腰痛が出たら、仕事を休むべきか迷っていませんか?
腰痛が出た場合、無理をせずに安静にすることが重要です。
仕事を休むことで、症状を悪化させるリスクを軽減することができます。
しかし、腰痛が慢性化している場合や、激しい痛みやしびれがある場合は、専門医に相談することが必要です。
この記事では、仕事を休む際、腰に痛みがあるときに安静にする理由や、病院を受診する際に気をつけるポイントと情報も合わせてついて解説します。
目次
腰痛で仕事を休むことは甘えじゃない!健康が最優先の理由
「腰痛で仕事を休むのは甘え?」と疑問に思う人もいますが、無理は禁物です。
腰痛を我慢して仕事を続けると、後でトラブルになる可能性もあります。
腰の痛みで仕事を休むことは甘えではない理由を3つの情報を紹介します。
腰痛悪化のリスクを回避するため
痛みを我慢して無視すると、腰痛は悪化する一方です。
無理して会社に行くと、状態が悪化し、仕事に集中できなくなるかもしれません。
周囲の人に迷惑をかけてしまうかもしれないので、腰の痛みを我慢せず早めに適切な対処をすることが重要です。
労災の認可が難しい
労災認定が下りると、国からの補償を受けられますが、腰痛の労災認定は難しいと言われる場合もあります。
労災認定が難しいケースは、以下のような場合です。
- 1. 事務仕事:デスクワークで腰痛が起きた場合
- 2. 販売職:商品の持ち上げ作業で腰痛が出た場合
- 3. 建設現場:機械操作や建設作業中に腰痛が出た場合
日常生活での腰痛は、仕事と直接関連していないことが多く、労災として認められるのは稀だといえます。
労災は、仕事中に起きた事故や病気に対して適用されるので、業務上の作業が原因であることが重要です。
ストレスが他の症状を引き起こす危険性も
ストレスは心の問題を引き起こし、重い腰痛の原因にもなります。
整形外科的な問題がなくても、長期間の腰の軽い痛みが続く場合、大きなストレスが原因である慢性腰痛が考えられます。
腰痛が他の症状を引き起こす可能性がある場合は、無理をしないように注意しましょう。
特に、腰痛が睡眠障害や不安、抑うつなどの精神的な問題を引き起こす場合は、専門家のアドバイスを受けることが重要です。
心身の健康を維持するためには、適切なストレス管理や心理的なサポートも必要です。
腰痛のサイン!仕事を休むべきタイミング
腰痛のサインが出たら、無理に仕事を続けると症状が悪化し、最悪の場合は長期間の休職や治療が必要になるかもしれません。
ですから、腰痛の初期サインを見逃さずに、適切なタイミングで仕事を休むことが重要です。
腰痛のサインを見逃さずに、仕事を休むタイミングと原因について説明します。
深刻な病気ではないかどうか
腰痛が治療や休養が必要な程度かどうかは、まず医師に診察してもらうことが重要です。
内臓による病気が原因なのかもしれないので、病院での診断や治療が必要です。
たとえば、腰痛が腎臓の問題による病気であれば、尿検査や画像検査を行い、適切な治療を行います。
また、腰痛が神経に関連した問題であれば、神経学的な検査や理学療法が必要になるかもしれません。
医師は腰痛の原因や症状を評価し、適切な治療法の情報を提案してくれるでしょう。
腰の痛みの原因を特定する
仕事だけでなく、普段の生活や仕事中の行動を見直し、腰痛の原因を探ることが大切です。
腰痛は、日常の姿勢や年齢に関係している場合があります。
仕事中に腰痛が起こったからといって、すべてを仕事のせいにするのは適切ではありません。
また、「安静にした方が良い腰痛」と「安静にしない方が良い腰痛」がありますので、ご自身の状況で判断してみてください。
安静にした方が良い腰痛
急な強い痛みの『ぎっくり腰』の場合は、仕事には行かずに安静が必要です。
炎症が強い時に無理に動くと、腰の痛みが強まるため、長引く痛みがある場合は、医療機関を受診し、適切な処置を受けることが大切です。
医師は、腰の症状や状態を評価し、炎症を抑えるための薬やリハビリテーションを指示してくれます。
また、ぎっくり腰の再発を防ぐために、姿勢や日常生活の動作の見直し、適切なストレッチやエクササイズなどの指導も行われる場合があります。
安静にしない方が良い腰痛
腰の痛みが和らいだからと、寝たままの姿勢や座ったままの姿勢で、安静にしすぎると腰痛を悪化してしまう可能性があります。
たとえば、ぎっくり腰の痛みが軽減したら、普段通りの生活に戻ることができます。
しかし、動くことで治りやすくなりますが、再発のリスクもあります。
そのため、日頃から姿勢や筋肉の負担を改善することで腰の痛み減らすことが大切です。
緊急の処置が必要かどうか
以下の腰痛の診断が下された場合、医療的処置が必要な場合があります。
- ・腰椎症
- ・坐骨神経痛
- ・腰椎すべり症
- ・変形性腰椎症
- ・脊柱管狭窄症
- ・腰椎椎間板ヘルニア
これらの症状には、急な処置が必要な場合もありますが、一般的には様子を見ることになります。
椎間板ヘルニアの場合も、手術が必ずしも必要なわけではありません。
ですから、腰の痛みに耐えるだけでなく、適切な治療や生活習慣の改善が重要です。
適切なリハビリや運動療法等をすることで、症状を軽減し、生活の質を改善できる場合もあります。
休日を活用して腰痛克服!腰痛休息日の適切な過ごし方
腰痛になると気が滅入りやすくなり、仕事へ行くために動くのがつらくなることもあります。
そのような場合、腰痛を克服するための休日の過ごし方を見直す必要があります。
ここからは、腰痛を克服するための仕事を休んだ時の過ごし方や、腰痛休息日を活用する方法について、わかりやすく解説します。
腰痛でもできる仕事を探す
「できる仕事を探す」とは、今の職場で自分に合った仕事を見つけることです。
そのためには上司に質問や相談して、自分にできる仕事がないか探してみましょう。
一つの仕事にとらわれず、柔軟な働き方を探すことも大切です。
腰痛で休むからと焦らず、会社とのコミュニケーションを大事にして、新しい働き方を見つけていきましょう。
休暇の取り方を決める
「痛いけれども頑張れば動ける」という場合は、仕事を休む回数を最小限にすることが適切です。
急性腰痛は、最初の数日から一週間は強い痛みが続きます。
病院で検査して重篤な病気でないことが確認されたら、腰に痛みがあってもできる限り出勤することが大切です。
腰に痛みがある日に休む場合には、次の日はリハビリ的な動きを心掛けると良いでしょう。
腰痛からの解放へ!今すぐ始める予防と対策の方法
腰痛の悪化や腰痛を引き起こさないためには、予防が重要です。
ここからは、腰痛を防ぐための予防策、対策情報について解説していきます。
腰の痛みで仕事を休むことを避けるために、日頃から心がけられる方法を紹介するので、ぜひ試してみてください。
軽い痛みでも改善を目指す
痛みが強くなくても、日常的に改善を目指すことが腰痛を予防するのに効果的です。
なぜなら、軽度の不快感による腰の痛みが放置されると、将来的に悪化する可能性があります。
軽い不快感や痛みも放置せず、仕事中には無理をせずに、必要ならば医療機関で相談しましょう。
過度な安静は避けよう
腰痛がある場合、最初は安静にするのは当然です。
しかし、安静にしすぎる感じが出てしまうと筋肉が衰え、痛みが恐れられるようになり、返って悪化してしまう可能性もあります。
たとえば、ウォーキングや軽いストレッチなど、軽い運動を行うことで筋肉を活性化させ、血流を改善することができます。
また、腰痛の症状に合わせて、医師や理学療法士に相談して適切なエクササイズプログラムを組むことも重要です。
運動不足による筋肉の低下は、腰の痛みを引き起こしやすくなるため、ウォーキングや軽いストレッチなど、軽い運動を行うことがおすすめです。
腰の痛みが軽くなったら、仕事を休む日でも、積極的に体を動かすようにしましょう。
正しい姿勢を維持する
腰痛を防ぐには、正しい姿勢をキープするのが大切です。
腰痛を予防するためには、以下の点に注意しましょう。
- ・椅子やデスクの高さを調整し、正しい姿勢を保つ
- ・背中をサポートするクッションを利用する
- ・定期的に休憩を取り、ストレッチを行う
- ・常に姿勢を意識して前かがみや反り腰を避ける
前かがみや反り腰になったら、背もたれに深く座って、身体にフィットするように意識しましょう。
デスクや椅子の高さを調整したり、背中や腰をサポートするクッションを使ったりするのもおすすめです。
ストレッチや筋トレで予防を強化する
仕事中にストレッチや筋トレを取り入れると、腰の痛みを予防できます。
休憩の時間に立ち上がって歩いたり、ストレッチすると、筋肉の疲れが軽減され、血液の流れも良くなります。
これらの習慣で集中力も高まり、腰痛や他の不調を予防できるでしょう。
4日以上の腰痛休暇で傷病手当金の利用も検討しよう
インフルエンザや風邪、腰痛などで病気になっても、4日目以降は傷病手当金がもらえます。
つまり、有給休暇を取らずに欠勤できるのがいいところです。
ただし、最初の数日は手当金がもらえない待機期間があるので要注意です。
また、待機期間後に有給休暇を使った場合、欠勤とはみなされず、出勤したことになるので、このルールも覚えておきましょう。
安心して休むためには?医療診断書と傷病手当の重要性
仕事を安心して休む方向けに、「医療診断書」と「傷病手当」が必要です。
それぞれの特徴や注意点について、詳しく紹介していきます。
医療診断書
医師は、患者に対して必要に応じて診断書を提供します。
仕事を休む際には、診断書を書いてもらうことが可能です。
診断書には、患者の基本情報や病名、医師のコメント、治療や休養の期間などが書かれます。
特に、症状が軽い場合でも、療養期間を書いてもらうためには、きちんと医師に状況を伝える必要があります。
診断書は保険適用外ですが、一般的に一回につき2,000〜3,000円の料金になります。
傷病手当
傷病手当は、病気や怪我で仕事を休んだときにもらえる手当です。
傷病手当の要件は、次の通りです。
- ・仕事外での病気や怪我による休業
- ・仕事に行けない状態であること
- ・3日以上続く休業期間があること
- ・その期間に給与が支給されないこと
手当が支給されるのは、病気や怪我で仕事を休んだときに、給与を補填するためです。
これにより、安静にして休むことで腰の負担を軽減できます。
また、手当は労働者やその家族の生活費を支えるための重要な手段でもあります。
仕事を休むことで収入が減少するリスクがあるため、手当が支給されることで経済的な負担を軽減し、療養やリハビリに集中できる環境が整います。
まとめ:仕事を休むことはOK!腰痛対策は休息と予防でケア
今回は、腰の痛みで仕事を休むべき理由や安静が大切な理由、注意点について紹介しました。
日本人の文化では、「会社を休むことは悪い」と考える人も少なくありません。
安静に休むことでストレスによる腰痛を予防でき、原因を突き止めて早めに改善することも可能です。
労働者には休息の権利があるので、腰痛があっても安静に休むことにためらう必要はないでしょう。
電話で仕事を休む際には、腰痛がひどくなる前にゆっくりと時間を気にせず休むことをおすすめします。
また、腰痛によって気が滅入りがちですが、動かずに同じ姿勢が多いと、腰痛を悪化させることもあります。
適度に足腰を伸ばすストレッチや正しい姿勢を心がける生活だけでも、腰痛予防に効果的です。
ひどい腰痛を引き起こしてしまった場合は、今回ご紹介した情報を参考にしつつ、無理には仕事に行かず休むようにしましょう。
また、腰や足の悩みを相談や腰痛を予防したい場合は、整体院を利用してみるのもおすすめです。
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