最終更新:2025.06.24

肩こりと偏頭痛の関係とは?原因と症状から効果的な対処法まで徹底解説【専門家監修】

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

肩こりと頭痛、特に偏頭痛に悩まされている方は少なくありません。「肩がこると頭も痛くなる」という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。研究によれば、肩こりと偏頭痛には関連性が高い可能性があり、一方が悪化するともう一方も悪化することがあります。本記事では、肩こりが偏頭痛を引き起こすメカニズムや、両方の症状を効果的に改善するための対処法について詳しく解説します。特に菱形筋などの肩甲骨周りの筋肉を鍛えることで、肩こりと頭痛の両方を改善できる可能性があります。日常生活に取り入れやすいトレーニング方法もご紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。

肩甲骨のサボり筋がしっかり内側、外側に動くことで首の硬さをとってくれます。肩こりがひどいとか頭痛がするなど首が硬くて起こることはこの肩甲骨を動かすことで改善していきます

理学療法士 笹川先生(00:00:09)

肩こりと偏頭痛の関係性とは?なぜ肩こりで頭痛が起こるのか

肩こり 偏頭痛

肩こりと偏頭痛は、一見別の症状のように思えますが、研究によれば関連性が高い可能性があります。首や肩の筋肉の緊張が頭部へと波及し、頭痛を引き起こすケースが多いとされています。

特に、長時間同じ姿勢でデスクワークをしていたり、ストレスを抱えていたりすると、肩こりが慢性化し、それが偏頭痛の引き金となることがあります

このメカニズムを理解することで、効果的な予防策と対処法を見つけることができるでしょう。

偏頭痛の予兆としての肩こり

偏頭痛持ちの方の中には、発作が起こる前に首や肩の張りや痛みを感じることがあります。これは偏頭痛の予兆として現れる症状の一つで、発作の数時間前から数日前に感じることもあるようです。日本頭痛学会の研究によると、この段階で適切な対処をすることで、偏頭痛の発作を軽減できる可能性があるとされています。肩こりを感じ始めたら、早めに休息を取ることが大切です。

緊張型頭痛と偏頭痛の違い

肩こりが原因で起こる頭痛は「緊張型頭痛」と呼ばれることが多いですが、肩こりによる頭痛と偏頭痛は区別が難しいこともあります。緊張型頭痛は頭を締め付けられるような痛みが特徴ですが、実は肩こりが原因で起こる頭痛が偏頭痛の一種である可能性も指摘されています。正確な診断と適切な治療のためには、症状の特徴を理解することが重要です。

症状の種類主な特徴肩こりとの関係
偏頭痛拍動性の痛み、光・音に敏感、吐き気を伴うことも肩こりが予兆や発作中の症状として現れることがある
緊張型頭痛頭が締め付けられるような非拍動性の痛み首や肩の筋肉の緊張が直接の原因となることが多い
群発頭痛目の周囲の激しい痛み、短時間で繰り返す肩こりとの直接的な関連は少ない

肩こりが偏頭痛を引き起こすメカニズム

肩こり 偏頭痛

日本内科学会雑誌の研究によれば、肩こりが偏頭痛を引き起こすメカニズムは複雑ですが、主に以下の要因が考えられています。

筋肉の緊張と血流不足

首や肩の筋肉(特に僧帽筋、肩甲挙筋、菱形筋など)が緊張すると、血流が悪くなり、筋肉内に老廃物が溜まりやすくなります。この状態が続くと、頭部への血流も影響を受け、頭痛の原因となる可能性があります。また、筋肉の緊張は神経を圧迫し、痛みの信号を脳に送ることもあると考えられています。特に頭部から首にかけての血管や神経は密接に関連しているため、肩こりの影響を受けやすい部位となっています。

自律神経の乱れ

肩こりが慢性化すると、自律神経のバランスが崩れることがあります。自律神経の乱れは血管の収縮や拡張に影響を与え、偏頭痛の発作を誘発する可能性があります。特にストレスや疲労が重なると、その影響はさらに大きくなる傾向があるようです。国際頭痛学会の研究では、自律神経機能と偏頭痛の関連性について言及されています。

偏頭痛と肩こりの関係については、さまざまな研究機関で調査が進められています。また、日本医師会のサイトでも、頭痛と肩こりの関連について信頼性の高い情報が提供されています。

菱形筋トレーニングで肩こりと頭痛を改善する方法

肩こり 偏頭痛

肩こりと頭痛の改善には、肩甲骨周りの筋肉、特に菱形筋を適切に鍛えることが効果的と考えられています。菱形筋は肩甲骨を内側に引き寄せる役割を持ち、この筋肉が弱ると肩こりの原因となる可能性があります。以下に紹介するトレーニングは、専門家も推奨する方法です。

効果的な菱形筋トレーニング

以下のトレーニングを1日1分でも行うことで、肩こりの改善に繋がる可能性があります:

  1. 手のひらを上に向けてグーを作ります
  2. 手首を返して、脇を締めます
  3. 同じ方向を向いたまま、グーの状態で肩甲骨を内側に寄せるように上方へ持ち上げます
  4. このとき手のひらが前に向かないように注意し、外側を向いたままキープします
  5. 肩甲骨の内側にピリッと力が入る感じがするまで持ち上げます
  6. 両腕を交互に行い、片側5〜10回程度繰り返します

肩こりからくる頭痛の日常生活での予防法

肩こり 偏頭痛

肩こりが原因の頭痛を予防するために、日本肩関節学会の研究に基づいた、日常生活で心がけたいポイントをご紹介します。これらの方法は特別な道具や専門知識がなくても実践できるものばかりです。

姿勢の改善

デスクワークなどで同じ姿勢を長時間続けることは、肩こりの大きな原因になるとされています。1時間に一度は立ち上がって軽くストレッチをしたり、正しい姿勢を心がけたりすることで、肩こりを予防できる可能性があります。特に猫背は首や肩に負担をかけるため、背筋を伸ばした姿勢を意識しましょう。モニターの高さや椅子の位置も重要なポイントです。目線がやや下向きになるようモニターを設置し、椅子に深く腰掛けて背筋を伸ばせるよう調整しましょう。

ストレス管理

ストレスは筋肉の緊張を高め、肩こりや頭痛の原因となる可能性があります。適度な運動や趣味の時間を持つなど、ストレス発散の方法を見つけることが大切です。また、十分な睡眠も肩こりと頭痛の予防には欠かせないでしょう。睡眠不足は筋肉の回復を妨げるため、7〜8時間の質の良い睡眠を確保するよう心がけましょう。リラクゼーション技法や深呼吸なども、ストレス軽減に役立つことがあります。

温熱療法と入浴

肩こりに悩んでいる方は、入浴時に首や肩を温めることで筋肉の緊張をほぐせる可能性があります。入浴後にストレッチを行うと、さらに効果的かもしれません。また、肩こりがひどい時はホットタオルやカイロなどで部分的に温めるのも良いでしょう。入浴時に首や肩をマッサージするのも効果的な方法の一つです。湯船につかりながら、首の後ろから肩にかけてゆっくりとマッサージすることで、血行が促進され、筋肉の緊張が和らぐ可能性があります。

肩こりの対処法についてさらに詳しく知りたい方は、首のストレッチ運動頭痛予防のライフスタイル改善法、またセルフマッサージテクニックについての記事もご参考ください。

肩こりと偏頭痛が改善しない場合の対処法

肩こり 偏頭痛

自己対処で改善しない場合は、専門家の診察を受けることも大切です。適切な診断と治療により、症状の根本的な改善が期待できる場合があります。

いつ医師に相談すべきか

以下のような症状がある場合は、早めに医療機関を受診することをお勧めします:

  • 頭痛が急に激しくなった
  • 今までに経験したことのない頭痛がある
  • 頭痛と一緒に吐き気や嘔吐、意識の混濁などがある
  • 肩こりや頭痛が長期間(数週間以上)続いている
  • 市販薬で症状が改善しない
  • 頭痛の頻度や強さが増している

適切な診療科の選び方

偏頭痛の場合は神経内科や脳神経外科、肩こりが主な症状であれば整形外科や鍼灸院、整骨院などが適していると考えられます。どちらの症状も強い場合は、まずは神経内科を受診するのが良いでしょう。最近では「頭痛外来」や「肩こり外来」など、特定の症状に特化した専門外来を設けている医療機関も増えています。地域の医師会や保健所で情報を得ることもできますので、参考にしてみてください。

まとめ:肩こりと偏頭痛の関係と効果的な対策

肩こり 偏頭痛

本記事では、肩こりと偏頭痛の関係性について解説しました。両者には密接な関連があり、肩こりが偏頭痛の予兆や引き金となることがあります。特に首や肩の筋肉の緊張が頭部へと波及し、頭痛を引き起こすメカニズムが明らかになっています。効果的な対策としては、菱形筋トレーニングや日常生活での姿勢改善、ストレス管理、温熱療法などが挙げられます。症状が改善しない場合は医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることが大切です。日常的なケアと専門家のアドバイスを組み合わせることで、肩こりと偏頭痛の両方の症状を効果的に管理することができるでしょう。

肩こりと偏頭痛に関するよくある質問

肩こり 偏頭痛

Q. 肩こりで頭痛が起こるのはなぜですか?

A. 肩こりで頭痛が起こる主な理由は、首や肩の筋肉の緊張が頭部へと波及するためと考えられています。特に僧帽筋や頭頸部の筋肉が緊張すると、頭蓋骨周囲の筋膜に影響を与え、頭痛を引き起こすことがあります。また、筋肉の緊張による血流低下も頭痛の原因となる可能性があります。慢性的な肩こりは自律神経のバランスを崩し、偏頭痛の発作を誘発することもあるとされています。神経科学の研究によると、首の筋肉と脳神経の密接な関連が指摘されています。

Q. 偏頭痛と緊張型頭痛の違いは何ですか?

A. 偏頭痛は拍動性(ズキンズキンする)の痛みが特徴で、光や音に敏感になったり、吐き気を伴ったりすることがあります。一方、緊張型頭痛は頭が締め付けられるような非拍動性の痛みが特徴で、肩こりを伴うことが多いです。また、偏頭痛は体を動かすと悪化することがありますが、緊張型頭痛はあまり影響を受けないとされています。ただし、両者の症状が重なることもあり、明確に区別できないケースもあります。日本頭痛学会の診断基準を参考にすると、より正確な判断ができるかもしれません。

Q. 肩こりを予防するための効果的なストレッチ方法はありますか?

A. 肩こりを予防するストレッチとしては、首の回旋運動(ゆっくり首を左右に回す)、肩の上下運動(肩をすくめてゆっくり下ろす)、胸を開くストレッチ(両手を後ろで組んで胸を前に押し出す)などが効果的と考えられています。また、本記事で紹介した菱形筋トレーニングも肩こり予防に役立つ可能性があります。これらのストレッチは1日に数回、特にデスクワークの合間に行うと効果的かもしれません。深呼吸をしながらゆっくり行い、痛みを感じない範囲で行うことが大切です。

Q. 肩こりが原因の頭痛に効く市販薬はありますか?

A. 肩こりが原因の頭痛には、解熱鎮痛成分と筋弛緩成分を組み合わせた市販薬が効果的なことがあります。イブプロフェンやロキソプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が含まれる薬は、痛みを和らげる効果があるとされています。また、肩こりに特化した貼り薬やシップも一時的な症状緩和に役立つ可能性があります。ただし、市販薬は対症療法であり、根本的な原因解決にはならない場合があります。頻繁に使用する場合や症状が改善しない場合は、医師の診察を受けることをお勧めします。

Q. 仕事中に肩こりを感じたときの対処法を教えてください

A. 仕事中に肩こりを感じたら、まず姿勢を正し、デスクの高さや椅子の位置が適切か確認しましょう。1時間ごとに短い休憩を取り、立ち上がって肩を回したり、首を軽くストレッチしたりすることが効果的かもしれません。また、深呼吸をしながら意識的に肩の力を抜くことも大切です。可能であれば、温かいタオルやカイロで肩を温めたり、肩をほぐすためのマッサージボールを使ったりするのも良いでしょう。水分補給も忘れずに行い、長時間のパソコン作業中は目の疲れを軽減するために、時々遠くを見るようにするといいかもしれません。

Q. 菱形筋のトレーニングはどのくらいの頻度で行うべきですか?

A. 菱形筋トレーニングは、毎日1回、1分間程度行うことをお勧めします。初めのうちは軽い負荷から始め、徐々に回数や強度を増やしていくと良いでしょう。無理をして痛みを感じるようであれば、すぐに中止してください。継続することが最も重要なので、短時間でも毎日続けることを心がけましょう。また、デスクワークが多い方は、作業の合間に簡単な菱形筋のストレッチを取り入れることで、肩こり予防の効果が高まる可能性があります。2週間程度続けると、肩こりの軽減を実感できる方が多いようです。

Q. 肩こりと偏頭痛の関係について、最新の研究ではどのようなことがわかっていますか?

A. 最新の研究では、肩こりと偏頭痛の関連性がさらに明らかになってきています。特に「アロディニア(異痛症)」と呼ばれる現象が注目されており、これは偏頭痛の発作中や前後に、通常は痛みを感じない刺激に対しても痛みを感じる状態を指します。この現象は神経科学研究でも確認されています。このアロディニアにより、偏頭痛患者は首や肩の筋肉にも痛みを感じやすくなることがわかっています。また、慢性的な頭痛と首の筋肉の関係を調査した研究では、頭痛の頻度が高い人ほど首の筋肉に異常が見られることも報告されています。この知見から、頭痛治療において首や肩の筋肉のケアの重要性が再認識されています。国際頭痛学会誌の最新の総説でも、この関連性について詳しく論じられています。

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笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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