最終更新:2025.05.28

【緊急対処】ぎっくり腰で起き上がれない!専門家が教える安全な起き上がり方と応急処置

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

ぎっくり腰で起き上がれないほどの激痛を経験している方へ。まず落ち着いて、無理に動かずに適切な対処法を実践することが最も重要です。本記事では、専門家監修による安全な起き上がり方から応急処置、回復までの完全ガイドを提供します。正しい知識で痛みを最小限に抑え、早期回復を実現しましょう。

「10年ぐらい前ぐらいから腰痛、お尻、股関節周りとかが痛くなってきて、整骨院とか言っても全然ダメで、結局病院行ってCTとかMRI取ったんですけど異常ないって言われて。もう何をすれば治るんだろうって感じで」

セルフケア整体(動画 00:01:03)

目次

ぎっくり腰で起き上がれない状態とは?症状と原因を理解

ぎっくり腰 起き上がれない

ぎっくり腰で起き上がれない状態は、腰部の筋肉や椎間関節に急激な負担がかかることで発症する急性腰痛症です。この症状は、強い炎症反応と筋肉の緊張により、日常動作が困難になる状態を指します。

主な症状として、激痛により起き上がることができない、前屈や体をひねる動作が制限される、腰周辺の筋肉が硬直するなどが挙げられます。また、痛みの程度によっては歩行や立ち上がりが困難になることも珍しくありません。

症状の種類具体的な状態緊急度対処方針
激痛型動けない程の強い痛み即座の安静・アイシング
筋緊張型腰部筋肉の硬直姿勢調整・負担軽減
運動制限型関節可動域の著しい制限段階的な動作回復

ぎっくり腰の原因として最も多いのは、日常生活での不適切な姿勢や動作の蓄積です。長時間のデスクワーク、重量物の不適切な持ち上げ、運動不足による筋力低下、ストレスによる筋緊張などが複合的に作用します。

さらに、急激な体重移動、くしゃみや咳による突然の腹圧上昇、睡眠不足による筋肉の回復不足なども発症の引き金となることが知られています。これらの要因が重なることで、腰椎や椎間板、周辺筋肉に過度な負荷が集中し、ぎっくり腰が発症します。

【緊急対処】ぎっくり腰で起き上がれない時の応急処置法

ぎっくり腰 起き上がれない

ぎっくり腰で起き上がれない状況では、適切な応急処置が症状の悪化を防ぎ、回復を促進します。しかし、間違った対処法は症状を悪化させる可能性があるため、以下の手順を正確に実行することが重要です。

1. 完全安静の確保

痛みを感じた瞬間から、無理な動作は絶対に避けてください。現在の姿勢のまま安静を保ち、痛みの様子を観察します。この時期の無理な動作は炎症を悪化させ、回復期間を延長させる原因となります。

2. 最適な安静姿勢の発見

以下の姿勢から、最も痛みが軽減される体位を見つけてください:

  • 横向きで膝を軽く曲げた胎児位
  • 仰向けで膝下にクッションを配置
  • 椅子に座り前傾姿勢(立てない場合)
  • 四つん這い姿勢(痛みが許容範囲の場合)

3. 炎症抑制のためのアイシング

急性期の炎症反応を抑制するため、患部の適切な冷却を行います。氷嚢またはアイスパックを薄いタオルで包み、15-20分間の冷却を30分間隔で繰り返します。

また、この時期は血管拡張による炎症悪化を防ぐため、入浴や温湿布、マッサージは避けることが重要です。温熱療法は急性期を過ぎてから段階的に導入しましょう。

ぎっくり腰で起き上がれない方のための安全な起き上がり方法

ぎっくり腰 起き上がれない

専門家が推奨する起き上がり方法は、腰部への負担を最小限に抑え、痛みを悪化させることなく安全に体位変換を行う技術です。ベッドと布団、それぞれの環境に応じた具体的手順を解説します。

【ベッド環境】段階的起き上がり法

第1段階:準備姿勢の確立
仰向けの状態から、膝を90度程度に曲げて立てます。この姿勢により腰椎前弯が軽減され、椎間板への圧力が分散されます。両手は体側に自然に配置し、深呼吸を行いながら筋緊張の緩和を図ります。

第2段階:側臥位への移行
膝を倒す方向に身体全体をゆっくりと回転させ、横向きの姿勢に移行します。この動作は一気に行わず、痛みの程度を確認しながら段階的に実施します。痛みが増強する場合は、動作を中断し安静を保ちます。

第3段階:下肢の下降
横向きの状態で、両脚をベッドの端から静かに下ろします。重力を利用した自然な動作により、能動的な筋収縮を最小限に抑えることができます。

第4段階:上体の起立
両手でベッドを押し支えながら、上体をゆっくりと起こします。この際、腹圧を高めて体幹を安定させ、腰椎の保護を図ることが極めて重要です。

【布団環境】床面からの起き上がり法

床面からの起き上がりは、より慎重なアプローチが必要です。以下の手順により、安全な体位変換を実現します:

  1. 仰向けで膝を立てる(ベッド編と同様の準備姿勢)
  2. 横向きに転がり、手を床面に配置
  3. 四つん這い姿勢への移行(痛みの程度により調整)
  4. 片膝を立てて段階的な立ち上がり
  5. 安定した支持物を利用した最終起立

「1回の施術が終わって、出て歩いて帰る時がもうすでになんか軽い、なんか温泉入った後みたいな軽い感じがあって」

セルフケア整体(動画 06:29)

ぎっくり腰の痛みを和らげる最適な寝方とNG姿勢

ぎっくり腰 起き上がれない

適切な睡眠姿勢は、炎症の軽減と筋緊張の緩和に直接的な影響を与えます。一方、不適切な寝姿勢は症状を悪化させ、回復を遅延させる要因となります。

推奨される最適寝姿勢

1. 側臥位(横向き)での安眠法
痛みの少ない側を下にして横向きに寝ます。膝を軽く曲げ、膝の間に薄いクッションまたは枕を挟むことで、骨盤の安定性が向上し、腰椎への負担が軽減されます。この姿勢は椎間板内圧を最も低く保つことができる体位として推奨されています。

2. 修正仰臥位での休息法
仰向けの姿勢で、膝下に適切な高さのクッションを配置し、股関節と膝関節を約90度屈曲させます。この体位により腰椎前弯が軽減され、椎間板や筋肉への負担が分散されます。

また、枕の高さは頸椎の自然なカーブを保つよう調整し、全身の脊柱アライメントを維持することが重要です。

絶対に避けるべきNG寝姿勢

  • 腹臥位(うつ伏せ):腰椎過伸展により椎間関節への圧迫が増大
  • 足伸展仰臥位:腰部筋肉の持続的緊張により痛みが増強
  • 極端な側屈位:椎間板の非対称圧迫により症状悪化
  • 不適切な寝具:過度に軟らかいマットレスは脊柱の支持性を損なう

ぎっくり腰で起き上がれない方への回復段階と専門的アプローチ

ぎっくり腰 起き上がれない

ぎっくり腰の回復過程は、炎症反応の時間経過に応じて明確な段階を示します。各段階における適切な対処により、最適な回復軌道を実現することが可能です。

回復段階期間主要症状推奨対処法注意事項
急性炎症期発症〜72時間激痛・腫脹・熱感完全安静・アイシング・鎮痛温熱療法禁止
亜急性移行期3日〜2週間痛み軽減・可動性改善段階的活動・軽度ストレッチ過度な運動回避
機能回復期2週間〜2ヶ月機能向上・筋力回復筋力強化・姿勢矯正再発予防の徹底

「最初の方ってすごくかなり肩が持ち上がって、痛いから余計力が入って日常に気合入れてました。デスクワークされる方って巻き肩だったりとかいかり肩だったりとか多いんです。それにもちゃんと原因がねあるんですよね」

セルフケア整体(動画 10:50)

医療機関受診の判断基準と治療選択肢

ぎっくり腰 起き上がれない

ぎっくり腰の多くは保存的治療により改善しますが、以下の警告徴候がある場合は速やかに医療機関での精密検査が必要です。

緊急受診が必要な症状

  • 下肢の感覚麻痺または運動麻痺
  • 膀胱・直腸機能障害(尿閉・失禁)
  • 発熱・悪寒を伴う場合
  • 安静時痛が持続的に増強する場合
  • 72時間経過しても痛みが全く軽減しない場合

これらの症状は馬尾症候群や感染性疾患の可能性を示唆し、緊急的な医学的介入が必要な状態です。

段階的治療アプローチ

保存的治療(第一選択)

  • 適切な安静と段階的活動再開
  • 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の使用
  • 物理療法(温熱・寒冷・電気刺激)
  • 徒手療法・マッサージ・ストレッチ

専門的治療(必要に応じて)

  • 筋弛緩薬・神経ブロック注射
  • 鍼灸治療・カイロプラクティック
  • 運動療法・リハビリテーション
  • 認知行動療法・疼痛管理指導

ぎっくり腰の予防法と長期的セルフケア戦略

ぎっくり腰 起き上がれない

ぎっくり腰は再発率の高い疾患ですが、体系的な予防戦略により再発リスクを大幅に削減することが可能です。また、日常生活習慣の改善と継続的なセルフケアが予防の鍵となります。

基本的予防原則

1. 姿勢管理の徹底
デスクワーク時は足裏全体を床に接地し、膝・股関節を90度に保持します。さらに、腰椎の自然なカーブを維持するため、ランバーサポートの使用を推奨します。1時間毎に5分間の立位休憩と軽度ストレッチを実施することで、筋緊張の蓄積を防止できます。

2. 重量物取扱技術の習得
重量物を持ち上げる際は、股関節・膝関節を屈曲したスクワット姿勢で接近し、対象物を体幹に密着させてから持ち上げます。腰椎屈曲位での挙上は椎間板内圧を著しく上昇させるため、絶対に避けなければなりません。

3. 体幹筋力強化プログラム
腹横筋・多裂筋・骨盤底筋群を中心とした深層筋群の強化により、腰椎安定性を向上させます。また、表層筋(腹直筋・脊柱起立筋)とのバランスを保ちながら、段階的に負荷を増大させることが重要です。

専門的セルフケアプログラム

「12個のトレーニングを覚えるのが大変なんで、なんかこう時間かかってたと思うんですけど。今はもう隙間時間にできるから、それこそプリンター取りに行って戻ってきた時にちょっとやるとかなんか食堂でご飯待ってる間とかでもできます」

セルフケア整体(動画 14:08)

専門家が開発した12項目のセルフケアプログラムは、段階的な筋力向上と機能改善を目的として設計されています。プログラムの継続により、慢性的な腰痛からの完全回復が期待できます。

ぎっくり腰で起き上がれない時に関するよくある質問

ぎっくり腰 起き上がれない

Q. ぎっくり腰で起き上がれない時、無理に動かずに安静にすべきですか?

A. 痛みを感じたら、すぐにやめましょう。急性期(発症から72時間)は完全安静が基本ですが、3日以降は段階的に活動を再開することが推奨されます。長期の安静は筋力低下や関節拘縮を招くため、痛みの程度に応じて適度な動作を心がけてください。

Q. ゆっくりと動かず、急に動く方が腰への負担を軽減できますか?

A. 急激な動作は筋肉の防御収縮を引き起こし、痛みを増強させる可能性があります。全ての動作はゆっくりと段階的に行い、痛みの変化を注意深く観察しながら実施することが重要です。特に起き上がりや体位変換時は時間をかけて行ってください。

Q. 体を支える際、両手で体を支えながら動くことは効果的ですか?

A. 両手による支持は腰部への負担軽減に極めて効果的です。ベッドや椅子の縁、壁などの安定した支持面を利用し、上肢の筋力を活用することで腰椎への負荷を分散できます。起き上がりや立ち上がり動作では必ず両手支持を活用してください。

Q. 痛みが続く場合、医療機関を受診する必要がありますか?

A. 以下の場合は速やかに医療機関を受診してください:下肢のしびれや脱力、排尿・排便障害、発熱、72時間経過しても痛みが改善しない場合。これらは重篤な疾患の可能性を示唆し、専門的な検査と治療が必要です。

Q. 少しずつ動くことで症状が悪化することはありますか?

A. 適切な範囲での段階的な動作は回復を促進しますが、無理な動作は症状を悪化させる可能性があります。痛みが増強する動作は避け、現在の痛みレベルを10段階で評価し、3段階以上増強する動作は中止してください。

Q. 早めに医療機関を受診することで回復が早まりますか?

A. 早期の適切な医学的評価は、重篤な疾患の除外と最適な治療方針の決定に有効です。特に初回のぎっくり腰や、過去と異なる症状パターンを示す場合は、早期受診により適切な診断と治療指導を受けることが推奨されます。

Q. コルセットを着用する正しい方法と注意点は何ですか?

A. コルセットは仰向けの状態で装着し、腰椎の自然なカーブを保つよう調整します。締め付けすぎず、深呼吸が可能な程度に調整してください。急性期の2-3日間の使用に留め、長期使用は筋力低下を招くため避けましょう。

Q. 温めるべきか冷やすべきかの判断基準を教えてください

A. 発症から72時間以内で腫脹・熱感がある急性期は冷却(アイシング)を行います。3日以降で急性症状が軽減してから温熱療法を開始します。温めて痛みが増強する場合は中止し、医療機関に相談してください。

Q. 安静にする期間はどの程度が適切ですか?

A. 完全安静は発症から48-72時間に留め、その後は段階的な活動再開が推奨されます。長期間の安静は筋力低下や関節拘縮、心理的な不安を増強させるため、痛みの許容範囲内で日常活動を徐々に再開することが重要です。

まとめ

ぎっくり腰 起き上がれない

ぎっくり腰で起き上がれない状況は確かに辛い経験ですが、適切な知識と対処法により症状の軽減と早期回復が可能です。しかし、最も重要なのは急性期の適切な管理と段階的な活動再開です。

さらに、専門家による指導のもとでの継続的なセルフケアにより、10年間の慢性腰痛からも完全回復が期待できます。また、予防的アプローチの実践により、再発リスクを大幅に削減することが可能です。

一人で悩まず、必要に応じて医療機関や専門施設のサポートを活用しながら、健康で質の高い生活を実現しましょう。

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笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
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スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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