最終更新:2025.06.18

【2025年版】腱鞘炎とガングリオンの違いとは?症状・原因から治療法まで専門家が詳しく解説

この記事は「セルフケア整体 院長・森下 信英(NOBU先生)」の監修のもと作成されています。

手や指に痛みやしこりを感じて「これは腱鞘炎?それともガングリオン?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。腱鞘炎は腱鞘の炎症による痛みが主症状となる可能性が高く、ガングリオンは関節や腱鞘にできるゼリー状のしこり(腫瘤)が特徴的です。どちらも手や指の腱鞘に関わる疾患ですが、病態・症状・治療法が大きく異なります。この記事では、両者の違いを明確にし、適切な診断と治療選択のポイントを専門家の視点から詳しく解説いたします。

腱鞘炎とガングリオンの基本的な違い

腱鞘炎 ガングリオン

腱鞘炎とは何か?

腱鞘炎は、腱を包む腱鞘という組織が炎症を起こす疾患です。腱とは、筋肉と骨をつなぐ線維状の組織で、腱鞘は腱が滑らかに動くためのベルト通しのような役割を果たしています。また、使いすぎや繰り返し動作により腱鞘が炎症を起こすと、指の曲げ伸ばしで痛みや引っかかりが生じる可能性があります。

さらに、腱鞘炎は女性に多く発症する傾向があり、特に手や指を多く使う職業の方や、妊娠・更年期のホルモン変化の影響を受けやすいことが知られています。

ガングリオンとは何か?

一方、ガングリオンは、関節や腱鞘の周囲にできる袋状の腫瘤です。この袋の中には、関節液や滑液が濃縮されたゼリー状の物質が入っています。多くは良性の腫瘤で、手首の甲側や指の付け根にできやすく、硬いしこりとして触れることができる傾向があります

しかし、ガングリオンの原因は完全には解明されておらず、関節包や腱鞘からの滑液の漏出が関与していると考えられています。また、無症状の場合も多く、約半数は自然に治ることもあります。

比較項目腱鞘炎ガングリオン
病態腱鞘の炎症性疾患袋状の腫瘤形成
主な症状痛み、腫れ、動きの制限、しびれ硬いしこり、圧迫感、時に痛み
好発部位指の付け根、手首、手関節手首の甲側、指の関節付近
触診所見腫れ、熱感、圧痛硬い瘤状の腫れ
再発の可能性使いすぎで再発しやすい摘出術後も再発の可能性あり

腱鞘炎・ガングリオンの症状の違いと見分け方

腱鞘炎 ガングリオン

腱鞘炎の症状

腱鞘炎の症状として、以下のような特徴が挙げられます。これらの症状は、日常生活に大きな支障をきたす可能性があるため、早期の適切な診断が重要です:

  • 動作時の痛み:指を曲げ伸ばしする際の痛みや引っかかり感(ばね指現象)
  • 朝のこわばり:起床時に指がうまく動かない状態が続く
  • 圧痛:指の付け根や手首を押すと強い痛みを感じる
  • 腫れ:炎症による軽度から中等度の腫れが生じる可能性
  • しびれ:神経圧迫による指先のしびれや感覚異常(まれ)
  • 機能障害:握力低下や細かい作業が困難になる

腱鞘炎は使いすぎが主な原因となりますが、女性に多く、特に手や指を多く使う職業の方に発症しやすい傾向があります。また、妊娠中や更年期のホルモン変化も発症に関与している可能性があります。

ガングリオンの症状

ガングリオンの症状には、以下のような特徴があります。そのため、これらの症状を感じた場合は、整形外科での検査を受けることをお勧めします

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  • 硬いしこり:米粒大からピンポン玉大の硬い腫瘤が触れる
  • 可動性:皮膚の下で動く(関節包につながっている場合は固定)
  • 圧迫感:周囲組織を圧迫することによる違和感や不快感
  • 神経症状:神経を圧迫した場合のしびれや痛み、運動障害
  • 無症状:約半数は痛みがなく、外見上の問題のみ
  • サイズ変化:関節の動きや使用頻度により大きさが変わることがある

ガングリオン・腱鞘炎の原因と発症メカニズム

腱鞘炎 ガングリオン

腱鞘炎の原因

腱鞘炎の主な原因は以下の通りです。また、これらの要因は複合的に作用することが多く、日本整形外科学会でも詳しく解説されています:

  • 使いすぎ(オーバーユース):手や指の繰り返し動作による機械的刺激
  • 加齢による変化:腱鞘の柔軟性低下と組織の変性
  • ホルモンの影響:妊娠・出産・更年期におけるホルモン変化
  • 基礎疾患:糖尿病、関節リウマチ、甲状腺疾患など
  • 外傷:手首や指の外傷による二次的な炎症
  • 職業的要因:キーボード作業、楽器演奏、手工業など

ガングリオンの原因

ガングリオンの発生原因について、現在のところ明確には解明されていませんが、以下の要因が関与していると考えられています:

  • 関節の使いすぎ:関節や腱鞘への過度な負荷による滑液の漏出
  • 外傷:関節包や腱鞘の微細な損傷
  • 先天的要因:関節包の構造的な脆弱性や異常
  • 性別・年齢:20~40代の女性に多い傾向(約3:1の比率)
  • 関節の構造異常:関節包の一部が袋状に突出する現象
  • 滑液の性状変化:関節液の粘性増加や成分変化

整形外科での診断方法と検査

腱鞘炎 ガングリオン

整形外科での診断プロセス

適切な診断のためには、整形外科専門医による詳細な診察と必要に応じた画像検査が重要です。そのため、症状がある場合は早期に信頼できる整形外科医を受診することをお勧めします。

身体所見による診断

  • 視診:腫れ、変形、しこりの有無、皮膚の色調変化を確認
  • 触診:圧痛、硬さ、可動性、温度、脈拍の有無を評価
  • 機能検査:関節可動域、筋力テスト、握力測定
  • 誘発テスト:特定の動作での症状再現、ばね指テスト
  • 神経学的検査:感覚検査、反射検査、神経伝導速度測定

画像検査

  • 超音波検査(エコー):腱鞘の厚み、ガングリオンの内容物と血流確認
  • MRI検査:詳細な軟部組織の評価、関節包との連続性確認
  • レントゲン検査:骨の異常や関節変形、石灰化の除外
  • 穿刺検査:ガングリオン内容物の性状確認(必要に応じて)

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腱鞘炎・ガングリオンの治療法の選択肢

腱鞘炎 ガングリオン

腱鞘炎の治療法

保存的治療

まず、以下の保存的治療から開始することが一般的です。また、治療方法の詳細については、専門医と十分に相談することが大切です:

  • 安静・固定:副子やサポーターによる患部の安静、日帰り可能な処置
  • 薬物療法:非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の内服・外用
  • 注射療法:ステロイド注射による炎症抑制、局所麻酔併用
  • 理学療法:ストレッチ、温熱療法、超音波治療
  • 作業療法:日常生活動作の指導、道具の工夫

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手術治療

保存的治療で改善しない場合、腱鞘切開術を行います。日帰り手術で可能で、局所麻酔下で腱鞘を切開し、腱の滑走を改善する可能性があります。また、手術費用や保険適用についても事前に確認しておくことが大切です。

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しかし、手術後も再発の可能性があるため、術後の生活指導や定期的なフォローアップが重要となります。

ガングリオンの治療法

経過観察

無症状のガングリオンの場合、約半数は自然に治ることもあります。そのため、定期的な経過観察を行い、症状の変化を確認します。

穿刺吸引

  • 方法:注射器と針でガングリオン内容物を吸引
  • メリット:外来で簡単に実施可能、侵襲性が低い
  • デメリット:再発率が高い傾向(約50~80%)
  • 適応:症状が軽度で、患者の希望がある場合

手術治療

再発を繰り返す場合や、神経圧迫症状がある場合は手術を検討します。ガングリオン摘出術では、袋状の腫瘤を根部まで完全に切除することで再発リスクを最小限に抑える可能性があります。

また、手術は日帰りまたは短期入院で行われ、局所麻酔下での施術が一般的です。術後の機能回復には個人差がありますが、多くの場合で良好な予後が期待できます。

専門家が教える腱鞘炎・ガングリオンの予防法と日常生活での注意点

腱鞘炎 ガングリオン

腱鞘炎の予防法

腱鞘炎の予防には、以下の点に注意することが重要です。また、効果的な予防ストレッチ方法を日常的に取り入れることをお勧めします:

  • 適度な休息:手や指を多く使う作業の合間に定期的な休憩を取る
  • 正しい姿勢:パソコン作業時の手首の角度と肩の位置に注意
  • ストレッチ:定期的な手首・指のストレッチと関節可動域訓練
  • 道具の工夫:握りやすい道具の使用、エルゴノミクス対応器具
  • 環境整備:作業環境の改善、照明や机の高さ調整
  • ウォーミングアップ:作業前の手指の準備運動

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ガングリオンの予防法

ガングリオンの明確な予防法は確立されていませんが、以下の点に注意することが推奨されます:

  • 関節への負荷軽減:過度な手首の使用や無理な姿勢を避ける
  • 外傷予防:スポーツ時の手首保護具着用、安全な環境づくり
  • 早期発見:しこりを見つけた場合の速やかな医療機関受診
  • 関節の柔軟性維持:適度な運動と関節可動域訓練
  • 全身の健康管理:基礎疾患の管理、栄養バランスの維持

いつ医療機関を受診すべきか

腱鞘炎 ガングリオン

以下の症状がある場合は、整形外科専門医への受診を強く推奨します

  • 日常生活に支障をきたす痛みや機能障害が続く場合
  • 急速に大きくなるしこりや腫れが認められる場合
  • しびれや感覚異常を伴う症状が出現した場合
  • 保存的治療で改善しない症状が持続する場合
  • 仕事や趣味活動に著しい影響を与える症状がある場合
  • 発熱や全身症状を伴う場合(感染の可能性)
  • 外傷後に症状が悪化した場合

早期診断・早期治療により、多くの場合で良好な予後が期待できます。症状を我慢せず、専門医に相談することが大切です。特に、症状が長期間続く場合や日常生活に支障をきたす場合は、迷わず受診してください。

さらに、適切なクリニックの選び方についても事前に確認しておくことで、より良い治療を受けることができます。

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腱鞘炎とガングリオンに関するよくある質問

腱鞘炎 ガングリオン

Q. 腱鞘炎とガングリオンは同時に発症することはありますか?

A. はい、同時に発症する可能性があります。ガングリオンが腱鞘を圧迫することで腱鞘炎を引き起こしたり、腱鞘炎による炎症が関節包に影響してガングリオンが形成されることがあります。症状が複雑な場合は、専門医による詳細な診察が必要です。

Q. ガングリオンは放置しても自然に治りますか?

A. ガングリオンの約半数は無症状で、放置していても自然に治ることがあります。しかし、大きくなったり痛みが強くなったりする場合は治療が必要です。定期的な経過観察を行い、症状の変化に注意することが重要です。

Q. 腱鞘炎の注射治療は痛いですか?

A. ステロイド注射は局所麻酔を使用するため、注射時の痛みは最小限に抑えられます。注射後数日間は軽度の痛みや腫れが生じることがありますが、多くの場合で症状の改善が期待できます。

Q. 手術後の回復期間はどの程度ですか?

A. 腱鞘炎の腱鞘切開術では約2~4週間、ガングリオン摘出術では約3~6週間で日常生活への復帰が可能です。完全な回復には個人差がありますが、多くの場合で良好な機能回復が期待できます。

Q. 再発を防ぐためにはどうすればよいですか?

A. 腱鞘炎の再発予防には、適度な休息とストレッチが重要です。ガングリオンは完全摘出により再発リスクを下げることができますが、日常生活での手首への負荷軽減も大切です。定期的なフォローアップも推奨されます。

Q. 妊娠中でも治療は受けられますか?

A. 妊娠中は薬物療法に制限がありますが、物理療法や装具療法などの保存的治療は可能です。手術が必要な場合でも、局所麻酔下での施術により安全に行うことができます。必ず産婦人科医と連携した治療計画を立てます。

Q. どちらも女性に多いと聞きましたが、理由はありますか?

A. 女性に多い理由として、ホルモンの影響、手の構造的な違い、家事や育児による手の使用頻度の高さなどが挙げられます。特に妊娠・出産期や更年期のホルモン変化は、腱鞘や関節包に影響を与える可能性があります。

森下 信英(NOBU先生)

この記事の監修者

森下 信英(NOBU先生)

セルフケア整体 院長

柔道整復師・鍼灸師。「ズボラ筋®」セルフケア考案者。YouTubeチャンネル登録者148万人超。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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