「病院にいく時間がない」
「病院にいくのが億劫だ」
ばね指とわかっていてもこのように思う方もいらっしゃるでしょう。
ばね指は指の腱鞘炎(けんしょうえん)です。
結論からいうと、ばね指を完全に自分で治す(完治させる)ことは難しいです。
しかし、痛みをやわらげたり、再発を予防するためのセルフケアは自力でおこなえます。
この記事では、「自分でできるばね指のストレッチやマッサージを知りたい!」という声にお応えし、ばね指(指の腱鞘炎)の症状を自力でやわらげる方法をご紹介します。
これらの方法を実践することで、日常生活に支障のない程度に痛みをおさえることが期待できます。
病院に行く時間がなく、自分で治したいと考えている方々の助けになれば幸いです。
目次
ばね指(指の腱鞘炎)を自分で治す3つのセルフケアを動画で実践!
ばね指による症状の改善が期待できるストレッチを、3つご紹介します。
痛みが強くならない範囲でおこないましょう。
1.ばね指の痛みを1分で改善するストレッチ|親指・人さし指のばね指におすすめ
このストレッチでは、親指と人さし指を動かすのに欠かせない以下の筋肉にアプローチしておこないます。
- 撓側手根屈筋(とうそくしゅこんくっきん):ひじの内側から親指にかけてつく筋肉
- 指の内在筋(ないざいきん):手の中の筋肉
2.【30秒で解消】手首の筋トレでばね指の症状を改善!
ばね指というと、指に問題があると思う方がほとんどです。
しかし、実はばね指の方は、手首の動きにかかわる筋肉の力が弱くなっていることがあります。
そこで、今回は手首の動きを支える筋肉をトレーニングしてばね指を解消する方法をご紹介します。
3.中指から小指がばね指の方におすすめの動画はこちら
中指から小指にばね指の症状がある方には、この動画がおすすめです。
ばね指(指の腱鞘炎)を自分で治すストレッチ以外の方法
ばね指の症状を和らげるために、ストレッチ以外の方法も有効です。
今回は以下の方法をご紹介します。
- 手や全身を温める
- 軽い運動をする
- バランスのよい食事をとる
- ばね指を起こした指の安静を保つ
それぞれくわしく解説します。
手や全身を温める|手浴や入浴
手や全身を温めることで、血行が促進され、ばね指の痛みをやわらげることができます。
以下の方法を試してみてください。
- 手浴:温かいお湯に手をつけて、手全体を温めます。これを1日数回おこないましょう。
- 入浴:全身を温めることで、手だけでなく体全体の血行がよくなります。入浴時には、ゆっくりとリラックスして過ごしましょう。
軽い運動をする|ウォーキングやヨガ
日常に軽い運動を取り入れることで、全身の血行を改善し、ばね指の症状を軽くできます。
ウォーキングやヨガが負担も少なく、毎日継続するのに最適でしょう。
以下に具体的な方法をまとめました。
- ウォーキング:毎日30分程度のウォーキングをおこなうことで、全身の血流がよくなり、ばね指の症状がやわらぎます。
- ヨガ:ヨガはからだの柔軟性を高め、筋肉をリラックスさせます。とくに、手や腕のストレッチを中心におこなうとばね指に効果的です。
過度の運動は、からだへの負担が大きく逆効果となります。
ウォーキングであれば少しずつ距離をのばし、最終的に30分程度歩けるようになるとよいでしょう。
バランスのよい食事をとる|ビタミン補充を中心に
栄養バランスのとれた食事を心がけることで、ばね指の予防や改善に役立ちます。
とくにビタミンの不足は、腱や腱鞘の回復に時間がかかったり、女性ホルモンのバランスがくずれやすかったりします。
以下のビタミンを含む食品を積極的にとることで、ばね指の症状をやわらげたり、再発を予防したりできます。
- ビタミンB1:豚肉、大豆、落花生、カリフラワー
- ビタミンB6:鶏肉、魚、バナナ
- ビタミンE:アーモンド、アボカド、ほうれん草
- ビタミンC:オレンジ、イチゴ、ブロッコリー
とはいえ、ビタミンばかりとればいいというわけではありません。
鉄分やたんぱく質などもコラーゲン繊維をつくるための重要な栄養素であるため、バランスのとれた食事をすることが大切です。
ばね指を起こした指の安静を保つ|テーピングやサポーター
ばね指を起こした指を安静に保つことで、症状の悪化を防ぎます。
具体的な方法は以下のとおりです。
- テーピング:テーピングを使用して指の動きを制限し、腱への負担を軽減します。
- サポーター:指や手首にサポーターを装着して指の動きを制限し、症状をやわらげます。
ばね指に痛みや熱感がある場合、まだ炎症が強い証拠です。
そのため、安静を保つことがなによりも重要となります。
テーピングの具体的な方法は以下の記事も参考にしてください。
ばね指をセルフケアするときの注意点3つ
ばね指をセルフケアするときは、以下の3つを守りましょう。
- 1.痛みのない範囲でおこなう
- 2.短時間でおこなう
- 3.温めてからおこなう
それぞれくわしく見ていきましょう。
1.痛みのない範囲でおこなう
セルフケアをおこなう際は、痛みが起きない範囲でおこないましょう。
セルフケアで痛みが生じる場合は、炎症を強くしている可能性が高いです。
痛みがあるのに無理におこなうと、治るまでに時間がかかったり、保存療法では痛みがおさえられなくなったりすることもあります。
セルフケアは痛みの生じない範囲でおこない、痛みを感じたらすぐに中止しましょう。
2.短時間でおこなう
ばね指のストレッチは、短時間でおこなうようにしましょう。
というのも、ストレッチを必要以上にくりかえしたり、長時間おこなったりすると、逆に指へ過剰な負担がかかるためです。
ばね指の主な原因は、指の過度な使用によって腱鞘や指の腱にくりかえしかかる負担です。
過度に長時間おこなったり、何度もくりかえすことは避けましょう。
3.温めてからおこなう
お風呂あがりや手浴のあとなど、からだを温めてからセルフケアをおこなうことで、血行がよくなり、筋肉がやわらかくなります。
これにより、ストレッチやマッサージの効果が高まり、痛みをやわらげやすくなります。
セルフケアをより効果的にするために、かならずからだが温まっている状態でおこないましょう。
そもそもばね指とは
ばね指は、指の腱(けん)と腱鞘(けんしょう)に炎症が起こる指の腱鞘炎(けんしょうえん)です。
この炎症によって、指が腫れたり、動かすときに痛みが出たりします。
くわしく見ていきましょう。
ばね指の症状
ばね指の症状として、指を曲げ伸ばしする際に引っかかりや痛みを感じることがあげられます。
また、ばね指の病状が進行すると、急に指が伸びる現象があります。
これをばね現象とよび、太くなった腱が突然引っかかりからはずれることが原因です。
これらの症状は、朝起きたときにとくに強くなることが特徴です。
朝に症状が強くなる理由は、寝ている間に指を動かさないことで、指を曲げるための筋肉(屈筋腱:くっきんけん)がむくむためといわれています。
ばね指の原因
ばね指の主な原因は、指の腱とそれをおおう腱鞘の炎症により、腱の動きがなめらかでなくなることです。
これにより、指が引っかかるような感覚や痛みが生じます。
ばね指の好発部位
ばね指は親指や中指、薬指に多く見られます。
ただし、ほかの指にも発症する可能性があり、楽器を演奏する方は小指に生じやすい傾向です。
ばね指のリスク要因
ばね指のリスク要因として以下があげられます。
- ・指を使う機会が多い仕事や作業
- ・妊娠中・産後・更年期などのホルモンバランスの変化
- ・関節リウマチや糖尿病の既往
ばね指は、強い握力やくりかえし動作を必要とする作業でおこりやすいです。
ホルモンバランスも大きく関係しており、ホルモンが変動しやすい妊娠期や産後、更年期にあたる女性もばね指の発症リスクが高いです。
また、関節リウマチや糖尿病などでは、指先の循環が悪くなりやすいため、ばね指を発症しやすい傾向にあります。
ばね指の治療法(医療機関での治療)
ばね指の医療機関での治療は、安静や固定、痛みや炎症止めの使用、ステロイド注射などの保存療法における痛みのコントロールです。
それでも痛みが改善しない、再発する場合は、手術が必要になることもあります。
ばね指の治療法をくわしく知りたい方は、こちらの記事をご参照ください。
ばね指はセルフケアで痛みを改善しよう!痛みが強いときは無理せず医療機関へ
ばね指を自分で完治することはできませんが、正しいセルフケアをおこなうことで痛みをやわらげることは可能です。
今回ご紹介したセルフケアを実践すれば、痛みの軽減が期待できるでしょう。
その際は、痛みが出ない範囲でおこなうことや手を温めてからおこなうことを守り、ばね指による炎症を悪化させないように注意してください。
セルフケアで痛みの改善が見られなかったり痛みが強くなったりする場合は、医療機関での治療が必要なこともあります。
日常生活に支障があるほどの痛みを感じるときは、無理をせず医療機関を受診しましょう。
セルフケア整体のばね指治療のご紹介
セルフケア整体では、ばね指に対しての治療やセルフケアトレーニングの指導をおこない、痛みを引き起こす根本原因の解消を目指します。
実際に施術を受けた方も、1回の施術で効果を実感できています。
ばね指の痛みに悩む方や再発に苦しんでいる方は、一度セルフケア整体へご相談ください。
【セルフケア整体の基本情報はこちら】
- 住所:〒169-0073 東京都新宿区百人町1-5-4 東都ビル502
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