最終更新:2024.09.06

坐骨神経痛は腰の痛みから始まる!腰痛の原因や症状・検査方法や予防方法・治療法まで解説

腰からお尻、太ももにかけて痛みが広がっていると、日常生活がつらくなりますよね。

特に、腰から下にかけての痛みが強くなり、立ち上がるときや歩くときに困難を感じると、その不安や悩みは増す一方です。

こうした症状が続くと、もしかして「坐骨神経痛」かもしれないと心配になるかもしれません。

しかし、痛みやしびれを改善するためには、原因を正しく理解し、適切な治療法を知ることが重要です。

この記事では、坐骨神経痛の原因、症状、予防方法、治療法について、わかりやすく説明します。

坐骨神経とは?腰の痛みとの関係性

坐骨神経痛 腰

坐骨神経は、腰からお尻の筋肉「梨状筋(りじょうきん)」を通って足に伸びる末梢神経のひとつです。

この神経は、脳や背骨の神経と体のいろいろな部分をつなぎ、体を動かしたり、温度を感じたりするための「通信通路」のような役割を持っています。

主な原因は、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、梨状筋症候群などがあります。

これらの病気が神経を締め付け、腰から下肢にかけて痛みやしびれを引き起こします。

坐骨神経は体のどこにあるの?

坐骨神経痛 腰

坐骨神経は、腰からお尻、そして足まで伸びている大きな神経です。

この神経は、脚を動かす筋肉(ハムストリングスや大内転筋など)をコントロールしています。

坐骨神経痛のサインとは? 症状を見分けるポイント

坐骨神経痛 腰

坐骨神経痛は、腰から足のつま先まで伸びている坐骨神経が圧迫されたり、刺激を受けたりすることで起こります。

症状としては、以下の症状が特徴です。

 

  • ・筋肉が張る
  • ・冷たく感じる
  • ・火傷のような熱い痛み(灼熱感)
  • ・締め付けられるような感覚
  • ・電気が走るような痛み
  • ・片側・両足の痛みや麻痺(まひ)

 

最初は腰痛が現れることが多く、その後、痛みが臀部(お尻)、太ももの裏側、すね、足先などに広がっていきます。

症状は、片方の足だけの場合が多いですが、時には両方の足に現れることもあります。

ひどい場合は、間欠跛行(かんけつはこう)といって、少し歩くと痛みで歩けなくなることも少なくありません。

症状が重くなると、脚の力が弱くなったり、排尿や排便に影響が出たりすることもあるので、注意が必要です。

坐骨神経痛の原因と予防のコツを解説!

坐骨神経痛 腰

坐骨神経痛が生じる原因は、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、梨状筋症候群です。

それぞれの原因と予防方法について解説していきます。

腰の骨が狭くなる「腰部脊柱管狭窄症」

腰部脊柱管狭窄症は、背骨の中にある神経の通り道(脊柱管)が狭くなり、神経が圧迫されてしまう病気です。

特に50代後半から80歳前後の高齢者に多く見られ、加齢による体の変化が主な原因です。

例えば、年を重ねると靭帯が少しずつ厚くなり、骨も硬くなってきます。

この状態が続くと、脊柱管が狭くなり、神経に圧力がかかりやすくなるのです。

背骨の骨が変形したり、靭帯(じんたい)が肥厚(厚くなること)したりすることで、神経を圧迫することがあります。

典型的な症状には、歩いていると足に痛みやしびれを感じる「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」があります。

この症状は、しばらく休むと楽になりますが、再び歩くとまた痛みが生じてしまいます。

予防としては、正しい姿勢を保ち、背中の筋肉をリラックスさせる軽い運動が効果的です。

例えば、腰に負担をかけない軽いストレッチや、短いウォーキングを日常に取り入れることが役立ちます。

また、もし運動が苦手な場合は、医師の指導のもとで少しずつ進めていくと良いでしょう。

椎間板が飛び出す「腰椎椎間板ヘルニア」

腰椎椎間板ヘルニアは、背骨の間にあるクッションの役割を果たす椎間板が飛び出して、神経を圧迫する状態です。

特に若い世代にも多く見られます。

日常の姿勢や動作が原因で、椎間板が飛び出しやすくなります。

例えば、中腰で作業をしたり、重い物を持つ時に背中を丸めてしまうと腰に負担がかかり、椎間板が押し出されやすくなるので動作に注意が必要です。

予防法としては、以下のポイントを守ることが大切です。

 

  • ・中腰での作業を避ける
  • ・重い物を持つ時は、膝を曲げて背中をまっすぐに保つ
  • ・長時間の座位や運転中は、定期的に姿勢を変える

 

椎間板ヘルニアは、適度な運動も重要です。

例えば、ウォーキングや簡単なストレッチは、腰や背中の筋肉を強化し、腰椎椎間板ヘルニアを予防する効果があります。

お尻の筋肉が原因の「梨状筋症候群」

梨状筋症候群は、お尻の筋肉(梨状筋)が硬くなり、坐骨神経を圧迫してしびれを引き起こす病気です。

長時間同じ姿勢で座っていることや運転、スポーツが原因で、この筋肉が硬くなることがあります。

例えば、長時間車の運転をすると、梨状筋が硬くなりやすくなり、坐骨神経を圧迫してしまいます。

これが原因で、お尻から足にかけての痛みやしびれを感じることがあります。

予防として有効な方法は、以下の通りです。

 

  • ・梨状筋を柔軟に保つために、梨状筋ストレッチを行うこと
  • ・長時間座る場合は、定期的に立ち上がり、体を動かす

 

症状が強い場合、医師による梨状筋ブロック注射という治療方法があります。

これは、梨状筋の周辺に注射を行い、痛みやしびれを緩和させる方法ですが、一時的に足に力が入りにくくなる副作用があることがあります。

坐骨神経痛はどう治療する? 検査と治療法を紹介

坐骨神経痛 腰

坐骨神経痛の症状や原因を理解した上で、次は治療法の種類を把握しましょう。

坐骨神経痛の検査方法と治療方法について詳しく解説していきます。

検査方法

坐骨神経痛の検査では、下肢伸展挙上試験などの方法で脚を調べます。

これは、膝を伸ばしたまま脚を上げて、痛みが出るかどうかを見るテストです。

その後、X線やMRIなどの画像検査をして、原因を確定します。

治療方法

治療では、まず痛みを和らげることが優先されます。

痛み止めの薬を使うことが多く、症状が強い場合は手術も検討されます。

クリニックでは、専門医が神経にかかる圧力を和らげるために、神経の周りに薬を直接注射するブロック注射という治療があります。

ブロック注射は痛みや炎症を抑え、神経を落ち着かせる効果があるのが特徴です。

治療後に痛みが軽減してきたら、運動療法も指導していきます。

薬物療法

最初に使われるのは、痛みをやわらげるための薬です。

痛みを減らす「非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)」と呼ばれる薬がよく使われます。

もし、しびれや鋭い痛み(電撃みたいな痛み)があるなら、神経障害性疼痛治療薬という薬を使うことがあります。

また、筋肉がこわばって痛みがひどくなる場合は、筋緊張弛緩剤で筋肉をリラックスさせたり、血管拡張薬で血の流れを良くして痛みをやわらげたりする薬を使用します。

神経ブロック療法

神経ブロック療法は、局所麻酔薬(部分的に感覚をなくす薬)を使って、痛みが神経を通して体に伝わらないようにする治療法です。

おもに整形外科や麻酔科で行われます。

理学療法(リハビリ)

理学療法は、体を動かしたりマッサージをすることで、痛みを減らしたり、体の機能をよくする治療法です。

たとえば、ストレッチをして体を柔らかくしたり、筋力トレーニングをして腰を支える筋肉を強くすることで、坐骨神経痛の症状を和らげることができます。

認知行動療法

認知行動療法は、痛みについての誤解をなおし、生活の中でできることを少しずつ増やしていく方法です。

痛みがあっても、うまく付き合うことを学ぶことで、生活の質を向上させることができます。

装具療法

装具療法は、コルセットのようなサポーターを腰に巻いて、腰の負担を軽くする治療法です。

コルセットを使用することで腰が安定し、痛みが和らぎます。

脊髄刺激療法

脊髄刺激療法は、脊髄の近くに電極を埋め込んで、電気で脳に信号を送ることで痛みを和らげる治療法です。

他の治療が効かない場合や、脊柱管狭窄(せきちゅうかんきょうさく)が原因で起きる坐骨神経痛に使われます。

外科的療法(手術)

坐骨神経痛の治療で手術を最初にすることはほとんどありません。

しかし、薬やリハビリが効かない場合や、膀胱や直腸に問題が出たときは、手術が必要になることがあります。

日常生活でできる!坐骨神経痛の対処法

坐骨神経痛 腰

坐骨神経痛は、日常生活を見直すことで痛みやしびれを和らげることができます。

ここからは、坐骨神経痛の痛みやしびれを軽減する対策方法を紹介します。

正しい姿勢をキープ

坐骨神経痛は正しい姿勢や座り方で、症状を緩和させることができます。

前かがみや反り腰の姿勢は、背骨や腰骨に負担がかかり、症状を悪化する原因になります。

座ったときには、体重が左右のお尻に均等にかかるように意識しましょう。

体を冷やさない

寒さで筋肉が固まると、痛みが強くなることがあります。

体が冷えてしまうと血流が悪くなり、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症を発症させてしまう可能性があります。

坐骨神経痛を悪化させないためにもお風呂に入って体を温めたり、レッグウォーマーやタイツを履いたりすることが大切です。

腰やお尻に痛みを早く軽減させたいときは、カイロを貼るとすばやく温めることができるのでおすすめです。

体重を管理する

坐骨神経痛を予防するためにも、体重管理が大切です。

肥満は腰に負担をかけるので、体重を減らすことも痛みの軽減に役立ちます。

座り作業の仕事が多い場合は、会社帰りは駅から自宅まで歩いたりするのもダイエットになります。

また、アルコールを控えることで、糖質が軽減されたり、暴飲暴食を予防できたりするので週2回程度の禁酒も効果的です。

重いものを持たない

重いものを持つと腰に負担がかかり坐骨神経痛を悪化させてしまいます。

特に中腰の姿勢は、椎間板ヘルニアの原因に繋がります。

腰に負担をかけないように、できるだけ重いものは持たないことが大切です。

やむを得ない場合は、足を深く曲げ持ち上げるようにしましょう。

同じ姿勢を長時間とらない

長時間いっしょの姿勢は筋肉がこわばり、血流が悪くなり、その結果、坐骨神経痛を悪化させてしまいます。

デスクワークなどをしているときは、定期的に休憩してストレッチをしましょう。

股関節のストレッチで痛みを和らげよう

股関節が硬くなると、坐骨神経痛を発症しやすくなります。

運動が難しい方や、歩行がむずかしい方にもストレッチが効果的です。

ゆっくり筋肉をほぐすことができ、身体の負荷を最小限にできます。

以下の記事は、坐骨神経痛におすすめの市販薬や座布団の他に、ストレッチも紹介していますので、スキマ時間に行ってみてください。

坐骨神経痛の痛みをケアするおすすめ市販薬、座布団、ストレッチ10選を紹介!

まとめ:坐骨神経痛は我慢せず、早めに対処しよう

坐骨神経痛 腰

坐骨神経痛は最初は腰の痛みから現れることが多く、徐々に痛みが臀部(お尻)、太ももの裏側、すね、足先などに広がっていきます。

症状は、片方の足だけの場合が多いですが、時には両方の足に現れることもあります。

また、症状が重くなると、脚の力が弱くなったり、排尿や排便に影響が出たりすることもあるので、注意が必要です。

坐骨神経痛の原因には、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、梨状筋症候群があります。

これらの病気が神経を締め付け、腰から下肢にかけて痛みやしびれを引き起こします。

坐骨神経痛は、普段の生活を見直すことで予防や改善ができます。

たとえば、正しい姿勢を意識したり、ストレッチをして体を柔らかくしたりすることが大切です。

また、ストレスが原因で腰痛が引き起こされることがあります。

ストレスがたまると、体が緊張し、筋肉が固くなってしまうためです。

このような状態では、体に負担がかかりやすく、特に腰に痛みを感じることが増えてしまいます。

しかし、正しい姿勢を保つことで、首や肩、骨盤、ふくらはぎへの負担を減らし、腰痛を予防することができます。

例えば、座るときや立つときに背筋を伸ばし、肩をリラックスさせることで、腰への負担が軽減されます。

また、骨盤を正しい位置に保つことも重要です。

正しい姿勢を意識することで、体全体のバランスが良くなり、腰痛や体の疲れが減っていきます。

また、ダイエットや運動をするときは、無理をせずに掛かりつけの病院に相談しながら進めることが大切です。

紹介した予防法を続けることで、坐骨神経痛の緩和につながります。

長い間、腰に異常な痛みが続いてしまう場合は、整形外科で診断を受けることが大切です。

腰の痛みは疾患の可能性もあるので、腹部に痛みが出ている場合は早めに受診しましょう。

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よくある質問

  • Q

    セルフケア整体と他の整体の違いについて教えてください

    A

    セルフケア整体は、YouTubeをはじめTVや海外のTED講演等でも高く評価されている科学的な手法に基づく整体です。

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    当院の目的は単に短期間で痛みを取ることだけではなく、痛みが改善した後も定期的な通院を通じて身体の良い状態を維持し、再発を防ぐ健康的な身体づくりをサポートすることです。「一生を通じて健康で快適な身体を維持する」ことこそ、セルフケア整体の真のゴールです。

    セルフケア整体が一般的な整体と異なる最大の特徴は、「痛みの原因を緩和する」だけではなく、身体の根本的な使い方や筋肉のバランスを見直し、再発しにくい身体に改善していく点です。当院では、特に「ズボラ筋」を活性化させる関節トレーニングという独自の運動療法を取り入れ、日常生活で生じる身体の歪みや負担を継続的にケアしていきます。

    施術を繰り返すことで身体が自然に適切な動きを覚え、姿勢改善や代謝アップによる美容や痩身効果、運動パフォーマンス向上といった多面的なメリットを実感いただけます。

    セルフケアマスタープランでは、施術に加えてご自身で無理なく続けられるオーダーメイドのセルフケアを動画教材として提供します。定期的な専門家の施術とセルフケアを組み合わせることで、健康な状態を長期的に維持しやすくなります。施術を通じて学んだケア方法を習慣化することで、日常生活での身体への負担を減らし、より快適な生活を送れるようになるのがセルフケア整体の大きな魅力です。

     

    私たちは、この科学的で根本的な整体手法を日本から世界へと広め、日本人の健康寿命を5年以上延ばすことを本気で目指しています。ぜひ私たちとともに長期的な健康を実現しましょう。

  • Q

    長い間ずっと体の痛みについて悩んでいます。どこに行っても結果的にまた痛くなってしまうのですが、治せますか?

    A

    セルフケア整体の手法は、10年以上悩んでいる方でもご自身の痛みの原因を明確に理解し、驚くような効果を実感していただけます。ただし、当院が採用している関節トレーニングを用いた運動療法は、特に筋肉が弱くなっている方や筋肉に傷がある方の場合、初めのうちは動かすことで一時的に痛みが強くなる場合があります。通うにつれて痛みは波打つように治まっていきます。

    この一時的な痛みは、弱った筋肉(ズボラ筋)が十分に働かず、代わりに酷使されてきた筋肉(ガンバリ筋)が傷んでいる状態によるものです。当院では、痛みの原因となる筋肉を直接無理に動かすのではなく、痛みの少ない部位から適切な負荷量と順序で徐々にアプローチしていきます。施術者が慎重に負荷量やトレーニングの順序を見極めますので、ご自身で行うよりも痛みを最小限に抑えつつ効果的に改善できます。

    院長のNOBU先生自身が10年以上身体の痛みに苦しみ、試行錯誤の末に完成させた手法であり、多くの方に知っていただきたいと強く願っております。実際に、手術が必要と診断された方でも、当院の施術とセルフケアにより改善し、手術が不要になったという事例も多数ございます。

    丁寧なカウンセリングと身体検査をもとに、あなたに最適なオリジナルのセルフケア方法を導き出し、身体の根本的な改善を目指します。無理をせず一歩ずつ、一緒に元気で快活な身体を取り戻しましょう。

  • Q

    過去、整体に何度も通ってもまた身体の不調箇所が元に戻ってしまいました。整体師さんに身体を任せるのが不安なのですが。

    A

    何度通っても症状が戻ってしまうと、不安に感じるお気持ちはとてもよく分かります。実際、多くの整体では一時的に筋肉をほぐす施術が中心であるため、根本的な原因が改善されず再発を繰り返すことが多くあります。

    セルフケア整体では、「健康貯金」を増やしていくという考えのもと、まずは痛みの根本原因を徹底的に特定します。痛みのある箇所だけでなく、身体全体の筋肉バランスや使い方を分析し、適切な筋肉(ズボラ筋)を活性化する関節トレーニングを取り入れた施術を行います。

    施術の負荷量や順番も、一人ひとりの状態に合わせて細かく調整し、自己回復力を高めることで徐々に身体が正しく機能するようになります。その結果、再発しにくい身体づくりが可能となります。オーダーメイドのセルフケアをお伝えするプランもありますが、施術だけのプランでも身体の根本原因にアプローチし、十分な改善が見込めますのでご安心ください。

    セルフケア整体は単に痛みを取る場所ではなく、一生涯あなたの身体と健康を支えるパートナーです。継続していただくことで身体の状態が段階的に向上し、「健康貯金」が積み重なり、活動的で快適な毎日を実感していただけます。

  • Q

    丁寧な施術とのことですが、時間はどのくらいかかりますか?

    A

    初回はカウンセリング、身体の検査、施術、アフターカウンセリングを含めて、約1時間半のお時間をいただいています。

    その後は、30分程度が基本となります。

    施術前のヒアリングでは、痛みや違和感の原因を正確に把握するために、お身体の状態を細かく確認します。特に姿勢や筋肉の状態を詳しく検査し、一人ひとりの痛みや不調の根本的な原因を明確に特定していきます。短時間で表面的な改善を目指すのではなく、時間をかけてしっかりと原因を見極めることで、施術後に効果を感じにくい方でも、身体がどうすれば本来の健康な状態に戻るのか、その道筋をはっきりと示すことが可能になります。

    実際、過去の来院者の中には、初回の施術直後は痛みの軽減を実感できなかった方でも、関節の可動域の改善など、明確な身体の変化に気づき、継続的な施術を通じて大幅な改善を実感された方が数多くいらっしゃいます。

    丁寧なカウンセリングと検査に基づく施術計画により、ちょっとした身体の違和感が長く抜けなかった方から、手術を勧められるほどの重い症状を抱える方まで、身体を健康な状態へと導く道筋が明確になりますので、安心してご来院ください。

  • Q

    どのくらいの期間、施術をするとホームページの写真のように快活な身体になりますか?

    A

    身体の状態や症状の程度によりますが、多くの方は初回から身体の動きや可動域が改善されることを実感されています。ただし、痛みが非常に強い方や慢性的な症状を長年抱えている方は、最初の数回では痛みが完全に取れず、緩やかに改善していく感覚になることもあります。これは傷ついた筋肉や酷使され続けてきた筋肉が回復していく過程で一時的に負担を感じるためですが、徐々に根本原因が取り除かれ改善が進んでいきます。

    身体が本来持つ健康で快活な状態を取り戻し、良い状態を維持するためには、症状やお身体の状態に応じて一定の期間が必要です。そのため、まずは上半身または下半身どちらかに集中的なお悩みがある方は3回程度、両方に問題を抱える方は6回程度の施術をまずは推奨しております。

    これらの施術回数はあくまでも初めの段階で効果を実感いただくための目安であり、その後も継続して施術を受けることでさらなる身体の安定性や健康改善を図ることが可能です。

    セルフケア整体では、施術のたびに身体の筋肉や姿勢、動き方の変化を丁寧に確認し、一人ひとりの身体の状況に応じたケアプランを提供しています。施術を通じて、本来働くべき筋肉(ズボラ筋)が徐々に活性化されることで、痛みの再発を防ぎ、身体がより健康的に動けるようになります。

    また、セルフケアプランをご希望の方には、ご自身で簡単に継続できるセルフケア方法もお伝えしています。日常生活の中で少しずつ取り入れていただくことで、痛みの予防や姿勢の改善、美容やダイエット効果、運動パフォーマンスの向上など、多様な効果を実感いただけます。

    施術期間中は常に施術者が身体の状況を把握し、次回以降の施術やセルフケア方法についても適切にアドバイスいたします。セルフケア整体は、単なる一時的な施術ではなく、あなたの健康を一生涯サポートするパートナーとして、健康を積み重ねるお手伝いをしていきます。

  • Q

    初めての予約でもLINEからしていいでしょうか?

    A

    はい、ぜひLINEからご予約くださいませ。マンツーマンで施術をしておりますため、お電話に出られないときもございます。LINEよりご連絡いただけましたら、担当スタッフより速やかにご案内を返信させていただきます。

  • Q

    どんな身体の痛みでもセルフケアで治すことができますか?

    A

    殆どの間接の痛みをとり、運動パフォーマンスを上げることが可能ですが、以下の場合は効果が減少ないし別の治療が必要になります。

    ・リウマチによる痛みがある場合(こちらは専門の治療がいずれにせよ必要になります)

    ・急性時の痛み(足首のねんざ、靱帯損傷など)でひどく腫れている場合は、腫れが治る期間が必要です。)

    ・肩関節の拘縮 (これは筋肉が正常ではなく線維状になっているため、半年など時間や回数を多く施術しなければ改善しません。)

    ・しびれが常時ある (これは神経が傷ついているため、状態によっては病院で検査が必要になります。常時しびれがある場合(寝ているときも)しびれは改善しません。施術により痛みは改善していきますが、筋力がかなり落ちている状態であるため治すには1~2か月必要となります。)

    ・骨の変形が著しく進んでいる場合

他にもわからないことやご不安なことなどありしたら、
最寄りの店舗のLINE、お電話にてお気軽にご連絡くださいませ。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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