最終更新:2024.06.24

痛い時にやる腰痛のストレッチや筋トレは?腰の痛みに効く予防法や対処法・注意点を解説

腰が痛い時に、ストレッチや体操のどちらかが予防に効果的だと思っていませんか?

実は、日本人の多くが悩む腰痛は、姿勢の悪さや長時間の立ち仕事、座り仕事が原因となっています。

しかし腰痛があるときに、ストレッチや体操をするだけでは不十分です。

まず、なぜ腰痛が起こるのかを理解した後にストレッチを心がけることで腰痛予防につながります。

この記事では、腰痛の原因とそのケア方法について詳しく紹介します。

目次

腰痛の原因は筋肉?腰回りの筋肉3つの役割と腰痛の関係

腰痛 ストレッチ 痛い時

背骨は、ブロック状の椎骨が32〜34個重なってできています。

頭から順に「頚椎(けいつい)」「胸椎(きょうつい)」「腰椎(ようつい)」に分かれているのが特徴です

そして腰椎は5つの椎骨で構成され、その下に仙骨と尾骨がつながっています。

腰椎を支えるのは筋肉と靭帯ですが通常、腰椎は前方に緩やかなS字カーブを描いています。

しかし、周りの筋肉が弱まるとこのカーブが大きくなり、腰椎が歪んでしまい、その結果腰痛が起こりやすくなります。

次の項目では、腰を支える3つの筋肉について詳しく紹介します。

腹筋の代表格「腸腰筋」

腸腰筋は、股関節の深いところにあるインナーマッスルで、腹筋の代表とも言える筋肉です。

この筋肉は、大腰筋・腸骨筋・小腰筋の3つで構成されており、腸腰筋は腰を前に曲げるときに使われます。

しかし、長時間座っていると縮こまってしまうのです。

たとえば、デスクワークや勉強で長時間座っていると、腸腰筋が固くなっる原因になります。

その結果、腰を伸ばしたり曲げたりするのがつらくなりがちです。

さらに、反り腰になって姿勢が悪くなることもあります。

このように、腸腰筋が固くなることで、反り腰や骨盤のゆがみが起こります。

また、腸腰筋は体の奥にあるため、外からマッサージするのは難しい筋肉のため、ストレッチや適度な運動で柔軟性を保つことが重要です。

姿勢を安定させる「腰方形筋」

腰方形筋は、腰の奥深くにあり、腰の骨(腰椎)を両側から支える筋肉です。

姿勢を安定させるために重要な役割を果たしています。

この筋肉は左右対称についているため、バランスが崩れると腰痛が起こりやすくなります。

たとえば、片側の腰方形筋が弱くなると、立っているときや歩いているときに片方の腰だけが痛くなることがあります。

また、腰をひねったときに痛みを感じたり、左右のバランスが崩れたりすると、片方の腰だけに負担がかかりやすくなります。

そのため、腰方形筋が左右でバランス良く強いことが、腰の健康と姿勢の安定にとって非常に重要です。

背骨をまっすぐに保つ「脊柱起立筋」

脊柱起立筋は、頭の後ろから骨盤まで背骨に沿ってついている長い筋肉です。

一般的に「背筋」と呼ばれています。

この筋肉は、棘筋(ちょくきん)、最長筋、腸肋筋(ちょうろっきん)の3つの筋肉で構成されています。

脊柱起立筋は背骨をまっすぐに保ち、正しい姿勢を維持するために重要です。

この筋肉が弱くなると、背骨のS字カーブが深くなり、腰に負担がかかります。

例えば、重いランドセルを毎日背負っていると、脊柱起立筋が弱くなりやすいです。

その結果、猫背になったり、腰が痛くなったりまた、スポーツをする際に正しい姿勢を保つことが難しくなったりすることもあります。

この3つの筋肉は、腰痛の予防や改善にとても重要です。

日常生活の中で意識的にストレッチや軽い運動を取り入れて、これらの筋肉を鍛えることが大切です。

腰痛の広がる範囲とは?背中からおしりまでの痛みの原因

腰痛 ストレッチ 痛い時

昔はなかなか原因が分からなかった腰痛も、最近では椎間関節や筋肉の問題が特定できるようになっています。

特に多いのは「梨状筋(りじょうきん)」というお尻の奥の深層筋が関わる腰痛です。

梨状筋が硬くなったり力が入りにくくなることで、腰に不快感や痛みが生じることがあります。

これは、デスクワークや身体を多く使う仕事をしている人によく見られます。

例えば、オフィスで長時間座っている仕事や、医療や介護の仕事、そして運転手の方々などから相談が寄せられています。

腰痛の原因はさまざまですが、梨状筋の問題がある場合、骨盤周りのトラブルが背骨に影響を与えることが多いようです。

意識していなくても、あなたのお尻にも疲労がたまっている可能性があります。

痛みの原因を特定!腰痛対策のための体のチェック法

腰痛の原因は身体のゆがみが原因で起きているのはご存じでしょうか?

ストレッチをする身体の歪んでいる部位や痛みのある部位を知った後に、ストレッチを行うことで、効果をより実感することができます。

ここからは、腰痛のセルフチェックの方法について詳しく紹介します。

①「身体のゆがみ」をチェック

まず身体の歪みをチェックしていきましょう。

肩の歪みと腰の歪みのチェック方法を詳しく紹介します。

肩の歪みを自己チェックする方法

肩の歪みを自分で確認する際におすすめの方法は以下の通りです。

 

  • ①背中で両手を触る
  • ②右手を頭の横にまっすぐ上げて、肘を曲げて背中に手を下ろす
  • ③左手を体の横にまっすぐ下げて、肘を曲げて背中に手を上げる
  • ④右手と左手の指が触れるかを確認する

 

3回繰り返して比較し、差があれば肩の硬さに違いがある可能性があります。

腰の歪みを自己チェックする方法

腰の歪みを簡単に確認するために以下の方法が有効です。

 

  • ①目をつぶって50歩足踏み
  • ②半径1m以内で目印をつけて立つ
  • ③目をつぶったまま、その場で50歩足踏みをする
  • ④足踏み後、目を開けて始めた目印からの距離を確認する

 

上記の方法を試した後に30cm以上離れていれば歪みがある可能性があります。

②かがむと痛い? 反ると痛い? 「腰の痛み」をチェック

腰の痛みを理解するためには、自分の状態を正確に把握することが重要です。

 

  • ・筋肉の過労による炎症「筋性腰痛」:特定の痛みがあり、揉みほぐすと改善する
  • ・前かがみの動作で痛む「前屈腰痛」:椎間板の問題で、背筋が弱い人に多く見られる
  • ・反り腰の姿勢で痛む「のけぞり腰痛」:股間関節の圧迫による痛み、腹筋が弱い人に多い
  • ・関節の炎症や過度の圧力で痛む「お尻腰痛」運動不足や姿勢の問題、産後の女性に多い

 

加齢により、腰周りの筋肉や関節が衰え、硬くなって柔軟性が低下することが原因とされています。

この状態に加えて無理な動作が加わることで、腰痛が発症することがあります。

どの腰痛の痛みに当てはまるか、確認しましょう。

逆効果を避ける!腰痛改善に効果的な筋トレの正しいやり方

腰痛 ストレッチ 痛い時

まず覚えておきたいことは、腰痛を改善するための基本ルールが2つあります。

「筋肉を柔らかくして伸ばすストレッチ」と「筋肉を強くするためのストレッチ」です。

それぞれのストレッチ方法を詳しく紹介します。

太ももの前面を柔軟にする簡単ストレッチ

太ももの前側を伸ばすストレッチには、座って行う方法と立って行う方法があります。

まず座って行う方法を説明します。

 

  • ①イスに斜めに座り、体を右に向ける
  • ②左足の甲をイスの上に置く
  • ③左足をゆっくりと下ろす

 

ストレッチをする際には、左ひざが地面につかないように気をつけてください。

 

次に、立った状態で行う方法です。

 

  • ①立ったまま、かかとをお尻に近づけるようにしてひざを曲げる
  • ②お腹に力を入れたまま、ひざを後ろに引きながら、足のつけ根を前に伸ばす
  • ③そのまま20秒間キープします。両足で行います。
  • ④左の太ももの前側に痛みを感じる手前で維持する(約15秒間)

 

これらのストレッチを行うことで、太ももの前側の筋肉を効果的に伸ばすことができます。

太ももの背面をほぐすストレッチでスッキリ美脚

太ももの背面を伸ばすストレッチ方法です。

 

  • ①仰向けに寝て、太ももの裏を手でつかんでひざをお腹に引き寄せる
  • ②ひざをできるだけ真っすぐに伸ばすときに、20秒間その状態を保つ
  • ③両足も同じように行う

 

ストレッチをする際には、背中や肩が床から浮いてしまわないように注意します。

ひざを伸ばすときに、痛みが強い場合は無理をせず、程々の緊張感で行いましょう。

前屈腰痛に効く!背筋を強化するおすすめ筋トレ

背筋を鍛えるのに効果的な、肩甲骨を後ろに引くストレッチの方法です。

 

  • 立っている場合
  • ①腕を横に伸ばして肩の高さまで上げる
  • ②肩甲骨(背中の肩の部分)を後ろに引くように意識する
  • ③両手で肩甲骨を引いて、背中の中央に集める

 

  • 座っている場合
  • ①椅子に座り、姿勢を正す
  • ②腕を横に伸ばして肩の高さまで上げる
  • ③肩甲骨を後ろに引くように意識する
  • ④両手で肩甲骨を引いて、背中の中央に集める

 

このストレッチは肩のこわばりを解消し、姿勢を良くするのに効果的ですので、毎日の習慣にしてくださいね。

のけぞり腰痛を改善するための腹筋トレーニング

腹筋を強化するための「上体起こし」の方法を紹介します。

 

  • ①床に仰向けに寝て、両ひざを曲げる
  • ②両手をお腹の上で組む
  • ③ゆっくりと上体を起こす

 

この体操は、腰に負担をかけずに効果的に腹筋を鍛えます。

1セットにつき10回を目安に、気が向いたときに行いましょう。

毎日5分でできる!腰痛改善に効果的なストレッチ法

腰痛 ストレッチ 痛い時

まず大切なのは、弱っている筋肉を鍛えるトレーニングを行うことです。

ただし、腹筋だけではなく、背筋もバランスよく鍛えることが必要で、腰の痛みを予防できます。

ここからは、弱っている筋肉を鍛えるトレーニング方法を紹介していきます。

腸腰筋ストレッチのやり方

腸腰筋におすすめのストレッチを3つ紹介します。

ぜひスキマ時間に実践してみてください。

クランチ

クランチは、腹筋を鍛える人気のエクササイズです。

 

  • ①床に仰向けに寝て、ひざを曲げる
  • ②頭の後ろで手を組み、腰を浮かさずに上半身を持ち上げる
  • ③腹筋がしっかりと収縮したら、1秒ほどその位置で止める
  • ④ゆっくりと元の姿勢に戻す
  • ⑤①~④を20回、3セット行う

クランチを効果的にするためには、腰を床につけたまま、おへそを見るようにして行います。

また、上半身を起こすときに息を吐くと効果的です。

初心者にも安全なエクササイズで、腹筋を引き締めたい場合は週に2、3回行うのが良いでしょう。

シットアップ

シットアップは、腹筋を鍛えるための人気のエクササイズです。

 

  • ①床に仰向けに寝て、ひざを曲げる
  • ②頭の後ろで手を軽く組み、上半身を起こす
  • ③肘がひざに触れるくらいまで上体を起こす
  • ④ゆっくりと元の姿勢に戻す
  • ⑤①~④を20回、3セット行う

 

シットアップは、足を固定せずに全身で上がるのが特徴で、腹筋だけでなく股関節周りの筋肉(腸腰筋)も効果的に鍛えることができます。

ただし、腰に負担がかかりやすいので、腰に不安のある方は避けるべきです。

難易度はクランチより高いため、初心者向けではありません。

週に1回程度の頻度で行い、姿勢や動作の正確さに注意しながら行いましょう。

プランク

プランクは、体幹を鍛える代表的なトレーニングです。

 

  • ①床にうつ伏せになり、前腕を床につける
  • ②頭からかかとまでを一直線にして、その姿勢を保ちつ
  • ③30秒間、動かずにこの姿勢を維持しする
  • ④①~③を3セット行う

 

プランクは、腹筋だけでなくお腹周り全体や腕、背中も効果的に鍛えます。

時間を調整することで、初心者から中級者まで幅広く対応できるトレーニングです。

週に2、3回程度の頻度で行うと効果的です。

プランクを行う際には、体を常に一直線に保つことが重要です。

また、お尻が上がったり下がったりしないように注意しましょう。

レベルに応じて時間を調整したり、片手や片足を宙に伸ばすことで負荷を上げることもおすすめです。

腰方形筋ストレッチのやり方

自宅でできる腰方形筋のストレッチを3つ紹介します。

ぜひ、日常生活に取り入れてみてください。

立ったままできる腰方形筋のストレッチ

こちらは、立ったままできる腰方形筋のストレッチです。

 

  • ①タオルを両手で持ち、左右に上半身を傾ける
  • ②片側に10秒間ずつ、5回を目安にゆっくり行う

 

猫背や背中が丸くなっている人は、肋間筋や腹斜筋、腰方形筋が硬くなりやすく、呼吸が浅くなることがあります。

このストレッチは、腰方形筋を効果的に伸ばせます。

さらに足を交差させると、大腿筋膜張筋や中臀筋なども一緒にストレッチできます。

これらの筋肉をしっかりとストレッチして、柔軟に保ちましょう。

四つん這いでできる腰方形筋のストレッチ

四つん這いでできる腰方形筋のストレッチです。

 

  • ①手は肩の下、足は肩幅に広げて四つん這いの姿勢をとる
  • ②背中を丸めながら息を吐く

 

大きく息を吐きながら、10回を目安にゆっくりと行いましょう。

背中を丸める運動をすると、腰方形筋の柔軟性を高めることができます。

運動中は、おへそを見るように意識しながらしっかりと息を吐きましょう。

椅子に座ったままできる腰方形筋のストレッチ

椅子に座ったままできる腰方形筋のストレッチを紹介します。

 

  • ①椅子に座り、背筋を伸ばす
  • ②両腕を広げる
  • ③片側に10秒間ずつ、5〜6回を目安にゆっくりと行う

 

腰方形筋は肋骨の下についているので、腕を広げることで効果的に伸ばせます。

この方法で腰方形筋をしっかりとストレッチしましょう。

脊柱起立筋ストレッチのやり方

脊柱起立筋を鍛えるストレッチを3つ紹介します。

場所を選ばず気軽に行えるので、ぜひ試してみて下さい。

椅子を使った脊柱起立筋のストレッチ

椅子を使った脊柱起立筋のストレッチ方法をご紹介します。

 

  • ①椅子に深く座り、両手をひざの裏にかける
  • ②骨盤を後ろに倒して背中を丸め、目線はおへそに向ける
  • ③上半身の力を抜き、呼吸しながら20~30秒間その姿勢を保つ

 

起き上がるときはゆっくりと動くことが大切です。

ストレッチ中に急に起き上がると、頭がクラッとすることがあるので、股関節から前に倒さないようにしましょう。

また、痛みがあるときはストレッチの回数を増やしすぎず、できる範囲で行うことが大切です。

床に座って行う脊柱起立筋のストレッチ

床に座って行う脊柱起立筋のストレッチを紹介します。

前屈のポーズはリラックス効果が高く、寝る前に行うと睡眠の質も向上します。

 

  • ①床に座り、両足をまっすぐ伸ばし、軽くひざを曲げまる
  • ②両手でひざの裏を持ち、手を引いて背中を丸める
  • ③呼吸をしながら20〜30秒間キープ

 

このストレッチのコツは、骨盤を立てた状態で背中だけを丸めることです。

また、みぞおちあたりから体幹を屈曲させ、おへそをのぞき込むように意識します。

痛みがある場合は無理をせず、できる範囲で行いましょう。

TENS治療で腰痛改善!電気マッサージの効果と方法

腰痛 ストレッチ 痛い時

ゲートコントロール理論に基づいて開発されたTENS(Transcutaneous Electrical Nerve Stimulation)は、痛みのある部位やその周辺に電極を貼り付け、弱い電気刺激を与える治療法です。

この刺激が知覚神経に作用し、筋肉の緊張を緩和し血流を促進させ、痛みを軽減します。

治療の効果はわずかな時間で現れ、治療後も一定期間、痛みを和らげる効果が持続します。

例えば、腰痛や関節痛、筋肉の緊張による痛みなど、さまざまな痛みに対してTENSが使用されます。

患者は治療中に軽い刺痛を感じることがありますが、一般的には安全で快適な治療法として広く利用されています。

マッサージで血行促進する

マッサージは局所の血流を増加させ、筋肉の緊張を和らげるのに効果的です。

筋肉が硬直すると、血流が滞り、組織に必要な酸素や栄養が不足し、痛みを引き起こす物質が発生します。

痛みが始まるとさらに筋肉が緊張し、血行が悪化し、痛みが悪化する負のサイクルに入ります。

この悪循環を断ち切るために有効なのが、血流を促進することです。

マッサージは局所の血流を増加させ、筋肉の緊張を和らげる他に、老廃物が排出や、腰回りの痛みを軽減する助けとなります。

具体例として、デスクワークで長時間同じ姿勢を続けていると、背中や肩の筋肉が凝り固まります。

この場合、マッサージによって筋肉をほぐし、血流を改善することで痛みを和らげることができます。

また、スポーツ選手がトレーニング後に行うマッサージも、筋肉の回復を促進し、痛みの軽減に役立ちでしょう。

腰痛改善に効くツボとは?東洋医学の視点から解説

腰痛 ストレッチ 痛い時

腰痛予防や腰痛の改善にツボ押しが効果的なのはご存じでしょうか?

気軽にできる方法ですので、これから紹介するツボ押しの方法を試してみてくださいね。

東洋医学の基本概念を理解しよう!

東洋医学では、体の中のエネルギーが流れる部分を「経絡」と呼び、その上には「ツボ」と呼ばれるポイントがあります。

全身に約361のツボがあり、それぞれが体の様々な部位や器官とつながっているのが特徴です。

例えば、腰が不調な時、関連するツボを押すと痛みや硬さを感じることがあったり、筋肉がこわばるトリガーポイントと一致したりするツボがあります。

古代中国から伝わる鍼灸治療では、ツボにお灸を据えたり、鍼を刺したりして体の調子を整えることが可能です。

ツボ押しのベストな強さとは?イタ気持ちいいがポイント!

ゆっくりと息を吐きながら、ツボに「イタ気持ちいい」くらいの力で5秒間圧力を加えます。

押している間、指先でツボが少し沈む感触を感じることが理想です。

この圧力を加えることで、血流が改善され、筋肉の緊張がほぐれる効果が期待できます。

ツボ押し専用の棒を使って行うと、指先での押し方よりも深く、より正確にツボにアプローチできます。

ただし、過度な力を加えたり長時間押し続けたりすると、筋肉に逆効果なので、適度な圧力と頻度で行うことが大切です。

効果的なツボ押しで腰痛を和らげる方法とは?詳細解説

ツボ押しには腰痛を和らげる効果もあり、日常生活で実践しやすいのでおすすめです。

そこで腰痛予防に効果的な3つのツボ押しのやり方を詳しく紹介します。

腰腿点(ようたいてん):手の甲のツボ

腰腿点のツボの場所や効果、ツボの押し方は以下のとおりです。

 

  • ・ツボ押しの場所: 手の甲の親指と人差し指の間のくぼみにあります。
  • ・ツボ押しの効果: 腰痛や股関節痛を和らげる効果があります。

 

  • ツボの押し方
  • ①手を前に出して手の甲を上に向ける
  • ②親指と人差し指で腰腿点の位置を探す
  • ③ゆっくりと息を吐きながら、「イタ気持ちいい」くらいの強さで5秒間圧迫する
  • ④1セットで3回程度①~③を繰り返す

委中(いちゅう):膝のツボ

委中のツボの場所や効果、ツボの押し方は以下のとおりです。

 

  • ・ツボ押しの場所: 膝裏のくぼみの中央部分
  • ・ツボ押しの効果: 腰痛や膝の痛みを緩和し、筋肉の緊張をほぐす効果

 

  • ツボの押し方
  • ①足を床につけた状態で座る
  • ②膝裏の中央に委中の位置を見つける
  • ③息を吐きながら、指の腹を使って膝裏をゆっくりと圧迫する
  • ④5秒間押して、ゆっくりと指を離す
  • ⑤同じくらいの強さで、①~④を3回程度繰り返す

 

太衝(たいしょう):足指のツボ

大衝のツボの場所や効果、ツボの押し方は以下のとおりです。

 

  • ・ツボ押しの場所: 足の親指と人差し指の間、足首寄りの部分
  • ・ツボ押しの効果: 腰痛や膝痛を緩和し、体の疲れを取る効果

 

  • ツボの押し方
  • ①座って足を伸ばす
  • ②足の親指と人差し指の間、足首寄りに太衝の位置を見つける
  • ③息を吐きながら、指の腹を使って太衝を5秒間押す
  • ④押した後、指をゆっくりと離す
  • ⑤同様の強さで、①~④を数回繰り返す

 

マインドフルネスが腰痛に与える効果と実践方法

腰痛 ストレッチ 痛い時

マインドフルネスとは、現在起こっていることに意識を集中し、その瞬間をありのままに受け入れる心のあり方です。

例えば、食事をするときにただ食べ物の味や香り、食感を感じ取ったり、散歩中に自然の音や風を感じたりすることも効果的です。

また、自分の呼吸や心の動きに意識を向け、その変化を静かに観察することも含まれます。

マインドフルネスを実践することで、ストレスや不安を和らげ、心の平穏を保つ助けになります。

マインドフルネスで日常のストレスや腰痛を軽減することも!

慢性的な腰痛を抱えると、不安や疑念が増幅し、痛みがさらにひどく感じられることがあります。

マインドフルネスは、そうしたネガティブな感情をコントロールする技術です。

マインドフルネスを実践することで心が落ち着き、現在に集中できるようになります。

結果として、痛みに対する意識が軽減され、症状の緩和につながる可能性があります。

最近では、科学的な研究も進んでおり、一部の病院や施設では、マインドフルネスを腰痛治療に取り入れ始めています。

例えば、痛みが出たときにどう反応するか、また日常生活での痛みへの対処方法にどうマインドフルネスを活用するか、その指導を行っています。

腰が痛い時は体のゆがみを確認し運動やストレッチ法を学ぼう!

腰痛 ストレッチ 痛い時

今回は腰が痛い時の原因やストレッチのケア方法まで紹介しました。

腰痛の原因は、腰回りの筋肉が弱くなり、腰椎が歪んでしまうことにあります。

背骨は、頭から順に「頚椎(けいつい)」「胸椎(きょうつい)」「腰椎(ようつい)」に分かれており、これらの筋肉を鍛えることが腰痛の予防や改善にとても重要です。

日常生活の中で意識的にストレッチや軽い運動を取り入れて、これらの筋肉を強化する必要があります。

腰痛を改善するには、「筋肉を柔らかくして伸ばすストレッチ」と「筋肉を強くするためのストレッチ」を行うことが効果的です。

また、電気治療やツボ押し、マインドフルネスも慢性の腰痛に効果がありますので、ストレッチと合わせて行うのがおすすめです。

また、紹介した方法を試しても腰痛の悩みを改善できない場合は、病気が原因なのかもしれないので医療機関で先生に検査してもらうようにしましょう。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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