左側の腰の痛みは、日常生活や仕事の中で多くの人が経験する問題です。
長時間同じ姿勢を保つことや運動不足などが原因で左腰に痛みを感じることがあります。
また、女性にとっては婦人科系の問題が左腰の痛みを引き起こすことも少なくありません。
このような場合、デスクワークや車の運転など、長時間同じ姿勢でいることが多い方に見られがちです。
適度な休憩を取り、ストレッチや軽い運動を取り入れることが予防につながります。
また、女性にとっては婦人科系の問題が左腰の痛みを引き起こすことも少なくありません。
生理痛や子宮内膜症、卵巣の異常などが原因となることがあり、下腹部の痛みとともに腰にまで影響を及ぼすことがあります。
体全体のバランスを整え、健康な生活をサポートするためにも、症状に合わせた適切なアドバイスと治療を受けることが大切です。
この記事では、左側の腰痛が生じる理由や、関連する疾患、そして適切な受診科について詳しく説明します。
左腰の痛みに悩む方々が、自身の症状を理解し、適切な対処法を見つけるお手伝いができればと願っています。
目次
左側に腰痛?女性が感じる腰の鈍痛の原因を解説
左側の腰の後ろが痛むのは、一つの原因だけでなく、いくつかの隠れた原因が考えられます。
それぞれの原因を知ることで、腰痛への気づきと対処の第一歩を踏み出せるでしょう。
内臓の疲れや疾患
左側の腰の後ろが痛む原因の一つとして、内臓の疲れや疾患が考えられます。
ここからは、腎臓に関連する臓器の病気の例としての具体例を挙げます。
腎臓関連の問題
腎臓関連で腰痛を引き起こす病気は、次の通りです。
腎臓関連の問題
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痛みの症状
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痛みの原因
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腎臓結石 | ・血尿
・発熱 ・頻尿 ・灼熱痛 ・尿中の膿 ・排尿困難 ・尿意切迫感 ・動くと痛みが増す 感染の場合 ・嘔吐 ・悪寒 ・発熱 ・吐き気 |
・尿意の我慢
・生活習慣の乱れ ・食生活の乱れ(肉類・糖分・塩分の過剰摂取) ・性別や遺伝性 |
腎盂腎炎 | ・発熱
・悪寒 ・頻尿 ・ふるえ ・残尿感 ・尿の濁り ・背中や腰の痛み ・排尿時の痛み |
・細菌が尿路に入り込んでしまった場合
・妊娠中はお腹が大きくなり、尿道が圧迫された場合 |
腎臓下垂 | ・頻尿
・ 頭痛 ・下痢 ・便秘 ・吐き気 ・残尿感 ・排尿痛 ・耳鳴り ・倦怠感 ・胃腸障害 ・食欲不振 ・排尿困難 ・腹部膨満感 |
・筋力が弱い
・脂肪が不足している ・生まれつきの要因 ・体重が減少している ・尿管や血管が異常に長い場合 |
腎臓関連の問題の一つである腎臓下垂では、腎臓が正しい位置にないと左腰部に痛みが生じることがあります。
例えば、腎臓が下垂していると、腰の左側に鈍い痛みや不快感を感じることもあるでしょう。
このような症状が出た場合、腎臓の位置が正常でない可能性があります。
腎臓下垂の原因には、腰部の急激な減量、妊娠、長期間の重い物の持ち運びなどが挙げられます。
また、体格が大きい人や運動量が少ない人、過度の運動をする人などもリスクが高くなることが知られています。
予防のためには、前もって適度な運動やバランスの良い食事、水分摂取量の調整などが重要です。
また、腎臓下垂の症状が現れた場合は、早めに医師に相談して適切な治療を受けるようにしましょう。
膵臓関連の問題
膵臓関連で腰痛を引き起こす病気は、次の通りです。
膵臓関連の問題
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痛みの症状
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痛みの原因
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膵炎 | 急性膵炎の症状
・発熱 ・頻脈 ・腸閉塞 ・血圧低下 ・出血傾向 ・呼吸障害 ・吐き気と嘔吐 ・みぞおちから背中にかけて強い痛み 慢性膵炎の場合 初期段階:飲酒や脂肪の多い食事後による痛みの悪化 進行段階 ・脂肪便 ・下痢 ・体重減少 ・糖尿病の併発 |
・胆石
・感染症 ・アルコール依存症 |
膵臓がん | ・下痢
・食欲不振 ・体重減少 ・皮膚や目の黄疸 ・腹部の膨満ぼうまん感 |
・喫煙
・糖尿病 ・慢性膵炎 ・肥満(男性のみ) |
特に、膵臓関連で腰痛を引き起こす病気は、飲酒や高脂肪な食事を控えることが重要です。
例えば、週に数回のワインやビールの摂取や、脂肪分の多い肉料理や揚げ物の食べ過ぎは膵炎のリスクを高めます。
健康的な食生活を心がけ、野菜や果物を多く摂取することが大切です。
また、喫煙を避ける必要があります。
タバコに含まれる有害物質は膵臓にダメージを与え、急性膵炎の発症リスクを高める原因になるでしょう。
タバコの本数を減らしたり、タバコを吸うのを止めたりするのを心がけると、膵臓の健康を守ることができます。
急性膵炎の症状が現れた場合は、即座に医療機関を受診することが重要です。
具体的には、急激な上腹部の激しい痛みや嘔吐、発熱などの症状が現れたら、すぐに医師の診察を受ける必要があります。
そのため、膵臓関連の問題を予防するためには、健康的な生活習慣を心がけることが不可欠です。
バランスの取れた食事や適度な運動、禁煙などを加え実践し、膵臓の健康を守りましょう。
胃腸関連の問題
胃腸関連で腰痛を引き起こす病気は、次の通りです。
胃腸関連の問題
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痛みの症状
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痛みの原因
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胃潰瘍 | ・嘔吐
・黒色便 ・吐き気 ・背部の痛み ・胃のもたれ感 ・みぞおちあたりの痛み |
・ピロリ菌感染
・非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs) |
十二指腸潰瘍 | ・嘔吐
・吐き気 ・胸やけ ・胃もたれ ・食欲不振 |
・飲酒
・喫煙 ・ストレス ・暴飲暴食 ・ピロリ菌の感染 ・薬による副作用 |
胃腸関連の問題は進行すると、潰瘍や出血、穿孔などの重篤な合併症を引き起こす可能性があります。
そのため、健康的な生活習慣を心がけることが重要です。
具体的には、バランスの取れた食事を心がけましょう。
野菜や果物、穀物、健康的な脂肪を含む食品を摂取し、食事の多様性を意識することが大切です。
さらに、有酸素運動や筋力トレーニングを取り入れ、体を動かす習慣を身につけましょう。
最後に、ストレスの管理も重要です。
ストレスは胃腸の運動を乱し、消化不良や胃酸過多を引き起こす可能性があります。
ストレスを感じたら、リラックスするための方法を試してみましょう。
例えば、ヨガやマインドフルネス、趣味に没頭することなどが効果的です。
これらの生活習慣を実践することで、胃腸関連の問題を予防し、健康な消化器系を維持することができます。
神経の圧迫
神経が圧迫されると、腰や仙骨周辺で腰椎椎間板ヘルニアやすべり症、脊柱管狭窄症などが起こりやすいです。
これらの状態では、神経の圧迫により炎症が生じ、痛みやしびれ、感覚の変化が起こることがあります。
しかし、神経が圧迫されると、足がしびれたり感覚が鈍ったりする可能性が高まります。
さらに、症状が進行すると、排尿や排便にも問題が生じやすくなるため注意が必要です。
神経の圧迫が無視されると、深刻な神経障害や機能障害が引き起こされるおそれがあるので、早めの対処が重要となります。
また、坐骨神経痛は、腰の神経に圧迫がかかってしまうことで起こるケースもあるでしょう。
坐骨神経や腰の神経が圧迫されると、腰からお尻、太ももの裏、ふくらはぎや足の指にまで痛みが広がりやすくなります。
症状には、鋭い痛み、しびれ、筋力の低下などの症状が見られるのが特徴です。
原因としては、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、筋肉の緊張などが考えられます。
治療には、ストレッチや運動療法、必要に応じて医師の診察と治療が必要です。
婦人科系の疾患
腰の辺りが鈍い痛みで不快だったり、月経時で腹痛がひどくなったりすると、女性特有の体の問題が考えられます。
月経痛や排卵痛、子宮内膜症、卵管炎などがその具体例です。
女性の子宮や卵巣は腰の近くにあるため、これらの部位に問題があると左腰が痛むことがあります。
例えば、子宮内膜症では、子宮内の組織が子宮の外に広がり、痛みを引き起こしやすくなります。
卵管炎の場合、卵管の周りに炎症が起こり、腰や腹部に痛みを感じる場合がほとんどです。
同様に、子宮筋腫も腰痛や腹痛の原因になることがあります。
子宮筋腫はほとんどの場合良性で命にかかわることは少ないですが、生活の質に大きな影響を与えることもあるでしょう。
治療では、定期的に婦人科検診を受けて早期発見と治療を目指す必要があります。
痛みを和らげるために鎮痛剤を使い、バランスの取れた食事と適度な運動で免疫力を高めることも大切です。
骨盤の歪みや姿勢
カバンを片側の肩にかけたり、立っているときに片側に体重をかけると、骨盤が歪むことがあります。
例えば、右利きの人はデスクワーク中に無意識に下半身が左に傾きがちです。
この習慣が長く続くと、骨盤の位置が歪み、腰部に痛みを引き起こす可能性があります。
特に左腰の痛みが多いのは、右利きの人が左に体重をかけることが多いためです。
これによって身体のバランスが崩れ、左腰に過剰な負荷がかかり、痛みを引き起こしやすくなります。
普段から、左右のバランスを意識したり、姿勢の改善をしたりすることで、骨盤の歪みや腰の痛みを予防・軽減できます。
右側・左側の片側だけ痛い!女性の腰痛で疑う3つの病気
腰痛にはさまざまな要因や症状があり、検査を受けても原因を特定できない可能性があります。
まずは、片側の腰だけが痛む場合に考えられる原因を3つご紹介します。
自分の症状と照らし合わせてみましょう。
おしり・下半身の痛みが出現【椎間板ヘルニア】
腰だけでなく、おしりや下半身にも痛みがある場合、椎間板ヘルニアの可能性があります。
椎間板ヘルニアとは、背骨の間にあるクッション(椎間板)が飛び出して神経に触れ、痛みを引き起こす状態です。
通常、背骨は24個の骨から成り立っており、その間にある椎間板が衝撃を吸収します。
しかし、老化や重労働で椎間板が変形し、一部が飛び出してしまう場合があります。
この飛び出した椎間板が片側の神経を圧迫するため、片側の足がしびれたり、片側の腰が痛くなりやすいのが特徴です。
以下の症状が関係している場合、椎間板ヘルニアの可能性があります。
- ・片側の腰が痛む
- ・知覚障害、筋力低下
- ・片側の足がしびれる
- ・腰・おしり・下半身に痛みがある
片側の腰が痛む場合は、筋肉の疲労や緊張により、運動や重いものを持つ作業の後に発生することがあります。
また、長時間の悪い姿勢や片側に偏った動きが原因になることが多い傾向です。
上記のような症状が見られた場合、姿勢を改善し、適度に休み、ストレッチしましょう。
腰を片側に反らした時に痛い【椎間関節性腰痛】
椎間関節性腰痛は、背骨の関節に問題があり、痛みの出る状態が見られます。
背骨の骨を上下でつなぐ関節が椎間関節です。
腰を反らしたりひねったりすると、この関節に負担がかかり、痛みが出やすくなります。
特に腰の関節はひねる動きに弱いため、無理にひねったり片側に負担をかけたりすると痛くなる可能性が高くなるでしょう。
以下の症状があると、椎間関節への負担が原因かもしれません。
- ・片側の腰に強い痛みがある
- ・背骨の近くを押すと痛む
- ・腰を反らしたり振り返ると痛みが増す
椎間板ヘルニアや筋肉の緊張が原因で腰に痛みが出ることがあります。
痛みが強い場合は、さらなる悪化を防ぐために無理をせず、医師の診察を受けましょう。
腰を中心に重だるい痛み【筋筋膜性腰痛】
筋・筋膜性腰痛は、腰まわりの筋肉の問題で起きる痛みです。
日常生活で特定の動作を繰り返すことにより、腰の片側に痛みが出ることがあります。
また、長時間同じ姿勢を保つと筋肉が弱くなり、腰痛の原因となることも少なくありません。
この痛みは、広範囲にわたることが多く、痛い筋肉を押すと痛みが強く感じられます。
以下の症状が見られると、筋筋膜性腰痛の可能性があります。
- ・痛みが一点ではなく広い範囲に広がる
- ・特定の筋肉を押すと痛みが感じられる
- ・長時間同じ体勢や一方向への繰り返し動作で腰が痛む
筋筋膜性腰痛は、適度な運動を取り入れ、筋肉の柔軟性と強さを保つ必要があります。
その際には、ストレッチや軽いエクササイズが効果的です。
症状が悪化すると治療が長引くこともあるので、痛みを感じたら早めに対処し、放置しないようにしましょう。
左側の腰痛に注意!女性の鈍痛で病院を受診すべき状況とは?
左側の後ろ側が腰痛で病院を受診する判断基準や、どの診療科に受診すればいいのか紹介します。
受診するかどうかの判断基準は?
受診を決める際の基準としては、まず痛むタイミングを考える必要があります。
動いている時にのみ痛みを感じる場合は、筋肉や骨格に問題があるケースも少なくありません。
もし安静時にも痛みがある場合は、内臓や神経の病気が疑われるため、速やかに医師の診察を受けることが大切です。
次に、腰痛以外の症状があるかどうかもチェックしましょう。
例えば、足がむくんだり血尿があったりする場合は腎臓の問題を疑い、みぞおちの強い痛みや手足のしびれがある場合は神経系の障害や椎間板ヘルニアが原因かもしれません。
これらの症状が見られる場合は、医師の診断が必要です。
場合によっては手術が必要になることもあります。
病院に行く場合は何科を受診する
左側の腰痛がある場合、どの診療科を受診すればよいでしょうか?
以下の症状があれば、診療科を受診することをおすすめします。
- 腎臓:泌尿器科、腎臓内科、内科
- すい臓:内科、消化器内科
- 婦人科系疾患:婦人科
- 骨盤の歪みや姿勢:整形外科
内科は、多くの症状や疾患に対応できる病院の基本的な診療科です。
腰痛の原因が不明で、どの診療科を受診すべきか迷った場合、まず内科を受診することが適切です。
内科医は病歴を詳しく聞き、必要な検査や評価を行い、症状の原因や適切な治療法を提案してくれるでしょう。
女性は注意すべき?左側の腰痛の原因となる病気や症状
左側の腰痛が持続する場合は、背骨や内臓の問題が考えられます。
脊椎や骨盤の歪み、椎間板ヘルニア、腎臓結石、卵巣の問題などが左側の腰痛の原因となることも少なくありません。
ここからは、左側の腰痛の原因や注意すべき女性特有の病気、症状についてご紹介します。
骨折
重いものを持ち上げたり、尻もちをついたり、くしゃみをした後に腰痛が始まった場合、腰椎圧迫骨折の可能性があります。
例えば、家具の移動や荷物の持ち運びや、突然の転倒などが原因となり得ます。
特に70歳以上の方は、骨密度の低下や骨の弱化が進んでいるため、小さなきっかけでもこの骨折を起こしやすくなります。
安静にしているだけでは、骨が変形して症状が悪化する可能性があるため、腰椎圧迫骨折の疑いがある場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。
内臓や血管の病気
腰痛と同時にお腹が痛む場合、消化器系の病気が疑われます。
たとえば、胃や十二指腸の潰瘍、急性膵炎、胆石や胆のう炎などが考えられる傾向です。
例えば、胃や十二指腸の潰瘍は、背部やお腹の痛みと共に腰痛を引き起こすことがあります。
急性膵炎は、激しい背部や腹部の痛みと共に腰痛を伴うことがあり、また、胆石や胆のう炎も、腰痛を引き起こす可能性も少なくありません。
一方、胸が痛む場合は、心筋梗塞や大動脈解離などの血管の病気が考えられます。
心筋梗塞では、胸の圧迫感や痛みとともに、腰や背部にも痛みを感じることもあるでしょう。
大動脈解離では、突然の激しい胸の痛みや腹部の痛みが現れることがあります。
どちらの状況も深刻な問題であり、迅速な医療対応が必要です。
がんや細菌感染症
安静にしていても症状が改善しない場合、がんや細菌感染症の可能性があります。
特に、高齢者やがんの既往歴のある方では、がんの転移の可能性が考えられます。
また、体重減少が見られる場合も、がんを疑うケースも少なくありません。
腰痛と発熱が原因不明の場合、腰椎に細菌感染症が起こっている可能性があります。
この場合、腰椎そのものや椎間板に細菌感染を生じており、入院して抗生物質による治療を受けることも大切です。
なぜ日常生活で左側に腰痛が起こる?女性が鈍痛を引き起こす原因や症状
女性の左側の鈍痛を引き起こす日常生活上の原因や症状について、わかりやすく説明します。
腰痛を和らげる方法を早く知りたいという方は、ぜひ最後までご覧ください。
体重
体重が適切でない場合、腰痛の原因となる可能性があります。
理想的な体重は、BMI(体格指数)が18.5から25の範囲に収まることが理想です。
例えば、身長が170cmの場合、体重が57kgから77kgの間であることが望ましいでしょう。
また、過度の肥満では体重が腰に負担をかけ、腰痛を引き起こす可能性も少なくありません。
また、過度の痩せすぎも筋肉や骨の弱さを引き起こし、腰痛を招くことがあります。
健康な体重を保つためには、バランスの取れた食事や適度な運動を行い、体調管理に努めることが重要です。
飲酒・喫煙
飲酒や喫煙は腰痛のリスクを高めることになります。
例えば、週に数回のアルコールや、1日数本のタバコを吸うことが腰痛を引き起こす要因の一つです。
これらの物質が血管を収縮させ、腰部の筋肉や神経への血流を阻害します。
特に喫煙は腰椎のディスクに酸素供給を減少させ、退行性変化を進める可能性があるので注意したいポイントです。
したがって、できるだけ飲酒や喫煙を控え、健康的な生活習慣を心がけることが重要です。
バランスの取れた食事や適度な運動をしたり、ストレスを溜めずにリラックスしたりする時間を確保することも、腰痛を予防する上で役立ちます。
運動不足
運動不足は腰痛の原因になります。
例えば、毎日の運動不足や長く座ったままの仕事が挙げられます。
そのため、週に3回以上の軽い運動するように心がけたり、ウォーキングや水泳などの有酸素運動をしたりするのが良いでしょう。
ただし、重い荷物を持ち上げたり、急激な動きをするような運動は、腰に負担をかける可能性があるため、避けることが重要です。
心理的ストレス
日常生活や仕事でのストレスは、腰痛を引き起こす可能性があります。
例えば、仕事のプレッシャー、人間関係のストレス、家庭の問題などが挙げられます。
ストレスを軽減するためには、リラックスするための趣味や余暇活動を楽しむこと、ストレス発散法を取り入れることで腰痛の暖和につながります。
腰への負荷がかかる職業
一部の職業は、腰痛の原因となることがあります。
- ・農業
- ・清掃
- ・看護
- ・介護
- ・運輸業
上記の仕事は、より重い物を頻繁に持ち上げる必要があるため、腰痛になりやすいとされています。
同様に、長時間座り続ける仕事も腰に負担をかけることがあります。
腰痛が改善しない場合は、働き方の調整を検討することも重要です。
女性必見!左側が痛い場合の腰痛の対処法や対策法を解説
左側の後ろが痛い場合は、まず、痛みの原因を特定することが重要です。
痛みが長期間続く場合や、他の症状が合併する場合は、医師の診察を受ける必要があります。
ここからは、左側の後ろが痛い場合の女性による腰痛の対処法や対策法を解説します。
横になって休む
左腰が痛いと感じたら、まずは平らな場所に横になり、体をしっかり休めることが大切です。
例えば、ベッドや床に横になって、足を少し曲げて楽な姿勢をとってください。
痛みのある部分に冷湿布や温湿布を貼ると効果的です。
冷湿布は炎症を抑え、温湿布は筋肉をほぐして痛みを和らげます。
- ・発熱がないか:体温を測って、発熱がないか
- ・息苦しさがないか:深呼吸してみて、息苦しさや胸の痛みがないか
- ・他の部位の痛みがないか:腕や脚、背中など、腰以外に痛みやしびれがないか
これらの症状がなければ、しばらく休んで痛みが軽減するかどうか様子を見ます。
例えば、1〜2時間横になってみて、痛みが少しでも和らぐかどうかも確認しましょう。
ストレッチする
左腰に生じる腰痛の緩和には、ストレッチが効果的です。
ストレッチすることで血行が良くなり、筋肉の柔軟性も回復する可能性があります。
ここでは、二つのストレッチ方法をご紹介します。
もし痛みを感じた場合は、無理せずにストレッチを中止してください。
- 【膝抱えストレッチ】
- ①床やヨガマットの上に仰向けに寝る
- ②片膝を抱えて胸に引き寄せる
- ③片膝を抱えて胸に引き寄せた姿勢を20〜30秒間保つ
- ④③と同じ行動を反対側も行う
- 【猫のポーズ】
- ①床に両手と両膝をつけて四つん這いになる
- ②息を吐きながら背中を丸める
- ③息を吸いながら、背中を反らせて腰を下げる
- ④①~③の動きを5〜10回繰り返す
このストレッチは腰の筋肉を緩め、柔軟性を高める効果に期待ができます。
股関節の筋肉が弱くなったり硬くなったりすると、その部分が緊張して、骨盤や脚に痛みが生じることがあります。
上記で紹介した「膝抱えストレッチ」を毎日行うことで腰の痛みが緩和することも可能です。
一方、「猫のポーズ」は腰の筋肉をほぐし、血行を促進します。
ストレッチをしても痛みが続く場合は、専門家に相談するようにしましょう。
正しい姿勢を心がける
普段の生活では、正しい姿勢を保つことが重要です。
姿勢が崩れると一時的に楽に感じることが多いため、悪い姿勢が習慣になりやすくなります。
しかし、間違った姿勢は骨格の歪みを引き起こし、疲れやすい体になることも少なくありません。
以下は、日常生活で姿勢を崩しやすくなる原因と、その改善方法です。
- 【椅子の座り方】
- ①足を組まない:椅子に座るときは足を組まず、両足を床に平行に置く
- ②背もたれを活用する:背もたれにしっかりと寄りかかり、腰と椅子の間にクッションを置く
- 【カバンの持ち方】
- ①左右交互にかける:日替わりで肩を変えてバックをかけたり、1日の中で交互に肩を変えたりする
- ②リュックを使う:両肩に均等に荷重がかかるリュックを使ってみる
これらの具体例を実践することで、日常生活の中で正しい姿勢を保つことができ、腰痛や体の不調を防ぐことが可能です。
それでも痛みが続く場合は、専門家に相談することをおすすめします。
病院を受診する
医療機関を受診する際、腰痛の症状を正確に伝えることが重要です。
具体的な情報を提供することで、医師は正確な診断を行い、適切な治療方針を立てることができます。
- ・痛みの始まり:痛みが始まった日と、その日からの痛みの変化を伝える
- ・痛みの場所:腰だけでなく背骨やお尻、脚も痛んでいるのかを明確に伝える
- ・痛みの性質:激しい痛みや持続的な痛みなのか、痛みの程度を具体的に伝える
- ・痛みを誘発する状況:特定の動作や姿勢、活動すると痛みが増す等を説明する
- ・その他の症状:腰痛と同時に、脚やお尻のしびれや麻痺、発熱、排尿や排便に関する問題があるのか
これらの情報を提供することで、医師は症状や状態を正確に把握し、適切な治療法を見つけるのに役立ちます。
具体例を交えて詳細に伝えることで、医師がより正確な診断を行い、最適な治療プランを提案する助けとなります。
例えば、「主に左腰に痛みを感じますが、時々左のお尻や太ももの裏側にも痛みが広がることがあります。」など痛みが腰だけでなく背骨やお尻、脚にも広がっている場合、その範囲を明確に伝えることが大切です。
腰痛に関するお悩みがある方は、ぜひこれらの情報を準備して医師に相談してください。
整体院や整骨院で施術を受ける
病院へ通っても腰痛が良くならない場合は、整骨院や整体院で施術を受けることもおすすめです。
なぜなら、整骨院や整体院では専門的な施術やアプローチが行われ、腰痛の改善に効果があるからです。
以下では、整体院と整骨院の特徴や、腰痛の特徴を紹介します。
整体院では、主に骨格や筋肉のバランスを整える施術が行われます。
手技を用いて体全体の調整をしつつ、姿勢の改善や筋肉の緊張をほぐすことを目的とします。
- ・姿勢の改善を重視している方
- ・慢性的な腰痛や全身のバランスを整えたい方
- ・リラクゼーション効果を求めている方
整骨院では、柔道整復師が骨折や脱臼、捻挫、打撲、挫傷(肉離れ)などの外傷を中心に施術するのが特徴です。
保険が適用される場合もあります。
- ・急性の腰痛(ぎっくり腰など)やスポーツでのけが
- ・保険が適用される場合、費用を押さえたい方
- ・外傷やケガが原因で腰痛が発生している方
慢性的な腰痛や全身のバランス改善には、整体院がおすすめです。
姿勢の改善や体全体の調整に力を入れているため、長期的な腰痛改善が期待できます。
整体院は、姿勢の矯正や体の歪みを整えることで、長期的な健康維持を目指します。
一方、急性の痛みやケガが原因の腰痛には、接骨院が適しているでしょう。
外傷や急性の症状に対応し、保険適用で費用を抑えることもできます。
例えば、スポーツや日常生活での怪我による急な腰痛にも対応しており、早期の回復をサポートします。
どちらの治療法も、経験豊富な専門家が対応し、患者様に最適なケアを提供いたします。
腰痛にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談してみることをおすすめします。
皆様の健康と快適な生活をサポートするために、最善の方法を一緒に見つけましょう。
左側の腰痛による鈍痛でお悩みの女性へ!当院へのアクセス・予約方法を紹介
当院の「セルフケア整体」は、東京都と福岡県に2店舗で施術を受けることができます。
こちらはセルフケア整体の店舗情報一覧です。
セルフケア整体
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住所 | アクセス | 電話番号 | 受付時間 | 営業日 | お問い合わせ |
新宿店 | 東京都新宿区百人町1-5-4 東都ビル502 | 新宿駅(JR線)3番出口より徒歩7分 | 03-6825-0540 | 9:00~20:30 | 年中無休 | 店舗検索・予約 |
福岡店 | 福岡県福岡市中央区大名二丁目9番29号 508号室 | 地下鉄空港線 天神駅徒歩4分
地下鉄空港線 赤坂駅徒歩3分 |
施術の予約は、LINE・ウェブ・電話から可能です。
当院では、患者様一人ひとりに合った治療プランを提供するために、丁寧なカウンセリングを心がけています。
経験豊富なスタッフが親身になってお話を伺い、最適な施術方法をご提案いたします。
腰痛以外にも、肩こりや膝の痛みなど、さまざまな症状やお悩み相談にも対応していますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。
皆様の健康をサポートするために、スタッフ一同、心よりお待ちしております。
まとめ:左側の腰が急に痛くなったら、まずは病院を受診しよう
今回は、なぜ左側に腰痛が生じるのかその原因や、腰の痛みに関連する可能性のある病気、そしてどの診療科に受診すべきかについて紹介しました。
左側の腰痛は内臓の疲れや神経の圧迫、婦人科系の疾患や骨盤の歪みや姿勢が原因なこともあります。
また、痛みが静かにしていても続く場合は、早めに医者に見てもらうことが大事です。
もし問題が骨盤の歪みや悪い姿勢にあるなら、普段からストレッチをしてみたり、正しい姿勢を心がけたりするのも良いでしょう。
記事を読んだだけでわかったままにせず、痛みを放置せず、正しい姿勢を習慣にすることで、腰痛を予防できます。
また、医療機関を受診する際、腰痛の症状を正確に伝えることが大切です。
具体的な情報を提供することで、医師は正確な診断ができたり、適切な治療ができたりするでしょう。
病院での治療が効果がない場合は、整骨院や整体院での施術を考えてみてください。
例えば、急性の腰痛やケガには接骨院が適しています。
一方、慢性的な腰痛や全身のバランス改善には整体院がおすすめです。
当院では、専門スタッフが腰痛の改善やセルフケアのサポートを行っています。
腰痛に関するよくある質問も受け付けていますので、2023年も腰痛が改善できず、今年こそ腰痛を改善したい人はぜひ当院のWebサイトからお気軽にご予約ください。