「腰が痛」「腰の奥の方が痛いなぜ?」「あっ!いつもの腰痛と何か違う」
腰痛で悩まされている方は多く日常生活で経験する一般的な問題の一つです!実はこの腰の痛みの中には、がんや内臓など怖い病気の症状のひとつかもしれません。一般的な腰痛は筋肉、関節、骨などが原因から起こることが多いです。時には腰の痛みが内臓疾患やがんなど怖い病気が関係している可能性もあります。
今回の記事では、一般的な腰痛、内臓疾患・がん・脊椎(脊髄)について、さらに腰痛との関係性ついて詳しく解説、腰痛を伴う怖い病気と鑑別方法と腰痛の予防と改善方法も紹介していきます。
目次
腰痛一般的な原因症状
腰の痛みを日常的に感じ悩んでいる人も多いです。腰痛の理由も種類も多岐にわたり、慢性の腰痛で困っている方、急性の腰痛で動けない方などさまざまです。ここでは、腰痛の原因、腰痛の主な原因をわかりやすく解説していきます。
筋肉の過度の使用
筋肉の過度な使用は、筋肉に過剰な負担をかけることにより筋肉疲労、筋膜の炎症や椎間板ヘルニア、さらには脊椎の変形や関節炎を引き起こす可能性があります。このような状態は、姿勢の悪さやストレスによって起こりやすく。治療には、休息や適切な運動、場合によっては病院や整体での専門的な治療が必要です。
筋膜の炎症
筋膜の炎症は、筋膜が炎症を起こすことで痛みや不快感を引き起こす、この状態は、背中や他の部位で感じることが多く、神経が圧迫されることもあります。改善には、不良姿勢から正しい姿勢に矯正すること、ストレス軽減が必要です。
椎間板ヘルニアと神経の圧迫
椎間板ヘルニアとは、背骨と背骨の間にある、椎間板(クッションの役割)が飛び出し、神経を圧迫して痛みや足にしびれ起こす病気です。椎間板ヘルニアは頸椎(首)にも見られますが、腰椎でよくみられます。治療は物理療法、場合によって手術が必要になります。
脊椎の変形や関節炎
脊椎の変形や関節炎は、主に加齢や姿勢の悪さが原因で引き起こされることが多いです。この状態は痛みの他、神経の圧迫を起こしてしびれ起こすこともあります。治療には、正しい姿勢の保持や、適度な運動。症状がひどい場合は専門の病院を受診して検査と治療が必要になります。
背中の痛みと姿勢
背中の痛みは、日常生活の姿勢の悪さや、不適切な体の使い方によって引き起こされることが多いです。長時間の同じ姿勢、重い物を持ち上げる時の不適切な体の使い方が原因になります。予防には適度な運動と正しい姿勢の保持が重要になります。
その他の腰痛と関わりのある要因
性差と影響
これらの症状は、性によって影響の出方が異なることがあります。特に女性はホルモンバランスの変化が影響することがあり、女性特有の病気が原因で腰痛になる場合があります。この場合婦人科に相談することが必要になります。
女性特有の病気が引き起こす腰痛をもった詳しく知りたい方はこちらの記事参考にしてください↓
病院での受診と検査
症状が重い場合や痛みが強い場合は、早めに受診することが大切です。検査によって的確な診断が下され、適切な治療が行われます。
結論
筋肉の過度な使用や筋膜の炎症、椎間板ヘルニア、脊椎の変形や関節炎は、姿勢やストレスに深く関連しています。適切な予防や治療を行い、健康な身体の維持することが重要です。
腰痛の原因が内臓疾患?
腰痛の原因には筋骨格系のほか、内臓疾患が原因の場合もあります。これらは痛いだけでなく、他の症状も伴います。(例として腹痛・発熱など)内臓が原因で他の部位に痛みが出ることを関連痛と呼ばれています。以下に、具体的な内臓疾患とその特徴を紹介します。
腎臓の問題
腎臓に問題があると、腰痛が腹部や背中に出ることがあります。特に、腎盂腎炎や尿路結石が原因となることが多いです。
腎盂腎炎
腎盂腎炎は、腎臓の感染症であり、発熱や腹痛、背中の痛みが特徴です。尿の色やにおいの変化も見られることがあります。
尿管結石
腎結石は、腎臓や尿路に石(結石)が形成されることによる痛みです。痛みは腹部や背中に強く激しいく感じられ、時には嘔吐を伴うこともあります。尿に血が混じることもあり、これは重要なサインになるので見逃さないように注意です。
膵臓の炎症(膵炎)
膵臓の炎症である膵炎も、腰痛の原因となることがあります。膵炎は、腹痛が背中に広がることが多く、食後に痛みが強くなるのが特徴です。重症の場合は発熱や嘔吐も伴います。
婦人科系の問題
婦人科系の問題も、腰痛を引き起こすことがあります。特に、子宮筋腫や卵巣嚢腫が原因となることが多いです。
子宮筋腫
子宮筋腫は、子宮内にできる腫瘍であり、腹部の圧迫感や腰痛を引き起こすことがあります。症状は人それぞれですが、生理痛がひどくなったり出血の量が多くなることもあります。
卵巣嚢腫
卵巣嚢腫は、卵巣に液体がたまった腫瘍であり、腹部の膨張感や腰痛を引き起こします。大きくなると、腹痛や圧迫感が増し、排尿や排便にも影響を及ぼすことがあります。
その他の内臓疾患
胆石や大動脈瘤など、他の内臓疾患も腰痛を引き起こすことがあります。これらの疾患は、特定の部位に痛みを感じることが多く、検査を受けて正確な診断を受けることが重要です。
注意すべきサインと受診
これらの症状に気づいたら、早めに病院で検査を受けることが大切です。特に、発熱や嘔吐、尿の異常などのサインがある場合は、迅速な対応が必要です。
まとめ
腰痛の原因は多岐にわたり、内臓疾患もその一つです。腎臓や膵臓、婦人科系の問題が腰痛を引き起こすことがありますので、適切な診断と治療が重要です。症状が現れた場合は、早めに受診することをお勧めします。
腰痛がんによって起こる
がんによる腰痛は、一般的な腰痛とは異なる特徴を持ちます。特に、脊椎のがんや転移性脊椎腫瘍が原因となる場合があります。以下に、脊椎のがんとそれに関連する症状について解説します。
脊椎のがん
脊椎のがんは、脊椎の組織にがんが発生することを指します。これは、原発性脊椎腫瘍と転移性脊椎腫瘍の2つに分類されます。
原発性脊椎腫瘍
原発性脊椎腫瘍は、脊椎自体から発生するがんです。このタイプのがんは比較的発見しにくいことが多く、脊髄や神経の機能に影響を与えることがあります。注意すべき症状として、持続的な腰痛や夜間に悪化する痛みが挙げられます。
転移性脊椎腫瘍
転移性脊椎腫瘍は、他の臓器からがんが転移してきたものです。特に、胃や肺、などの組織ががん脊椎に転移することがあります。この場合、腰痛はがんが転移している場所に対応して発生し、進行することがあります。
症状と注意点
がんによる腰痛は、一般的な腰痛とは異なり、以下のような特徴があります。
- 痛みが安静時や夜間に悪化する
- 痛みが持続的で、鎮痛剤が効きにくい
- 体重減少や食欲不振など、全身の症状が伴うことがある
- 麻痺やしびれなど、神経症状が現れることがある
診断と治療
がんによる腰痛が疑われる場合は、早期に病院で検査を受けることが重要です。画像診断(MRIやCTスキャン)や生検によって、がんの発見と正確な診断が行われます。
腰痛の症状が起こる腰痛について、さらに知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください↓
まとめ
がんによる腰痛は、一般的な腰痛とは異なる特徴を持ち、注意が必要です。脊椎のがんや転移性脊椎腫瘍が原因となることがありますので、がん特有の症状が現れた場合は早めに受診し、適切な治療を受けることが重要です。
腰痛:内臓・がん原因で起こる
内臓のがんが原因で腰痛が発生することがあります。以下に、胃がん、膵臓がん、大腸がんについて説明します。
胃がん
胃がんは胃の臓器に発生するがんで、進行すると腰痛が発生することがあります。胃がんの症状には、お腹の痛みや不快感、体重減少、食欲不振などが含まれます。
- 注意すべき症状:
- お腹の痛みや不快感
- 体重減少
- 食欲不振
- 進行すると腰痛が発生することも
膵臓がん
膵臓がんは、早期には症状が出にくいため、発見が遅れることが多いです。しかし、膵臓がんが進行すると、お腹や背中に強い痛みが現れることがあります。これにより、腰痛も発生することがあります。
- 注意すべき症状:
- お腹や背中の痛み
- 体重減少
- 黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなる)
大腸がん
大腸がんは、大腸の臓器に発生するがんで、進行するとお腹の痛みや不快感が生じます。特に、がんが進行して他の臓器に転移すると、腰痛が発生することがあります。
- 注意すべき症状:
- 便秘や下痢などの排便習慣の変化
- お腹の痛みや不快感
- 血便
- 体重減少
がんの共通点と注意点
これらの内臓のがんは、早期発見が難しいことが多く、進行すると腰痛を引き起こすことがあります。注意すべき点としては、以下のような症状が現れた場合、早期に病院で検査を受けることが重要です。
- お腹や背中の痛み
- 体重減少
- 食欲不振
- 黄疸
- 便秘や下痢、血便
まとめ
内臓のがん(胃がん、膵臓がん、大腸がん)は、早期には症状が現れにくいですが、進行すると腰痛やお腹の痛みなどが発生することがあります。これらの症状に注意し、早期に受診することで、早期発見と適切な治療が可能となります。
腰痛とがんについてもっと知りたい方はこちらの記事を参考にしてください↓
腰痛の鑑別・内臓?一般的?
一般的な腰痛とがんと内臓疾患からくる腰痛の鑑別方法を解説していきます。同じ腰痛でも大きく違う点がいくつかあるので、的確に判断することが大切です。
内臓からくる腰痛
内臓からくる腰痛は、内臓の異常や病気が原因で発生する腰痛です。このタイプの腰痛は腰の痛み以外の症状が出ることが多いです、以下のような特徴があります。
- 内臓の痛みが主原因:
- 胃、腎臓、膵臓などの臓器が関与している。
- 例えば、膵臓の炎症や腎結石などが原因で腰痛が生じることがあります。
- 痛みの特徴:
- 痛みが安静時や夜間に悪化しやすく、動いて痛みがでにくい。
- 一般腰痛と比べて、痛みが持続的で、鎮痛剤が効きにくいことが多い。
- 他の症状の併発:
- 発熱や体重減少、食欲不振など、腰痛と全身の症状が伴うことがある。
- 内臓からくる腰痛は、特定の部位以外に起こります。例としてお腹や背中に広がることがある。
- 診断:
- 自己判断が難しいため、早めに病院での詳細な検査が必要。
- CTやMRIなどの画像診断を受けることで、内臓の異常を確認することができる。
一般腰痛
一般腰痛は、筋骨格系の異常が原因で発生する腰痛です。このタイプの腰痛は、以下のような特徴があります。
- 筋肉・骨格の異常が主原因:
- 筋肉の過度な使用や姿勢の悪さ、ぎっくり腰などの外部の外力から組織が損傷などが主な原因です。
- 痛みの特徴:
- 活動中や特定の動作時に痛みが強くなる。
- 痛みが断続的で、安静にすると軽減することが多い。別の例として、安静にしている時に痛くなる場合もある
- 他の症状の併発:
- 一般的には、全身症状(発熱や体重減少など)は見られない。
- 特定の部位(腰や膝など)に限定されることが多い。
- 診断:
- 整形外科での診察やX線検査で診断が行われる。
- 物理療法や適切な運動によって改善されやすい。
内臓からくる腰痛と一般腰痛の違い
- 痛みの性質:
- 内臓からくる腰痛は持続的で夜間に悪化しやすい。
- 身体の奥の方に痛みを感じる
- 一般腰痛は活動中に悪化し、安静時には軽減しやすい。
- 伴う症状:
- 内臓からくる腰痛は腰が痛い他、全身症状(発熱や体重減少)が見られることが多い。
- 一般腰痛は局所的な症状が中心で、全身症状は少ない。
- 診断方法:
- 内臓からくる腰痛は詳細な画像診断(CT MRI)や血液検査が必要。
- 一般腰痛は整形外科的な診察とX線検査が中心。
まとめ
以上、内臓からくる腰痛と一般腰痛をまとめました、結論として腰痛の原因や症状に大きな違いがあります。ただ、同じ腰痛でも自己判断が難しい場合があるため、判断に迷ったら素直に医療機関に受診して適切な診断と治療を受けることが重要です。両者の鑑別するポイントとしては、痛みの性質や伴う症状、診断方法の違いに気を付けることが必要です。
腰痛を無視してはいけない理由
腰痛は一般的で身近に起きる腰の症状で原因も多岐にわたります、大きくわけて、急性(急な動作や外力から発生する短期で治る)と慢性(3ヵ月以上続くもの)の二種類に分けられます。
腰痛の原因と種類
腰痛は、急性(突然発生し短期で治る)と慢性(3ヶ月以上続く)の2種類にわけられます。原因はさまざまで、筋肉の緊張や捻挫、椎間板の問題、脊椎の変形や異常、がんや内臓の問段などが挙げられます。特にデスクワークや長時間の立ち仕事など、同じ姿勢を長時間続けることが腰痛の主な原因とされています。
腰痛を無視するとどうなる?
1慢性化のリスク
腰痛を放置すると、急性の痛みが慢性的な問題に発展する可能性があります。急性腰痛は、通常数日から数週間で改善しますが、適切な治療や管理が行われる場合、痛みが長引き、慢性腰痛に移行することがあります。慢性腰痛は、生活の質を大きく低下させ、日常生活や仕事に支障をきたすことがあります。
2根本的な原因の発見と治療が遅れる
腰痛を、筋肉の緊張や捻挫、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、骨粗しょう症など、さまざまな原因で引き起こされることがあります。これらの症状は、適切な診断と治療を受けることで改善することが可能ですが、腰痛を無視することで、根本的な原因の発見と治療が遅れるリスクがあります。例えば、椎間板ヘルニアは早期に治療することで症状の進行を防ぐことができますが、放置するち神経障害や慢性腰痛に移行する可能性があります。
3筋力低下と不良姿勢
腰痛が放置されると、筋力が低下し不良姿勢が悪化される傾向があります。筋肉の衰えと共に腰周辺の筋肉のバランスが崩れ、これが再発や慢性化を引き起こす要因となります。また不良姿勢は脊柱に負担をかけ、腰痛を悪化させる可能性があります。
4精神的影響
慢性的な腰痛はうつ病や不安障害のリスクを増加させることがあります。痛みや制限された生活が負担になり、精神的な健康状態が悪化することがあります
5生活機能への影響
腰痛が長時間続くと、歩行や運動機能の低下、仕事や日常生活の遂行に支障をきたすことがありますこれは経済的な損失や社会的な孤立感を引き起こす可能性があります。
結論
腰痛は単なる一時的な不快感にとどまらず、放置することで深刻な健康リスクや生活の質の低下を招く可能性があります。早期に適切な対策を講じることで、そのリスクを軽減し、健康的で充実した生活を送るための基盤を築くことが重要です。
腰痛とがんと内臓疾患まとめ
一般的な腰痛の原因は症状は多岐にわたり、主な原因として、筋肉や骨の問題が主な原因となる。
内臓疾患が原因の場合は腰痛の他に、発熱・吐き気・腹痛などの全身症状を伴うことが特徴、女性に場合はホルモンの影響もあり、女性特有の疾患から腰痛になる場合もある。
がんが原因の腰痛の場合、体重減少・食欲不振・下痢や血便などの症状を伴うことが多い。
一般的腰痛と内臓疾患・がんが原因の腰痛の鑑別診断として、症状の違い、画像診断(X線 MRI)で鑑別することができる。自己判断に迷ったら医療機関に早期に受診して検査診断することが大切。
腰痛は放置すると急性が慢性腰痛に移行することがあり、根本原因発見の遅れ、姿勢の悪化、精神的健康状態の悪化などの健康リスクがあるため、腰の痛みが出た場合は適切に対応することが大切です。
このように腰痛と内臓疾患・がんと関係性があります。腰の痛みを感じた場合は放置せず適切の対応しすることが重要になります。この記事を読んで腰痛に適切に対応する大切さを感じて頂けたら幸いです。
腰痛セルフケア
当院の腰痛のセルフケアのご紹介です。数分で行えるので是非一緒にやってみてください。
当院ご紹介
予約は電話、当院公式サイト、LINEで受け付けております。
当院の施術メニュー 料金
オーダーメイドセルフケアマスタープラン 1回 18000円
通常の施術(症状改善整体コース) 1回 9000円
当院の営業日とアクセス方法
営業日
月曜 火曜 水曜 木曜 金曜 土曜 日曜 受付時間 9:00~20:30 年中無休
当院までのアクセス
新宿本店:JR新大久保駅から徒歩7分