最終更新:2025.06.23

腱鞘炎のレントゲン検査は必要?専門家が解説するわかること・わからないこと

この記事は「セルフケア整体 院長・森下 信英(NOBU先生)」の監修のもと作成されています。

腱鞘炎の診断にレントゲン検査は必ずしも必要ではありません。多くの場合、問診、触診、視診だけで腱鞘炎の診断は可能です。しかし、他の疾患との鑑別や骨の異常を調べるために、レントゲン検査を行うことがあります。この記事では、腱鞘炎におけるレントゲン検査の役割、限界、そして他の検査方法について専門家の視点から詳しく解説します。手首や指の痛みでお悩みの方、腱鞘炎のレントゲン検査について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

目次

腱鞘炎とは?原因と主な症状を理解しよう

腱鞘炎 レントゲン

腱鞘炎は、腱と腱鞘の間に生じる炎症のことです。腱は筋肉と骨をつなぐ線維状の組織で、腱鞘は腱を包む鞘状の組織です。手や指の使いすぎによって、これらの組織に摩擦や負荷がかかり、炎症が起こる可能性があります。特に現代社会では、パソコン作業やスマートフォンの長時間使用により、腱鞘炎を発症する方が増加傾向にあります。

腱鞘炎が起こるメカニズム

正常な状態では、腱は腱鞘の中をスムーズに滑るように動きます。しかし、反復動作や過度な負荷により腱と腱鞘に摩擦が生じると、組織に微細な損傷が起こります。この損傷を修復する過程で炎症反応が生じ、腱鞘が肥厚したり、腱の表面が粗くなったりすることで、さらに摩擦が増大し、痛みや機能障害を引き起こします。

腱鞘炎の主な原因

腱鞘炎の原因は多岐にわたり、個人の生活スタイルや体質によって異なります:

原因カテゴリー具体例特徴
職業性要因デスクワーク、美容師、料理人、楽器演奏者反復動作による累積的負荷
スポーツ関連テニス、ゴルフ、野球、バドミントン急激な負荷や不適切なフォーム
加齢変化腱や腱鞘の弾性低下、血流悪化40歳以降で発症頻度が増加
ホルモン要因妊娠、出産、更年期女性に多く、エストロゲン変動が関与
疾患関連関節リウマチ、糖尿病、甲状腺機能異常全身性の代謝異常や炎症

腱鞘炎の代表的な症状

腱鞘炎では以下のような症状が現れる傾向があります。症状の程度は軽度から重度まで様々で、早期発見・早期治療が重要です:

  • 手首や指の強い痛み(特に動作時や圧迫時)
  • 患部の腫れや熱感、時に発赤
  • 指や手首の動きの制限(可動域制限)
  • 朝の起床時に特に強い症状(モーニングスティフネス)
  • 手を使う動作での痛みの増強
  • 握力の低下や手指の巧緻性の低下
  • 症状が進行すると安静時痛も出現

代表的な腱鞘炎には、親指側の手首に生じる「ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)」や、指の付け根に起こる「ばね指(弾発指)」があります。ドケルバン病では親指を動かす際の痛みが特徴的で、ばね指では指の曲げ伸ばし時にカクンとした引っかかり感が生じます。

腱鞘炎の診断におけるレントゲン検査の位置づけ

腱鞘炎 レントゲン

腱鞘炎の診断において、レントゲン検査は補助的な役割を果たします。整形外科での標準的な診断プロセスでは、まず詳細な問診と丁寧な身体診察が行われます。これらの基本的な診察により、多くの場合、腱鞘炎の診断は確定できます。

腱鞘炎診断の基本的な流れ

整形外科専門医が腱鞘炎の診断を行い際の標準的な手順は以下の通りです:

  1. 詳細な問診:症状の経過、痛みの性質・部位・程度、日常生活や仕事への影響、既往歴、内服薬の確認
  2. 視診:患部の腫れ、変形、皮膚の状態、左右差の観察
  3. 触診:痛みの場所の特定、腫れの程度、圧痛の有無、腱の肥厚の確認
  4. 機能テスト:特定の動作での症状の再現性確認(フィンケルシュタインテスト、トリガーテストなど)
  5. 必要に応じて画像検査:レントゲン、超音波、MRIなどの追加検査

腱鞘炎の診断で特に重要なのは機能テストです。ドケルバン病では「フィンケルシュタインテスト」、ばね指では「トリガーテスト」など、疾患特有の検査を行い診断の確定に役立てます。

レントゲン検査が必要な場合

多くの場合、問診と身体診察だけで腱鞘炎の診断は可能ですが、以下のような状況では、レントゲン検査が必要になることがあります:

  • 外傷の既往がある場合(転倒、衝突などの後から症状が出現)
  • 骨折や脱臼が疑われる場合
  • 関節症などの変性疾患の可能性がある場合
  • 他の整形外科疾患との鑑別が必要な場合
  • 症状が非典型的で診断に迷う場合
  • 治療に反応しない場合の再評価

腱鞘炎の診断において最も重要なのは、早期の診断と適切な治療開始です。痛みを我慢せず、専門家に相談することで、多くの場合良好な結果が期待されます。

腱鞘炎のレントゲン検査でわかること・わからないこと

腱鞘炎 レントゲン

腱鞘炎におけるレントゲン検査の限界と可能性を理解することは、適切な治療を受ける上で重要です。レントゲン検査は主に骨組織の評価に優れており、軟部組織の詳細な評価には限界があります。

レントゲン検査でわかること

検査項目確認できる内容臨床的意義
骨の状態骨折、ひび、骨の変形や異常外傷性病変の除外診断
関節の状態関節症、関節の狭小化、骨棘の形成変形性関節症との鑑別
石灰化腱や靭帯の石灰化、軟骨の石灰化石灰沈着性腱炎の診断
骨密度骨粗鬆症の有無、骨の強度全身骨代謝の評価
軟部組織の影著明な腫脹や異物の存在重篤な炎症や感染の示唆

レントゲン検査でわからないこと

レントゲン検査では腱鞘炎の炎症そのものを直接確認することはできません。これは、レントゲンがX線の骨組織による吸収差を利用した検査方法であるためです。以下のような軟部組織の詳細な状態は、レントゲンでは描出されません:

  • 腱や腱鞘の炎症の程度や範囲
  • 軟部組織の腫れや浮腫の詳細
  • 血流の状態や血管新生
  • 筋肉の状態や筋萎縮の程度
  • 神経の圧迫状況や神経周囲の炎症
  • 腱の部分断裂や微細損傷
  • 滑膜の肥厚や滑液の増加

このため、腱鞘炎の正確な診断や治療効果の判定、病期の評価には、レントゲン以外の検査方法が重要な役割を果たします。特に、超音波検査やMRI検査は軟部組織の詳細な評価に優れており、腱鞘炎の診断において非常に有用です。

腱鞘炎診断でレントゲン以外に行われる検査方法

腱鞘炎 レントゲン

腱鞘炎の正確な診断と治療方針の決定には、レントゲン以外の検査方法も積極的に活用されます。これらの検査により、より詳細な病態把握が可能となり、個々の患者に最適な治療法を選択できます。

超音波検査(エコー検査)

超音波検査は、腱鞘炎の診断において最も有用な画像検査の一つです。リアルタイムでの観察が可能で、診察室で即座に結果が得られるという大きな利点があります:

  • 腱や腱鞘の炎症を直接観察できる
  • 動きながらの検査が可能(ダイナミック検査)
  • 痛みがなく、放射線被曝もない
  • リアルタイムでの観察が可能
  • 血流の状態も確認できる(ドプラー検査)
  • 検査費用が比較的安価
  • 繰り返し検査が可能で経過観察に適している

超音波検査では、腱鞘の肥厚、腱周囲の浮腫、血流増加などの炎症所見を詳細に観察でき、症状の程度と画像所見の対比が容易に行えます。

MRI検査

MRI検査は、より詳細な軟部組織の状態を確認したい場合や、手術を検討する際の精密検査として行われます:

MRI検査の特徴腱鞘炎診断での活用
高解像度軟部組織描出腱や腱鞘の詳細な構造変化を精密に評価
多方向断面画像炎症の範囲や程度を立体的に把握
造影剤使用可能血流評価や炎症の活動性評価
鑑別診断能力腫瘍や感染症などの他疾患との鑑別

血液検査

関節リウマチなどの全身疾患が疑われる場合や、感染性腱鞘炎の可能性がある場合には、血液検査が行われることもあります:

  • 炎症反応(CRP、ESR)の確認
  • リウマチ因子(RF)の測定
  • 抗CCP抗体の測定
  • 抗核抗体(ANA)の検査
  • 尿酸値の測定(痛風との鑑別)
  • 血糖値やHbA1c(糖尿病の合併評価)

腱鞘炎と診断された場合の治療法

腱鞘炎 レントゲン

腱鞘炎の治療は、症状の程度や原因、患者の年齢や活動レベルに応じて選択されます。早期の適切な治療により、多くの場合改善が期待できます。治療の基本方針は、まず保存的治療から開始し、効果が不十分な場合に段階的に治療を強化していくことです。

保存的治療(非手術治療)

腱鞘炎の治療の基本は保存療法です。約80-90%の患者で保存的治療により症状の改善が期待されます:

治療法内容・効果期待される効果
安静・固定患部の使用を控え、サポーターやテーピングで固定炎症の沈静化、組織修復の促進
薬物療法NSAIDs、湿布、塗り薬の使用痛みと炎症の軽減
ステロイド注射患部への直接注射で炎症を抑制強力な抗炎症効果、即効性
物理療法温熱療法、電気療法、超音波療法血流改善、組織の柔軟性向上
リハビリテーションストレッチ、筋力強化、動作指導機能回復、再発予防

手術療法

保存的治療で改善しない場合や症状が重篤な場合には、手術療法が検討されます。手術を行い場合の成功率は非常に高く、多くの患者で良好な結果が得られます:

  • ドケルバン病:腱鞘切開術(第1区画の腱鞘を切開)
  • ばね指:腱鞘切離術(A1プーリーの切離)
  • 手根管症候群:手根管開放術(横手根靭帯の切離)

手術は通常日帰りまたは短期入院で行われ、局所麻酔下で実施されることが多いです。手術時間は通常15-30分程度で、術後は早期からリハビリテーションを開始します。

最新の治療法

近年、腱鞘炎に対する新しい治療法も開発されています:

  • 体外衝撃波療法:非侵襲的な治療法で、組織の治癒を促進
  • PRP療法:自己血小板を用いた再生医療
  • ハイドロリリース:生理食塩水による腱鞘の拡張
  • 針治療:東洋医学的アプローチによる症状緩和

予防と再発防止の重要性

腱鞘炎の再発を防ぐためには、治療と並行して予防策を実践することが大切です:

  • 適度な安静と手の使い方の改善
  • 作業環境の見直し(デスクの高さ、椅子の調整など)
  • 定期的なストレッチと筋力トレーニング
  • 正しい姿勢の維持
  • 症状の早期発見と対処
  • 作業の合間の休憩を十分に取る
  • 手首や指のウォーミングアップの実施
  • ストレス管理と十分な睡眠

日常生活での腱鞘炎レントゲン検査への理解を深める

腱鞘炎 レントゲン

腱鞘炎の患者さんがレントゲン検査について正しく理解することで、不要な不安を軽減し、適切な治療選択ができるようになります。

患者さんがよく持つ疑問

多くの患者さんが腱鞘炎のレントゲン検査について以下のような疑問を持たれます:

  • 「レントゲンを撮らないと正確な診断ができないのではないか?」
  • 「レントゲンで異常がなければ、症状は気のせいなのか?」
  • 「レントゲン検査は痛みを伴うのか?」
  • 「どのくらいの頻度でレントゲン検査を受けるべきか?」

これらの疑問に対して、専門家は患者さん一人ひとりの状況に応じて丁寧に説明を行い、最適な検査方針を決定します。重要なのは、患者さんと医療者の間での十分なコミュニケーションです。

腱鞘炎のレントゲン検査に関するよくある質問

腱鞘炎 レントゲン

Q. 腱鞘炎の診断にレントゲン検査は必要ですか?

A. 腱鞘炎の診断にはレントゲンは必ずしも必要ではありません。通常は問診、触診、視診で診断できます。ただし、他の疾患との鑑別や骨の異常を調べるために、レントゲン検査を行う場合があります。

Q. レントゲン検査では腱鞘炎の何がわかりますか?

A. レントゲン検査では腱鞘炎そのものを直接診断することはできません。主に骨折や関節炎などの他の疾患を除外するために行われます。腱鞘炎の炎症状態は、超音波検査やMRI検査の方が適しています。

Q. 腱鞘炎の検査にはレントゲン以外に何がありますか?

A. 腱鞘炎の検査には、超音波検査やMRI検査があります。これらの検査は腱や腱鞘の炎症状態、損傷の程度をより詳しく確認できるため、治療方針の決定に役立ちます。

Q. 腱鞘炎が疑われる場合はまず何をすべきですか?

A. 腱鞘炎が疑われる場合は、早めに整形外科を受診することが大切です。放置すると症状が悪化する可能性があります。医師による適切な診断と治療を受けることで、症状の改善が期待できます。

Q. 腱鞘炎の治療方法にはどのようなものがありますか?

A. 腱鞘炎の治療には、安静、薬物療法(消炎鎮痛剤やステロイド剤)、リハビリテーション、注射療法などがあります。症状の程度や原因に応じて、最適な治療法が選択されます。

Q. 腱鞘炎は完治しますか?

A. 適切な治療を受けることで、多くの場合腱鞘炎の症状は改善傾向が見られます。ただし、原因となる動作を繰り返すと再発の可能性があるため、予防策を継続することが重要です。

Q. 腱鞘炎になりやすい人はいますか?

A. 手を頻繁に使う職業の方、妊娠・出産・更年期の女性、関節リウマチなどの疾患をお持ちの方は腱鞘炎になりやすい傾向があります。また、加齢により腱の柔軟性が低下することも関係します。

まとめ:腱鞘炎の適切な診断と治療のために

腱鞘炎 レントゲン

腱鞘炎の診断において、レントゲン検査は補助的な役割を果たしますが、必ずしも必要ではありません。最も重要なのは、症状に気づいたら早めに整形外科を受診し、専門家による適切な診断を受けることです。

手首や指の痛み、腫れ、動きの制限などの症状がある場合は、自己判断せず医療機関を受診することをお勧めします。適切な診断と治療により、多くの場合症状の改善が期待できます。また、日常生活での手の使い方を見直し、予防に努めることも大切です。

現代社会では、パソコン作業やスマートフォンの普及により、腱鞘炎は誰にでも起こりうる身近な疾患となっています。正しい知識を持ち、早期発見・早期治療を心がけることで、快適な日常生活を維持することができます。

腱鞘炎でお悩みの方は、ぜひ信頼できる整形外科専門家にご相談ください。一人ひとりの症状や生活環境に応じた最適な治療法をご提案いたします。

※この記事は情報提供を目的としており、医学的なアドバイスや診断の代替とはなりません。症状がある場合は、必ず専門家にご相談ください。

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参考資料:日本整形外科学会厚生労働省日本手外科学会

森下 信英(NOBU先生)

この記事の監修者

森下 信英(NOBU先生)

セルフケア整体 院長

柔道整復師・鍼灸師。「ズボラ筋®」セルフケア考案者。YouTubeチャンネル登録者148万人超。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

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    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

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    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
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スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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