最終更新:2025.04.29

坐骨神経痛に使用されるリリカという薬をご存知ですか?リリカの特徴や効能について解説します。

この記事は「日本身体運動科学研究所 代表理事・笹川 大瑛」の監修のもと作成されています。

「リリカってよく効くけどどんな薬?」
「リリカとロキソニンってどう違うの?」
「リリカはドラッグストアで売ってるのかな?」
坐骨神経痛でお悩みの患者の人は、こんな疑問をお持ちではないでしょうか。坐骨神経痛で病院を受診した人に、治療薬として出す薬にリリカがあります。服用方法などに決められたルールがあり、副作用もあるリリカですが、市販では売っておらず、処方薬として受け取れます。この記事では、リリカについてや、リリカ以外の飲み薬、坐骨神経痛の治療方法などをご紹介します。ぜひ最後までお読みください。

坐骨神経痛とは

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坐骨神経とは、腰椎から足先にまで伸びている神経のことで、ボールペンや鉛筆ほどの太さがあり、人体で最も長い神経です。坐骨神経が何らかの影響で刺激や圧迫を受け、お尻や下肢などに、痛みやしびれなどの症状が現れることを坐骨神経痛といいます。坐骨神経痛は両側の足に現れるのではなく、左右どちらか片側にだけ症状が現れます。電気が走ったようなピリピリやビリビリとした痛み方で、人によっては立っていられなかったり、座っていられなかったりする程の痛みがあり、動きが抑制されます。他にも、腰を反ったり前かがみになったりすると痛むなど、人によって症状はさまざまです。

坐骨神経痛の症状が現れる主な腰痛の病気は、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、梨状筋症候群などです。それぞれ詳しく解説します。

腰椎椎間板ヘルニア

腰椎の骨と骨の間には椎間板があり、椎間板にはゼリー状の髄核とそれを覆う線維輪で構成されています。椎間板や髄核の一部が飛び出して、神経を圧迫したり刺激したりすることを腰椎椎間板ヘルニアといいます。椎間板ヘルニアの原因は、中腰での作業や長時間のデスクワークなどの、腰に負荷がかかる姿勢を取り続けていたことで発症します。

腰部脊柱管狭窄症

腰椎の間には神経が通る道の脊柱管があります。腰椎や椎間板が脊柱管を狭くして、神経を圧迫したり刺激したりすることを腰部脊柱管狭窄症といいます。脊柱管狭窄症の主な原因は、加齢で腰椎や椎間板が脆くなったことで発症します。脊柱管狭窄症の特有の症状に間欠性跛行があります。間欠性跛行とは、歩くと痛みが現れて休憩し、少し休むとまた歩き出せるといった症状です。

梨状筋症候群

梨状筋とは、お尻の深層にある筋肉のことで、足や股関節を動かす際に働いてくれる筋肉です。梨状筋の周辺には坐骨神経が通っており、梨状筋が硬くなることで、周辺を通る坐骨神経にまで影響を及ぼすことを梨状筋症候群といいます。梨状筋が硬くなる原因は、ランニングなどの足を使うスポーツや、長時間座っている車の運転やデスクワークです。梨状筋を過度に使用することや、圧迫されることで筋肉が硬くなり痛みを引き起こす原因になります。

リリカとは

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リリカとは、何らかの影響で神経が損傷し、痛みやしびれなどが現れた際に有効な薬のことです。リリカのジェネリック薬品名のことをプレガバリンといいます。

痛み止めとして有名な薬に、ロキソニンやイブなどといった解熱鎮痛薬がありますが、これらは炎症が起こっている痛みには効果があります。しかし、炎症ではなく、神経からくる痛みには効果が無く、その場合はリリカを服用することで痛みが軽減します。リリカは神経障害性疼痛に有効な薬で、過剰に興奮した神経を抑える効果があります。また、リリカの市販薬はなく、病院での処方薬としてもらえます。

※神経障害性疼痛とは「体性感覚神経系の病変や疾患によって引き起こされる疼痛」と国際疼痛学会によって定義されています。

引用:神経障害性疼痛の概論

リリカの特徴

通常の薬は痛みが現れた際に服用し、服用してから数分後などに効果が現れますが、リリカは一定期間飲み続けることで効果が現れます。また、痛みの有無に関係なく、毎日服用することで効果が発揮されます。なお、服用を開始して痛みが治まってくると、薬の量を変更することがあります。

リリカの効能

リリカは坐骨神経痛の他に、帯状疱疹後神経痛糖尿病性神経障害線維筋痛症などにも有効とされています。

リリカの服用方法

【神経障害性疼痛の場合】
通常、成人には初期用量として150㎎を1日2回服用し、その後一週間以上かけて1日の用量を300㎎まで増やしていきます。用量は年齢や症状によって適宜増減しますが、1日の最高用量は600㎎までとし、いずれの用量でも1日2回の服用になります。

【線維筋痛症の場合】
通常、成人には初期用量として150㎎を1日2回服用し、その後一週間以上かけて1日の用量を300㎎まで増やした後、300~450㎎で治療を継続します。用量は年齢や症状によって適宜増減しますが、1日の最高用量は450㎎までとし、いずれの用量でも1日2回の服用になります。

引用:医療用医薬品 : リリカ

リリカの副作用や注意点

リリカの副作用にめまいや傾眠、意識消失などがありますが、これらは頻度の高い副作用です。そのため、車の運転や危険を伴う機械の操作、高所での作業などは行わないようにしてください。また、高齢者は転倒の危険があります。

服用を辞めるときは、頭痛や下痢、不眠などの離脱症状が現れることがあります。服用を辞める場合は、急に中止するのではなく、一週間以上かけて、徐々に薬を減らさなければなりません。そのため、個人で判断するのではなく、医師に相談してから中止するようにしてください。

リリカの副作用には以下のものがあります。

  • ・めまいや傾眠、意識消失
  • ・心不全や肺水腫
  • ・横紋筋融解症
  • ・腎不全
  • ・血管浮腫
  • ・低血糖
  • ・間質性肺炎
  • ・アナフィラキシーショック
  • ・皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑
  • ・劇症肝炎、肝機能障害

坐骨神経痛に効くリリカ以外の市販薬

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リリカ以外の坐骨神経痛に効く市販薬には、さまざまな種類のものがあります。ドラッグストアなどで気軽に購入できますが、副作用のリスクがあるので、薬剤師などからしっかりと説明を受けてから服用するようにしてください。また、市販薬には内服薬と外用薬があります。薬を飲むのに抵抗がある人は、外用薬を試してみるのも良いかもしれません。

市販薬には、非ステロイド性抗炎症薬であるNSAIDsと、そうでないものがあります。痛みや炎症を起こすとアラキドン酸とシクロオキシゲナーゼという成分から、プロスタグランジンという成分が作られます。プロスタグランジンは、熱を上げる働きや、痛みや炎症を強くする作用があります。これに対してNSAIDsは、シクロオキシゲナーゼの働きを阻害してプロスタグランジンの生成を止める効果があります。これらの効果により、NSAIDsは痛みや炎症を抑えることができます。

ロキソニン(NSAIDs)

ロキソニンは、ロキソプロフェンナトリウム中和物を主成分としている薬です。第一類医薬品なので、薬剤師の説明が必要となります。成人の人は、1日2回まで服用が可能ですが、服用間隔は4時間以上を空けるようにしてください。また、15歳未満の服用は禁止されています。

効能や効果
頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・腰痛・関節痛・神経痛・筋肉痛・肩こり痛・耳痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛など

主な副作用
発疹、発赤、かゆみ、腹痛、胃部不快感、食欲不振、吐き気、嘔吐、胸やけ、口内炎、消化不良、血圧上昇、動悸、眠気、しびれ、頭痛など

イブ(NSAIDs)

イブの主成分はイブプロフェンで、第二類医薬品です。成人は1日に3回まで服用可能で、服用間隔は4時間以上を空けることです。また、15歳未満は服用禁止の薬です。

効能や効果
月経痛(生理痛)・頭痛・歯痛・咽喉痛・関節痛・筋肉痛・神経痛・腰痛・肩こり痛・抜歯後の疼痛・打撲痛・耳痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛など

主な副作用
発疹、発赤、かゆみ、青あざ、吐き気、嘔吐、食欲不振、胃部不快感、胃痛、口内炎、胸やけ、胃もたれ、胃腸出血、腹痛、下痢、血便、めまい、動悸、息切れなど

バファリン(NSAIDs)

バファリンの主成分はアスピリンで、第二類医薬品です。成人は1日2回まで服用可能で、服用間隔は6時間以上を空けてください。また、15歳未満の服用は禁止です。

効能や効果
頭痛・月経痛(生理痛)・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・咽喉痛・歯痛・抜歯後の疼痛・打撲痛・ねんざ痛・骨折痛・外傷痛・耳痛の鎮痛、悪寒・発熱時の解熱など

主な副作用
発疹、発赤、かゆみ、青あざ、吐き気、嘔吐、食欲不振、胸やけ、胃もたれ、胃腸出血、腹痛、下痢、血便、めまいなど

タイレノール

タイレノールの主成分はアセトアミノフェンで、1日3回まで服用可能となり、服用間隔は4時間以上空けてから服用してください。また、15歳未満の服用は禁止の薬です。

効能や効果
頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・耳痛・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛、悪寒・発熱時の解熱など

主な副作用
発疹、発赤、かゆみ、吐き気、嘔吐、食欲不振、めまいなど

漢方やビタミンB12

これまで紹介してきた鎮痛剤と比較して、即効性はないものの、副作用のリスクが比較的抑えられて効果があるのが、漢方やビタミンです。神経痛が起こりやすい体質を改善したり、手足がこわばる人、身体を内側から温めたい人などは、漢方が使われることもあります。

ビタミンB12は末梢神経を修復して、痛みやしびれなどの神経痛を改善するのに有効とされています。ビタミンB12が多く含まれている食べ物は、サンマやイワシなどの青魚や、あさりやしじみに多く含まれています。ビタミンB12は食材から摂取したり、サプリメントを服用したりなどの選択ができます。

漢方やビタミンなどは、比較的副作用が少ないですが、副作用が全く無いわけではありません。担当の医師や薬剤師などの説明を受け、用法用量を守った上で服用してください。

外用薬

外用薬は、冷湿布や温湿布、ロキソニンテープやジェルなど、さまざまな商品があります。炎症を起こしている患部に直接貼ったり塗ったりすることで、皮膚から成分を吸収して痛みの軽減が可能となります。内服薬に比べて即効性があり、副作用が起こるリスクが少ないため、薬を飲むのに抵抗がある方におすすめです。また、内服薬と外用薬を併用することも可能です。ただし、外用薬にもNSAIDsと同じ成分を使用した商品があるので、副作用を確認のうえ、使用するようにしてください。

「坐骨神経痛は冷湿布と温湿布どっちが効果的?」の記事はこちら⇩

坐骨神経痛は冷湿布と温湿布どっちが効果的?選び方や正しい痛み対処法を解説

坐骨神経痛に効くリリカ以外の処方薬

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市販薬に比べて薬の効果や副作用が強く、飲み方にも決まりがある坐骨神経痛の処方薬ですが、リリカ以外にも坐骨神経痛に効く薬があります。この章では、坐骨神経痛に効くリリカ以外の処方薬についてご紹介します。

タリージェ

タリージェの主成分はミロガバリンべシル酸塩で、リリカ同様で神経障害性疼痛に効果があります。即効性はありませんが、効果が現れるまである程度の時間が必要です。リリカとタリージェは似たような薬ですが、異なる点がいくつかあります。二つの薬の違いは、効能や効果、副作用や用量用法などです。

リリカは神経障害性疼痛や線維筋痛症に効果がありますが、タリージェは末梢性神経障害性疼痛に効果があります。用法用量が異なっており、リリカに対してタリージェの方が副作用が現れにくいことなどがあります。

成人は、初期用量1回1錠(ミロガバリンとして5㎎)を1日2回服用します。その後、1回1錠(5㎎)ずつ1週間以上の間隔をあけて増量し、1回3錠(15㎎)を1日2回服用します。年齢や症状により1回2~3錠(10~15㎎)の範囲で適宜増減し、1日2回服用します。

効能や効果
神経障害性疼痛

主な副作用
めまい、傾眠、意識消失、肝機能障害など

ボルタレン(NSAIDs)

ボルタレンの主成分はジクロフェナクナトリウムで、NSAIDsに分類されます。ボルタレンは市販薬でもありますが、ドラッグストアなどで購入できるのは、外用薬のローションやゲル、テープのみです。飲み薬は現在のところ、処方薬でしかありません。また、ボルタレンは1歳以上に使用できるボルタレンサポという、座薬も処方薬としてあります。

【鎮痛・消炎の場合の服用方法】
成人は、1日3~4錠(主成分として75~100㎎)を原則として3回に分けて服用します。頓用する場合は1回1~2錠(25~50㎎)を服用します。

【急性上気道炎の鎮痛・消炎の場合の服用方法】
成人は、1回1~2錠(主成分として25~50㎎)を頓用します。年齢や症状に応じて適宜増減されますが、原則として1日2回までの最大4錠(100㎎)を限度とされています。

※ 頓用とは、食前や食後、就寝前などの決められたタイミングに定期的に服用するのではなく、疼痛時や発作時などの症状が現れたときに飲むことをいいます。頓服ともいいます。

効能や効果
関節リウマチ、変形性関節症、変形性脊椎症、腰痛症、腱鞘炎、頸肩腕症候群、神経痛、後陣痛、骨盤内炎症、月経困難症、膀胱炎、前眼部炎症、歯痛、抜歯後の鎮痛や消炎、急性上気道炎の解熱や消炎など

主な副作用
呼吸困難、意識障害、舌や唇・喉の腫れ、吐き気、腹痛、吐血、下血、発熱、皮膚の発疹、水泡、目の充血や唇・口内のあれ、尿量減少、むくみ、全身倦怠感、呼吸困難、息をすると喉がヒューヒュー鳴るなど

坐骨神経痛の飲み薬以外の治療法

坐骨神経痛 薬 リリカ

これまで、リリカを始めとする飲み薬についてご紹介しましたが、坐骨神経痛の治療法はさまざまなものがあります。この章では、坐骨神経痛の飲み薬以外の治療法についてご紹介します。

安静にする

坐骨神経痛の症状が現れた場合は、無理に身体を動かさずにまずは安静にしてください。患部が炎症を起こしている場合は、患部を冷やすと痛みが軽減されます。炎症が無く、慢性化している人は患部を温めると良いです。自宅に鎮痛剤などがある場合は、服用すると良いでしょう。ただし、副作用のリスクがあるので、添付文書を確認してから服用してください。

痛みがマシになって徐々に身体を動かせるようになると、注意しながらまずは整形外科などを受診して、坐骨神経痛の原因を突き止めるようにしてください。原因が分からないまま、痛みがマシになったからと言って放置してしまうと、重症化する可能性があります。必ず、整形外科などを受診して診察してもらいましょう。

理学療法(リハビリ)

理学療法とは、障害や怪我などで運動機能が低下した人に、基本的動作能力の回復を図るためのものです。赤外線や電気などで身体を温めて、血行を促進させて痛みを緩和するものや、刺激を加えて神経の働きを抑えるものなどがあります。また、手技で関節や筋肉、血液やリンパなどの調節を行い、自然治癒力を高める方法などがあります。坐骨神経痛の痛みが軽減された場合でもも、引き続きリハビリなどを行うことで、坐骨神経痛や腰痛の対策となるでしょう。

神経ブロック療法(注射)

神経ブロック注射は大きく分けて「ブロック注射」「トリガーポイント注射」があります。ブロック注射は、痛みの原因となっている関連する神経の周辺に、局所麻酔薬や薬剤などを注射し、一時的に感覚を麻痺させて神経を落ち着かせることです。種類が多く、痛みの部位によって使用する注射が異なり、浅いところで深さ2㎝、深いところで8㎝程の深さに注射します。

「ブロック注射」についての記事はこちら⇩

坐骨神経痛にはブロック注射の効果が期待できる!腰痛の対策としてペインクリニックの治療についても詳しく解説

トリガーポイント注射は、トリガーポイント「押すと痛みがある部位」のおよそ1㎝ほどの深さに、局所麻酔薬や薬剤などを注射をします。トリガーポイント注射の目的は、神経を休ませて脳に痛みが伝わることを遮ることです。どちらの注射も即効性があるので、大切な予定の前などに施術を受けると良いでしょう。

「トリガーポイント注射」についての記事はこちら⇩

坐骨神経痛の辛い痛みにトリガーポイント注射は効果があります!

外科的療法(手術)

手術と言っても、症状によってさまざまですが、最近では傷口が小さく、数時間で手術が終わって日帰りで帰宅できるものや、10日間ほどの入院が必要なケースなどがあります。腰椎椎間板ヘルニアの場合は、全身麻酔を必要として背部を16㎜ほど切開して行うものや、1㎜以下の細い針を使ってレーザーで手術を行う方法(日帰り手術)などがあります。

腰部脊柱管狭窄症の場合は、背部を2~3㎝ほど切開して内視鏡を用いて行う方法や、ボルトで背骨を固定する方法などがあります。

ここでご紹介した手術方法はごく一部ですが、坐骨神経痛の手術方法は多岐にわたり、原因や病状によって手術方法が適応されます。

まとめ

坐骨神経痛 薬 リリカ

リリカとは神経障害性疼痛に有効な薬で、即効性はありませんが、一定期間飲み続けることで効果が発揮されます。鎮痛剤で代表的なロキソニンなどは、炎症を起こしている痛みに対して効果があるのに対し、リリカは神経が過剰に興奮しているのを抑えるのに有効です。また、ロキソニンなどは痛みがあるときに服用しますが、リリカは痛みがない場合でも継続して服用することで効果があります、服用を中止するときは自己判断せずに、離脱症状が生じる可能性があるので、急に中止をするのではなく、一週間以上をかけて徐々に薬の量を減らして行かなけらばなりません。帯状疱疹などにも効くリリカは、坐骨神経痛に有効な薬ですが、処方箋しかなく、ドラッグストアなどでの販売はありません。薬の服用方法などの決められた細かいルールがあるので、説明をしっかり聞いて用法用量を守って服用する必要があります。また、高齢者はめまいやふらつきなどの症状があるため転倒しやすくなり、注意が必要です。

リリカの特徴や効能、副作用などについて解説してきましたが、坐骨神経痛の症状があった場合は、まずは安静にしてください。痛い思いをしながら無理に体を動かすと、悪化する恐れがあります。炎症を起こしている場合は冷やし、慢性的な痛みは温めるようにすると良いでしょう。痛みが和らいで動けるようになると、すぐに整形外科などを受診するようにしてください。痛みがマシになったからといって放置すると、重症化する可能性があります。診察をして、坐骨神経痛の原因を突き止めて治療をすることが重要です。

笹川 大瑛

この記事の監修者

笹川 大瑛

日本身体運動科学研究所 代表理事

理学療法士・機能運動学研究家。「関節トレーニング®」考案者。多くの書籍執筆やメディア掲載実績を持つ。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

    他の整体との大きな違いは、痛みを取ることだけに終わらず、身体を動かすために本当に必要な筋肉(ズボラ筋)を適切に活性化させる関節トレーニングを施術に取り入れる点です。これにより一時的な改善ではなく、痛みが再発しにくい身体、健康で美しい身体を維持できることが最大の特徴です。

    すでに院長のnobu先生の動画を通じて、沢山の人からご好評頂けておりますが、動画だけでは伝えられない、その人の身体の筋肉量にあった適切な負荷量、セルフケアの順番などをお一人、お一人に合わせてお伝えするために当院を開院いたしました。

    当院では、施術のみを受ける「施術プラン」と、ご自身でもセルフケアを学び、長期的に身体を維持できる「オーダーメイドセルフケアマスタープラン」をはじめ、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて多様なプランをご用意しています。

    セルフケア整体の施術を通じて、痛みの原因を明確に特定し、比較的短期間で身体の変化を実感いただけます。他の整体では改善しなかった重度の症状をお持ちの方ほど、改善した際の喜びと生活の質の向上を実感いただいております。痛みの改善と同時に、ズボラ筋を鍛える関節トレーニングを取り入れることで、美容効果や痩身効果、運動効率の改善などの相乗効果も期待できます。

    施術を重ねるごとに痛みが徐々に波打つように軽減していき、無理なく身体を整えていくことができます。運動療法と聞くと、痛みが強い方は不安を感じるかもしれませんが、当院ではお一人お一人の身体の状態に合わせた優しい施術と適切な負荷量で無理なく進めていきます。その結果、「ぽっこりお腹がへこんだ」「夜間頻尿が改善した」「睡眠の質が向上した」「むくみが取れて身体が引き締まった」といった全身の改善も実感いただけます。痛みの原因となる筋肉に適切な刺激を与え、筋肉バランスが整っていく過程で、身体全体が健康的な状態へと導かれます。

    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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