最終更新:2025.04.29

腰痛にステロイド(プレドニン)は効果的?治療法や副作用、他の薬の相互作用に注意点を解説

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

腰痛症とは、いろいろな原因で腰に急な痛みが生じたり、長期間痛みが続いたりする病気です。

例えば、重いものを持ち上げたときに突然腰が痛くなったり、座りっぱなしの仕事をしているうちに慢性的な痛みが出てきたりします。

腰痛の治療方法の一つとして、ステロイド薬(プレドニン)が効果的なことがあります。

ステロイド薬は、強い抗炎症作用があるため、炎症が原因で起こる腰痛に対して非常に効果的です。

今回の記事は、ステロイド薬の効果や副作用の症例や、治療方法について詳しく紹介します。

腰痛でお悩みの方は、適切な治療を受けることで、日常生活の質を向上させることができます。

医師と相談しながら、自分に合った治療方法を見つけていきましょう。

目次

ステロイド(プレドニン)の基本知識:コルチゾールとは何か?

腰痛 プレドニン

ステロイド、特にコルチゾールは、人間の副腎(腎臓の上にある小さな臓器)から作られ、血液を通じて全身を巡り、さまざまな重要な働きをしています。

ステロイド(プレドニン)の働きや分泌量について詳しく紹介します。

コルチゾールの働き

コルチゾールはストレス反応にも関与しており、緊急事態に備えて体を適切に機能させる役割も果たします。

コルチゾールの働きを恒常性(ホメオスタシス)と呼びます。

例えば、体温や血糖値を常に一定に保つために、コルチゾールが調整を行っています。

また、急なストレスを受けたときに血圧を上昇させて、体が素早く反応できるようにするのもコルチゾールの働きです。

これにより、私たちは日常生活の中での様々な変化やストレスに対処しやすくなります。

また、コルチゾールは睡眠と覚醒のリズムにも影響を与え、朝目覚めたときにエネルギーを供給するために血糖値を上げる役割も果たしています。

このように、コルチゾールは私たちの健康と生活の質を支える重要なホルモンです。

代謝の調節

コルチゾールは血糖値を上げる働きをします。

必要に応じて肝臓からグルコース(糖)を放出させ、エネルギーを供給します。

例えば、朝起きたときに体がエネルギーを必要とするので、コルチゾールが血糖値を上げてくれます。

また、体内のたんぱく質を分解してエネルギーとして利用でき、筋肉のたんぱく質を分解してアミノ酸にし、必要な場所に運ぶ役割があります。

さらに脂肪細胞から脂肪を分解してエネルギーとして利用できストレス時など、緊急にエネルギーが必要なときに役立ちます。

ミネラルバランスの調節

コルチゾールは、ミネラルやナトリウムやカリウムのバランスを維持します。

例えば、体液のバランスを保つためにコルチゾールが必要です。

血液量や血圧を調整する働きがありストレス時に血圧を上げて、体が素早く反応できるようにします。

また、精神・神経の調整ストレス反応を助け、集中力を高める働きがあります。

例えば、試験前に集中力が高まるのもコルチゾールのおかげです。

コルチゾールは体全体のバランスを整える役割があり、以下のような働きをします。

 

  • ・心臓や血管の調整:血管を収縮させて血圧を調整し、緊急時に血圧を上げる
  • ・胃腸の調整:胃酸の分泌を調整し、消化を助ける
  • ・ホルモンの調整:他のホルモンの分泌を調整する
  • 骨や皮膚の調整:骨の形成と分解のバランスを保つ
  • ・免疫の調整:免疫反応を抑える働き

 

これらの多様な働きにより、コルチゾールは私たちの体を健全に保ち、ストレスに対処するために不可欠なホルモンです。

ステロイド(プレドニン)薬の効果とメカニズムを解説

腰痛 プレドニン

ステロイド(プレドニン)薬には2つの作用があります。

それぞれの作用を具体例を加えて詳しく紹介します。

抗炎症作用

ステロイド薬は、炎症を抑える効果があります。

つまり、体のあちこちで起こる腫れや発熱、痛みを抑えることができます。

具体的には、関節の腫れや痛みを軽減し、炎症性の皮膚疾患などにも効果を示します。

例えば、関節リウマチの患者さんが関節の炎症が引き起こす腫れや痛みを緩和するのに使われます。

免疫抑制作用

ステロイド薬はまた、免疫反応を抑制する作用もあります。

これにより、免疫が異物や体の一部を攻撃する過剰な反応を抑えることができるのです。

具体的には、自己免疫疾患(例えば全身性エリテマトーデスなどの膠原病)や移植片拒絶反応の治療に使用されます。

免疫抑制作用により、病気の進行を抑え、症状の悪化を防ぎます。

ステロイド(プレドニン)薬の使用シーン:どんな病気に使われるのか?

ステロイドは、以下のような症状や疾患の治療に使用されます。

炎症による症状

ステロイドは炎症性の皮膚疾患(例えば湿疹や皮膚炎)によるかゆみや発赤を抑えるのに効果的です。

関節リウマチや関節炎による腫れや痛みを軽減するために使用されます。

免疫反応による症状

ステロイドは血管の炎症による症状を軽減するのに効果的です。

ステロイドは自己免疫疾患であるSLEによる関節炎、皮膚症状、腎臓や肺などの内臓病変を抑えるために用いられます。

その他の疾患

重篤なアレルギー反応を抑えるために、急性のアレルギー性疾患でステロイドが使効果的です。

気管支喘息や気管支炎の発作を抑えるために、ステロイドが使用されることがあります。

ステロイド(プレドニン)薬の使用法とその効果的な取り入れ方

腰痛 プレドニン

ステロイドは、食事の影響をほとんど受けないため、一般的には1日に2〜3回、食後に服用することが推奨されています。

しかし、副腎機能の抑制を最小限に抑えるためには、朝に1回だけ投与することもあります。

もし1日1回または隔日でステロイドを投与する場合は、生体のリズムを考慮して行うことが推奨されています。

これにより、体内のホルモンバランスや代謝リズムが維持され、治療効果が最大限に引き出されることが期待されます。

(引用元:ファイザープロ

ステロイド(プレドニン)薬の適正量:どのくらいが適量?

腰痛 プレドニン

ステロイド薬の投与方法には、経口ステロイド療法とステロイドパルス療法の2つがあります。

それぞれの治療法について詳しくご紹介します。

経口ステロイド療法

経口ステロイド療法は、口からステロイド薬を摂取して行う治療方法です。

治療にはでは、一般的に「プレドニゾロン(PSL)」という薬が使われます。

治療の初期では、1日に20〜60mgのPSLを服用し、2〜4週ごとに5〜10mgずつ減量していきます。

PSLが20mg以下になると、さらにゆっくりと減量を行います。

内服は連日行う方法と、隔日(1日おき)で行う方法がありますが、後者の方が副作用が少ないとされています。

(出典:東京女子医科大学病院の公式サイト

ステロイドパルス療法

ステロイドパルス療法は、炎症性疾患や自己免疫疾患に対する急性の反応性増悪を抑えるために効果的です。

点滴注射として行われることで、薬剤が速やかに全身に効果を発揮し、症状の改善を促進します。

治療法には、メチル・プレドニゾロンという薬を500〜1000mgの点滴注射として、通常は3日間連続で行います。

例えば、リウマチの急性症状や自己免疫疾患の急性増悪時にこの治療が使われます。

これにより、炎症が抑えられ、症状の改善が期待されます。

メチル・プレドニゾロンは強力な抗炎症作用を持ち、体内の免疫反応を抑制する働きがあります。

治療期間中は医師の指導のもと、患者の健康状態をしっかりとモニタリングしながら行われます。

(出典:東京女子医科大学病院の公式サイト

内服以外のステロイド(プレドニン)療法:どんな方法があるのか?

腰痛 プレドニン

内服薬以外のステロイド療法について、分かりやすく紹介していきます。

薬を筋肉に注射する方法

筋肉注射法は、特定の疾患や症状に対して、迅速にかつ効果的な治療を行うために使用されます。

この方法では、薬物が筋肉組織に素早く吸収され、直接血流に送られて作用するのが特徴です。

例えば、風邪や下痢で体調が優れないときに、臨時の治療としてケナコルトAというステロイドが筋肉に注射されます。

一般的に、1ヶ月に1回程度の頻度で行われ、必要に応じて医師によって調整されます。

薬を関節内に注射する方法

関節内投与は、関節の痛みや腫れが特に強い場合に行われる治療法です。

この方法では、関節に直接薬物を注入して症状の緩和を図ります。

効果は投与後3〜4日間持続し、通常は1〜2週間以上の間隔をあけて行われます。

関節炎やその他の関節疾患による激しい痛みに対して、長期的な症状管理を目指す際に有効です。

薬を静脈から直接注入する方法

点滴および静注法は、患者が経口で薬を摂取できない状況で使用されます。

この方法では、薬物を直接静脈から体内に投与することで、効率よく薬効を得ることが可能です。

例えば、手術後や急性の症状がある場合、または消化器系の問題により口からの摂取が困難な場合に適しています。

点滴は通常、数時間かけてゆっくりと投与され、静注は一定時間内に薬物が投与されます。

薬を皮膚を通して吸収させる方法

経皮投与は、皮膚の表面に薬物を塗布して吸収させる治療法です。

この方法は、直接的な部位への治療効果を高めつつ、全身への影響を最小限に抑えることができます。

例えば、ひじや手首などの関節部分にファルネゾンやファルネラートという塗り薬を使用し、関節炎や皮膚の炎症を抑える目的で行われます。

特定の部位に直接薬を投与する方法

ターゲット療法は、特定の部位に直接薬物を送り込むことで効果を高める治療法です。

この方法は、症状が局所的で全身への影響を最小限に抑えたい場合に有効です。

例えば、リメタゾンというステロイドを2週間に1回程度、静脈注射で行います。

これにより、炎症が特定の部位に限定されている場合に、その部位に対して効果的な治療を施すことができます。

高用量の薬を短期間で投与する方法

パルス療法は、重篤な病状や急性の症状がある場合に用いられる高用量のステロイド治療法です。

中枢神経、肺、腎臓などの重要な臓器に対する影響が大きい病変に対して、点滴でステロイドを投与します。

これにより、急激な病状の改善や炎症の抑制が目指されます。

パルス療法は通常、数日間の連続的な投与が必要とされ、患者の状態に応じて医師が治療計画を立てます。

薬を直接口の中に塗布または吸収させる方法

口腔内投与は、口の中の特定の部位に直接薬物を適用する方法です。

例えば、口内炎や歯肉の炎症などに対して、ケナログやレダコートといった塗り薬や、アフタッチという貼り付ける錠剤が使用されます。

これらの治療は、痛みや不快感のある局所的な症状に対して直接的な効果を発揮し、患者の快適な治療をサポートします。

ステロイド(プレドニン)薬の長期使用による副作用とその対策

腰痛 プレドニン

ステロイド薬を長期間使うことで起こる副作用について詳しく紹介します。

合わせて副作用に対する対策方法も参考にしてください。

汗をかきやすくなる

ステロイドの代謝促進作用により体温調節が影響を受け、汗をかきやすくなることがあります。

例えば、比較的軽度の運動でも多量の汗をかき、特に暑い環境下ではより顕著に現れます。

これは体の新陳代謝が活発になるため、適切な水分補給が重要です。

糖尿病のリスクがある

特に糖尿病の家族歴がある人はステロイド使用により糖尿病になる可能性があります。

例えば、血糖値が上昇しやすくなり、頻尿や多飲、体重の急激な増加が見られることがあります。

食事の管理と必要に応じた内服薬やインスリン治療が重要です。

低GI食品を選び、定期的に血糖値をモニタリングすることで管理を行う必要があります。

血圧が上がることがある

ステロイド使用により血圧が上昇することがあります。

例えば、収縮期血圧が高くなり、頭痛や息切れを引き起こすことがあります。

塩分の摂取を制限して、体重管理にも注意が必要になるため、野菜や果物を多く摂り、加工食品や塩分の多い調味料を避けることが推奨されます。

体がむくむことがある(浮腫)

ステロイド使用によりミネラルのバランスが崩れ、特にナトリウムが体内に蓄積しやすくなります。

これにより足や手首、顔がむくんで腫れることがあります。

腎臓の機能が低下しているため、減塩食や適切な水分摂取を心掛けることが推奨されます。

傷が治りにくくなることがある

ステロイド使用により皮膚の再生能力が低下し、傷口が治りにくくなることがあります。

例えば、小さな傷や切り傷が通常よりも長期間痛んだり、化膿しやすくなることがあります。

皮膚を保護するためには、適切な手当てを行い、皮膚の乾燥を避けることが重要です。

骨がもろくなる(ステロイド性骨粗鬆症)

長期間のステロイドの使用により骨がもろくなるリスクがあります。

例えば、脊椎や肋骨の骨折が起こりやすくなります。

定期的な骨密度の測定や、カルシウムとビタミンDのサプリメントの摂取、定期的な運動を行うことで骨密度を維持することが大切です。

食欲が増して太りやすくなることがある

ステロイド薬の使用により食欲が増進し、肥満につながることも考えられます。

例えば、長期間使用すると、体重が増えたり、骨が弱くなったりする場合もあります。

また、急に薬をやめると、体が正常に戻るまでに時間がかかり、体調を崩すことがあるでしょう。

だからこそ、ステロイド薬の使用は医師の指導のもとで行うことが重要です。

しかし、食事のカロリーを制限することでステロイドを服用しても太りにくくなります。

ステロイド薬を使用する際は、野菜や果物を多く摂り、糖分や脂肪の多い食品を控えることが有効です。

コレステロール値が高くなることがある

ステロイドの使用によりコレステロール値が上昇することがあります。

例えば、LDLコレステロールが増え、動脈硬化や心血管疾患のリスクが高まりやすくなります。

この場合、食事療法や特定の薬物を使用して管理することが重要です。

例えば、飽和脂肪酸を減らし、オメガ3脂肪酸を多く含む食品を摂取することでコレステロール値をコントロールすることも効果的です。

胃や十二指腸に潰瘍ができることがある

ステロイドの使用により、消化器系の粘膜が脆弱になり、胃や十二指腸に潰瘍ができることがあります。

これは、特に長期間使用したり高用量の場合に顕著に現れます。

痛みや消化不良、吐血や黒色便などの症状が現れることがあり、消化器系のトラブルを避けるためには、ステロイド使用中は胃薬を併用することが一般的です。

風邪をひきやすく、治りにくくなることがある

ステロイド使用により免疫機能が抑制されるため、風邪などの感染症にかかりやすくなります。

また、治癒が遅れることがあります。

例えば、通常よりも長期間の症状が続いたり、再発しやすくなったりすることもあるでしょう。

感染症予防のためには、予防接種や手洗い、健康な生活習慣の維持が重要です。

イライラしやすくなり、眠りにくくなることがある

ステロイドが中枢神経系に影響を与えることで、イライラ感や不安感が増し、眠りが浅くなることがあります。

例えば、ストレスに敏感になり、日常生活での小さなことにイラつきやすくなったり、夜間の眠りが途切れやすくなったりします。

これに対しては、必要に応じて安定剤の使用が検討されることがありますが、医師の指導のもとで行われるべきです。

目がかすんだり、痛くなったり、目の病気になることがある

白内障や緑内障などの目の病気になるリスクがあります。

例えば、視力が急速に低下し、視野が狭くなったり目がかすんだり痛んだりする場合は、早めに眼科医に相談しましょう。

ステロイド薬を使用している場合は定期的な眼科検診を受け、必要に応じて治療を行うことが大切です。

ステロイド薬(プレドニン)と他の薬の相互作用に注意する理由

腰痛 プレドニン

ステロイド薬(プレドニン)と他の薬の相互作用について、詳しく説明します。

けいれんや結核の治療中の場合、ステロイドの効果が弱まることも

痙攣や結核の治療をしているときに、ステロイドの効果が低下することが考えられます。

例えば、抗けいれん薬や抗結核薬がステロイドの作用を減少させてしまうことがあります。

そのため、これらの治療を同時に行う場合は、ステロイドの投与量や頻度を調整する必要があります。

経口避妊薬を内服している場合、ステロイドの効果が強まることも

経口避妊薬を服用していると、ステロイドの作用が増強されることがあります。

例えば、エストロゲンが含まれる避妊薬が、ステロイドの効果を増強することが報告されています。

これにより、副作用のリスクが増加する可能性があるので、医師に相談して、適切な治療計画を立てる必要があります。

バファリンの効果がステロイドにより弱まることもある

ステロイドの使用により、バファリン(アスピリン)の効果が低下することがあります。

例えば、バファリンが血小板の凝集を抑制する作用を持つため、ステロイドと併用するとその効果が減少することが知られています。

これにより、血栓症予防などの効果が損なわれる可能性があります。

副腎が正常な働きにもどるまでには約1年かかる

副腎が正常な量のコルチゾールを生成するまでには、通常約1年かかります。

長期間ステロイド治療を受けた後、副腎が自らのコルチゾール分泌を回復するまでには時間がかかるため、治療の中断や減量は医師の指導の下で行われるべきです。

ステロイド(プレドニン)薬は長期間の使用や急な中止は健康に悪影響を及ぼす恐れ

腰痛 プレドニン

今回はステロイド薬の効果や副作用の症例や、治療方法について紹介しました。

ステロイドの内服薬(例えば、プレドニンなど)は、副作用や離脱症状のリスクがある一方で、その効果が非常に大きいため、広く使用されています。

例えば、関節リウマチや全身性エリテマトーデス、アレルギー性疾患など、多くの病気に対して強い抗炎症作用を発揮し、患者の症状を劇的に改善することができます。

このように、ステロイド薬は適切に使用されることで、多くの利益をもたらす重要な薬です。

しかし、時には「怖い薬」という印象から、患者が自己判断で服用を中止することがありますが、これは非常に危険な行為です。

例えば、ステロイドを長期間使用していた場合、急に中止すると副腎不全を引き起こすことがあります。

副腎不全は、体が十分な量のコルチゾールを生成できなくなる状態で、これにより極度の疲労、低血圧、さらには命に関わることもあります。

したがって、ステロイドの中止は医師の指導のもとで徐々に行う必要があります。

また、長期間のステロイド使用には他にも多くの副作用があります。

例えば、骨粗しょう症、体重増加、高血圧、糖尿病、感染症のリスク増加などです。

具体例を挙げると、ある患者さんは長期間のステロイド使用により骨が脆くなり、軽い転倒でも骨折してしまうようになりました。

このため、骨の健康を維持するためのカルシウムやビタミンDの補充、定期的な骨密度検査が推奨されます。

ステロイド治療を成功させるためには、医師や専門家の指導のもとで行われるべきです。

定期的な検査やフォローアップを行うことで、副作用の早期発見と対処が可能になります。

ステロイド薬のリスクとメリットを十分に考慮し、治療方針を確認することが重要です。

もし不安や疑問がある場合は、迷わず整形外科や薬剤師に相談しましょう。

自分にとって最良の治療法を見つけるためには、専門家の説明を受けることが大切です。

医師や薬剤師とオープンなコミュニケーションを保ち、疑問や不安を解消しながら次の治療を進めることで、安心して治療に臨むことができます。

それぞれの整形外科の医療関連の情報を参考にし、受診することをおすすめします。

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
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