最終更新:2025.05.23

脊柱管狭窄症のリハビリ:やってはいけない禁忌事項と安全に行う方法

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

脊柱管狭窄症のリハビリでは、腰を反らす・ねじる・過度に曲げる動作を避けることが最も重要です。これらの禁忌動作は症状を悪化させる可能性があります。本記事では、脊柱管狭窄症のリハビリにおける禁忌事項と安全に行える運動方法を専門家の解説を交えて詳しく紹介します。適切なリハビリで症状を緩和し、日常生活の質を向上させましょう。

「腰に負担がかかることをやっちゃいけないということなんです。そのポイントというのは3つあります」

理学療法士 笹川先生(動画 01:07)

目次

まず結論:脊柱管狭窄症のリハビリで避けるべき「禁忌」とは?

脊柱管狭窄症 リハビリ 禁忌

脊柱管狭窄症のリハビリで絶対に避けるべき禁忌動作は、主に以下の3つです:

  1. 腰を反らす動作(腰への負担が大きく、脊柱管を狭めて神経圧迫を強める)
  2. 腰をねじる動作(神経への圧迫が強まり、症状悪化のリスクが高い)
  3. 過度に腰を曲げる動作(長時間の前かがみ姿勢など)

これらに加えて、重いものを持ち上げる動作や、無理な姿勢での運動も避けるべきです。リハビリを効果的に行うためには、これらの禁忌を理解した上で、専門家の指導のもとで適切な運動療法を行うことが重要だと考えられます。

なぜそれが禁忌なのか?脊柱管狭窄症の基礎知識(原因・症状との関連)

脊柱管狭窄症 リハビリ 禁忌

脊柱管狭窄症とは、背骨の中を通る神経の通り道(脊柱管)が狭くなり、神経が圧迫される疾患とされています。加齢や変形などにより脊柱管が狭くなると、腰痛やしびれ、間欠性跛行(歩行時の痛みやしびれで休まないと歩けなくなる症状)などが現れる可能性があります。

禁忌とされる動作が症状を悪化させる理由は、これらの動作が直接的に:

  • 脊柱管をさらに狭くする
  • 神経への圧迫を増強する
  • 腰部の椎間板や靭帯に過度な負担をかける
  • すでに変形している脊椎の状態を悪化させる

例えば、腰を反らす動作は脊柱管の空間をさらに狭め、ねじる動作は神経根への圧迫を強めるため、症状の悪化につながります。このメカニズムを理解することで、どのような動作を避けるべきかが明確になります。

禁忌動作理由代替方法
腰を反らす動作脊柱管が狭くなり、神経圧迫が増強する姿勢を中立に保つ、膝を曲げて腰の負担を減らす
腰をねじる動作脊柱管を狭め、神経を圧迫し、症状を悪化させる体全体で向きを変える、股関節から動かす
前かがみの姿勢長時間の前屈で椎間板に負担がかかるこまめに姿勢を変える、背もたれを使用する
重いものの持ち上げ腰に大きな負担がかかり、症状を悪化させる膝を使って持ち上げる、分散して運ぶ
同じ姿勢の長時間維持筋肉のこわばりを招き、血流低下や神経圧迫を悪化させる30分~1時間ごとに姿勢を変える、ストレッチを行う

やってはいけない運動・動作リスト(具体的な例を提示)

脊柱管狭窄症 リハビリ 禁忌

1. 腰を反らす動作:禁忌の理由と具体例

腰を反らす動作は、脊柱管を狭めて神経を圧迫し、症状を悪化させる可能性があるため、避けるべきです。以下の動作は特に注意が必要です:

  • ヨガのコブラのポーズや弓のポーズ
  • 腹筋運動(特に下肢を持ち上げるタイプ)
  • 背筋を伸ばす際に過度に胸を張る姿勢
  • 仰向けで膝を伸ばしたまま脚を持ち上げる動作

2. 腰をねじる動作:避けるべき理由と具体例

腰をねじる動作は、脊柱管を狭めて神経を圧迫し、症状を悪化させる可能性があります。ゴルフやテニスなどのスポーツ、日常生活の動作においても、腰をねじらないように注意が必要です。

  • ゴルフやテニスのスイング
  • 腰をひねるストレッチ
  • 座ったままでの体幹ひねり運動
  • ベッドから起き上がる際の急な体の捻転

3. 過度に腰を曲げる動作:リスクと注意点

腰を過度に曲げる動作は、脊柱管を狭めて神経を圧迫し、症状を悪化させる可能性があります。長時間の前かがみの姿勢は避け、正しい姿勢を意識しましょう。

  • 長時間のデスクワークでの前かがみ姿勢
  • 床の物を拾う際に腰だけを曲げる動作
  • つま先タッチなどの前屈ストレッチ
  • 台所での調理など、長時間の前かがみ作業

4. 重いものを持ち上げる際の注意点

重いものを持ち上げる動作は腰に負担がかかり、症状を悪化させる可能性があります。持ち上げる際は、正しい姿勢で行い、無理のない範囲で動作を行いましょう。

  • 腰だけを使って重いものを持ち上げる
  • 急に体勢を変えながらの重量物の移動
  • 体から離れた位置での重量物の保持
  • 片側だけに偏った重量の運搬

5. 無理な姿勢での運動を避ける

過度な運動や、無理な体勢での運動は避けるようにしましょう。特に外科手術後は腰椎が安定していなかったり、筋力低下もみられるため、様子を見ながら少しずつ運動量を増やすようにしてください。

日常生活で注意すべき禁忌ポイント(姿勢・習慣など)

脊柱管狭窄症 リハビリ 禁忌

脊柱管狭窄症の症状を悪化させないためには、リハビリだけでなく日常生活での姿勢や習慣にも注意が必要です。笹川先生の動画でも指摘されているように、以下の3つのポイントに特に気をつけましょう:

1. 同じ姿勢を長時間取らない

どんなに良い姿勢でも、同じ姿勢を長時間続けることで筋肉に負担がかかります。30分から1時間ごとに姿勢を変えたり、軽く動いたりすることが重要です。

「良い姿勢であってもですね、これで2時間ずっと同じ姿勢とってくださいって言われるとめちゃくちゃ腰に負担かかっているんですね。」

理学療法士 笹川先生(動画 01:30)

対策:

  • デスクワーク中は30分ごとに立ち上がり、軽くストレッチをする
  • 長時間の立ち仕事では時々腰を軽く動かす
  • 車の運転中は1時間ごとに休憩を取る
  • テレビ視聴中もこまめに姿勢を変える

2. 悪い姿勢で座らない

猫背や腰が丸まった状態での座位は、腰に大きな負担をかけます。背中全体をサポートするクッションや椅子を使い、正しい姿勢を保つことが大切です。

「座っている姿勢、悪い姿勢でこう座るところですね、腰がこうやって丸くなってですね、こうやって座るというのが一番腰に負担がかかると言われています。科学的にはですね、腰をかがめてかがめる姿勢よりもですね負担かかるとかって言われてるんですね。」

理学療法士 笹川先生(動画 02:18)

対策:

  • 腰椎サポートクッションを使用する
  • 椅子に深く座り、背もたれにしっかり背中をつける
  • 膝が90度になるよう椅子の高さを調整する
  • 両足を床にしっかりつける

3. 腰をかがめる姿勢を繰り返さない

台所に立って調理する、畑仕事をするなど、腰をかがめた状態で作業を続けることは腰に大きな負担をかけます。膝を使って姿勢を低くすることで、腰への負担を軽減しましょう。

「腰をかがめる姿勢が多い仕事をされる方ですね、非常に脊柱管狭窄症を悪化させやすい。例えばですね台所にずーっと立ってる、腰をかがめた状態ずーっとこういるわけですね。」

理学療法士 笹川先生(動画 04:00)

対策:

    • 膝を曲げて物を持ち上げる(腰ではなく膝を使う)
    • 台所作業では高さ調整可能な椅子を使用する
    • 庭仕事では膝をつく姿勢や園芸用の椅子を活用する
    • 物を拾う際は片膝をついて行う

安全に進められるリハビリ・運動療法の選び方と具体例

脊柱管狭窄症 リハビリ 禁忌

脊柱管狭窄症の症状改善には、禁忌事項を避けながら適切なリハビリを行うことが重要です。以下に安全に行える効果的なリハビリ方法を紹介します。

1. 専門家の指導の重要性

リハビリは、専門家の指導のもとで行うことが重要です。医師や理学療法士に相談し、自分に合ったリハビリプログラムを立てましょう。

セルフケア生体に通われていた藤井さん(60歳)は、脊柱管狭窄症による腰痛に悩まされていましたが、専門家の指導のもとでセルフケアを継続することで症状が改善したと述べています。

「腰の痛みは最初の頃来る前よりは全然良くなってるんです。」

セルフケア整体(動画 07:00)

2. 効果的なストレッチ

ストレッチは、筋肉の柔軟性を保ち、神経への圧迫を軽減する効果があります。リラックスした環境で行うと効果が高まるので、仕事終わりやお風呂の後などに行うのがおすすめです。

  • 膝を胸に引き寄せるストレッチ(仰向けで片足ずつ)
  • 猫のポーズ(四つん這いでゆっくり背中を丸める・伸ばす)
  • 股関節の柔軟性を高めるストレッチ
  • ハムストリングスのストレッチ(座位で行う)

3. 腹筋群の筋力トレーニング

腹筋群を鍛えることで、脊柱の安定性を高め、症状の悪化を防ぐことができます。ただし、腰に負担のかかる従来の腹筋運動は避け、以下のような方法で行いましょう。

  • ドローイン(お腹を引っ込める)
  • プランク(正しい姿勢で短時間から始める)
  • ブリッジ(仰向けで骨盤を持ち上げる)
  • サイドプランク(脇腹の筋肉強化)

4. 有酸素運動

ウォーキングや水泳、サイクリングなどの有酸素運動は、体力を高め、体重管理にも効果的です。特に水中での運動は浮力によって腰への負担が軽減されるため、おすすめです。

  • ウォーキング(平坦な道を選び、適切な靴を履く)
  • 水中ウォーキングや水泳
  • エアロバイク(負荷を低く設定)
  • エリプティカルマシン(関節への衝撃が少ない)

5. リラックスした環境でのリハビリ

リラックスすることで、筋肉が緊張しにくくなり、リハビリの効果が高まります。静かで落ち着いた環境で、無理のない範囲で行いましょう。

運動タイプメリット実施の注意点
ストレッチ筋肉の柔軟性向上、神経圧迫軽減無理に伸ばさない、痛みが出たら中止
腹筋トレーニング脊柱安定性向上、症状悪化防止腰を反らさない、負荷は徐々に上げる
ウォーキング全身持久力向上、体重管理平坦な道を選ぶ、適切な靴を使用
水中運動腰への負担軽減、全身運動効果水温が適切な環境を選ぶ
自転車エルゴメーター腰への負担少ない有酸素運動サドルの高さ調整、前傾姿勢に注意

リハビリ効果を高めるためのポイントと専門家への相談の重要性

脊柱管狭窄症 リハビリ 禁忌

脊柱管狭窄症のリハビリをより効果的に行うためのポイントと、専門家への相談が重要である理由について解説します。

1. リハビリ効果を高めるポイント

  • 継続性:短期間ではなく、継続的にリハビリを行うことが重要です。無理のない範囲で毎日続けることで効果が現れます。
  • 段階的な負荷増加:いきなり高負荷の運動を始めるのではなく、軽い運動から始めて徐々に負荷を上げていきましょう。
  • 痛みのモニタリング:運動中や運動後の痛みに注意し、痛みがある場合は運動を中止または調整しましょう。
  • 全身のバランス:腰だけでなく、下肢や体幹全体のバランスを考慮したリハビリプログラムを心がけましょう。
  • 日常生活の改善:リハビリだけでなく、日常生活での姿勢や動作にも注意を払いましょう。

2. 専門家への相談の重要性

脊柱管狭窄症の症状は個人差が大きいため、自分に合ったリハビリプログラムを見つけることが重要です。医師や理学療法士などの専門家に相談することで、より効果的なリハビリが可能になります。

セルフケア生体に通われていた藤井さんは、専門家の指導を受けることの重要性について次のように述べています:

「セルフケアをちゃんと行えるようにしたいっていうことが目的の一つで伺っていた。実際やってみないと、教えてもらわないとどこに負荷をかけていいかがわからない。どこに効かせるための運動なのかとか。」

セルフケア整体(動画 04:24)

専門家に相談することで得られるメリット:

  • 症状に合わせた適切なリハビリプログラムの提案
  • 正しい運動フォームの指導
  • 症状の進行状況に応じたプログラムの調整
  • 禁忌事項の明確な理解と回避方法の習得
  • モチベーション維持のためのサポート

3. 自己管理と専門的ケアのバランス

日々のセルフケアと定期的な専門家の診察を組み合わせることで、より効果的なリハビリが可能になります。症状の変化や不安な点があれば、早めに医師や理学療法士に相談しましょう。

まとめ:禁忌を理解し、安全かつ効果的なリハビリを継続するため

脊柱管狭窄症 リハビリ 禁忌

脊柱管狭窄症のリハビリにおいて、禁忌事項を理解し避けることは症状悪化を防ぐための第一歩です。

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  • 腰を反らす・ねじる・過度に曲げる動作は避ける
  • 重いものを持ち上げる際は膝を使い、腰への負担を減らす
  • 同じ姿勢を長時間続けず、こまめに姿勢を変える
  • 日常生活での姿勢や動作にも注意を払う
  • 専門家の指導のもとで適切なリハビリプログラムを行う
  • ストレッチ、腹筋トレーニング、有酸素運動をバランスよく取り入れる
  • 痛みや疲れを感じたら無理をせず休息を取る

脊柱管狭窄症のリハビリは、短期間で劇的な効果を期待するものではなく、継続的に行うことで徐々に症状を改善していくものです。禁忌を避け、安全な方法で根気強く続けることが、症状改善の鍵となります。

笹川先生が動画で述べているように、「腰に負担かけないように生活していただきたい」という意識を持ち、日常生活からリハビリまで一貫した姿勢で取り組むことが大切です。

脊柱管狭窄症のリハビリに関するよくある質問

脊柱管狭窄症 リハビリ 禁忌

Q. 脊柱管狭窄症のリハビリで避けるべき運動は何ですか?

A. 避けるべき運動は主に3つあります。1つ目は腰を反らす動作(ヨガのコブラのポーズなど)、2つ目は腰をねじる動作(ゴルフスイングなど)、3つ目は過度に腰を曲げる動作(前かがみの姿勢など)です。これらの動作は脊柱管を狭め、神経への圧迫を強めるため避けるべきです。また、重いものを持ち上げる動作や、無理な姿勢での運動も腰に負担をかけるため注意が必要です。

Q. 脊柱管狭窄症のリハビリは毎日行うべきですか?

A. リハビリの頻度は症状の程度や個人の状態によって異なりますが、基本的には無理のない範囲で継続的に行うことが重要です。ストレッチや軽い運動であれば毎日行っても問題ありませんが、筋力トレーニングは筋肉の回復時間を考慮して、1日おきなど適度な間隔を空けることをおすすめします。何よりも大切なのは、痛みを感じた場合はすぐに中止し、無理をしないことです。専門家の指導のもとで、自分に合ったリハビリプログラムと頻度を決めることが理想的です。

Q. 脊柱管狭窄症のリハビリでストレッチと筋トレのバランスはどうすべきですか?

A. 脊柱管狭窄症のリハビリでは、ストレッチと筋力トレーニングのバランスが重要です。まず柔軟性を高めるストレッチを行い、筋肉の緊張を緩和させることから始めるとよいでしょう。その後、徐々に腹筋や背筋などの体幹筋力を強化するトレーニングを取り入れていきます。初期段階ではストレッチ中心に行い、症状が安定してきたら筋力トレーニングの比率を増やしていくというアプローチが一般的です。ただし、個人の症状や体力によって最適なバランスは異なるため、理学療法士などの専門家に相談しながら調整することをおすすめします。

Q. 脊柱管狭窄症のリハビリ中に痛みを感じたらどうすればよいですか?

A. リハビリ中に痛みを感じた場合は、すぐにその運動を中止し、安静にすることが重要です。痛みは体からの警告信号であり、無理に続けると症状を悪化させる可能性があります。軽い不快感と痛みは区別する必要がありますが、鋭い痛みや、運動後も続く痛み、しびれが強くなるなどの症状がある場合は、専門医に相談することをおすすめします。症状が落ち着いてから、医師や理学療法士の指導のもと、リハビリを再開しましょう。安全なリハビリのためには、「痛みの我慢は禁物」という原則を守ることが大切です。

Q. 脊柱管狭窄症の症状が改善しない場合、どのような治療選択肢がありますか?

A. 保存療法(リハビリ、投薬など)で症状が改善しない場合、以下のような治療選択肢があります。まず、神経ブロック注射療法が検討されることがあります。これは痛みの原因となっている神経周辺に薬剤を注入し、炎症や痛みを抑える治療法です。それでも改善が見られない場合は、手術療法が検討されます。代表的な手術としては、狭くなった脊柱管を広げる除圧術や、不安定になった脊椎を固定する脊椎固定術などがあります。治療法の選択は症状の重症度や日常生活への影響、患者さんの年齢や全身状態などを考慮して総合的に判断されます。医師とよく相談の上、最適な治療法を選択することが重要です。

Q. 脊柱管狭窄症患者の日常生活での姿勢はどのように気をつければよいですか?

A. 脊柱管狭窄症患者の日常生活では、以下の姿勢に気をつけることが重要です。座る際は背もたれのある椅子を使用し、腰椎サポートクッションで腰の自然なカーブを保ちましょう。長時間同じ姿勢を続けず、30分~1時間ごとに姿勢を変えたり、軽く動いたりすることが大切です。立っている時は足を肩幅に開き、膝を軽く曲げると腰への負担が減ります。物を持ち上げる際は腰ではなく膝を使い、体に近づけて持つようにします。寝る時は横向きで膝を軽く曲げるか、仰向けで膝の下にクッションを置くと腰への負担が軽減されます。これらの姿勢の工夫で、日常生活での腰への負担を大幅に減らすことができます。

Q. 水中運動は脊柱管狭窄症のリハビリに効果的ですか?

A. はい、水中運動は脊柱管狭窄症のリハビリに非常に効果的です。水の浮力によって体重が軽減されるため、腰椎への負担が大幅に減少します。これにより、陸上では痛みを感じるような動きも、水中では比較的楽に行うことができます。また、水の抵抗は筋力強化にも役立ちます。水中ウォーキングや水中でのストレッチ、水泳(特に背泳ぎやクロール)などが効果的です。ただし、バタフライや平泳ぎなど腰を反らす泳法は避けるべきです。水温が適切な環境(30〜32度程度)で行うと、筋肉の緊張も緩和され、より効果的なリハビリが可能になります。水中運動を始める前に、医師や理学療法士に相談することをおすすめします。

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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