくなる症状)
  • 長時間立っていられない
  • 症状が進行すると排尿障害なども生じることがある

注射治療は、これらの症状を軽減するための保存療法の一つとして、多くの医療機関で行われています。薬物療法だけでは改善しない場合や、手術を避けたい場合に検討される治療法です。

間欠性跛行とは?

間欠性跛行とは、脊柱管狭窄症の特徴的な症状の一つで、一定の距離を歩くと足に痛みやしびれが生じて歩けなくなり、しばらく休むと再び歩けるようになる症状です。この症状は、歩行時に腰椎が反り返ることで脊柱管がさらに狭くなり、神経が圧迫されることで起こると考えられています。

脊柱管狭窄症の患者さんの多くは、まず保存療法から始めることが一般的です。注射治療は痛みやしびれを直接的に軽減できる点で、QOL向上に貢献します。

脊柱管狭窄症に対する注射の種類と特徴

脊柱管狭窄症 注射

脊柱管狭窄症に対して行われる注射治療には、主に以下のような種類があります。それぞれ特徴や適応が異なるため、症状や状態に合わせて適切な治療法が選択されます。

神経ブロック注射とは?

神経ブロックは、痛みを伝えている神経に局所麻酔薬を注射し、神経の働きを一時的に遮断する治療法です。これにより、痛みが軽減される可能性があります。

神経ブロックの主な種類には以下のようなものがあります:

  • 神経根ブロック:圧迫されている特定の神経根に注射を行います
  • 腰神経叢ブロック:腰部の神経叢を標的とした注射治療
  • 仙骨裂孔ブロック:仙骨裂孔という穴から行うブロック注射

硬膜外ブロック注射とは?

硬膜外ブロックは、脊髄を包む硬膜と脊柱の間の空間(硬膜外腔)に局所麻酔薬やステロイドを注射します。神経の炎症を抑え、痛みを軽減する効果が期待できます。

腰部脊柱管狭窄症による下肢のしびれや痛みに対して特に効果的とされており、ペインクリニックや整形外科で広く行われている治療法です。

ステロイド注射とは?

ステロイド注射は、炎症を抑える効果があるステロイド剤を注射することで、神経の炎症による痛みを軽減します。単独で使用されることもありますが、多くの場合、上記のブロック注射と組み合わせて使用されます。

ステロイド剤には強い抗炎症作用があり、神経周囲の炎症を効果的に抑えることができますが、長期的・頻繁な使用には注意が必要です。

トリガーポイント注射

トリガーポイント注射は、筋肉の緊張や痛みのある特定のポイント(トリガーポイント)に局所麻酔薬を注射する治療法です。脊柱管狭窄症に伴う筋緊張の緩和に効果が期待できます。

注射の種類主な特徴効果適応例
神経ブロック痛みを伝える神経の働きを一時的に遮断痛みやしびれの即時的な軽減特定の神経根が圧迫されている場合
硬膜外ブロック硬膜外腔に薬剤を注入広範囲の痛み軽減、炎症抑制下肢のしびれや痛みを伴う腰部脊柱管狭窄症
ステロイド注射強力な抗炎症作用炎症の抑制、痛みの軽減神経の炎症が強い場合、他の注射と併用
トリガーポイント注射筋肉の緊張箇所に直接注射筋緊張の緩和、血行改善筋肉の緊張を伴う腰痛

注射治療の期待できる効果と限界

脊柱管狭窄症 注射

脊柱管狭窄症に対する注射治療では、以下のような効果が期待できます。ただし、その効果には個人差があり、また一時的なものであることを理解しておくことが重要です。

注射治療で期待できる効果

ブロック注射は、単に痛みを軽減するだけでなく、血行を改善したり、筋肉の緊張を和らげたりする効果も期待できます。これにより、日常生活の質を向上させることができます。

具体的には、以下のような効果が期待できます:

  • 痛みやしびれの軽減
  • 歩行距離の延長(間欠性跛行の改善)
  • 日常生活動作の改善
  • 薬物療法の補助(薬の使用量を減らせる可能性)
  • 神経周囲の炎症抑制
  • 筋肉の緊張緩和
  • 血行の改善

効果の持続期間

注射治療の効果の持続期間には個人差があり、数時間から数週間、長い場合は数カ月続くこともあります。一般的には、以下のような傾向があります:

  • 局所麻酔薬のみの場合:数時間~数日
  • ステロイド剤併用の場合:数日~数週間、場合によっては数カ月

効果が持続する間に、リハビリテーションや運動療法を組み合わせることで、より良い治療成果が期待できます。

注射治療の限界

注射治療は保存療法の一つであり、根本的な脊柱管の狭窄を解消するものではありません。以下のような限界があることを理解しておく必要があります:

  • 効果は一時的であることが多い
  • 繰り返し治療が必要になる場合がある
  • 症状の重症度によっては効果が限定的
  • 狭窄の原因そのものは改善しない
  • 進行性の症例では、最終的に手術が必要になることもある

注射治療は対症療法であり、脊柱管狭窄症の原因そのものを取り除くものではありません。しかし、手術に比べて低侵襲であり、適切に行われれば患者さんのQOL向上に大きく貢献します。

知っておくべき注射治療の副作用とリスク

脊柱管狭窄症 注射

脊柱管狭窄症に対する注射治療は比較的安全な治療法ですが、いくつかの副作用やリスクがあることを理解しておくことが重要です。

一般的な副作用

注射治療に伴う一般的な副作用には、以下のようなものがあります:

  • 注射部位の痛みや腫れ
  • 一時的な血圧上昇
  • 一時的な血糖値上昇(ステロイド使用時)
  • 頭痛(特に硬膜外注射後)
  • 顔面紅潮
  • めまいや吐き気

これらの副作用のほとんどは一時的なもので、数日以内に自然に改善することが多いです。

稀に起こりうる重大なリスク

稀ではありますが、以下のような重大なリスクもあることを知っておくべきです:

  • 感染症
  • 出血(特に血液凝固異常がある場合)
  • 神経損傷
  • 硬膜穿刺による髄液漏(硬膜外注射の場合)
  • アレルギー反応

医療安全に関する情報によると、これらのリスクを最小限に抑えるためには、経験豊富な医師による適切な施術が重要です。

ステロイド注射の特有のリスク

ステロイド注射には、以下のような特有のリスクがあります:

  • 免疫機能の一時的な低下
  • 皮膚や皮下組織の萎縮(注射部位)
  • 色素沈着
  • ステロイドの全身的な副作用(長期・頻回使用時)

これらのリスクは、ステロイドの使用量や頻度を適切に管理することで軽減できます。

注射治療の流れと費用について

脊柱管狭窄症 注射

脊柱管狭窄症の注射治療を受ける際の一般的な流れと、気になる費用について解説します。

治療の流れ

一般的な注射治療の流れは以下の通りです:

  1. 初診・診察:症状の確認、身体診察
  2. 検査:レントゲン、MRI、CT等による画像診断
  3. 診断・治療計画:脊柱管狭窄症の診断と治療方針の決定
  4. インフォームドコンセント:治療の説明と同意
  5. 注射治療
    • 体位の調整(多くの場合、うつ伏せ)
    • 注射部位の消毒
    • 場合によっては、X線透視下で正確に注射
    • 注射の実施(10~20分程度)
  6. 治療後の観察:副作用や合併症がないか確認(30分~1時間)
  7. 経過観察・フォローアップ:効果の確認と必要に応じた追加治療

注射治療自体は外来で行われることが多く、通常は日帰りで受けることができます。

治療の費用

注射治療の費用は、治療の種類や医療機関によって異なります。以下は一般的な目安です:

治療内容自己負担額(3割負担の場合)特記事項
神経ブロック注射約3,000〜7,000円施術回数や使用薬剤により変動
硬膜外ブロック注射約5,000〜10,000円X線透視使用により高額になる場合も
初診料・再診料約1,000〜3,000円医療機関の規模により異なる
MRI検査(必要時)約5,000〜10,000円施設や撮影部位により異なる

保険適用外の治療や自由診療の場合は、上記よりも高額になることがあります。詳細な費用については、受診する医療機関に直接お問い合わせください。

注射治療が適しているケース・適さないケース

脊柱管狭窄症 注射

脊柱管狭窄症の注射治療が特に効果的なケースと、あまり適さないケースについて解説します。

注射治療が適しているケース

以下のようなケースでは、注射治療が特に効果的である可能性が高いです:

  • 保存的治療(薬物療法、理学療法など)で十分な効果が得られない場合
  • 手術を避けたい、または手術が適さない状態の患者
  • 神経の圧迫が中等度までで、明らかな神経障害がない場合
  • 痛みやしびれが主な症状である場合
  • 間欠性跛行(歩行時の痛み)が主訴の場合
  • 炎症が症状の原因と考えられる場合
  • 高齢や合併症のため手術リスクが高い患者

注射治療があまり適さないケース

一方、以下のようなケースでは、注射治療の効果が限定的であったり、他の治療法を優先すべき場合があります:

  • 重度の神経麻痺や筋力低下がある場合
  • 膀胱直腸障害(排尿・排便障害)がある場合
  • 進行性の神経症状がある場合
  • 注射部位に感染がある場合
  • 出血傾向や凝固異常がある場合
  • 注射に使用する薬剤にアレルギーがある場合
  • 過去の注射治療で効果がなかった場合

これらのケースでは、手術的治療や他の保存療法を検討する必要があるかもしれません。脊柱管狭窄症の手術療法については、専門医とよく相談することをおすすめします。

専門家の見解

脊柱管狭窄症の注射治療については、個々の患者の状態に応じた適切な治療法の選択が重要です。症状の性質、程度、発症期間、患者の全身状態、生活背景などを総合的に評価し、最適な治療法を決定することが求められます。

注射治療は、手術療法と薬物療法の中間に位置する治療法として、適切に使用されれば多くの患者のQOL向上に貢献します。ただし、その限界を理解し、必要に応じて他の治療法との併用や切り替えを検討することも重要です。

信頼できる病院・クリニックの選び方

脊柱管狭窄症 注射

脊柱管狭窄症の注射治療を受ける際には、信頼できる医療機関を選ぶことが重要です。以下のポイントを参考にしてください。

専門性の高さをチェック

脊柱管狭窄症の治療に関しては、以下のような診療科や専門医がいる医療機関を選ぶと良いでしょう:

  • 整形外科
  • 脊椎専門クリニック
  • ペインクリニック(痛みの専門医)
  • 脊椎・脊髄外科専門医がいる施設

また、注射治療(特に神経ブロックや硬膜外ブロック)の実績が豊富な医師がいる医療機関を選ぶことも重要です。

設備や治療環境

注射治療、特にX線透視下での正確な注射を行うためには、適切な設備が整っていることが重要です。以下のような設備があるかチェックしましょう:

  • X線透視装置
  • MRIやCTなどの画像診断機器
  • 清潔な処置室
  • 緊急時の対応設備

総合的なアプローチ

注射治療だけでなく、総合的な治療アプローチができる医療機関が理想的です。以下のような点を考慮しましょう:

  • 薬物療法、理学療法、装具療法など他の保存療法も提供している
  • 必要に応じて手術も検討できる体制がある、または連携病院がある
  • リハビリテーション部門が充実している
  • 椎間板ヘルニアなど関連疾患にも対応できる

自分の症状や状態に合わせた最適な治療選択肢を提示してくれる医療機関を選ぶことが、治療成功の鍵となります。

脊柱管狭窄症の注射治療における最新の動向

脊柱管狭窄症 注射

脊柱管狭窄症の注射治療は、医学の進歩とともに新しい技術や方法が導入されています。ここでは、最近の動向について簡単に紹介します。

超音波ガイド下注射

従来のX線透視に加えて、超音波ガイド下で行う注射治療が増えています。超音波を用いることで、放射線被曝なしに神経や周囲組織をリアルタイムで確認しながら、より安全かつ正確に注射を行うことができます。

再生医療の応用

PRP(多血小板血漿)療法や幹細胞を用いた注射治療など、再生医療の技術を応用した治療法も研究・導入されつつあります。これらは従来の注射治療よりも長期的な効果が期待できる可能性がありますが、まだ研究段階のものも多く、保険適用外の治療であることが多いです。

薬剤の進化

注射に使用する薬剤についても研究が進み、より効果的で副作用の少ない薬剤や、効果の持続時間が長い徐放性の薬剤なども開発されています。これにより、治療の効果や患者さんの負担軽減が期待されています。

脊柱管狭窄症の注射治療に関するよくある質問

脊柱管狭窄症 注射

Q. 脊柱管狭窄症の注射治療は痛いですか?

A. 注射時に若干の痛みを感じることはありますが、多くの場合、注射部位を局所麻酔で事前に麻痺させるため、強い痛みを感じることは少ないです。ただし、注射後に一時的に注射部位の痛みや不快感を感じることがあります。医師や看護師に不安を伝えれば、できるだけ痛みを軽減する工夫をしてくれるでしょう。

Q. 注射治療の効果はどのくらい続きますか?

A. 効果の持続期間には個人差があり、数日から数ヶ月と幅があります。一般的には局所麻酔薬のみの場合は数時間〜数日、ステロイド併用の場合は数週間〜数ヶ月効果が持続することが多いです。効果が短い場合は、繰り返し治療を行うことで長期的な改善が得られることもあります。

Q. 注射治療は何回まで受けられますか?

A. 注射治療の回数に厳密な制限はありませんが、特にステロイド注射は過度に頻回に行うと副作用のリスクが高まるため、一般的には年に3〜4回程度までとされることが多いです。過度に頻回な注射は副作用リスクを高める可能性があります。具体的な回数は、症状の程度や効果の持続期間、全身状態などを考慮して、担当医師が判断します。

Q. 注射治療で脊柱管狭窄症は完治しますか?

A. 注射治療は対症療法であり、脊柱管の狭窄自体を解消するものではないため、完治を期待することは難しいです。しかし、痛みやしびれなどの症状を軽減し、日常生活の質を向上させることができます。症状のコントロールがうまくいけば、手術を回避したり、延期したりすることも可能です。

Q. 注射治療と他の治療法を併用できますか?

A. はい、注射治療は他の保存療法(薬物療法、理学療法、装具療法など)と併用することで、より効果的な治療が期待できます。特に、注射で痛みが軽減している間にリハビリテーションを行うことで、筋力強化や柔軟性の向上が図れ、長期的な改善につながることがあります。治療計画については、担当医師と相談しましょう。

Q. 注射治療後の注意点はありますか?

A. 注射治療後は、以下のような点に注意するとよいでしょう:①当日は激しい運動や入浴は避ける ②痛みが軽減してもすぐに無理な活動をしない ③注射部位の異常(発熱、腫れ、強い痛みなど)があれば医師に相談する ④効果の経過を記録しておく ⑤指示された通院・フォローアップを守る。詳細な注意点については、治療を行う医療機関からの指示に従ってください。

Q. 手術と注射治療はどう選べばよいですか?

A. 手術と注射治療の選択は、症状の重症度、日常生活への影響度、年齢、全身状態などを総合的に考慮して判断します。一般的に、①保存療法(薬物療法や理学療法)で効果不十分な場合にまず注射治療を検討 ②注射治療でも十分な効果が得られない場合や、進行性の神経症状、膀胱直腸障害がある場合には手術を検討、という流れになることが多いです。個々の状況に応じた最適な選択については、専門医とよく相談することが重要です。

まとめ:脊柱管狭窄症の注射治療を検討する際のポイント

脊柱管狭窄症 注射

脊柱管狭窄症の注射治療は、痛みやしびれなどの症状を軽減する効果的な選択肢の一つですが、すべての患者さんに適しているわけではありません。以下の点を念頭に置いて、自分に合った治療法を検討しましょう。

  • 適切な診断が重要:まずは正確な診断を受け、症状の原因や程度を把握することが大切です。
  • 治療の限界を理解する:注射治療は対症療法であり、根本的な解決法ではないことを理解しておきましょう。
  • 総合的なアプローチ:注射治療単独ではなく、薬物療法、運動療法、生活習慣の改善など、複合的なアプローチが効果的です。
  • 専門医に相談:治療に関する疑問や不安は、専門医に相談し、十分な説明を受けた上で決断することが重要です。

脊柱管狭窄症の治療は、一人ひとりの症状や生活スタイル、年齢などによって最適な方法が異なります。この記事が、あなたの治療選択の参考になれば幸いです。

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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